JPH0646846Y2 - 注出容器 - Google Patents
注出容器Info
- Publication number
- JPH0646846Y2 JPH0646846Y2 JP1988171186U JP17118688U JPH0646846Y2 JP H0646846 Y2 JPH0646846 Y2 JP H0646846Y2 JP 1988171186 U JP1988171186 U JP 1988171186U JP 17118688 U JP17118688 U JP 17118688U JP H0646846 Y2 JPH0646846 Y2 JP H0646846Y2
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- Japan
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- nozzle
- spout
- elevating
- mouth
- container
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、たとえばシャンプーや液状化粧料などを入れ
る容器として好適な開閉式の注出容器に係わり、特に、
容器本体とキャップを構成する外蓋との相対回転によっ
て注出口を開閉するようにした注出容器に関するもので
ある。
る容器として好適な開閉式の注出容器に係わり、特に、
容器本体とキャップを構成する外蓋との相対回転によっ
て注出口を開閉するようにした注出容器に関するもので
ある。
「従来の技術」 従来、キャップを構成する外蓋の回転操作により注出口
を開閉する注出容器として、例えば第9図および第10図
に示すような構造の容器がある(特開昭61−142149号公
報参照)。この容器は、円筒状の口部1aを有する容器本
体1と、この容器本体1の口部1a外周に回転自在に取り
付けられかつ天板部に注出口2aが形成された有頭筒状の
外蓋2と、前記容器本体1の口部1a上端に昇降自在に被
せられて外蓋2の注出口2aを開閉する昇降栓3とからな
っており、容器本体1と外蓋2とを相対回転することに
よって、昇降栓3を上下動させ、外蓋2の注出口2aを開
閉する基本構造とされている。
を開閉する注出容器として、例えば第9図および第10図
に示すような構造の容器がある(特開昭61−142149号公
報参照)。この容器は、円筒状の口部1aを有する容器本
体1と、この容器本体1の口部1a外周に回転自在に取り
付けられかつ天板部に注出口2aが形成された有頭筒状の
外蓋2と、前記容器本体1の口部1a上端に昇降自在に被
せられて外蓋2の注出口2aを開閉する昇降栓3とからな
っており、容器本体1と外蓋2とを相対回転することに
よって、昇降栓3を上下動させ、外蓋2の注出口2aを開
閉する基本構造とされている。
そして、容器本体1の口部1a外周面には周溝1bが形成さ
れ、外蓋2の内周面にはこの周溝1bに嵌合する周突条2b
と昇降栓3を上下に案内するねじ溝2cがそれぞれ形成さ
れている。また、前記外蓋2の天板部裏面には、注出口
2aを囲むようにして昇降栓3を支持する筒部2dが垂設さ
れている。
れ、外蓋2の内周面にはこの周溝1bに嵌合する周突条2b
と昇降栓3を上下に案内するねじ溝2cがそれぞれ形成さ
れている。また、前記外蓋2の天板部裏面には、注出口
2aを囲むようにして昇降栓3を支持する筒部2dが垂設さ
れている。
一方、前記昇降栓3は、外蓋2の筒部2dの外周に嵌合し
て内容物の出口を形成する筒状部3aと、この筒状部3aの
外周にフランジ部3bを介して口部1aの外周に嵌合する嵌
合筒部3cとを主体として構成されており、また、前記筒
状部3aの内側には注出口2aを密閉するプラグ3dが複数の
ブレード板3eを介して設けられるとともに、前記嵌合筒
部3cの外周面には、前記外蓋2のねじ溝2cに嵌合する突
起3fが突設されている。
て内容物の出口を形成する筒状部3aと、この筒状部3aの
外周にフランジ部3bを介して口部1aの外周に嵌合する嵌
合筒部3cとを主体として構成されており、また、前記筒
状部3aの内側には注出口2aを密閉するプラグ3dが複数の
ブレード板3eを介して設けられるとともに、前記嵌合筒
部3cの外周面には、前記外蓋2のねじ溝2cに嵌合する突
起3fが突設されている。
この容器から内容物を注出するには、容器本体1と外蓋
2とをもってこれらを相対回転させ、昇降栓3を下降さ
せることによって注出口2aを開け、容器を傾ける。この
際、外蓋2の回転量を少なくすると、昇降栓3の移動量
が少なく、注出口2aの開口が小さくなるので、内容物の
流出量を少なくすることができる。
2とをもってこれらを相対回転させ、昇降栓3を下降さ
せることによって注出口2aを開け、容器を傾ける。この
際、外蓋2の回転量を少なくすると、昇降栓3の移動量
が少なく、注出口2aの開口が小さくなるので、内容物の
流出量を少なくすることができる。
また、内容物を取り出したあと、注出口2aを閉めるに
は、前記開口操作とは逆に容器本体1と外蓋2とを相対
回転させて昇降栓3を上昇させ、注出口2aを閉じる。
は、前記開口操作とは逆に容器本体1と外蓋2とを相対
回転させて昇降栓3を上昇させ、注出口2aを閉じる。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、この種の注出容器において、昇降栓3を昇降
