JP2588150Y2 - ノズル付きキャップ - Google Patents

ノズル付きキャップ

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JP2588150Y2
JP2588150Y2 JP1992079300U JP7930092U JP2588150Y2 JP 2588150 Y2 JP2588150 Y2 JP 2588150Y2 JP 1992079300 U JP1992079300 U JP 1992079300U JP 7930092 U JP7930092 U JP 7930092U JP 2588150 Y2 JP2588150 Y2 JP 2588150Y2
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孝光 野沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は容器体口頸部に嵌合させ
て、容器体内液体等を注出する、ノズル付きのキャップ
に係る。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平3-105458号公報の考案のよ
うに、容器体口頸部の外面に周壁を螺合させると共に、
該周壁上端からテーパ状に下部小径の肉薄弾性反転筒を
垂下し、かつ該筒下端を下部外面に連続させてノズルを
起立し、又該ノズル下端を容器体口頸部上端の口部を密
封する栓にすると共に該栓と反転筒下端との間のノズル
筒壁部分に透孔を穿設してキャップを形成しておき、ノ
ズル引上げにより上記反転筒を弾性反転により起立させ
ると、上記栓が抜けて容器体口部が開き、該状態から容
器体を傾けると透孔およびノズルを通って容器体内液体
が流出するよう設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例はノズルを
介して弾性反転筒を上下動させることで容器体口部を開
閉できる便利があるが、ノズル突出方向は一定方向に定
められている。
【0004】本案は上記テーパ状弾性反転筒のテーパ状
角度およびノズルの直径に対する長さを変えることで、
該筒全体の弾性反転のほか、該筒一部の弾性反転も可能
としたものであり、もってノズル上昇状態から該ノズル
を前後左右いずれの方向へもその向きを変えることが出
来るようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】容器体口頸部嵌合用第1
周壁2を垂下する第1頂壁3中央部を大きく円形に開口
して、該開口周縁からテーパないし半球状で下部小径の
肉薄弾性反転筒6を垂下すると共に、該弾性反転筒の下
端周縁から上部外面に指掛け突条8を周設したノズル7
を起立するキャップ本体1と、上記第1周壁2の上部に
第2頂壁11外周から垂下する第2周壁12下部を嵌合させ
て、ノズル7の上端口部を直接ないし間接に第2頂壁11
で密閉する補助蓋10とからなり、上記第1周壁2の上方
一部と第2周壁12の下端一部とをヒンジ14で連結させ
て、キャップ本体1と補助蓋10とを合成樹脂材により一
体成形すると共に、上記弾性反転筒6は、起立状態から
の筒壁一部の弾性反転が可能に、約30度から60度程度の
テーパ状に、かつ筒壁上端から下端までの長さをノズル
直径とほゞ同等ないし2倍程度に、それぞれ定めた。
【0006】容器体口頸部嵌合用第1周壁2を垂下する
第1頂壁3中央部を大きく円形に開口して、該開口周縁
からテーパないし半球状で下部小径の肉薄弾性反転筒6
を垂下すると共に、該弾性反転筒の下端周縁からノズル
7を、かつ該ノズルの上部内面から突出する複数の支持
板16を介して栓棒17をそれぞれ起立し、ノズル上端外周
に第1係合突条18を付設したキャップ本体1と、上記ノ
ズル外面に第2頂壁11から垂下する第2周壁12を、かつ
第2頂壁11に穿設した流出孔19に上記栓棒17を、それぞ
れ嵌合させてノズル上端口部を第2頂壁11で密閉すると
共に、第2周壁12上端部に指掛け突条20を、かつ第2周
壁の下端部内面に第2係合突条21を、それぞれ周設した
補助蓋10とからなり、該補助蓋引上げにより上記第1、
第2係合突条18, 21が係合したとき栓棒17が抜出して流
出孔19が開口可能に形成すると共に、上記弾性反転筒6
は、起立状態からの筒壁一部の弾性反転が可能に、約30
度から60度程度のテーパ状に、かつ筒壁上端から下端ま
での長さをノズル直径とほゞ同等ないし2倍程度に、そ
れぞれ定めた。
【0007】
【作用】請求項1の実施例を示す図1から図3の場合
は、図1の状態から図2のように補助蓋10を開き、かつ
ノズル7を引上げることで弾性反転筒6は起立し、ノズ
ルは上方へ突出する。該状態から図3のようにノズル7
