JP3517043B2 - 安全キャップ - Google Patents
安全キャップInfo
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Description
ップ、即ち幼児が勝手に開蓋して収納薬品等を無断使用
しないよう設けたキャップに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば実公昭56-28939号が示すように、
容器体口頸部へ螺合可能に設けた内キャップと、該内キ
ャップ外面へ回動可能に、かつ抜出し不能に嵌合させた
外キャップとからなり、内キャップ頂壁の上面へは、該
頂壁と同心円とした円周部を有し、かつその一部から接
線方向たる左右両方向へ突出して溜部を延長形成したボ
ール転動用溝を穿設すると共に、外キャップ頂壁の下面
には、内外両キャップ締め方向側の先端側の端部がボー
ル転動用溝の円周部上へ、他端は上記溜部を含む円周上
へ、それぞれ位置するよう直線状の規制溝を穿設し、そ
れ等両溝の重り部分に、該重り部分においてだけ転動可
能とするボールを挿入させた安全キャップが知られてい
る。尚該キャップはキャップ締め方向に対してはボール
が溜部内へ入ることで内外両キャップが共に回動する
が、弛め方向に対してはボールがボール転動用溝の円周
部内へ入って外キャップが内キャップに対して空転する
よう設けたもので、開蓋するためには、キャップ弛め方
向側に位置する溜部が下向きとなるようキャップを傾け
て、その溜部内へボールを移動させることを要するよう
設けたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の安全キャッ
プは、容器体口頸部へ螺合するキャップであることを前
提とするものであり、いわゆるアンダーカット嵌合によ
り容器体口頸部に嵌合させるキャップには応用できな
い。 【0004】本発明は、アンダーカット嵌合により容器
体口頸部へ嵌合させるよう設けた、主キャップ上面を補
助キャップで閉塞するキャップに既述安全キャップとし
ての構造を設けたもので、主キャップ周壁の後部上端と
補助キャップ周壁後部の下端とを肉薄ヒンジで連結して
合成樹脂材で一体成形したキャップにおいて、補助キャ
ップ周壁前部から垂設した弾性フックを主キャップ周壁
前部に半短管状部を付設することで形成した透孔内に挿
通させることで補助キャップの開蓋が不能とし、その開
蓋を行うには、透孔下方に垂下する弾性フック下部の押
圧と補助キャップ周壁前部の引上げとを同時に行うこと
を要するようにすることで、既述幼児の開蓋を防止でき
るよう設けたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】容器体口頸部の外面へ、
アンダーカット嵌合させる突条8を内面に有する、主キ
ャップ1の周壁3の後部上端と、該主キャップ上面を閉
塞する補助キャップ15の周壁17の後部下端とを、肉薄ヒ
ンジ18で連結して、合成樹脂材で上記主キャップと補助
キャップとを一体成形したキャップにおいて、上記主キ
ャップ周壁3の前面上端部に、周壁3前面との間に上下
方向への透孔9を形成させて半短管状部10を付設すると
共に、補助キャップ周壁17の前部からは、上記半短管状
部10上面を覆う突部21を突設し、かつ該突部下面から、
垂直板部22a と水平板部22b と押板部22c とを連続して
形成した弾性フック22を垂下し、上記垂直板部22a は透
孔9に遊挿し、該垂直板部下端から前方突出する水平板
部22b は半短管状部10下面へ係合させ、更に該水平板部
前端から下後方へ弯曲して垂下する押板部22c を垂設し
ておき、押板部22c を後方へ押圧して弾性フック22を弾
性変形させて半短管状部10下面から水平板部22b を外し
た状態から補助キャップを開蓋することで、弾性フック
22が透孔9から抜出し可能に形成した。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明安全キャップは、主キャッ
プと補助キャップとからなる。まず図1から図4が示
す、第1実施形態について説明すると、該実施形態は公
知の簡易噴霧器のキャップを本発明の安全キャップとし
たものであり、主キャップ1は頂壁2外周から周壁3を
垂下する。その頂壁2外径は周壁上端から上向き段部4
を介して小外径部5に形成している。又頂壁2上面の前
後両部からは噴霧用ノズル6とガイド7とを起立し、周
壁3の下部内面には、容器体口頸部外面へアンダーカッ
ト嵌合させるための突条8を周設している。更に周壁3
の前面上端部へは周壁3前面との間に上下方向への透孔
9を形成させて半短管状部10を付設させている。尚11は
ノズルから垂下する吸上げパイプである。 【0007】補助キャップ15は、頂壁16外周から垂下す
る周壁17下部を、上記主キャップの小外径部5外面へ嵌
合させ、又その周壁17後部の下端を、主キャップ周壁3
後部の上端と肉薄ヒンジ18を介して連結している。又頂
壁16下面からは既述ノズル6外面へ嵌合させる筒部19を
垂下し、かつ該筒部の左右壁部を後方へ延長して既述ガ
イド7嵌合用溝20を形成している。更に周壁17の前部か
らは、既述半短管状部10上面を閉塞する突部21を突設
し、該突部21下面から透孔9に挿通させて弾性フック22
を垂下する。 【0008】該弾性フックは、突部21下面から垂下して
透孔9内へ遊挿させた垂直板部22aと、該垂直板部下端
から前方突出して半短管状部10の前部下面へ係合する水
平板部22b と、該水平板部前端から下後方へ弯曲して垂
下する押板部22c とからなり、水平板部22b は、押板部
22c を後方へ押込むことで半短管状部10下面から外れ
て、該状態から補助キャップ15前部を主キャップ1に対
して引上げることで弾性フック22が透孔9から抜出し可
能に形成しておく。上記半短管状部10の前部下面に対す
