JP2014105025A - 泡吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液の浸入があっても外気導入弁を構成する弁部材の膨潤を防止でき、弁部材の変形を極力阻止でき、その結果良好な弁機能を発揮することができる泡吐出器を提案する。
【解決手段】作動部材の上下動により、液用シリンダ内からの液と空気用シリンダ20内からの空気を合流させて起泡部材を介して起泡させて吐出する泡吐出器であって、空気用ピストンC3を、ステム外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させた筒状部材45と、空気用シリンダ内周に摺動可能に嵌合させた摺動部47とを、隔壁46で連結して構成し、筒状部材外周に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56と、隔壁下部に設けた外気導入弁用の弁座48とで構成する外気導入弁V3で、隔壁に設けた吸気口49を開閉可能に閉塞し、吸気口と外気導入弁V3との通気が可能な状態で装着筒外面を係止して、装着筒の膨潤を防止する膨潤防止機構を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は泡吐出器に関する。
泡吐出器として、大径の空気用シリンダと小径の液用シリンダを上下に同心円状に連設したシリンダ部材と、液用シリンダ内を摺動する液用ピストンをステム外周下部より突設するとともに、空気用シリンダ内を摺動する空気用ピストンをステム外周上部に連携させ、ステム上端に吐出ヘッドを嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材とを備え、作動部材の上下動により液用シリンダ内の液と空気用シリンダ内の空気を合流させて起泡部材を介して起泡させ、吐出ヘッドの吐出口より吐出する如く構成したものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1に記載されている泡吐出器では、泡の吐出に伴って減少する空気用シリンダ内に外気を導入するための外気導入弁を備えているが、この外気導入弁は、空気用ピストンを構成する隔壁部分に吸気口を開口し、この吸気口を閉塞する外気導入弁を、別部材で構成した弁部材を組み付けることで形成している。
特開2009−202122号公報
従来のこの種の泡吐出器では、上記別部材の弁部材が機能性を発揮するために軟材質で形成されているが、液の付着、特に、この種の泡吐出器に収容される化粧品等の収容液により膨潤し易い傾向があり、また、弁部材が空気用シリンダを横断する隔壁部分に設けられているため、作動部材を伝って吸気口から弁部材へ吐出液が浸入することもあり、液が浸入した場合、外気導入弁部材が膨潤変形し、弁機能を損なう虞があった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、たとえ弁部材部分への液の浸入があっても、外気導入弁を構成する弁部材の膨潤を防止でき、弁部材の変形を極力阻止することができ、その結果良好な弁機能を発揮することができ、しかも構造が簡単であり、従来品に一部の構造変化を加えることで形成できる泡吐出器を提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体100の口頸部101外周に嵌合させる装着キャップAに上端部を固定して容器体100内に垂下するとともに、大径の空気用シリンダ20及び小径の液用シリンダ21を上下に同心円状に連設してなるシリンダ部材Bと、液用シリンダ21内を摺動する液用ピストンC1をステムC2外周下部より突設するとともに、空気用シリンダ20内を摺動する空気用ピストンC3をステムC2外周上部に連携させ、ステムC2の上端に吐出ヘッドC5を嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材Cとを備え、作動部材Cの上下動により、液用シリンダ21内からの液と空気用シリンダ20内からの空気を合流させて起泡部材C7を介して起泡させ、吐出ヘッドC5の吐出口65より吐出する如く構成した泡吐出器であって、空気用ピストンC3を、ステムC2外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させた筒状部材45と、空気用シリンダ20内周に摺動可能に嵌合させた摺動部47とを、空気用シリンダ20内上下を区画する隔壁46で連結して構成し、筒状部材45外周に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56と、隔壁46下部に設けた外気導入弁用の弁座48とで構成する外気導入弁V3で、隔壁46に設けた吸気口49を開閉可能に閉塞し、吸気口49と外気導入弁V3との通気が可能な状態で装着筒55外面を係止して、装着筒55の膨潤を防止する膨潤防止機構を設けた。