JP6914161B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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本発明はヒンジキャップに関するものであり、特に幼児等が偶発的に開栓してしまうことを防止するチャイルドレジスタンス機能を有するヒンジキャップに関する。
容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体に連結するヒンジを備える蓋体とを備えるヒンジキャップにおいては、幼児等が偶発的に蓋体を開いてしまうことを防止する機能をもたせたものが知られている。
例えば特許文献1には、キャップ本体に切り欠きを設けることによって弾片を形成するとともに、この弾片の先端に係止片を設け、蓋体には係止片を係止させる係止孔を設けたヒンジキャップが示されている。このヒンジキャップによれば、弾片を内側に押圧して係止片と係止孔との係合を解かなければ蓋体を開くことができないため、幼児等が偶発的に蓋体を開いてしまう不具合を防止することができる。
特開平10−264953号公報
ところで特許文献1のヒンジキャップは、蓋体を開く際に使用する弾片が切り欠きを設けて形成されているため、操作すべき部位が見た目によって判断されることになる。このため、悪戯をする目的で意図的に弾片が操作されて蓋体が開いてしまう懸念がある。また、外側から切り欠きが見えるため、見映えの点でも改善の余地が残されている。
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであり、蓋体を開く方法を知らなければこれを開けることが難しく、チャイルドレジスタンス機能がより有効に発揮されるヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、容器の口部に装着可能なキャップ本体と、該キャップ本体の外縁に沿って延在する外周壁を有するとともに、該外周壁の後方において該キャップ本体と連結するヒンジを有する蓋体とを備えるヒンジキャップであって、
前記蓋体は、前記外周壁の前方において、該外周壁の外面から外側に向けて突出する摘まみと、該外周壁の内面から内側に向けて突出して前記キャップ本体の前方に設けた外向き爪部に係合する内向き爪部とを備え、
前記外周壁は、該外周壁を側方内側に向けて押圧することによって前方外側に向けて弾性変形可能であって、
前記摘まみに指を掛けて前記蓋体を押し上げる際は前記外周壁が内側に倒れて前記内向き爪部と前記外向き爪部は係合したままである一方、前記外周壁を側方内側に向けて押圧すると該内向き爪部が前方外側に向けて移動して該内向き爪部と該外向き爪部との係合が解除されるヒンジキャップである。
前記外周壁は、前記摘まみの上方に薄肉部を有することが好ましい。
前記キャップ本体は、該キャップ本体の側方において、上方に向かうにつれて内側に傾くとともに前記外周壁を側方内側に向けて押圧した際に該外周壁の下端部に当接して前記蓋体の開きを誘導する傾斜部を有することが好ましい。
本発明におけるヒンジキャップは、蓋体の外周壁前方の内面に設けた内向き爪部をキャップ本体の外向き爪部に係合させ、蓋体の前方に設けた摘まみに指を掛けて蓋体を上方に押し上げようとしても蓋体を開くことができないように構成している。一方、蓋体の外周壁は、側方内側に向けて押圧することによって前方外側に向けて弾性変形するように構成されているため、外周壁の側方を内側に向けて押圧すると、内向き爪部と外向き爪部の係合が解かれて蓋体を開くことができる。すなわち、蓋体を開く方法を知っていれば簡単に開けることができる一方、知らなければ開けることが困難であるため、チャイルドレジスタンス機能を有効に働かせることができる。また、ヒンジキャップの外面には従来のような切り欠きがないため、見映えの点でも優れている。
