JPH1170962A - 液体洗浄剤製品 - Google Patents

液体洗浄剤製品

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JPH1170962A
JPH1170962A JP10134036A JP13403698A JPH1170962A JP H1170962 A JPH1170962 A JP H1170962A JP 10134036 A JP10134036 A JP 10134036A JP 13403698 A JP13403698 A JP 13403698A JP H1170962 A JPH1170962 A JP H1170962A
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spout
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cap
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修司 岩尾
Norihiro Tsujii
宣博 辻井
Hiroyasu Kato
啓育 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注出口付きのキャップを備えた容器本体に液
体洗浄剤を収容した液体洗浄剤製品において、使用後に
テーブル等に置いたときや容器本体を握ったとき注出口
からシャボン玉が放出されるという問題を解消する。 【解決手段】 口部11を有する容器本体12と、口部
11に装着されたキャップ13と、容器本体12に収容
された3%以上、60%以下の界面活性剤入りの25℃
における粘度10cp以上、1000cp以下の液体洗
浄剤Sとを具備する液体洗浄剤製品において、キャップ
13の天井部21に注出口26を形成するとともに、キ
ャップ13の内部側の注出口26の開口部周縁に、注出
口内面に延長させるか注出口開口部に近接させて注出口
開口を囲む遮蔽壁27を設け、前記界面活性剤として特
定のものを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、界面活性剤を含む
液体洗浄剤を収容し、泡の放出を防止した構造の液体洗
浄剤製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体洗剤等の界面活性剤を含む液
体洗浄剤を収納する液体注出容器において、容器口部の
開閉を行うスライド式のオーバーキャップを設けた構造
のものが知られている。図9はこの種従来構造の液体排
出容器の一例を示す断面図で、容器本体1の口部2にキ
ャップ状の蓋体3が螺合され、この蓋体3の上面中央部
を貫通して排出筒部4が立設され、この排出筒部4の先
端側にスライド式のオーバーキャップ5が装着されて液
体排出容器Aが構成されている。
【0003】この液体排出容器Aの排出筒部4の内部中
央には突起状の栓体7が立設され、この栓体7の底部周
縁部に容器口部側に開口する連通孔6が栓体7の周回り
に間欠的に形成され、これらの連通孔6を介して容器本
体1内の液体洗浄剤を排出筒部4側に流入できるように
構成されている。また、排出筒部4の先端側には排出筒
部4の内周側に挿入される案内内筒8と排出筒部4の外
周側に挿通される案内外筒9を備えたオーバーキャップ
5が設けられ、オーバーキャップ5の上面中央部に形成
された液体注出口10を介することで容器本体1内の液
体洗浄剤を外部に排出できるように構成されている。ま
た、栓体7は排出筒部4よりも多少長く先窄まり状に形
成されていて、オーバーキャップ5を排出筒部4の底部
側に向けてスライドさせた場合に栓体7の先端部で液体
注出孔10を閉じて栓ができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の液
体洗浄剤は、界面活性剤を含み、粘性を有するものが一
般的で液切れが悪く、泡立ち易いために、液体洗剤の排
出終了時に排出筒部4の内部に残留した液体洗浄剤が連
通孔6を介して容器本体1内に戻り切らずに残留した
り、排出時に泡立った液体洗浄剤の一部が排出筒部4の
内部の栓体7と排出筒部4との間の隙間に残留すること
があると、注出直後に何らかの原因で容器本体1が呼吸
した場合に、排出筒部4内に残留している液体洗浄剤が
シャボン玉となって外部に放出されて長時間空中に浮遊
するという問題があった。
【0005】また、液体洗浄剤の注出後に容器本体1を
テーブルや台の上に置いたとき、その衝撃によって容器
本体1の内圧が一時的に高まり、排出筒部4に残留して
いる液体洗浄剤をシャボン玉として外部に放出されるこ
ともあった。この種の容器本体1からシャボン玉が放出
されることは、台所では大きな問題となり、調理中の食
品に気を配りながら容器本体1を取り扱わなくてはなら
ないという好ましくない状況を生む問題がある。
【0006】また、図10はこの種従来構造の液体注出
容器の他の例を示すもので、この例の液体注出容器B
は、排出筒部4を容器口部側まで延出させて設け、この
排出筒部4の底部周壁4aに縦長の通過孔5aを設け、
