JP2002293349A - 本体部と冠帽部とを備えた合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

本体部と冠帽部とを備えた合成樹脂製容器蓋

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JP2002293349A JP2001096742A JP2001096742A JP2002293349A JP 2002293349 A JP2002293349 A JP 2002293349A JP 2001096742 A JP2001096742 A JP 2001096742A JP 2001096742 A JP2001096742 A JP 2001096742A JP 2002293349 A JP2002293349 A JP 2002293349A
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修 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体部(4)とこの本体部に旋回自在に接続
された冠帽部(6)とを具備し、本体部には注出案内壁
(22)が形成されており、冠帽部の内面にはシール壁
(46)が形成されている合成樹脂容器蓋において、冠
帽部が閉位置に対して著しく小さい角度をなす角度位置
まで旋回閉動せしめられたが閉位置まで旋回閉動せしめ
られることなく放置された場合でも、微小な虫の容器内
への進入及び容器を誤って倒した際の内容物の漏出を阻
止できるようにせしめる。 【解決手段】 注出案内壁の外周面には少なくとも該本
体部に対する該冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側
を周方向に延在する係合突条(24)が配設されてい
る。シール壁の内周面には、少なくとも本体部に対する
冠帽部の旋回中心軸線(10)の直径方向反対側を周方
向に延在する被係合突条(48)が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食酢の如き調味料
のための容器に特に好適に適用することができる、本体
部と冠帽部とを備えた合成樹脂製容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】食酢の如き調味料のための容器の口頸部
に適用される容器蓋として、口頸部に装着される本体部
と、本体部の上面を覆う閉位置と本体部の上面を露呈せ
しめる開位置との間を旋回自在に本体部に接続された冠
帽部とを具備する合成樹脂製容器蓋が広く実用に供され
ている。本体部は容器の口頸部の上面を覆う円形主壁を
有し、かかる主壁には環状破断ラインによって囲繞され
た切取領域が配設されており、かかる破断ラインを破断
せしめて切取領域を除去することによって流出開口が生
成される。かような切取領域を配設することに代えて、
主壁に流出開口を形成することもできる。主壁には切取
領域又は流出開口の周縁から上方に延出する注出案内壁
も形成されている。本体部には、更に、係止手段も配設
されている。一方、冠帽部は円形天面壁とこの天面壁の
周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する。天面壁
にはその内面から垂下する円筒状シール壁が形成されて
いる。スカート壁には、本体部に対する冠帽部の旋回中
心軸線の直径方向反対側に位置する被係止手段が配設さ
れている。冠帽部を閉位置にせしめると、冠帽部のシー
ル壁の外周面が本体部の注出案内壁の内周面に密接せし
められ、これによって流出開口が密封される。また、冠
帽部のスカート壁に配設された被係止手段が本体部に配
設された係止手段に係止せしめられ、これによって冠帽
部が閉位置に維持される。冠帽部を開位置に旋回開動せ
しめると、冠帽部のシール壁が本体部の注出案内壁から
離隔せしめられると共に、本体部の上面が露呈され、従
って流出開口から容器内の内容物を流出することができ
る。注出案内壁は流出開口から流出される内容物を案内
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した形態
の従来の容器蓋には、次のとおりの解決すべき問題が存
在することが判明した。即ち、冠帽部を開位置に旋回開
動せしめて内容物を所要量流出せしめた後に、冠帽部を
閉位置に旋回閉動せしめる際には、閉位置に対して3度
程度の著しく小さい角度をなす角度位置まで冠帽部を旋
回閉動せしめた時点で始めて、冠帽部のスカート壁に配
設されている被係止手段が本体部に配設されている係止
