JP2016064838A - 小量排出と大量排出との選択が可能な容器蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】小量排出と大量排出とが選択可能である容器蓋を提供する。
【解決手段】容器蓋2は蓋本体4、中間蓋6及び外蓋8を含んでいる。蓋本体4の閉塞壁10にはその上面周縁部から上方に突出する排出案内筒16が配設されている。中間蓋6の遮蔽壁30には先端には小量排出開口50が形成されている排出筒38が配設されており、排出筒38には小量排出開口50を閉塞する閉位置と小量排出開口50を開放する開位置との間を旋回自在に内蓋片54が接続されている。中間蓋6の遮蔽壁30の面にはシール筒36が形成されており、中間蓋6が閉位置に位置せしめられるとシール筒36が蓋本体4の排出案内筒16の内周面に密接せしめられる。外蓋8のスカート壁64の内周面には、外蓋8閉位置から開位置に旋回せしめられる間には内蓋片54に干渉して内蓋片54を閉位置から開位置に旋回せしめている。
【選択図】図4

Description

本発明は、それに限定されるものではないが特に液体調味料を収容した容器に適する、内容物の小量排出と大量排出との選択が可能な容器蓋に関する。
下記特許文献1乃至3には、液体調味料の如き内容物を収容した容器に適した容器蓋として、容器の口頸部に装着される蓋本体と、蓋本体の上面を覆う閉位置と蓋本体の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に蓋本体に接続された中間蓋と、中間蓋の上面を覆う閉位置と中間蓋の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に中間蓋に接続された外蓋とを具備する容器蓋が開示されている。蓋本体には大量排出開口が形成され、中間蓋には小量排出開口が形成されており、閉位置に位置せしめられている中間蓋に対して外蓋を開位置に旋回せしめると、少量排出開口が開放されて内容物を小量排出することが可能になり、蓋本体に対して中間蓋を閉位置から開位置に旋回せしめると、大量排出開口が開放されて内容物を大量排出することが可能になる。
実願平1−132589(実開平3−72656)のマイクロフィルム 特許第4630315号公報 特許第5186285号公報
然るに、小量排出と大量排出とを選択することができる従来の容器蓋には、蓋本体に対して中間蓋が閉位置に位置せしめられている時の大量排出開口の密封、及び中間蓋に対して蓋が閉位置に位置せしめられている時の小量排出開口の密封が必ずしも充分でない、大量排出開口を通して内容物を大量に排出する際に、容物の排出が充分円滑に遂行されない虞がある、という問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、小量排出と大量排出とが選択可能であることに加えて、蓋本体に対して中間蓋が閉位置に位置せしめられると大量排出開口が充分確実に密封され、中間蓋に対して外蓋が閉位置に位置せしめられると小量排出開口が充分確実に密封され、そして更に大量排出開口を通して内容物を大量に排出する際には内容物の排出が適宜に案内され円滑に遂行される、新規且つ改良された容器蓋を提供することである。
本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する容器蓋として、容器の口頸部に装着される蓋本体と、該蓋本体の上面を覆う閉位置と該蓋本体の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に第一のヒンジ手段を介して該蓋本体に接続された中間蓋と、該中間蓋の上面を覆う閉位置と該中間蓋の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に第二のヒンジ手段を介して該中間蓋に接続された外蓋とを具備する容器蓋において、
