JP2005313964A - プルトップ式キャップ - Google Patents

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Shigeru Hayakawa
早川  茂
Takao Kishi
岸  隆生
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】比較的大きな力で障壁を引きちぎる場合も障壁が一気に引きちぎれることなく、確実に容器内のガスをすることができるプルトップ式キャップを提供する。
【解決手段】本発明は、容器の口部に取り付けられるベース11と、容器の口部を塞ぎベース11に設けた破断予定ライン1に沿う引きちぎりによって容器の口部に通じる注出口を形成する障壁15とを備えるプルトップ式キャップであって、細溝1は、障壁15を、引きちぎりの起点となる狭幅部分15aと該狭幅部分15aに繋がる広幅部分15bとを有する平面形状に区画する細溝1a,1b,1cからなり、この細溝1の溝内に、狭幅部分15aから広幅部分15bに移行する境界領域Aで狭幅部分15aを区画する細溝1aの溝底1gよりも厚い溝底2gからなる段差部2を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器の口部に取り付けられるベースと、容器の口部を塞ぎ前記ベースに設けた破断予定ラインに沿う引きちぎりによって容器の口部に通じる注出口を形成する障壁とを備えるプルトップ式キャップに関するものである。
こうしたキャップは一般的に、醤油や食用油などを内容物とする容器に用いられるが、外気との温度差などによって容器内のガス圧が上昇すると、ベースから障壁を引きちぎった瞬間に、内容物と一緒に飛び散るといった不都合が生じる。このため、従来は、破断予定ラインを細溝で形成し、この細溝で区画した障壁の一端を均等な幅の狭幅部分とすると共に、この狭幅部分を形作る細溝の溝底を厚くすることにより、この肉厚部分にて、密閉壁の引きちぎりを一旦停止させて、先に容器内で膨張したガスだけが抜けるようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
実公昭59−22038号公報
しかしながら、上述のキャップは、その細溝がほぼ直線形になる部分の途中に肉厚部分があるため、例えば、密閉壁とベースとの連結が強固で密閉壁を比較的大きな力で引っ張らなければならない場合などでは、勢いあまってそのまま肉厚部分を越えて障壁が一気に引きちぎれて内容物が飛び散ってしまうといった問題があった。
解決しようとする問題点は、従来技術にあってもなお、比較的大きな力で障壁を引っ張った場合に障壁が一気に引きちぎれてしまうことである。
本発明は、容器の口部に取り付けられるベースと、容器の口部を塞ぎ前記ベースに設けた破断予定ラインに沿う引きちぎりによって容器の口部に通じる注出口を形成する障壁とを備えるプルトップ式キャップにおいて、前記破断予定ラインは、前記障壁を、引きちぎりの起点となる狭幅部分と該狭幅部分に繋がる広幅部分とを有する平面形状に区画する細溝からなり、この細溝の溝内に、前記狭幅部分から前記広幅部分に移行する境界領域で前記狭幅部分を区画する細溝よりも溝底が厚くなる段差部を設けたことを特徴とするものである。また、本発明にあっては、前記境界領域は湾曲してなることが望ましい。
本発明にあっては、狭幅部分を区画する細溝に沿って障壁の引きちぎりが開始されるが、この細溝は、従来の如く、単に直線形に伸びるのではなく、狭幅部分から広幅部分に沿って移行するため、障壁を破断させる力は、前記狭幅部分から前記広幅部分に移行する境界領域にて分散させることができる。しかも、前記境界領域には、前記狭幅部分を区画する細溝よりも溝底が厚くなる段差部があるため、細溝を破断させる際の破断抵抗も増大する。即ち、本発明によれば、狭幅部分を区画する細溝に追従して境界領域を破断させる際に更に大きな力が要求されるため、比較的大きな力で障壁を引っ張っても、細溝の破断は境界領域にて停止し、従来の如く、障壁がベースから一気に引きちぎれてしまうことがない。従って、本発明によれば、使用者には障壁を注意深く引きちぎる等の煩雑さがなく、障壁の引きちぎりを前記境界領域で確実に一時停止させることにより、容器内の圧縮ガスを抜いて内容物の飛び散りを防止することができる。
特に、本発明にあっては、前記境界領域を湾曲させることにより、前記狭幅部分から前記広幅部分に移行する境界領域で一旦破断が停止してから障壁を完全に引きちぎる場合も、細溝を破断させる力は前記境界領域にても比較的滑らかに伝達されるため、前記境界領域での破断を無理なく行うことができて使い勝手がよい。
以下、図面を参照して、本発明であるプルトップ式キャップの一形態を詳細に説明にする。
図1(a),(b)はそれぞれ、本発明の一形態であるプルトップ式キャップを上方から示す平面図及びそのX−X断面図であり、図2は、図1(a)の要部拡大図及びその要部断面図である。
キャップ10は、容器20の口部21にアンダーカット嵌合によって取り付けられるベース11と、このベース11にヒンジ12を介して揺動可能に繋がる上蓋13からなり、ベース11の上部には環状の周壁14が一体に形成されている。この周壁14で包囲された上部11aには、図1(a)の破線で示す如く、容器口部21を塞ぎベース11に設けた破断予定ライン1に沿う引きちぎりによって容器口部21に通じる注出口11bを形成する障壁15が設けられている。
