JP2001240102A - 流出筒を備えた容器蓋 - Google Patents

流出筒を備えた容器蓋

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JP2001240102A JP2000057286A JP2000057286A JP2001240102A JP 2001240102 A JP2001240102 A JP 2001240102A JP 2000057286 A JP2000057286 A JP 2000057286A JP 2000057286 A JP2000057286 A JP 2000057286A JP 2001240102 A JP2001240102 A JP 2001240102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋本体(4)、流出筒(6、106)及び外
蓋(8、108)を具備する容器蓋(2、102)にお
いて、単に外蓋を開閉せしめさえすれば、これに応じて
流出筒が所要どうりに起立及び倒伏せしめられるように
なす。 【解決手段】 蓋本体(4)の主壁(12)の上面に流
出筒(6、106)を旋回自在に装着し、外蓋(8、1
08)が閉位置においては蓋本体(4)の主壁(12)
及び流出筒(6、106)を覆い、外蓋(8、108)
が閉位置から開位置に旋回せしめられる際には、外蓋
(8、108)のスカート壁(14)の下端内周面が閉
鎖位置にある流出筒(6、106)に干渉して流出筒
(6、106)を閉鎖位置から流出位置に起立せしめ、
外蓋(8、108)が開位置から閉位置に旋回せしめら
れる際には、外蓋(8、108)が流出位置にある流出
筒(6、106)に干渉して流出筒(6、106)を流
出位置から閉鎖位置に倒伏せしめ、次いで閉位置に旋回
せしめられるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を収容した容
器の口頸部に適用される容器蓋、更に詳しくは、容器内
の液体を流出せしめるための流出筒を備えた容器蓋に関
する。
【0002】
【従来の技術】飲料の如き液体を収容した容器の口頸部
に適用される容器蓋として、実開昭60−96254号
公報及び実開昭60−96255号公報には、容器の口
頸部に装着される蓋本体及びこの蓋本体に装着された流
出筒を具備した容器蓋が開示されている。蓋本体は円形
主壁とこの主壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁を
有し、スカート壁が容器の口頸部の外周面に被嵌され、
主壁が口頸部の頂面を覆う。主壁には流出孔が形成され
ている。流出筒は起立せしめられた流出位置と倒伏せし
められた閉鎖位置との間を旋回自在に蓋本体の主壁の上
面に装着されている。流出筒には貫通流出路が規定され
ており、流出筒が流出位置に起立せしめられると、流出
筒の貫通流出路が蓋本体の主壁における流出孔を介して
容器内に連通せしめられ、従って、例えば流出筒を口に
銜えて吸引することによって容器の内容物を飲むことが
できる。流出筒が閉鎖位置に倒伏せしめられると、貫通
流出路が流出孔と非連通にせしめられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した形態
の従来の容器蓋には次のとおりの解決すべき問題が存在
する。第一に、流出筒は常に露呈されており、流出筒を
口に銜える場合に衛生上好ましくない。第二に、上記実
開昭60−96254号公報に開示されている形態にお
いては、流出筒を旋回せしめるためには流出筒に直接的
に指を掛ける必要があり、この点からも衛生上好ましく
ない。一方、上記実開平60−96255号公報に開示
されている形態においては、蓋本体の主壁に配設された
旋回手段を操作することによって流出筒を旋回せしめる
ことができるが、旋回手段自体の構成と共に旋回手段と
流出筒との接続に関する構成に起因して製作が必ずしも
容易でない。
【0004】上記第一の問題は、蓋本体に被嵌されて蓋
本体の主壁と閉鎖位置に位置せしめられている流出筒と
を覆う外蓋を付加することによって解決することができ
る。しかしながら、単に外蓋を付加した場合には、容器
の内容物を流出せしめる際には、蓋本体に対して外蓋を
開位置に移動或いは蓋本体から離脱し、そして更に流出
筒を閉鎖位置から流出位置に起立せしめる必要があり、
容器の内容物の流出を終了した後には、流出筒を流出位
置から閉鎖位置に倒伏し、そして更に蓋本体に対して外
蓋を閉位置に移動或いは蓋本体に被嵌せしめることが必
要であり、容器蓋の操作が相当煩雑になる。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、蓋本体の主壁と閉鎖位
置にある流出筒を覆うことができる外蓋を付加するにも
かかわらず、単に外蓋を開閉せしめさえすれば、これに
応じて流出筒が所要とおりに旋回、即ち起立及び倒伏せ