排出筒部4の底部を閉じる底壁4bにも通過孔5bを設
け、これらの通過孔5a、5bを介して液体洗剤が外部
に排出される構造を採用したものである。
【0007】図10に示す構造であれば、排出筒部4の
底部側に残留しようとする液体洗剤は縦長の通過孔5a
と通過孔5bを介して容器本体1内に容易に戻るととも
に、底壁4bを充分に下方に設けて通過孔を大きくして
おけば、この底壁4bと通過孔の部分に液体洗剤が残留
する可能性も低いが、この構造の液体注出容器Bであっ
ても、案内内筒8と栓体7との間の空間が狭いのでこの
部分の近辺に液体洗剤が残留して膜を張ることがあり、
この部分の液体洗剤が原因となって容器外部にシャボン
玉が放出される問題があった。なお、近年、容器本体1
はプラスチック製のものが主流であり、年々薄肉化、軽
量化が推し進められているが、容器本体が薄肉になれば
なるほど、容器本体1を掴んだ際に、あるいは、容器本
体1を置いたときの衝撃により、容器本体1の周壁が大
きく変形するので、容器本体1の内圧が高まってシャボ
ン玉を放出する問題が顕著になる傾向にあった。
【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、注出口付きのキャップを備えた容器本体に液体洗
浄剤を収容した液体洗浄剤製品において、使用後にテー
ブル等に置いたときや容器本体を握ったとき注出口から
シャボン玉が放出されるという問題を解決することがで
きる液体洗浄剤製品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、口部を有する容器本体と、この容器本体の
口部に装着されたキャップと、前記容器本体に収容され
た3%以上、60%以下の界面活性剤入りの25℃にお
ける粘度50cp以上、1000cp以下の液体洗浄剤
とを具備して構成され、前記キャップの天井部に注出口
が形成されるとともに、キャップの内部側の注出口の開
口部周縁に、注出口内面に延長させるか注出口開口部に
近接させて注出口開口を囲む遮蔽壁が設けられてなり、
前記界面活性剤が、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポ
リオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫
酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸
塩、飽和または不飽和カルボン酸塩、ポリオキシアルキ
レンアルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α
-スルホ脂肪酸塩又はそのエステル、アミノ酸型界面活
性剤、アシルアミノ酸型界面活性剤、不飽和又は飽和脂
肪酸石鹸、リン酸エステル系界面活性剤等のアニオン界
面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニ
ルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド、蔗糖脂肪
酸エステル、脂肪酸グリセリンモノエステル、アルキル
アミンオキサイド等のノニオン界面活性剤、及びカルボ
又はスルホベタイン型界面活性剤等の両性界面活性剤か
ら選択された少なくとも1種からなることを特徴とす
る。
【0010】本発明において、前記遮蔽壁の下端が傾斜
されてなる構造とすることができ、本発明において、前
記遮蔽壁の最低部分の高さが0.3mm以上、前記遮蔽
壁の下端の傾斜角度が10゜以上、70゜以下とされて
なる構造とすることもでき、本発明において、前記注出
口の口径が0.5mm以上、5.0mm以下、前記遮蔽壁
の内径が前記注出口内径と同じか、あるいは、+10m
m以内とされた構造とすることもでき、注出口の通路長
さが1mm以上、20mm以下の範囲とされた構造でも
良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明するが、本発明がこの実施形態に
制限されないのは勿論である。図1は、本発明に係る液
体洗浄剤製品の一実施形態を示すもので、この実施形態
の液体洗浄剤製品Dは、口部11を有する容器本体12
と、前記口部11の外側に螺合されたキャップ13と、
容器本体12に収容された液体洗浄剤Sとを具備して構
成されている。前記キャップ13は、口部11に螺合さ
れるキャップ本体14と、このキャップ本体14の天板
の中央部に突出壁14aを介して立設されたオーバーキ
ャップ15とを主体として構成されている。前記キャッ
プ13は、周壁部17を具備し、周壁部17の内周部に
形成されたねじ部18を容器本体12の口部11の外周
に形成されたねじ部19に螺合させて口部11に着脱自
在に装着されている。
【0012】前記オーバーキャップ15は、天井部21
を有し、天井部21の中央部には直線的な通路で構成さ
れる注出口26が形成され、天井部21の下面側中央に
は、注出口26の内径よりも若干大きな内径を有し、突
出壁14aの内径よりも小さな内径を有する遮蔽壁27
が筒状に垂下形成されるとともに、この遮蔽壁27の先
