JPH0343163Y2 - - Google Patents

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JPH0343163Y2
JPH0343163Y2 JP1984102151U JP10215184U JPH0343163Y2 JP H0343163 Y2 JPH0343163 Y2 JP H0343163Y2 JP 1984102151 U JP1984102151 U JP 1984102151U JP 10215184 U JP10215184 U JP 10215184U JP H0343163 Y2 JPH0343163 Y2 JP H0343163Y2
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、壜体の球形状をした蓋栓構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
キヤツプ本体に蓋体を蝶番結合して構成される
キヤツプが、壜体のキヤツプとして多数利用され
ているが、キヤツプの開放操作をワンタツチで達
成できるように、蓋体のキヤツプ本体に対する係
止を解くことにより、スプリングの弾力で蓋体が
自動的に開放するキヤツプの技術(例えば、実開
昭53−60453号公報)が知られている。
この従来技術は、キヤツプ本体と蓋体との蝶番
結合部分に、弾力を蓋体に対して開放方向に作用
させるスプリングを組付けた構成である。
また、キヤツプを組付けた壜体容器全体の外観
形状に面白味を与えるために、壜体を球体形状に
したキヤツプが知られている。この蓋体を球体形
状としたキヤツプにあつては、球体形状となつた
蓋体の下端部をキヤツプ本体に開設された注出口
の開口縁に密接触させて注出口の密閉を達成する
ものとなつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この蓋体を球体形状としたキヤツプの場合、閉
状態時における蓋体の姿勢を安定させるため、キ
ヤツプ本体に蓋体を嵌入位置させる半球殻状の筒
体を設ける必要がある。このように、キヤツプ本
体の上端には、蓋体を嵌入保持するための半球殻
状の筒体を起立設しているので、当然のことなが
ら、この半球殻状の筒体が内容液の注出通路を形
成することになり、このため注出口よりも外側に
位置する半球殻状の筒体内面に内容液が付着残存
し、この付着した内容液でキヤツプの外表面が汚
れると云う問題があつた。
また、蓋体は、キヤツプ本体の半球殻状の筒体
の後側上端縁に蝶番結合されており、この蝶番結
合部分に前記した従来技術のように開放方向に弾
力を作用させるスプリングを装着することによつ
て、開状態時における内容液の注出動作を円滑で
良好なものとすることができるのであるが、この
半球殻状の筒体の後側上端縁は、キヤツプの後側
に突出した形態で位置するので、この蝶番結合部
分にスプリング装着すると、蝶番結合部分の後方
への突出程度が強まつて、この突出した蝶番部分
が他の文体に引つ掛かると云う問題があり、かつ
蝶番部分にスプリングを装着することは、蝶番部
分の構造を複雑とするばかりでなく、キヤツプ本
体と蓋体との組立て作業を面倒にすると云う問題
があつた。
そこで、本考案は、上記した従来技術における
問題点を解消すべく考案されたもので、キヤツプ
本体に球体状の蓋体を蝶番結合したキヤツプにお
いて、蓋体を自動的に開放回動させると共に、内
容液注出時に専用の注出通路を形成することを技
術的課題とし、もつてワンタツチで開放できると
共に、キヤツプ外表面の付着した内容液による汚
れの発生を皆無とするのを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を解決する本考案の手段は、壜
体の口筒内に密に嵌入される外筒と、中心に注出
孔を開設した頂板を有する内筒とを下端間をフラ
ンジで連結して構成されたシリンダ筒を、半球形
状のテーパ円筒壁の下端に垂下連設した組付き筒
体を有すること、 この組付き筒体のテーパ円筒壁の後側上端縁に蝶
番結合された球体に、組付き筒体の注出孔に密嵌
入する栓ピンを突設した蓋球を有すること、 組付き筒体の外筒と内筒との間に昇降動自在か
つ抜け出し不能に組付けられた筒壁の上端に、蓋
球の球体を下方から受ける球弧壁を周設したピス
トン筒体を有すること、 このピストン筒体の下端に弾接した状態で組付
き筒体の外筒と内筒との間に嵌装されたスプリン
グを有すること、 蓋球を、栓ピンが注出孔内に密嵌入した姿勢
で、前側部分で組付き筒体のテーパ円筒壁の上端
部に係止させること、 にある。
〔作 用〕
蓋球の前側部分を、組付き筒体のテーパ円筒壁
の上端部に係止させた状態では、蓋球はその栓ピ
ンを注出孔に密嵌入させて壜体を密閉状態に保持
して閉姿勢となつており、ピストン筒体はその上
端の球弧壁を、栓ピン周囲の球体表面にスプリン
グの弾力により圧接触させている。
この閉姿勢状態から、蓋球前側部分とテーパ円
筒壁前側上端部分との係止を解除すると、ピスト
ン筒体がスプリングの弾力により上昇し、このピ