しめられ、かくして従来の容器蓋に存在する上述したと
おりの問題の全てを解決する、新規且つ優れた容器蓋を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意検討の
結果、蓋本体における主壁の上面に流出筒を旋回自在に
装着すると共に、蓋本体に外蓋を旋回自在に装着し、外
蓋と流出筒との装着位置、寸法等を適宜に設定して、外
蓋が閉位置から開位置に旋回せしめられる際には、外蓋
が閉鎖位置にある流出筒に干渉して流出筒を閉鎖位置か
ら流出位置に起立せしめ、次いで外蓋及び/又は流出筒
の弾性変形に起因して流出筒から離隔して開位置に旋回
せしめられ、外蓋が開位置から閉位置に旋回せしめられ
る際には、外蓋が流出位置にある流出筒に干渉して流出
筒を流出位置から閉鎖位置に倒伏せしめて、該閉位置に
旋回せしめられる、ように構成することによって、上記
主たる技術的課題を達成することができることを見出し
た。
【0007】即ち、本発明によれば、上記主たる技術的
課題を達成する容器蓋として、容器の口頸部に装着され
る蓋本体、貫通流出路を有する流出筒及び外蓋から構成
され、該蓋本体は容器の口頸部の頂面を覆う主壁を有
し、該主壁には流出孔が形成されており、該流出筒は流
出位置と閉鎖位置との間を旋回自在に該蓋本体の該主壁
の上面に装着されており、該流出位置においては該主壁
の該流出孔から上方に延び、該貫通流出路が該流出孔を
介して容器内に連通せしめられ、該流出位置から該閉鎖
位置に倒伏せしめられると、該貫通流出路が該流出孔と
非連通にせしめられ、該外蓋は閉位置と開位置との間を
旋回自在に該蓋本体に装着されており、該閉位置におい
ては該蓋本体の該主壁及び該流出筒を覆い、該開位置に
おいては該蓋本体の該主壁及び該流出筒を露呈せしめ、
該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる際に
は、該外蓋が該閉鎖位置にある該流出筒に干渉して該流
出筒を該閉鎖位置から該流出位置に起立せしめ、次いで
該外蓋及び/又は該流出筒の弾性変形に起因して該流出
筒から離隔して該開位置に旋回せしめられ、該外蓋が該
開位置から該閉位置に旋回せしめられる際には、該外蓋
が該流出位置にある該流出筒に干渉して該流出筒を該流
出位置から該閉鎖位置に倒伏せしめて、該閉位置に旋回
せしめられる、ことを特徴とする容器蓋が提供される。
【0008】好適実施形態においては、該流出筒の旋回
中心軸線と該外蓋の旋回中心軸線とは実質上平行に延び
ており、該外蓋の該旋回中心軸線は該流出筒の該旋回中
心軸線よりも下方で且つ半径方向外方に位置せしめられ
ている。該外蓋は円形天面壁と該天面壁の周縁から垂下
する円筒状スカート壁とを有し、該外蓋が該閉位置から
該開位置に旋回せしめられる際には該スカート壁の下端
部内周面が該流出筒の先端部に干渉し、該外蓋が該開位
置から該閉位置に旋回せしめられる際には該スカート壁
の下端乃至下端部内周面が該流出筒の先端部に干渉す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態を図
示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0010】本発明に従って構成された容器蓋の好適実
施形態を図示している図1乃至図3を参照して説明する
と、全体を番号2で示す図示の容器蓋は、蓋本体4、流
出筒6、外蓋8及び中栓10から構成されている。蓋本
体4と外蓋8とは、ポリプロピレン、ポリエチレンの如
き適宜の合成樹脂から一体に成形されている。流出筒6
と中栓10とは、夫々、別個独立に、ポリプロピレン、
ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から成形されてい
る。
【0011】図1乃至図3を参照して説明を続けると、
図示の実施形態における蓋本体4は、実質上水平に延在
する円形状の主壁12と、この主壁12の周縁から垂下
する円筒形状のスカート壁14とを有する。主壁12に
は、その中心から図2において幾分右方に変位した位置
に流出孔16が形成されている。図4及び図5を参照す
ることによって明確に理解される如く、図示の実施形態
における流出孔16は横断面形状が正方形である。主壁
12の下面には流出孔16の周縁から垂下する四角筒部
18が形成されており、かかる四角筒部の下端には逆止
弁20が配設されている。かかる逆止弁20は、図5に
二点鎖線で図示する如く、蓋本体4を射出成形する際
に、四角筒部の対向する2側縁から下方に垂下する2枚
の薄肉片20a及び20bを成形しておき、後にかかる
2枚の薄肉片20a及び20bを上方に強制的に折り返
して実線で示す状態にせしめることによって好都合に形
成することができる。主壁12の上面には、流出孔16
の周縁から上方に突出する座部22が形成されている。
この座部22は、図2における断面において円弧状であ
り、図2において紙面に垂直な方向、図3において上下
