JP2016101971A - 注出態様が切替可能な注出キャップ - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、吸上パイプを長くすると、容器本体の口部に注出キャップを装着する際、吸上パイプを口部内に進入させるのが難しいという課題があった。
本発明に係る注出キャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体に回転自在に嵌合されるとともに、内容物の注出孔が形成された注出体と、を備えた注出キャップであって、前記キャップ本体には、前記口部内に配置されるとともに、前記容器本体内に連通する連通孔を通して前記容器本体内の内容物を貯留する貯留体が配設され、前記キャップ本体の周壁部には、前記貯留体内に連通する第1孔と、前記第1孔に対してキャップ軸回りに沿う周方向の離れた位置に形成され、前記貯留体内に連通するとともに、注出される内容物の態様が前記第1孔と異なる第2孔と、が形成され、前記注出体は、前記注出孔が前記第1孔に連通する第1位置と、前記注出孔が前記第2孔に連通する第2位置と、の間をキャップ軸回りに前記キャップ本体に回転自在に嵌合されていることを特徴とする。
しかも、容器本体内の内容物を直接吸い上げる吸上パイプを設ける場合に比べ、注出キャップのうち、容器本体内に進入する部分(貯留体)のキャップ軸方向における長さ(進入量)を短くすることができる。これにより、注出キャップを容器本体内に装着する際、貯留体を口部内に簡単に進入させることができ、組付性を向上させることができる。
この場合には、注出孔から霧状の内容物が注出されるので、内容物を少ない量でムラなく供給することができる。
図1、図2に示すように、本実施形態の注出容器1は、有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着された注出キャップ3と、を備えている。なお、容器本体2、及び注出キャップ3は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う容器本体2側を単に下側、注出キャップ3側を単に上側という。さらに、キャップ軸O方向から見た平面視においてキャップ軸Oに直交する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
下周壁部21の上端部において、周方向の一部(ヒンジ部14とキャップ軸Oを挟んで径方向で対向する部分)には、径方向の内側に向けて窪む凹部25が形成されている。この凹部25は、キャップ軸O方向から見た平面視で円弧状を呈し、上方及び径方向の外側に向けて開放されている。また、凹部25の内面には、径方向の外側に向けて突出する係合突起26が周方向に沿って延設されている。なお、下周壁部21は、図示されるようにアンダーカット嵌合により口部2aに装着されていても、螺着によって口部2aに装着されていても構わない。また、キャップ本体11は、口部2aに対して回転不能に装着されている。
上周壁部23のうち、係合突部31よりも上方に位置する部分には、上周壁部23を径方向に貫通する霧吹孔(第1孔)32及び滴下孔(第2孔)33が周方向に間隔をあけて1つずつ形成されている。
滴下孔33は、上周壁部23において、滴下モードの表示部28bと周方向で同等の位置に形成され、後述する貯留体81内に連通している。なお、滴下孔33の内径は、霧吹孔32よりも大径とされている。
嵌合筒43のうち、霧吹孔32と径方向で対向する部分には、嵌合筒43を径方向に貫通するスリット44が形成されている。このスリット44は、嵌合筒43内と容器本体2内とを連通する空気流通口として機能するものであって、嵌合筒43におけるキャップ軸O方向の全域に亘って形成されている。
外筒82は、下方に位置するものほど径が小さい多段筒状に形成されている。具体的に、外筒82は、上筒部85及び下筒部86と、これら上筒部85及び下筒部86間を接続する接続部87と、を備えている。
下筒部86は、キャップ軸Oに対して径方向の一方側に偏心した位置に配設され、嵌合筒43の下部を囲繞している。具体的に、下筒部86は、周方向の一部(径方向の一方側に位置する部分)が上筒部85に共通し、共通部分以外の部分が上筒部85に対して径方向の内側に位置している。なお、下筒部86の下端開口縁は、嵌合筒43の下端開口縁よりも下方に位置している。
カバー体51は、キャップ軸Oと同軸上に配置されるとともに、キャップ軸O回りに回転可能とされている。カバー体51のうち、筒部52の下部内周面には、径方向の外側に向けて窪む係合凹部58が筒部52の全周に亘って形成されている。この係合凹部58は、上述した上周壁部23の係合突部31にアンダーカット嵌合され、キャップ本体11に対する注出体13の上方移動を規制している。
まず、滴下モードについて説明する。
図7、図9に示すように、滴下モードでは、オーバーキャップ15を開位置とするとともに、注出体13を滴下位置とする。具体的には、初期状態の容器本体2を把持し、オーバーキャップ15をヒンジ部14回りに回動させる。これにより、オーバーキャップ15が開位置となり、注出孔12が開放される。