る水平板部22b の係合取外しを容易にするためには、透
孔9内へ挿通させた垂直板部22a 後面と主キャップ周壁
3の前面との間に適当の間隙を形成するとよく、該間隙
が少い場合は押板部22c 押圧によって上記水平板部22b
がほぼ垂直に近くなるまで弾性変形させることを要する
こととなる。 【0009】図示実施形態では押板部後方押込みによ
る、上記弾性フック22の弾性変形が容易であるよう、そ
の押板部22c 下端を主キャップ周壁3の前面に接触させ
た。 【0010】主キャップ1と補助キャップ15とは、肉薄
ヒンジ18で連結させて合成樹脂材により一体成形させ
た。 【0011】図5と図6とは第2実施形態を示す。該実
施形態は安全キャップを液体注出キャップとした例を示
し、主キャップ1の頂壁2中央部を大きく開口させてそ
の開口周縁から上外方へ液体注出筒25を起立すると共
に、補助キャップ15頂壁16の下面から、上記液体注出筒
25内面へ水密に嵌合させる栓筒26を垂下する。その他部
分の構造は第1実施形態の場合と同様であり、同一符号
を付することで説明を省略する。 【0012】図7と図8とは第3実施形態を示すもの
で、安全キャップを、液体、粉体、粒状体等収納用容器
のキャップとした例を示す。該実施形態では主キャップ
頂壁2の中央部を比較的小さく開口してその開口周縁か
ら短筒30を起立し、又補助キャップ頂壁16の下面から、
上記短筒内へ嵌合させる栓棒31を垂下する。その他構造
に関しては、第1実施形態の場合と同様であり、よって
同一符号を付することで説明を省略する。 【0013】 【発明の効果】本発明は既述構成とするもので、容器体
口頸部の外面へ、アンダーカット嵌合させる突条8を内
面に有する主キャップ1周壁の後部上端と、該主キャッ
プ上面を閉塞する補助キャップ15周壁の後部下端とを、
肉薄ヒンジ18で連結して合成樹脂材で一体成形したキャ
ップにおいて、主キャップ周壁3の前面上端部に半短管
状部10を付設してその周壁前面との間に透孔9を形成す
ると共に、補助キャップ周壁17の前面には上記半短管状
部10上面を覆う突部21を付設し、該突部下面から上記透
孔9に遊挿させて弾性フック22を垂下し、該弾性フック
を上記透孔9内に遊挿させた垂直板部22a と、該板部下
端から前方突出して半短管状部10下面へ係合する水平板
部22b と、該板部前端から垂下する押板部22c とで形成
して、押板部22c を後方押圧して半短管状部10下面から
水平板部22b を外すと共に、該状態から補助キャップ15
前部を上方へ引上げする、これ等両操作を同時に行わな
ければ開蓋不能としたから、又これ等両操作を同時に行
うことは幼児にとって困難であるから、幼児の開蓋を防
止できる。
る。 【図2】 閉蓋状態で示す、キャップの側面図である。 【図3】 そのキャップの正面図である。 【図4】 そのキャップの斜視図である。 【図5】 第2実施形態で示す、開蓋状態キャップの斜
視図である。 【図6】 図5キャップの開蓋時の側面図である。 【図7】 第3実施形態キャップを開蓋して示す斜視図
である。 【図8】 図7キャップの開蓋時の側面図である。 【符号の説明】 1…主キャップ 10…半短管状部 15…補助キャップ 22…弾性フック
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 容器体口頸部の外面へ、アンダーカット
嵌合させる突条8を内面に有する、主キャップ1の周壁
3の後部上端と、該主キャップ上面を閉塞する補助キャ
ップ15の周壁17の後部下端とを、肉薄ヒンジ18で連結し
て、合成樹脂材で上記主キャップと補助キャップとを一
体成形したキャップにおいて、上記主キャップ周壁3の
前面上端部に、周壁3前面との間に上下方向への透孔9
を形成させて半短管状部10を付設すると共に、補助キャ
ップ周壁17の前部からは、上記半短管状部10上面を覆う
突部21を突設し、かつ該突部下面から、垂直板部22a と
水平板部22b と押板部22c とを連続して形成した弾性フ
ック22を垂下し、上記垂直板部22a は透孔9に遊挿し、
該垂直板部下端から前方突出する水平板部22b は半短管
状部10下面へ係合させ、更に該水平板部前端から下後方
へ弯曲して垂下する押板部22c を垂設しておき、押板部
22c を後方へ押圧して弾性フック22を弾性変形させて半
短管状部10下面から水平板部22b を外した状態から補助
キャップを開蓋することで、弾性フック22が透孔9から
抜出し可能に形成したことを特徴とする安全キャップ。
Priority Applications (1)
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JP26940695A JP3517043B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 安全キャップ |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26940695A Expired - Fee Related JP3517043B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 安全キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
- 1995-09-21 JP JP26940695A patent/JP3517043B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9975670B2 (en) | 2013-04-17 | 2018-05-22 | Csp Technologies, Inc. | Container with button release |
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