JP5979671B2 - 泡吐出器 - Google Patents

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Description

本発明は泡吐出器に関する。
泡吐出器として、大径の空気用シリンダと小径の液用シリンダを上下に同心円状に連設したシリンダ部材と、液用シリンダ内を摺動する液用ピストンをステム外周下部より突設するとともに、空気用シリンダ内を摺動する空気用ピストンをステム外周上部に連携させ、ステム上端に吐出ヘッドを嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材とを備え、作動部材の上下動により液用シリンダ内の液と空気用シリンダ内の空気を合流させて起泡部材を介して起泡させ、吐出ヘッドの吐出口より吐出する如く構成したものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1に記載されている泡吐出器では、ステム外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させた筒状部と、空気用シリンダ内周に摺動可能に嵌合させた摺動部とを、空気用シリンダ内上下を区画する隔壁で連結して空気用ピストンを構成しており、また、ステム外周に突設した弁座と空気用ピストンの筒状部の下端とで空気吐出弁を構成し、空気用シリンダ内から空気吐出弁を介してステム外周部を通りステム内と連通する空気通路を設けている。
また、泡の吐出に伴って減少する空気用シリンダ内に外気を導入するための外気導入弁を備えているが、この外気導入弁は、空気用ピストンを構成する隔壁部分に吸気口を開口し、この吸気口を閉塞する外気導入弁を、別部材で構成した弁部材を組み付けることで形成している。
特開2009−202122号公報
従来のこの種の泡吐出器では、外気導入弁部材が空気用シリンダを横断する隔壁部分に設けられているため、水場での使用の際には作動部材を伝って吸気口から外気導入弁を介して空気用シリンダ内に液が浸入する虞や、ステム内の収容液が空気用シリンダとステム内を結ぶ空気通路、空気吐出弁を介して空気用シリンダ内に浸入する虞が稀にあった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、上記した外気導入弁からの液の浸入或いは空気吐出弁からの液の浸入があった場合でも、実質的に空気シリンダ内へのそれらの液の浸入を防止でき、しかも構造が簡単であり、従来品に一部の構造変化を加えることで形成できる泡吐出器を提案する。
まず本発明の基本的構成として、以下の通り構成した。即ち、容器体100の口頸部101外周に嵌合させる装着キャップAに上端部を固定して容器体100内に垂下するとともに、大径の空気用シリンダ20及び小径の液用シリンダ21を上下に同心円状に連設してなるシリンダ部材Bと、液用シリンダ21内を摺動する液用ピストンC1をステムC2外周下部より突設するとともに、空気用シリンダ20内を摺動する空気用ピストンC3をステムC2外周上部に連携させ、ステムC2の上端に吐出ヘッドC5を嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材Cとを備え、作動部材Cの上下動により、液用シリンダ21内からの液と空気用シリンダ20内からの空気を合流させて起泡部材C7を介して起泡させ、吐出ヘッドC5の吐出口65より吐出する如く構成し、空気用ピストンC3を、ステムC2外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させた筒状部45と、空気用シリンダ20内周に摺動可能に嵌合させた摺動部47とを、空気用シリンダ20内上下を区画する隔壁46で連結して構成し、隔壁46に設けた吸気口48を開閉可能に閉塞する外気導入弁V3を備えた泡吐出器であって、
筒状部45の嵌合位置下方のステムC2より、外気導入弁V3の下方外方位置に至る受皿40を突設した。
の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記基本的構成に於いて、受皿40の底面fを中心側へ漸次下降する形態とした。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、受皿40は、底壁部40aの周縁部より起立壁40bを立設した形態をなす。
の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記基本的構成に於いて、受皿40は、底壁部40aの周縁部より起立壁40bを立設した形態をなす。
