JP2583052Y2 - 流出孔付きキャップ - Google Patents
流出孔付きキャップInfo
- Publication number
- JP2583052Y2 JP2583052Y2 JP1992057680U JP5768092U JP2583052Y2 JP 2583052 Y2 JP2583052 Y2 JP 2583052Y2 JP 1992057680 U JP1992057680 U JP 1992057680U JP 5768092 U JP5768092 U JP 5768092U JP 2583052 Y2 JP2583052 Y2 JP 2583052Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- nozzle
- flange
- lever
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は流出孔付きのキャップに係
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】流出孔付きキャップを、流出孔を有する
キャップ本体と、その流出孔を開閉自在にそのキャップ
本体へいわゆる三点ヒンジを介して付設した補助キャッ
プとで形成したキャップが広く用いられている。
キャップ本体と、その流出孔を開閉自在にそのキャップ
本体へいわゆる三点ヒンジを介して付設した補助キャッ
プとで形成したキャップが広く用いられている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のキャップ
は、補助キャップが弾性反転するため、流出孔の開閉を
確実とすることが出来るが、その補助キャップを通常の
キャップとほゞ同様に形成するため、それ等一般のキャ
ップに比して多くの成形材料を必要とすると共に、構造
が比較的複雑なためコスト高となる欠点があった。
は、補助キャップが弾性反転するため、流出孔の開閉を
確実とすることが出来るが、その補助キャップを通常の
キャップとほゞ同様に形成するため、それ等一般のキャ
ップに比して多くの成形材料を必要とすると共に、構造
が比較的複雑なためコスト高となる欠点があった。
【０００４】本案はキャップ頂壁の中央部をレバーおよ
びノズル付きの弾性反転可能な隆起部となし、そのレバ
ー操作によりその隆起部が上下に弾性反転し、上方への
起立時にはノズル上端口部が開口すると共に、下方弾性
反転時の凹陥時にはノズル口部をレバーが、かつノズル
下端の流入口をキャップ頂壁から垂下するシール板が、
それぞれ閉塞するよう設け、もって構造が簡易で操作も
容易であると共に、ノズルの密閉も確実であるよう設け
たものである。
びノズル付きの弾性反転可能な隆起部となし、そのレバ
ー操作によりその隆起部が上下に弾性反転し、上方への
起立時にはノズル上端口部が開口すると共に、下方弾性
反転時の凹陥時にはノズル口部をレバーが、かつノズル
下端の流入口をキャップ頂壁から垂下するシール板が、
それぞれ閉塞するよう設け、もって構造が簡易で操作も
容易であると共に、ノズルの密閉も確実であるよう設け
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】容器体口頸部嵌合用周壁
２を垂下する頂壁外周部を厚肉のフランジ状部３とし
て、該フランジ状部が囲む頂壁中央部を弾性反転可能な
隆起部５となし、該隆起部を、フランジ状部内周縁の前
後両部間へ、第１、第２ヒンジ６，７を介してへの字状
に架設した屈折板８と、該屈折板の左右両側からフラン
ジ状部内周の左右両縁部へほゞ同一傾斜角度で下降する
弾性薄板９，９とで、かつ上記屈折板８を短板10と長板
11との各先端部を第３ヒンジ12を介し連続させて形成す
ると共に、上記短板を貫通するノズル14を設けると共
に、上記長板11の上部から上記隆起部を弾性反転させる
レバー15を外方突出させ、隆起部５が下向きに弾性反転
した状態で、ノズル口部14ａをレバー15の中間部側面
が、かつノズル14の下端流入口14ｂを上記フランジ状部
から垂設したシール板17が、それぞれ閉塞可能に形成し
た。
２を垂下する頂壁外周部を厚肉のフランジ状部３とし
て、該フランジ状部が囲む頂壁中央部を弾性反転可能な
隆起部５となし、該隆起部を、フランジ状部内周縁の前
後両部間へ、第１、第２ヒンジ６，７を介してへの字状
に架設した屈折板８と、該屈折板の左右両側からフラン
ジ状部内周の左右両縁部へほゞ同一傾斜角度で下降する
弾性薄板９，９とで、かつ上記屈折板８を短板10と長板
11との各先端部を第３ヒンジ12を介し連続させて形成す
ると共に、上記短板を貫通するノズル14を設けると共
に、上記長板11の上部から上記隆起部を弾性反転させる
レバー15を外方突出させ、隆起部５が下向きに弾性反転
した状態で、ノズル口部14ａをレバー15の中間部側面
が、かつノズル14の下端流入口14ｂを上記フランジ状部
から垂設したシール板17が、それぞれ閉塞可能に形成し
た。
【０００６】
【作用】図１、図３が示す状態で、短板10へ貫通状態に
付設したノズル14の上端口部14ａはキャップ外方へ開口
し、又ノズル14下端の流入口14ｂもキャップ内方へ開口
する。該状態からレバー15を図右下方へ押圧すると、隆
起部５は図２が示すように弾性反転により凹陥してこの