上部を前後左右いずれかの方向へ押すと、ノズルが押さ
れた方向の下方弾性反転筒の筒壁部分だけが弾性反転し
てノズルが傾き、該状態を保つ。使用後は再びノズルを
正立状態に戻した後、下方押下げにより弾性反転筒6を
下方へ弾性反転させ、再び図1のように補助蓋10を閉塞
する。
【0008】請求項2の実施例を示す図4から図6の場
合は、図4の状態から補助蓋10を引上げることで図5の
ように栓棒17が抜けて第2頂壁の流出孔19が開孔すると
共にノズル上端の第1係合突条18と補助蓋第2周壁の第
2係合突条21とが係合することでノズル7が引上げられ
て弾性反転筒6が起立する。該状態から補助キャップを
任意方向へ押すことで弾性反転筒の筒壁一部だけが弾性
反転して図6のようにノズルが傾く。使用後はノズルを
戻すことで上記筒壁一部を再反転させた後、補助キャッ
プ10を押下げ、図4の状態に戻すことが出来る。
【0009】
【実施例】まず、図1から図3が示す第1実施例の場合
について説明すると、該キャップはキャップ本体と補助
蓋とからなり、これ等をヒンジで連結して合成樹脂材に
より一体成形したものである。
【0010】キャップ本体1は、容器体口頸部外面嵌合
用の第1周壁2を第1頂壁3外周部から、又口頸部内面
嵌合用の内周壁4を第1頂壁下面から、それぞれ垂下す
る。第1周壁上端部は後述補助蓋嵌合のための小外径部
5とする。内周壁4が囲む第1頂壁部分は円形に開口
し、該開口上端部から下部小径のテーパ状に肉薄の弾性
反転筒6を垂下し、該弾性反転筒下端からノズル7を起
立する。該ノズルの上部外面には指掛け突条8を周設し
ている。尚上記弾性反転筒とノズルについては後述す
る。
【0011】補助蓋10は、第2頂壁11外周から第2周壁
12を垂下し、該第2周壁下部をキャップ本体の第1周壁
2上部へ嵌合可能とし、又ノズル7の上端口部を密閉す
る栓13を第2頂壁11中央部から垂下する。該補助蓋とキ
ャップ本体とはヒンジ14で一体に連結してある。
【0012】図4から図6が示す第2実施例のキャップ
は、補助蓋10を別成形してノズル7の上部へ上下動可能
に嵌合させたもので、キャップ本体は弾性反転筒6をや
ゝ弯曲すると共にノズル7の上部内面から複数の支持板
16を介して栓棒17を起立し、又ノズル上端外周に第1係
合突条18を周設する点で既述第1実施例のキャップ本体
と異にする。
【0013】補助キャップ10は、第2頂壁11外周から垂
下する第2周壁12をノズル7の外面へ上下動可能に嵌合
させると共に、第2頂壁に穿設した流出孔19に栓棒17を
密嵌させて第2頂壁11でノズル7の上端口部を密閉す
る。又第2周壁上端には指掛け突条20を、かつ第2周壁
12下端内面には第2係合突条21を、それぞれ周設し、上
記指掛け突条20を利用して補助キャップ10を引上げたと
き、第1、第2係合突条18, 21が係合すると共にこのと
き栓棒17が抜け出すことで流出孔19が開孔するよう設け
ている。
【0014】既述第1、第2実施例における弾性反転筒
6は、図3および図6が示すように起立状態からノズル
を一方へ押すことでその筒壁一部が弾性反転可能に設け
る。該弾性反転を図2を用いて説明すると、ノズル7上
部を図左方へ押圧することで、弾性反転筒6の左方筒壁
部分6a上端の点ロは、その下端の点イを中心として点
イからロまでの距離を半径とする円弧C1 に沿って移動
しようとするが、上部の点ロはノズル7左方側面の下端
でもありかつ該ノズルは弾性変形しないため、ノズルの
右方側面の下端の点ハを中心として、点ハからロまでの
距離を半径とする円弧C2 に沿って移動することとな
り、よって上記左方筒壁部分6aはノズル7が左方へ傾
くに従って弾性変形し、円弧C1 とC2 とが最も離れた
位置が形成する思案点通過により弾性復元し、円弧C1
とC2 とが交る点ニで弾性復元、つまり弾性反転が完了
する。尚該弾性反転部分に近い筒壁部分は弾性変形状態
を保つこととなり、該部分の復元力に抗して上記左方筒
壁部分6aの弾性反転状態が保たれることとなる。
【0015】上記左方筒壁部分6aの傾斜、つまり弾性
反転筒6のテーパが少くても又多くても、上記弾性変形
部分の復元力が大となって筒壁一部だけの弾性反転状態
を保つことが出来ず、又ノズル7の直径に比べて筒壁部
分の長さ、つまり図2の点イからロまでの長さが短かす
ぎたり又長すぎる場合も同様である。上記テーパは約45
度、又筒壁部分の長さはノズル直径の約1.5 倍程度が望
ましい。但し上記テーパはキャップ本体の材質、弾性反
転筒の肉厚等によっても左右されるものであり、約30度
から60度の範囲内で、又筒壁部分の長さは、ノズル直径
と同等ないし2倍程度の長さで作成すればよい。
【0016】上記第1実施例では弾性反転筒6をテーパ
とするが、図4から図6が示す第2実施例ではその弾性
反転筒を多少弯曲させて半球状に形成している。このよ