手段に干渉し始める。そして、かかる角度位置を越えて
冠帽部を更に旋回閉動せしめることによって、冠帽部に
配設されている被係止手段が本体部に配設されている係
止手段を乗り越え、冠帽部が閉位置にせしめられる。然
るに、食酢の如き調味料は調理をしながら使用されるこ
とが多いが、本発明者等の経験によれば、特に消費者が
冠帽部を閉位置まで完全に旋回閉動せしめたか否かを確
認しない場合、上述した角度位置即ち被係止手段が係止
手段に干渉し始める角度位置まで旋回閉動すると、かか
る角度位置が閉位置に著しく近いことに起因して、冠帽
部は閉位置ではなくて上述した角度位置であるにもかか
わらず、消費者は冠帽部を完全に閉位置まで旋回閉動せ
しめたと誤認してしまうことが少なくない。そして、冠
帽部を閉位置まで完全に旋回閉動することなく上述した
角度位置のままで放置した場合には、冠帽部のシール壁
の外周面が本体部の注出案内壁の内周面に未だ充分に密
接せしめられていない故に、容器を誤って倒してしまっ
た場合に内容物が漏出してしまう、微小な虫が容器内に
侵入してしまう、という事態が発生する。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、本体部とこの本体部に
旋回自在に接続された冠帽部とを具備する合成樹脂製容
器蓋を改良して、冠帽部が閉位置に対して著しく小さい
角度をなす角度位置まで旋回閉動せしめられたが閉位置
まで旋回閉動せしめられることなく放置された場合で
も、容器を誤って倒してしまっても内容物の流出が防止
され、そしてまた微小な虫が容器内に侵入することが阻
止されるようにせしめることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究の
結果、本体部の注出案内壁の外周面に、少なくとも該本
体部に対する該冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側
を周方向に延在する係合突条を配設すると共に、冠帽部
の天面壁に、その内面から垂下する円筒状シール壁を形
成し、かかるシール壁の内周面に、少なくとも本体部に
対する冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向
に延在する被係合突条を配設し、冠帽部が開位置から、
閉位置に対して5度<α<15度である角度αをなす角
度位置まで旋回閉動せしめられるとシール壁の被係合突
条が注出案内壁の係合突条に干渉し始め、閉位置に対し
て1度<β<7度で且つβ<αである角度βをなす角度
位置まで旋回閉動せしめられると、シール壁の被係合突
条が注出案内壁の係合突条を弾性的に乗り越えると共
に、周方向全体に渡って該シール壁の内周面が注出案内
壁の外周面に密接せしめられるように構成することによ
って、上記主たる技術的課題を達成することができるこ
とを見出した。
【0006】即ち、本発明によれば、上記主たる技術的
課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、容器の口頸部
に装着される本体部と、該本体部の上面を覆う閉位置と
該本体部の上面を露呈せしめる開位置との間を旋回自在
に該本体部に接続された冠帽部とを具備し、該本体部は
口頸部の上面を覆う主壁を有し、該主壁には流出開口又
は除去されることによって流出開口を生成する切取領域
が形成されていると共に、該流出開口又は該切取領域の
周縁から上方に延出する円筒状である注出案内壁が形成
されており、該注出案内壁の外周面には少なくとも該本
体部に対する該冠帽部の旋回中心軸線の直径方向反対側
を周方向に延在する係合突条が配設されており、該冠帽
部は円形天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒状ス
カート壁とを有し、該天面壁にはその内面から垂下する
円筒状シール壁が形成されており、該シール壁の内周面
には、少なくとも該本体部に対する該冠帽部の該旋回中
心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する被係合突条
が配設されており、該冠帽部が該開位置から、該閉位置
に対して5度<α<15度である角度αをなす角度位置
まで旋回閉動せしめられると該シール壁の該被係合突条
が該注出案内壁の該係合突条に干渉し始め、該閉位置に
対して1度<β<7度で且つβ<αである角度βをなす
角度位置まで旋回閉動せしめられると、該シール壁の該
被係合突条が該注出案内壁の該係合突条を弾性的に乗り
越えると共に、周方向全体に渡って該シール壁の内周面
が該注出案内壁の外周面に密接せしめられる、ことを特
徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0007】好ましくは、該角度αは8度<α<12度
であり、該角度βは2度<β<4度である。好適実施形
態においては、少なくとも該本体部に対する該冠帽部の
該旋回中心軸線の直径方向反対側において、該本体部に
は係止手段が配設されており、該冠帽部の該スカート壁
の内周面には被係止手段が形成されており、該冠帽部が
該角度αをなす角度位置から該閉位置に旋回閉動せしめ
られると、該被係止手段が該係止手段を乗り越える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図
面を参照して、更に詳細に説明する。
【0009】図1乃至図3を参照して説明すると、本発
明に従って構成された全体を番号2で示す容器蓋は、ポ
リプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂か
ら全体が一体に成形されている。かかる容器蓋2は本体
部4と冠帽部6とを具備している。冠帽部6はヒンジ手
段8を介して本体部4に接続されており、図1及び図2
に図示する開位置と図3に図示する閉位置との間を旋回
中心軸線10を中心として旋回自在である。ヒンジ手段
8自体は当業者には周知の形態でよく、従って本明細書
においてはその詳細な説明を省略する。
【0010】本体部4は全体として円形である主壁12
を有する。この主壁12の中央部には、切取領域14を
規定する破断ライン16が形成されている。破断ライン
16は材料厚さを低減せしめた所謂スコアから形成され
ており、半円形状部とかかる半円形状部の両端から弦状
に延びる一対の弦状部とを有し、切取領域14は半円形
状部と二等辺三角形状部とを合わせた形状である。切取
領域14には、その二等辺三角形状部の頂角部位から上
方に延びる連結柱18が付設されており、かかる連結柱
18の上半部には引張リング20が接続されている。後
に更に言及する如く、引張リング20に指を掛けて引っ
張ることによって破断ライン16を破断して切取領域1
4を主壁12から除去すると、主壁12に流出開口が生
成される。所望ならば、切取領域14を除去することに
よって流出開口を生成せしめることに代えて、主壁12
に予め流出開口を形成し、必要に応じてかかる流出開口
を剥離自在な閉鎖部材によって閉じることもできる。主
壁12には、切取領域14の周縁から上方に延びる円筒
状である注出案内壁22が形成されている。図示の注出
案内壁22における上端部は上方に向かって半径方向外
方に傾斜して延びる逆円錐台形状であり、注出案内壁2
2の外周面の上端部には、周方向全体に渡って延在する
係合突条24が配設されている。主壁12には、更に、
切取領域14の周縁から下方に垂下する円筒状内側垂下
壁26も形成されている。
【0011】主壁12の外周縁には上方に延びる円筒状
突出壁28と下方に垂下する円筒状外側垂下壁30とが
形成されている。突出壁28の外周面の上端部には周方
向全体に渡って延在する環状突条でよい係止手段32が
配設されている。外側垂下壁30の内周面の下端部には
周方向全体に渡って延在する環状突条34が形成されて
いる。そして外側垂下壁30にはその下端から半径方向
外方に実質上水平に突出する環状壁36が接続されてお
り、この環状壁36の外周縁には更に下方に垂下する円
筒状延出壁38が接続されている。
【0012】図1乃至図3を参照して説明を続けると、
冠帽部6は円形天面壁40とこの天面壁40の周縁から
垂下する(即ち冠帽部6が図3に示す閉位置に位置せし
められている時に天面壁40の周縁から下方に延びる)
円筒状スカート壁42とを有する。天面壁40には、そ
の内周面から垂下する(即ち冠帽部6が図3に示す閉位
置に位置せしめられている時に天面壁40の内周面から
下方に延びる)、環状突出部44及び円筒状シール壁4
6が形成されている。突出部44の垂下長さは比較的短
く、その先端部外周面は断面図において半径方向内方に
向かって円弧状に延びている。突出部44の半径方向外
側に同心状に配設されているシール壁46は比較的長く
垂下せしめられており、その先端部内周面は断面図にお
いて半径方向外方に向かって円弧状に延びている。シー
ル壁46の内周面の自由端部には、少なくとも本体部4
に対する冠帽部6の旋回中心軸線10の直径方向反対側
を周方向に延びる被係合突条48が配設されていること
が重要である。図示の実施形態による被係合突条48
は、本体部4に対する冠帽部6の旋回中心軸線10の直
径方向反対側を角度γに渡って延びる円弧形状である。
角度γは60度乃至120度程度でよい。図示の好適実