また外周壁に、摘まみの上方において薄肉部を設ける場合は、摘まみに指を掛けて蓋体を上方に押し上げようとすると、薄肉部を起点として外周壁が更に内側に倒れることになる。すなわち、内向き爪部と外向き爪部の掛かりが増して蓋体が更に開きにくくなるため、摘まみに指をかけて蓋体を開けようとする悪戯をより確実に防止することができる。
キャップ本体の側方に、上方に向かうにつれて内側に傾く傾斜部を設ける場合は、外周壁を側方内側に向けて押圧した際に、この傾斜部に外周壁の下端部を当接させて蓋体の開きを誘導することができるため、蓋体をより簡単に開けることができる。
本発明に従うヒンジキャップの一実施形態を容器に装着した状態で示す、(a)は平面図(蓋体は二点鎖線で示す)、(b)は(a)に示すA−Aに沿う断面図、(c)は(a)に示すB−Bに沿う半断面図である。 図1のヒンジキャップに対し、外周壁の側方を内側に向けて押圧した状態について示した図である。 図2のヒンジキャップに対し、外周壁の側方を更に内側に向けて押圧した状態について示した図である。 摘まみに指を掛けて蓋体を開こうとする状態について示した図である。 図1に示すヒンジキャップの変形例について示した図である。
以下、図面を参照しながら本発明に従うヒンジキャップの一実施形態について説明する。なお、本明細書等において「上方」とは、ヒンジキャップを容器に装着してその容器を水平面に載置した状態において、キャップ本体に対して蓋体が位置する側であり、「下方」とはその逆側である。また「前方」とは、ヒンジに対して摘まみが位置する側であり、「後方」とはその逆側である。
本実施形態のヒンジキャップは、図1において符号1で示すキャップ本体と、符号11で示す蓋体とを備えている。また図1において符号31は、ヒンジキャップを装着する容器を示す。
まず、容器31について説明する。容器31は、有底筒状をなすものであって、上部を開放した円筒状の口部32を備えている。口部32の外周面には、径方向外側に向けて突出する爪部33が設けられていて、ヒンジキャップを打栓することによってこれを保持することができる。なお、本実施形態のヒンジキャップは打栓タイプであるが、本発明に従うヒンジキャップには、口部外周面に雄ねじを設けた容器に対して装着されるようにした、ねじタイプのものも含まれる。
次にキャップ本体1について説明する。キャップ本体1は、円筒状になるキャップ本体外周壁2と、キャップ本体外周壁2の上端に連結し、上方に向かうにつれて内側に傾く傾斜部3と、傾斜部3の上端から水平方向に延在して口部32の上方を覆う天壁4とを備えている。本実施形態の傾斜部3は、前方部分、及び後方部分は角度が急な急傾斜部3aであって、側方部分は、急傾斜部3aよりも角度が緩やかな緩傾斜部3bとして形成されている。また、前方における急傾斜部3aと天壁4との連結部には、径方向外側に向けて突出する外向き爪部5が設けられている。また、天壁4の上面における前方寄りには、キャップ本体1からの内容物を注出する際の出口となる注出筒6が設けられている。そして天壁4の下面には、口部32を取り囲んで爪部33に係合する円筒状の係合筒7と、口部32内周面に液密に当接する環状のシール壁8とが設けられている。
そして蓋体11は、キャップ本体1の外縁に沿って延在する円筒状の下部分、及びこの下部分から上方に向かうにつれて内側に傾く上部分とからなる外周壁12と、外周壁12の上端から水平方向に延在して天壁4を覆う頂壁13とを備えている。外周壁12の後方には、キャップ本体外周壁2と一体に連結するヒンジ14が、図1(a)に示すように間隔をあけて2つ設けられていて、更に隣り合うヒンジ14の間には、蓋体11を開いた姿勢で維持するための弾性部15が設けられている。そして外周壁12の前方には、円筒状の下部分と傾斜した上部分との境界において、外周壁12の外面から外側に向けて突出する摘まみ16が設けられている。また外周壁12の前方における内面には、内側に向けて突出して外向き爪部5に係合する内向き爪部17が設けられている。そして頂壁13の下面には、注出筒6に対して液密に当接するシール筒18と、シール筒18を取り囲むとともに天壁4に対して僅かに隙間をあけて設けられる環状壁19が設けられている。