ときノズル口部14ａをレバー15が、かつレバー下端の流
入口14ｂをフランジ状部３から垂下するシール板17が閉
塞する。該図２の状態でレバー先端部はノズル口部14ａ
よりも上外方へ突出しており、該レバー先端部を図左上
方へ押上げることで再び図１のように上方へ弾性反転す
る。
付設したノズル14の上端口部14ａはキャップ外方へ開口
し、又ノズル14下端の流入口14ｂもキャップ内方へ開口
する。該状態からレバー15を図右下方へ押圧すると、隆
起部５は図２が示すように弾性反転により凹陥してこの
ときノズル口部14ａをレバー15が、かつレバー下端の流
入口14ｂをフランジ状部３から垂下するシール板17が閉
塞する。該図２の状態でレバー先端部はノズル口部14ａ
よりも上外方へ突出しており、該レバー先端部を図左上
方へ押上げることで再び図１のように上方へ弾性反転す
る。
【０００７】
【実施例】キャップ１は、耐屈伸性に優れた合成樹脂材
で一体成形したもので、容器体口頸部外面へ嵌合可能に
設けた周壁２を垂下する頂壁外周部を厚肉のフランジ状
部３とし、そのフランジ状部下面から口頸部外面へ嵌合
させる内筒４を垂下する。尚そのフランジ状部３の内周
縁形状はフランジ状部が囲む頂壁部分が形成する隆起部
５の外周縁形状によって定まる。
で一体成形したもので、容器体口頸部外面へ嵌合可能に
設けた周壁２を垂下する頂壁外周部を厚肉のフランジ状
部３とし、そのフランジ状部下面から口頸部外面へ嵌合
させる内筒４を垂下する。尚そのフランジ状部３の内周
縁形状はフランジ状部が囲む頂壁部分が形成する隆起部
５の外周縁形状によって定まる。
【０００８】隆起部５は、フランジ状部内周縁の前後両
部間へ第１、第２ヒンジ６，７を介してへの字形状に架
設した屈折板８と、該屈折板の左右両側からフランジ状
部内周の左右両縁部へほゞ同一の傾斜角度で下降する弾
性薄板９，９とで形成する。又その屈折板８は短板10と
長板11との各先端部分を第３ヒンジ12を介し連結させて
形成する。その短板10と弾性薄板９, ９との各傾斜角度
はほゞ同一に設ければよいが、このようにすると短板と
長板との連結部分側方の弾性薄板部分に稜線が形成され
ることとなり、すると、その稜線がリブ機能を持って弾
性反転のための弾性変形を困難とするから、その稜線が
形成されないよう上記連結部分左右両側方のフランジ状
部内周部分13, 13が円弧状となるよう、弾性薄板９, ９
の傾斜角度を調整して上記稜線の発生を防止している。
部間へ第１、第２ヒンジ６，７を介してへの字形状に架
設した屈折板８と、該屈折板の左右両側からフランジ状
部内周の左右両縁部へほゞ同一の傾斜角度で下降する弾
性薄板９，９とで形成する。又その屈折板８は短板10と
長板11との各先端部分を第３ヒンジ12を介し連結させて
形成する。その短板10と弾性薄板９, ９との各傾斜角度
はほゞ同一に設ければよいが、このようにすると短板と
長板との連結部分側方の弾性薄板部分に稜線が形成され
ることとなり、すると、その稜線がリブ機能を持って弾
性反転のための弾性変形を困難とするから、その稜線が
形成されないよう上記連結部分左右両側方のフランジ状
部内周部分13, 13が円弧状となるよう、弾性薄板９, ９
の傾斜角度を調整して上記稜線の発生を防止している。
【０００９】上記短板10にはノズル14を貫通状態に付設
し、又長板11の上部からは隆起部５を弾性反転操作させ
るレバー15を突出する。それ等ノズル14とレバー15と
は、図２が示すように隆起部５が下方へ凹陥した状態で
ノズル上端の口部14ａをレバー15の中間部側面が閉塞す
ることが可能に設ける。そのためレバー側面には栓状部
16を付設するとよい。又このときレバー15下部は横向き
となって、その下端流入口14ｂをフランジ状部３から垂
下するシール板17が閉塞するよう設ける。図示例におい
てノズル上部の中心軸線が短板10と直交するよう設け、
かつノズル口端面を短板10と平行とするが、これ等は長
板11に対するレバー15の突出角度との関係で定めればよ
い。
し、又長板11の上部からは隆起部５を弾性反転操作させ
るレバー15を突出する。それ等ノズル14とレバー15と
は、図２が示すように隆起部５が下方へ凹陥した状態で
ノズル上端の口部14ａをレバー15の中間部側面が閉塞す
ることが可能に設ける。そのためレバー側面には栓状部
16を付設するとよい。又このときレバー15下部は横向き
となって、その下端流入口14ｂをフランジ状部３から垂
下するシール板17が閉塞するよう設ける。図示例におい
てノズル上部の中心軸線が短板10と直交するよう設け、
かつノズル口端面を短板10と平行とするが、これ等は長
板11に対するレバー15の突出角度との関係で定めればよ
い。
【００１０】
【考案の効果】本案は既述構成とするもので、隆起部５
の長板11からその隆起部を弾性反転させるレバー15を外
方突出させて、隆起部が下方へ凹陥したときそのレバー
側面がノズル14の口部14ａを閉塞するよう設けたから、
そのレバーは隆起部を弾性反転させる操作板であると共
にノズル口部を閉塞する蓋板を兼用することとなって、
キャップの構造を簡易化でき、又ノズル口部14ａをレバ
ー側面が閉塞したとき、ノズル下端の流入口14ｂをフラ
ンジ状部３から垂下するシール板17が閉塞するよう設け
たから、その閉塞は二重に行われることとなってその密