該蓋本体は、該容器の該口頸部を覆う閉塞壁及び該閉塞壁の周縁から垂下する筒状側壁を含み、該閉塞壁にはその上面周縁部から上方に突出する排出案内筒が配設されていると共に、該排出案内筒よりも半径方向内側にて除去領域を規定する環状破断可能ラインが配設され、更に該除去領域の上面には引張手段が配設されており、該引張手段を引張って該環状破断可能ラインを破断せしめて該除去領域を該閉塞壁から除去することによって、該閉塞壁に大量排出開口が形成され、或いは該排出案内筒よりも半径方向内側に予め大量排出開口が形成され、
該中間蓋は、該中間蓋が該閉位置に位置せしめられると該蓋本体を覆う遮蔽壁及び該遮蔽壁の周縁から垂下する筒状側壁を含み、該筒状側壁が該第一のヒンジ手段を介して該蓋本体に旋回自在に接続されており、該遮蔽壁には該第二のヒンジ手段から遠ざかる方向に且つ上方に延出し且つ先端には小量排出開口が形成されている排出筒が配設されており、該排出筒の上面には該小量排出開口を閉塞する閉位置と該小量排出開口を開放する開位置との間を旋回自在に第三のヒンジ手段を介して内蓋片が接続されており、該遮蔽壁の下面にはシール筒が形成されており、該中間蓋が該閉位置に位置せしめられると該シール筒が該蓋本体の該排出案内筒の内周面に密接せしめられ、
該外蓋は、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を含み、該スカート壁が該第二のヒンジ手段を介して該中間蓋に旋回自在に接続されており、該スカート壁の内周面には、該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる間には該内蓋片に干渉して該内蓋片を該閉位置から該開位置に旋回せしめ、次いで該内蓋片から離隔せしめられ、該外蓋が開位置から該閉位置に旋回せしめられる間には該内蓋片に干渉して該内蓋片を該開位置から該閉位置に旋回せしめ、次いで該内蓋片から離隔せしめられる干渉手段が配設されている、
ことを特徴とする容器蓋が提供される。
好ましくは、該第一のヒンジ手段と該第二のヒンジ手段とは60乃至150度の角度間隔をおいて配置されている。該蓋本体の該筒状側壁の内周面には係止突条が形成されており、該容器の該口頸部に該蓋本体を被嵌し該蓋本体を下方に強制して、該蓋本体の該係止突条を該容器の該口頸部の外周面上部に形成されている被係止突条に係止せしめることによって、該容器の該口頸部に該蓋本体が装着されるのが好都合である。
本発明の容器蓋においては、蓋本体に対して中間蓋が閉位置に位置せしめられると、中間蓋に形成されているシール筒の外周面が蓋本体の排出案内筒の内周面に密接せしめられ、これによって大量排出開口が充分確実に密封される。また、中間蓋に対して外蓋が閉位置に位置せしめられると、内蓋片が閉位置にせしめられ、これによって小量排出開口が充分確実に密封される。大量排出開口を通して排出される内容物は蓋本体に配設されている排出案内筒に案内されて充分円滑に排出される。
本発明に従って構成された容器蓋を、中間蓋及び外蓋を閉位置にせしめた状態で示す正面図。 図1の容器蓋を成形型から取り出した状態で示す平面図。 図1の容器蓋を成形型から取り出した状態で示す底面図。 図1において紙面に平行で且つ容器蓋の上下方向中心軸線を通る面に沿った断面図。 図1の線V−Vにおける断面図。 図1の容器蓋を小量排出可能状態で示す正面図。 図1の容器蓋を大量排出可能状態で示す側面図。
以下、本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳述する。
図1乃至図5を参照して説明すると、本発明に従って構成された全体を番号2で示す容器蓋は、蓋本体4、中間蓋6及び外蓋8から構成されている。かかる容器蓋2は、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出成型又は圧縮成形することができ、成形型から取り出した状態においては図2及び図3に図示する状態である。