端部は斜めに切断されて傾斜部28が形成されている。
なお、この形態の構造においてオーバーキャップ15の
天井部21の上面中央には、内部に直線状の中空部29
aを設けた突起状の密閉部材29が一体的に立設されて
いるが、この密閉部材29をカッタなどの切断具30で
切断することでオーバーキャップ15に注出口26が形
成されるように構成されていて、図1では密閉部材29
を切断した後の状態を示している。
【0013】次に、前述のような界面活性剤を含有する
液体洗浄剤Sを容器本体12に収容した場合に前記注出
口26の内径は0.5mm以上、5.0mm以下の範囲に
形成されることが好ましく、遮蔽壁27が形成する筒状
体の内径は注出口と同じかそれよりも+10mm以内の
範囲で大きく形成されることが好ましい。また、遮蔽壁
27の最低部分高さは0.3mm以上とすることが好ま
しく、傾斜部28の傾斜角度は10゜以上、70゜以下
の範囲であることが好ましい。また、前記注出口26の
直線部分は、1mm以上、20mm以下の範囲で設定さ
れることが後述するシャボン玉の放出防止効果の面から
好ましく、この範囲内でも3mm以上、15mm以下の
範囲に設定されることがより好ましい。注出口26と遮
蔽壁27からなる筒状体の内径と高さを前述の大きさと
することで、注出口26まわりと遮蔽壁27まわりにお
いて液体洗浄剤Sの泡が滞留し難くなる。特に、遮蔽壁
27が形成する筒状体の内径を注出口26に対して+1
0mm以内の範囲で大きく形成することが好ましく、+
10mmを超えて大きくしても遮蔽壁27が注出口26
から離れすぎて泡の抑止効果がなくなって遮蔽壁27を
設ける意味がなくなり、遮蔽壁27の最低部分高さを
0.3mm未満にすると泡を抑止する遮蔽壁27として
の効果が減少する。
【0014】次に、液体洗浄剤Sとして用いるのは、ア
ニオン、ノニオン、カチオン又は両性活性剤等の界面活
性剤を総配合量で3%以上、60%以下の範囲で含有す
るものを用いることが好ましく、より好ましくは10%
以上、40%以下のものを用いることが好ましい。
【0015】また、液体洗浄剤Sに含有される界面活性
剤として、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポ
リオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫
酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸
塩、飽和または不飽和カルボン酸塩、ポリオキシアルキ
レンアルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α
-スルホ脂肪酸塩又はそのエステル、アミノ酸型界面活
性剤、アシルアミノ酸型界面活性剤、不飽和又は飽和脂
肪酸石鹸、リン酸エステル系界面活性剤等のアニオン界
面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニ
ルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド、蔗糖脂肪
酸エステル、脂肪酸グリセリンモノエステル、アルキル
アミンオキサイド等のノニオン界面活性剤、及びカルボ
又はスルホベタイン型界面活性剤等の両性界面活性剤か
ら選択された少なくとも1種を例示することができる。
これらの界面活性剤を含有する液体洗浄剤とは、具体的
には、台所洗剤、衣料・靴用洗浄剤、住居用(風呂、換
気扇、トイレ、床、窓ガラス用等)洗浄剤、シャンプ
ー、皮膚洗浄剤(ボディソープ、ハンドソープ、クレン
ジング等)などである。
【0016】前記の界面活性剤が3%未満では泡自体が
生じにくく、従来の容器であっても泡やシャボン玉の噴
出の問題は生じないが、液体洗浄剤Sとしての洗浄能力
が低下するとともに、界面活性剤、特にアニオン界面活
性剤が3%以上となると従来の容器では泡が生じやすく
なるので泡やシャボン玉の噴出の問題を生じ易くなるの
に対し、この形態の構造を採用することで泡やシャボン
玉の噴出の問題を無くすることができる。また、界面活
性剤の含有量を60%を超える量にすると粘性が高くな
りすぎて注出口26から液体洗浄剤Sが出難くなるので
好ましくない。次に、前記液体洗浄剤Sの25℃におけ
る粘度は、10cp以上、1000cp以下の範囲が好
ましく、50cp以上、600cp以下の範囲がより好
ましい。液体洗浄剤Sの25℃における粘度が10cp
未満では、界面活性剤の量が少なくなり、液体洗浄剤S
として洗浄能力に欠けるものとなりやすく、25℃にお
ける粘度が1000cpを超えると粘度が高すぎてスク
イズ操作により液体洗浄剤Sをスクイズ操作で注出口2
6から注出することが困難となる。
【0017】前述の如く構成された液体洗浄剤製品D
は、最初の状態では密閉部材29により注出口26が閉
じられているので、カッタや鋏で密閉部材29を切断し
て除去することで注出口26を形成し、この状態で使用
に供する。まず、容器本体12を把持した後に全体を傾
けてオーバーキャップ15を対象物に向けるとともに、
