JP5504023B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジキャップに関し、詳細には液ハネ防止板を備えたヒンジキャップに関する。
従来、ヒンジキャップが打栓された容器を傾けて注出する際、キャップ本体の側壁上部に内容液が付着することがあった。内容液が付着したまま閉栓してしまうと、その時の打撃により付着している内容液(付着液)が外方に飛散等し、使用者の衣服等を汚損する可能性があるため、ヒンジキャップをゆっくり閉蓋する必要があった。このような問題に対して、上蓋に飛散防止のカバー板(特許文献1を参照)等の液ハネ防止板を設ける工夫がなされている。
実用新案登録第2583036号公報
しかしながら、従来の技術では閉蓋状態において上蓋に設けられた液ハネ防止板とキャップ本体の外周面との間に隙間があるため、閉蓋時に当該板の内面に当って付着液の飛散防止はできるものの、付着液がその自重によって本体側壁下部に垂れてしまうという問題があった。又、付着液の飛散防止も完全ではなく、閉蓋時に、当該板によってカバーされない下方向に付着液が飛散する可能性があった。
そこで、本発明は、液ハネ防止板を備えたキャップを改良し、このような問題を起こすことが無いヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、キャップ本体と上蓋がヒンジによって結合され、係止筒と、記スカート部のヒンジと反対側の領域に液ハネ防止板が設けられたヒンジキャップにおいて、前記液ハネ防止板は、前記スカート部の下端部から下方へと突出する様に設けられ、前記液ハネ防止板の内周面には、閉蓋時にキャップ本体の本体側壁と当接する液止突起部が形成されており、前記液止突起部は、付着液の飛散を防止するためのものであると共に前記液ハネ防止板に衝突した液の下方への流下を阻止するためのものであることを特徴とするヒンジキャップである。望ましくは、前記液止突起部は前記液ハネ防止板の周方向全長に渡って設けられる。
又、本発明は、前記キャップ本体の側壁には、外周面に凹所が設けられ、閉蓋時に前記液ハネ防止板が前記凹所に収容されることを特徴とするヒンジキャップである。
又、本発明は、前記キャップ本体の側壁頂面に溝部が設けられていることを特徴とするヒンジキャップである。
又、本発明は、前記溝部は、液排出孔に連通していることを特徴とするヒンジキャップである。
本発明は、前記液ハネ防止板の内周面に、閉蓋時にキャップ本体の本体側壁と当接する液止突起部が形成されているので、キャップ本体の側壁上部に付着した液が、外方に飛散したとしても、液ハネ防止板が形成される範囲においてその飛散が防止でき、又、前記液止突起は閉蓋時に、上蓋の側壁下端面がキャップ本体の側壁頂面と当接するとほぼ同時にキャップ本体側壁と当接するため、付着液の下方への飛散も防止される。更に、液ハネ防止板の内周面に衝突した内容液は、液ハネ防止板の内周面、液止突起、キャップ本体側壁の間に保持され、下方への流下を阻止することができる。特に、当該液止突起部が当該液ハネ防止板の周方向全体に渡って形成されることにより、より高い効果が得られる。
又、キャップ本体の側壁には、外周面に凹所を設け、閉蓋時に液ハネ防止板が凹所に収容されることにより、凹所が設けられたキャップ本体側壁の上部は、付着液が溜まる液溜りスペースを小さくすることができる。即ち、飛散する付着液を予め少なくできる。又、閉蓋時に液ハネ防止板が凹所に収容されることにより外観性にも優れたキャップを提供できる。
又、溝部が設けられることにより閉蓋時に液ハネ防止板とキャップ本体の本体側壁との間に溜まっている内容液が再度、開蓋する時に、前記液止突起部は本体側壁を擦りながら上昇する。そのため、前記液止突起部がワイパーのように働き、前記内容液が、掻き揚げられ溝部へ誘導されるので、本体側壁下部に垂れることを防ぐことができる。
又、溝部が液排出孔に連通されていることにより、溝部へ誘導された付着液を流出させることができる。
図2のI−I線における断面図である。 本発明のヒンジキャップの開蓋時における正面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2のV−V線における断面図である。 図1の閉蓋時における状態を示した図である。 本発明のヒンジキャップの開蓋時における背面図である。 図7の要部拡大図である。
本発明の実施の形態を図1乃至8に基づき説明する。ヒンジキャップ1は合成樹脂からなり、キャップ本体2とキャップ本体2に被着される上蓋3と、両者2、3とを連結するヒンジ部4を備える。
キャップ本体2はその先端が放射状の注出筒5と、注出筒5に頂壁6を介して連結された筒部7とを備える。注出筒5内方の頂壁6には、流体の流通を遮断する遮断壁8が設けられているが、この遮断壁8には、無端状の裂溝9とプルリング10が設けられ、プルリング10は裂溝9の内側に配設される。本実施の形態において遮断壁8は略三角形状に設けられている。
頂壁6には、注出筒5と同心状の係止筒11が設けられる。係止筒11は注出筒5より大径に形成される。
