JP7407548B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
本実施形態に係るヒンジキャップ1は、図1および図2に示されるように、容器本体4の口部4aに装着される装着筒部21を有するキャップ本体20と、キャップ本体20にヒンジ部34を介して連結された蓋体30と、を備えている。
以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向から見て、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。上下方向から見て、キャップ軸Oに対してヒンジ部34が位置している側を後側といい、これとは逆側を前側といい、前後方向に直交する方向を左右方向という。
天壁部22において、外気導入孔23より径方向の内側に位置する部分に、下方に向けて突出し、注出孔26の下端開口を囲う垂下筒24が形成されている。
なお、防護壁18は、天壁部22の上面に、径方向に間隔をあけて複数設けてもよい。
上下方向に沿う縦断面視において、防護壁18は、後述する指かけ部16の下面における中央部と、注出筒19の上端開口縁19aにおける外周縁の前端部と、を結ぶ直線L1と交差している。防護壁18は、蓋体30の後述する囲繞筒17より前側に設けられている。
外側部分22aに、防護壁18が形成されている。防護壁18は、外側部分22aにおける径方向の内端部に設けられている。
内側部分22bに、注出孔26、注出筒19および垂下筒24が形成されている。
外側部分22aと内側部分22bとの接続部分に、外気導入孔23が形成されている。外気導入孔23は、径方向の外側、および下方の双方向に向けて開口している。
内容器5の口部5aの上端部に、径方向の外側に向けて突出したフランジ部が形成され、このフランジ部は、外容器6の口部6aの上端開口縁に配置されている。外容器6の口部6aに、外容器6と内容器5との間に外気を導入する吸気孔8が形成されている。吸気孔8は、口部6aに周方向に間隔をあけて複数形成されている。外容器6の口部6aにおいて、吸気孔8の下方に位置する部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる被シール部7が形成されている。被シール部7の外径は、外容器6の口部6aのなかで最大となっている。
なお、口部4aと天壁部22との間に、中栓部10、注出弁40、および空気弁50を設けなくてもよく、また、容器本体4として、例えば、内容器5を有しない構成、若しくは外容器6が実質的に弾性変形不能な構成等を採用してもよい。
内ベース部11bに、容器本体4内に向けて開口する流通孔15が形成されている。流通孔15は、内容器5内と注出孔26とを連通する。流通孔15は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。流通孔15は、全域にわたってキャップ本体20の天壁部22の下面のうち、注出孔26から離れた部分と上下方向で対向している。
収容筒部12の内部は、ベース部11の上側に残留した内容物が引き込まれる空間とされ、上下方向に開口している。収容筒部12の下側部分に、下端部に向かうに従い、縮径する弁座部12aが形成されている。
弁体部13は、内容物を注出するにあたって容器本体4を例えば傾倒または上下反転させたときに、自重により弁座部12aから離れる向きに移動し、容器本体4を元の正立姿勢に戻したときに、自重により弁座部12aに近付く向きに移動する。これにより、内容物の注出後、容器本体4を元の正立姿勢に戻したときに、ベース部11の上側に残留した内容物を収容筒部12の内部に引き込むことができ、いわゆるサックバック効果により液だれを回避することが可能とされている。
なお、例えば外気導入孔23の大きさを小さくする等して、空気弁50を設けなくても、外容器6をスクイズ変形したときに、外容器6と内容器5との間の空気が外気導入孔23から実質的に流出しない構成を採用してもよい。
なお、注出弁40としては、外容器6のスクイズ変形時に流通孔15を開放できればよく、上記構成以外の弁構造を採用してもよい。
なお、注出弁40と空気弁50とを一体に形成したが、これらを別部材としてもよい。
すると、注出弁40において、弾性アーム42が弾性変形し、弁本体41が内ベース部11bの上面から上方に向けて離反するので、流通孔15が開放されて注出孔26と内容器5の内部とが流通孔15を通じて連通する。これにより、内容器5の内部に収容された内容物を、注出孔26を通じて外部に注出することができる。このとき、収容筒部12内の弁体部13は、弁座部12aから離れる向きに移動する。
また、容器本体4のスクイズ変形を解除することで、外容器6が復元変形し始めるので、外容器6と内容器5との間に負圧が生じる。すると、この負圧が吸気孔8、連通溝21a、および連絡孔11dを通じて空気弁50に作用するので、弁体52における径方向の外端部が、天壁部22の下面から下方に向けて離間し、外気導入孔23を開放する。これにより、外気導入孔23を通じて外部から空気が流入し、この空気が、連絡孔11d、連通溝21aおよび吸気孔8を通じて内容器5と外容器6との間に流入する。
その結果、外容器6が復元変形したとしても、内容器5を外容器6の内面から離間させて減容変形させたままの状態にしておくことができる。
なお、内容器5の内圧上昇を利用して、収容筒部12内の弁体部13を、弁座部12aから離れる向きに移動させることも可能であるので、内容物の注出時に必ずしも容器本体4を傾倒または上下反転させる必要はない。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
外筒27および内筒28それぞれの下端部の上下方向の位置は互いに同等になっている。内筒28の上部は、上方に向かうに従い、内径および外径が大きくなるように湾曲して延び、内筒28の上端開口縁における外周縁は、その径方向の外側に向けて尖っている。