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、隔壁46の内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に通気口49を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座48に構成し、垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座48に圧接して外気導入弁V3を構成し、膨潤防止機構として、装着筒55の膨潤を防止するリング体57を、吸気口49と外気導入弁V3との通気が可能な状態で、装着筒55外面に嵌合して構成した。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2の手段に於いて、膨潤防止機構として、装着筒55と対向する垂壁部46a内面より周方向複数の係止板50を突設し、各係止板50の内面をリング体57外面に嵌合し、各係止板50間を介して吸気口49と外気導入弁V3とを連通させた。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2の手段に於いて、膨潤防止機構として、リング体57を装着筒55と垂壁部46aとの間に嵌着させ、リング体57の外周部に通気用の溝57aを縦設し、通気用の溝57aを介して通気口49と外気導入弁V3とを連通させた。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、隔壁46の内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に通気口49を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座48に構成し、垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座48に圧接して外気導入弁V3を構成し、膨出防止機構として、装着筒55の膨潤を防止する係止突部51を隔壁46より一体に突設した。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第5の手段に於いて、係止突部51は隔壁46裏面の環状位置に、周方向複数垂設した係止突部51である。
本発明によれば、装着筒55の膨潤を防止する膨潤防止機構を備えているため、たとえ外気導入弁を構成する外気導入弁部材への液の浸入があっても、外気導入弁部材C4の膨潤を抑えて、外気導入弁部材の変形を極力防止することができ、その結果長期にわたって良好な弁機能を発揮することができる。
隔壁46の内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に通気口49を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座48に構成し、垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座48に圧接して外気導入弁V3を構成し、膨潤防止機構として、装着筒55の膨潤を防止するリング体57を、吸気口49と外気導入弁V3との通気が可能な状態で、装着筒55外面に嵌合して構成した場合には、リング体57という極めて簡単な構造で、外気導入弁部材C4の膨潤を抑えて、外気導入弁部材C4の変形を極力防止することができ、長期に渡って良好な弁機能を発揮することができる。
膨潤防止機構として、装着筒55と対向する垂壁部46a内面より周方向複数の係止板50を突設し、各係止板50の内面をリング体57外面に嵌合し、各係止板50間を介して吸気口49と外気導入弁V3とを連通させた場合には、各係止板50によりリング体57の外方への移行を確実に係止できるため、外気導入弁部材C4の膨潤をより確実に防止できる。
膨潤防止機構として、リング体57を装着筒55と垂壁部46aとの間に嵌着させ、リング体57の外周部に通気用の溝57aを縦設し、通気用の溝57aを介して通気口49と外気導入弁V3とを連通させた場合には、リング体57という極めて簡単な構造で、外気導入弁部材C4の膨潤を抑えて、外気導入弁部材C4の変形を極力防止することができる。