このような構成になるヒンジキャップにおいて蓋体11を開くには、図2(c)に示すように、蓋体11の外周壁12を側方内側に向けて押圧する。本実施形態の外周壁12は、図2(a)に示すように、側方内側に向けて押圧することによって前方外側に向けて弾性変形させることが可能である。すなわち、外周壁12の弾性変形に伴って内向き爪部17も前方外側に向けて移動するため、外向き爪部5との係合が解けることになる。
そして図2の状態から更に外周壁12を押圧すると、図3(b)に示すように、キャップ本体1の側方に設けた緩傾斜部3bに外周壁12の下端部が当接して、緩傾斜部3bに沿って外周壁12が上方に移動する。ここで本実施形態におけるシール筒18は、注出筒6に液密に当接しているため、蓋体11を閉じた状態では注出筒6に嵌合された状態になっているが、外周壁12を側方から押圧すれば、蓋体11が上方へ移動して注出筒6とシール筒18との嵌合が解かれるため、蓋体11を簡単に開くことができる。
ところで、蓋体11には摘まみ16が設けられているため、蓋体11の開け方を知らなければ、一般には図4に示すように、摘まみ16に指を掛けて蓋体11を上方に押し上げるようにして開けようとする。しかし、このようにして蓋体11を押し上げても、内向き爪部17と外向き爪部5の係合は解けないため、蓋体11を開くことができない。このため、悪戯によって蓋体11が開かれる不具合が有効に防止できる。
以上、ヒンジキャップの一実施形態について説明したが、本発明に従うヒンジキャップは、本実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば図5に示すように、外周壁12の前方において、摘まみ16の上方に薄肉部20を設けてもよい。この場合、摘まみ16に指を掛けて蓋体11を上方に押し上げようとすると、薄肉部20によって、図4に示す状態よりも外周壁12が更に内側に倒れやすくなる。すなわち、内向き爪部17と外向き爪部5の掛かりが増すことになるため、蓋体11が不正に開かれる不具合をより確実に防止することができる。
1:キャップ本体
2:キャップ本体外周壁
3:傾斜部
3a:急傾斜部
3b:緩傾斜部
4:天壁
5:外向き爪部
6:注出筒
7:係合筒
8:シール壁
11:蓋体
12:外周壁
13:頂壁
14:ヒンジ
15:弾性部
16:摘まみ
17:内向き爪部
18:シール筒
19:環状壁
20:薄肉部
31:容器
32:口部
33:爪部

Claims (3)

  1. 容器の口部に装着可能なキャップ本体と、該キャップ本体の外縁に沿って延在する外周壁を有するとともに、該外周壁の後方において該キャップ本体と連結するヒンジを有する蓋体とを備えるヒンジキャップであって、
    前記蓋体は、前記外周壁の前方において、該外周壁の外面から外側に向けて突出する摘まみと、該外周壁の内面から内側に向けて突出して前記キャップ本体の前方に設けた外向き爪部に係合する内向き爪部とを備え、
    前記外周壁は、該外周壁を側方内側に向けて押圧することによって前方外側に向けて弾性変形可能であって、
    前記摘まみに指を掛けて前記蓋体を押し上げる際は前記外周壁が内側に倒れて前記内向き爪部と前記外向き爪部は係合したままである一方、前記外周壁を側方内側に向けて押圧すると該内向き爪部が前方外側に向けて移動して該内向き爪部と該外向き爪部との係合が解除されるヒンジキャップ。
  2. 前記外周壁は、前記摘まみの上方に薄肉部を有する請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記キャップ本体は、該キャップ本体の側方において、上方に向かうにつれて内側に傾くとともに前記外周壁を側方内側に向けて押圧した際に該外周壁の下端部に当接して前記蓋体の開きを誘導する傾斜部を有する請求項1又は2に記載のヒンジキャップ。
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