の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2または第3の手段に於いて、隔壁46の外周縁部を下方へ下る外周縁垂壁部46cに形成し、起立壁40b外周を空気の通過が可能な状態で外周縁垂壁部46cに沿って隣接起立させた。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至記第4の手段のいずれかの手段に於いて、ステムC2外周に突設し、且つ、筒状部45の下端とで空気吐出弁V2を構成する空気吐出弁用の弁座38を介して受皿40を延設した。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、受皿40の内面を複数に区画分離した液溜め凹部42を設けた。
第7の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第6の手段のいずれかの手段に於いて、隔壁46の内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に吸気口48を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座49に構成し、垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座49に圧接して外気導入弁V3を構成した。
本発明によれば、筒状部45嵌合位置下方のステムC2より、外気導入弁V3の下方外方位置に至る受皿40を突設しているので、外気導入弁からの液の浸入或いは空気吐出弁部分からの液の浸入があった場合でも、実質的に空気用シリンダ20内へのそれらの液の浸入を防止でき、しかも構造が簡単であり、従来品に一部の構造変化を加えることで形成できるという利点がある。
受皿40の底面fを中心側へ漸次下降する形態とした場合には、受皿40上に溜まった液を中心側に集中して、受皿40の外縁部よりの漏出の防止を図れ、また、空気吐出弁用の弁座38を介して延設した場合には、空気通路pを介してのステムC2内への還流をより効率良く行なえる。
受皿40は、底壁部40aの周縁部より起立壁40bを立設した形態をなす場合には、受皿40に溜まった液が空気用シリンダ20内へ溢れ出るという不都合をより確実に防止できる。
隔壁46の外周縁部を下方へ下る外周縁垂壁部46cに形成し、起立壁40b外周を空気の通過が可能な状態で外周縁垂壁部46cに沿って隣接起立させた場合には、空気用シリンダ20内での起立壁40bを備えた受皿40のより効率の良い配置を可能とし、空気用シリンダ20の容量を効率良く使用できる利点がある。
ステムC2外周に突設し、且つ、筒状部45の下端とで空気吐出弁V2を構成する空気吐出弁用の弁座38を介して受皿40を延設した場合には、受皿40を空気用シリンダ20内の可能な最上部位置に設けることができ、空気用シリンダ20の容量を効率良く使用できる利点がある。また、受皿40に溜まった液を空気用ピストンC3の操作時に空気通路pを介してステムC2内へ還流させることができる。
受皿40の内面を複数に区画分離した液溜め凹部42を設けた場合には、受皿40上に浸入した液を留めておき易く、空気用シリンダ20内への浸入をより確実に防止できる利点がある。
隔壁46の内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に吸気口48を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座49に構成し、垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座49に圧接して外気導入弁V3を構成した場合には、外気導入弁V3を極力中心側に設けることができ、浸入液を受皿40の中心に集め易く、また、構造的にも無駄のない効率の良い配置が可能となる。
泡吐出器の縦断面図である。(第1実施例) 泡吐出器の平面図である。(第1実施例) 図1の二点鎖線xで囲まれた部分の要部縦断面図である。(実施例1) 液体吐出器の要部拡大断面図である。(実施例2) 受皿を示す概略平面図である。(実施例2)
以下、本発明の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の泡吐出器の第1実施例を示す。泡吐出器1は、装着キャップAと、シリンダ部材Bと、作動部材Cと、ポペット弁体Dと、を備えている。