障壁15は、図2に示す如く、リング形プルタブ16が一体に立設され引きちぎりの起点となる狭幅部分15aと、この狭幅部分15aに繋がり該狭幅部分15aよりも幅広の広幅部分15bと、この広幅部分15bに繋がり該広幅部分15bよりも幅の狭い狭幅部分15cとを有する平面形状からなる。
図3(a)は、破断予定ライン1をベース11の裏面、即ち、容器20の内部から後述の境界領域Aを示す拡大正面図であり、図3(b),(c)はそれぞれ、図3(a)のY−Y断面図及びZ−Z断面図である。
破断予定ライン1は、図2に示す如く、障壁15の狭幅部分15aをヘアピン形状に区画する細溝1aと、この細溝1aに繋がり該細溝1aから湾曲して障壁15の広幅部分15bを円弧形状に区画する円弧形の細溝1bと、この細溝1bに繋がり該細溝1bから湾曲して障壁15の狭幅部分15cをヘアピン形状に区画する細溝1cとからなり、図2,3に示す如く、ほぼ直線形の狭幅部分15aから円弧形の広幅部分15bに移行する境界領域Aのうち、広幅部分15bを区画する細溝1bに段差部2が設けられている。段差部2は、細溝1aにおける溝底1gの厚みh1よりも厚い厚みh2の溝底2gを有する。即ち、本形態の段差部2は、その溝底2gが狭幅部分15aから広幅部分15bに移行する境界領域Aで狭幅部分15aを区画する細溝1aよりも厚くなっている。
このため、本形態にあっては、狭幅部分15aを区画する細溝1aに沿って障壁15の引きちぎりが開始されるが、この細溝1は、従来の如く、単に直線形に伸びるのではなく、狭幅部分15aから広幅部分15bに沿って移行するため、細溝1を破断させるプルタブ16からの引っ張り力は、狭幅部分15aから広幅部分15bに移行する境界領域Aにて分散させることができる。しかも、境界領域Aには、狭幅部分15aを区画する細溝1aよりも溝底が高くなる段差部2があるため、細溝1を破断させる際の破断抵抗も増大する。即ち、本形態によれば、狭幅部分15aを区画する細溝1aに追従して境界領域Aを破断させる際に更に大きな力が要求されるため、比較的大きな力で障壁15を引っ張っても、細溝1の破断は境界領域Aにて停止し、従来の如く、障壁15がベース11から一気に引きちぎれてしまうことがない。従って、本形態によれば、使用者には障壁15を注意深く引きちぎる等の煩雑さがなく、障壁15の引きちぎりを境界領域Aで確実に一時停止させることにより、容器20内の圧縮ガスを抜いて内容物の飛び散りを防止することができる。
特に、本発明にあっては、図2に示す如く、境界領域Aにて細溝1a,1bを曲率半径rで湾曲させている。かかる構成によれば、狭幅部分15aから広幅部分15bに移行する境界領域Aで一旦破断が停止してから障壁15を完全に引きちぎる場合も、細溝1b,1cを破断させる力は境界領域Aにても比較的滑らかに伝達されるため、境界領域Aでの破断を無理なく行うことができて使い勝手がよい。
上述したところから明らかなように、本発明の好適な実施例を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、本形態において、段差部2の始端2eは、図3に示す如く、広幅部分15bを区画する細溝1b側にあるが、境界領域Aにあれば、その始端が狭幅部分15aを区画する細溝1a側、又は、細溝1aと細溝1bとの連結部分P(図3参照。)にあってもよい。更に、段差部2の長さLは適宜変更することができ、使用用途などに応じて境界領域Aでの破断に必要な引っ張り力を調整することができる。
(a),(b)はそれぞれ、本発明の一形態であるプルトップ式キャップを示す平面図及びそのX−X断面図である。 図1(a)の要部拡大図及びその要部断面図である。 (a)は、破断予定ライン1をベース11の裏面から境界領域Aを示す拡大正面図であり、(b),(c)はそれぞれ、図3(a)のY−Y断面図及びZ−Z断面図である。
符号の説明
1 破断予定ライン(細溝)
1a 狭幅部分15aを区画する細溝
1b 広幅部分15bを区画する細溝
1c 狭幅部分15cを区画する細溝
1g 溝底
2 段差部
2g 溝底
11 ベース
11a ベース上部
11b 吐出口
12 ヒンジ
13 上蓋
14 周壁
15 障壁
15a 狭幅部分
15b 広幅部分
15c 狭幅部分
16 リング形プルタブ

Claims (2)

  1. 容器の口部に取り付けられるベースと、容器の口部を塞ぎ前記ベースに設けた破断予定ラインに沿う引きちぎりによって容器の口部に通じる注出口を形成する障壁とを備えるプルトップ式キャップにおいて、
    前記破断予定ラインは、前記障壁を、引きちぎりの起点となる狭幅部分と該狭幅部分に繋がる広幅部分とを有する平面形状に区画する細溝からなり、この細溝の溝内に、前記狭幅部分から前記広幅部分に移行する境界領域で前記狭幅部分を区画する細溝よりも溝底が厚くなる段差部を設けたことを特徴とするプルトップ式キャップ。
  2. 前記境界領域は、湾曲してなることを特徴とする請求項1に記載のプルトップ式キャップ。
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