JP2020015525A - スクイズ容器用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘度の異なる内容液が収納されていても、スクイズしない限り、容器を傾けただけでは、内容液がわずかしか注出されないスクイズ容器用キャップを提供する。【解決手段】 内容液を収納するスクイズ容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体を開閉する蓋体とを備えるスクイズ容器用キャップであって、キャップ本体は、スクイズ容器の口部開口を封鎖する天壁と、天壁に開口される注出口と、注出口から立設される注出筒と、注出口の下方に設けられる流量調整機構とを備え、流量調整機構は、注出口から下方に延設される周壁と、周壁の下端部を閉塞する底壁と、周壁の周方向に間隔を隔てて複数形成される軸線方向の整流スリットとを備え、整流スリットは、スリット幅が0.5mm〜1.5mmの範囲であることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、スクイズ容器の口部に装着されるスクイズ容器用キャップに関し、とくに流量調整機構を備えるスクイズ容器用キャップに関するものである。
従来、容器の口部には、内容液を注出するための注出筒を有するキャップが装着されている。この種のキャップとしては、容器の口部に装着されるキャップ本体と、ヒンジ部を介してキャップ本体と開閉可能に取り付けられる蓋体とを備えるヒンジキャップが知られている。
上記ヒンジキャップは、容器を傾けることにより、注出筒を介して内容液を注出するが、その際に、注出量が少量の場合には、傾きを小さくする必要があるにもかかわらず、この傾きの調整は難しく、傾け過ぎると内容液が出過ぎたり、思わぬ方向に内容液が飛び出したりすることがあり、流量を調整することが必要となる。
上記課題を解決するために、ヒンジキャップとして、キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、装着部上端から内方に延設され、口部を封鎖する基壁と、基壁を貫通する注出口の周囲に立設する注出筒と、注出口の下方に設けられる流量調整機構とを備え、流量調整機構は、注出口の下方に垂設する周壁と、周壁に連設する底壁とを有し、周壁のヒンジと反対側には、周方向に間隔をおいて複数の開孔を形成するとともに、周壁のヒンジ側には、少なくとも1つの空気置換孔を形成し、全ての開孔の合計開口面積を空気置換孔の開口面積より小さく設定したものが知られている(特許文献1参照)。
特開2017−137102号公報
しかしながら、特許文献1記載のヒンジキャップでは、内容液がしょう油などの低粘度の場合に、容器の傾け角度や注出方向の振れに左右されずに、安定した流量調整された内容液の注出が可能となるが、ウスターソース、中濃ソース、濃厚(とんかつ)ソースなど粘度の異なる内容液が収納されるスクイズ容器に対応できないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、ウスターソース、中濃ソース、濃厚(とんかつ)ソースなど粘度の異なる内容液が収納されていても、スクイズしない限り、スクイズ容器を傾けただけでは、内容液がわずかしか注出されないスクイズ容器用キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、スクイズ容器用キャップとして、内容液を収納するスクイズ容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体を開閉する蓋体とを備えるスクイズ容器用キャップであって、キャップ本体は、スクイズ容器の口部開口を封鎖する天壁と、天壁に開口される注出口と、注出口から立設される注出筒と、注出口の下方に設けられる流量調整機構とを備え、流量調整機構は、注出口から下方に延設される周壁と、周壁の下端部を閉塞する底壁と、周壁の周方向に間隔を隔てて複数形成される軸線方向の整流スリットとを備え、整流スリットは、スリット幅が0.5mm〜1.5mmの範囲であることを特徴とする構成を採用する。
