JP2521350Y2 - キャップ - Google Patents

キャップ

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JP2521350Y2
JP2521350Y2 JP1989065692U JP6569289U JP2521350Y2 JP 2521350 Y2 JP2521350 Y2 JP 2521350Y2 JP 1989065692 U JP1989065692 U JP 1989065692U JP 6569289 U JP6569289 U JP 6569289U JP 2521350 Y2 JP2521350 Y2 JP 2521350Y2
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JP
Japan
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spout
pouring
liquid
lid
cap
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JP1989065692U
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忠義 ▲高▼島
紀夫 古木
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山村硝子 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、醤油、ソース、あるいは食用油などの液体
を収容する壜などの容器の口部に係着されるキャップに
関する。
〔従来の技術〕 上記キャップとして、例えば特公昭54-18192号公報に
示されるものがあり、第4図(A)および(B)に示す
ように構成されている。
すなわち、これらの図において、40は醤油などの液体
を収容するための容器41(部分的にしか図示してない)
の口部42に係着された平面視が円形の中蓋で、その上部
外周壁43の外側面には雄ねじ部44が形成してあり、ま
た、前記上部外周壁43よりも内側には外周壁43と連な
り、しかも、液体の注出口45を形成する平面視が円形の
筒状体46が形成してあって、この筒状体46に連なる底部
47には開口48が開設してある。
そして、50は前記中蓋40を外方から閉止する外蓋で、
平面視が円形の天蓋部51とこの天蓋部51の周縁部から下
方に垂下する周壁部52とからなり、天蓋部51の下面側に
は外蓋50を中蓋40に対して所定の状態に被着したとき前
記筒状体46の内周面に密着する環状垂下部53が垂設して
あり、また、周壁部52の下部内側面には前記雄ねじ部44
と螺合する雌ねじ部54が形成してある。
而して、上記構成のキャップにおいては、外蓋50を所
定の方向に回転して中蓋40に螺着することにより所定の
閉栓状態となり、また、外蓋50を取り外して容器41を傾
ければ、開口48および注出口45を経て容器41内の液体を
容器41外に注出することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成のキャップにおいては、注出
口45を形成する筒状体46は、その平面視形状が円形であ
り、また、その先端部46aを外方にやや広がるようにし
て曲げるようにして断面視がほぼらっぱ状あるいは朝顔
状を呈するように形成してあり、また、曲率半径も比較
的大きいところから、液体の注出に際しては液体が発散
し易く、注出される液体の注出方向が定まりにくいた
め、注出時にあらぬ方向に液体が飛散することがあっ
た。また、前記注出を急激にやめた場合には、液体が急
に停止せず、液切れが悪いため1,2滴の液体がこぼれ落
ちたり、前記端部46a近傍に付着することがあり、見た
目に不快感を与えたり、不衛生な感じを与えることがあ
った。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、そ
の目的とするところは、注出口から注出される液体の発
散をうまく防止でき、併せて注出停止時の液切れの良好
なキャップを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係るキャップ
は、中蓋に設けられる注出口およびこの注出口の周囲に
連接された立設部を一方向に向かって先細り形状に形成
してその先端に注出部を形成するとともに、この注出部
の両側に下方ほど狭くなるように傾斜したガイド面を形
成してある。
〔作用〕
上記構成のキャップによれば、注出口から注がれよう
