JP4652600B2 - 本体部と冠帽部とを備えた合成樹脂製容器蓋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食酢の如き調味料のための容器に特に好適に適用することができる、本体部と冠帽部とを備えた合成樹脂製容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
食酢の如き調味料のための容器の口頸部に適用される容器蓋として、口頸部に装着される本体部と、本体部の上面を覆う閉位置と本体部の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に本体部に接続された冠帽部とを具備する合成樹脂製容器蓋が広く実用に供されている。本体部は容器の口頸部の上面を覆う円形主壁を有し、かかる主壁には環状破断ラインによって囲繞された切取領域が配設されており、かかる破断ラインを破断せしめて切取領域を除去することによって流出開口が生成される。かような切取領域を配設することに代えて、主壁に流出開口を形成することもできる。主壁には切取領域又は流出開口の周縁から上方に延出する注出案内壁も形成されている。本体部には、更に、係止手段も配設されている。一方、冠帽部は円形天面壁とこの天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する。天面壁にはその内面から垂下する円筒状シール壁が形成されている。スカート壁には、本体部に対する冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側に位置する被係止手段が配設されている。冠帽部を閉位置にせしめると、冠帽部のシール壁の外周面が本体部の注出案内壁の内周面に密接せしめられ、これによって流出開口が密封される。また、冠帽部のスカート壁に配設された被係止手段が本体部に配設された係止手段に係止せしめられ、これによって冠帽部が閉位置に維持される。冠帽部を開位置に旋回開動せしめると、冠帽部のシール壁が本体部の注出案内壁から離隔せしめられると共に、本体部の上面が露呈され、従って流出開口から容器内の内容物を流出することができる。注出案内壁は流出開口から流出される内容物を案内する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
而して、上述した形態の従来の容器蓋には、次のとおりの解決すべき問題が存在することが判明した。即ち、冠帽部を開位置に旋回開動せしめて内容物を所要量流出せしめた後に、冠帽部を閉位置に旋回閉動せしめる際には、閉位置に対して3度程度の著しく小さい角度をなす角度位置まで冠帽部を旋回閉動せしめた時点で始めて、冠帽部のスカート壁に配設されている被係止手段が本体部に配設されている係止手段に干渉し始める。そして、かかる角度位置を越えて冠帽部を更に旋回閉動せしめることによって、冠帽部に配設されている被係止手段が本体部に配設されている係止手段を乗り越え、冠帽部が閉位置にせしめられる。然るに、食酢の如き調味料は調理をしながら使用されることが多いが、本発明者等の経験によれば、特に消費者が冠帽部を閉位置まで完全に旋回閉動せしめたか否かを確認しない場合、上述した角度位置即ち被係止手段が係止手段に干渉し始める角度位置まで旋回閉動すると、かかる角度位置が閉位置に著しく近いことに起因して、冠帽部は閉位置ではなくて上述した角度位置であるにもかかわらず、消費者は冠帽部を完全に閉位置まで旋回閉動せしめたと誤認してしまうことが少なくない。そして、冠帽部を閉位置まで完全に旋回閉動することなく上述した角度位置のままで放置した場合には、冠帽部のシール壁の外周面が本体部の注出案内壁の内周面に未だ充分に密接せしめられていない故に、容器を誤って倒してしまった場合に内容物が漏出してしまう、微小な虫が容器内に侵入してしまう、という事態が発生する。
【0004】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、本体部とこの本体部に旋回自在に接続された冠帽部とを具備する合成樹脂製容器蓋を改良して、冠帽部が閉位置に対して著しく小さい角度をなす角度位置まで旋回閉動せしめられたが閉位置まで旋回閉動せしめられることなく放置された場合でも、容器を誤って倒してしまっても内容物の流出が防止され、そしてまた微小な虫が容器内に侵入することが阻止されるようにせしめることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意研究の結果、本体部の注出案内壁の外周面に、少なくとも該本体部に対する該冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する係合突条を配設すると共に、冠帽部の天面壁に、その内面から垂下する円筒状シール壁を形成し、かかるシール壁の内周面に、少なくとも本体部に対する冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する被係合突条を配設し、冠帽部が開位置から、閉位置に対して5度<α<15度である角度αをなす角度位置まで旋回閉動せしめられるとシール壁の被係合突条が注出案内壁の係合突条に干渉し始め、閉位置に対して1度<β<7度で且つβ<αである角度βをなす角度位置まで旋回閉動せしめられると、シール壁の被係合突条が注出案内壁の係合突条を弾性的に乗り越えると共に、周方向全体に渡って該シール壁の内周面が注出案内壁の外周面に密接せしめられるように構成することによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