させるためのねじ溝2cと周突条2bとの間には、回動を良
好にするためのクリアランスが必ず設けられているた
め、このクリアランスによって、昇降時に、昇降栓3に
傾きが生じてしまい、これにより、昇降栓3を上昇させ
てプラグ3dによって外蓋2の注出口2aを閉塞させる際
に、プラグ3dが注出口2aへ正確に嵌合されなくなること
があり、このような場合、注出口2aとプラグ3dとの確実
な気密性を確保することができず、注出口2aからの内容
液の漏れ出し及び容器本体1内の内容液の蒸散を生じさ
せてしまう恐れがあった。
させるためのねじ溝2cと周突条2bとの間には、回動を良
好にするためのクリアランスが必ず設けられているた
め、このクリアランスによって、昇降時に、昇降栓3に
傾きが生じてしまい、これにより、昇降栓3を上昇させ
てプラグ3dによって外蓋2の注出口2aを閉塞させる際
に、プラグ3dが注出口2aへ正確に嵌合されなくなること
があり、このような場合、注出口2aとプラグ3dとの確実
な気密性を確保することができず、注出口2aからの内容
液の漏れ出し及び容器本体1内の内容液の蒸散を生じさ
せてしまう恐れがあった。
本考案は前記事情に鑑みて提案されたもので、その目的
とするところは、単純な構造で容易に気密性を向上させ
ることのできる注出容器を提供することにある。
とするところは、単純な構造で容易に気密性を向上させ
ることのできる注出容器を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 そこで本考案は、口部外周におねじが形成された有底筒
状の容器本体と、この容器本体の口部に被せて装着され
る昇降ノズル付きキャップとからなる注出容器におい
て、前記キャップを、前記口部内周に液密に嵌め込まれ
た筒状の中栓と、前記口部の外周に対してねじ結合され
かつ天板部に上方に突出する有底筒状の注出部を有する
昇降ノズルと、この昇降ノズルの外周に被せられ下端が
容器本体に対して軸回りに回転自在に係合する外蓋とか
ら構成し、かつ、前記昇降ノズルの注出部天板に、内容
物の出口となる注出口を形成するとともに、昇降ノズル
の天板部裏面に注出部に連通しかつ中栓に摺動可能に挿
通するように下方に延出する嵌合筒部を設ける一方、前
記中栓の中央部に取付板を介して口部の上方に突出し昇
降ノズルの下降限位置において昇降ノズルの注出口を閉
塞する突出杆を設けるとともに、前記外蓋の天板部に、
昇降ノズルの注出部が摺動可能に挿通される筒状部を設
け、さらに、前記外蓋の内面に、外蓋と容器本体とを相
対的に回転させたときに昇降ノズルの嵌合筒部の外周側
に一体に設けられて前記口部と前記外蓋との間に配置さ
れる外筒部の外周に係合して昇降ノズルを回転させる係
合リブを設けてなることを特徴とするものである。
状の容器本体と、この容器本体の口部に被せて装着され
る昇降ノズル付きキャップとからなる注出容器におい
て、前記キャップを、前記口部内周に液密に嵌め込まれ
た筒状の中栓と、前記口部の外周に対してねじ結合され
かつ天板部に上方に突出する有底筒状の注出部を有する
昇降ノズルと、この昇降ノズルの外周に被せられ下端が
容器本体に対して軸回りに回転自在に係合する外蓋とか
ら構成し、かつ、前記昇降ノズルの注出部天板に、内容
物の出口となる注出口を形成するとともに、昇降ノズル
の天板部裏面に注出部に連通しかつ中栓に摺動可能に挿
通するように下方に延出する嵌合筒部を設ける一方、前
記中栓の中央部に取付板を介して口部の上方に突出し昇
降ノズルの下降限位置において昇降ノズルの注出口を閉
塞する突出杆を設けるとともに、前記外蓋の天板部に、
昇降ノズルの注出部が摺動可能に挿通される筒状部を設
け、さらに、前記外蓋の内面に、外蓋と容器本体とを相
対的に回転させたときに昇降ノズルの嵌合筒部の外周側
に一体に設けられて前記口部と前記外蓋との間に配置さ
れる外筒部の外周に係合して昇降ノズルを回転させる係
合リブを設けてなることを特徴とするものである。
また、同様の目的を達成するために、外蓋)の内面に設
けた係合リブの代わりに外蓋の内面に昇降ノズルを上下
に案内するねじ溝を形成するとともに昇降ノズルの前記
外筒部の外面に前記ねじ溝に係合する突起を突設し、さ
らに、前記容器本体の口部の外面と昇降ノズルの外筒部
の内面との間のねじ機構の代わりに昇降ノズルを上下方
向にのみ案内する係止機構を備えた構成とすることもで
きる。
けた係合リブの代わりに外蓋の内面に昇降ノズルを上下
に案内するねじ溝を形成するとともに昇降ノズルの前記
外筒部の外面に前記ねじ溝に係合する突起を突設し、さ
らに、前記容器本体の口部の外面と昇降ノズルの外筒部
の内面との間のねじ機構の代わりに昇降ノズルを上下方
向にのみ案内する係止機構を備えた構成とすることもで
きる。
なお、注出部天板に注出口を設けた昇降ノズルに代えて
注出部側壁に注出口を設けた昇降ノズルを容器本体の口
部に装着するとともに、この昇降ノズルの注出部基端開
口部を昇降ノズルの下降限位置において中栓の突出杆に
より閉塞するように形成すれば、注出口からの液だれを
防止することができるので、好ましい。
注出部側壁に注出口を設けた昇降ノズルを容器本体の口
部に装着するとともに、この昇降ノズルの注出部基端開
口部を昇降ノズルの下降限位置において中栓の突出杆に
より閉塞するように形成すれば、注出口からの液だれを
防止することができるので、好ましい。
「作用」 このように構成された注出容器において、外蓋と容器本