当該液が付着しやすい箇所には凹所12aが形成されており、凹所12aは側壁12の上部外周面を切り欠いた形状からなる。又、本体側壁12には、ヒンジ4の反対側の箇所には、凹所12aと連続する指掛け部12bが設けられる。又、本体側壁12には、その頂面12cに、軸方向に形成された溝部13が設けられている。しかしながら、本実施の形態においては、指掛け部12bの箇所は肉厚となっており、故に、指掛け部12bの箇所には溝部13は形成されていない。従って、溝部13は指掛け部12bにより、両サイドに分かれるように設けられていることとなる。尚、溝部13の底面には液排出孔14が設けられている。従って、溝部13は液排出孔14によってキャップ本体2の背面側と連通している。
上蓋3は、天壁15及び天壁15に連続するスカート部16を備え、ヒンジ部4と反対側の下端部には鍔部17が設けられている。天壁15の内面には、閉蓋時に注出筒5の先端を外周側からシールするように形成されたアウターリング18とその内側に配設され、注出筒5の先端を内周側からシールするインナーリング19が同心状に立設されている。
スカート部16の上蓋3における正中線Mの鍔部17側の領域(ヒンジ部4と反対側の領域)には液ハネ防止板20が設けられる。液ハネ防止板20は、キャップ本体2の側壁12を切り欠いて設けられる凹所12aの形状に合わせて平面視略円弧状に設けられ、ヒンジキャップ1の閉蓋時には凹所12aに収納される。
液ハネ防止板20の内周面には、液止突起部20aが設けられている。液止突起部20aは、当該内周面の周方向に沿って全長に渡り平面視略直線状に設けられ、ヒンジキャップ1の閉蓋時に本体側壁12の凹所12aの外周面と当接する。尚、液止突起部20aの長さは必要に応じて適宜変更することができる。
本発明のヒンジキャップ1は、本体側壁12の凹所12aの部分が切り欠かれているため液溜りの少ない構造となっており、従来のヒンジキャップよりも飛散する可能性のあるキャップ本体2に付着した内容液(付着液)の量が予め少なくなるようになっている。そして、上蓋3を閉蓋した際には、付着液は液ハネ防止板20によって受け止められるため、付着液は飛散することがない。
又、液ハネ防止板20の周方向全体に渡って液止突起部20aが設けられているため、液止突起部20aが付着液を覆い、付着液が本体側壁12の下部に垂れることがないようになっている、又、それと同時に液ハネ防止板20が本体側壁12に接触する際、下方向に付着液が飛散することを防止できる。その後、再度、上蓋3を開蓋した際、本体側壁12に付着している、付着液は、液止突起部20aによって、ワイパーのように掻き揚げられ、溝部13へと誘導される。誘導された付着液は溝部13と連通する液排出孔14からキャップ本体2の背面側に排出されることとなる。
因って、本発明のヒンジキャップ1を用いることにより、閉蓋時には、付着液が飛散することのないようにゆっくり閉蓋する必要も無く、普通に閉蓋することができ、且つ、付着液が本体側壁20下部に垂れることもない。又、溝部13の付随的な効果として、例え、内容液が液ハネ防止板20の設けられていない箇所に付着していたとしても、閉蓋の際、上蓋3によって付着液は溝部13に押し込まれるため、本体側壁12に垂れることなく液排出孔14から排出される。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、必ずしも本体側壁12に凹所12aや指掛け部12bを、溝部13に液排出孔14を設けることを要しないし、溝部13をキャップ本体2の両サイドに分けずに連続して形成してもよい。又、各部位の形状及び大きさ等は適宜変更可能である。例えば、当該実施の形態において、遮断壁8は略三角状に設けられているが、当然、円状、楕円状、U字状、多角形状、及びその他形状を適宜採用することができ、遮断壁8を取り除く方法としてプルリング10以外を用いる方法も適宜選択することもできる。
1 ヒンジキャップ 2 キャップ本体 3 上蓋
4 ヒンジ部 5 注筒部 6 頂壁
7 筒部 8 遮断壁 9 裂溝
10 プルリング 11 係止筒 12 本体側壁
12a 凹所 12b 指掛け部 12c 頂面
13 溝部 14 液排出孔 15 天壁
16 スカート部 17 鍔部 18 アウターリング
19 インナーリング 20 液ハネ防止板 20a 液止突起部

Claims (5)

  1. キャップ本体と上蓋がヒンジによって結合され、係止筒と、記スカート部のヒンジと反対側の領域に液ハネ防止板が設けられたヒンジキャップにおいて、
    前記液ハネ防止板は、前記スカート部の下端部から下方へと突出する様に設けられ、
    前記液ハネ防止板の内周面には、閉蓋時にキャップ本体の本体側壁と当接する液止突起部が形成されており、
    前記液止突起部は、付着液の飛散を防止するためのものであると共に前記液ハネ防止板に衝突した液の下方への流下を阻止するためのものであることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 前記液止突起部が前記液ハネ防止板の周方向全長に渡って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記キャップ本体の側壁には、外周面に凹所が設けられ、閉蓋時に前記液ハネ防止板が前記凹所に収容されることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記キャップ本体の側壁頂面に、溝部が設けられていることを特徴とする請求項1、2、または3記載のヒンジキャップ。
  5. 前記溝部は、液排出孔に連通していることを特徴とする請求項4に記載のヒンジキャップ。
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