スクイズ容器用キャップの具体的実施形態として、流量調整機構は、周壁が内方に向かって傾斜する逆円錐台形状をなすことを特徴とする構成、また、整流スリットは、上幅の方が下幅よりも広く形成された逆台形状をなすことを特徴とする構成、また、周壁の内径は、5〜8mmの範囲であり、整流スリットは、高さが5〜8mmの範囲であることを特徴とする構成、また、整流スリットは、等間隔で配置され、同一の開口面積を有することを特徴とする構成、また、キャップは、キャップ本体と蓋体とがヒンジ部を介して連結されるヒンジキャップであることを特徴とする構成を採用する。
本発明のスクイズ容器用キャップは、上記構成を採用することにより、ウスターソース、中濃ソース、濃厚(とんかつ)ソースなど粘度の異なる内容液が収納されていても、スクイズしない限り、スクイズ容器を傾けても、内容液がわずかしか注出されず、容器をスクイズしたときに、スクイズ量に応じて内容液を安定して注出することができる。
本発明の実施例であるスクイズ容器に装着されたヒンジキャップの閉蓋状態を示す側面断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの開蓋状態を示す説明図で、(a)は上面図であり、(b)は側面断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの開蓋状態を示す説明図で、(a)は下面図であり、(b)は正面半断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの外観を示す図で、(a)は背面図であり、(b)は上面図であり、(c)は左側面図である。 本発明の実施例であるキャップ本体を示す図で、(a)は図2(a)の要部拡大図であり、(b)は(a)のY−Y断面における要部拡大断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの流量調整機構を示す図で、(a)は(b)のX−X矢視断面図であり、(b)は側面断面図である。 本発明の実施例であるスクイズ容器に装着されたヒンジキャップの使用状態を示す説明図である。
本発明のスクイズ容器用キャップについて、ヒンジキャップとして具体化された実施例を示した図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、上下方向を「軸線方向」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とし、左方向を「正面側(ヒンジ部と反対側)」とし、右方向を「背面側(ヒンジ部側)」とする。
図1において、Aはスクイズ容器、Bはスクイズ容器Aに装着されるキャップ本体、Cはキャップ本体Bの背面に連設されるヒンジ部、Dはヒンジ部Cを介してキャップ本体Bに開閉可能に連結される蓋体である。
スクイズ容器Aは、口部1を有し、胴部をスクイズ(圧搾)して内容液を押し出すタイプの容器であり、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
キャップ本体Bは、図1〜図3に示すように、スクイズ容器Aの口部1に装着される装着部5と、装着部5の内縁上端から内方に延設され、口部1の開口を封鎖する天壁6と、天壁6を貫通する注出口7と、注出口7の周囲から下端部8aが天壁6に立設される注出筒8と、注出口7の下方に設けられる流量調整機構Eとを備えている。
なお、本実施例では、流量調整機構Eは、キャップ本体Bと一体化されているが、流量調整機構Eは、キャップ本体Bと別体で成形した後、キャップ本体Bにセットするものであっても構わない。
注出筒8の内周は、天壁6の上面に相当する位置に段部8bが形成され、段部8bの断面形状は、内方に向けて緩やかな下り勾配の傾斜面に形成されている。
本実施例では、図6(b)に示すように、スクイズ容器Aに収納される内容液がウスターソース(粘度が0.2Pa・s未満)、中濃ソース(粘度が0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満)、濃厚(とんかつ)ソース(粘度が2.0Pa・s以上)の場合、注出筒8の内径s0は、5〜8mmの範囲が好ましく、6〜7mmの範囲がより好ましい。
また、注出筒8は、内容液を注ぎ易くするために、正面側(ヒンジ部Cと反対側)は、背面側(ヒンジ部C側)よりも高く形成され、注出筒8の先端に形成されたリップ部8cは、ラッパ状に広がっている。
なお、本実施例では、注出筒8は、リップ部8cがラッパ状に広がって形成されているが、注出筒8は、真っ直ぐな円筒状であっても構わない。