主として図4及び図5を参照して説明を続けると、蓋本体4は閉塞壁10及びこの閉塞壁10の周縁から垂下する筒状側壁12を含んでいる。図示の実施形態における閉塞壁10は、実質上水平に延在する中央円形主部10a、この主部10aの外周縁から半径方向外側に向かって上方に傾斜して延在する逆円錐台形状の中間部10b、及中間部10bの上端から半径方向外方向に実質上水平に延びる円環状外周部10cを有する。側壁12は閉塞壁10の外周縁から実質上鉛直に下方に垂下する円筒形状である。閉塞壁10の外周部10cの上面には半径方向外側に向かって上方に傾斜して突出する円環状係止突条14が形成されている。閉塞壁10の外周部10cと中間部10bとの境界域には上方に延出する略円筒形状の排出案内筒16が形成されており、排出案内筒16の上端には略半円形状の排出リップが形成されている(図5を参照することによって理解される如く、排出案内筒16における後述するヒンジ手段60に近接する部分は他の部分よりも突出長さが短い)。閉塞壁10の主部10a(従って、排出案内筒16よりも半径方向内側)には、除去領域18を規定する環状破断可能ライン20が配設されている。除去領域18は略楕円形状(図2及び図3を参照されたい)であり、破断可能ライン20は主部10cの下面に溝を形成することによって肉厚を局部的に低減することによって構成されている。除去領域18の上面には上方に延びる支柱とこの支柱の上端に接続されたリングとから構成された引張手段22が形成されている。更に、閉塞壁の外周部10cの下面には、下方に延出する略円筒形状のシール片24が配設されている。側壁12の内周面下端部には環状係止突条26が形成されている。側壁12には、更に、容器の口頸部から蓋本体4を充分容易に除去することを可能にするそれ自体は周知のスリット28が形成されている。
中間蓋6は遮蔽壁30及びこの遮蔽壁30の周縁から垂下する筒状側壁32を含んでいる。図示の実施形態における遮蔽壁30は平面図において円形状であり、その上面外周縁部には半径方向外側に向かって上方に傾斜して突出する円環状係止突条34が形成されている。遮蔽壁30の下面外周縁部には実質上鉛直に下方に垂下する円筒形状のシール筒36が配設されている。更に、遮蔽壁30の上面中央部には排出筒38が配設されている。
かかる排出筒38は後に更に言及するヒンジ手段66から遠ざかる方向、即ち図4において左方に向かって、延出せしめられている。図示の排出筒38は上方に向かって半径方向内方に略円弧状に延出する一対の側壁部40、略円弧状に延びる後壁部42、上方に向かって半径方向内方に傾斜して延びる前壁部44を有する。前壁部44の上部には円形でよい貫通孔46が形成されている。更に、前壁部44の前面から前方に向かって上方に傾斜して延出する円筒状突出筒部48が配設されている。突出筒部48の基縁は貫通孔46を囲繞しており、突出筒部48の中心軸線は貫通孔46の中心軸線と合致せしめられている。突出筒部48の先端には円形小量排出口50が形成されている。突出筒部48には、それ自体は周知の逆止弁、泡立て手段或いは霧状化手段等を配設することができる。突出筒部48の上面には、ヒンジ手段52(このヒンジ手段52は第三のヒンジ手段を構成する)を介して内蓋片54が接続されている。かかる内蓋54は図4に図示する閉位置と図6に図示する開位置との間旋回同自在である。内蓋片54は突出筒部48を超えて張り出す横長板状片から構成されており、内蓋片54の内面の幅方向中央部には二条の円形シールリング56が形成されている。内蓋片54が閉位置にせしめられると、二条のシールリング56間に突出筒部48の先端部が嵌入され、突出筒部48の先端が密封される。上記ヒンジ手段52は薄肉部を有する帯状片から構成されており、帯状片が弾性的に変形することによって内蓋片54が開位置と閉位置との間を旋回動せしめられる。側壁32の内周面下部には環状係止溝58が形成されている。