隔壁46の内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に通気口49を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座48に構成し、垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座48に圧接して外気導入弁V3を構成し、膨出防止機構として、装着筒55の膨潤を防止する係止突部51を隔壁46より一体に突設した場合には、空気用シリンダ20に一体に形成した係止突部51という簡単な構造で、外気導入弁部材C4の膨潤を抑えて、外気導入弁部材の変形を極力防止することができ、その結果長期にわたって良好な弁機能を発揮することができる。
係止突部51は隔壁46裏面の環状位置に、周方向複数垂設した係止突部51である場合には、同様に空気用シリンダ20に一体に形成した係止突部51という簡単な構造で、長期にわたって良好な弁機能を発揮することができ、しかも、外気導入弁部材C4の組み付けをより容易に行なえるという利点もある。
泡吐出器の縦断面図である。(第1実施例) 図1の二点鎖線xで囲まれた部分の要部拡大断面図である。(第1実施例) 泡吐出器の外気導入弁部分の要部拡大断面図である。(第2実施例) 泡吐出器の縦断面図である。(第3実施例) 図1の二点鎖線yで囲まれた部分の要部拡大断面図である。(第3実施例)
以下、本発明の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の泡吐出器の第1実施例を示す。泡吐出器1は、装着キャップAと、シリンダ部材Bと、作動部材Cと、ポペット弁体Dと、を備えている。
装着キャップAは、泡吐出器1を容器体100に固定するためのもので、容器体100の口頸部101外周に嵌合させる周壁10の上端縁よりフランジ状の頂壁11を延設し、頂壁11中央部に開口した窓孔縁部に、ガイド筒12を起立している。ガイド筒12の下端は頂壁11より下方へ僅かに突出している。
シリンダ部材Bは、上端部を装着キャップA裏面外周部に装着固定させた大径の空気用シリンダ20の下部に、小径の液用シリンダ21を同心円状に延設している。液用シリンダ21は、空気用シリンダ20の底壁部内周縁に周壁部の上端縁を連結して下方へ垂設し、周壁部の下端縁より中央を開口したテーパ状の底壁部を延設し、底壁部の上面を吸込み弁用の弁座22として構成している。また、底壁部の中央開口縁よりパイプ嵌合筒23を一体に垂設し、パイプ嵌合筒23に吸上げ用のパイプ24の上端を嵌着し、その下端を容器体100内下端部に垂下させている。更に、液用シリンダ21内面の底壁部外縁部から周壁部下端部に至る部分に、周方向複数の係止リブ25を突設している。各係止リブ25の上下中間部には上向き段部を設けている。
作動部材Cは、シリンダ部材Bに対して上方付勢状態で上下動可能に組み付けしたもので、液用ピストンC1と、ステムC2と、空気用ピストンC3と、外気導入弁部材C4と、吐出ヘッドC5と、装着筒部材C6と、起泡部材C7とを備えている。
液用ピストンC1は、ステムC2内下部に嵌着した嵌合筒部30の下端外周より外方へ上下スカート状の摺動部31を突設し、摺動部31を液用シリンダ21内周に液密摺動可能に嵌合させている。また、嵌合筒部30の上端部はステムC2内の上下方向中間部に於いて突条形態の逆止弁用の弁座32を形成している。そして、液用ピストンC1の嵌合筒部30下面と各係止リブ25の上向き段部との間にコイルスプリングsを介在させて作動部材Cを常時上方へ付勢させている。
ステムC2は、上下端を開口した筒状をなし、液用シリンダ21に摺動する液用ピストンC1を下部外周に突設するとともに、空気用シリンダ20内を摺動する空気用ピストンC3を外周上部に連携させて、液用シリンダ21内及び空気用シリンダ20内を上下動可能に装着されている。ステムC2内上部には吐出弁用の弁座35を形成し、該弁座上に載置された玉状の吐出弁体36とで吐出弁V1を形成している。また、吐出弁用の弁座35の下面から逆止弁用の弁座32の直上までの間に周方向複数の縦突条37を突設している。更に、外面上下方向中間部には、空気用ピストンC3の下降を制限係止する空気吐出弁用の弁座38を突設している。また、空気吐出弁用の弁座38の上方の筒壁外周には周方向複数の縦突条39を突設している。