体とを相対的に回転させると、係合リブによって回動が
規制された昇降ノズルが容器本体の口部とのねじ作用に
よって昇降動し、昇降ノズルの注出部が筒状部から出没
する。
体とを相対的に回転させると、係合リブによって回動が
規制された昇降ノズルが容器本体の口部とのねじ作用に
よって昇降動し、昇降ノズルの注出部が筒状部から出没
する。
ここで、昇降ノズルを下降限位置まで下降させると、注
出部の注出口が中栓に設けられた突出杆によって閉塞さ
れ、また、昇降ノズルを上昇させると、突出杆による注
出口の閉塞状態が解除されて注出口からの容器本体内の
内容液の吐出が可能となる。
出部の注出口が中栓に設けられた突出杆によって閉塞さ
れ、また、昇降ノズルを上昇させると、突出杆による注
出口の閉塞状態が解除されて注出口からの容器本体内の
内容液の吐出が可能となる。
また、昇降ノズルは、注出部が筒状部に摺動可能に挿通
されるとともに、嵌合筒部が中栓内に摺動可能に挿通さ
れているので、昇降時において、上部及び下部にて姿勢
が正確に支持される。ことにより、昇降ノズルを下降さ
せた際に、注出部の注出口へ突出杆を確実に嵌合させ
て、この注出口を高気密状態にて閉塞させることが可能
となる。
されるとともに、嵌合筒部が中栓内に摺動可能に挿通さ
れているので、昇降時において、上部及び下部にて姿勢
が正確に支持される。ことにより、昇降ノズルを下降さ
せた際に、注出部の注出口へ突出杆を確実に嵌合させ
て、この注出口を高気密状態にて閉塞させることが可能
となる。
なお、外蓋の内面にねじ溝を設け、昇降ノズルの外面に
このねじ溝に係合する突起を突設したものでは、その外
蓋を容器本体に対し相対的に回転させると、容器本体の
口部と昇降ノズルとの間の係止機構の作用並びに昇降ノ
ズルと外蓋とのねじ作用によって、昇降ノズルは外蓋内
を昇降動することになる。
このねじ溝に係合する突起を突設したものでは、その外
蓋を容器本体に対し相対的に回転させると、容器本体の
口部と昇降ノズルとの間の係止機構の作用並びに昇降ノ
ズルと外蓋とのねじ作用によって、昇降ノズルは外蓋内
を昇降動することになる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明すると、これらの図において、符号10は有底円筒
状の容器本体、11はこの容器本体10の口部に被せて装着
される昇降ノズル付きキャップであり、これら符号10お
よび11によって、この注出容器の主要部材が構成されて
いる。
て説明すると、これらの図において、符号10は有底円筒
状の容器本体、11はこの容器本体10の口部に被せて装着
される昇降ノズル付きキャップであり、これら符号10お
よび11によって、この注出容器の主要部材が構成されて
いる。
前記容器本体10は、有底円筒状の胴部10aと、この胴部1
0aの上部に連続する肩部10bに形成された段部10cと、こ
の段部10cの上面に形成されて内容物の出口となる円筒
状の口部10dとから構成されたもので、前記段部10cの外
周面には周突条10eが形成されるとともに、口部10dの外
周面にはおねじ10fが設けられ、かつ、口部10dの内面上
端には係止突条10gが周設されている。
0aの上部に連続する肩部10bに形成された段部10cと、こ
の段部10cの上面に形成されて内容物の出口となる円筒
状の口部10dとから構成されたもので、前記段部10cの外
周面には周突条10eが形成されるとともに、口部10dの外
周面にはおねじ10fが設けられ、かつ、口部10dの内面上
端には係止突条10gが周設されている。
前記キャップ11は、前記口部10d内周に液密に嵌め込ま
れた筒状の中栓12と、前記口部10dの外周に対してねじ
結合されかつ天板部に上方に突出する有頭筒状の注出部
13aを有する昇降ノズル13と、この昇降ノズル13の外周
に被せられ下端が容器本体10に対して軸回りに回転自在
に係合する外蓋14とを主体として構成されている。
れた筒状の中栓12と、前記口部10dの外周に対してねじ
結合されかつ天板部に上方に突出する有頭筒状の注出部
13aを有する昇降ノズル13と、この昇降ノズル13の外周
に被せられ下端が容器本体10に対して軸回りに回転自在
に係合する外蓋14とを主体として構成されている。
そして、前記中栓12は口部10d内に進入してこの口部10d
に一体に装着される嵌合筒部12aと、この嵌合筒部12aの
内側中央部に取付板12bを介して口部10dの上方に向けて
突出する突出杆12cとを主体として構成されている。
に一体に装着される嵌合筒部12aと、この嵌合筒部12aの
内側中央部に取付板12bを介して口部10dの上方に向けて
突出する突出杆12cとを主体として構成されている。
また、前記嵌合筒部12aの外周には、口部10dの上端に当
接するフランジ部12dと、口部10dの係止突条10gに係合
する周突条12eがそれぞれ設けられている。
接するフランジ部12dと、口部10dの係止突条10gに係合
する周突条12eがそれぞれ設けられている。
なお、前記突出杆12cは、昇降ノズル13の下降限位置に
おいて昇降ノズル13を閉塞するもので、図示例では、外
蓋14の天板位置まで延出しており、さらに、この突出杆
12cの先端には、先端に行くにしたがって縮径するテー
パ面12fが形成されている。
おいて昇降ノズル13を閉塞するもので、図示例では、外
蓋14の天板位置まで延出しており、さらに、この突出杆
