JP6575961B2 - スクイズ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体を手指でスクイズして内容液を吐出するスクイズ容器に関し、とくに容器本体を傾けてもスクイズしない限り、低粘度の内容液がほとんど出ないスクイズ容器に関するものである。
従来、醤油や酢などの低粘度の内容液を充填した容器は、口部に内容液を吐出するための吐出口を有するキャップが装着されている。この種のキャップとしては、容器口部に装着するキャップ基体と、キャップ基体を閉蓋する蓋体とからなり、キャップ基体は、容器口部を封鎖する底壁を有し、底壁には、その周囲縁近傍を残した略中央部位を液体注出方向に突出せしめた突出部を設け、突出部に縦長の略直線形状の注出口を開口し、注出口使用時の下端部を注ぎ孔とし、該注ぎ孔を周囲縁近傍に至るように、直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成し、かつ、注出口使用時の上端部を息継ぎ部とし、該息継ぎ部を周囲縁近傍に至るように、直線部分の幅よりも僅かに拡開するように形成したキャップが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−264739号公報
しかしながら、特許文献1のキャップでは、液体注出時の脈動や跳ねを防止し、多量の液体を抽出する際でも安定した注出が可能になるものの、液体注出時に容器の傾け具合に注意しないと、液体を多く出し過ぎたり、誤って容器をスクイズして液体が飛び散ったりするという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器本体を傾けても、容器本体をスクイズしない限り、低粘度の内容液がほとんど吐出されないようにできるスクイズ容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、スクイズ容器として、胴部をスクイズして内容液を押し出す容器本体と、容器本体に装着するキャップとを備えるスクイズ容器であって、キャップは、容器本体の口部に装着するキャップ基体と、キャップ基体を閉蓋する蓋体とからなり、キャップ基体は、容器本体の口部に装着する装着部と、装着部の内周縁から内方に延設され、口部開口を封鎖する底壁と、底壁の外周縁から立設される注出筒と、底壁に開口される吐出口とを備え、底壁は、中央の頂点が外周縁より上方に突出する凸形状をなし、吐出口は、底壁の中央の頂点と外周縁との間の傾斜面に開口され、開口面積を内容液の粘度に応じて、容器本体を傾けただけでは内容液が吐出されないような大きさに設定されることを特徴とする構成を採用する。
キャップ基体の具体的実施形態として、吐出口は、底壁の外周縁に接して開口されることを特徴とする構成を採用し、また、底壁は、凸形状として、略円錐形状、ドーム形状または円錐台形状をなし、底壁の傾斜角度は、注出筒の軸線に対して10°〜65°に設定されることを特徴とする構成を採用する。
また、キャップ基体の底壁の具体的実施形態として、底壁は、吐出口となる開口予定部が破断可能な弱化部により画成される抜栓部と、抜栓部に支柱を介して連設されるプルリングとを有することを特徴とする構成を採用し、さらに、底壁は、弱化部の外周側下面に形成される突起部を有することを特徴とする構成を採用する。
キャップの具体的実施形態として、キャップは、キャップ基体と蓋体とがヒンジで連結されるヒンジキャップであることを特徴とする構成を採用する。
本発明のスクイズ容器は、キャップ基体の底壁の中央の頂点が外周縁より上方に突出する凸形状をなし、吐出口が底壁の中央の頂点と外周縁との間の傾斜面に開口され、開口面積を内容液の粘度に応じて、容器本体を傾けただけでは内容液が吐出されないような大きさに設定されることにより、容器本体を傾けてもスクイズした際、内容液がほとんど飛び散ることなく、安定して吐出することができる。
また、本発明のスクイズ容器は、キャップ基体の底壁に、吐出口となる開口予定部が破断可能な弱化部により画成される抜栓部と、抜栓部に支柱を介して連設されるプルリングとを有することにより、流通時に、スクイズ容器内を完全に密封して、内容液の安全性を確保することができる。