続いて、キャップ本体11に対して注出体13を周方向の他方側に向けて回転させる。すると、係止突起56が第1位置決め突起40を乗り越え、キャップ本体11に対する注出体13のキャップ軸O回りの回転が許容される。その後、係止突起56が一対の第2位置決め突起41間に係止されるまで、注出体13を回転させる。これにより、注出筒54が滴下孔33に連通する滴下位置となる。
図4、図5、図8に示すように、霧吹きモードでは、上述した滴下モードと同様にオーバーキャップ15を開位置とした後、注出体13を霧吹位置とする。このとき、注出体13の係止突起56が、第1位置決め突起40、第2位置決め突起41及び第3位置決め突起42を乗り越え、ガイド溝35における周方向の他方側端面に近接または当接する位置まで、注出体13を周方向の他方側に向けて回転させる。すると、注出筒54が霧吹孔32に連通する霧吹位置となる。
まず、図1、図2に示すように、滴下位置または霧吹位置にある注出体13を周方向の一方側に向けて回転させ、注出筒54を閉塞位置とする。このとき、注出体13の係止突起56が第1位置決め突起40を乗り越える位置まで、注出体13を回転させる。これにより、注出筒54がキャップ本体11の上周壁部23により閉塞された閉塞位置となる。
これにより、保管時において、注出体13がキャップ本体11に対して予期せず回転するのを抑制でき、注出筒54が霧吹孔32及び滴下孔33の何れかと連通して、容器本体2内の内容物が漏れ出るのを抑制できる。
しかも、容器本体2内の内容物を直接吸い上げる吸上パイプを設ける場合に比べ、注出キャップ3のうち、容器本体2内に進入する部分(貯留体81)のキャップ軸O方向における長さ(進入量)を短くすることができる。これにより、注出キャップ3を容器本体2内に装着する際、貯留体81を口部2a内に簡単に進入させることができ、組付性を向上させることができる。
また、上述したように注出キャップ3を容器本体2内に装着する際の貯留体81の進入量を短くすることができるので、容器本体2内に貯留体81を進入させる際、内容物中に浸漬する部分が生じるのを抑えることができる。これにより、注出キャップ3の装着時において、容器本体2内の内容物が溢れ出るのを抑制できる。
例えば、上述した実施形態では、霧吹位置、滴下位置、及び閉塞位置の順に注出体13が回転する構成について説明したが、これらの順番は適宜設計変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、キャップ軸O方向から見た平面視において、キャップ軸O及び霧吹孔32を通る対称軸に対して一方側が滴下位置及び閉塞位置になる構成について説明したが、これに限らず、対称軸に対して他方側が滴下位置及び閉塞位置になる構成であっても構わず、一方側と他方側の両方に滴下位置及び閉塞位置になる構成を設けても構わない。
また、上述した実施形態では、貯留体81に一体で形成された内筒83が嵌合筒43に嵌合された構成について説明したが、これに限らず、貯留体81内に貯留された内容物を霧吹孔32に導く構成であれば適宜設計変更が可能である。この場合、例えば貯留体81の底壁部84に近接する位置まで延びる比較的短い吸上パイプを嵌合筒43内に嵌合しても構わない。
また、閉塞位置は、注出孔12が上周壁部23に閉塞される場所であれば、任意に設定することができる。
また、上述した実施形態では、注出体13がキャップ軸O回りに回動する範囲を制限しているが、全周に亘って回転自在としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、注出筒54の先端を注出孔12とする構成について説明したが、これに限らず、注出体13に直接注出孔12が形成されていても構わない。
2…容器本体
2a…口部
3…注出キャップ
11…キャップ本体
12…注出孔
13…注出体
23…上周壁部(周壁部)
32…霧吹孔(第1孔)
33…滴下孔(第2孔)
81…貯留体
88…連通孔
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体に回転自在に嵌合されるとともに、内容物の注出孔が形成された注出体と、を備えた注出キャップであって、
前記キャップ本体には、前記口部内に配置されるとともに、前記容器本体内に連通する連通孔を通して前記容器本体内の内容物を貯留する貯留体が配設され、
前記キャップ本体の周壁部には、
前記貯留体内に連通する第1孔と、
前記第1孔に対してキャップ軸回りに沿う周方向の離れた位置に形成され、前記貯留体内に連通するとともに、注出される内容物の態様が前記第1孔と異なる第2孔と、が形成され、
前記注出体は、
前記注出孔が前記第1孔に連通する第1位置と、
前記注出孔が前記第2孔に連通する第2位置と、の間をキャップ軸回りに前記キャップ本体に回転自在に嵌合されていることを特徴とする注出キャップ。 - 前記貯留体内には、前記容器本体内の内容物及び空気が供給される気液混合室が画成され、
前記第1孔は、前記気液混合室を通して前記貯留体内に連通する霧吹孔であることを特徴とする請求項1記載の注出キャップ。
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- 2014-11-28 JP JP2014242390A patent/JP6360785B2/ja active Active
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