【0006】
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、容器の口頸部に装着される本体部と、該本体部の上面を覆う閉位置と該本体部の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に該本体部に接続された冠帽部とを具備し、
該本体部は口頸部の上面を覆う主壁を有し、該主壁には流出開口又は除去されることによって流出開口を生成する切取領域が形成されていると共に、該流出開口又は該切取領域の周縁から上方に延出する円筒状である注出案内壁が形成されており、該注出案内壁の外周面には少なくとも該本体部に対する該冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する係合突条が配設されており、
該冠帽部は円形天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有し、該天面壁にはその内面から垂下する円筒状シール壁が形成されており、該シール壁の内周面には、少なくとも該本体部に対する該冠帽部の該旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する被係合突条が配設されており、
該冠帽部が該開位置から、該閉位置に対して5度<α<15度である角度αをなす角度位置まで旋回閉動せしめられると該シール壁の該被係合突条が該注出案内壁の該係合突条に干渉し始め、該閉位置に対して1度<β<7度で且つβ<αである角度βをなす角度位置まで旋回閉動せしめられると、該シール壁の該被係合突条が該注出案内壁の該係合突条を弾性的に乗り越えると共に、周方向全体に渡って該シール壁の内周面が該注出案内壁の外周面に密接せしめられる、
ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0007】
好ましくは、該角度αは8度<α<12度であり、該角度βは2度<β<4度である。好適実施形態においては、少なくとも該本体部に対する該冠帽部の該旋回中心軸線の直径方向反対側において、該本体部には係止手段が配設されており、該冠帽部の該スカート壁の内周面には被係止手段が形成されており、該冠帽部が該角度度βをなす角度位置から更に旋回閉動せしめられて該閉位置にせしめられると、該被係止手段が該係止手段を乗り越える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0009】
図1乃至図3を参照して説明すると、本発明に従って構成された全体を番号2で示す容器蓋は、ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から全体が一体に成形されている。かかる容器蓋2は本体部4と冠帽部6とを具備している。冠帽部6はヒンジ手段8を介して本体部4に接続されており、図1及び図2に図示する開位置と図3に図示する閉位置との間を旋回中心軸線10を中心として旋回自在である。ヒンジ手段8自体は当業者には周知の形態でよく、従って本明細書においてはその詳細な説明を省略する。
【0010】
本体部4は全体として円形である主壁12を有する。この主壁12の中央部には、切取領域14を規定する破断ライン16が形成されている。破断ライン16は材料厚さを低減せしめた所謂スコアから形成されており、半円形状部とかかる半円形状部の両端から弦状に延びる一対の弦状部とを有し、切取領域14は半円形状部と二等辺三角形状部とを合わせた形状である。切取領域14には、その二等辺三角形状部の頂角部位から上方に延びる連結柱18が付設されており、かかる連結柱18の上半部には引張リング20が接続されている。後に更に言及する如く、引張リング20に指を掛けて引っ張ることによって破断ライン16を破断して切取領域14を主壁12から除去すると、主壁12に流出開口が生成される。所望ならば、切取領域14を除去することによって流出開口を生成せしめることに代えて、主壁12に予め流出開口を形成し、必要に応じてかかる流出開口を剥離自在な閉鎖部材によって閉じることもできる。主壁12には、切取領域14の周縁から上方に延びる円筒状である注出案内壁22が形成されている。図示の注出案内壁22における上端部は上方に向かって半径方向外方に傾斜して延びる逆円錐台形状であり、注出案内壁22の外周面の上端部には、周方向全体に渡って延在する係合突条24が配設されている。主壁12には、更に、切取領域14の周縁から下方に垂下する円筒状内側垂下壁26も形成されている。
【0011】