12cの先端には、先端に行くにしたがって縮径するテー
パ面12fが形成されている。
昇降ノズル13は、内容物の注出口となる注出部13aと、
容器本体10の口部10dの外周にねじ込まれる外筒部13b
と、前記注出部13aに連通しかつ天板部裏面より中栓12
の内面に嵌合するようにして下方に延出する嵌合筒部13
cとを主体として構成されている。
容器本体10の口部10dの外周にねじ込まれる外筒部13b
と、前記注出部13aに連通しかつ天板部裏面より中栓12
の内面に嵌合するようにして下方に延出する嵌合筒部13
cとを主体として構成されている。
前記注出部13aは有底円筒状に形成されていてその天板
に内容物の出口となる注出口13dが形成されており、ま
た、この注出口13dの内面は突出杆12c先端のテーパ面12
fに面接触する如くテーパ状に形成されている。
に内容物の出口となる注出口13dが形成されており、ま
た、この注出口13dの内面は突出杆12c先端のテーパ面12
fに面接触する如くテーパ状に形成されている。
一方、前記外周部13bの内周面には口部10dのおねじに螺
合するめねじ13eが形成されるとともに外筒部13bの外周
面には軸方向に延びる係合リブ13fが周方向に複数並設
されている。
合するめねじ13eが形成されるとともに外筒部13bの外周
面には軸方向に延びる係合リブ13fが周方向に複数並設
されている。
なお、前記嵌合筒部13cは、中栓12の内周面に緊密に嵌
合する大きさに形成され、これにより、昇降ノズル13と
中栓12との間に液密状態が確実に保持されるように配慮
されている。
合する大きさに形成され、これにより、昇降ノズル13と
中栓12との間に液密状態が確実に保持されるように配慮
されている。
一方、前記外蓋14は、昇降ノズル12を覆う有頭円筒状に
形成されており、またその天板部14aには昇降ノズル13
の繰出口を構成する筒状部14bが、外蓋14内方に延出す
る形態で設けられている。
形成されており、またその天板部14aには昇降ノズル13
の繰出口を構成する筒状部14bが、外蓋14内方に延出す
る形態で設けられている。
なお、外蓋14の周壁14cは、その組付状態において、容
器本体10の段部10c外周に嵌合する大きさに形成されて
なり、また、周壁14cの下端内周面には、容器本体10の
周突条10eに係合する係止突条14dが形成されている。
器本体10の段部10c外周に嵌合する大きさに形成されて
なり、また、周壁14cの下端内周面には、容器本体10の
周突条10eに係合する係止突条14dが形成されている。
一方、前記外蓋14の周壁14cの内面には、外蓋14と容器
本体10とを相対的に回転させたときに昇降ノズル13の係
合リブ13fに係合して昇降ノズル13を回転させる係合リ
ブ14eが設けられている。
本体10とを相対的に回転させたときに昇降ノズル13の係
合リブ13fに係合して昇降ノズル13を回転させる係合リ
ブ14eが設けられている。
次いで、以上のように構成された本実施例の作用を説明
する。
する。
第1図に示すように、昇降ノズル13が下降した状態とさ
れているときは、注出部13aの注出口13dが中栓12の突出
杆12cによって塞がれ、注出部13aが密閉された状態に保
持されている。
れているときは、注出部13aの注出口13dが中栓12の突出
杆12cによって塞がれ、注出部13aが密閉された状態に保
持されている。
ここで、容器本体10を持って外蓋14を回すと、外蓋14内
の昇降ノズル13は係合リブ13f,14eどうしの係合によっ
てその周方向に回転させられ、昇降ノズル13のめねじ13
eと口部10dのおねじ10fの作用を受けて、第2図などに
示すように、上方へ移動する。
の昇降ノズル13は係合リブ13f,14eどうしの係合によっ
てその周方向に回転させられ、昇降ノズル13のめねじ13
eと口部10dのおねじ10fの作用を受けて、第2図などに
示すように、上方へ移動する。
そして、昇降ノズル13が上方へ移動すると、注出部13a
は外蓋14の繰出口より突出するとともに、注出部13aの
注出口13dが開口するので、容器本体10を傾ければ、そ
の注出口13dより内容物が注出される。
は外蓋14の繰出口より突出するとともに、注出部13aの
注出口13dが開口するので、容器本体10を傾ければ、そ
の注出口13dより内容物が注出される。
なお、外蓋14と容器本体10とを前記とは逆に相対回転さ
せて昇降ノズル13を繰り入れると、注出部13aの注出口1
3dに中栓12の突出杆12cが嵌まり込み、突出杆12cの先端
のテーパ面12fに注出口13d内面が面接触して、注出口13
dが密閉される。
せて昇降ノズル13を繰り入れると、注出部13aの注出口1
3dに中栓12の突出杆12cが嵌まり込み、突出杆12cの先端
のテーパ面12fに注出口13d内面が面接触して、注出口13
dが密閉される。
このように、本実施例の注出容器にあっては、外蓋14を
回転させることによって昇降ノズル13を出し入れする簡
単な操作で注出口の実質的な開閉動作が行なわれるの
で、その操作性が良く、また、昇降ノズル13の嵌合筒部
13cが口部10dに固定された中栓12の内面を液密に摺動し
て容器本体10の密閉状態を維持するので、その気密性が
良いといった利点がある。
回転させることによって昇降ノズル13を出し入れする簡
単な操作で注出口の実質的な開閉動作が行なわれるの
で、その操作性が良く、また、昇降ノズル13の嵌合筒部
