JP2005041506A - 注出栓 - Google Patents
注出栓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005041506A JP2005041506A JP2003201190A JP2003201190A JP2005041506A JP 2005041506 A JP2005041506 A JP 2005041506A JP 2003201190 A JP2003201190 A JP 2003201190A JP 2003201190 A JP2003201190 A JP 2003201190A JP 2005041506 A JP2005041506 A JP 2005041506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pouring
- spout
- container
- lid
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
【解決手段】容器の口部に固定保持され容器内の内容物を注出する注出口(1a)を有する基体(1)と、この基体(1)にヒンジ(h)を介して揺動可能に保持され該注出口(1a)を開閉する蓋体(3)からなる注出栓において、前記蓋体(3)の天面に、注出口(1a)を通して注出する内容物よりも少ない量にして内容物を注出する吐出口(4)を設ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は容器を傾けることによって内容物を注出する注出栓に関するものであり、内容物の注出量を容器の傾動姿勢にかかわりなく選択的に変更して使い勝手のより一層の改善を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】
ウスターソースやめんつゆ等の流動性を有する調味料を充填する容器には、調理作業中における操作性の改善を図る観点から片手でもって開閉することができるヒンジタイプの注出栓が装着されている。
【0003】
かかる注出栓は、該注出栓の内側にプルオープンタイプの仕切り壁が設けられており、これを引きちぎり一定の面積になる開口を形成することで容器を開封するのが普通であり、容器の傾動度合いを適宜に調整することによって内容物の注出量を変更しているが、開口の形状あるいは意図しない傾動姿勢で内容物を注出した場合に内容物が必要以上に大量に注出される場合もあって、使い勝手が悪いという問題があった。
【0004】
この点に関しては、仕切り壁を引きちぎることによって形成される開口の形状に工夫を加えたり、流量調整用の壁を設けることによって対処する試みもなされているが、未だ十分な状況にあるとは言えない(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
実開昭63−117756号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、容器の傾動姿勢にかかわりなく内容物の注出量を選択的に変更できる新規な注出栓を提案するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、容器の口部に固定保持され容器内の内容物を注出する注出口を有する基体と、この基体にヒンジを介して揺動可能に保持され該注出口を開閉する蓋体からなる注出栓において、
前記蓋体の天面に、注出口を通して注出する内容物よりも少ない量にして内容物を注出する吐出口を設けたことを特徴とする注出栓である。
【0008】
前記基体は、注出口を閉塞させるプルオープンタイプの仕切り壁を有するものが好ましく、該蓋体にヒンジを介して揺動可能に保持され吐出口を開閉する上蓋を配置することができる。
【0009】
また、上記の構成になる注出栓は、前記吐出口に嵌合する凸部を有し注出栓を覆い隠して容器の肩部に着脱自在に係合するオーバーキャップを設けるようにしてもよい。
【0010】
さらに、前記基体には、容器の口部に係合して固定保持する嵌合突条と、基体から前記嵌合突条の少なくとも一部分を切り離す切込みを設けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
【0012】
図1は本発明に従う注出栓を容器の口部に装着した実施の形態を示したものであり、図2はオーバーキャップを取り外した状態の外観斜視図である。
【0013】
図における1は容器の口部にアンダーカットの如き係合手段c(環状または断続的に形成される嵌合突条)にて固定保持される基体、2は基体1に設けられたプルオープンタイプの仕切り壁であり、この仕切り壁2のプルリング2aを引き上げ該仕切り壁2を引きちぎることで内容物を注出する注出口1aを形成する(図3参照)。
【0014】
また、3は基体1にヒンジhを介して揺動可能に保持され注出口1aを開閉する蓋体、4は蓋体3の天面に設けられ注出口1aを通して注出する内容物よりも少ない量にして内容物を注出する吐出口である。
【0015】
5は注出栓の全体を覆い隠して容器の肩部にアンダーカットや螺合の如き方法にて着脱自在に係合するオーバーキャップであって、このオーバーキャップ5は吐出口4に嵌合し容器の収納時に内容物が不用意に排出されるのを防止する凸部5aを有している。なお、本発明の実施の形態では、螺合にて係合するオーバーキャップ5を示している。
【0016】
6は基体1に設けたれた分別用のタブで、このタブ6は基体1の周りに沿う切込み6aを有しており、該タブ6を切込み6aに沿って引き係合手段(嵌合突条)cを含む部位の少なくとも一部分を切り離すことで注出栓を容器の口部から簡単に取り外す。この切込み6aは薄肉、スリット、切欠き溝あるいはミシン目等の構成を選択できるもので、その形成位置は係合手段(嵌合突条)cの上方が好ましく、その形成範囲については基体1の円周長さの1/3以上、好ましくは1/2以上の範囲設けるのがよい。なお、分別用のタブ6の形状は図示のものに限られず、把持できる形状であれば自由な形状を選択し得る。
【0017】
容器内の内容物を一度に大量に注出する場合には、図4に示すように蓋体3を開放し注出口1aを通して内容物を注出するが、蓋体3を閉状態にした場合には吐出口4を通して少量の内容物を注出することが可能であり、調理状況に応じた内容物の注出が可能になる。
【0018】
図5は蓋体3にヒンジh1を介して揺動可能に保持され吐出口4を開閉する上蓋7を備えた本発明の他の実施の形態を示した図である。
【0019】
かかる構造のものも、注出口1a、吐出口4のそれぞれを適宜に使い分けることで適量の内容物を注出することが可能であり、この構造のものはとくに全ての構成部材がヒンジh、h1でつながっているためパーツ数の削減が可能でありコストを低減できるメリットがある。なお、図1〜4、図5において採用されるヒンジh、h1は、幅方向の中央に主ヒンジを配し両サイドにスプリングヒンジを配する3点ヒンジ形式のものや、幅方向の中央にスプリングヒンジを、その両サイドに主ヒンジを配する3点ヒンジ形式のもの、あるいはスプリングヒンジのみまたは主ヒンジのみを配したタイプのもの等公知の様々な構造になるヒンジが採用できる。
【0020】
本発明では、流動性を有する調味料を入れる容器を例にとって説明したが、内容物は調味料のみに限定されるものではなく、また、充填される内容物の粘度も低粘度から高粘度にわたる広範囲の内容物に対応可能である。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、面積の異なる開口部分を通して選択的に内容物を注出することが可能であり、状況に応じた適量注出により使い勝手が格段に改善される。
【0022】
また、注出栓を容器の口部でアンダーカットによって係合させたものにおいては、切込みを設けることにより分別用タブを引くだけで係合手段(嵌合突条)の一部または全部を切り離すことができ注出栓を容器から簡単に取り外すことが可能なので、分別廃棄が簡便になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う注出栓の実施の形態を示した図である。
【図2】図1に示した注出栓の外観斜視図である。
【図3】図1に示した注出栓において仕切り壁を取り去った状態を示した図である。
【図4】内容物の注出状況を示した図である。
【図5】本発明に従う注出栓の他の実施の形態を示した図である。
【符号の説明】
1 基体
1a 注出口
2 仕切り壁
2a プルリング
3 蓋体
4 吐出口
5 オーバーキャップ
5a 凸部
6 分別用のタブ
6a 切込み
7 上蓋
c 係合手段(嵌合突条)
h ヒンジ
h1 ヒンジ
Claims (5)
- 容器の口部に固定保持され容器内の内容物を注出する注出口を有する基体と、この基体にヒンジを介して揺動可能に保持され該注出口を開閉する蓋体からなる注出栓において、