施形態としては、スカート壁42の内周面には、少なく
とも本体部4に対する冠帽部6の旋回中心軸線10の直
径方向反対側を周方向に延びる被係止手段50が形成さ
れている。被係止手段50は、本体部4に対する冠帽部
6の旋回中心軸線10の直径方向反対側を角度δに渡っ
て延びる円弧形状である。角度δは60度乃至120度
でよい。また、スカート壁42の外周面には、その下端
部に半径方向外方に突出する突出片52も形成されてい
る。
【0013】容器蓋2が適用される容器の口頸部54も
図示されている。ガラス或いはポリエチレンテレフタレ
ートの如き適宜の合成樹脂から形成することができる容
器の口頸部54は略円筒形状であり、その外周面上端部
には半径方向外方に突出する環状係止あご部56が形成
されている。容器蓋2の本体部4は、容器の口頸部54
の上端部を内側垂下壁26と外側垂下壁30との間に受
け入れて、口頸部54に装着される。外側垂下壁30の
内周面の下端部に形成されている環状突条34が口頸部
54の係止あご部56の下方に係止され、これによって
口頸部54に本体部4が係止される。内側垂下壁26の
外周面が口頸部54の内周面に密接せしめられると共
に、内側垂下壁26と外側垂下壁30との間にて主壁1
2の下面が口頸部54の上端部に密接せしめられ、これ
によって口頸部54が密封される。冠帽部6は、通常、
図3に示す閉位置に位置せしめられている。冠帽部6が
閉位置に位置せしめられると、スカート部42の内周面
に形成されている被係止手段50が本体部4の突出壁2
8の外周面に形成されている係止手段32の下方に係止
せしめられ、これによって冠帽部6が閉位置に係止せし
められている。冠帽部6のシール壁46の内周面は本体
部4の注出案内壁22の外周面上部に密接せしめられ、
冠帽部6の突出部44の外周面は本体部4の注出案内壁
22の内周面上部に密接せしめられる。
【0014】容器内に収容されている液体を注出する際
には、冠帽部6を図3に示す閉位置から図1及び図2に
示す開位置(或いは図1及び図2に示す位置より本体部
4に向けて幾分旋回せしめられた開位置)に旋回開動せ
しめる。次いで、引張リング20に指を掛けて上方に引
っ張ると、主壁12に形成されている破断ライン16が
破断され、引張リング20及び連結柱18と共に主壁1
2の切取領域14が本体部4から分離され、主壁12に
流出開口が生成される。しかる後においては、容器全体
を傾動せしめることによって、流出開口を通じて容器内
の液体を注出することができる。流出開口を通して注出
される液体は、本体部4の注出案内壁22に案内されて
円滑に注出される。
【0015】所要量の液体の注出が終了すると、冠帽部
6を図3に示す閉位置方向に旋回閉動せしめる。図4に
示す如く、冠帽部6が閉位置に対して5度<α<15
度、好ましくは8度<α<12度、である角度αをなす
角度位置まで旋回せしめられると、シール壁46の被係
合突条48が注出案内壁22の係合突条24に干渉し始
める。かかる干渉に抗して冠帽部6を更に旋回閉動せし
めると、被係合突条48が共に係合突条24を弾性的に
乗り越える。かくすると、注出案内壁22及びシール壁
46の弾性復元作用に起因して冠帽部6の旋回閉動が促
進され、通常は、冠帽部6は図3に示す閉位置まで旋回
閉動せしめられ、冠帽部6の被係止手段50が本体部4
の係止手段32をを弾性的に乗り越える。
【0016】而して、冠帽部6のシール壁46の被係合
突条48が注出案内壁22の係合突条24に干渉し始め
る冠帽部6のの角度位置は、冠帽部6の閉位置に対して
比較的大きな角度αをなす。従って、冠帽部6がかかる
角度位置になった時点にて使用者が、冠帽部6が閉位置
になったと誤解する虞は実質上皆無である。従って使用
者は上記角度αを超えて冠帽部6を旋回閉動せしめ、従
って冠帽部6は閉位置に対して比較的小さい角度βをな
す状態、即ち図5に図示する状態までは必然的に旋回閉
動せしめられる。そして図5に図示する状態まで旋回閉
動せしめられると、シール壁46の被係合突条48が注
出案内壁22の係合突条24を乗り越えると共に、周方
向全体に渡ってシール壁46の内周面が注出案内壁22
の外周面に密接せしめられる。従って冠帽部6が閉位置
にせしめられることなく図5に図示する状態にせしめら
れて放置されたとしても、容器を誤まって倒しても内容
物が漏出することがなく、そしてまた微小な虫が容器内
へ侵入することが充分確実に防止される。上記角度β
は、β<αであると共に、1度<β<7度、好ましくは
2度<β<4度、であることが重要である。
【0017】
【発明の効果】本発明の容器蓋においては、冠帽部が閉
位置に対して著しく小さい角度をなす角度位置まで旋回