ストン筒体の上昇変位により蓋球がその蝶番を軸
として開方向に回動して栓ピンを注出孔から抜き
出して注出孔を開放する。ピストン筒体はスプリ
ングの弾力により上昇限位置まで変位するが、こ
のピストン筒体が上昇限に位置した状態では、ピ
ストン筒体の上端縁である球弧壁の上端縁は、キ
ヤツプ本体の上端縁であるテーパ円筒壁の上端縁
よりも上位に位置し、かつこの球弧壁の上端周縁
は、開放限に回動した蓋球の球体表面の間近に位
置している。
それゆえ、この開姿勢で壜体を傾けて内容液を
注出すると、内容液は、注出孔から上昇限位置ま
で上昇しているピストン筒体内を通つて球弧壁で
ガイドされながら目的箇所に注出され、注出され
る内容液が組付き筒体のテーパ円筒壁の内周面に
接触することはない。また、上昇限に位置したピ
ストン筒体の球弧壁の上端縁後側は、開放回動限
に位置した蓋球の球体表面間近に位置しているの
で、壜体を傾斜させた内容液の注出動作時に、こ
の壜体の傾斜により蓋球が閉方向に回動変位した
としても、すぐに球体の外表面が球弧壁の上端縁
に突き当たるので、球弧壁内に侵入することがで
きず、よつて内容液の注出操作が蓋球に邪魔され
ることがない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
化粧液等を収納する壜体1は、胴部中央が膨ら
んだ有底筒形状をしていて、この胴部上端に肩部
2を介して直線円筒形状の口筒3を立設し、この
口筒3の外周面に螺条4を刻設して構成されてい
る。
壜体1の口筒3に組付く組付き筒体5は、口筒
3内に密嵌入する外筒11と、中央に注出孔15
を開設した頂板14を有し、下端をフランジ13
を介して外筒11の下端に連結した内筒12とか
ら構成されるシリンダ筒10と、外筒11の上端
から半球殻状に起立連設され、蓋球23を嵌め込
み保持するテーパ円筒壁6と、このテーパ円筒壁
6の下端から下方に拡径した形状で垂下設され、
上端部の直線円筒状となつた部分の内周面に、螺
条4と螺合する螺条を設けたスカート壁7とから
構成されている。
シリンダ筒10の外筒11と内筒12との間に
は間隙が形成されており、この間隙の上端である
内筒12の外周面上端には、周突条の突設により
係止段部16が形成されている。また、テーパ円
筒壁6の前側上端部の一部には切欠きが設けら
れ、この切欠き部分に係止片8が一体に軸支され
た状態で設けられているが、この係止片8は、そ
の上端部をテーパ円筒壁6の上端縁よりも上方に
突出位置させており、かつこの突出した上端部の
後側面に係止部9を突片状に付形し、係止片8を
テーパ円筒壁6に一体に軸支している合成樹脂材
料の弾力により、係止部9を設けた上端部を後方
に位置させる傾斜姿勢に保持されている。同様
に、テーパ円筒壁6の後側上端部の一部には切欠
きが設けられており、この切欠き部分に掛け渡す
形態で蝶番軸24が一体に付形されている。さら
に、下方に拡径したスカート壁7の下端外径は、
壜体1の胴部上端外径と等しい値に設定されてい
ると共に、スカート壁7の拡径程度が壜体1の胴
部の上方への縮径程度と適合するように設定され
ているので、組付き筒体5が壜体1に組付けられ
た状態では、壜体1の外表面と組付き筒体5の外
表面とが円滑に連続した形態となる。なお、この
スカート壁7の蝶条を刻設した上端部分の下端か
ら、すなわちスカート壁7の内周面の途中から、
組付き筒体5の口筒3に対する組付きをガイドす
るガイド筒が垂下設されている。
蓋球23の球体25は、硬質合成樹脂材料で成
形された上半分と、比較的軟質な合成樹脂材料で
成形された下半分とを組合せて構成されており、
この球体25の上半分の後側下端に蝶番軸24と
蝶番結合する蝶番片26を突設し、球体25の下
半分の外表面下端に注出孔15に密嵌入する栓ピ
ン28を突設し、さらに球体25の下半分の前側
上端に、係止部9が乗り越えて上側から係止する
係止突片17を突設している。
ピストン筒体18は、外筒11と内筒12との
間の間隙内に出入り自在に嵌入する直線円筒形状
をした筒壁19の内周面下端に、係止段部16に
下方から係止して、この筒壁19の抜け出しを防
止する係止条21を突周設す、また筒壁19の上
端から、その上面を球体25外表面に面接させる
球弧殻状の球弧壁20を起立連設している。
外筒11と内筒12との間の間隙内に嵌装され
るスプリング22は、コイルスプリング構造を
し、その上端をピストン筒体18の筒壁19下端
面に弾接させると共に、下端をフランジ13の上
面に弾接させている。
第1図に示した栓ピン28が注出孔15に密嵌
入した閉状態では、蓋球23は組付き筒体5のテ
ーパ円筒壁6内に嵌入し、このテーパ円筒壁6に
より組付き筒体5に対する組付き姿勢が保持さ
れ、またスプリング22の弾力がピストン筒体1
8を介して押上げ力として作用しているが、係止
突片27と係止片8との係止により、蓋球23は
開方向に回動することなしに、閉姿勢を維持す
る。
この状態から、係止片8の下部を押圧して係止
片8を傾動させて係止突片27と係止部9との係
止を解除すると、ピストン筒体18がスプリング
