JPH0618927Y2 - 定量注出容器 - Google Patents

定量注出容器

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JPH0618927Y2
JPH0618927Y2 JP1987160517U JP16051787U JPH0618927Y2 JP H0618927 Y2 JPH0618927 Y2 JP H0618927Y2 JP 1987160517 U JP1987160517 U JP 1987160517U JP 16051787 U JP16051787 U JP 16051787U JP H0618927 Y2 JPH0618927 Y2 JP H0618927Y2
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JP
Japan
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fixed
lid
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container body
chamber
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JP1987160517U
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JPH0163652U (ja
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明彦 渡辺
哲三 中村
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器内に充填された粉末食品や洗剤等の液状
物を定量で注出する容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の定量注出容器としては、例えば第3図
(a),(b)に示す実公昭57−3969号公報に記載の定
量流出容器がある。
この定量流出容器は、容器本体1の口頸部2には定量カ
ップ3を内側に抱くようにしてキャップ蓋4が着脱自在
に螺着されており、定量カップ3の底中心部には容器本
体1内に連通する注出弁座3aが突設されている。この
注出弁座3aにはタペット状の弁体5が嵌入してバネ6
により閉じる方向に付勢されており、バネ6に抗して弁
体5を押し下げると注出弁座3aが開通する。弁体5に
作用する押し下げは、先のキャップ蓋4の内側中心部に
突押し凸部4aが突設されていて、このキャップ蓋4を
口頸部2に螺着する折りに、突押し凸部4aが弁体5の
上方から当接してこれを押し下げ、注出弁座3aを開状
態にする。
これより、使用に際して容器全体を第3図(b)のように
倒立させると、開状態の注出弁座3aから内容物が重力
で定量カップ3内に注出される。再び、容器全体を正立
させてキャップ蓋4を口頸部2から取り外し、定量カッ
プ3に注出した内容物の使用に備える。この時、弁体5
がバネ6によって注出弁座3aを閉じ、容器本体1から
の内容物の流出を遮断しており、容器本体1の不慮の倒
れによって内容物がこぼれ出ることがないようにしてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この定量流出容器にあっては、注出弁座
3aを開閉する弁部材が弁体5とバネ6とによる複数の
構成からなっていて、特にバネ6としては機械加工製品
であることからコスト的にも問題がある。また、定量注
出を繰り返すごとに、キャップ蓋4を容器口頸部2から
その都度ねじ取り外し又は取り付けする煩わしさがあ
り、使用性に難点がある。
本考案の目的は、弁部材の構成からコスト的に不利な機
械加工バネを削減し、また定量注出ごとにねじ込み取り
外しを繰り返すキャップ蓋の不便性を解消した定量注出
容器を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案による定量注出容器
は次なる構成とした。
即ち、容器本体10の口頸部11に螺着されて密閉する
キャップ20が、周壁で隔成された定量注出室Bを設け
かつこの内側に容器本体10に内通する注出口部23を
設けた定量カップ部22を有し、定量カップ部22の周
壁に反転ヒンジ部25を介し蝶開自在に設けられて定量
注出室B全体を簡易に開閉する蓋体24を有している。
蓋体24の内側には定量注出室Bに合体して、倒立状態
の容器本体10の注出口23から出た内容物を一時的に
滞留させる収容室Aを設けると共に、収容室Aの内部に
突出させて注出口部23に十分な空隙をもって挿通する