本発明の実施例であるスクイズ容器の閉蓋状態を示す側断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの抜栓後の開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側断面図である。 本発明のキャップ基体を示す図であり、(a)は図3(a)の要部拡大図であり、(b)はヒンジ付近の要部拡大断面図であり、(c)は図3(a)のO−X断面における要部拡大断面図である。 本発明のスクイズ容器の使用状態を示す説明図である。
次に、本発明のスクイズ容器について、キャップをヒンジキャップとして具体化した実施例を示した図面を参照して説明する。
図1、2において、Aは容器本体、Bは容器本体Aに装着されるキャップ基体、DはヒンジCによってキャップ基体Bに連結される蓋体である。
容器本体Aは、口部1を有し、胴部をスクイズして内容液を押し出すタイプの容器であり、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
キャップ基体Bは、容器本体Aの口部1に装着する装着部3と、装着部3の内周縁から内方に延設され、口部1の開口を封鎖する底壁4と、底壁4の外周縁から立設される注出筒5とを備えている。
本実施例では、注出筒5の内周下端から底壁4の外周縁に連なる部分は、内方に向かって傾斜する斜面が形成されている。
装着部3は、周縁に環状突条を設けた蓋係合部6を立設した環状の基壁7と、基壁7の内周縁から垂設される内筒8と、基壁7の外周縁から垂設される外筒9とからなっている。
外筒9の内周面下端部には、容器本体Aの口部1の嵌合突条2と係合する係合突条10が設けられ、装着部3は、内筒8の外周と外筒9の内周、および基壁7とによって口部1を狭持するようになっている。
なお、本実施例では、装着部3は、内筒8の外周と外筒9の内周、および基壁7とによって容器本体Aの口部1を狭持するものとしたが、容器本体Aの口部1の外周に雄ネジを形成するとともに、外筒9の内周に雌ねじを形成することによって螺着するものであってもよい。
外筒9のヒンジCの左右いずれかの近傍には、図2(a)、3(a)および4(a)に示すように、外周面に平面視で略V字状の外周切り込み部11が下端部に薄肉底壁12を残して上方から切り込まれている。
図4(c)に示すように、係合突条10の外周切り込み部11に対応する位置には、内周切り込み部13が縦方向に刻設されている。
外周切り込み部11は、ヒンジC側にほぼ径方向に形成されたヒンジ側の端面11aと、端面11aから周方向にわずかに離れたヒンジCと反対側に、外周に向け広がるように傾斜した終端面11bとを形成している。
また、端面11aと終端面11bとの間には、外筒9に、わずかに周方向に幅を持ち、薄肉外周壁14を形成している。
薄肉底壁12は、打栓時等キャップに大きな力が加わったときに、外筒9の薄肉外周壁14が破断しないように補強する役割を果たし、薄肉外周壁14が小さい力で引き裂くことができるようにするとともに、不用意に破断しないようにしている。
図4(a)に示すように、外周切り込み部11のヒンジC側では、端面11aの内周側の上部薄肉部15を隔てた位置を起点として円周方向に延びるように、スリット溝16が上方から凹設されている。
なお、上部薄肉部15は、予め切り欠かれた切れ目であっても構わない。
上部薄肉部15と、上部薄肉部15の下端部から延びる薄肉外周壁14の下部とにより、縦方向引き裂きラインが形成される。
図4に示すように、縦方向引き裂きラインの上部薄肉部15に隣接するスリット溝16の起点を引き裂き開始点として、スリット溝16の底面18の内周側には、外筒9と蓋係合部6を連結する薄肉の連結部19が設けられ、周方向引き裂きラインが円弧状に延びるように形成されている。
底壁4は、中央の頂点4aが外周縁よりも上方に突出した凸形状をなしており、図3(b)に示すように、底壁4の傾斜角度θ1は、注出筒5の軸線(垂線)Lに対して10°〜65°となるように設定される。
本実施例では、底壁4は、凸形状として、略円錐形状をなしているが、ドーム形状や円錐台形状などであっても構わない。