以上の構成において、注出筒19の外周面は、外筒27全体の外周面と、内筒28の上部の外周面と、により構成され、注出筒19の上端開口縁19aは、内筒28の上端開口縁となっている。
防護突部35の表面は、上下方向に沿う縦断面視で、注出筒19の外周面から突出した突曲面状に形成されている。防護突部35は、外筒27の上端部の外周面に設けられている。防護突部35と、蓋体30の囲繞筒17の内周面との間に、径方向の隙間が設けられている。注出筒19の上端開口縁19aにおける外周縁と、防護突部35と、の間の上下方向の隙間は、防護突部35の上下方向の大きさより小さくなっている。防護突部35の上下方向の大きさは、内筒28の上部の上下方向の大きさと同等になっている。防護突部35は、注出筒19における周方向の全長にわたって連続して延びている。なお、防護突部35は、注出筒19における周方向の全長にわたって断続的に延びてもよい。
上下方向に沿う縦断面視において、防護突部35は、指かけ部16の下面における中央部と、注出筒19の上端開口縁19aにおける外周縁の前端部と、を結ぶ直線L2より下方に位置している。
これにより、注出筒19内から内容物を注出する際に、内容物が防護突部35に付着するのを抑制することができる。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態、および第2実施形態における各構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
防護壁18の上端部は、防護突部35の上端部より下方で、かつ防護突部35の下端部より上方に位置している。防護壁18と防護突部35の間に、径方向の隙間が設けられている。
上下方向に沿う縦断面視において、防護突部35の表面の曲率半径は、防護壁18の上端縁の曲率半径より大きくなっている。上下方向に沿う縦断面視において、防護壁18は、指かけ部16の下面における中央部と、注出筒19の上端開口縁19aにおける外周縁の前端部と、を結ぶ直線L2と交差している。
第1実施形態のヒンジキャップ1において、注出筒19の外周面に、第2実施形態で示した防護突部35を設けてもよい。
4 容器本体
4a 口部
16 指かけ部
18 防護壁
19 注出筒
19a 上端開口縁
20 キャップ本体
21 装着筒部
22 天壁部
26 注出孔
30 蓋体
31 周壁部
34 ヒンジ部
35 防護突部
X 指かけ部が位置する周方向の領域
Y 防護壁が位置する周方向の領域
Claims (5)
- 内容物の注出孔が形成された天壁部、および容器本体の口部に装着される装着筒部を有する有頂筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記注出孔を開閉する有頂筒状の蓋体と、を備え、
前記キャップ本体および前記蓋体は、前記蓋体が前記注出孔を閉塞した状態で、上下方向に延びるキャップ軸と同軸に配設され、
前記天壁部の上面における前記注出孔の開口周縁部に上方に向けて突出した注出筒が形成され、
前記注出孔および前記注出筒は、キャップ軸に対して径方向に沿う前記ヒンジ部の反対側にずれた位置に設けられ、
前記天壁部の上面において、前記注出筒を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に位置する部分に、前記注出筒と径方向で対向する防護壁が設けられ、
前記防護壁は、周方向に連続して延びる板状に形成され、前記防護壁の外周面は、上下方向に沿う縦断面視で上下方向に延び、
前記蓋体の周壁部において、前記注出筒を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に位置する部分に、指かけ部が設けられ、
前記指かけ部は、前記注出筒の上端部より下方に位置している、ヒンジキャップ。 - 内容物の注出孔が形成された天壁部、および容器本体の口部に装着される装着筒部を有する有頂筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記注出孔を開閉する有頂筒状の蓋体と、を備え、
前記キャップ本体および前記蓋体は、前記蓋体が前記注出孔を閉塞した状態で、上下方向に延びるキャップ軸と同軸に配設され、
前記天壁部の上面における前記注出孔の開口周縁部に上方に向けて突出した注出筒が形成され、
前記注出孔および前記注出筒は、キャップ軸に対して径方向に沿う前記ヒンジ部の反対側にずれた位置に設けられ、
前記注出筒の外周面において、前記注出筒の上端開口縁より下方に位置する部分に、前記注出筒の上端開口縁より、径方向のうち、前記ヒンジ部の反対側に向けて張り出した防護突部が設けられ、
前記蓋体の周壁部において、前記注出筒を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に位置する部分に、指かけ部が設けられ、
前記指かけ部は、前記注出筒の上端部より下方に位置し、
上下方向に沿う縦断面視において、前記防護突部は、前記指かけ部の下面における中央部と、前記注出筒の上端開口縁における外周縁のうち、径方向に沿う前記ヒンジ部の反対側の端部と、を結ぶ直線より下方に位置している、ヒンジキャップ。 - 前記防護壁が位置する周方向の領域は、前記指かけ部が位置する周方向の領域の全体を含んでいる、請求項1に記載のヒンジキャップ。
- 前記防護壁は、前記注出筒の上端開口縁より下方に位置している、請求項1または3に記載のヒンジキャップ。
- 前記防護突部の表面は、上下方向に沿う縦断面視で、前記注出筒の外周面から突出した突曲面状に形成されている、請求項2に記載のヒンジキャップ。
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