前記蓋体の天面に、注出口を通して注出する内容物よりも少ない量にして内容物を注出する吐出口を設けたことを特徴とする注出栓。 - 前記基体は、注出口を閉塞させるプルオープンタイプの仕切り壁を有する請求項1記載の注出栓。
- 前記蓋体は、該蓋体にヒンジを介して揺動可能に保持され吐出口を開閉する上蓋を有する請求項1又は2に記載の注出栓。
- 前記吐出口に嵌合する凸部を有し注出栓を覆い隠して容器の肩部に着脱自在に係合するオーバーキャップを備える請求項1又は2に記載の注出栓。
- 前記基体は、容器の口部に係合して固定保持する嵌合突条と、基体から前記嵌合突条の少なくとも一部分を切り離す切込み有する請求項1〜4の何れかに記載の注出栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003201190A JP2005041506A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | 注出栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003201190A JP2005041506A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | 注出栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005041506A true JP2005041506A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34261356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003201190A Pending JP2005041506A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | 注出栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005041506A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110780A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Toppan Printing Co Ltd | ノズルヒンジキャップ |
JP2008189322A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP2010030669A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Fumakilla Ltd | 容器のキャップ |
JP2012030873A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出容器 |
JP2012030845A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
JP2012051589A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 抜栓式キャップ |
JP2016064838A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 日本クロージャー株式会社 | 小量排出と大量排出との選択が可能な容器蓋 |
IT201800003536A1 (it) * | 2018-03-14 | 2019-09-14 | Capsol S P A | Dosatore di un liquido, in particolare di sigaretta elettronica |
-
2003
- 2003-07-24 JP JP2003201190A patent/JP2005041506A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110780A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Toppan Printing Co Ltd | ノズルヒンジキャップ |
JP2008189322A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP2010030669A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Fumakilla Ltd | 容器のキャップ |
JP2012030845A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
JP2012030873A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出容器 |
JP2012051589A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 抜栓式キャップ |
JP2016064838A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 日本クロージャー株式会社 | 小量排出と大量排出との選択が可能な容器蓋 |
IT201800003536A1 (it) * | 2018-03-14 | 2019-09-14 | Capsol S P A | Dosatore di un liquido, in particolare di sigaretta elettronica |
EP3539896A1 (en) * | 2018-03-14 | 2019-09-18 | Capsol S.p.A. | Liquid dispenser, in particular for electronic cigarettes |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7530478B2 (en) | Closure with one or more lids | |
US20080230543A1 (en) | Dual overlapping flip top closure assembly | |
JP2005041506A (ja) | 注出栓 | |
JP2010260578A (ja) | ヒンジ式注出栓 | |
JP6533383B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP3530275B2 (ja) | 液体注出キャップ | |
JP4813297B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
WO2004065249A1 (en) | A drink bottle | |
JP4276726B2 (ja) | プッシュプルキャップ | |
JPH1072053A (ja) | 蓋部付キャップ | |
JP2003104420A (ja) | 容器蓋 | |
JP2003321043A (ja) | 開封性及び流量制御に優れたキャップ | |
JP4123778B2 (ja) | 液垂れ防止液体注出キャップ | |
JP4493924B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2999950B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2002154571A (ja) | ヒンジキャップ | |
CN215754087U (zh) | 可设置于瓶口的自动盖 | |
JP2002128125A (ja) | 注出装置 | |
JP2008087820A (ja) | ノズルヒンジキャップ | |
JPH11321911A (ja) | 振り混ぜ容器の蓋付き注出栓 | |
JP2549160Y2 (ja) | 容器の注出具 | |
JP5290660B2 (ja) | プラスチックキャップ | |
JP2010275001A (ja) | 注出キャップ | |
CN208647433U (zh) | 新型儿童饼干瓶 | |
JPH04121255U (ja) | 合成樹脂製口栓 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081226 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20081226 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091201 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20091208 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20100219 |