押し下げ突起26を設けてある。
一方、キャップ20の内側に配置された弾性弁部材28
が、定量カップ部22の内側に係合させた固定基端部2
8aを有し、固定基端部28aに一体成形されて任意方
向への弾性変形が可能なバネ部28bを有し、バネ部2
8bの先端に一体成形されてバネ部28bの弾性で注出
口部23に係合して密閉し、密閉状態から押し下げ突起
26の当接による押し下げで注出口部23を開放する弁
部28cを有している。
即ち、蓋体24により定量カップ部22を閉塞した状態
で、容器本体10を倒立させて収容室Aに滞留させた内
容物を正立姿勢に直して定量注出室Bに移行させるよう
構成されている。
〔作用〕
キャップ20は容器本体10の口頸部11に螺着されて
固定されている。定量カップ部22を閉じる蓋体24の
蝶開動作で、押し下げ突起26が弾性弁部材28の弁部
28cに当初斜め上方から当接し、この当接力でバネ部
18bが自在に弾性変形して収縮して押し下げられ、定
量カップ部22の注出口部23を開く。
つまり、蓋体24を閉じた状態では定量カップ部22の
注出口部23が開かれている。容器本体10を倒立させ
ると、内容物が下方になった蓋体24の収容室Aに一時
的に重力流出して滞留する。
再び容器本体10を正立姿勢に戻すと、収容室Aに滞留
した内容物は定量カップ部22の定量注出室Bに移行す
る。
蓋体24を反転ヒンジ部25により簡便に開く。定量カ
ップ部22の定量注出室Bに移行している内容物は、定
量として別容器等に注出される。
弾性弁部材28は、従来の機械加工バネに代わるバネ部
28bが一体成形され、しかも弁部28cを介して作用
する押し下げ突起26の任意からの押し下げ力でもって
自在に弾性変形する。
また、定量注出の繰り返しに際しては、容器本体10の
倒立と正立に対応させて、蓋体24を簡便に蝶開動作さ
せるのみであり、従来のような定量注出ごとにキャップ
全体をねじ込み、取り外しする不便はない。
〔実施例〕
以下、本考案による定量注出容器の一実施例について図
面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図において、容器本体10の口頸部1
1には定量カップ機能を備えたキャップ20がが螺着さ
れている。このキャップ20は構造全体が合成樹脂で一
体成形されたものであり、この筒状の本体21が口頸部
11の外周に直接螺合し、本体21の上部をほぼ閉じる
形で定量カップ部22が設けられている。この定量カッ
プ部22の中心部には容器本体10の内部に連通してい
る円錐筒状の注出口部23が突設されている。また、キ
ャップ本体21の側端からは薄肉部によるいわゆる反転
ヒンジ部25を回動支点にして蓋体24が蝶開自在に軸
支されている。この蓋体24の内側の中心部には細長い
押し下げ突起26が垂直に突出しており、この周囲には
筒部27Aが形成されて、この内輪筒部27Aは容器本
体10内に充填された粉末食品等の内容物が一時的にス
トックされる収容室Aとなっている。また、この内輪筒
部27Aの外周囲には外輪筒部27Bが形成され、この
外輪筒部27Bが前述の定量カップ部22の形成側面に
密着嵌合して、内容物の外部漏れを防止すると共に、こ
の外輪筒部27Bによって隔成される定量カップ部22
側の空間が内容物の定量注出室Bとなっている。
一方、先の定量カップ部23の内部側においては、弾性
弁部材28が結合固定されている。この弾性弁部材28
の形状は、第2図で明らかなように、取付基部28aの
上方にバネ部28bが渦巻き状に立ち上がって成形さ
れ、斜め上方など任意の方向から作用する圧縮力で自在
に弾性変形し、伸縮できるようになっている。また、こ
のバネ部28bの上端頂部には円錐筒状の弁部28cが
一体に連なって設けられている。
この弾性弁部材28を定量カップ部22の内部に組み込
むと、先ほどの弁部28cが定量カップ部28側の注出
口部23が同心軸上で覗き、注出口部23との間に注出
用クリアランスCが形成されるようになっている。そし
て、蓋体24が閉じた状態では、第1図のように、蓋体
24側の押し下げ突起26が弁部28cの上端に係合当
接してこれを図の下方へ押し下げ、バネ部28bを弾性
収縮させた状態が容器の保管中となる。
次に、この実施例の作用および動作態様については、容
器本体10内の内容物の定量注出に際して、この時の状
態は、弾性弁部材28の弁部28bが押し下げられて、
注出クリアランスcを通して収容室Aが容器本体10の
内部に連通している。これより、容器全体を倒立させて
容器本体10を圧迫するなどして手加減を加えると、内
容物が弾性弁部材28のバネ部28bを通過して注出ク
リアランスCから収容室A内に流出して一時的にストッ
クされる。