装着キャップAは、泡吐出器1を容器体100に固定するためのもので、容器体100の口頸部101外周に嵌合させる周壁10の上端縁よりフランジ状の頂壁11を延設し、頂壁11中央部に開口した窓孔縁部に、ガイド筒12を起立している。ガイド筒12の下端は頂壁11より下方へ僅かに突出している。
シリンダ部材Bは、上端部を装着キャップA裏面外周部に装着固定させた大径の空気用シリンダ20の下部に、小径の液用シリンダ21を同心円状に延設している。液用シリンダ21は、空気用シリンダ20の底壁部内周縁に周壁部の上端縁を連結して下方へ垂設し、周壁部の下端縁より中央を開口したテーパ状の底壁部を延設し、底壁部の上面を吸込み弁用の弁座22として構成している。また、底壁部の中央開口縁よりパイプ嵌合筒23を一体に垂設し、パイプ嵌合筒23に吸上げ用のパイプ24の上端を嵌着し、その下端を容器体100内下端部に垂下させている。更に、液用シリンダ21内面の底壁部外縁部から周壁部下端部に至る部分に、周方向複数の係止リブ25を突設している。各係止リブ25の上下中間部には上向き段部を設けている。
作動部材Cは、シリンダ部材Bに対して上方付勢状態で上下動可能に組み付けしたもので、液用ピストンC1と、ステムC2と、空気用ピストンC3と、外気導入弁部材C4と、吐出ヘッドC5と、装着筒部材C6と、起泡部材C7とを備えている。
液用ピストンC1は、ステムC2内下部に嵌着した嵌合筒部30の下端外周より外方へ上下スカート状の摺動部31を突設し、摺動部31を液用シリンダ21内周に液密摺動可能に嵌合させている。また、嵌合筒部30の上端部はステムC2内の上下方向中間部に於いて突条形態の逆止弁用の弁座32を形成している。そして、液用ピストンC1の嵌合筒部30下面と各係止リブ25の上向き段部との間にコイルスプリングsを介在させて作動部材Cを常時上方へ付勢させている。
ステムC2は、上下端を開口した筒状をなし、液用シリンダ21に摺動する液用ピストンC1を下部外周に突設するとともに、空気用シリンダ20内を摺動する空気用ピストンC3を外周上部に連携させて、液用シリンダ21内及び空気用シリンダ20内を上下動可能に装着されている。ステムC2内上部には吐出弁用の弁座35を形成し、該弁座上に載置された玉状の吐出弁体36とで吐出弁V1を形成している。また、吐出弁用の弁座35の下面から逆止弁用の弁座32の直上までの間に周方向複数の縦突条37を突設している。更に、外面上下方向中間部には、空気用ピストンC3の下降を制限係止する空気吐出弁用の弁座38を突設している。また、空気吐出弁用の弁座38の上方の筒壁外周には周方向複数の縦突条39を突設している。
本発明では受皿40を設けている。受皿40は、空気用ピストンC3の後述する筒状部45の嵌合位置下方のステムC2より突設し、後述する外気導入弁V3の下方外方に至るもので、後述する空気吐出弁V2或いは外気導入弁V3より浸入する液を蓄えて空気用シリンダ20内へ実質的に浸入を防止するものである。第1実施例では、空気吐出弁用の弁座38を介してステムC2より延設しており、中心側へ漸次下降する底面fを備えた底壁部40aと、底壁部40a周縁部より立設した起立壁40bとで構成している。尚、受皿40に関しては後に詳述する。
空気用ピストンC3は、内周縁の筒状部45をステムC2外周に小幅の上下動が可能に嵌合させ、筒状部45外周より延設した隔壁46を介して、空気用シリンダ20内周に液密摺動可能に嵌合した上下スカート状の摺動部47延設している。筒状部45は、ステムC2外周の縦突条39外面に上下動可能に嵌合させ、また、その上端を後述する吐出ヘッドC5のシール筒部66内周に摺動可能に嵌合させ、更に、その下端部と空気吐出弁用の弁座38とで空気吐出弁V2を構成している。
また、隔壁46は内周部に垂壁部46aを形成し、垂壁部46a内方の隔壁46に吸気口48を開口し、垂壁部46aによりレベルダウンした隔壁46下面を外気導入弁用の弁座49に構成している。また、垂壁部46a外方の隔壁46外周縁部は上方に環状に膨出させた膨出部46bを備え、膨出部46bの外周部分を共有する外周縁垂壁部46cを備えており、外周縁垂壁部46cの下端部より摺動部47を突設している。また、外周縁垂壁部46cの内面には、受皿40の起立壁40bとの間に空気の流通が可能な間隔を保つ上で、スペースリブ50を、周方向複数縦設している。
そして、空気用ピストンC3は、筒状部45の上端が後述する環状凹部67の頂面に当接する状態から、筒状部45の下端が空気吐出弁用の弁座38に当接する状態まで、ステムC2に対する筒状部45の相対的上下動が可能に構成している。