13cが口部10dに固定された中栓12の内面を液密に摺動し
て容器本体10の密閉状態を維持するので、その気密性が
良いといった利点がある。
さらに、本実施例の注出容器では、容器本体10の口部10
dに中栓12を嵌め込み、中栓12の周突条12eと口部10dの
係止突条10gとを互いに係合させこれらの密閉性を向上
させているので、昇降ノズル13の昇降動に伴って内容液
が口部10dの外側に滲出してしまうようなことがなく、
また、突出杆12cの上端テーパ面12fと注出部13aの注出
口13dとが互いに面接触するので、その気密性が確実に
保持されるといった長所がある。
dに中栓12を嵌め込み、中栓12の周突条12eと口部10dの
係止突条10gとを互いに係合させこれらの密閉性を向上
させているので、昇降ノズル13の昇降動に伴って内容液
が口部10dの外側に滲出してしまうようなことがなく、
また、突出杆12cの上端テーパ面12fと注出部13aの注出
口13dとが互いに面接触するので、その気密性が確実に
保持されるといった長所がある。
また、第3図および第4図は本考案の第2実施例を示す
もので、この実施例では、注出部天板に注出口13dを設
けた昇降ノズル13に代えて、注出部13aの側壁(周壁)
に注出口13dを設けた昇降ノズル13Aを容器本体10の口部
10dにねじ結合するとともに、この昇降ノズル13Aの注出
部基端開口部を昇降ノズル13Aの下降限位置において中
栓12の突出杆12eにより閉塞するようにしたことを特徴
とするものである。すなわち、この実施例にかかる昇降
ノズル13Aは、外径がほぼ突出杆12cと同径の有頭筒状の
注出部13aを有し、かつ、注出部13aの基端開口周縁に突
出杆12cのテーパ面12fに面接触するテーパ面13gが形成
された構成となっている。なお、図示例では、中栓12の
突出杆12cは、中栓12の上端よりもわずかに突出する長
さに形成されており、また、昇降ノズル13の注出口13d
は、昇降ノズル13の下降限位置において外蓋14の筒状部
14bの内面によって閉塞されるように構成されている。
もので、この実施例では、注出部天板に注出口13dを設
けた昇降ノズル13に代えて、注出部13aの側壁(周壁)
に注出口13dを設けた昇降ノズル13Aを容器本体10の口部
10dにねじ結合するとともに、この昇降ノズル13Aの注出
部基端開口部を昇降ノズル13Aの下降限位置において中
栓12の突出杆12eにより閉塞するようにしたことを特徴
とするものである。すなわち、この実施例にかかる昇降
ノズル13Aは、外径がほぼ突出杆12cと同径の有頭筒状の
注出部13aを有し、かつ、注出部13aの基端開口周縁に突
出杆12cのテーパ面12fに面接触するテーパ面13gが形成
された構成となっている。なお、図示例では、中栓12の
突出杆12cは、中栓12の上端よりもわずかに突出する長
さに形成されており、また、昇降ノズル13の注出口13d
は、昇降ノズル13の下降限位置において外蓋14の筒状部
14bの内面によって閉塞されるように構成されている。
しかして、このような構成の注出容器によれば、内容物
の注出口13dが昇降ノズル13の上下動によって出入りす
る注出部13aの側壁に開口しているので、液漏れや液だ
れ等の不具合をなくすことができ、衛生的でかつ外観上
の見映えも良い容器となるなどの長所がある。
の注出口13dが昇降ノズル13の上下動によって出入りす
る注出部13aの側壁に開口しているので、液漏れや液だ
れ等の不具合をなくすことができ、衛生的でかつ外観上
の見映えも良い容器となるなどの長所がある。
また、第5図は本考案の第3実施例を示すもので、この
実施例にあっては、外蓋14の内面に設けた係合リブ14e
の代わりに外蓋14の内面に昇降ノズル13を上下に案内す
るねじ溝20を形成するとともに昇降ノズル13の外面に前
記ねじ溝20に係合する突起21を突設し、さらに、前記容
器本体10の口部10dと昇降ノズル13との間のねじ機構
(図示例ではおねじ10fとこのおねじ10fに螺合するめね
じ13e)の代わりに昇降ノズル13を上下方向にのみ案内
する係止機構Kを備えた構成としたもので、この係止機
構Kとしては、図面に示すように、口部10dの外周に突
設された係止凸部22と、昇降ノズル12の外筒部12b内面
に突設されて前記係止凸部22に係合する係合凸部23とか
ら構成されたもの等が挙げられる。
実施例にあっては、外蓋14の内面に設けた係合リブ14e
の代わりに外蓋14の内面に昇降ノズル13を上下に案内す
るねじ溝20を形成するとともに昇降ノズル13の外面に前
記ねじ溝20に係合する突起21を突設し、さらに、前記容
器本体10の口部10dと昇降ノズル13との間のねじ機構
(図示例ではおねじ10fとこのおねじ10fに螺合するめね
じ13e)の代わりに昇降ノズル13を上下方向にのみ案内
する係止機構Kを備えた構成としたもので、この係止機
構Kとしては、図面に示すように、口部10dの外周に突
設された係止凸部22と、昇降ノズル12の外筒部12b内面
に突設されて前記係止凸部22に係合する係合凸部23とか
ら構成されたもの等が挙げられる。
つまり、ここに示す注出容器では、口部外周におねじ10
fが形成された容器本体10の代わりに、口部外周にその
軸方向に延出しかつ周方向に間隔をおいて並設された係
合凸部22を有する容器本体10を用い、この容器本体10の
口部に昇降ノズル13付きキャップ11を被せて装着したも
