JP5995531B2 - 抜栓式キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、抜栓式キャップに関するものである。
キャップの注出筒内方に設けた隔壁に、破断可能な弱化部を介して、指を掛けるプルリングを立設した除去部を形成し、キャップを、容器口部に装着して容器内を密封するとともに、隔壁の除去部を抜栓して注出口を形成し、内容液を注出するようにした抜栓式キャップは、従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−312704号公報
しかしながら、特許文献1の抜栓式キャップでは、注出筒が円形となっており、内容液を注出する際に、注出口から注出した液が、注出筒の内周で広がってしまい、液流が安定せず、特に、醤油などの低粘度の液体を小径の口部の容器に詰替える際、液体が飛散したり、泡立ちが大きくなり、詰め替えすることが難しくなるという問題があった。
また、プルリングで除去部を引き上げ、弱化部を破断し、隔壁に注出口を開口させ、内容液を注出する際に、注出口と注出筒との間の隔壁が段差となり、液を一端堰き止めてしまうため、流出する液が安定せず、スムーズに注出しにくいという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、隔壁に注出口を開口させた後、注出口から内容液を安定して注出筒に案内でき、注出筒からスムーズに注出することができるとともに、内容液の注出後、注出筒に付着した内容液を速やかに容器本体内に回収することのできる抜栓式キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、抜栓式キャップとして、容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、蓋体とからなる抜栓式キャップにおいて、キャップ本体は、容器口部に装着される装着部と、該装着部に連設される注出方向およびその反対側を長軸とした略楕円形の注出部とを具え、注出部は、注出方向の短径が縮径し、緩やかな頂点部を形成した略楕円形に形成された注出筒と、注出筒の内周下部に連設される隔壁とからなり、隔壁は、破断可能な薄肉の弱化部により除去部が形成され、除去部の上面の注出方向の反対側に、支柱を介して指掛けリングが連設され、弱化部は、注出筒の頂点部付近の内周近傍に沿って形成される前弱化部と、前弱化部の両端から内側後方に向かって延びる後弱化部と、支柱の後側周に沿って後弱化部の両端から形成される支柱弱化部とを形成することを特徴とする構成を採用する。
隔壁に形成される注出口の実施例として、除去部を抜栓した後に隔壁に形成される注出口が、注出筒の頂点部付近の内周に沿って形成されていることを特徴とする構成を採用する。
蓋体の実施例として、蓋体は、頂壁と、頂壁外縁に垂設される外周壁とを具え、頂壁の下面に、閉蓋時にキャップ本体の略楕円形の注出筒の内周と外周が係合する形状に形成される密封筒が垂設されていることを特徴とする構成を採用する。
容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、蓋体とからなる抜栓式キャップにおいて、注出筒を注出方向が緩やかな頂点部を形成した略楕円形に形成することで、液流を頂点部に集中させることができ、内容液をスムーズに注出することができる。
また、隔壁の除去部を抜栓した後に隔壁に形成される注出口が、注出筒の頂点部付近の内周に沿って形成されているので、注出口と注出筒との間に邪魔がなく、内容液を安定してスムーズに注出することができ、また、内容液の注出後に注出筒に付着した内容液を速やかに容器本体内に回収することができる。
本発明の抜栓式キャップの説明図で、(a)は上面図、(b)は断面立面図、(c)は下面図である。 隔壁の除去部抜栓後の説明図で、(a)は上面図、(b)は断面立面図である。
次に、本発明の抜栓式キャップの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器本体の口筒部に装着されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して一体成形された蓋体である。
キャップ本体Aは、本体の口筒部に装着する装着部1と、該装着部1に連設され、容器内の内容液を注出するヒンジ側、および、注出方向となるヒンジの反対側とを長径とした略楕円形の注出部2とからなっている。
装着部1は、内周が容器口部外周と嵌合する外筒3と、外筒3の上端内周に連設されるとともに、内縁に注出部2を連設するリング状の上壁部4と、上壁部4の上面に立設された蓋係合部5と、上壁部4の下面に垂設され、外周が容器口部内周と嵌合する内筒6とを具えている。
外筒3の外周上部の所定の位置には、ヒンジCが連設される。
注出部2は、注出方向となるヒンジCの反対側の短径がヒンジC側の短径より縮径した形状の略楕円形に形成され、ヒンジCの反対側に緩やかな頂点部7aを形成した注出筒7と、注出筒7の内周下部に連設される隔壁8とからなり、注出筒7の外周下部が上壁部4の内縁に連設されている。
隔壁8には、破断可能な薄肉の弱化部9により除去部10が形成され、除去部10の上面のヒンジC側には、支柱11を介して指掛けリング12が連設されている。
また、隔壁8には、弱化部9を介して除去部10を切り離すことによって、図2に示すように、内容液を注出する注出口13が形成される。
弱化部9は、ヒンジCの反対側から両側に延び、注出筒7、特に頂点部7a付近の内周近傍に沿って形成される前弱化部9aと、前弱化部9aの両端から内側後方に向かって延びる後弱化部9bと、支柱11の後側周に沿って後弱化部9bの両端から形成される支柱弱化部9cとを形成し、隔壁8に除去部10を区画している。