容器本体12を若干搾るスクイズ操作を行い、注出口2
6から液体洗浄剤Sを注出させて使用する。 また、液
体洗浄剤Sの注出作業が終了したならば、容器本体12
を正立させて注出作業を終了するが、その際に注出口2
6の内部に残留した液体洗浄剤は、液体注出口26から
遮蔽壁27の内側に戻り、容器本体12の内部側に戻さ
れる。ここで、遮蔽壁27の下部に傾斜部28を設けた
ので、遮蔽壁27内の液状あるいは泡状の液体洗浄剤は
この傾斜部28に沿って速やかに滑り落ちて容器本体1
2の内部側に図1の符号dで示す液滴となって落下する
ことで戻される。
【0018】更に、遮蔽壁27は液体洗浄剤Sを液滴状
として速やかに容器内部に戻す作用を奏すれば良いので
遮蔽壁27の下部は傾斜部28ではなくとも良く、例え
ば遮蔽壁27の下部を水平に切断し、切断部の一部分に
突部を設けてその突部部分から液体洗浄剤Sを滴下させ
る構造としても差し支えない。更に、遮蔽壁27の基端
部周囲側に洗浄剤や洗浄剤の泡が滞留した場合であって
も、遮蔽壁27の基端部がこの洗浄剤の泡を注出口26
側に送ることを阻止するので、遮蔽壁27の基端部外周
側の部分に洗浄剤の泡が存在してもこれが注出口26か
ら外に出ることはない。以上のことから、注出口26ま
わりの部分に液体洗浄剤の泡の残留物が無くなるので一
度液体洗浄剤の注出作業が終了したあとで再度容器本体
12を握っても液体洗浄剤がシャボン玉となって注出口
26から排出されることはなくなる。
【0019】なお、近年に至り、容器本体1は薄肉のP
Pボトルやペットボトル等で構成されるようになり、特
にボトル重量を極限まで少なくしたPPボトルやペット
ボトルの容器本体にあっては、容器本体周壁は極めて薄
く、変形し易いので、この容器本体を握ると容器本体周
壁は大きく変形し、容器本体の内圧を必要以上に高めて
しまうことになるが、このような場合であっても図1に
示す容器構造であるならば液体洗浄剤を泡やシャボン玉
として吹き上げてしまうおそれは生じない。よって、台
所用洗剤の収納容器として図1に示す構造を薄肉のPP
ボトルやペットボトルに採用した場合であっても、台所
で泡やシャボン玉を吹き上げることなく安心して使用す
ることができる。
【0020】また、図1に示す構造にあっては、注出口
26の口径が0.5mm以上、5.0mm以下であり、注
出口26の通路長さが1mm以上、20mm以下であ
り、粘度10cp以上、1000cp以下の前述の組成
の液体洗浄剤が容器本体12に収容され、遮蔽壁27も
設けられているので、液体洗浄剤Sを注出口26から注
出した後で容器本体12を正立させた場合に注出口26
内に残留した液体洗浄剤Sが容器内部側に速やかに戻る
結果、注出口26まわりに液だれが生じるおそれも少な
い特徴を有する。
【0021】図2は本発明に係る液体洗浄剤製品の第2
実施形態を示すもので、この形態の液体洗浄剤製品Eに
あっては、口部11を有する容器本体12と、容器本体
12に収容された液体洗浄剤Sと、口部11に装着され
たキャップ45を主体として構成され、キャップ45の
天井部の中央に注出口46が形成され、キャップ45の
内面側の注出口46の開口部周縁に遮蔽壁27が設けら
れている。また、キャップ45の側壁にキャップ45を
構成する合成樹脂と同じ材料からなる紐部47がキャッ
プ45と一体的に設けられ、紐部47の先端に設けた栓
体48により注出口46を開閉できるように構成されて
いる。この図2に示す構造においても先の図1に示す構
造と同様に注出口46の開口部周縁に遮蔽壁27が設け
られているので、図1に示す構造と同等のシャボン玉放
出防止効果と液だれ防止効果を得ることができる。
【0022】図3は本発明に係る液体洗浄剤製品の第3
実施形態を示すもので、この形態の液体洗浄剤製品Fに
あっては、口部11を有する容器本体12と、容器本体
12に収容された液体洗浄剤Sと、口部11に装着され
たキャップ50を主体として構成され、キャップ50の
天井部の中央に注出口46が形成され、キャップ50内
面側の注出口46の開口部周縁に遮蔽壁27が設けられ
ている。また、キャップ50の側壁に3点ヒンジ部52
を介して蓋体55が装着され、蓋体55の中央部に設け
られた栓体56によって注出口46の開閉ができるよう
に構成されている。この図3に示す構造においても先の
図1に示す構造と同様に注出口46の開口部周縁に遮蔽
壁27が設けられているので、図1に示す構造と同等の
シャボン玉放出防止効果と液だれ防止効果を得ることが
できる。
【0023】図4は本発明に係る液体洗浄剤製品の第4
実施形態を示すもので、この形態の液体洗浄剤製品Gに
あっては、口部11を有する容器本体12と、容器本体
12に収容された液体洗浄剤Sと、口部11に装着され
たキャップ60を主体として構成されている。この形態
のキャップ60においては、その中央部にドーム状の天
井部61が設けられ、この天井部61の上部中央に注出
口66が形成され、天井部61内面側の注出口66の開
口部周縁に遮蔽壁27が設けられている。また、キャッ
プ60の側壁部には図4(b)に示すヒンジ部63を介
して円弧状の操作レバー部材62が装着され、この操作
