JP5758215B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
この詰め替え容器では、まず仕切り膜を除去して基筒部材の注出口を開封した後、口部が上方を向く正立姿勢とされた詰め替え容器の基筒部材に、倒立姿勢にある本容器の下方を向く口部を螺着し、両容器を互いに連結する。次いで、この連結体を上下反転させることにより、本容器を正立姿勢にし、詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
本発明の詰め替え容器は、有底筒状をなし、本容器に詰め替える内容物が収容されるとともに、口部と底部とを有する容器本体と、前記口部に装着される基筒部材と、前記基筒部材に対して容器軸方向に沿った前記底部側に向けてスライド移動可能に装着される注出筒部材と、を備え、前記注出筒部材は、容器軸方向に沿って延在するとともに、前記本容器の注入口に差し込まれ、かつ、その先端部に注出口が形成された注出筒と、前記注出口より容器軸方向に沿った前記底部側に配置され、前記本容器の注入口の開口周縁部に当接可能な規制部と、前記規制部より容器軸方向に沿った前記底部側に配置され、前記基筒部材が有する第1シール部に当接し、容器本体の内部と外部との連通を遮断する第2シール部と、を有し、前記注出筒部材が、前記基筒部材に対して容器軸方向に沿った前記底部側に移動することにより、前記第1シール部と前記第2シール部とのシールが解除されることを特徴とする。
本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器30に内容物を詰め替えるものである。内容物は、例えば所定以上の粘度を有する液体である。以下、この容器本体2の横断面の中央を通る直線を容器軸Oといい、この容器軸O方向に沿って容器本体2の口部2a側を上側、容器本体2の底部側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
この際、注出筒18を注入口31に差し込む構成となっているため、例えば中栓の注出ノズルなど、比較的小径の注入口31にも対応することができる。
この変形例では、図5に示されるように、容器本体2の口部2aに対して、基筒部材3の外筒7が螺合により装着されている。また、基筒部材3の内筒8は、外筒7の天壁部7aの径方向中央に位置する孔の開口周縁部から垂下されるように形成されている。また、内筒8の下端開口部は、口部2aの下端部より僅かに上側に位置している。
本体筒16のパイプ支持筒21内には、後述する連通規制部50のパイプ連結筒52が下側から嵌合している。
規制部19の上端部は、規制凸部13の上端面及び注出筒18の段部24より上側に突出している。
連通規制部50は、内筒8の下端開口縁を下側から覆うように形成された円板状の遮蔽板51と、該遮蔽板51を容器軸O方向に貫通して設けられ、パイプ支持筒21に連結されたパイプ連結筒52と、を備えている。
尚、遮蔽板51は、板状であっても有底筒状であってもよい。
すなわち、連通規制部50が、注出筒18内と容器本体2内との連通を規制するように配設されているので、詰め替え容器1の注出筒部材4と本容器30の注入口31とを連結する際、該詰め替え容器1を、注出口17を下側へ向けた倒立姿勢にして本容器30に連結するまでの間に、容器本体2の内容物がこの注出口17を通って容器外部に漏れ出るようなことが抑制される。従って、詰め替え作業による汚損等が防止され、作業が正確に行える。
2 容器本体
2a 口部
3 基筒部材
4 注出筒部材
10 ガイド筒
12 第1シール部
13 規制凸部
17 注出口
17a 切り欠き部
18 注出筒
19 規制部
26 第2シール部
30 本容器
31 注入口
32 注入口筒部
50 連通規制部
O 容器軸
Claims (5)
- 有底筒状をなし、本容器に詰め替える内容物が収容されるとともに、口部と底部とを有する容器本体と、
前記口部に装着される基筒部材と、
前記基筒部材に対して容器軸方向に沿った前記底部側に向けてスライド移動可能に装着される注出筒部材と、を備え、
前記注出筒部材は、
容器軸方向に沿って延在するとともに、前記本容器の注入口に差し込まれ、かつ、その先端部に注出口が形成された注出筒と、
前記注出口より容器軸方向に沿った前記底部側に配置され、前記本容器の注入口の開口周縁部に当接可能な規制部と、
前記規制部より容器軸方向に沿った前記底部側に配置され、前記基筒部材が有する第1シール部に当接し、容器本体の内部と外部との連通を遮断する第2シール部と、を有し、
前記注出筒部材が、前記基筒部材に対して容器軸方向に沿った前記底部側に移動することにより、前記第1シール部と前記第2シール部とのシールが解除されることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1に記載の詰め替え容器であって、
前記基筒部材には、前記注出筒を径方向の外側から囲い、前記本容器において前記注入口を有する注入口筒部が内挿されるガイド筒が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1又は2に記載の詰め替え容器であって、
前記基筒部材には、該基筒部材の前記本容器に対する容器軸方向の前進端位置で該本容器に当接したときに、前記第1シール部と前記第2シール部との間を通した前記容器本体の内部と外部との連通を維持する規制凸部が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の詰め替え容器であって、
前記注出口は、容器軸方向に開口し、かつ、前記注出筒の先端部のうち周方向の一部が切り欠かれるように形成された切り欠き部を有することを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の詰め替え容器であって、
前記注出筒部材は、前記注出筒より容器軸方向に沿った前記底部側に配置されて、前記注出筒内と前記容器本体内との連通を規制するように形成された連通規制部を有し、
前記注出筒部材が、前記基筒部材に対して容器軸方向に沿った前記底部側に移動することにより、前記注出筒内と前記容器本体内との連通の規制が解除されることを特徴とする詰め替え容器。
Priority Applications (1)
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JP2011078947 | 2011-03-31 | ||
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Publications (2)
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JP5758215B2 true JP5758215B2 (ja) | 2015-08-05 |
Family
ID=47267487
Family Applications (1)
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JP2011142958A Active JP5758215B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-06-28 | 詰め替え容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP5758215B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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JP7355530B2 (ja) * | 2019-06-20 | 2023-10-03 | 藤森工業株式会社 | 注出用スパウト、注出用スパウト付き容器 |
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2011
- 2011-06-28 JP JP2011142958A patent/JP5758215B2/ja active Active
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