空気用ピストンC3は、内周縁の筒状部材45をステムC2外周に小幅の上下動が可能に嵌合させ、筒状部材45外周より延設した階段状の隔壁46を介して、空気用シリンダ20内周に液密摺動可能に嵌合した上下スカート状の摺動部47延設している。筒状部材45は、ステムC2外周の縦突条39外面に上下動可能に嵌合させ、また、その上端を後述する吐出ヘッドC5のシール筒部66内周に摺動可能に嵌合させ、更に、その下端部と空気吐出弁用の弁座38とで空気吐出弁V2を構成している。
そして、空気用ピストンC3は、ガイド筒12下面に隔壁46上面が当接する状態から空気吐出弁用の弁座38に筒状部材45の下端が当接する状態までの、筒状部材45のステムC2に対する相対的上下動が可能に構成している。
外気導入弁部材C4は、筒状部材45外周に嵌着した装着筒55と、装着筒55より突設した環状の外気導入弁部材C4とを備え、外気導入弁体56と、隔壁46下部に設けた外気導入弁用の弁座48とで外気導入弁V3を構成している。そして、この外気導入弁V3で、隔壁46に設けた吸気口49を開閉可能に閉塞する。第1実施例では、隔壁46の内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に通気口49を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座48に構成している。また、垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55の外周下部より突設した環状で、板状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座48に圧接して外気導入弁V3を構成している。
本発明では、吸気口49と外気導入弁V3との通気が可能な状態で、装着筒55外面を係止して、装着筒55の膨潤を防止する膨潤防止機構を設けている。
第1実施例では、膨潤防止機構として、装着筒55の膨潤を防止するリング体57を装着筒55外面に嵌合しており、また、装着筒55と対向する垂壁部46a内面より周方向複数の係止板50を突設し、各係止板50の内面をリング体57外面に係合し、各係止板50間を介して吸気口49と外気導入弁V3とを連通させている。リング体57を構成する材質としては、液による膨潤が無いもの或いは少ないものが好ましく使用されるが、第1実施例の如く各係止板50との間に挟持される形態のものである場合には、多少の膨潤がある材質であっても良い。リング体57の具体的材質としては、合成樹脂、特にエチレン系ポリマー樹脂が適しているが、金属等を採用することも可能であり、これに限られない。
第1実施例では、膨潤防止機構として、リング体57と係止板50とを採用しているが,これに限らず、膨潤防止機構として、リング体57のみの構成としても良い。図3は第2実施例を示し、第1実施例の外気導入弁V3部分の一部を変更している。第2実施例では、リング体57を筒状部材45と垂壁部46aとの間に嵌着し、リング体57の外周部に通気用の溝57aを縦設し、通気用の溝57aを介して通気口49を外気導入弁V3とを連通させている。その他の構成は第1実施例と同様である。尚、リング体57を採用する場合でも、係止板50を用いずに、垂壁部46aとの間に隙間を設けてリング体57を嵌着する構成としても良い。その場合にはリング体57が液による膨潤が生じない材質のものを選択すると良い。
吐出ヘッドC5はステムC2の外周上端部に内周下端部を嵌合させた縦筒60を頂板61裏面より垂設し、頂板61の周縁部から外周壁62を垂設し、外周壁62内方の頂板61裏面より垂設した内周壁63の下端部をガイド筒12の外周上端部位置に垂下している。また、縦筒60の上端に基端を開口したノズル64を、前方へ突設し、その先端に吐出口65を開口している。更に、吐出ヘッドC5の下面としての縦筒60の下面の外周縁よりシール筒部66を垂設し、シール筒部66とステムC2外周との間に環状凹部67を画成している。また、環状凹部67直上の縦筒60内面には、下端を環状凹部67の上端に開口し、上端をステムC2直上に開口した縦凹溝68を縦設している。そして、この縦凹溝68内、環状凹部67内、ステムC2と筒状部材45との間とで、空気用シリンダ20内からステムC2内に連通する空気通路pを構成している。また、縦筒60内の上部にはリブ69を突設している。
装着筒部材C6は、内部に起泡部材C7を嵌合して、上部を吐出ヘッドC5の縦筒60内に、下部をステムC2内上端部に嵌着している。第1実施例では、縦筒60内周に嵌着した上部装着筒部75の下端より、フランジ76を介してステムC2内上端部に嵌着した下部装着筒部77を垂設し、下部装着筒部77の下端部には、中央に連通窓を開口して延設したフランジ状の底板を備え、また、フランジ状の底板下面よりステムC2内周に垂下筒を垂設している。また、フランジ76の下面から下部装着筒部77の外面を縦断する隙間用リブ78を周方向複数突設しており、隙間用リブ78を対応するステムC2の上面及び内面に当接して、フランジ76及び下部装着筒部77とステムC2との間に、ステムC2上方の縦筒60内面に開口した空気通路pからステムC2内に連通する通気路を設けて装着している。
そして、空気通路pと、液流路が合流する気液混合室RをステムC2内に画成している。
起泡部材C7は、メッシュを張設した筒体81を一対用意して、メッシュ80が上端及び下端になる如く装着筒部材C6の上部装着筒部75内に嵌着している。尚、第1実施例では筒体を一対設けているが、メッシュを張設した筒体を一つ嵌着することも、三個以上嵌着することも可能であり、適宜選択することが可能である。
ポペット弁体Dは、下端部外面に、それぞれ液用シリンダ21の係止リブ25間に位置させる、周方向複数の係止突部85を突設しており、液用シリンダ21内からステムC2内下部に至る長さを有しており、吸込み弁用の弁座22と下面が当接する位置から、各係止突部85がコイルスプリングs下面に当接する位置までの上下動が可能に装着している。各係止突部85上方は、下部を大径部に上部を小径部に形成しており、小径部の上端にはテーパ筒状に拡開する逆止弁体86を形成し、この逆止弁体86と逆止弁用の弁座32とで逆止弁V4を形成している。また、ポペット弁体Dの下端部と吸込み弁用の弁座22とで吸込み弁V5を構成している。
上記泡吐出器1は、図1の状態から吐出ヘッドC5を押し下げると、空気用ピストンC3がステムC2に対して相対的に上昇して空気吐出弁V2が開き、また、下降する空気用ピストンC3により空気用シリンダ20内の空気が加圧されて空気吐出弁V2より空気通路pを介して気液混合室R内に導入される。一方、液用シリンダ21が下降してポペット弁体Dを吸込み弁用の弁座22に当接させるまで下降させるとともに、ポペット弁体DがステムC2に対して相対的に上昇して逆止弁V4が開き、液用シリンダ21内の加圧液を吐出弁V1を介して気液混合室Rに導入させ、ここで気液を混合する。気液混合室Rで混合された気液は起泡部材C7を通過して発泡し、吐出ヘッドC5のノズル64の吐出口65から外部へ吐出される。
吐出ヘッドC5の押圧を解除すると、コイルスプリングsの付勢力により作動部材Cが上昇し、その際空気用ピストンC3がステムC2に対して相対的に下降して空気吐出弁V2が閉じ、空気用シリンダ20内の負圧化によって外気が外気導入弁V3を介して空気用シリンダ20内に導入される。
一方、ステムC2の上昇によりポペット弁体Dは、逆止弁V4と各縦突条37との摩擦力で上昇し、吸込み弁V5が開いて負圧化した液用シリンダ21内に容器体100内の液が導入され、その際吐出弁V1は閉じる。ポペット弁体Dはその係止突部85がコイルスプリングsの下面に当接するまで上昇するが、その後はステムC2に対して、逆止弁体86が逆止弁用の弁座32に当接するまで、相対的に下降する。
図4及び図5は本発明の泡吐出器の第3実施例を示す。
第3実施例では、第1実施例に於いて、外気導入弁V3部分の構造が一部相違する。第3実施例では、第1実施例と同様形態の外気導入弁体56を備えている。膨出防止機構として、装着筒55の膨潤を防止する係止突部51を隔壁46より一体に突設している。係止突部51は隔壁46裏面の環状位置に、周方向複数垂設した形態をなしている。その他の構成及び作用は第1実施例と同様であるため、同符号を付して、説明を省略する。尚、隔壁46より一体に突設する係止突部51として、第3実施例のものに限らず、例えば、垂壁部46a内面より、第1実施例の係止板50の如き形態の係止突部51を突設し、各係止突部51の内面を装着筒55外面へ当接係止する如く構成することも可能である。
1:泡吐出器
A:装着キャップ
10…周壁、11…頂壁、12…ガイド筒
B:シリンダ部材
20…空気用シリンダ、21…液用シリンダ、22…吸込み弁用の弁座、
23…パイプ嵌合筒、24…吸上げ用のパイプ、25…係止リブ
C:作動部材
C1:液用ピストン
30…嵌合筒部、31…摺動部、32…逆止弁用の弁座
C2:ステム
35…吐出弁用の弁座、36…吐出弁体、37…縦突条、38…空気吐出弁用の弁座、
39…縦突条
C3:空気用ピストン
45…筒状部材、46…隔壁、46a…垂壁部、47…摺動部、
48…外気導入弁用の弁座、49…吸気口、50…係止板、51…係止突部