レバー部材62の中央部に栓体64が設けられていて、
操作レバー部材62をヒンジ部63を介して移動させる
ことで栓体64による注出口66の開閉ができるように
構成されている。この図4に示す構造においても先の図
1に示す構造と同様に注出口66の開口部周縁に遮蔽壁
27を設けているので、図1に示す構造と同等のシャボ
ン玉放出防止効果と液だれ防止効果を得ることができ
る。
【0024】図5は本発明に係る液体洗浄剤製品の第5
実施形態を示すもので、この形態の液体洗浄剤製品Hに
あっては、口部11を有する容器本体12と、容器本体
12に収容された液体洗浄剤と、口部11に装着された
キャップ70を主体として構成されている。この形態の
キャップ70においては、天井部71の中央に注出口7
6が形成され、天井部71内面側の注出口76の開口部
周縁に、注出口76内面に延長して、下方に漸次拡径し
先端に傾斜部28を有する遮蔽壁27が設けられてい
る。
【0025】このキャップ70は、天井部71の周辺か
ら筒状の側壁部72が垂下され、この側壁部72の内壁
が容器本体口部11の外壁に上下摺動自在に装着されて
いる。この側壁部72の内壁先端部および口部11の外
壁先端部にはそれぞれ係合するストッパ72a,11a
が形成され、キャップ70を容器本体12から引き上げ
ても抜け落ちないようになっている。また、キャップ7
0内面側から遮蔽壁27と容器本体口部11との間を通
って内筒73が垂下し、キャップ70が容器本体側に押
し込まれたとき、容器本体12内に設けられた栓体74
と密着し、液体洗浄剤が漏出しないようになっている。
すなわち、キャップ70の上下スライドによって内容液
の注出/閉栓が可能である。
【0026】このキャップ70において、注出口76の
上端部は天井部71から突出し、環状に形成された弱め
線75を介して長円板状のリッド77と一体に成形され
ている。このリッド77は未使用時には液体洗浄剤の漏
出を防止する封となっていて、これを引張るか回転する
かして弱め線75に沿って引きちぎると、注出口76が
開口されるように構成されている。
【0027】この図5に示す構造においては、リッド7
7を引きちぎり、かつキャップ70を容器本体12から
引き上げると、液体洗浄剤を排出することができる。こ
のときも先の図1に示す構造と同様に注出口76の開口
部周縁に遮蔽壁27を設けているので、図1に示す構造
と同等のシャボン玉放出防止効果と液だれ防止効果を得
ることができる。
【0028】図6は本発明に係る液体洗浄剤製品の第6
実施形態を示すもので、この形態の液体洗浄剤製品I
は、リッド以外の構造は第5実施形態のものと実質的に
同様である。この第6実施形態におけるリッド78は、
注出口76の上端部に形成された環状の弱め線75の上
部を被う封を形成すると共に、一方に延びて注出口76
の突出部に沿って垂下し、かつその垂下部に指をかける
ための指孔78aが形成されている。
【0029】第6実施形態の液体洗浄剤製品は第5実施
形態(図5)のものに比べるとリッドが水平に張り出し
ていないので輸送や包装に便利であり、また指孔78a
が形成されているので、このリッド78は指で引張って
引きちぎり易くなっている。もちろんリッド78を引き
ちぎった後では第5実施形態(図5)と同様にキャップ
70の上下スライドによって内容液の注出/閉栓が可能
であり、遮蔽壁27によってシャボン玉放出防止効果と
液だれ防止効果を得ることができる。
【0030】図7は本発明に係る液体洗浄剤製品の第7
実施形態を示すもので、この形態の液体洗浄剤製品J
は、第5実施形態(図5)のものと同様に、口部11を
有する容器本体12と、容器本体12に収容された液体
洗浄剤と、口部11に装着されたキャップ80を主体と
して構成されている。このキャップ80においては、天
井部81の中央に筒状の注出口76が形成され、この注
出口76から下方に延長して、漸次拡径し先端に傾斜部
28を有する遮蔽壁27が設けられている。そして天井
部81の注出口76の周縁部には、この注出口76が上
下移動可能となるように、可撓性の材料でテーパ部82
が一体に形成されている。
【0031】このキャップ80は、天井部81の周辺か
ら筒状の側壁部72が垂下され、この側壁部72の内壁
が容器本体口部11の外壁に上下スライド自在に装着さ
れている。この側壁部72の内壁先端部および口部11
の外壁先端部にはそれぞれ係合するストッパが形成さ
れ、キャップ80を容器本体12から引き上げても抜け
落ちないようになっている。また、テーパ部82の外周
部内側から内筒73が垂下し、キャップ80が容器本体
側に押し込まれたとき、容器本体12内に設けられた栓
体74と密着し、液体洗浄剤が漏出しないようになって
いる。
【0032】注出口76の上端部は、環状に形成された
弱め線75を介して注出口76を封じる長円板状のリッ
ド83と一体に成形されている。このリッド83は水平
方向の一方に延びてその延長部に、指をかけるための指
孔78aが形成されている。リッド83は、注出口76
が容器本体側に押し込まれているときはキャップ80の
天井部81に接している。
【0033】第7実施形態の液体洗浄剤製品は、流通過
