JP5650455B2 - 容器蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、本体とこの本体に旋回自在に接続された外蓋とを含み、本体の上面壁には排出筒が配設され且つ排出筒には内蓋が旋回自在に接続されており、外蓋が本体の上面壁を覆う閉位置から開位置に旋回動せしめられると内蓋が排出筒の先端に存在する排出口を閉じる閉位置から排出口を開放する開位置に旋回動され、外蓋が開位置から閉位置に旋回動せしめられると内蓋が開位置から閉位置に旋回動せしめられる型の、合成樹脂から一体に成形された容器蓋に関する。
下記特許文献1及び2には、食用油或いは液体調味料を収容した容器に好適に適用することができる容器蓋として、上面壁及びこの上面壁の周縁から垂下する筒状側壁を有する本体と、天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有する外蓋とを含み、外蓋のスカート壁と本体の側壁とは第一のヒンジ手段を介して接続されており、外蓋は本体の上面壁を覆う閉位置と上面壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在である、合成樹脂から一体に成形された容器蓋が開示されている。本体の天面壁には第一のヒンジ手段から遠ざかる方向に延出し且つ先端には排出口が形成されている排出筒が配設されており、排出筒の上面には排出口を覆う閉位置と排出口を開放する開位置との間を旋回自在に第二のヒンジ手段を介して内蓋が接続されている。外蓋のスカート壁の内周面には、外蓋が閉位置から開位置に旋回せしめられる間に内蓋に干渉して内蓋を閉位置から開位置に旋回動せしめ且つ外蓋が開位置から閉位置に旋回せしめられる間に内蓋に干渉して内蓋を開位置から閉位置に向けて旋回せしめ、しかる後に内蓋から離隔せしめられる干渉手段が配設されている。また、外蓋のスカート壁の内周面及び/又は天面壁の内面には外蓋が開位置から閉位置に旋回せしめられると内蓋に当接して内蓋を閉位置に強制する押圧手段が形成されている。内蓋は排出筒の両側面を超えて張り出す板状片であり、その内面中央部には排出口に係合するシールリングが形成されている。内蓋の内面両側部には係止突起が形成されており、排出筒にはその両側面から上方に延出する受け突起が形成されており、内蓋が該閉位置から開位置に旋回動せしめられる際及び該開位置から該閉位置に旋回動せしめられる際には該係止突起が該受け突起を弾性的に乗り越える。
特開2008−74470号公報 特開2010−126191号公報
而して、本発明者等の経験によれば、上述したとおりの形態の従来の容器蓋には、次のとおりの解決すべき問題が存在する。第二のヒンジ手段は、内蓋を構成する板状片の幅方向において係止突起と受け突起との間、すなわち幅方向中央部において内蓋と排出筒とを接続する単一のヒンジ片から構成されている。それ故に、外蓋が開位置に位置せしめられている状態において、例えば内蓋に付着した容器内容物或いは埃等を除去するために消費者が清掃布等を介して内蓋に当接した際に、単一のヒンジ片に捻りが加えられ、幅方向片側の係止突起は受け突起に対して開側に位置するが幅方向他側の係止突起は受け突起に対して閉側に位置する捩れ状態が偶発的に生成されてしまう虞がある。かような捩れ状態が生成された状態で外蓋が閉位置に向けて旋回せしめられると、内蓋は開位置から閉位置に適切に旋回せしめられることなく、従って排出口が適切に閉じられることなく、過剰な力を加えることによって外蓋が閉位置にせしめられてしまう虞がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、上述したとおりの形態の容器蓋に改良を加えて、内蓋が上述したとおりの捻れ状態にせしめられることが充分確実に防止されるようになすことである。