底壁4には、容器本体A内の内容液を吐出するための吐出口Sを形成する抜栓部21が破断可能な薄肉弱化部20を介して形成されている。
薄肉弱化部20は、吐出口Sを底壁4の外周縁寄りに開口するために、注出筒5の内周下端の近傍に形成しても構わない。
抜栓部21には、ヒンジCと反対側に立設される支柱22を介して抜栓部21を引き上げて開封するプルリング23が連設されている。
薄肉弱化部20の外周側に隣接する底壁4の下面には、わずかに突出して厚肉部を形成する下突条24が形成され、抜栓部21を切り取りやすくしている。
図3に示すように、吐出口Sは、底壁4の中央に位置する頂点4aと、注出筒5の内周下端から連なる底壁4の外周縁との間の傾斜面に開口されている。
本実施例では、吐出口Sは、底壁4の頂点4aを中心とする周方向角度θ2が50°に設定され、楕円形状に開口されているが、周方向角度θ2は、30°〜60°の範囲に設定されていることが望ましく、開口形状を円形としても構わない。
また、本実施例では、吐出口Sを底壁4に開口する位置は、ヒンジCと反対側としているが、ヒンジC側以外であれば、どの位置に開口されても構わない。
さらに、吐出口Sの形状は、内容液の粘度によって適宜設定することができる。
また、本実施例では、薄肉弱化部20を破断して抜栓部21を開封するまで容器内部を密封する底壁4としたが、予め吐出口Sが開口された底壁4であっても構わない。この場合には、図示しないが、蓋体Dの頂壁30から密封栓を垂設して吐出口Sを封鎖可能な構造としてもよい。
注出筒5は、底壁4に開口される吐出口Sから吐出する内容液を鍋などの投入先に案内するために、本実施例では、ヒンジC側が低く、ヒンジCと反対側が高く形成され、その先端部5aは、ラッパ状に広がっている。
蓋体Dは、頂壁30と、頂壁30外縁に垂設される側周壁31と、頂壁30の裏面に垂設され、閉蓋時に外周がキャップ基体Bの注出筒5の内周と密嵌する密封リング32が設けられている。
頂壁30の裏面には、密封リング32よりも内方に下面から環状溝33が設けられ、環状溝33の内方には、内圧調節用湾曲部30aが内側に湾曲して形成されている。
側周壁31には、内周下部に、閉蓋時にキャップ基体Bの蓋係合部6と係合し、閉蓋状態を維持する環状係合部34が設けられ、外周の所定位置にヒンジCが連設されている。
側周壁31のヒンジCの反対側の下端部外周には、摘み部35が円弧状に突設され、摘み部35の上方の側周壁31には、所定範囲に肉抜き凹部36が形成されている。
さらに、側周壁31の外周には、摘み部35と肉抜き凹部36との間に、中央から両側の所定の位置まで延びる横凹部37が凹設されている。
また、側周壁31の環状係合部34の上内面の所定の位置には、エアー抜き溝38が凹設されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
図1に示すように、蓋体Dの側周壁31の環状係合部34とキャップ基体Bの蓋係合部6とを嵌合させ、蓋体Dをキャップ基体Bに閉蓋した後のヒンジキャップを、内容液を充填した容器本体Aの口部1に打栓する。
閉蓋時には、蓋体Dの側周壁31の環状係合部34とキャップ基体Bの蓋係合部6との嵌合により、密封された室内に空気が残るが、打栓の際、蓋体Dが下降することで、キャップ基体Bの蓋係合部6上面と蓋体Dの側周壁31の下面との当接により、側周壁31の下部が外方に僅かに拡がり、室内に密封、圧縮された空気を、下面のエアー抜き溝38を介して、側周壁31の環状係合部34と蓋係合部6との隙間から外方に排出させることができる。
打栓の際の蓋体Dに対する上方からの押圧により、ヒンジキャップ内の圧縮された空気を排出し、打栓終了時、蓋体Dがキャップ基体Bに対して速やかに復元し、ヒンジキャップ内を密封するので、キャップ内が僅かに負圧にされる。
キャップ内が僅かに負圧になるので、容器を洗浄のため温水シャワーが行われ、加温され、ヒンジキャップ内が加圧されても、蓋体Dが持ち上がるほどの圧力にはならず、蓋体Dが開蓋してしまうことを防止することができる。
また、蓋体Dの頂壁30には、密封リング32の内方に環状溝33が設けられているので、密封リング32内の空気圧が上昇しても、環状溝33が変形し、頂壁30の環状溝33より内方の内圧調節用湾曲部30aのみを上に持ち上げるので、蓋体D全体が持ち上がることを防止でき、閉蓋を維持させることができる。