方向には真直に延びる座面を有する。座部22の両側に
は溝24が形成されている。
【0012】図2を参照することによって理解される如
く、主壁12の下面周縁部には環状垂下壁26が形成さ
れており、かかる垂下壁26の下面には2条の密封突条
が形成されている。主壁12の上面には、図1及び図3
に図示する如く、図3において上下方向に間隔をおいて
実質上鉛直に上方に延びる一対の装着壁28が形成され
ている。図6に図示する如く、装着壁28の各々の内面
には円形状の軸受凹部30が形成されている。装着壁2
8の各々の内面には、更に、軸受凹部30の上部を上方
に開放せしめている逆三角形状の案内凹部31も形成さ
れている。主壁12の上面には、更に、流出筒6の流出
位置を規定する流出位置規制片32と、流出筒6の閉鎖
位置を規制する閉鎖位置規制片34とが形成されてい
る。流出位置規制片32は上記装着壁28の後端(図3
において右端)間に配設されている。閉鎖位置規制片3
4は図3において上記装着壁28から左方に間隔を置い
て配設されている。流出位置規制片32及び閉鎖位置規
制片34は共に実質上鉛直に突出する平板形状であり、
相互に平行に延在せしめられている。
【0013】蓋本体4のスカート壁14の外周面上部に
は上方を向いた環状肩面36が形成されている。そし
て、この環状肩面36よりも上方にて、スカート壁14
の外周面には環状係止突条38が形成されている。スカ
ート壁14の外周面における環状肩面36よりも下方の
部分には、軸線方向に延びる凹凸、即ちローレット40
が形成されている。一方、スカート壁14の内周面の上
部には環状保持突条42が形成されている。また、スカ
ート壁14の内周面の中間部には雌螺条44が形成され
ている。
【0014】蓋本体4と一体に成形される外蓋8は、円
形天面壁46とこの天面壁46の周縁から垂下する円筒
状スカート壁48とを有する。スカート壁48の内周面
下端には環状係止突条50が形成されている。スカート
壁48の外周面下端における特定角度部位には把持突起
52が形成されている。図3を参照することによって明
確に理解される如く、外蓋8はヒンジ連結手段54を介
して蓋本体4に一体に接続されている。ヒンジ連結手段
54は、外蓋8におけるスカート壁48の外周面下端に
おける特定角度部位(上記把持突起52に対して直径方
向反対に位置する部位)と蓋本体4におけるスカート壁
14の環状肩面36の特定角度部位との間に配設されて
おり、蓋本体4に対して外蓋8を図1及び図2に二点鎖
線8Aで示す閉位置と図1乃至図3に実線で示す開位置
との間を旋回中心軸線56を中心として旋回自在に接続
している。当業者には周知の形態である図示のヒンジ連
結手段54は、外蓋8を閉位置から開位置に向けて所要
角度を越えて旋回せしめると外蓋8を開位置に弾性的に
偏倚し、そしてまた外蓋8を開位置から閉位置に向けて
所要角度を越えて旋回せしめると外蓋8を閉位置に弾性
的に偏倚する。外蓋8が図1及び図2に二点鎖線8Aで
示す閉位置に位置せしめられると、外蓋8のスカート壁
48の内周面に形成されている環状係止突条50が蓋本
体のスカート壁14の外周面に形成されている環状係止
突条38を弾性的に乗り越えてその下方に係合せしめら
れ、これによって外蓋8が閉位置に維持される。
【0015】図1乃至図3を参照して説明を続けると、
流出筒6は基部58と延在部60とを有する。図2に明
確に図示する如く、流出筒6には基部58及び延在部6
0を通って延びる貫通流出路62が形成されている。こ
の貫通流出路62の横断面形状は円形でよい。基部58
の外形は、図2において紙面に垂直な方向に延びる略円
筒形状でよく、延在部60の外形は、基部58に対して
実質上垂直に延びる円筒形状でよい。基部58の外形
は、蓋本体4の主壁12に形成されている上記座部22
の上面形状に対応せしめられている。基部58の両端面
には円柱形状の軸部64が形成されている。かような流
出筒6は、その軸部64を、蓋本体4の主壁12に形成
されている一対の装着壁28の内面に形成されている上
記軸受凹部30に案内凹部31を通して強制的に挿入す
ることによって、図1乃至図3に二点鎖線6Aで示す閉
鎖位置と図1乃至図3に実線で示す流出位置との間を旋
回自在に、蓋本体4に装着される。流出筒6はその軸部
64(及び軸受孔30)の中心軸線を旋回中心軸線66
として旋回せしめられる。流出筒6の基部58と延在部
60との境界部には、流出筒6が流出位置にある状態に
おいて図2において右方に突出する板状突起68が形成
されている。流出筒6が流出位置から閉鎖位置に旋回せ
しめられると、流出筒6の延在部60の下面が蓋本体4
の主壁12に形成されている閉位置規制片34に当接せ
しめられ、これによって流出筒6が閉鎖位置を越えて図
2において更に反時計方向に旋回することが阻止され
る。流出筒6が閉鎖位置から流出位置に旋回せしめられ
ると、流出筒6の板状突起68が蓋本体4の主壁12に
形成されている流出位置規制片32の上面に当接し、こ
れによって流出筒6が流出位置を越えて図3において更