本発明者等は鋭意検討の結果、排出筒に付設された延出片と内蓋との間に配設される第二のヒンジ手段を、内蓋の幅方向中央部において内蓋と延出片とを接続する中央ヒンジ片と延出片に形成されている受け突起よりも更に幅方向両外側において内蓋と延出片とを接続する両側ヒンジ片とから構成することによって、上記主たる技術的課題を解決することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する容器蓋として、上面壁及び該上面壁の周縁から垂下する筒状側壁を有する本体と、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有する外蓋とを含み、該外蓋の該スカート壁と該本体の該側壁とは第一のヒンジ手段を介して接続されており、該外蓋は該本体の該上面壁を覆う閉位置と該上面壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在であり、該本体の該上面壁には該第一のヒンジ手段から遠ざかる方向に延出し且つ先端には排出口が形成されている排出筒が配設されており、該排出筒の上面には該排出口を覆う閉位置と該排出口を開放する開位置との間を旋回自在に第二のヒンジ手段を介して内蓋が接続されており、該外蓋の該スカート壁の内周面には該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を該閉位置から該開位置に旋回動せしめ、しかる後に該内蓋を乗り越えて該内蓋から離隔せしめられ且つ該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を該開位置から該閉位置に向けて旋回せしめ、しかる後に該内蓋から離隔せしめられる干渉手段が配設され、該外蓋の該スカート壁の内周面及び/又は該天面壁の内面には該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋に当接して該内蓋を該閉位置に強制する押圧手段が形成されており、該内蓋は該排出筒の両側面を超えて張り出す板状片であり、その内面中央部には該排出口に係合するシールリングが形成されており、該内蓋の内面両側部には係止突起が形成されており、該排出筒にはその上面から上方且つ両側方に延出する延出片が付設されており、該延出片には該係止突起と協働する一対の受け突起が幅方向に間隔をおいて形成されていて、該内蓋が該閉位置から該開位置に旋回動せしめられる際及び該開位置から該閉位置に旋回動せしめられる際には該係止突起が該受け突起を弾性的に乗り越える、合成樹脂から一体に成形された容器蓋において、
該第二のヒンジ手段は、該内蓋の幅方向中央部において該内蓋と該延出片とを接続する中央ヒンジ片と該受け突起よりも更に幅方向両外側において該内蓋と該延出片とを接続する両側ヒンジ片とから構成されている、ことを特徴とする容器蓋が提供される。
本発明の容器蓋においては、第二のヒンジ手段は内蓋の幅方向中央部において内蓋と延出片とを接続する中央ヒンジ片に加えて受け突起よりも更に幅方向両外側において内蓋と延出片とを接続する両側ヒンジ片を含んでおり、両側ヒンジ片の存在によって中央ヒンジ片が捻られてしまうことが充分効果的に阻止され、かくして内蓋が捻れ状態にせしめられてしまうことが充分確実に防止される。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を、外蓋が開位置にある状態で示す断面図。 図1に示す容器蓋を、外蓋が開位置にある状態で示す平面図。 図1に示す容器蓋の本体を示す部分断面図。 図1に示す容器蓋の本体における内蓋と排出筒との相互関係を示す部分拡大図。 図1に示す容器蓋における、外蓋が閉位置から開位置に開動せしめられる時の挙動を示す断面図。 図1に示す容器蓋における、外蓋が開位置から閉位置に閉動せしめられる時の挙動を示す断面図。
以下、本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を示している添付図面を参照して、更に詳述する。
図1及び図2を参照して説明すると、本発明に従って構成された全体を番号2で示す容器蓋は、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から一体に射出成形することができる。かかる容器蓋2は本体4と外蓋6とを含んでいる。
本体4は、平面図において円形である上面壁8と、この上面壁8の周縁から垂下する円筒状側壁10とを有する。上面壁8の上面外周縁部には、上方に突出する環状突条12が形成されている。この環状突条12の外周面下部には環状係止溝14が形成されている。環状突条12の内周面は下方に向かって半径方向内方に傾斜せしめられている。上面壁8の下面外周縁には下方に突出する円筒状シール突条16が形成されている。側壁10の内周面上部には環状小突条18が形成され、側壁10の内周面下部には環状係止突条20が形成されている。