22の弾力により上昇変位し、このピストン筒体
18の上昇変位により、蓋球23は押上げられ
て、その栓ピン28を注出孔15から抜け出して
注出孔15を開放する。
第2図に示した開状態では、ピストン筒体18
がスプリング22の弾力により上昇限まで上昇
し、その球弧壁20の上端縁をテーパ円筒壁6の
上端縁よりも上位に位置させるので、内容液は、
テーパ円筒壁6内から上昇突出したピストン筒体
18によつて、テーパ円筒壁6の上端縁よりも上
位までガイドされて目的箇所に注出される。
〔考案の効果〕
本考案は、上記した構成となつているので、以
下に示す効果を奏する。
開状態時に、スプリングの弾力によりテーパ円
筒壁内から上方に突出するピストン筒体により、
注出される内容液の注出通路を形成するので、閉
状態時に蓋球を嵌入させて保持するテーパ円筒壁
の内周面に内容液が付着することがなく、かつ閉
状態時には、内容液の注出通路の一部となつたピ
ストン筒体の球弧壁は、テーパ円筒壁の内方に下
降収納されているので、内容液が蓋栓外表面に垂
れ落ちて汚すことがなく、もつて清潔な使用形態
を得ることができる。
ピストン筒体で閉姿勢の蓋球を受ける構成とし
たので、スプリングの弾力を、ピストン筒体を押
し上げるのと、蓋球を開放回動させるのとの、両
方に作用させることができ、これにより組付き筒
体と蓋球との蝶番結合部分の構造を簡単なものと
したまま、ワンタツチで蓋球を自動的に開方向に
回動させることができる。
ピストン筒体は、テーパ円筒壁内から充分に突
出し、かつその上端に上方に拡がつた球弧壁を設
けているので、開姿勢となつた蓋球の外表面がこ
の球弧壁の上端縁に突き当たり、もつて壜体を傾
斜させての内容液の注出操作時に、蓋球が球弧壁
内に侵入して内容液の注出動作の邪魔となること
がなく、内容液の円滑で良好な注出操作を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す、閉状態の
要部縦断面図である。第2図は、第1図に示した
実施例の、開状態の要部縦断面図である。 符号の説明、1……壜体、2……肩部、3……
口筒、4……蝶条、5……組付き筒体、6……テ
ーパ円筒壁、7……スカート壁、8……係止片、
9……係止部、10……シリンダ筒、11……外
筒、12……内筒、13……フランジ、14……
頂板、15……注出孔、16……係止段部、17
……ガイド筒、18……ピストン筒体、19……
筒壁、20……球弧壁、21……係止条、22…
…スプリング、23……蓋球、24……蝶番軸、
25……球体、26……蝶番片、27……係止突
片、28……栓ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 壜体1の口筒3内に密に嵌入される外筒11
    と、中心に注出孔15を開設した頂板14を有す
    る内筒12とを下端間をフランジ13で連結して
    構成されたシリンダ筒10を、半球形状のテーパ
    円筒壁6の下端に垂下連設した組付き筒体5と、
    前記テーパ円筒壁6の後側上端縁に蝶番結合され
    た球体25に前記注出孔15に密嵌入する栓ピン
    28を突設した蓋球23と、 前記外筒11と内筒12との間に昇降動自在か
    つ抜け出し不能に組付けられた筒壁19の上端
    に、前記球体25を下方から受ける球弧壁20を
    周設したピストン筒体18と、 該ピストン筒体18の下端に弾接した状態で前
    記外筒11と内筒12との間に嵌装されたスプリ
    ング22と、 を有し、前記蓋球23を、前記栓ピン28が注出
    孔15内に密嵌入した姿勢で、前側部分で前記テ
    ーパ円筒壁6の上端部に係止して成る壜体の蓋栓
    構造。
JP10215184U 1984-07-06 1984-07-06 壜体の蓋栓構造 Granted JPS6117058U (ja)

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JPS6117058U JPS6117058U (ja) 1986-01-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853043B2 (ja) * 1980-12-16 1983-11-26 ケルシイ−ヘイズ コムパニ− 物品の成形方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5360453U (ja) * 1976-10-21 1978-05-23
JPS5853043U (ja) * 1981-10-05 1983-04-11 株式会社デンソー 容器の注入口構造

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JPS5853043B2 (ja) * 1980-12-16 1983-11-26 ケルシイ−ヘイズ コムパニ− 物品の成形方法

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