ので、前記キャップ11は、口部10dの内面に嵌め込まれ
る中栓12と、口部10dに係合される昇降ノズル13と、こ
の昇降ノズル13に対してねじ結合される外蓋14とを主体
としてなるものである。
fが形成された容器本体10の代わりに、口部外周にその
軸方向に延出しかつ周方向に間隔をおいて並設された係
合凸部22を有する容器本体10を用い、この容器本体10の
口部に昇降ノズル13付きキャップ11を被せて装着したも
ので、前記キャップ11は、口部10dの内面に嵌め込まれ
る中栓12と、口部10dに係合される昇降ノズル13と、こ
の昇降ノズル13に対してねじ結合される外蓋14とを主体
としてなるものである。
しかして、このように構成された実施例の注出容器にお
いては、外蓋14を容器本体10に対し相対的に回転させる
と、昇降ノズル13は、口部10dに対して係止機構Kの作
用を受けて、外面の突起21が外蓋14のねじ溝20によって
上下に案内されるので、外蓋14内において昇降動し、そ
の注出口13dが開閉させられることになる。したがっ
て、この実施例の注出容器においても、前述した実施例
の注出容器とほぼ同様の作用効果を得ることができるも
のである。
いては、外蓋14を容器本体10に対し相対的に回転させる
と、昇降ノズル13は、口部10dに対して係止機構Kの作
用を受けて、外面の突起21が外蓋14のねじ溝20によって
上下に案内されるので、外蓋14内において昇降動し、そ
の注出口13dが開閉させられることになる。したがっ
て、この実施例の注出容器においても、前述した実施例
の注出容器とほぼ同様の作用効果を得ることができるも
のである。
また、第6図ないし第8図は本考案の第4実施例を示す
もので、この例では、昇降ノズル13の注出部13a先端を
屈曲させてなる形態とし、その屈曲した注出部13aの端
部に横方向に開口する注出口13dを形成してなるもの
で、このような形態の昇降ノズル13では、第8図に示す
ように、注出部13aを突出させて、内容物を取り出す場
合に、注出口13dが横方向に延びているため、内容物の
取り出しが良くなるといった利点がある。
もので、この例では、昇降ノズル13の注出部13a先端を
屈曲させてなる形態とし、その屈曲した注出部13aの端
部に横方向に開口する注出口13dを形成してなるもの
で、このような形態の昇降ノズル13では、第8図に示す
ように、注出部13aを突出させて、内容物を取り出す場
合に、注出口13dが横方向に延びているため、内容物の
取り出しが良くなるといった利点がある。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、本考案はこれらの形状等に限定
されるものではない。
寸法等は一例であって、本考案はこれらの形状等に限定
されるものではない。
「考案の効果」 以上説明したように本考案にかかる注出容器は、口部外
周におねじが形成された有底筒状の容器本体と、この容
器本体の口部に被せて装着される昇降ノズル付きキャッ
プとからなる注出容器において、前記キャップを、前記
口部内周に液密に嵌め込まれた筒状の中栓と、前記口部
の外周に対してねじ結合されかつ天板部に上方に突出す
る有頭筒状の注出部を有する昇降ノズルと、この昇降ノ
ズルの外周に被せられ下端が容器本体に対して軸回りに
回転自在に係合する外蓋とから構成し、かつ、前記昇降
ノズルの注出部天板に、内容物の出口となる注出口を形
成するとともに、昇降ノズルの天板部裏面に注出部に連
通しかつ中栓に摺動可能に挿通するように下方に延出す
る嵌合筒部を設ける一方、前記中栓の中央部に取付板を
介して口部の上方に突出し昇降ノズルの下降限位置にお
いて昇降ノズルの注出口を閉塞する突出杆を設けるとと
もに、前記外蓋の天板部に、昇降ノズルの注出部が摺動
可能に挿通される筒状部を設け、さらに、前記外蓋の内
面に、外蓋と容器本体とを相対的に回転させたときに昇
降ノズルの前記嵌合筒部の外周側に一体に設けられて前
記口部と前記外蓋との間に配置される外筒部の外周に係
合して昇降ノズルを回転させる係合リブを設けたから、
次のような優れた効果を奏する。
周におねじが形成された有底筒状の容器本体と、この容
器本体の口部に被せて装着される昇降ノズル付きキャッ
プとからなる注出容器において、前記キャップを、前記
口部内周に液密に嵌め込まれた筒状の中栓と、前記口部
の外周に対してねじ結合されかつ天板部に上方に突出す
る有頭筒状の注出部を有する昇降ノズルと、この昇降ノ
ズルの外周に被せられ下端が容器本体に対して軸回りに
回転自在に係合する外蓋とから構成し、かつ、前記昇降
ノズルの注出部天板に、内容物の出口となる注出口を形
成するとともに、昇降ノズルの天板部裏面に注出部に連
通しかつ中栓に摺動可能に挿通するように下方に延出す
る嵌合筒部を設ける一方、前記中栓の中央部に取付板を
介して口部の上方に突出し昇降ノズルの下降限位置にお
いて昇降ノズルの注出口を閉塞する突出杆を設けるとと
もに、前記外蓋の天板部に、昇降ノズルの注出部が摺動
可能に挿通される筒状部を設け、さらに、前記外蓋の内
面に、外蓋と容器本体とを相対的に回転させたときに昇
降ノズルの前記嵌合筒部の外周側に一体に設けられて前
記口部と前記外蓋との間に配置される外筒部の外周に係
合して昇降ノズルを回転させる係合リブを設けたから、
次のような優れた効果を奏する。
(a)外蓋を回転させることによって昇降ノズルを外蓋