蓋体Dを開蓋する際は、蓋体Dの摘み部35を持ち上げると、まず側周壁31の横凹部37が変形し、横凹部37付近の側周壁31が外側に向けられるので、その部分から環状係合部34とキャップ基体Bの蓋係合部6の外周との係合が外されていき、簡単に開蓋することができる。
内容液を使用する際には、図2に示すように、蓋体Dを開蓋した後、キャップ基体Bのプルリング23に指を掛けて上方に引っ張り上げ、薄肉弱化部20を破断することにより、抜栓部21を除去して、底壁4に吐出口Sを開口する。
プルリング23を引っ張り上げた際に、ヒンジC側付近の抜栓部21に力が加わって抜栓部21は変形するが、底壁4の薄肉弱化部20の外周側下面に下突条24を設けた厚肉部が形成されていることにより厚肉部は変形しないため、薄肉弱化部20には大きな剪断力が働いて引っ張り力は働きにくいため、弱い力で薄肉弱化部20を破断することができ、従来のものに比べ、開封強度を低減させることができる。
なお、底壁4を全体的に肉厚構造にした場合には、下突条24を設ける必要はない。
また、下突条24は、内容液を吐出する際、内容液の流れを阻害しない大きさ(厚さ)や形状としている。
内容液を使用する際には、蓋体Dの開蓋後、容器本体Aを傾けただけでは、内容液は、ほとんど吐出されない。これは、底壁4に開口される吐出口Sの開口面積を内容液の粘度に応じて、内容液が吐出されないような大きさに設定しているからである。
このときに、容器本体Aをスクイズして内容液を押し出すようにすると、容器本体A内の内容液は、吐出口Sが開口される底壁4の傾斜角度θ1(図3(b)参照)が10°〜65°に設定され、吐出口Sの吐出方向の延長線上に注出筒5の内周面が位置することから、吐出口Sから直接注出筒5の内周面にぶつかって吐出されるものと、図5の矢印で示すように、底壁4の内面にぶつかり、底壁4の凸形状の傾斜に沿って吐出口Sから吐出されるものとがあり、どちらの内容液も注出筒5の先端部5aに沿って流下される。
これにより、内容液を容器本体Aから鍋などに直接投入する際に、飛び散ったりすることがなく、より確実に注出筒5に沿って吐出することができる。
このように、内容液の粘度に応じて、キャップ基体Bに開口される吐出口Sの大きさ(開口面積)を設定することにより、容器本体Aを傾けてもスクイズしない限り、内容液がほとんど吐出されないにすることができる。
また、吐出口Sは、キャップ基体Bの底壁4に複数開口されると、複数の吐出口のうち、内容液が流通しない吐出口が空気置換口として機能してしまうので、吐出口Sは、1箇所だけにする必要がある。
ただし、吐出口Sは、空気置換口としての機能を有せず、容器本体Aをスクイズして吐出できる大きさの場合には、複数開口しても構わない。
さらに、内容液は、容器本体Aのスクイズ量に応じて吐出されるので、容器本体Aをスクイズした際に、容器本体Aの変形量を規制できる構造を採用すれば、内容液を定量吐出させることが可能になる。
つぎに、容器本体Aの使用を終えた後、容器本体Aを正立させると、注出筒5の内周に残った内容液を吐出口Sから容器内に戻すことができる。
本実施例では、注出筒5の内周下端から底壁4の外周縁に連なる部分に、内方に向かって傾斜する斜面が形成されているので、注出筒5の内周に残った内容液を素早く容器内に回収できる。
その後、蓋体Dを閉蓋すると、密封リング32の外周は、注出筒5の内周と密接して周方向に連続するシールを形成することによって、吐出口Sと連通する注出筒5内部と、蓋体D内の密封リング32外とを遮断する。
容器本体Aの内容液を全部使用した後、本実施例のヒンジキャップを口部1から分別して廃棄する態様について説明する。
図3(a)に示すように、ヒンジキャップを開蓋し、蓋体Dを指で把持して外方に引っ張ると、キャップ基体Bの外筒9のヒンジCとの連設部位が引っ張られて変形し、図4(c)に示す上部薄肉部15が上方から引き裂かれ、図4(b)に示すスリット溝16の底面18の位置まで破断される。
さらに蓋体Dを引っ張ると、上部薄肉部15の引き裂きが、薄肉外周壁14に移り、縦方向に薄肉外周壁14の下部を引き裂いていくとともに、周方向引き裂きラインを形成する連結部19が破断を始める。