とする液体は、一方向に向かって先細り形状に形成され
ているこの注出口によって一定方向、つまりその注出方
向が、先細り形状の先細り先端に向かう方向、に規制さ
れる。そして引き続きこの注出口から注ぎ出された液体
は、この注出口縁に連なって立設される壁、つまり立設
部上面を案内されて注出部に至ろうとする時、この立設
部の傾斜勾配のガイド面によって、注出口から注がれる
時と同様の一方向に向かった方向に注ぎ方向が規制され
ながら、先端の注出部に向かうように案内されることに
なり、例えば、環状の立設部を備えたものと違って、液
体が注出口から注出部に至るまで、不用意に拡散せず
に、的確に案内でき、併せて、注出部が細く、この注出
部の両側の下方ほど狭くなるように傾斜し、かつ、注出
口縁に直に連なるガイド面の存在によって、そこを通る
液体の速度は、例えば方向性を備えない環状の立設部を
備えるものに比べて、格段に速くなり、従って、例えば
容器の傾きを戻す等して、注出を止めようとすると、こ
の注出部を流れる液体の流れを急激に絶つように働くこ
とになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例を示し、こ
れらの図において、1は壜などの容器で、内部に醤油な
どの液体を収容するものであり、その口部2の外側面に
は雄ねじ部3が形成してある。
4はキャップで、前記口部2に螺着される中蓋5と、
この中蓋5を外方から閉止する外蓋6と、中蓋5と外蓋
6とを連結してヒンジ作用を行うヒンジ部7と、このヒ
ンジ部7の左右両側に設けられ中蓋5と外蓋6とを弾性
的に結合する弾性片8,8とからなり、例えばポリプロピ
レンやポリエチレンなどの熱可塑性合成樹脂でできてい
る。
前記中蓋5は、平面視がほぼ円形を呈し、下方が開口
するとともに、注出口9を備えた仕切り部10を上方に有
する筒状体11からなり、この筒状体11の内側面には前記
口部3の雄ねじ部3に螺合する雌ねじ部12が形成してあ
る。
そして、前記注出口9は、容器1内の液体を注出する
ための開口で、第1図,第2図に示されるように、この
注出口9の縁に直接に連なって、その周囲に立ち上げら
れる立設部13は、注出口9が一方向(図示例では、ヒン
ジ部7から最も遠くなる方向)に向かって先細り形状と
なるように、舳先状に形成してあって、立設部13の前記
方向には細い注出部14が形成してあり、さらに、この注
出部14の左右両側には下方ほど狭くなるように傾斜した
ガイド面15,15が形成してある。なお、14aは注出部14の
傾斜面である。また、第2図における角度α(舳先状部
分の開き角度)は90°よりも小さく、より好ましくは30
°〜60°に設定される。16は仕切り部10の上面にほぼ環
状に形成された凸条で、その注出部14側の部分16aは係
合部として機能するようにしてある。
前記外蓋6は、断面視がほぼ円形を呈する天蓋部17
と、この天蓋部17の周縁部から下方に垂下した周壁部18
とからなり、天蓋部17の内面には前記中蓋5の立設部13
の内側面と密着するように立設部13とほぼ同一形状の凸
条19が形成してあり、また、周壁部18の端部内側には外
蓋6の係合部16aと係合する係合部20が形成され、さら
に、周壁部18の端部外側にはつまみ部21が形成してあっ
て、第1図において仮想線で示すように、外蓋6が中蓋
5の注出口9を閉止したとき、中蓋5の係合部16aと外
蓋6の係合部20とが係合するとともに、外蓋6の凸条19
が中蓋5の立設部13に密着して内容物である液体が外部
に漏れ出ないようにしてある。
前記ヒンジ部7は、中蓋5と外蓋6との間を、外蓋6
が回動自在なように連結するもので、詳細には図示して
ないが、中蓋5および外蓋6との連結部22,23を、中蓋
5および外蓋6のそれぞれの弦となるように、中蓋5お
よび外蓋6の外縁から内側に位置させ、外蓋6を完全に
閉じたとき、ヒンジ部7が外蓋6の本来の外縁よりも内
側に位置するようにしてある。
前記弾性片8,8は、ヒンジ部7の左右に隣接するよう
に設けられ、第1図において実線で示すように、外蓋6
を開いてその天蓋部17をほぼ水平にしたとき、ほぼL字
形を呈するように形成されるとともに、この図において
仮想線で示すように、外蓋6を完全に閉じたとき、外蓋
6の外縁とほぼ一致してこの外縁から突出しないように
してある。
而して、上記構成のキャップ4によれば、注出口9お
よびこの注出口9の周囲に連接された立設部13の形状を
一方向に向かって先細り形状にしてあるため、注出され
る液体の注出方向が定まり、容器内部から口部2方向に