の筒状部より出し入れする簡単な操作で注出口の実質的
な開閉動作を行なうことができるので、その操作性が良
く、また、昇降ノズルに、口部に嵌め込まれた中栓に摺
動可能に挿通するように、摺動ノズルの下方に延出する
嵌合筒部が設けられ、外蓋の天板部に、昇降ノズルの注
出部が摺動可能に挿通される筒状部が設けられているの
で、昇降される昇降ノズルの姿勢を上部及び下部にて高
精度に支持することができ、これにより、昇降ノズルを
下降限位置まで下降させたときに、この昇降ノズルの注
出口へ突出杆を極めて高精度にて嵌合させて閉塞するこ
とができ、不使用時における注出口からの内容液の漏出
及び注出口からの内容液の蒸散を確実に防止することが
できる。
の筒状部より出し入れする簡単な操作で注出口の実質的
な開閉動作を行なうことができるので、その操作性が良
く、また、昇降ノズルに、口部に嵌め込まれた中栓に摺
動可能に挿通するように、摺動ノズルの下方に延出する
嵌合筒部が設けられ、外蓋の天板部に、昇降ノズルの注
出部が摺動可能に挿通される筒状部が設けられているの
で、昇降される昇降ノズルの姿勢を上部及び下部にて高
精度に支持することができ、これにより、昇降ノズルを
下降限位置まで下降させたときに、この昇降ノズルの注
出口へ突出杆を極めて高精度にて嵌合させて閉塞するこ
とができ、不使用時における注出口からの内容液の漏出
及び注出口からの内容液の蒸散を確実に防止することが
できる。
(b)また、請求項3記載の注出容器によれば、内容物
の注出口を外蓋天面の繰出口より出没する昇降ノズルの
注出部の側壁に形成したから、注出口より取り出した内
容物の液だれをなくすことができ、衛生的でかつ外観上
の見映えを良くすることができるといった利点がある。
の注出口を外蓋天面の繰出口より出没する昇降ノズルの
注出部の側壁に形成したから、注出口より取り出した内
容物の液だれをなくすことができ、衛生的でかつ外観上
の見映えを良くすることができるといった利点がある。
(c)さらに請求項2記載の注出容器では、外蓋の内面
に設けた係合リブの代わりに外蓋の内面に昇降ノズルを
上下に案内するねじ溝を形成するとともに昇降ノズルの
前記外筒部の外面に前記ねじ溝に係合する突起を突設
し、さらに、前記容器本体の口部の外面と昇降ノズルの
外筒部の内面との間のねじ機構の代わりに昇降ノズルを
上下方向にのみ案内する係止機構を備えてなることを特
徴とするものであるから、外蓋を容器本体に対し相対的
に回転させることにより、昇降ノズルを上下動させて、
その注出口を開閉させることができ、請求項1に記載の
注出容器とほぼ同様の目的を達成することができるとい
った効果がある。
に設けた係合リブの代わりに外蓋の内面に昇降ノズルを
上下に案内するねじ溝を形成するとともに昇降ノズルの
前記外筒部の外面に前記ねじ溝に係合する突起を突設
し、さらに、前記容器本体の口部の外面と昇降ノズルの
外筒部の内面との間のねじ機構の代わりに昇降ノズルを
上下方向にのみ案内する係止機構を備えてなることを特
徴とするものであるから、外蓋を容器本体に対し相対的
に回転させることにより、昇降ノズルを上下動させて、
その注出口を開閉させることができ、請求項1に記載の
注出容器とほぼ同様の目的を達成することができるとい
った効果がある。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は昇降ノズルを下降させた状態を示す断面図、第
2図は昇降ノズルを上昇させた状態を示す断面図、第3
図および第4図はそれぞれ本考案の第2実施例を示すも
ので、第3図は断面図、第4図は半断面図、第5図は本
考案の第3実施例を示す注出容器の半断面図、第6図な
いし第8図は本考案の第4実施例を示すもので、第6図
は斜視図、第7図および第8図はそれぞれ断面図、第9
図および第10図はそれぞれ従来の注出容器の一構造例を
説明するために示した断面図である。 10……容器本体、 10a……胴部、 10b……肩部、10c……段部、 10d……口部、10e……周突条、 10f……おねじ、 11……昇降ノズル付きキャップ、 12……中栓、12a……嵌合筒部、 12b……取付板、12c……突出杆、 12d……フランジ部、12e……周突条、 12f……テーパ面、13……昇降ノズル、 13a……注出部、13b……外筒部、 13c……嵌合筒部、13d……注出口、 13e……めねじ、13f……係合リブ、 14……外蓋、14a……天板部、 14b……筒状部、20……ねじ溝、 21……突起、K……係止機構。
第1図は昇降ノズルを下降させた状態を示す断面図、第
2図は昇降ノズルを上昇させた状態を示す断面図、第3
図および第4図はそれぞれ本考案の第2実施例を示すも
ので、第3図は断面図、第4図は半断面図、第5図は本
考案の第3実施例を示す注出容器の半断面図、第6図な
いし第8図は本考案の第4実施例を示すもので、第6図
は斜視図、第7図および第8図はそれぞれ断面図、第9
図および第10図はそれぞれ従来の注出容器の一構造例を
説明するために示した断面図である。 10……容器本体、 10a……胴部、 10b……肩部、10c……段部、 10d……口部、10e……周突条、 10f……おねじ、 11……昇降ノズル付きキャップ、 12……中栓、12a……嵌合筒部、 12b……取付板、12c……突出杆、 12d……フランジ部、12e……周突条、 12f……テーパ面、13……昇降ノズル、 13a……注出部、13b……外筒部、 13c……嵌合筒部、13d……注出口、 13e……めねじ、13f……係合リブ、 14……外蓋、14a……天板部、 14b……筒状部、20……ねじ溝、 21……突起、K……係止機構。