程では図7(a)に示すようにテーパ部82が下方に凸
とされ、リッド83が天井部81に接しているのでキャ
ップ80に突起がなく、包装や輸送に便利である。使用
時には図7(b)に示すように指孔78aを指でつまん
で引き上げるとテーパ部82が逆転して上方に凸とな
り、注出口76が天井部81から突出すると共に、更に
強く引張ることによってリッド83が弱め線75に沿っ
て引きちぎられ、開口される。この状態では注出口76
が突出しているので内容液の注出が容易となる。注出口
76が突出しかつリッド83が引きちぎられた後では、
第5実施形態(図5)と同様にキャップ80の上下スラ
イドによって内容液の注出/閉栓が可能であり、遮蔽壁
27によってシャボン玉放出防止効果と液だれ防止効果
を得ることができる。
【0034】
【実施例】図1に示す構造の液体洗浄剤製品を作成し、
泡飛び発生の有無を確認するためのスクイズ試験を行っ
た。注出口の内径を0.5mm、キャップ内の注出口ま
わりの部分に内径10.5mm、最大高さ2.2mm、最
小高さ0.3mm、傾斜部の傾斜角10゜の筒状の遮蔽
壁を設けたキャップを作成した。
【0035】容器本体は二軸円心PP製のスクイズ操作
可能な容器とし、この容器本体にポリオキシアルキレン
アルキルエーテル硫酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩
やヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなどを30%含有す
る液体洗浄剤を充填して試験を行った。この実施例構造
の液体洗浄剤製品の密閉部材29を切り取って注出口か
ら液体洗浄剤を排出可能にし、容器本体を倒立させて液
体洗浄剤をスクイズ操作して排出する操作を複数回行っ
た後に容器本体を成立させて軽くスクイズ操作した場合
にシャボン玉が吹き出すことはなかった。
【0036】これに対し、前記構造の遮蔽壁の最低部分
の高さを0.2mmにして製造した液体洗浄剤製品にあ
っては、容器本体を成立させて軽くスクイズ操作した場
合にシャボン玉が吹き上がりやすくなった。また、前記
構造の注出口の内径を0.5m mよりも小さくすると、
液体洗浄剤をスクイズにより注出し難くなり、また、5
mmを超えるとスクイズ時に多量に出過ぎて注出量を制
御しにくくなった。更に、注出口の内径に対して遮蔽壁
の内径を10mmを超えて大きく形成して作成した液体
洗浄剤製品にあっても容器本体を成立させて軽くスクイ
ズ操作した場合にシャボン玉が吹き上がりやすくなっ
た。以上のことから、遮蔽壁の最低部分の高さは0.3
mm以上とすることが好ましく、注出口の内径は0.5
mm以上、5.0mm以下に設定することが好ましく、
遮蔽壁の内径は注出口の内径よりも+10mm以内とす
ることが好ましいことが判明した。
【0037】次に、図1に示す液体洗浄剤製品と図8に
示す液体洗浄剤製品と図9に示す液体洗浄剤製品を利用
してシャボン玉が噴出されるか否かの試験と注出口にお
ける液切れ性を検査する試験を行った結果を以下の表1
に示す。表1において、シャボン玉噴出防止効果とは、
後述する種々の形状の容器に表1に示す各組成の液体洗
浄剤を充填し、スクイズ操作により液体洗浄剤を注出し
た5秒後に容器本体を正立させてスクイズした際のシャ
ボン玉噴出状態を示し、液切れ防止効果とは倒立状態の
容器本体で再度注出した後の液だれ状態を肉眼で観察し
たものである。表1において、シャボン玉を全く噴出さ
せなかったものは○、数個のシャボン玉を吹き上げたも
のを△、多くのシャボン玉を吹き上げたものを×、著し
く多くのシャボン玉を吹き上げたものを××と表記する
とともに、液だれを生じないものは○、若干生じたもの
は△、液だれを多く生じたものを×として表記した。な
お、表1で用いた容器形状1、2、3、4とは、容器1
が図1に示す実施形態のもの、容器2が図9に示す従来
構造のもの、容器3が図8(a)に示す形状の遮蔽壁を
有しないオーバーキャップを有し、その他の構造は図1
と同じ構造を有するもの、容器4が図8(b)に示す形
状の傾斜部を有しない遮蔽壁を有するオーバーキャップ
を有し、その他の構造は図1と同じ構造を有するもので
ある。
【0038】
【表1】
【0039】表1に示す結果から明らかなように、実施
例の容器1を用いたものでは、種々の液体洗浄剤組成で
25℃における粘度が10cp以上、500cp以下の
範囲内のいずれの液体洗浄剤を使用しても、シャボン玉
噴出防止効果と液切れ防止効果のいずれの面においても
優れた効果を得ることができた。これに対して図9に示
す比較例構造の容器を用いると25℃における粘度が1
0cp以上、70cp以下の比較的低粘度の液体洗浄剤
を用いるとシャボン玉防止効果と液切れ防止効果のどち
らかが悪く、残りのどちらか一方でわずかながら効果を
生じたが、液体洗浄剤の25℃における粘度を120c
pとすると両方の面で効果なしとなっている。次に、図
8(a)に示す構造では液切れ防止効果は若干認められ
るものの、シャボン玉噴出防止効果が得られず、図8
(b)に示す構造では液切れ防止効果とシャボン玉噴出
防止効果の両面であまり十分な効果が認められなかっ