外気導入弁部材C4は、隔壁46に設けた吸気口48を開閉可能に閉塞する外気導入弁V3を構成するもので、筒状部45外周に嵌着した装着筒55と、装着筒55より突設した環状の外気導入弁体56とを備えている。具体的には、隔壁46の垂壁部46aの対向位置に嵌着した装着筒55の外周下部より突設した環状で、板状の外気導入弁体56外周縁部を外気導入弁用の弁座49に圧接して外気導入弁V3を構成している。
吐出ヘッドC5はステムC2の外周上端部に内周下端部を嵌合させた縦筒60を頂板61裏面より垂設し、頂板61の周縁部から外周壁62を垂設し、外周壁62内方の頂板61裏面より垂設した内周壁63の下端部をガイド筒12の外周上端部位置に垂下している。また、縦筒60の上端に基端を開口したノズル64を前方へ突設し、その先端に吐出口65を開口している。更に、吐出ヘッドC5の下面としての縦筒60の下面の外周縁よりシール筒部66を垂設し、シール筒部66とステムC2外周との間に環状凹部67を画成している。また、環状凹部67直上の縦筒60内面には、下端を環状凹部67の上端に開口し、上端をステムC2直上に開口した縦凹溝68を縦設している。そして、この縦凹溝68内、環状凹部67内、ステムC2と筒状部45との間とで、空気用シリンダ20内からステムC2内に連通する空気通路pを構成している。また、縦筒60内の上部にはリブ69を突設している。
装着筒部材C6は、内部に起泡部材C7を嵌合して、上部を吐出ヘッドC5の縦筒60内に、下部をステムC2内上端部に嵌着している。第1実施例では、縦筒60内周に嵌着した上部装着筒部75の下端より、フランジ76を介してステムC2内上端部に嵌着した下部装着筒部77を垂設し、下部装着筒部77の下端部には、中央に連通窓を開口して延設したフランジ状の底板を備え、また、フランジ状の底板下面よりステムC2内周に垂下筒を垂設している。また、フランジ76の下面から下部装着筒部77の外面を縦断する隙間用リブ78を周方向複数突設しており、隙間用リブ78を対応するステムC2の上面及び内面に当接して、フランジ76及び下部装着筒部77とステムC2との間に、ステムC2上方の縦筒60内面に開口した空気通路pからステムC2内に連通する通気路を設けて装着している。
そして、空気通路pと、液流路が合流する気液混合室RをステムC2内に画成している。
起泡部材C7は、メッシュを張設した筒体81を一対用意して、メッシュ80が上端及び下端になる如く装着筒部材C6の上部装着筒部75内に嵌着している。尚、第1実施例では筒体を一対設けているが、メッシュを張設した筒体を一つ嵌着することも、三個以上嵌着することも可能であり、適宜選択することが可能である。
ポペット弁体Dは、下端部外面に、それぞれ液用シリンダ21の係止リブ25間に位置させる、周方向複数の係止突部85を突設しており、液用シリンダ21内からステムC2内下部に至る長さを有しており、吸込み弁用の弁座22と下面が当接する位置から、各係止突部85がコイルスプリングs下面に当接する位置までの上下動が可能に装着している。各係止突部85上方は、下部を大径部に上部を小径部に形成しており、小径部の上端にはテーパ筒状に拡開する逆止弁体86を形成し、この逆止弁体86と逆止弁用の弁座32とで逆止弁V4を形成している。また、ポペット弁体Dの下端部と吸込み弁用の弁座22とで吸込み弁V5を構成している。
本発明では上記した如く受皿40を備えている。受皿40の具体的形状は、空気用ピストンC3の筒状部45の嵌合位置下方のステムC2より突設し、外気導入弁V3の下方外方に至る皿状形態であれば種々採用でき、受皿40の存在で空気吐出弁V2或いは外気導入弁V3より浸入する液を蓄えて空気用シリンダ20内へ実質的に浸入を防止するものであれば種々採用できる。また、ステムC2より突設するという形態は、ステムC2より直接一体に突設しても、或いは第1実施例の如く、空気吐出弁用の弁座38を介してステムC2より突設するものであっても良く、また、ステムC2と一体に形成しても、別体の受皿40をステムC2に嵌着固定しても良い。更に、第1実施例では、空気吐出弁用の弁座38を介してステムC2より延設しているが、空気吐出弁用の弁座38より下方位置のステムC2より突設することも可能である。
第1実施例では、中心側へ漸次下降する底面fを備えた底壁部40aと、底壁部40a周縁部より立設した起立壁40bとで受皿40を構成している。また、受皿40の底面fを中心側へ漸次下降する形態としている。更に、起立壁40b外周を空気の通過が可能な状態で隔壁46の外周縁垂壁部46cに沿って隣接起立させており、起立壁40bの高さを許容する上で隔壁46の膨出部46b内に起立壁40bの上端部が突設する如く構成している。