に時計方向に旋回することが阻止される。図2を参照す
ることによって明確に理解される如く、流出筒6が流出
位置に位置せしめられると、流出筒6に形成されている
貫通流出路62が蓋本体4の主壁12に形成されている
流出孔16に直接的に接続される。流出筒6が二点鎖線
6Aで示す閉鎖位置に位置せしめられると、流出筒6の
貫通流出路62は流出孔16から離隔せしめられ、流出
孔16の周囲に配設されている座部22に接触せしめら
れている流出筒6の外面が流出孔16を閉じる。
【0016】図2を参照して説明を続けると、図示の実
施形態においては、流出筒6は旋回中心軸線66を中心
として旋回せしめられ、かかる旋回の際に流出筒6の先
端は一点鎖線で示す軌跡Xを描く。一方、外蓋8は旋回
中心軸線56を中心として旋回せしめられ、かかる旋回
の際に、スカート壁48の内周面下端における、旋回中
心軸線56から最も離隔した点は一点鎖線で示す軌跡Y
を描く。図2から明確に理解されるとおり、旋回中心軸
線66と旋回中心軸線56とは相互に平行であり、旋回
中心軸線56は旋回中心軸線66よりも下方に且つ半径
方向外方に位置せしめられている。図2に図示する軌跡
Xと軌跡Yとを比較参照することによって理解される如
く、外蓋8を閉位置から開位置に旋回せしめる際には、
外蓋8のスカート壁48の下端部内周面が流出筒6の先
端部に干渉する。従って、外蓋8の旋回に付随して流出
筒6も閉鎖位置から流出位置に向けて旋回せしめられ
る。外蓋8が二点鎖線8Bで示す位置まで旋回せしめら
れ、流出筒6が実線で示す流出位置まで旋回せしめられ
ると、流出筒6の板状突起68が蓋本体4の主壁12に
形成されている流出位置規制片32の上面に当接し、こ
れによって流出筒6が図2において更に時計方向に旋回
することが阻止される。従って、しかる後においては、
外蓋8及び/又は流出筒6が弾性変形することによっ
て、外蓋8が流出筒6から離隔せしめられ、流出筒6を
流出位置に残留せしめて外蓋8が開位置に旋回せしめら
れる。
【0017】外蓋8を開位置から閉位置に旋回せしめる
際には、外蓋8が図2に二点鎖線8Cで示す位置まで旋
回せしめられると、外蓋8のスカート壁48の下面乃至
内周面下端部が流出筒6の先端に当接する。従って、外
蓋8が更に旋回せしめられると、これに付随して流出筒
6も流出位置から二点鎖線6Aで示す閉鎖位置に向けて
旋回せしめられる。流出筒6が二点鎖線6Aで示す閉鎖
位置まで旋回せしめられると、流出筒6の延在部60の
下面が蓋本体4の主壁12に形成されている閉位置規制
片34に当接せしめられ、これによって流出筒6が図2
において更に反時計方向に旋回することが阻止される。
従って、しかる後においては、流出筒6を閉鎖位置に残
留せしめて外蓋8が閉位置まで旋回せしめられる。この
際には、外蓋及び/又は流出筒6が弾性変形せしめら
れ、外蓋8が流出筒6に対して相対的に旋回することが
許容される。
【0018】図2を参照して説明すると、容器蓋2を容
器70に適用する前に、蓋本体4に中栓10が組み合わ
される。この中栓10は、円形底壁72とこの円形底壁
72の周縁から上方に延びる円筒状の側面壁74を含ん
でいる。この側面壁74の内周面には引っ張りリング7
6が接続されている。側面壁74の外周面上端部には、
半径方向外側に突出する薄肉フランジ78が形成されて
いる。かような中栓10は、その薄肉フランジ78を蓋
本体4におけるスカート壁14の内周面の上部に形成さ
れている環状保持突起42に弾性的に係止せしめること
によって、比較的弱く、換言すれば小さい力で容易に離
脱されるように、蓋本体4に保持される。
【0019】図2を参照して説明を続けると、中栓10
が組み合わされ、外蓋8が閉位置に位置せしめられた容
器蓋2は、ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合
成樹脂から形成することができる容器70の口頸部80
に装着される。容器70の口頸部80は略円筒形状であ
り、その外周面には雄螺条82が形成されている。容器
蓋2は、その蓋本体43を口頸部80に被嵌し、閉方向
即ち図2において上方から見て時計方向に回転せしめる
ことによって、口頸部80に装着される。蓋本体4のス
カート壁14の内周面に形成されている雌螺条44が口
頸部80の雄螺条82に螺合せしめられ、蓋本体4に組
み合わされた中栓10は、図2に2点鎖線で示す如く、
口頸部80の頂面に当接することによって蓋本体4に対
して相対的に若干上昇されて、蓋本体4の垂下壁26と
口頸部80の頂面との間に把持され、そのスカート壁1
4の外周面が口頸部80の内周面に密接せしめられる。
【0020】例えば液体飲料である容器70の内容物を
飲む際には、蓋本体4のスカート壁14のローレット4
0に指を掛けて、外蓋8を開方向即ち図2において時計
方向に回転せしめる。かくすると、蓋本体4の雌螺条4
4が口頸部80の雄螺条82に沿って移動せしめられる
故に、蓋本体4(従って外蓋8、流出筒6)は回転と共
に上昇せしめられるが、中栓10だけは、上述した如く
小さな力で容易に離脱され得るように蓋本体4に組み合
わされているので、蓋本体4から離脱せしめられて口頸
部80に残留せしめられる。しかる後に引っ張りリング
76に指を掛けて中栓10を口頸部80から離脱せしめ
て口頸部80を開封する。次いで、中栓10が離脱され
た口頸部80に容器蓋2を再び装着、即ち蓋本体4を口
頸部80に被嵌して閉方向に回転せしめ、蓋本体4のス
カート壁14に形成されている雌螺条44を口頸部80
の雄螺条82に螺合せしめる。かくすると、蓋本体4の
主壁12の下面に形成されている環状垂下壁26が口頸
部80の頂面に当接せしめられ、これによって口頸部8
0が密封される。しかる後に旋回中心軸線56を中心と
して、外蓋8を図1及び図2に実線で図示する開位置に
旋回せしめると、外蓋8のスカート壁48の下端部内周
面が流出筒6の先端部に干渉し、外蓋8の旋回に付随し
て流出筒6も閉鎖位置から流出位置に向けて旋回せしめ
られる。外蓋8が二点鎖線8Bで示す位置まで旋回せし
められると、流出筒6が実線で示す流出位置まで旋回せ
しめられ、流出筒6の板状突起68が流出位置規制片3
2の上面に当接すると共に流出筒6の基部58が流出位
置規制片32の前面に当接し、これによって流出筒6
が、図2において更に時計方向に旋回することが阻止さ
れる。外蓋8を二点鎖線8Bで示す位置より更に時計方
向に旋回すると、外蓋8及び/又は流出筒6が弾性変形
することによって、外蓋8は流出筒6から離隔せしめら
れ、流出筒6を流出位置に残留せしめて、外蓋8は開位
置まで旋回せしめられる。流出筒6は、流出位置におい
ては主壁12の流出孔16から上方に延び、貫通流出路
62が流出孔16を介して、容器70内に連通せしめら
れる。従って、流出筒6の先端部を口に銜えて吸引する
と、逆止弁20の下流側即ち上方が負圧になり、逆止弁
20の薄肉片20a及び20bは図2において上方に折
り曲げられ、逆止弁20が開放される。これによって容
器70に収容されている内容物は、流出孔16、貫通流
出路62を通って排出される。必要に応じて、容器70
の主部を幾分押し潰して容器70からの内容物の排出を
促進することもできる。所要量の飲料を飲んだ後、流出
筒6の吸引又は容器の主部の押し潰しを止めると、逆止
弁20の2枚の薄肉片20a及び20bは、自身の弾性
力により、図2において下方に復元し、逆止弁20は閉
鎖される。その後、旋回中心軸線56を中心として、外
蓋8を図1及び図2に図示する閉位置に旋回せしめる。
この際には、外蓋8が図2に2点鎖線8Cで示す位置ま
で旋回せしめられると、外蓋8のスカート壁48の下面
乃至内周面下端部が流出筒6の先端に当接し、従って外
蓋8が更に旋回せしめられると、これに付随して流出筒
6も流出位置から二点鎖線6Aで示す閉鎖位置に向けて
旋回せしめられる。流出筒6が図1乃至図2において二
点鎖線6Aで示す閉鎖位置まで旋回せしめられると、流
出筒6の延在部60の下面が蓋本体4の主壁12に形成
されている閉位置規制片34に当接せしめられ、これに
よって流出筒6が更に反時計方向に旋回することが阻止
される。流出筒6が二点鎖線8Aで示す閉鎖位置に位置
せしめられると、流出筒6の貫通流出路62は流出孔1
6から離隔せしめられ、流出孔16の周囲に配設されて
いる座部22に接触せしめられている流出筒6の外面が
流出孔16を閉じる。かくして、流出筒6を通しての内
容物の排出が充分確実に密封される。外蓋8は更に旋回
せしめられて、図2に二点鎖線8Aで示す閉位置にせし
められる。
【0021】図7は、本発明に従って構成された容器蓋
の変形実施形態を図示している。図7に図示する容器蓋
102においては、外蓋108の円筒状スカート壁14
8の内周面における特定角度部位に凸部135が形成さ
れている。そして、外蓋108が閉位置に位置せしめら
れている時には、かかる凸部135が流出筒106の先
端に密接せしめられ、これによって流出筒106の貫通
流出路162の下流端が閉鎖される。また、凸部135
が流出筒106の先端に密接せしめられることによっ
て、流出筒106は図示の閉鎖位置に維持され、従って
図7に図示する変形実施形態においては閉鎖位置規制片
(図1乃至図3における閉鎖位置規制片34)の配設が
省略されている。図7に図示する変形実施形態において
は、更に、流出位置規制片132の内面にも凸部137
が形成されており、流出筒106が閉鎖位置に位置せし
められると、凸部137が流出筒106の基端に密接せ
しめられ、これによって流出筒106の貫通流出路16
2の上流端も閉鎖される。流出位置規制片132の内側
に突部137が形成されていることに対応せしめて、流
出筒106の基部158の所要位置(流出筒106が閉
鎖位置にある時の上面)に凹部139が形成されてい
る。流出筒106が実質上鉛直に上方に延びる流出位置
に旋回せしめられると、凸部137が凹部139に受け
入れられる。図7に図示する変形実施形態の上述した構
成以外は、図1乃至図6に図示する実施形態と実質上同
一である。
【0022】
【発明の効果】本発明の容器蓋においては、蓋本体の主
壁と閉鎖位置にある流出筒を覆うことができる外蓋を付
加するにもかかわらず、単に外蓋を開閉せしめさえすれ
ば、これに応じて流出筒が所要どうりに旋回、即ち起立
及び倒伏せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形
態を示す斜面図。
【図2】図1に示す容器蓋の縦断面図。
【図3】図1に示す容器蓋の平面図。
【図4】図1に示す容器蓋の逆止弁を示す部分平面図。
【図5】図1に示す容器蓋の逆止弁を示す部分断面図。
【図6】図1に示す容器蓋の装着壁の内面を示す部分斜
面図。
【図7】本発明に従って構成された容器蓋の変形実施形
態を示す縦断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋 4:蓋本体 6:流出筒 8:外蓋 12:主壁 16:流出孔 46:円形天面壁 48:スカート壁 56:旋回中心軸線 62:貫通流出路 66:旋回中心軸線 70:容器 70:口頸部 102:容器蓋 106:流出筒 108:外蓋 162:貫通流出路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月14日(2000.11.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】蓋本体4と一体に成形される外蓋8は、円
形天面壁46とこの天面壁46の周縁から垂下する円筒
状スカート壁48とを有する。スカート壁48の内周面
下端には環状係止突条50が形成されている。スカート
壁48の外周面下端における特定角度部位には把持突起
52が形成されている。図3を参照することによって明
確に理解される如く、外蓋8はヒンジ連結手段54を介
して蓋本体4に一体に接続されている。ヒンジ連結手段
54は、外蓋8におけるスカート壁48の外周面下端に
おける特定角度部位(上記把持突起52に対して直径方
向反対に位置する部位)と蓋本体4におけるスカート壁
14の環状肩面36の特定角度部位との間に配設されて
おり、蓋本体4に対して外蓋8を図1及び図2に二点鎖
線8Aで示す閉位置と図1乃至図3に実線で示す開位置
との間を旋回中心軸線56を中心として旋回自在に接続
している。当業者には周知の形態である図示のヒンジ連
結手段54は、外蓋8を閉位置から開位置に向けて所要
角度を越えて旋回せしめると外蓋8を開位置に弾性的に
偏倚し、そしてまた外蓋8を開位置から閉位置に向けて
所要角度を越えて旋回せしめると外蓋8を閉位置に弾性
的に偏倚する。外蓋8が図1及び図2に二点鎖線8Aで
示す閉位置に位置せしめられると、外蓋8のスカート壁
48の内周面に形成されている環状係止突条50が蓋本
のスカート壁14の外周面に形成されている環状係
止突条38を弾性的に乗り越えてその下方に係合せしめ
られ、これによって外蓋8が閉位置に維持される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図1乃至図3を参照して説明を続けると、
流出筒6は基部58と延在部60とを有する。図2に明
確に図示する如く、流出筒6には基部58及び延在部6
0を通って延びる貫通流出路62が形成されている。こ
の貫通流出路62の横断面形状は円形でよい。基部58
の外形は、図2において紙面に垂直な方向に延びる略円
筒形状でよく、延在部60の外形は、基部58に対して
実質上垂直に延びる円筒形状でよい。基部58の外形
は、蓋本体4の主壁12に形成されている上記座部22
の上面形状に対応せしめられている。基部58の両端面
には円柱形状の軸部64が形成されている。かような流
出筒6は、その軸部64を、蓋本体4の主壁12に形成
されている一対の装着壁28の内面に形成されている上
記軸受凹部30に案内凹部31を通して強制的に挿入す
ることによって、図1乃至図3に二点鎖線6Aで示す閉
鎖位置と図1乃至図3に実線で示す流出位置との間を旋
回自在に、蓋本体4に装着される。流出筒6はその軸部
64(及び軸受孔30)の中心軸線を旋回中心軸線66
として旋回せしめられる。流出筒6の基部58と延在部
60との境界部には、流出筒6が流出位置にある状態に
おいて図2において右方に突出する板状突起68が形成
されている。流出筒6が流出位置から閉鎖位置に旋回せ
しめられると、流出筒6の延在部60の下面が蓋本体4
の主壁12に形成されている閉位置規制片34に当接
せしめられ、これによって流出筒6が閉鎖位置を越えて
図2において更に反時計方向に旋回することが阻止され
る。流出筒6が閉鎖位置から流出位置に旋回せしめられ
ると、流出筒6の板状突起68が蓋本体4の主壁12に
形成されている流出位置規制片32の上面に当接し、こ
れによって流出筒6が流出位置を越えて図3において更
に時計方向に旋回することが阻止される。図2を参照す