図1及び図2を参照して説明を続けると、本体4の上面壁8には全体を番号22で示す排出筒が形成されている。かかる排出筒22は後述する第一のヒンジ手段から遠ざかる方向、即ち図1において左方に向かって、延出せしめられている。図示の実施形態における排出筒22は基部24と先端部26とを有する。基部24は略垂直に上方に延出する一対の側壁部28、略円弧状に延びる後壁部30、上方に向かって半径方向内方に傾斜して延びる前壁部32、及び後壁部30の上端縁と前壁部32の上端縁との間を前方(即ち図1において左方)に向かって上方に傾斜して延びる上壁部34によって規定されている。基部24の前壁部32の上部には円形でよい貫通孔36が形成されている。排出筒22の先端部26は、基部24の前壁部32の前面から前方に向かって上方に傾斜して延出する円筒状突出筒部38によって規定されている。突出筒部38の基縁は貫通孔36を囲繞しており、突出筒部38の中心軸線は貫通孔36の中心軸線と合致せしめられている。突出筒部38の先端には円形排出口40が形成されている。排出筒22の基部24と上記環状突条12との間には弧状受台42が形成されており、弧状受台42の上面は基部24の前壁部32の下端縁から環状突条12の内周面上端縁まで前方に向かって上方に傾斜して延びている。
図1及び図2と共に図3及び図4を参照して説明すると、排出筒22の突出筒部38の上面には、ヒンジ手段44(第二のヒンジ手段を構成するヒンジ手段44については後に更に詳述する)を介して内蓋46が接続されている。かかる内蓋46は図1乃至図4に実線で示す開位置と図1に二点鎖線で示す閉位置との間を移動自在である(内蓋46の移動については後に更に言及する)。内蓋46は排出筒22の突出筒部38を超えて張り出す横長板状片から構成されており、その上縁は円弧形状である。内蓋46の内面の幅方向中央部には円形シールリング48が形成されている。シールリング48の外径は排出筒22の突出筒部38の先端部内径と実質上同一であり、内蓋46が閉位置にせしめられると、シールリング48が突出筒部38内に嵌入して突出筒部38の先端を密封する。内蓋46の内面の基端(図3及び図4において下端)両側部には係止突起50が形成されている。かかる係止突起50は、内蓋46が開位置に位置せしめられている状態で最下方に位置する平坦な係止面52を有する。
図2と共に図4及び図5(a)を参照することによって明確に理解される如く、排出筒22の上面には上方及び両側方に延出する延出片53が形成されており、この延出片53には幅方向(図4において左右方向)に間隔をおいて一対の受け突起54が形成されている。受け突起54は、前方に向かって下方に傾斜せしめられているのが好適である受け面56を有する(受け突起54及び上記係止突起50の詳細については、上記特許文献2を参照されたい)。上記ヒンジ手段44は内蓋46の基端と延出片53の先端(図3及び図4において上端)縁との間に配設されている。かかるヒンジ手段44は、幅方向中央部(従って、一対の受け突起54の間)に配設されている中央ヒンジ片44aと共に、一対の受け突起54よりも幅方向外側に配設されている両側ヒンジ片44bを含んでいることが重要である。中央ヒンジ片44a及び両側ヒンジ片44bの各々は水平に且つ一直線上に配置された薄肉ラインを有し、かかる薄肉ラインを旋回中心線として内蓋46が旋回動せしめられる。
図1及び図2を参照して説明を続けると、外蓋6は円形天面壁58とこの天面壁58の周縁から垂下する筒状スカート壁60とを有する。図示の実施形態においては、スカート壁60は円錐台筒形状の上部62と円筒形状の下部64とを有し、外周面中間部には上方を向いた環状肩面66が形成されている(外蓋6の「上下」は外蓋6が図1に二点鎖線で示す閉位置にせしめられている状態における上下を意味する)。外蓋6のスカート壁60の外周面下端と上記本体4の側壁10との間には全体を番号68で示すヒンジ手段(このヒンジ手段68は第一のヒンジ手段を構成する)が配設されており、かかるヒンジ手段68を介して外蓋6が本体4に接続されており、外蓋6は図1及び図2に実線で示す開位置と図1に二点鎖線で示す閉位置との間を旋回動せしめられる(外蓋6の旋回動については後に更に言及する)。本体4の側壁10が、その上面から所定深さまで環状乃至円弧状溝が形成されている形態であり、ヒンジ手段68が配設されている部位においては少なくとも上部は二重壁構造である場合には、ヒンジ手段68は二重壁構造の外側壁部の上端縁部と外蓋6のスカート壁60の外周面下端との間に配設することができる。ヒンジ手段68自体は周知の形態でよく、それ故にヒンジ手段68の構成については説明を省略する。ヒンジ手段68の直径方向反対側において、スカート壁60の外周面下端には、外蓋6を旋回動せしめる際に指を掛けることができる弧状突出片70が形成されている。