尚、図1の2点鎖線で示す如き、装着キャップAと吐出ヘッドC5下面との間に着脱可能に嵌合させたスペーサーEを設けることも可能である。スペーサーEの存在で不使用時に作動部材Cの不用意な押し下げを防止できる。
上記泡吐出器1は、図1の状態から、スペーサーEが装着されていればスペーサーEを取り外して吐出ヘッドC5を押し下げると、空気用ピストンC3がステムC2に対して相対的に上昇して空気吐出弁V2が開き、また、下降する空気用ピストンC3により空気用シリンダ20内の空気が加圧され、起立壁40bと外周縁垂壁部46cとの間、隔壁46と受皿40との間を通り、空気吐出弁V2より空気通路pを介して気液混合室R内に導入される。一方、液用シリンダ21が下降してポペット弁体Dを吸込み弁用の弁座22に当接させるまで下降させるとともに、ポペット弁体DがステムC2に対して相対的に上昇して逆止弁V4が開き、液用シリンダ21内の加圧液を吐出弁V1を介して気液混合室Rに導入させ、ここで気液を混合する。気液混合室Rで混合された気液は起泡部材C7を通過して発泡し、吐出ヘッドC5のノズル64の吐出口65から外部へ吐出される。
吐出ヘッドC5の押圧を解除すると、コイルスプリングsの付勢力により作動部材Cが上昇し、その際空気用ピストンC3がステムC2に対して相対的に下降して空気吐出弁V2が閉じ、空気用シリンダ20内の負圧化によって外気導入弁V3が開き、外気導入弁V3から隔壁46と受皿40との間、起立壁40bと外周縁垂壁部46cとの間を介して空気用シリンダ20内に外気が導入される。
一方、ステムC2の上昇によりポペット弁体Dは、逆止弁V4と各縦突条37との摩擦力で上昇し、吸込み弁V5が開いて負圧化した液用シリンダ21内に容器体100内の液が導入され、その際吐出弁V1は閉じる。ポペット弁体Dはその係止突部85がコイルスプリングsの下面に当接するまで上昇するが、その後はステムC2に対して、逆止弁体86が逆止弁用の弁座32に当接するまで、相対的に下降する。
本発明では、受皿40の存在で空気吐出弁V2或いは外気導入弁V3より浸入する液を蓄えて、空気用シリンダ20内への実質的な浸入を防止することができ、また、受皿40に溜まった液は作動部材Cの操作により空気圧でステムC2内に還流させることができる。
図4及び図5は第2実施例を示し、受皿40の内面を複数に区画分離した液溜め凹部42を設けた例を示す。図4は第1実施例に於いて、受皿40の底壁部40a内面から起立壁40bにわたる平面視放射状の液溜め用リブ41を放射状に複数突設し、液溜め用リブ41間に液溜め凹部42を画成した例を示し、図5はその概略平面図を示す。尚、この液溜め用凹部42は本実施例のものに限らず、例えば、受皿の底壁部40a上面のみに設けることも可能であり、起立壁40b内面のみに突設することも可能である。また、液溜め用凹部42の形状は、本実施例の如く放射状の液溜め用リブ41により画成されたのものに限らず、例えば、格子状のリブにより画成されたものであっても、その他種々の形状を採用できる。基本的にはリブにより画成された凹部が好ましく採用できる。
1:泡吐出器
A:装着キャップ
10…周壁、11…頂壁、12…ガイド筒
B:シリンダ部材
20…空気用シリンダ、21…液用シリンダ、22…吸込み弁用の弁座、
23…パイプ嵌合筒、24…吸上げ用のパイプ、25…係止リブ
C:作動部材
C1:液用ピストン
30…嵌合筒部、31…摺動部、32…逆止弁用の弁座
C2:ステム
35…吐出弁用の弁座、36…吐出弁体、37…縦突条、38…空気吐出弁用の弁座、
39…縦突条、40…受皿、40a…底壁部、f…底面、40b…起立壁、
41…液溜め用リブ、42…液溜め凹部
C3:空気用ピストン
45…筒状部、46…隔壁、46a…垂壁部、46b…膨出部、
46c…外周縁垂壁部、47…摺動部、48…吸気口、49…外気導入弁用の弁座、
50…スペースリブ
C4…外気導入弁部材
55…装着筒、56…外気導入弁体
C5:吐出ヘッド
60…縦筒、61…頂板、62…外周壁、63…内周壁、64…ノズル、
65…吐出口、66…シール筒部、67…環状凹部、68…縦凹溝、69…リブ
C6:装着筒部材
75…上部装着筒部、76…フランジ、77…下部装着筒部、78…隙間用リブ
C7:起泡部材
80…メッシュ、81…筒体
D:ポペット弁体
85…係止突部、86…逆止弁体
E:スペーサー
V1:吐出弁
V2:空気吐出弁
V3:外気導入弁
V4:逆止弁
V5:吸込み弁
s:コイルスプリング
p:空気通路
R:気液混合室
100:容器体
101…口頸部

Claims (7)