閉効果を高めることが出来る。更にレバー操作による隆
起部の弾性反転によりノズル口部および流入口14ｂが開
閉されるよう設けたから、その開閉を容易かつ迅速に行
うことが出来る。更に又ノズル口部をレバー側面中間部
が閉塞するよう設けたから、図２が示すように、その口
部閉塞状態でレバーの先端部はキャップ上方へ突出する
こととなり、よってその先端部を押上げて行う隆起部５
の上方弾性反転が容易となる。
の長板11からその隆起部を弾性反転させるレバー15を外
方突出させて、隆起部が下方へ凹陥したときそのレバー
側面がノズル14の口部14ａを閉塞するよう設けたから、
そのレバーは隆起部を弾性反転させる操作板であると共
にノズル口部を閉塞する蓋板を兼用することとなって、
キャップの構造を簡易化でき、又ノズル口部14ａをレバ
ー側面が閉塞したとき、ノズル下端の流入口14ｂをフラ
ンジ状部３から垂下するシール板17が閉塞するよう設け
たから、その閉塞は二重に行われることとなってその密
閉効果を高めることが出来る。更にレバー操作による隆
起部の弾性反転によりノズル口部および流入口14ｂが開
閉されるよう設けたから、その開閉を容易かつ迅速に行
うことが出来る。更に又ノズル口部をレバー側面中間部
が閉塞するよう設けたから、図２が示すように、その口
部閉塞状態でレバーの先端部はキャップ上方へ突出する
こととなり、よってその先端部を押上げて行う隆起部５
の上方弾性反転が容易となる。
【図１】ノズル口部開口状態で示す、本案キャップの断
面図である。
面図である。
【図２】ノズル口部閉塞状態で示す断面図である。
【図３】本案キャップの平面図である。
５ 隆起部 14 ノズル 15 レバー
Claims (1)
- 【請求項１】 容器体口頸部嵌合用周壁２を垂下する頂
壁外周部を厚肉のフランジ状部３として、該フランジ状
部が囲む頂壁中央部を弾性反転可能な隆起部５となし、
該隆起部を、フランジ状部内周縁の前後両部間へ、第
１、第２ヒンジ６，７を介してへの字状に架設した屈折
板８と、該屈折板の左右両側からフランジ状部内周の左
右両縁部へほゞ同一傾斜角度で下降する弾性薄板９，９
とで、かつ上記屈折板８を短板10と長板11との各先端部
を第３ヒンジ12を介し連続させて形成すると共に、上記
短板を貫通するノズル14を設けると共に、上記長板11の
上部から上記隆起部を弾性反転させるレバー15を外方突
出させ、隆起部５が下向きに弾性反転した状態で、ノズ
ル口部14ａをレバー15の中間部側面が、かつノズル14の
下端流入口14ｂを上記フランジ状部から垂設したシール
板17が、それぞれ閉塞可能に形成したことを特徴とする
流出孔付きキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057680U JP2583052Y2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 流出孔付きキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057680U JP2583052Y2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 流出孔付きキャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0614049U JPH0614049U (ja) | 1994-02-22 |
| JP2583052Y2 true JP2583052Y2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=13062649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992057680U Expired - Fee Related JP2583052Y2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 流出孔付きキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583052Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2098184B (en) * | 1981-01-26 | 1984-12-12 | Dark Richard C G | Dispensing closure for fluent material |
| JP3102458U (ja) * | 2003-12-24 | 2004-07-08 | 鎮毓科技股▲ふん▼有限公司 | 発光スピーカ単体構造 |
| JP3108658U (ja) * | 2004-07-28 | 2005-04-28 | 友子 越智 | 衣類の汚れ防止用ホルダー |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP1992057680U patent/JP2583052Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0614049U (ja) | 1994-02-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |