JP6332694B2 - 吐出兼用噴出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出兼用噴出容器に関する。
噴出容器として、容器体の口頸部よりシリンダを垂設するとともに、シリンダ内へ作動部材の下半部を昇降可能に挿入し、作動部材の昇降により容器体内の液体を、第1逆止弁を介してシリンダ内部へ吸い上げ、かつ、シリンダ内部から第2逆止弁を介して作動部材の噴出ヘッドより噴出するように構成したものが知られている(特許文献1)。
特開2000−142766
近年、内容物の種類や用い方によっては、内容液をスプレーして対象物に均一に霧をかける場合と、少量の内容物を直接吐出する場合とを両立させることが要望されることがある。具体的には、内容物が調味料である場合には、サラダ等にはスプレーして薄くかける場合と、少量を直接と吐出させる(例えば小皿にたらす)場合とが必要になることがある。
特許文献のものはポンプ操作により液体をスプレーする用い方には適しているが、内容物をたらす用い方には適していない。よって別に内容物をたらすタイプの容器を用意しなければならず、不便であった。
一つの容器で噴出モードと噴出モードとの切替ができることが好適であるが、そうした構成を採用するときには、モードの切り替えが利用者にとって明確でないと、誤操作をしてしまうリスクがあり、使い勝手が悪くなる。
本発明の第1の目的は、内容物を対象物に対して噴出させることと、内容物をたらすように少量吐出することとの双方に適した容器を提供することである。
本発明の第2の目的は、噴出モードと吐出モードとの切り替えが明確であり、かつ吐出流路の開閉を確実にすることができる容器を提供することである。
第1の手段は、
口頸部6を起立する容器体2と、
頂壁部14に連通口14aを有し、口頸部の外面に嵌合されたキャップ状の固定部10と、
固定部10の外面に昇降可能に螺着した窓部23付きの筒状カバー20と、
筒状カバー20の筒壁22に連係させた支持手段Sを介して容器体2内にシリンダ56を垂下するとともに、シリンダ56内へ下半部を挿入した作動部材60を設け、シリンダに対する作動部材60の上下動により噴出孔Aから上記窓部23を介して液体を噴出可能とした可動部30と、を具備し、
可動部30は、連通口14aを液密に閉塞しており、
可動部30は筒状カバー20とともに昇降可能であって、筒状カバー20を固定部10に対して螺上昇させると、上記支持手段と筒状カバーの筒壁との連係によって可動部30が上昇して、連通口14aから吐出孔Bへ至る吐出流路Lが開通するように設け
可動部30 と固定部10 との間に、固定部10に対する可動部30の回転を防止する回転規制手段Rを設けた。
本手段は、ポンプによる噴出機構と別に、液体を吐出するための吐出流路Lを設ける発明の改良であり、まず窓部23を有する筒状カバーと連係して連係して筒状カバーと固定部とが共に回転することを特徴とする。固定部を回転させることで、吐出口への流路を開閉するという動作と、噴出モードと吐出モードとを切り替えるという動作との2つを行わせる場合には、やり方によっては、2つの動作が2段階で生じてしまい、(イ)吐出口は窓部に向かって開いているが、吐出口への流路は確保されていないとか、或いは、(ロ)吐出孔Bは窓部23から隠れているが、実は吐出口への流路は閉じていない、という不完全な状態が起こり得る。とくに(ロ)の場合には、利用者が見た目で吐出口が見えないから吐出路も閉じていると誤解すると、不用意な扱いで液漏れなどを生じさせてしまう可能性がある。本発明によれば、可動部30は筒状カバー20とともに上昇し、また筒状カバー20とともに下降するが、筒状カバーともに回転することはないので、上昇過程で噴出モードから吐出モードで、かつ下降過程で噴出モードから吐出モードへ明確に切り替わり、よって上述の不都合を改善できる。また部材数も従来技術に比較して多くなく、嵩高にもならない。
本明細書において、「噴出」とは液体を霧状に噴霧(スプレー)することを含むものとする。また「吐出」とは液体をたらすように少量吐出することを含むものとする。
“少なくとも噴出モードと吐出モードとが選べる”ということの意味は、2つのモードに加えて噴出口及び吐出孔Bのいずれもが窓部23に向いていない不使用モードを含む製品も除外されないという趣旨である。
「連係」の手段としては、可動部が回転せずに筒状カバーによって引き上げられ、或いは筒状カバーとともに下降することができれば、どのような構造でもよい。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記頂壁部14の上面に、連通口14aに向かって傾斜するテーパ面14cを形成しており、
可動部30は、上記筒壁22内面に外周部を連係させて筒壁22の内部を上下に仕切るとともに中心部にシリンダ56を通すための挿通孔38aを開口した可動基台38を有し、挿通孔38aの縁から垂下する筒状のシール部47を上記連通口14a内に液密に嵌合させ、
可動部30が固定部10に対して上昇するときに、シール部47が連通口14a内から離脱することで、吐出流路Lが開通するようにした。
本手段では、図5に示すように、固定部10の頂壁部14の上面に、連通口14aに向かって傾斜するテーパ面14cを設けるとともに、可動部30の可動基台38の挿通孔38aから垂下する筒状のシール部47を連通口14a内へ嵌合させている。これにより可動部30を比較的小さく固定部10から離しただけでも吐出流路Lを十分開通させることができる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
上記筒状カバー20の筒壁22の一部に、支持手段Sを連係させるための係合凸部24を形成するともに、筒状カバー20が有する天板25のうち係合凸部24の上方に位置する箇所に切欠きを設けた。
本手段は、図4に示すように係合凸部24の上方の天板部分を切り欠くことを提案としている。これにより、金型の無理抜きをする必要がなくなるので、切欠き下方の係合凸部24の強度を十分に確保することができる。
第1の手段に係る発明によれば、筒状カバーを螺上昇させたときに、可動部が筒状カバーとともに上昇するが回転はしないので、噴出モードから吐出モードへ移行することができ、また筒状カバーを螺下降させたときに、逆の動作により吐出モードから噴出モードへ移行することができ、操作モードの切替が明確であるとともに、吐出流路の開閉を確実とすることができる。
第2の手段に係る発明によれば、頂壁部14の上面に、連通口14aに向かって傾斜するテーパ面14cを設けるとともに、可動部30の可動基台38の挿通孔38aから垂下する筒状のシール部47を連通口14a内へ嵌合させており、可動部30を比較的小さく固定部10から離しただけでも吐出流路Lを十分開通するので、吐出流路の開通と、操作モードの切り替えとを、利用者にとって殆ど同時に行うことができ、誤操作を生じにくい。
第3の手段に係る手段によれば、筒状カバー20が有する天板25のうち係合凸部24の上方に位置する箇所に切欠きを設けたから、筒状カバーを金型成形するさいに型を無理抜きする必要がなく、シール部の抵抗に負けない強度を確保できる。
本発明の第1実施形態に係る噴出モード吐出兼噴出容器の平面図である。 図1の吐出兼噴出容器の噴出モードでの正面図である。 図1の吐出兼噴出容器の噴出モードを別の方向から見た図である。 図3の吐出兼噴出容器を噴出モードで側方から見た断面図である。 図4の要部拡大図である。 図1の吐出兼噴出容器の吐出モードの平面図である。 図1の吐出兼噴出容器の吐出モードを側方から見た断面図である。 図1の吐出兼噴出容器の要部説明図である。 図1の吐出兼噴出容器の使用状態説明図である。
図1から図9は、本発明の第1実施形態に係る吐出兼用噴出容器を示している。この吐出兼用噴出容器は、容器体2と、固定部10と、筒状カバー20と、可動部30とで構成されている。
なお、本明細書では、便宜的に、後述の噴出孔Aの開口方向(図1では下方)を前方、反対側を後方、開口方向と直交する方向を、左右方向と称するものとする。
容器体2は、胴部4から肩部を介して口頸部6を起立している。胴部4は弾性圧縮可能なものとすることができる。
固定部10は、上記口頸部6の外面に嵌合させた装着筒部12を有し、この装着筒部12の上端部を、好ましくは平坦でかつリング状の頂壁部14の幅方向中間に連結し、この頂壁部14の内周部から係合筒部15を、また頂壁部14の外周部から周壁部16をそれぞれ垂下している。係合筒部15の筒孔は連通口14aとして容器体の内部に連続している。
図示例では、図8に示す如く、上記頂壁部14の外周から、後述の隆起部下端をシールするためのシール筒14bを起立しており、シール筒部14bの内側において、頂壁部14の上面を下内方へ傾斜するテーパ面14cに形成している。係合筒部15は、上記口頸部6の上端部内面に液密に嵌合させている。これらの構造は適宜変更することができる。
筒状カバー20は、上記周壁部16に下半部22aを螺合させた筒壁22を有する。筒壁22の上半部22bには、窓部23を開口する。筒壁22の内面からは、頂壁部14より上方に位置させて、係合凸部24を突出する。
上記筒壁22の上面には、天板25を張設している。図示の天板25の中央部には、図1に示す如く、作動部材を押下げ操作するための操作孔26が形成されている。操作孔26から前後方向に切欠き27a、27bが伸びており、前側の切欠き27aは窓部23に連続している。切欠きが前述の係合凸部の上側にある場合には、切欠きが型抜き孔として機能するので、係合凸部の突出長を大とすることができる。
可動部30は、図2に示すように、第1支持部材32と、第2支持部材48と、シリンダ56と、ロッド部材58と、作動部材60とで構成している。
上記第1支持部材32は、筒状カバー20の筒壁22の内部を上下に仕切るリング状の可動基台38を有する。可動基台38のリング孔は後述のシリンダを通すための挿通孔38aである。可動基台38の外周部付近には係合凹部39を形成しており、この係合凹部39内に上述の係合凸部24を摺動可能に嵌合させている。この可動基台38の内周部からは、後述のシリンダ56の鍔部を係止するための支持筒部46を起立している。
上記可動基台38の内周部からは、上記係合筒部15の内面を液密にシールする筒状のシール部47を垂下している。筒状カバーとともに可動基台が上昇すると、図8に示す如く、頂壁部14と可動基台38との間に吐出流路Lが開通される。
本実施形態では、図5に示す如く、上記挿通孔38aの縁から垂下する筒状のシール部47を上記連通口14aに液密に嵌合することで、固定部10の頂壁部14とのシール性を確保している。また可動基台38と可動基台38の外周部において、図1,2に示すような隆起部40を、上方から見て円環形状(或いは円弧形状)となるように隆起させ、この隆起部の周方向の一部から起立して側外方へ屈曲する屈曲流路42を形成し、この吐出流路Lの先端に吐出孔Bを開口している。図示例では、吐出流路Lを、図1に点線で表すように周方向に長く形成しているが、その構造は適宜変更することができる。
また好適な図示例では、図4に示すように、隆起部40の前側を残りの隆起部分より低く隆起させて、後述の噴出孔Aを露出させるための開口部41を形成している。隆起部40は、内壁部40a及び外壁部40bを有し、内壁部には後述の第1ストッパーr1を設けている。
上記第2支持部材48は、図4に示す如く、上記支持筒部46の外面に嵌合した嵌合筒部50を有する。この嵌合筒部の上端部からは、内向きフランジ状板部52を内方突出しており、内向きフランジ状板部52と頂壁部14との間に後述のシリンダ56の鍔部56aを挟持することが可能に構成しており、図示例では、第1支持部材32と第2支持部材48とで、シリンダ56を支持する支持手段Sを形成している。また好適な図示例では、支持筒部46の外面と嵌合筒部50の内面とに相互に係合するねじ部をそれぞれ形成している。また上記内向きフランジ状板部52の内周部からは、案内筒部54を起立している。
上記シリンダ56は、図4の如くシリンダ周壁の上端部に鍔部56aを有し、鍔部56aをパッキンPとともに第2支持部材48の内向きフランジ状板部52と第1支持部材32の支持筒部46との間に挟持させて、容器体2内に垂下している。シリンダ周壁の下部は下端小径のテーパ状部56bに形成されており、テーパ状部56bから取付筒部56cを垂下している。この取付筒部には、吸上げパイプの上部を取り付けている。シリンダ56の下部内にはボール弁が挿入されており、このボール弁とテーパ状部56bとで第1逆止弁V1を形成している。もっとも第1逆止弁V1の構造は適宜変更することができる。またシリンダ周壁には、図4、5に示すように、後述の筒状部材66の下端より下方に位置する上側通気孔h1と、後述の小径ピストン62aより上方に位置する下側通気孔h2とを設けている(図5参照)。
上記ロッド部材58は、上記シリンダ56内の挿入されている。ロッド部材58の下端部には複数の係止リブ58aが放射状に付設されており、これら係止リブをシリンダ56の下部内面に当接することでロッド部材58の起立状態を維持している。またロッド部材58の上部を小径部に形成している。
上記作動部材60は、図4に示す如く、プランジャ62と、筒状部材66と、噴出ヘッド68とで構成している。
上記プランジャ62は、下半部を下端開口の筒形状とした、縦長棒状の部材である。その筒壁の下端部は、上記シリンダ56の内面を摺動可能な環状の小径ピストン62aに形成されている。またその筒壁の筒穴62bには、上記ロッド部材58の上部が挿入されている。また筒穴62bの上部からプランジャ62の外面へ連通する連通孔62cを開通している。プランジャ62の下端部とロッド部材58の下端部の係止リブ58aとの間にはコイルスプリングTを介装している。
上記筒状部材66は、上記プランジャ62の上部に嵌合されている。筒状部材66の上部には、小径ピストン62aより径の大きい大径ピストン66aが形成されており、また筒状部材66の下端部は上記シリンダ56の上部に嵌合されている。筒状部材66の上半部内面とプランジャ62の上半部外面との間には、上記連通孔62cと連続してプランジャ62上方へ連絡する液体流路が形成されている。
上記噴出ヘッド68は、ヘッド頂壁68aの中央部裏面から取付筒部68bを、またヘッド頂壁68aの外周部からヘッド周壁68cをそれぞれ垂下しており、上記取付筒部68bと筒状部材66とを接続する筒状ジョイント70を有する。
上記筒状ジョイント70は、取付筒部68b内に嵌合させた小径の差込筒部70aの下端部から、鍔状の拡径部を介して、大径シリンダ部70bを垂下している。大径シリンダ部内には、大径ピストン66aが嵌合されている。また大径シリンダ部の外面は案内筒部54の内面に昇降可能かつ抜け出し不能に嵌合させている。上記差込筒部70aの下端部とプランジャ62の上端部とで第2逆止弁V2が形成されている。
上記ヘッド周壁68cには、前方に開口する噴出孔Aを形成する。この噴出孔Aは、上記取付筒部68bの内部へ連通させる。噴出孔Aは、本実施形態では、液体を霧としてスプレーするものとしている。
本発明においては、図3及び図4に示すように、固定部10と可動部30との間に可動部30の回転を規制する回転規制手段Rを設ける。回転規制手段Rは、本実施形態では、
可動部30の隆起部40の内壁部40aに縦リブとして設けた第1ストッパーr1と、固定部10の頂壁部14の上面から起立する縦棒状の1対の第2ストッパーr2とで構成している。もっともストッパーの位置は適宜変更することができ、第1ストッパーを隆起部40の外壁部40bに、第2ストッパーを外壁部と対応する位置に設けても構わない。またストッパーの形状も変更することができる。図示例では、第1ストッパーr1は第2ストッパーr2に対して上下方向に摺動可能であり、かつ固定部10に対する可動部30の回転を規制(防止)するように設けている。なお、図示の例では、容器の180°対称位置に一対の回転規制手段を設けている。
従って本発明においては、筒状カバー20と隆起部40は、係合凸部と係合凹部で嵌合しており(筒状カバーは回転可能な状態である)、筒状カバーを螺上昇させた時、筒状カバーの昇降時に可動部も昇降するが、回転規制手段Rによって可動部は回転しない。これにより、噴出モードから吐出モードへ切り替わり、吐出流路が開口する。逆に筒状カバーを螺下降させた時、可動部は逆の動きをして、吐出モードから噴出モードへ切り替わり、吐出流路が閉鎖する。
また本発明においては、図5に示すように、連通口14aに連なる頂壁部分上面をテーパ面14cとするとともに、可動基台の挿通孔から垂下する筒状のシール部47を上記連通口14aへ嵌合してシールしている。例えば頂壁部14の上面及び可動基台の下面をそれぞれ平坦として両面を密接させただけでもシール性が確保できる。しかし、そうした構成では、固定部10に対して可動部30を少し上昇させて吐出流路を開通させても、頂壁部の上面と可動基台38の下面との間の流路部分の流体抵抗が大きい。これに対して本発明では、図5の状態から可動部30が少し上昇しただけも、吐出流路を十分に開通させることができる。従って本発明では、吐出流路を開通させるために筒状カバー20を螺回転させる程度が小さくてすむ。実施例の場合には、筒状カバー20を図1の状態から90°程度回転するだけで吐出流路Lに十分に開通させることができる。従って、利用者の感覚によれば、吐出流路の開通と操作モードの変更とが殆ど同時に行われる。従って既述の如く吐出流路が閉じていないのに吐出流路が閉じたと誤って認識する余地がなく、誤操作を生じにくい。
上記構成において、図2の状態では、吐出流路Lは固定部10の頂壁部14と可動部30の可動基台38との当接により閉じている。
図2の状態から作動部材60の噴出ヘッド68を押し下げると、作動部材60が下降する。このとき、シリンダ56の内部と大径シリンダ部70bの内部が高圧化し、小径ピストン62aと大径ピストン66aとの径の差により、第2逆止弁V2が開いて、シリンダ56内の液体が第2逆止弁V2を通って噴出ヘッド68に入り、噴出孔Aから液体が霧状にスプレーされる。この操作により、たとえば料理全体に均一に内容物である調味料をかけることができる。
また図2の状態から、筒状カバー20を回転させて、図6に示すように、窓部23を噴出孔Aの位置から吐出孔Bの位置へ移動させる。次に固定部10に対して筒状カバー20を螺上昇させると、吐出流路Lが開通するので、図9に示す如く容器全体を吐出孔B側へ傾け、内容液を取り出すとよい。
2…容器体 4…胴部 6…口頸部
10…固定部 12…装着筒部
14…頂壁部 14a…連通口 14b…シール筒 14c…テーパ面
15…係合筒部 16…周壁部
20…筒状カバー 22…筒壁 22a…下半部 22b…上半部 23…窓部
24…係合凸部 25…天板 26…操作孔 27a、27b…切欠き
30…可動部 32…第1支持部材 38…可動基台 38a…挿通孔
39…係合凹部
40…隆起部 …内壁部 B…外壁部 41…開口部
42…屈曲流路
43…第1受部 44…第2受部
46…支持筒部 47…シール部
48…第2支持部材 50…嵌合筒部 52…内向きフランジ状板部
54…案内筒部
56…シリンダ 56a…鍔部 56b…テーパ状部 56c…取付筒部
58…ロッド部材 58a…係止リブ 58b…小径部
60…作動部材
62…プランジャ 62a…小径ピストン
62b…筒穴 62c…連通孔 66…筒状部材 66a…大径ピストン
68…噴出ヘッド 68a…ヘッド頂壁 68b…取付筒部 68c…ヘッド周壁
70…筒状ジョイント 70a…差込筒部 70b…大径シリンダ部 82…窓部
A…噴出孔 B…吐出孔 h1…上側通気孔 h2…下側通気孔
L…吐出流路 P…パッキン R…回転規制手段 r1…第1ストッパー
r2…第2ストッパー S…支持手段 T…コイルスプリング
V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁

Claims (3)

  1. 口頸部(6)を起立する容器体(2)と、
    頂壁部(14)に連通口(14a)を有し、口頸部の外面に嵌合されたキャップ状の固定部(10)と、
    固定部(10)の外面に昇降可能に螺着した窓部(23)付きの筒状カバー(20)と、
    筒状カバー(20)の筒壁(22)に連係させた支持手段(S)を介して容器体(2)内にシリンダ(56)を垂下するとともに、シリンダ(56)内へ下半部を挿入した作動部材(60)を設け、シリンダに対する作動部材(60)の上下動により噴出孔(A)から上記窓部(23)を介して液体を噴出可能とした可動部(30)と、を具備し、
    可動部(30)は、連通口(14a)を液密に閉塞しており、
    可動部(30)は筒状カバー(20)とともに昇降可能であって、筒状カバー(20)を固定部(10)に対して螺上昇させると、上記支持手段と筒状カバーの筒壁との連係によって可動部(30)が上昇して、連通口(14a)から吐出孔(B)へ至る吐出流路(L)が開通するように設け
    可動部(30) と固定部(10) との間に、固定部(10)に対する可動部(30)の回転を防止する回転規制手段(R) を設けたことを特徴とする、吐出兼噴出容器。
  2. 上記頂壁部(14)の上面に、連通口(14a)に向かって傾斜するテーパ面(14c)を形成しており、
    可動部(30)は、上記筒壁(22)内面に外周部を連係させて筒壁(22)の内部を上下に仕切るとともに中心部にシリンダ(56)を通すための挿通孔(38a)を開口した可動基台(38)を有し、挿通孔(38a)の縁から垂下する筒状のシール部(47)を上記連通口(14a)内に液密に嵌合させ、
    可動部(30)が固定部(10)に対して上昇するときに、シール部(47)が連通口(14a)内から離脱することで、吐出流路(L)が開通するようにしたことを特徴とする、請求項1記載の吐出兼噴出容器。
  3. 上記筒状カバー(20)の筒壁(22)の一部に、支持手段(S)を連係させるための係合凸部(24)を形成するともに、筒状カバー(20)が有する天板(25)のうち係合凸部(24)の上方に位置する箇所に切欠きを設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2の何れかに記載の吐出兼噴出装置。
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