側壁32の下端部はそれ自体は周知の形態でよいヒンジ手段60(このヒンジ手段60は第一のヒンジ手段を構成する)を介して上記蓋本体4の側壁12の上端部に接続されており、中間蓋6は図1、図4及び図5に図示する閉位置と図7に図示する開位置との間を旋回動せしめられる。側壁32の下端部におけるヒンジ手段60に対して直径方向反対側には、中間蓋6を旋回せしめる際に指を掛けることができる弧状突出片61(図2、図3、図6及び図7を参照されたい)が配設されている。中間蓋6が閉位置にせしめられると、中間蓋6の遮蔽壁30が蓋本体4を覆う。そして、中間蓋6の側壁32の内周面に形成されている係止溝58が蓋本体4に形成されている係止突条14に係止せしめられる。更に、中間蓋6のシール筒36の外周面が蓋本体4の排出案内筒16の内周面に密接せしめられる。
外蓋8は天面壁62及びこの天面壁62の周縁から垂下する筒状スカート壁64を含んでいる。図示の実施形態においては、天面壁62は円形状であり、スカート壁64は円筒形状である。スカート壁64の下端部はそれ自体は周知の形態でよいヒンジ手段66(このヒンジ手段66は第二のヒンジ手段を構成する)を介して上記中間蓋6の側壁32の上端部に接続されており、外蓋8は図1、図4及び図5に図示する閉位置と図6に図示する開位置との間を旋回動自在である。ヒンジ手段66の直径方向反対側において、スカート壁60の外周面には、外蓋8を旋回動せしめる際に指を掛けることができる弧状突出片68(図2、図3、図6及び図7を参照されたい)が形成されている。スカート壁64の内周面下端部には環状係止溝70が形成されている。スカ−ト壁64の内周面には、更に、干渉手段72も配設されている。図示の実施形態においては、干渉手段72は、ヒンジ手段66の直径方向反対側において、周方向に間隔をおいてスカート壁64の内周面から水平に突出する一対の板状片74(図3を参照されたい)から構成されている。かかる板状片74は上記係止溝70よりも若干上方に位置する。スカート壁64の内周面には押圧手段76も配設されている。図示の実施形態においては、押圧手段76は、ヒンジ手段66の直径方向反対側において、周方向に間隔をおいてスカート壁64の内周面及び天面壁62の内面周縁部から突出する3個の押圧片78(図3を参照されたい)から構成されている。押圧片78の各々は実質上鉛直に延在せしめられており、夫々の突出縁は下方に向かって外方に傾斜している。
外蓋8が図1、図3及び図4に図示する閉位置に位置せしめられている時には、外蓋8のスカート壁64の内周面下端部に形成されている係止溝70が中間蓋6の係止突条34に係止せしめられ、これによって外蓋8が閉位置に維持される。更に、外蓋8が閉位置に位置せしめられている時には、押圧手段76が中間蓋6の内蓋片54の外面(即ちシールリング56が形成されている面に対して反対側の面)に当接して内蓋片54を閉位置に強制し、かくして排出筒38の小量排出口50を充分確実に密封する。外蓋8が図6に図示する位置まで開動せしめられる際には、押圧手段76が内蓋片54の外面から充分に離隔せしめられると共に、外蓋8のスカート壁64の内周面に形成されている干渉手段72が内蓋片54の内面両側部に当接して内蓋片54に干渉し始める。そして、外蓋8の開動に付随して内蓋片54も開動せしめられ、次いで外蓋8の干渉手段72が内蓋片54から離隔せしめられる。外蓋8を図6に図示する開位置から図1、図3及び図4に図示する閉位置に旋回動せしめる際には、外蓋8のスカート壁64に形成されている干渉手段72が開位置に位置せしめられている内蓋片54の外面両側部に当接して内蓋片54に干渉し始める。そして、外蓋8の閉動に付随して内蓋片54も閉動せしめられて、内蓋片54は小量排出筒38の排出口50を密封する閉位置にせしめられる。しかる後に、外蓋8の干渉手段72は内蓋片54から離隔せしめられる。外蓋8の干渉手段72及び押圧手段76と中間蓋6の内蓋片54との相互関係自体は公知であり、例えば特開2010−126191号公報に詳細に記載されているので、本明細書においては外蓋8の干渉手段72及び押圧手段76と中間蓋6の内蓋片54との相互関係についての詳細な説明は省略する。