除去部10の形状にともない、注出口13は、図2に示すように、ヒンジCの反対側が注出筒7、特に頂点部7a付近の内周近傍に沿って形成されている。
蓋体Bは、頂壁15と、頂壁15外縁に垂設される外周壁16と、頂壁15の下面に垂設され、閉蓋時にキャップ本体Aの略楕円形の注出筒7の内周と、外周が係合する形状に形成される密封筒17とからなっている。
外周壁16には、内周端部に、キャップ本体Aの蓋係合部5外周と係合する係合部18が設けられており、外周端の所定の位置に、ヒンジCが連設されている。
次に、本実施形態の抜栓式キャップの作用効果について説明する。
蓋体Bを閉蓋する際には、蓋体BをヒンジCを介して廻動させ、キャップ本体Aの装着部1の蓋係合部5の外周と、蓋体Bの外周壁16の係合部18とを係合させることによって、閉蓋状態とし、かつ、閉蓋状態を維持させる。
キャップ本体Aの隔壁8の注出口を開口する際には、蓋体Bを開蓋し、キャップ本体Aの注出部2の隔壁8の指掛けリング12に指などを掛け、引っ張り上げ、まず、支柱を介して、支柱弱化部9c、次いで、両側の後弱化部9b、最後に、前弱化部9aと順に弱化部9をヒンジC側から破断させていく。
最後に、隔壁8の除去部10を抜栓し、図2に示すように、隔壁8に注出口13を開口する。
隔壁8に注出口13が開口された後、容器を注出方向となるヒンジCの反対側に傾けることによって、容器内の内容液を注出筒7を介して注出することができる。
本実施形態の抜栓式キャップは、注出筒7が、略楕円形であるとともに、ヒンジCの反対側を緩やかな頂点部7aとしているので、内容液を注出する際に、頂点部7a付近の内壁面により、液流を頂点部7aに集中させることができ、内容液をスムーズに注出することができる。
特に、低粘度の醤油、酢、酒などの液体を使用した場合は注ぎ易くなり、小径の口部の容器に醤油などを詰替える際、滑らかに液体を注出できるので、液体が飛散したり、泡立ちを少なくすることができ、詰め替え易くすることができる。
また、キャップ本体Aの注出部2の隔壁8の前弱化部9aを注出筒7の内周近傍に設けることによって、除去部10を除去して注出口13を開口した際に、ヒンジCの反対側の注出筒7、特に頂点部7a付近と注出口13との間に隔壁8が残らないので、注出口13から内容液を注出する際に、液流の邪魔となる段差としての隔壁8がなくなり、流出する液が安定して、内容液をスムーズに注出することができる。
さらに、ヒンジCの反対側の注出筒7の内周と注出口13との間に隔壁8が残らないので、内容液の注出後、注出筒7内周に付着した内容液を、より速やかに、注出口13から容器内に回収することができる。
隔壁8に注出口13が開口された後は、蓋体Bを閉蓋して容器内を密封することができる。
その際、キャップ本体Aの注出筒7の内方に、蓋体Bの密封筒17の外面が密接し、注出筒7より内方を密封する。
上記実施形態では、キャップ本体と、蓋体とをヒンジを介して連設したヒンジキャップとしたが、別に、ヒンジを介して連設したものではなくても、注出方向が決めてある注出筒の内周に隔壁を具えるキャップ本体と、それに、嵌着や螺着などで装着または被嵌する蓋体などのようにそれぞれが独立したものでもよい。
したがって、隔壁を具えるキャップと、それに装着または被嵌する蓋体の構成は、上記実施形態に限定されない。
本発明は、隔壁を具えるキャップ本体において、注出筒のヒンジの反対側に緩やかな頂点部を形成し、また、隔壁から除去部を抜栓するための破断可能な弱化部をヒンジの反対側の注出筒の頂点部の内周近傍に設けることによって、内容液をスムーズに注出することができるとともに、内容液の注出後、付着した内容液を、速やかに容器内に回収することができるので、各種の抜栓式キャップとして広く利用することができる。
A キャップ本体
B 蓋体
C ヒンジ
1 装着部
2 注出部
3 外筒
4 上壁部
5 蓋係合部
6 内筒
7 注出筒
7a 頂点部
8 隔壁
9 弱化部
9a 前弱化部
9b 後弱化部
9c 支柱弱化部
10 除去部
11 支柱
12 指掛けリング
13 注出口
15 頂壁
16 外周壁
17 密封筒
18 係合部

Claims (3)

  1. 容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、蓋体とからなる抜栓式キャップにおいて、
    キャップ本体は、容器口部に装着される装着部と、該装着部に連設される注出方向およびその反対側を長軸とした略楕円形の注出部とを具え、
    注出部は、注出方向の短径が縮径し、緩やかな頂点部を形成した略楕円形に形成された注出筒と、注出筒の内周下部に連設される隔壁とからなり、
    隔壁は、破断可能な薄肉の弱化部により除去部が形成され、除去部の上面の注出方向の反対側に、支柱を介して指掛けリングが連設され、
    弱化部は、注出筒の頂点部付近の内周近傍に沿って形成される前弱化部と、前弱化部の両端から内側後方に向かって延びる後弱化部と、支柱の後側周に沿って後弱化部の両端から形成される支柱弱化部とを形成することを特徴とする抜栓式キャップ。
  2. 除去部を抜栓した後に隔壁に形成される注出口が、注出筒の頂点部付近の内周に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の抜栓式キャップ。
  3. 蓋体は、頂壁と、頂壁外縁に垂設される外周壁とを具え、
    頂壁の下面に、閉蓋時にキャップ本体の略楕円形の注出筒の内周と外周が係合する形状に形成される密封筒が垂設されていることを特徴とする請求項1または2記載の抜栓式キャップ。
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