C4…外気導入弁部材
55…装着筒、56…外気導入弁体、57…リング体、57a…通気用の溝
C5:吐出ヘッド
60…縦筒、61…頂板、62…外周壁、63…内周壁、64…ノズル、
65…吐出口、66…シール筒部、67…環状凹部、68…縦凹溝、69…リブ
C6:装着筒部材
75…上部装着筒部、76…フランジ、77…下部装着筒部、78…隙間用リブ
C7:起泡部材
80…メッシュ、81…筒体
D:ポペット弁体
85…係止突部、86…逆止弁体
V1:吐出弁
V2:空気吐出弁
V3:外気導入弁
V4:逆止弁
V5:吸込み弁
s:コイルスプリング
p:空気通路
R:気液混合室
100:容器体
101…口頸部

Claims (6)

  1. 容器体(100)の口頸部(101)外周に嵌合させる装着キャップ(A)に上端部を固定して容器体(100)内に垂下するとともに、大径の空気用シリンダ(20)及び小径の液用シリンダ(21)を上下に同心円状に連設してなるシリンダ部材(B)と、液用シリンダ(21)内を摺動する液用ピストン(C1)をステム(C2)外周下部より突設するとともに、空気用シリンダ(20)内を摺動する空気用ピストン(C3)をステム(C2)外周上部に連携させ、ステム(C2)の上端に吐出ヘッド(C5)を嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材(C)とを備え、作動部材(C)の上下動により、液用シリンダ(21)内からの液と空気用シリンダ(20)内からの空気を合流させて起泡部材(C7)を介して起泡させ、吐出ヘッド(C5)の吐出口(65)より吐出する如く構成した泡吐出器であって、空気用ピストン(C3)を、ステム(C2)外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させた筒状部材(45)と、空気用シリンダ(20)内周に摺動可能に嵌合させた摺動部(47)とを、空気用シリンダ(20)内上下を区画する隔壁(46)で連結して構成し、筒状部材(45)外周に嵌着した装着筒(55)より突設した環状の外気導入弁体(56)と、隔壁(46)下部に設けた外気導入弁用の弁座(48)とで構成する外気導入弁(V3)で、隔壁(46)に設けた吸気口(49)を開閉可能に閉塞し、吸気口(49)と外気導入弁(V3)との通気が可能な状態で装着筒(55)外面を係止して、装着筒(55)の膨潤を防止する膨潤防止機構を設けたことを特徴とする泡吐出器。
  2. 隔壁(46)の内周部に垂壁部(46a)を形成し、垂壁部(46a)内方の隔壁(46)に通気口(49)を開口し、垂壁部(46a)によりレベルダウンした隔壁(46)下面を外気導入弁用の弁座(48)に構成し、垂壁部(46a)の対向位置に嵌着した装着筒(55)より突設した環状の外気導入弁体(56)外周縁部を外気導入弁用の弁座(48)に圧接して外気導入弁(V3)を構成し、膨潤防止機構として、装着筒(55)の膨潤を防止するリング体(57)を、吸気口(49)と外気導入弁(V3)との通気が可能な状態で、装着筒(55)外面に嵌合して構成した請求項1に記載の泡吐出器。
  3. 膨潤防止機構として、装着筒(55)と対向する垂壁部(46a)内面より周方向複数の係止板(50)を突設し、各係止板(50)の内面をリング体(57)外面に嵌合し、各係止板(50)間を介して吸気口(49)と外気導入弁(V3)とを連通させた請求項2に記載の泡吐出器。
  4. 膨潤防止機構として、リング体(57)を装着筒(55)と垂壁部(46a)との間に嵌着させ、リング体(57)の外周部に通気用の溝(57a)を縦設し、通気用の溝(57a)を介して通気口(49)と外気導入弁(V3)とを連通させた請求項2に記載の泡吐出器。
  5. 隔壁(46)の内周部に垂壁部(46a)を形成し、垂壁部(46a)内方の隔壁(46)に通気口(49)を開口し、垂壁部(46a)によりレベルダウンした隔壁(46)下面を外気導入弁用の弁座(48)に構成し、垂壁部(46a)の対向位置に嵌着した装着筒(55)より突設した環状の外気導入弁体(56)外周縁部を外気導入弁用の弁座(48)に圧接して外気導入弁(V3)を構成し、膨出防止機構として、装着筒(55)の膨潤を防止する係止突部(51)を隔壁(46)より一体に突設した請求項1に記載の泡吐出器。
  6. 係止突部(51)は隔壁(46)裏面の環状位置に、周方向複数垂設した係止突部(51)である請求項5に記載の泡吐出器。
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