蓋本体4に中間蓋6を旋回自在に接続しているヒンジ手段60と中間蓋6に外蓋8を旋回自在に接続しているヒンジ手段66とは60乃至150度の角度間隔をおいて配設されているのが好都合である。図示の実施形態においては、図2及び図3を参照することによって明確に理解される如く、蓋本体4に中間蓋6を旋回自在に接続しているヒンジ手段60と中間蓋6に外蓋8を旋回自在に接続しているヒンジ手段66とは90度の角度間隔をおいて配設されている。
図1、図4及び図5には、本発明に従って構成された容器蓋2と共に、容器蓋2が適用される容器の口頸部80も図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から形成することができる容器は全体として円筒形状の口頸部80を有し、かかる口頸部80の外周面上端部には環状被係止突条82が形成されている。口頸部80の外周面には、更に、口頸部80には被係止突条82の下方に位置するサポートリング84も形成されている。
例えば液体調味料である内容物を容器内に充填した後に口頸部80に容器蓋2を装着して口頸部80を密封する際には、中間蓋6と外蓋8とが共に閉位置に位置せしめられている容器蓋2を口頸部80に被嵌し、次いで口頸部80に対して容器蓋2を下方に強制する。かくして、図2及び図3に明確に図示する如く、蓋本体4の側壁12の内周面に形成されている係止突条26が口頸部80の外周面に形成されている被係止突条82を弾性的に乗り越えてその下方に係止するようにせしめる。
容器内に収容されている内容物を消費する際には、最初に、閉位置に位置せしめられている外蓋8と共に中間蓋6を図1、図3及び図5に図示する閉位置から図7に図示する開位置に旋回動せしめ、蓋本体4の閉塞壁18を露呈せしめる。次いで、引張手段22に指を掛けて上方に引っ張って破断可能ライン20を破断せしめて、除去領域18を閉塞壁10から除去して閉塞壁10に比較的大きい大量排出開口を生成し、しかる後に外蓋8と共に中間蓋6を閉位置に戻す。容器内に収容されている内容物を小量排出する場合には、外蓋8を図1、図4及び図5に図示する閉位置から図6に図示する開位置に旋回動せしめる。かくすると、外蓋8の旋回動に付随して中間蓋6の内蓋片54も図4に図示する閉位置から図6に図示する開位置に旋回動せしめられ、排出筒38の小量排出口50が開放される。しかる後においては、容器を傾動せしめ、必要に応じて容器の胴部を圧縮することによって、小量排出口50を通して内容物を小量排出することができる。小量排出が終了した後には、外蓋8を閉位置に旋回動せしめる。かくすると、外蓋8の旋回動に付随して内蓋片54も閉位置に旋回動せしめられ、排出筒38の小量排出口50が密封される。容器に収容されている内容物を大量排出する場合には、閉位置に位置せしめられている外蓋8と共に中間蓋6を図1、図3及び図5に図示する閉位置から図7に図示する開位置に旋回動せしめ、蓋本体4の閉塞壁18を露呈せしめる。次いで、容器を傾動せしめると大量排出開口を通して内容物を大量排出することができる。生成された大量排出開口から大量排出される内容物は、排出案内筒16に案内されて充分円滑に流動せしめられる。大量排出が終了した後には、外蓋8と共に中間蓋6を閉位置に旋回動せしめる。かくすると、中間蓋6のシール筒36の外周面が蓋本体4の排出案内筒16の内周面に密接せしめられ、これによって排出案内筒16を経由する排出路が充分確実に密封される。
図示の実施形態においては、蓋本体4の閉塞壁10における排出案内筒16よりも半径方向内側に除去領域18を規定する破断可能ライン20を形成すると共に、除去領域18の上面に引張手段22を形成し、引張手段22を引っ張ることによって除去領域18を除去して大量排出開口を形成するように構成されているが、これに代えて蓋本体の4の閉塞壁10における排出案内筒16よりも半径方向内側に所要形状の大量排出開口を予め形成することもできる。