  1. 容器体(100)の口頸部(101)外周に嵌合させる装着キャップ(A)に上端部を固定して容器体(100)内に垂下するとともに、大径の空気用シリンダ(20)及び小径の液用シリンダ(21)を上下に同心円状に連設してなるシリンダ部材(B)と、液用シリンダ(21)内を摺動する液用ピストン(C1)をステム(C2)外周下部より突設するとともに、空気用シリンダ(20)内を摺動する空気用ピストン(C3)をステム(C2)外周上部に連携させ、ステム(C2)の上端に吐出ヘッド(C5)を嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材(C)とを備え、作動部材(C)の上下動により、液用シリンダ(21)内からの液と空気用シリンダ(20)内からの空気を合流させて起泡部材(C7)を介して起泡させ、吐出ヘッド(C5)の吐出口(65)より吐出する如く構成し、空気用ピストン(C3)を、ステム(C2)外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させた筒状部(45)と、空気用シリンダ(20)内周に摺動可能に嵌合させた摺動部(47)とを、空気用シリンダ(20)内上下を区画する隔壁(46)で連結して構成し、隔壁(46)に設けた吸気口(48)を開閉可能に閉塞する外気導入弁(V3)を備えた泡吐出器であって、
    筒状部(45)の嵌合位置下方のステム(C2)より、外気導入弁(V3)の下方外方位置に至る受皿(40)を突設するとともに、受皿(40)の底面(f)を中心側へ漸次下降する形態としたことを特徴とする泡吐出器。
  2. 受皿(40)は、底壁部(40a)の周縁部より起立壁(40b)を立設したことを特徴とする、請求項1に記載の泡吐出器。
  3. 容器体(100)の口頸部(101)外周に嵌合させる装着キャップ(A)に上端部を固定して容器体(100)内に垂下するとともに、大径の空気用シリンダ(20)及び小径の液用シリンダ(21)を上下に同心円状に連設してなるシリンダ部材(B)と、液用シリンダ(21)内を摺動する液用ピストン(C1)をステム(C2)外周下部より突設するとともに、空気用シリンダ(20)内を摺動する空気用ピストン(C3)をステム(C2)外周上部に連携させ、ステム(C2)の上端に吐出ヘッド(C5)を嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材(C)とを備え、作動部材(C)の上下動により、液用シリンダ(21)内からの液と空気用シリンダ(20)内からの空気を合流させて起泡部材(C7)を介して起泡させ、吐出ヘッド(C5)の吐出口(65)より吐出する如く構成し、空気用ピストン(C3)を、ステム(C2)外周に所定幅の上下動が可能に嵌合させた筒状部(45)と、空気用シリンダ(20)内周に摺動可能に嵌合させた摺動部(47)とを、空気用シリンダ(20)内上下を区画する隔壁(46)で連結して構成し、隔壁(46)に設けた吸気口(48)を開閉可能に閉塞する外気導入弁(V3)を備えた泡吐出器であって、
    筒状部(45)の嵌合位置下方のステム(C2)より、外気導入弁(V3)の下方外方位置に至る受皿(40)を突設するとともに、受皿(40)は、底壁部(40a)の周縁部より起立壁(40b)を立設したことを特徴とする泡吐出器。
  4. 隔壁(46)の外周縁部を下方へ下る外周縁垂壁部(46c)に形成し、起立壁(40b)外周を空気の通過が可能な状態で外周縁垂壁部(46c)に沿って隣接起立させた請求2または3に記載の泡吐出器。
  5. ステム(C2)外周に突設し、且つ、筒状部(45)の下端とで空気吐出弁(V2)を構成する空気吐出弁用の弁座(38)を介して受皿(40)を延設した請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の泡吐出器。
  6. 受皿(40)の内面を複数に区画分離した液溜め凹部(42)を設けた請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の泡吐出器。
  7. 隔壁(46)の内周部に垂壁部(46a)を形成し、垂壁部(46a)内方の隔壁(46)に吸気口(48)を開口し、垂壁部(46a)によりレベルダウンした隔壁(46)下面を外気導入弁用の弁座(49)に構成し、垂壁部(46a)の対向位置に嵌着した装着筒(55)より突設した環状の外気導入弁体(56)外周縁部を外気導入弁用の弁座(49)に圧接して外気導入弁(V3)を構成した請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の泡吐出器。
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