スカート壁60の下部64の内周面下端部には、ヒンジ手段68が存在する領域を除いて円弧状に延在する係止突条72が形成されている。スカ−ト壁60の内周面には、更に、干渉手段74も配設されている。図示の実施形態においては、干渉手段74は、ヒンジ手段68の直径方向反対側において、周方向に間隔をおいてスカート壁60の下部64の内周面から水平に突出する一対の板状片76から構成されている。かかる板状片76は上記係止突条72よりも若干上方に位置する。スカート壁60の内周面には押圧手段78も配設されている。図示の実施形態においては、押圧手段78は、ヒンジ手段68の直径方向反対側において、周方向に間隔をおいてスカート壁60の上部62の内周面及び天面壁58の内面周縁部から突出する3個の押圧片80から構成されている。押圧片80の各々は実質上鉛直に延在せしめられており、夫々の突出縁は下方に向かって外方に傾斜している。所望ならば、幅方向に連続して延在する単一の広幅押圧片から押圧手段78を構成することもできる。
上述したとおりの容器蓋は、食用油或いは液体調味料を収容した容器(図示していない)の口頸部に好適に適用される。容器の口頸部に容器蓋2を装着する際には、本体4の側壁10とシール突条16との間の環状空間に容器の口頸部の上端部が挿入され、口頸部内に進入するシール突条16によって口頸部が密封される。
外蓋6が図1に二点鎖線で示す閉位置に位置せしめられている時には、外蓋6のスカート壁60の内周面下端部に形成されている係止突状72が本体4の環状突状12の外周面下部に形成されている係止溝14に係止せしめられ、これによって外蓋6が閉位置に維持される。更に、外蓋6が閉位置に位置せしめられている時には、押圧手段78が内蓋46の外面(即ちシールリング48が形成されている面に対して反対側の面)に当接して内蓋46を閉位置に強制し、かくして排出筒22の排出口40を充分確実に密封する。
容器蓋2が装着された容器内に収容されている内容物を消費する際には、外蓋6のスカート壁60の外周面に形成されている突出片70に指を掛けて外蓋6を図1に二点鎖線で示す閉位置から図1及び図2に実線で示す開位置に向けて旋回動せしめる。図1と共に図5を参照して説明を続けると、外蓋6が図5(a)に図示する位置まで開動せしめられると、押圧手段78が内蓋46の外面から充分に離隔せしめられると共に、外蓋6のスカート壁60の内周面に形成されている干渉手段74が内蓋46の内面両側部に当接して内蓋46に干渉し始める。そして、外蓋6が図5(a)に図示する位置から図5(b)を経て図5(c)に図示する位置までに開動せしめられると、外蓋6の開動に付随して開動せしめられる内蓋46に配設されている係止突起50が排出筒22に配設されている受け突起54を弾性的に乗り越える(図4も参照されたい)。外蓋6が更に図5(d)に図示する位置まで開動せしめられる際には、内蓋46もこれに付随して更に開動せしめられるが、外蓋6が図5(d)に図示する位置を越えて更に開動せしめられると、外蓋6の干渉手段74は内蓋46から離隔せしめられる。外蓋6の干渉手段74が内蓋46から離隔せしめられると、内蓋46は弾性的に閉位置に向けて閉動せんとする傾向があるが、内蓋46の係止突起50の係止面52が排出筒22に配設されている受け突起54の受け面56に当接し、これによって内蓋46の閉動が阻止され、内蓋46は開位置に維持される。
外蓋6を開動せしめるとこれに付随して内蓋46が開動せしめられるので、消費者は内蓋46自体に指を掛けてこれを開動する必要なくして、容器の内容物を排出筒22を通して排出することができる。一方、内蓋46の内面に内容物或いは埃等が付着した場合、消費者が清掃布或いは紙によって内蓋を拭うことがある。そして、この際には内蓋46に偏荷重を加えてしまう傾向があるが、本発明に従って構成された容器蓋2においては、内蓋46を排出筒22に接続しているヒンジ手段44が、幅方向中央部に配設されている中央ヒンジ片44aと共に一対の受け突起54よりも幅方向外側に配設されている両側ヒンジ片44bを含んでいる故に、内蓋46に偏荷重が加えられても内蓋46のヒンジ手段44が捻られてしまうことが充分確実に防止され、内蓋46が捻れ状態にせしめられてしまうことがない。