た。
【0040】図3に示す構造の液体洗浄剤製品において
液体洗浄剤として以下の組成を有する界面活性剤量を2
5%、25℃における粘度を600cpとしたもの(シ
ャンプー組成)を用いた場合に、表1に示す実施例の場
合と同様に試験したところ、シャボン玉噴出防止効果は
十分であり、液だれ防止効果も十分であることを確認で
きた。 液体洗浄剤組成:POE(5)アルキルエーテル硫酸ナ
トリウム15%、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム
5%、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド5%、無水硫酸
ナトリウム1.5%、安息香酸ナトリウム1%、色素微
量添加、香料微量添加、精製水バランス。図4に示す構
造の液体洗浄剤製品において液体洗浄剤として以下の組
成を有する界面活性剤量を7%、25℃における粘度を
100cpとしたもの(風呂用洗剤組成)を用いた場合
に、表1に示す実施例の場合と同様に試験したところ、
シャボン玉噴出防止効果は十分であり、液だれ防止効果
も十分であることが判明した。 液体洗浄剤組成:POE(5)アルキルエーテル硫酸ナ
トリウム4%、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド2%、
ラウリン酸カリウム1%、エデト酸4ナトリウム3%、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル7%、水酸化
カリウム1%、ヒドロキシプロピルセルロース適量添
加、香料微量添加、精製水バランス。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体洗浄剤
製品においては、容器本体に装着されるキャップの天井
部に注出口を設け、キャップ内側の注出口まわりに遮蔽
壁を形成し、3%以上、60%以下の特定の界面活性剤
入りの25℃における粘度10cp以上、1000cp
以下の液体洗浄剤を収容したので、注出口の内部側まわ
りに残留しようとする洗浄剤の液や泡を円滑に遮蔽壁に
沿って流下させて遮蔽壁下部に導くとともに、容器本体
内に容易に戻すことができるので、注出口の内部側まわ
りに液体洗浄剤の液や泡を残留させることがない。な
お、遮蔽壁の周囲側に仮に液体洗浄剤の泡が滞留して
も、この泡が注出口側に移動することを遮蔽壁が阻止す
る。
【0042】また、液体洗浄剤として、界面活性剤を3
%以上、60%以下含有するものを用いることで発泡性
の高い液体洗浄剤を容器本体に収容した構成であっても
効果的にシャボン玉の発生を抑制することができる。更
に、液体洗浄剤に含有させる界面活性剤としては、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアル
キル又はアルケニルエーテル硫酸塩、オレフィンスルホ
ン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和または不飽和カル
ボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニ
ルエーテルカルボン酸塩、α-スルホ脂肪酸塩又はその
エステル、アミノ酸型界面活性剤、アシルアミノ酸型界
面活性剤、不飽和又は飽和脂肪酸石鹸、リン酸エステル
系界面活性剤等のアニオン界面活性剤、ポリオキシアル
キレンアルキル又はアルケニルエーテル、高級脂肪酸ア
ルカノールアミド、蔗糖脂肪酸エステル、脂肪酸グリセ
リンモノエステル、アルキルアミンオキサイド等のノニ
オン界面活性剤、及びカルボ又はスルホベタイン型界面
活性剤等の両性界面活性剤から選択された少なくとも1
種を選択することができる。
【0043】従って、液体洗浄剤の使用後に容器本体を
テーブルや台の上に設置した場合、あるいは、注出直後
に何らかの原因で容器本体が呼吸した場合に、キャップ
内に残留している液体洗浄剤がシャボン玉となって外部
に排出されて長時間空中に浮遊するという問題は生じな
い。このため、本発明を適用するならば、特に薄肉の容
器本体を用いた場合であっても、注出口から容器本体の
使用場所周囲にシャボン玉を吹き出してしまうおそれは
生じない。また、遮蔽壁の先端に傾斜部を設ける構造と
することにより、液体洗浄剤をこの傾斜部に沿って流下
させて容器本体内に容易に戻すことができるので、注出
口の内部側まわりに液体洗浄剤の泡を残留させることが
なく、シャボン玉を吹き出してしまうことはない。
【0044】次に、洗浄液の注出口まわりの遮蔽壁の最
低部分高さを0.3mm以上とすることで、キャップ内
部に滞留した泡を注出口の外部に噴出させてしまうこと
を遮蔽壁で確実に阻止することができ、傾斜部分の傾斜
角度を10゜以上、70゜以下の範囲とすることで遮蔽
壁の内側に残留した液体洗浄剤をより確実に容器本体側
に導いて戻すことができ、シャボン玉の噴出現象を確実
に防止できる。更に、注出口の内径を0.5mm以上、
5.0mm以下、遮蔽壁の内径を注出口と同じか+10
mm以内、あるいは、注出口の長さを1mm以上、20