2:容器蓋
4:蓋本体
6:中間蓋
8:外蓋
10:蓋本体の閉塞壁
12:蓋本体の側壁
16:排出案内筒
18:除去領域
20:破断可能ライン
22:引張手段
30:中間蓋の遮蔽壁
32:中間蓋の側壁
36:シール筒
38:排出筒
50:小量排出口
52:ヒンジ手段(第三のヒンジ手段)
54:内蓋片
60:ヒンジ手段(第一のヒンジ手段)
62:外蓋の天面壁
64:外蓋のスカート壁
66:ヒンジ手段(第二のヒンジ手段)
72:干渉手段

Claims (3)

  1. 容器の口頸部に装着される蓋本体と、該蓋本体の上面を覆う閉位置と該蓋本体の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に第一のヒンジ手段を介して該蓋本体に接続された中間蓋と、該中間蓋の上面を覆う閉位置と該中間蓋の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に第二のヒンジ手段を介して該中間蓋に接続された外蓋とを具備する容器蓋において、
    該蓋本体は、該容器の該口頸部を覆う閉塞壁及び該閉塞壁の周縁から垂下する筒状側壁を含み、該閉塞壁にはその上面周縁部から上方に突出する排出案内筒が配設されていると共に、該排出案内筒よりも半径方向内側にて除去領域を規定する環状破断可能ラインが配設され、更に該除去領域の上面には引張手段が配設されており、該引張手段を引張って該環状破断可能ラインを破断せしめて該除去領域を該閉塞壁から除去することによって、該閉塞壁に大量排出開口が形成され、或いは該排出案内筒よりも半径方向内側に予め大量排出開口が形成されており、
    該中間蓋は、該中間蓋が該閉位置に位置せしめられると該蓋本体を覆う遮蔽壁及び該遮蔽壁の周縁から垂下する筒状側壁を含み、該筒状側壁が該第一のヒンジ手段を介して該蓋本体に旋回自在に接続されており、該遮蔽壁には該第二のヒンジ手段から遠ざかる方向に且つ上方に延出し且つ先端には小量排出開口が形成されている排出筒が配設されており、該排出筒の上面には該小量排出開口を閉塞する閉位置と該小量排出開口を開放する開位置との間を旋回自在に第三のヒンジ手段を介して内蓋片が接続されており、該遮蔽壁の下面にはシール筒が形成されており、該中間蓋が該閉位置に位置せしめられると該シール筒が該蓋本体の該排出案内筒の内周面に密接せしめられ、
    該外蓋は、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を含み、該スカート壁が該第二のヒンジ手段を介して該中間蓋に旋回自在に接続されており、該スカート壁の内周面には、該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる間には該内蓋片に干渉して該内蓋片を該閉位置から該開位置に旋回せしめ、次いで該内蓋片から離隔せしめられ、該外蓋が開位置から該閉位置に旋回せしめられる間には該内蓋片に干渉して該内蓋片を該開位置から該閉位置に旋回せしめ、次いで該内蓋片から離隔せしめられる干渉手段が配設されている、
    ことを特徴とする容器蓋。
  2. 該第一のヒンジ手段と該第二のヒンジ手段とは60乃至150度の角度間隔をおいて配置されている、請求項1記載の容器蓋。
  3. 該蓋本体の該筒状側壁の内周面には係止突条が形成されており、該容器の該口頸部に該蓋本体を被嵌し該蓋本体を下方に強制して、該蓋本体の該係止突条を該容器の該口頸部の外周面上部に形成されている被係止突条に係止せしめることによって、該容器の該口頸部に該蓋本体が装着される、請求項1又は2記載の容器蓋。
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