内容物の消費を終了した後においては、外蓋6を図1及び図2に図示する開位置から図1に二点鎖線で示す閉位置に旋回動せしめる。図1と共に図6を参照して説明すると、外蓋6を図6(a)に図示する位置まで閉動せしめると、外蓋6のスカート壁60に形成されている干渉手段74が開位置に位置せしめられている内蓋46の外面に当接して内蓋46に干渉し始める。そして、外蓋6を図6(a)に図示する位置から図6(b)に図示する位置まで閉動せしめると、外蓋6の閉動に付随して内蓋46も閉動せしめられ、内蓋46に配設されている係止突起50が排出筒22に配設されている受け突起54を弾性的に乗り越える。外蓋6が図6(b)に図示する位置から図6(c)を経て図6(d)に図示する位置まで閉動せしめられると、これに付随して内蓋46も閉動せしめられて内蓋46は排出筒22の排出口40を密封する閉位置にせしめられる。図6(d)に図示する位置を越えて外蓋6が更に閉動せしめられると、外蓋6の干渉手段74は内蓋46から離隔せしめられる。干渉手段74が内蓋46から離隔せしめられると、内蓋46は弾性的に開方向に旋回動する傾向があるが、外蓋6が図1に二点鎖線で示す閉位置まで閉動せしめられる間に、外蓋6の配設されている押圧手段78が内蓋46の外面に当接して内蓋46を閉位置に強制する。また、外蓋6に形成されている係止突状72が本体4の環状突状12に形成されている係止溝14に係止され、これによって外蓋6が閉位置に維持される。
2:容器蓋
4:本体
6:外蓋
8:本体の上面壁
10:本体の側壁
22:排出筒
44:ヒンジ手段(第二のヒンジ手段)
44a:中央ヒンジ片
44b:両側ヒンジ片
46:内蓋
48:シールリング
50:係止突起
53:延出片
54:受け突起
58:外蓋の天面壁
60:外蓋のスカート壁
68:ヒンジ手段(第一のヒンジ手段)
74:干渉手段
78:押圧手段

Claims (1)

  1. 上面壁及び該上面壁の周縁から垂下する筒状側壁を有する本体と、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有する外蓋とを含み、該外蓋の該スカート壁と該本体の該側壁とは第一のヒンジ手段を介して接続されており、該外蓋は該本体の該上面壁を覆う閉位置と該上面壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在であり、該本体の該上面壁には該第一のヒンジ手段から遠ざかる方向に延出し且つ先端には排出口が形成されている排出筒が配設されており、該排出筒の上面には該排出口を覆う閉位置と該排出口を開放する開位置との間を旋回自在に第二のヒンジ手段を介して内蓋が接続されており、該外蓋の該スカート壁の内周面には該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を該閉位置から該開位置に旋回動せしめ、しかる後に該内蓋を乗り越えて該内蓋から離隔せしめられ且つ該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を該開位置から該閉位置に向けて旋回せしめ、しかる後に該内蓋から離隔せしめられる干渉手段が配設され、該外蓋の該スカート壁の内周面及び/又は該天面壁の内面には該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋に当接して該内蓋を該閉位置に強制する押圧手段が形成されており、該内蓋は該排出筒の両側面を超えて張り出す板状片であり、その内面中央部には該排出口に係合するシールリングが形成されており、該内蓋の内面両側部には係止突起が形成されており、該排出筒にはその上面から上方且つ両側方に延出する延出片が付設されており、該延出片には該係止突起と協働する一対の受け突起が幅方向に間隔をおいて形成されていて、該内蓋が該閉位置から該開位置に旋回動せしめられる際及び該開位置から該閉位置に旋回動せしめられる際には該係止突起が該受け突起を弾性的に乗り越える、合成樹脂から一体に成形された容器蓋において、
    該第二のヒンジ手段は、該内蓋の幅方向中央部において該内蓋と該延出片とを接続する中央ヒンジ片と該受け突起よりも更に幅方向両外側において該内蓋と該延出片とを接続する両側ヒンジ片とから構成されている、ことを特徴とする容器蓋。
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