装着部5は、周縁に環状突条が設けられた蓋係合部9を立設し、内周縁が天壁6と接続された環状の基壁10と、基壁10の内周縁から垂設される内筒11と、基壁10の外周縁から垂設される外筒12とから構成されている。外筒12の内周面下端部には、スクイズ容器Aの口部1の嵌合突条2と係合する係合突部12aが設けられ、装着部5は、内筒11の外周と外筒12の内周、および基壁10とによって口部1を狭持するようになっている。
外筒12の外周上端に取着されたヒンジ部Cの左右いずれかの近傍には、図2、図4および図5に示すように、外周面に平面視で略V字状の外周切り込み部13が下端部に薄肉底壁14を残して上方から切り込まれている。
係合突部12aの外周切り込み部13に対応する位置には、内周切り込み部12bが縦方向に刻設され、縦方向引き裂きラインが形成される。
外周切り込み部13のヒンジ部C側では、端面13aの内周側の上部の薄肉部を隔てた位置を起点として円周方向に延びるように、スリット溝15が上方から凹設され、本実施例では、端面13aを始点として、約350°にわたって延び、その先にはスリット溝15が存在しない外筒12と基壁10が一体に連結した終端連結部18が設けられている。
また、縦方向引き裂きラインに隣接するスリット溝15の起点を引き裂き開始点として、スリット溝15の底面16の内周側には、外筒12と基壁10を連結する薄肉の連結部17が設けられ、周方向引き裂きラインが円弧状に延びるように形成されている。
流量調整機構Eは、図1〜図3に示すように、注出口7から下方に延設される周壁20と、周壁20の下端部を閉塞するように、内方に延設される底壁21と、周壁20に形成される軸線方向のスリット幅の狭い整流スリット22とを備える。
なお、本実施例では、周壁20は、注出口7から内方に向かってわずかに傾斜する逆円錐台形状をなしているが、周壁20は、これに限らず、注出口7から下方に垂設される円筒形状や多角形状をなしていても構わない。
図6に示すように、整流スリット22は、周壁20の周方向に間隔を隔て複数形成され、上幅w1の方が下幅w2よりも広く形成された逆台形状をなしているが、整流スリット22は、上幅w1の方が下幅w2よりも狭く形成された台形状でも構わないし、上幅w1と下幅w2とが同寸法の長方形状でも構わない。
また、整流スリット22の形状は、上記に限らず、縦長状の開口であれば、上幅w1だけの場合に逆三角形状になっても構わないし、下幅w2だけの場合に三角形状になっても構わないし、縦長の楕円状であっても構わない。
本実施例では、周壁20の8箇所に整流スリット22が設けられており、整流スリット22は、等間隔で配置され、同一の開口面積を有している。
なお、整流スリット22の数は、スクイズ容器Aに収納される内容液の粘度に応じて増減される。
本実施例の流量調整機構Eの各寸法は、以下のとおりである。ただし、注出筒8の内径s0は、6.6mmであり、スクイズ容器Aを傾けた際に、内容液で注出筒8の下部を充満させ、スクイズ容器A内の空気置換を避けるために、注出筒8の内径s0は、極端に拡げないように、周壁20の内径s1と同程度にすることが好ましい。
・周壁20上端の内径s1 6mm
・底壁21の内径(周壁20下端の内径)s2 4.5mm
・周壁20の高さ 6.5mm
・整流スリット22の寸法 上幅(w1)0.77mm、下幅(w2)0.59mm、高さ(h)6.5mm
・整流スリット22の開口面積 (0.77+0.59)/2×6.5=4.42mm2
ここで、周壁20の内径s1は、5〜8mmの範囲が好ましく、5mm未満であると、スクイズ容器Aをスクイズする際に重く感じられ、内容液も出づらい傾向にあり、8mmを超えると、スクイズ容器A内と空気置換し易くなる傾向にある。さらに、6〜7mmの範囲がより好ましい。
さらに、一つの整流スリット22の寸法は、高さhが5〜8mmの範囲が好ましく、6〜7mmの範囲がより好ましい。また、スリット幅である上幅w1および下幅w2は、0.5〜1.5mmの範囲にする必要があり、0.5mm未満であると、スクイズ容器Aをスクイズする際に重く感じられ、内容液も出しづらい傾向にあり、1.5mmを超えると、スクイズ容器A内と空気置換し易くなり、内容液をダラダラ出し続ける傾向にある。さらに、0.6から0.8mmの範囲がより好ましい。