ることによって明確に理解される如く、流出筒6が流出
位置に位置せしめられると、流出筒6に形成されている
貫通流出路62が蓋本体4の主壁12に形成されている
流出孔16に直接的に接続される。流出筒6が二点鎖線
6Aで示す閉鎖位置に位置せしめられると、流出筒6の
貫通流出路62は流出孔16から離隔せしめられ、流出
孔16の周囲に配設されている座部22に接触せしめら
れている流出筒6の外面が流出孔16を閉じる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図2を参照して説明を続けると、中栓10
が組み合わされ、外蓋8が閉位置に位置せしめられた容
器蓋2は、ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合
成樹脂から形成することができる容器70の口頸部80
に装着される。容器70の口頸部80は略円筒形状であ
り、その外周面には雄螺条82が形成されている。容器
蓋2は、その蓋本体43を口頸部80に被嵌し、閉方向
即ち図2において上方から見て時計方向に回転せしめる
ことによって、口頸部80に装着される。蓋本体4のス
カート壁14の内周面に形成されている雌螺条44が口
頸部80の雄螺条82に螺合せしめられる際には、蓋本
体4に組み合わされた中栓10は、その底壁72及び側
面壁74が口頸部80内に挿入され、その薄肉フランジ
78が口頸部80の頂面に当接せしめられる。そして、
図2に点鎖線で示す如く、その薄肉フランジ78が
頸部80の頂面に当接することによって中栓10は蓋本
体4に対して相対的に若干上昇され、その薄肉フランジ
78が蓋本体4の垂下壁26と口頸部80の頂面との間
に把持され
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】例えば液体飲料である容器70の内容物を
飲む際には、蓋本体4のスカート壁14のローレット4
0に指を掛けて、外蓋8を開方向即ち図2において上方
から見て反時計方向に回転せしめる。かくすると、蓋本
体4の雌螺条44が口頸部80の雄螺条82に沿って移
動せしめられる故に、蓋本体4(従って外蓋8、流出筒
6)は回転と共に上昇せしめられるが、中栓10だけ
は、上述した如く小さな力で容易に離脱され得るように
蓋本体4に組み合わされているので、蓋本体4から離脱
せしめられて口頸部80に残留せしめられる。しかる後
に引っ張りリング76に指を掛けて中栓10を口頸部8
0から離脱せしめて口頸部80を開封する。次いで、中
栓10が離脱された口頸部80に容器蓋2を再び装着、
即ち蓋本体4を口頸部80に被嵌して閉方向に回転せし
め、蓋本体4のスカート壁14に形成されている雌螺条
44を口頸部80の雄螺条82に螺合せしめる。かくす
ると、蓋本体4の主壁12の下面に形成されている環状
垂下壁26が口頸部80の頂面に当接せしめられ、これ
によって口頸部80が密封される。しかる後に旋回中心
軸線56を中心として、外蓋8を図1及び図2に実線で
図示する開位置に旋回せしめると、外蓋8のスカート壁
48の下端部内周面が流出筒6の先端部に干渉し、外蓋
8の旋回に付随して流出筒6も閉鎖位置から流出位置に
向けて旋回せしめられる。外蓋8が二点鎖線8Bで示す
位置まで旋回せしめられると、流出筒6が実線で示す流
出位置まで旋回せしめられ、流出筒6の板状突起68が
流出位置規制片32の上面に当接すると共に流出筒6の
基部58が流出位置規制片32の前面に当接し、これに
よって流出筒6が、図2において更に時計方向に旋回す
ることが阻止される。外蓋8を二点鎖線8Bで示す位置
より更に時計方向に旋回すると、外蓋8及び/又は流出
筒6が弾性変形することによって、外蓋8は流出筒6か
ら離隔せしめられ、流出筒6を流出位置に残留せしめ
て、外蓋8は開位置まで旋回せしめられる。流出筒6
は、流出位置においては主壁12の流出孔16から上方
に延び、貫通流出路62が流出孔16を介して、容器7
0内に連通せしめられる。従って、流出筒6の先端部を
口に銜えて吸引すると、逆止弁20の下流側即ち上方が
負圧になり、逆止弁20の薄肉片20a及び20bは図
2において上方に折り曲げられ、逆止弁20が開放され
る。これによって容器70に収容されている内容物は、
流出孔16、貫通流出路62を通って排出される。必要
に応じて、容器70の主部を幾分押し潰して容器70か
らの内容物の排出を促進することもできる。所要量の飲
料を飲んだ後、流出筒6の吸引又は容器の主部の押し潰
しを止めると、逆止弁20の2枚の薄肉片20a及び2
0bは、自身の弾性力により、図2において下方に復元
し、逆止弁20は閉鎖される。その後、旋回中心軸線5
6を中心として、外蓋8を図1及び図2に図示する閉位
置に旋回せしめる。この際には、外蓋8が図2に2点鎖
線8Cで示す位置まで旋回せしめられると、外蓋8のス
カート壁48の下面乃至内周面下端部が流出筒6の先端
に当接し、従って外蓋8が更に旋回せしめられると、こ
れに付随して流出筒6も流出位置から二点鎖線6Aで示