Claims (3)
- 【請求項1】口部外周におねじが形成された有底筒状の
容器本体(10)と、この容器本体の口部(10d)に被せ
て装着される昇降ノズル付きキャップ(11)とからなる
注出容器において、前記キャップ(11)は、前記口部
(10d)内周に液密に嵌め込まれた筒状の中栓(12)
と、前記口部の外周に対してねじ結合されかつ天板部に
上方に突出する有頭筒状の注出部(13a)を有する昇降
ノズル(13)と、この昇降ノズル(13)の外周に被せら
れ下端が容器本体(10)に対して軸回りに回転自在に係
合する外蓋(14)とからなり、かつ、前記昇降ノズル
(13)の注出部天板には、内容物の出口となる注出口
(13d)が形成されるとともに、昇降ノズル(13)の天
板部裏面は注出部(13a)に連通し、かつ中栓(12)に
摺動可能に挿通するように下方に延出する嵌合筒部(12
a)が設けられる一方、前記中栓(12)の中央部には取
付板(12b)を介して口部(10d)の上方に突出し昇降ノ
ズル(13)の下降限位置において昇降ノズル(13)の注
出口(13d)を閉塞する突出杆(12c)が設けられるとと
もに、前記外蓋(14)の天板部には、昇降ノズル(13)
の注出部(13a)が摺動可能に挿通される筒状部(14b)
が設けられ、さらに、外蓋(14)の内面には、外蓋(1
4)と容器本体(10)とを相対的に回転させたときに昇
降ノズル(13)の前記嵌合筒部(12a)の外周側に一体
に設けられて前記口部10d)と前記外蓋(14)との間に
配置される外筒部(13b)の外周に係合して昇降ノズル
(13)を回転させる係合リブ(14e)が設けられている
ことを特徴とする注出容器。 - 【請求項2】請求項1記載の注出容器において、外蓋
(14)の内面に設けた係合リブ(14e)の代わりに外蓋
(14)の内面に昇降ノズル(13)を上下に案内するねじ
溝(20)を形成するとともに昇降ノズル(13)の前記外
筒部(13b)の外面に前記ねじ溝(20)に係合する突起
(21)を突設し、さらに、前記容器本体(10)の口部
(10d)の外面と昇降ノズル(13)の外筒部(13b)の内
面との間のねじ機構の代わりに昇降ノズル(13)を上下
方向にのみ案内する係止機構(K)を備えたことを特徴
とする注出容器。 - 【請求項3】請求項1もしくは2記載の注出容器におい
て、注出部天板に注出口(13d)を設けた昇降ノズル(1
3)に換えて注出部側壁に注出口(13d)を設けた昇降ノ
ズル(13A)を容器本体(10)の口部(10d)に装着する
とともに、この昇降ノズル(13A)の注出部基端開口部
を昇降ノズル(13A)の下降限位置において中栓(12)
の突出杆(12c)により閉塞するように形成したことを
特徴とする注出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988171186U JPH0646846Y2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 注出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988171186U JPH0646846Y2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 注出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0290258U JPH0290258U (ja) | 1990-07-17 |
JPH0646846Y2 true JPH0646846Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31462794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988171186U Expired - Lifetime JPH0646846Y2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 注出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646846Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5932648U (ja) * | 1982-08-25 | 1984-02-29 | 株式会社吉野工業所 | 液体注出容器 |
JPS613245U (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-10 | 紀伊産業株式会社 | 容器の口部開閉機構 |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP1988171186U patent/JPH0646846Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0290258U (ja) | 1990-07-17 |
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