連結部19は、極薄肉または切れ目が入れられているので、縦方向引き裂きラインが引き裂かれるとともに周方向引き裂きラインが引き裂かれ始める時、両引き裂きラインを同時に引き裂く力は大きくならず、縦方向引き裂きラインから周方向引き裂きラインへとスムーズに破断を進めることができる。
薄肉外周壁14の下部が引き裂かれ、次いで、薄肉底壁12が完全に引き裂かれて、縦方向引き裂きラインの破断が完了するとともに、連結部19の破断が進行すると、蓋体Dがキャップ基体Bから離れていく。
スリット溝16の終端部まで連結部19の切断が完了し、さらに蓋体Dを引っ張ると、キャップ基体Bと容器本体Aの口部1との嵌合が外され、ヒンジキャップと容器本体Aとを分別廃棄することができる。
本実施例では、キャップは、キャップ基体Bと蓋体DとがヒンジCを介して連結されるヒンジキャップとしたが、ヒンジCを介して連結されるものでなくても、底壁に吐出口が開口されるキャップ基体と、それに、嵌着や螺着などで取着または被嵌する蓋体でありさえすれば、それぞれが独立したものでもよい。
本発明のスクイズ容器は、キャップ基体の底壁の中央の頂点が外周縁より上方に突出する凸形状をなし、吐出口が底壁の中央の頂点と外周縁との間の傾斜面に開口されることにより、容器本体を傾けてもスクイズしない限り、内容液がほとんど吐出しないから、必要量だけを吐出することができるスクイズ容器として広く使用することができ、とくに、内容液として低粘度の調味料などを充填するスクイズ容器として好適である。
容器本体
B キャップ基体
C ヒンジ
D 蓋体
L 注出筒の軸線
S 吐出口
θ1 底壁の傾斜角度
θ2 吐出口の周方向角度
1 口部
2 嵌合突条
3 装着部
4 底壁
4a 頂点
5 注出筒
5a 先端部
6 蓋係合部
7 基壁
8 内筒
9 外筒
10 係合突条
11 外周切り込み部
11a 端面
11b 終端面
12 薄肉底壁
13 内周切り込み部
14 薄肉外周壁
15 上部薄肉部
16 スリット溝
18 底面
19 連結部
20 薄肉弱化部(弱化部)
21 抜栓部
22 支柱
23 プルリング
24 下突条(突起部)
30 頂壁
30a 内圧調節用湾曲部
31 側周壁
32 密封リング
33 環状溝
34 環状係合部
35 摘み部
36 肉抜き凹部
37 横凹部
38 エアー抜き溝

Claims (6)

  1. 胴部をスクイズして内容液を押し出す容器本体と、容器本体に装着するキャップとを備えるスクイズ容器であって、
    キャップは、容器本体の口部に装着するキャップ基体と、キャップ基体を閉蓋する蓋体とからなり、
    キャップ基体は、容器本体の口部に装着する装着部と、装着部の内周縁から内方に延設され、口部開口を封鎖する底壁と、底壁の外周縁から立設される注出筒と、底壁に開口される吐出口とを備え、
    底壁は、中央の頂点が外周縁より上方に突出する凸形状をなし、
    吐出口は、底壁の中央の頂点と外周縁との間の傾斜面に開口され、開口面積を内容液の粘度に応じて、容器本体を傾けただけでは内容液が吐出されないような大きさに設定されることを特徴とするスクイズ容器
  2. 吐出口は、底壁の外周縁に接して開口されることを特徴とする請求項1に記載のスクイズ容器
  3. 底壁は、凸形状として、略円錐形状、ドーム形状または円錐台形状をなし、
    底壁の傾斜角度は、注出筒の軸線に対して10°〜65°に設定されることを特徴とする請求項1または2に記載のスクイズ容器
  4. 底壁は、吐出口となる開口予定部が破断可能な弱化部により画成される抜栓部と、抜栓部に支柱を介して連設されるプルリングとを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスクイズ容器
  5. 底壁は、弱化部の外周側下面に形成される突起部を有することを特徴とする請求項4に記載のスクイズ容器
  6. キャップは、キャップ基体と蓋体とがヒンジで連結されるヒンジキャップであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスクイズ容器
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