この操作を終えると、再び容器全体を元の正立姿状態に
戻す。この戻し動作中に収容室A内の内容物は重力落下
し、その一部が注出クリアランスCから再び容器本体1
0内に落下して戻り、また一部は定量カップ部22の定
量注出室B内に流入する。これより、蓋体24を開いて
容器全体を傾倒させると、定量注出室B内の内容物が別
の容器などに移される。
更に、定量の注出を続行する場合は、蓋体24を閉じて
容器全体を倒立させる。この蓋体24を閉じる際、押し
下げ突起26は蓋体24の蝶回動によって当初弁部28
cに対して斜め上方から当接するが、渦巻き状のバネ部
28bが任意の収縮方向への弾性変形に対し自在性があ
るために、弁部28cの押し下げに支障はない。最終的
には押し下げ突起26による直上からの押し下げで好適
な注出クリアランスCが形成される。倒立により収容室
室Aへの重力注出が行なわれると、この後再び正立姿状
態に戻すなどして先のような手順を踏まえる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による定量注出容器は、弾
性弁部材28を単一成形品としたので、従来の機械加工
品に比べて大幅なコスト低減が可能である。しかも、こ
の弾性弁部材28のバネ部28bが、斜め上方向など任
意の方向からの加圧力に対して自在に変形して弾性収縮
する渦巻き形状となっているため、弁部28cに係脱し
て加圧力を加える押し下げ突起26を備えた蓋体24と
しては、従来のように螺着構造ではなく蝶開構造とする
ことができ、注出に際してワンタッチ操作で開閉するこ
とができるので使用性が高まる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案による定量注出容器の一実
施例を示し、第1図は組立断面図、第2図は斜視図であ
る。また、第3図(a)、(b)は従来例の2つの使用形態を
示す断面図である。 10…容器本体、11…口頸部、20…キャップ、22
…定量カップ部、23…注出口部、24…蓋体、25…
反転ヒンジ部、26…押し下げ突起、28…弾性弁部
材、28b……バネ部、28c……弁部、A……収容
室、B……定量注出室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体10の口頸部11に螺着されて密
    閉するキャップ20が、 周壁で隔成された定量注出室Bを設けかつこの内側に容
    器本体10に内通する注出口部23を設けた定量カップ
    部22を有し、 定量カップ部22の周壁に反転ヒンジ部25を介し蝶開
    自在に設けられて定量注出室B全体を簡易に開閉する蓋
    体24を有し、 蓋体24の内側には定量注出室Bに合体して、倒立状態
    の容器本体10の注出口23から出た内容物を一時的に
    滞留させる収容室Aを設けると共に、収容室Aの内部に
    突出させて注出口部23に十分な空隙をもって挿通する
    押し下げ突起26を設け、 一方、キャップ20の内側に配置された弾性弁部材28
    が、 定量カップ部22の内側に係合させた固定基端部28a
    を有し、 固定基端部28aに一体成形されて任意方向への弾性変
    形が可能なバネ部28bを有し、 バネ部28bの先端に一体成形されてバネ部28bの弾
    性で注出口部23に係合して密閉し、密閉状態から押し
    下げ突起26の当接による押し下げで注出口部23を開
    放する弁部28cを有し、 蓋体24により定量カップ部22を閉塞した状態で、容
    器本体10を倒立させて収容室Aに滞留させた内容物を
    正立姿勢に直して定量注出室Bに移行させるよう構成し
    たことを特徴とする定量注出容器。
JP1987160517U 1987-10-20 1987-10-20 定量注出容器 Expired - Lifetime JPH0618927Y2 (ja)

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JPH0163652U JPH0163652U (ja) 1989-04-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6236355B2 (ja) * 2014-05-30 2017-11-22 株式会社吉野工業所 蓋体にシール部が突設されたヒンジキャップ

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JPH0163652U (ja) 1989-04-24

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