出てきた液体はガイド面15,15によって細い注出部14方
向に案内され、液体が発散することがなくなるととも
に、注出部14が細いから、そこを通過する液体の速度は
比較的早く、従って、急激に注出をやめた場合、液体も
急激に停止するので良好な液切れが確実に行われる結
果、残余のわずかな液体がキャップ4に付着し、さらに
外方に垂れ下がるといったことがなくなる。
本考案は、上述の実施例に限られるものではなく、例
えば第3図に示すように、前記立設部13を注出口9の周
囲全部ではなく、その左右側面の後部および後部側(前
記注出部14とは反対側)を省略するようにしてもよい。
そして、注出口9における注出部14は任意の方向に設
けてもよく、例えば第2図および第3図に示す方向と直
交する方向に設けるなどしてもよい。
また、上述の実施例では、中蓋5の仕切り部10に注出
口9を予め開設してあったが、これに代えて、前記仕切
り部10の注出口9となるべき部分に引きちぎり用の溝を
設けておき、ユーザが使用するとき、引きちぎり片を引
っ張ることによって所定の注出口9が形成されるように
してもよい。
さらに、中蓋5と外蓋6との結合状態は上記実施例の
ものに限られるものではなく、例えば中蓋5に対して外
蓋6を螺着させるなど種々の態様で実施することがで
き、また、中蓋5と外蓋6とが別体に構成してあっても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本願考案に係るキャップは、注
出口から注ぎ出された液体を、先ずこの立設部の傾斜し
たガイド面、つまりテーパー面、で注出口から注がれる
時と同様の一方向に向かった方向に注ぎ方向を規制しな
がら、先端の注出部に向かうようにうまく案内し、液体
が注出口から注出部に至るまで、これを不用意に発散さ
せずに、的確に注出できるので、綺麗な注出が可能とな
り、併せて、注出部を細くし、しかもこの注出部の両側
に下方ほど狭くなるような傾斜し、かつ、注出口縁に直
に連なるガイド面を設けることで、そこを通る液体の速
度を、例えば方向性を備えない環状の立設部(円形の筒
状体)を備えるものに比べて、格段に速くし、注出を止
めようとすると、この注出部を流れる液体の流れを急激
に絶つように働かせて、良好な液切れを可能にし、液体
がキャップに付着したり、外方に垂れ下がったりするこ
とがなくなり、従来のこの種のキャップに比べて使い勝
手が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は開栓状態のキャップを示す縦断面図、第2図はその平
面図である。 第3図は本考案の他の実施例に係るキャップの開栓状態
を示す平面図である。 第4図は従来技を示し、同図(A)は閉栓状態のキャッ
プを示す縦断面図、同図(B)はその中蓋を示す平面図
である。 1……容器、2……口部、4……キャップ、5……中
蓋、6……外蓋、9……注出口、13……立設部、14……
注出部、15……ガイド面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の口部に係着され前記容器の液体を注
    出する注出口を備えた中蓋と、この中蓋を外方から閉止
    する外蓋とからなるキャップにおいて、前記注出口およ
    びこの注出口縁に連なってその周囲に連接された立設部
    を一方向に向かって先細り形状に形成してその先端に上
    縁ほど外方に偏位する注出部を形成するとともに、この
    注出部の両側は下方ほど狭くなるように傾斜したガイド
    面であることを特徴とすキャップ。
JP1989065692U 1989-06-05 1989-06-05 キャップ Expired - Lifetime JP2521350Y2 (ja)

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JP5415021B2 (ja) * 2008-05-30 2014-02-12 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ
JP5995531B2 (ja) * 2012-05-31 2016-09-21 株式会社吉野工業所 抜栓式キャップ

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JPS60112456U (ja) * 1983-12-29 1985-07-30 ナシヨナルクラウン株式会社 合成樹脂製口栓

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