閉動せしめられたが閉位置まで旋回閉動せしめられるこ
となく放置された場合でも、容器を誤って倒してしまっ
ても内容物の流出が防止され、そしてまた微小な虫が容
器内に侵入することが阻止されるようにせしめることで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋を、その冠帽
部を開位置にせしめた状態で示す断面図。
【図2】図1に示す容器蓋を、図1に示す状態で示す平
面図。
【図3】図1に示す容器蓋を、その冠帽部を閉位置にせ
しめた状態で示す断面図。
【図4】冠帽部を図1及び図2に示す位置から、図3に
示す位置に対して角度αをなす角度位置まで旋回閉動せ
しめ、シール壁の被係合突条が注出案内壁の係合突条に
に干渉し始めた状態を示す断面図。
【図5】冠帽部を図1及び図2に示す位置から、図3に
示す位置に対して角度βをなす角度位置まで旋回閉動せ
しめ、周方向全体に渡ってシール壁の内周面が注出案内
壁の内周面に密接せしめられた状態を示す断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋 4:本体部 6:冠帽部 10:旋回中心軸線 12:主壁 14:切取領域 22:注出案内壁 24:係合突条 32:係止手段 40:天面壁 42:スカート壁 46:シール壁 48:被係合突条 50:被係止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻口 洋一 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA24 AA32 AB01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DB13 DC04 DC05 FA03 FC03 FC07 GA06 GA08 GB06 GB12 HA03 HB02 HC03 HD04 KA20 KB01 LA03 LB02 LB07 LD01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口頸部に装着される本体部と、該
    本体部の上面を覆う閉位置と該本体部の上面を露呈せし
    める開位置との間を旋回自在に該本体部に接続された冠
    帽部とを具備し、 該本体部は口頸部の上面を覆う主壁を有し、該主壁には
    流出開口又は除去されることによって流出開口を生成す
    る切取領域が形成されていると共に、該流出開口又は該
    切取領域の周縁から上方に延出する円筒状である注出案
    内壁が形成されており、該注出案内壁の外周面には少な
    くとも該本体部に対する該冠帽部の旋回中心軸線の直径
    方向反対側を周方向に延在する係合突条が配設されてお
    り、 該冠帽部は円形天面壁と該天面壁の周縁から垂下する円
    筒状スカート壁とを有し、該天面壁にはその内面から垂
    下する円筒状シール壁が形成されており、該シール壁の
    内周面には、少なくとも該本体部に対する該冠帽部の該
    旋回中心軸線の直径方向反対側を周方向に延在する被係
    合突条が配設されており、 該冠帽部が該開位置から、該閉位置に対して5度<α<
    15度である角度αをなす角度位置まで旋回閉動せしめ
    られると該シール壁の該被係合突条が該注出案内壁の該
    係合突条に干渉し始め、該閉位置に対して1度<β<7
    度で且つβ<αである角度βをなす角度位置まで旋回閉
    動せしめられると、該シール壁の該被係合突条が該注出
    案内壁の該係合突条を弾性的に乗り越えると共に、周方
    向全体に渡って該シール壁の内周面が該注出案内壁の外
    周面に密接せしめられる、 ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 【請求項2】 該角度αは8度<α<12度であり、該
    角度βは2度<β<4度である、請求項1記載の合成樹
    脂製容器蓋。
  3. 【請求項3】 少なくとも該本体部に対する該冠帽部の
    該旋回中心軸線の直径方向反対側において、該本体部に
    は係止手段が配設されており、該冠帽部の該スカート壁
    の内周面には被係止手段が形成されており、該冠帽部が
    該角度αをなす角度位置から該閉位置に旋回閉動せしめ
    られると、該被係止手段が該係止手段を乗り越える、請
    求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
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