主壁12の外周縁には上方に延びる円筒状突出壁28と下方に垂下する円筒状外側垂下壁30とが形成されている。突出壁28の外周面の上端部には周方向全体に渡って延在する環状突条でよい係止手段32が配設されている。外側垂下壁30の内周面の下端部には周方向全体に渡って延在する環状突条34が形成されている。そして外側垂下壁30にはその下端から半径方向外方に実質上水平に突出する環状壁36が接続されており、この環状壁36の外周縁には更に下方に垂下する円筒状延出壁38が接続されている。
【0012】
図1乃至図3を参照して説明を続けると、冠帽部6は円形天面壁40とこの天面壁40の周縁から垂下する(即ち冠帽部6が図3に示す閉位置に位置せしめられている時に天面壁40の周縁から下方に延びる)円筒状スカート壁42とを有する。天面壁40には、その内周面から垂下する(即ち冠帽部6が図3に示す閉位置に位置せしめられている時に天面壁40の内周面から下方に延びる)、環状突出部44及び円筒状シール壁46が形成されている。突出部44の垂下長さは比較的短く、その先端部外周面は断面図において半径方向内方に向かって円弧状に延びている。突出部44の半径方向外側に同心状に配設されているシール壁46は比較的長く垂下せしめられており、その先端部内周面は断面図において半径方向外方に向かって円弧状に延びている。シール壁46の内周面の自由端部には、少なくとも本体部4に対する冠帽部6の旋回中心軸線10の直径方向反対側を周方向に延びる被係合突条48が配設されていることが重要である。図示の実施形態による被係合突条48は、本体部4に対する冠帽部6の旋回中心軸線10の直径方向反対側を角度γに渡って延びる円弧形状である。角度γは60度乃至120度程度でよい。図示の好適実施形態としては、スカート壁42の内周面には、少なくとも本体部4に対する冠帽部6の旋回中心軸線10の直径方向反対側を周方向に延びる被係止手段50が形成されている。被係止手段50は、本体部4に対する冠帽部6の旋回中心軸線10の直径方向反対側を角度δに渡って延びる円弧形状である。角度δは60度乃至120度でよい。また、スカート壁42の外周面には、その下端部に半径方向外方に突出する突出片52も形成されている。
【0013】
容器蓋2が適用される容器の口頸部54も図示されている。ガラス或いはポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から形成することができる容器の口頸部54は略円筒形状であり、その外周面上端部には半径方向外方に突出する環状係止あご部56が形成されている。容器蓋2の本体部4は、容器の口頸部54の上端部を内側垂下壁26と外側垂下壁30との間に受け入れて、口頸部54に装着される。外側垂下壁30の内周面の下端部に形成されている環状突条34が口頸部54の係止あご部56の下方に係止され、これによって口頸部54に本体部4が係止される。内側垂下壁26の外周面が口頸部54の内周面に密接せしめられると共に、内側垂下壁26と外側垂下壁30との間にて主壁12の下面が口頸部54の上端部に密接せしめられ、これによって口頸部54が密封される。冠帽部6は、通常、図3に示す閉位置に位置せしめられている。冠帽部6が閉位置に位置せしめられると、スカート部42の内周面に形成されている被係止手段50が本体部4の突出壁28の外周面に形成されている係止手段32の下方に係止せしめられ、これによって冠帽部6が閉位置に係止せしめられている。冠帽部6のシール壁46の内周面は本体部4の注出案内壁22の外周面上部に密接せしめられ、冠帽部6の突出部44の外周面は本体部4の注出案内壁22の内周面上部に密接せしめられる。
【0014】
容器内に収容されている液体を注出する際には、冠帽部6を図3に示す閉位置から図1及び図2に示す開位置(或いは図1及び図2に示す位置より本体部4に向けて幾分旋回せしめられた開位置)に旋回開動せしめる。次いで、引張リング20に指を掛けて上方に引っ張ると、主壁12に形成されている破断ライン16が破断され、引張リング20及び連結柱18と共に主壁12の切取領域14が本体部4から分離され、主壁12に流出開口が生成される。しかる後においては、容器全体を傾動せしめることによって、流出開口を通じて容器内の液体を注出することができる。流出開口を通して注出される液体は、本体部4の注出案内壁22に案内されて円滑に注出される。
【0015】
所要量の液体の注出が終了すると、冠帽部6を図3に示す閉位置方向に旋回閉動せしめる。図4に示す如く、冠帽部6が閉位置に対して5度<α<15度、好ましくは8度<α<12度、である角度αをなす角度位置まで旋回せしめられると、シール壁46の被係合突条48が注出案内壁22の係合突条24に干渉し始める。かかる干渉に抗して冠帽部6を更に旋回閉動せしめると、被係合突条48が係合突条24を弾性的に乗り越える。かくすると、注出案内壁22及びシール壁46の弾性復元作用に起因して冠帽部6の旋回閉動が促進され、通常は、冠帽部6は図3に示す閉位置まで旋回閉動せしめられ、冠帽部6の被係止手段50が本体部4の係止手段32を弾性的に乗り越える。
【0016】