mm以下とすることで、より確実にシャボン玉の噴出現
象を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液体洗浄剤製品の第1の形態を
示す断面図である。
【図2】 本発明に係る液体洗浄剤製品の第2の形態を
示す断面図である。
【図3】 本発明に係る液体洗浄剤製品の第3の形態を
示す断面図である。
【図4】 本発明に係る液体洗浄剤製品の第4の形態を
示す図であり、図4(a)は全体の断面図、図4(b)
は容器上部の側面図である。
【図5】 本発明に係る液体洗浄剤製品の第5の形態を
示す図であり、図5(a)は容器上部の断面図、図5
(b)は容器上部の平面図である。
【図6】 本発明に係る液体洗浄剤製品の第6の形態を
示す図であり、図6(a)は容器上部の断面図、図6
(b)は容器上部の側面図である。
【図7】 本発明に係る液体洗浄剤製品の第7の形態を
示す図であり、図7(a)、図7(b)はいずれも容器
上部の断面図である。
【図8】 試験に使用した容器の形状を示すもので、図
8(a)は遮蔽壁を設けていない比較例の容器の断面
図、図8(b)は傾斜部を有しない遮蔽壁を設けた実施
例の容器を示す断面図である。
【図9】 従来の液体注出容器の一例を示す図である。
【図10】 従来の液体注出容器の他の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
D、E、F、G、H、I、J…液体洗浄剤製品 S…液体洗浄剤 11…口部 11a、72a…ストッパ 12…容器本体 13、45、50、60、70、80…キャップ 15…オーバーキ ャップ 21、61、71、81…天井部 26、46、66、76…注出口 27…遮蔽壁 28…傾斜部 48、56、64、74…栓体 55…蓋体 72…側壁部 73…内筒 75…弱め線 77、78、83…リッド 78a…指孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 曄 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部を有する容器本体と、この容器本体
    の口部に装着されたキャップと、前記容器本体に収容さ
    れた3%以上、60%以下の界面活性剤入りの25℃に
    おける粘度10cp以上、1000cp以下の液体洗浄
    剤とを具備して構成され、 前記キャップの天井部に注出口が形成されるとともに、
    キャップの内部側の注出口の開口部周縁に、注出口内面
    に延長させるか注出口開口部に近接させて注出口開口を
    囲む遮蔽壁が設けられてなり、 前記界面活性剤が、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポ
    リオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫
    酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸
    塩、飽和または不飽和カルボン酸塩、ポリオキシアルキ
    レンアルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α
    -スルホ脂肪酸塩又はそのエステル、アミノ酸型界面活
    性剤、アシルアミノ酸型界面活性剤、不飽和又は飽和脂
    肪酸石鹸、リン酸エステル系界面活性剤等のアニオン界
    面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニ
    ルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド、蔗糖脂肪
    酸エステル、脂肪酸グリセリンモノエステル、アルキル
    アミンオキサイド等のノニオン界面活性剤、及びカルボ
    又はスルホベタイン型界面活性剤等の両性界面活性剤か
    ら選択された少なくとも1種からなることを特徴とする
    液体洗浄剤製品。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽壁の下端が傾斜されてなること
    を特徴とする請求項1記載の液体洗浄剤製品。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽壁の最低部分の高さが0.3m
    m以上、前記遮蔽壁の下端の傾斜角度が10゜以上、7
    0゜以下とされてなることを特徴とする請求項1または
    2に記載の液体洗浄剤製品。
  4. 【請求項4】 前記注出口の口径が0.5mm以上、5.
    0mm以下、前記遮蔽壁の内径が前記注出口内径と同じ
    か、あるいは、+10mm以内、注出口の通路長さが1
    mm以上、20mm以下の範囲とされたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の液体洗浄剤製品。
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