うに形成してもその弾性反転筒の筒壁一部の弾性反転は
可能であり、その弯曲度を更に高めることも出来る。
【0017】
【考案の効果】本案は既述構成としたから、ノズル7を
上方或いは前後左右いずれの方向へ向けても容器体内収
納物を注出できる便利があり、又弾性反転筒6を上下に
弾性反転できるから、使用時はノズルを引上げて上記注
出を容易に行うことが出来ると共に、不使用時はノズル
を下降させることが出来るから、ノズルが邪魔となるこ
とがない。又請求項1の場合は補助蓋10をキャップ本体
1に付設したから該補助蓋閉蓋によってノズル内に埃等
が入ることがなく、請求項2の場合はノズル7に補助蓋
10を上下動自在に嵌合させ、該補助蓋の上下動で補助蓋
の第2頂壁に穿設した流出孔19が開閉されるよう設けた
からその開閉が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案第1実施例キャップの断面図である。
【図2】第1実施例キャップを開蓋し、かつノズルを引
上げた状態での断面図である。
【図3】図2の状態からノズルを傾けた状態での断面図
である。
【図4】本案第2実施例キャップの断面図である。
【図5】第2実施例キャップを開蓋し、かつノズルを引
上げた状態での断面図である。
【図6】図2の状態からノズルを傾けた状態での断面図
である。
【符号の説明】
6…弾性反転筒 7…ノズル 10…補助蓋

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体口頸部嵌合用第1周壁2を垂下す
    る第1頂壁3中央部を大きく円形に開口して、該開口周
    縁からテーパないし半球状で下部小径の肉薄弾性反転筒
    6を垂下すると共に、該弾性反転筒の下端周縁から上部
    外面に指掛け突条8を周設したノズル7を起立するキャ
    ップ本体1と、上記第1周壁2の上部に第2頂壁11外周
    から垂下する第2周壁12下部を嵌合させて、ノズル7の
    上端口部を直接ないし間接に第2頂壁11で密閉する補助
    蓋10とからなり、上記第1周壁2の上方一部と第2周壁
    12の下端一部とをヒンジ14で連結させて、キャップ本体
    1と補助蓋10とを合成樹脂材により一体成形すると共
    に、上記弾性反転筒6は、起立状態からの筒壁一部の弾
    性反転が可能に、約30度から60度程度のテーパ状に、か
    つ筒壁上端から下端までの長さをノズル直径とほゞ同等
    ないし2倍程度に、それぞれ定めたことを特徴とするノ
    ズル付きキャップ。
  2. 【請求項2】 容器体口頸部嵌合用第1周壁2を垂下す
    る第1頂壁3中央部を大きく円形に開口して、該開口周
    縁からテーパないし半球状で下部小径の肉薄弾性反転筒
    6を垂下すると共に、該弾性反転筒の下端周縁からノズ
    ル7を、かつ該ノズルの上部内面から突出する複数の支
    持板16を介して栓棒17をそれぞれ起立し、ノズル上端外
    周に第1係合突条18を付設したキャップ本体1と、上記
    ノズル外面に第2頂壁11から垂下する第2周壁12を、か
    つ第2頂壁11に穿設した流出孔19に上記栓棒17を、それ
    ぞれ嵌合させてノズル上端口部を第2頂壁11で密閉する
    と共に、第2周壁12上端部に指掛け突条20を、かつ第2
    周壁の下端部内面に第2係合突条21を、それぞれ周設し
    た補助蓋10とからなり、該補助蓋引上げにより上記第
    1、第2係合突条18, 21が係合したとき栓棒17が抜出し
    て流出孔19が開口可能に形成すると共に、上記弾性反転
    筒6は、起立状態からの筒壁一部の弾性反転が可能に、
    約30度から60度程度のテーパ状に、かつ筒壁上端から下
    端までの長さをノズル直径とほゞ同等ないし2倍程度
    に、それぞれ定めたことを特徴とするノズル付きキャッ
    プ。
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KR101285244B1 (ko) * 2010-04-20 2013-07-17 김동환 액상 내용물 보관 용기
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JP6353729B2 (ja) * 2014-07-31 2018-07-04 株式会社吉野工業所 キャップ
JP7407548B2 (ja) * 2019-09-25 2024-01-04 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ

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