而して、冠帽部6のシール壁46の被係合突条48が注出案内壁22の係合突条24に干渉し始める冠帽部6のの角度位置は、冠帽部6の閉位置に対して比較的大きな角度αをなす。従って、冠帽部6がかかる角度位置になった時点にて使用者が、冠帽部6が閉位置になったと誤解する虞は実質上皆無である。従って使用者は上記角度αを超えて冠帽部6を旋回閉動せしめ、従って冠帽部6は閉位置に対して比較的小さい角度βをなす状態、即ち図5に図示する状態までは必然的に旋回閉動せしめられる。そして図5に図示する状態まで旋回閉動せしめられると、シール壁46の被係合突条48が注出案内壁22の係合突条24を乗り越えると共に、周方向全体に渡ってシール壁46の内周面が注出案内壁22の外周面に密接せしめられる。従って冠帽部6が閉位置にせしめられることなく図5に図示する状態にせしめられて放置されたとしても、容器を誤まって倒しても内容物が漏出することがなく、そしてまた微小な虫が容器内へ侵入することが充分確実に防止される。上記角度βは、β<αであると共に、1度<β<7度、好ましくは2度<β<4度、であることが重要である。
【0017】
【発明の効果】
本発明の容器蓋においては、冠帽部が閉位置に対して著しく小さい角度をなす角度位置まで旋回閉動せしめられたが閉位置まで旋回閉動せしめられることなく放置された場合でも、容器を誤って倒してしまっても内容物の流出が防止され、そしてまた微小な虫が容器内に侵入することが阻止されるようにせしめることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋を、その冠帽部を開位置にせしめた状態で示す断面図。
【図2】図1に示す容器蓋を、図1に示す状態で示す平面図。
【図3】図1に示す容器蓋を、その冠帽部を閉位置にせしめた状態で示す断面図。
【図4】冠帽部を図1及び図2に示す位置から、図3に示す位置に対して角度αをなす角度位置まで旋回閉動せしめ、シール壁の被係合突条が注出案内壁の係合突条にに干渉し始めた状態を示す断面図。
【図5】冠帽部を図1及び図2に示す位置から、図3に示す位置に対して角度βをなす角度位置まで旋回閉動せしめ、周方向全体に渡ってシール壁の内周面が注出案内壁の内周面に密接せしめられた状態を示す断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋
4:本体部
6:冠帽部
10:旋回中心軸線
12:主壁
14:切取領域
22:注出案内壁
24:係合突条
32:係止手段
40:天面壁
42:スカート壁
46:シール壁
48:被係合突条
50:被係止手段
Claims (3)
- 容器の口頸部に装着される本体部と、該本体部の上面を覆う閉位置と該本体部の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在に該本体部に接続された冠帽部とを具備し、
該本体部は口頸部の上面を覆う主壁を有し、該主壁には流出開口又は除去されることによって流出開口を生成する切取領域が形成されていると共に、該流出開口又は該切取領域の周縁から上方に延出する円筒状である注出案内壁が形成されており、該注出案内壁の外周面には少なくとも該本体部に対する該冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する係合突条が配設されており、
該冠帽部は円形天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有し、該天面壁にはその内面から垂下する円筒状シール壁が形成されており、該シール壁の内周面には、少なくとも該本体部に対する該冠帽部の該旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する被係合突条が配設されており、
該冠帽部が該開位置から、該閉位置に対して5度<α<15度である角度αをなす角度位置まで旋回閉動せしめられると該シール壁の該被係合突条が該注出案内壁の該係合突条に干渉し始め、該閉位置に対して1度<β<7度で且つβ<αである角度βをなす角度位置まで旋回閉動せしめられると、該シール壁の該被係合突条が該注出案内壁の該係合突条を弾性的に乗り越えると共に、周方向全体に渡って該シール壁の内周面が該注出案内壁の外周面に密接せしめられる、
ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。 - 該角度αは8度<α<12度であり、該角度βは2度<β<4度である、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
- 少なくとも該本体部に対する該冠帽部の該旋回中心軸線の直径方向反対側において、該本体部には係止手段が配設されており、該冠帽部の該スカート壁の内周面には被係止手段が形成されており、該冠帽部が該角度βをなす角度位置から更に旋回閉動せしめられて該閉位置にせしめられると、該被係止手段が該係止手段を乗り越える、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
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