蓋体Dは、図1〜図3に示すように、ヒンジ部Cを介してキャップ本体Bの外筒12の外周上端に、回動自在に取着されており、平面視で円形状の頂壁30と、頂壁30の周縁部から垂設される側周壁31とを備えている。
頂壁30は、内面から、閉蓋時に注出筒8の内周面に挿入されてキャップ本体B内を密封状態とする密封リング32が垂設されている。
側周壁31の下端部は、内周側に、キャップ本体Bの蓋係合部9の内周側と係合する係止凸部34が垂設され、中央に、蓋係合部9と係合して閉蓋状態を維持する係合凹部35が周設されている。係止凸部34と係合凹部35とで蓋係合部9を包み込んで嵌合し、蓋体Dとキャップ本体Bとの密閉性が向上する。
さらに、側周壁31の正面側の外周には、周方向に円弧状の把手部36が延設されている。
なお、本実施例のヒンジキャップは、使用前の不正開封を防止するために、図示していないが、キャップ本体Bと蓋体Dとの間にシュリンクラベルや封緘部材等が設けられている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、最初に、図2に示す状態から、蓋体Dをヒンジ部Cを支点として回動し、キャップ本体Bに被せると、蓋体Dの係止凸部34と係合凹部35とでキャップ本体Bの蓋係合部9を包み込んで嵌合し、閉蓋する。
その際、蓋体Dの密封リング32の外周下部がキャップ本体Bの注出筒8内周に密着し、密封リング32と注出筒8とでキャップ本体B内を密封することができる。
次に、図1に示すように、閉蓋したヒンジキャップは、内容液が収納されたスクイズ容器Aの口部1に打栓して装着される。
打栓の際には、外筒12の係合突部12aが口部1の嵌合突条2を乗り越えて嵌合し、スクイズ容器Aの口部1が内筒11の外周と外筒12の内周、および基壁10とによって挟持されることで装着される。
なお、本実施例では、装着部5は、内筒11の外周と外筒12の内周、および基壁10とによってスクイズ容器Aの口部1を狭持するものとしたが、スクイズ容器Aの口部1の外周に雄ネジを形成するとともに、外筒12の内周に雌ネジを形成することによって螺着するものであっても構わない。
スクイズ容器A内の内容液を初めて使用するために、ヒンジキャップを最初に開蓋する際には、図示しないが、キャップ本体Bと蓋体Dとの間に設けられたシュリンクラベルや封緘部材を取り外す必要がある。
次に、蓋体Dの把手部36を持ち上げると、正面側の側周壁31の下端部が変形し、係合凹部35付近の側周壁31が外側に向けられるので、その部分から係合凹部35とキャップ本体Bの蓋係合部9の外周との係合が外され、さらに、蓋体Dの密封リング32がキャップ本体Bの注出筒8から外れ、蓋体Dを簡単に開蓋することができる。
内容液を使用する際には、蓋体Dの開蓋後、スクイズ容器Aを傾けただけでは、内容液は、わずかしか注出されない。これは、キャップ本体Bの注出口7の下方に流量調整機構Eが設けられ、図7に示すように、流量調整機構Eは、スクイズ容器Aに収納される内容液に全体が浸された状態にあることから、スクイズ容器A内が負圧状態となり、周壁20の整流スリット22から内容液がわずかしか滲み出さないからである。
このときに、スクイズ容器Aをスクイズすると、スクイズ容器A内の液圧が高まり、図7の矢印fで示すように、内容液は、天壁6の下面にぶつかり、流量調整機構Eの周壁20の上端から外周面に沿って下端に向かおうとするものと、流量調整機構Eの底壁21にぶつかり、周壁20の下端から外周面に沿って上端に向かおうとするものとがあり、どちらの流れの内容液も大きく回り込みながら最終的には、整流スリット22を通過して注出筒8から注出される。
このため、周壁20に開口される整流スリット22のスリット幅であるw1(上幅)およびw2(下幅)は、内容液の粘度に応じて、内容液がわずかしか滲み出さない程度の狭小な幅に設定されており、整流スリット22は、空気置換孔としての機能を有する必要がない。
本実施例では、キャップ本体Bの注出筒8は、天壁6の中央ではなく、正面側に偏った位置に設けられることにより、図7に示すように、スクイズ容器Aを傾けて内容液を注出する際に、流量調整機構E全体を内容液中に浸すことができる。
次に、スクイズ容器Aから内容液の注出が終わると、胴部のスクイズ状態が解消され、注出筒8内に残留する内容液は、サックバックによってスクイズ容器A内が負圧状態となり、段部8bから流量調整機構Eの整流スリット22を通してスクイズ容器A内に戻され、注出筒8および流量調整機構Eの中に内容液はほとんど残らない。