す閉鎖位置に向けて旋回せしめられる。流出筒6が図1
乃至図2において二点鎖線6Aで示す閉鎖位置まで旋回
せしめられると、流出筒6の延在部60の下面が蓋本体
4の主壁12に形成されている閉位置規制片34に当接
せしめられ、これによって流出筒6が更に反時計方向に
旋回することが阻止される。流出筒6が二点鎖線8Aで
示す閉鎖位置に位置せしめられると、流出筒6の貫通流
出路62は流出孔16から離隔せしめられ、流出孔16
の周囲に配設されている座部22に接触せしめられてい
る流出筒6の外面が流出孔16を閉じる。かくして、流
出筒6を通しての内容物の排出が充分確実に密封され
る。外蓋8は更に旋回せしめられて、図2に二点鎖線8
Aで示す閉位置にせしめられる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形
態を示す斜面図。
【図2】図1に示す容器蓋の縦断面図。
【図3】図1に示す容器蓋の平面図。
【図4】図1に示す容器蓋の逆止弁を示す部分平面図。
【図5】図1に示す容器蓋の逆止弁を示す部分断面図。
【図6】図1に示す容器蓋の装着壁の内面を示す部分斜
面図。
【図7】本発明に従って構成された容器蓋の変形実施形
態を示す縦断面図。
【符号の説明】 2:容器蓋 4:蓋本体 6:流出筒 8:外蓋 12:主壁 16:流出孔 46:円形天面壁 48:スカート壁 56:旋回中心軸線 62:貫通流出路 66:旋回中心軸線 70:容器80 :口頸部 102:容器蓋 106:流出筒 108:外蓋 162:貫通流出路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊田 光雄 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 塩谷 暢 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 Fターム(参考) 3E084 AA12 AB01 BA02 BA03 CA01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DB12 DB13 DC04 DC05 EA03 EB04 EC04 EC05 FA09 FB01 FC04 GA04 GB04 GB06 GB12 KA03 KB01 LA16 LA17 LB02 LB07 LC01 LD05 LD08 LD25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口頸部に装着される蓋本体、貫通
    流出路を有する流出筒及び外蓋から構成され、 該蓋本体は容器の口頸部の頂面を覆う主壁を有し、該主
    壁には流出孔が形成されており、 該流出筒は流出位置と閉鎖位置との間を旋回自在に該蓋
    本体の該主壁の上面に装着されており、該流出位置にお
    いては該主壁の該流出孔から上方に延び、該貫通流出路
    が該流出孔を介して容器内に連通せしめられ、該流出位
    置から該閉鎖位置に倒伏せしめられると、該貫通流出路
    が該流出孔と非連通にせしめられ、 該外蓋は閉位置と開位置との間を旋回自在に該蓋本体に
    装着されており、該閉位置においては該蓋本体の該主壁
    及び該流出筒を覆い、該開位置においては該蓋本体の該
    主壁及び該流出筒を露呈せしめ、 該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる際に
    は、該外蓋が該閉鎖位置にある該流出筒に干渉して該流
    出筒を該閉鎖位置から該流出位置に起立せしめて、該外
    蓋及び/又は該流出筒の弾性変形に起因して該流出筒か
    ら離隔して該開位置に旋回せしめられ、 該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる際に
    は、該外蓋が該流出位置にある該流出筒に干渉して該流
    出筒を該流出位置から該閉鎖位置に倒伏せしめて、該閉
    位置に旋回せしめられる、 ことを特徴とする容器蓋。
  2. 【請求項2】 該流出筒の旋回中心軸線と該外蓋の旋回
    中心軸線とは実質上平行に延びており、該外蓋の該旋回
    中心軸線は該流出筒の該旋回中心軸線よりも下方で且つ
    半径方向外方に位置せしめられている、請求項1記載の
    容器蓋。
  3. 【請求項3】 該外蓋は円形天面壁と該天面壁の周縁か
    ら垂下する円筒状スカート壁とを有し、該外蓋が該閉位
    置から該開位置に旋回せしめられる際には該スカート壁
    の下端部内周面が該流出筒の先端部に干渉し、該外蓋が
    該開位置から該閉位置に旋回せしめられる際には該スカ
    ート壁の下端乃至下端部内周面が該流出筒の先端部に干
    渉する、請求項1又は2記載の容器蓋。
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