その後、蓋体Dを再び閉蓋すると、蓋体Dの密封リング32の外周下部がキャップ本体Bの注出筒8の内周に密着し、再度スクイズ容器A内が密封状態とされ、ヒンジキャップは、繰り返し蓋体Dを開閉して使用することができる。
本実施例のヒンジキャップは、スクイズ容器A内の内容液を全部使用した後、スクイズ容器Aの口部1から分別して廃棄することができる。
その際には、蓋体Dを開蓋した後、蓋体Dを指で把持して外方に引っ張ると、外筒12のヒンジ部Cとの連設部位が引っ張られて変形し、外周切り込み部13に沿って縦方向引き裂きラインが破断され、さらに蓋体Dを周方向に引っ張ると、周方向引き裂きラインを形成する連結部17が破断を始める。連結部17の破断が進行すると、蓋体Dがキャップ本体Bから離れていく。
スリット溝15の終端部まで連結部17の切断が完了し、さらに蓋体Dを上方に引っ張ると、基壁10と外筒12とに一体に連結した終端連結部18が外側に引っ張られ、キャップ本体Bとスクイズ容器Aの口部1との嵌合が外され、ヒンジキャップとスクイズ容器Aとを分別廃棄することができる。
本発明のスクイズ容器用キャップは、粘度の異なる内容液が収納されていても、スクイズしない限り、スクイズ容器を傾けても、内容液がわずかしか注出されず、容器をスクイズしたときに、スクイズ量に応じて内容液を安定して注出することができるスクイズ容器のキャップとして広く使用することができ、とくに、内容液としてウスターソース、中濃ソース、濃厚(とんかつ)ソースなどの調味料を収納するスクイズ容器のキャップとして好適である。
A スクイズ容器
B キャップ本体
C ヒンジ部
D 蓋体
E 流量調整機構
f 流れ
h 高さ
s0 注出筒の内径
s1 周壁の内径
s2 底壁の内径
w1 上幅(スリット幅)
w2 下幅(スリット幅)
1 口部
2 嵌合突条
5 装着部
6 天壁
7 注出口
8 注出筒
8a 下端部
8b 段部
8c リップ部
9 蓋係合部
10 基壁
11 内筒
12 外筒
12a 係合突部
12b 内周切り込み部
13 外周切り込み部
13a 端面
14 薄肉底壁
15 スリット溝
16 底面
17 連結部
18 終端連結部
20 周壁
21 底壁
22 整流スリット
30 頂壁
31 側周壁
32 密封リング
34 係止凸部
35 係合凹部
36 把手部

Claims (6)

  1. 内容液を収納するスクイズ容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体を開閉する蓋体とを備えるスクイズ容器用キャップであって、
    キャップ本体は、スクイズ容器の口部開口を封鎖する天壁と、天壁に開口される注出口と、注出口から立設される注出筒と、注出口の下方に設けられる流量調整機構とを備え、
    流量調整機構は、注出口から下方に延設される周壁と、周壁の下端部を閉塞する底壁と、周壁の周方向に間隔を隔てて複数形成される軸線方向の整流スリットとを備え、
    整流スリットは、スリット幅が0.5mm〜1.5mmの範囲であることを特徴とするスクイズ容器用キャップ。
  2. 流量調整機構は、周壁が内方に向かって傾斜する逆円錐台形状をなすことを特徴とする請求項1に記載のスクイズ容器用キャップ。
  3. 整流スリットは、上幅の方が下幅よりも広く形成された逆台形状をなすことを特徴とする請求項1または2に記載のスクイズ容器用キャップ。
  4. 周壁の内径は、5〜8mmの範囲であり、
    整流スリットは、高さが5〜8mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスクイズ容器用キャップ。
  5. 整流スリットは、等間隔で配置され、同一の開口面積を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスクイズ容器用キャップ。
  6. キャップは、キャップ本体と蓋体とがヒンジ部を介して連結されるヒンジキャップであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスクイズ容器用キャップ。
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