JP2016069053A - 計量容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】定量の内容物を吐出することができることに加え、任意の量の内容物を吐出すること。【解決手段】内容物が収容される容器本体2と、容器本体の口部2aに容器軸O方向に沿う容器本体の外側に向けて移動可能に装着されると共に、吐出孔3が形成されたキャップ体4と、吐出孔を開閉する蓋体5とを備え、キャップ体は、容器本体内と吐出孔とを連通する貯留体31を備え、容器本体の口部内には、容器本体の内部と貯留体の内部とを連通させる連通開口15が形成された連通壁部16が設けられ、貯留体は、連通壁部に対して容器軸方向に沿う容器本体の内側に離れて配置され、且つ容器本体の口部に対する容器軸方向に沿う容器本体の外側に向けた移動に伴って連通開口を閉塞する弁体37を備えている計量容器1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、計量容器に関する。
内容物を計量しながら吐出できる容器として、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に上方付勢状態で上方移動可能に装着される貯留体と、容器本体の口部に着脱自在に装着され、貯留体を覆うと共に該貯留体を押下する有頂筒状のキャップ体と、を備えた計量容器が知られている。
容器本体の口部内には、容器本体の内部と貯留体の内部とを連通させる連通開口が形成された連通壁部が設けられている。貯留体は、連通壁部の下方に配置されており、連通開口を開閉する弁体を備えている。そして、弁体はキャップ体による貯留体の押下の解除に伴って上昇し、連通開口を塞ぐように構成されている。
この計量容器によれば、容器本体を倒立姿勢にすることで内容物を貯留体に流入させることができ、その倒立状態を維持したままキャップ体を取り外していくことで、弁体が徐々に連通開口を塞ぎはじめ、最終的に連通開口を塞いでシールする。これにより、シールされる直前に貯留体の内部に貯留された内容物をキャップ体に移し替えることができ、定量の内容物を吐出することが可能とされる。
特開2014−69866号公報
しかしながら、上記従来の計量容器では、キャップ体の取り外しに伴って弁体が連通開口を塞いでシールしてしまうので、定量の内容物を吐出することはできるが、それとは別に任意の量の内容物を吐出するといった仕様にはなっていない。そのため、用途が限定され易く、操作性に改善の余地があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、定量の内容物を吐出することができることに加え、任意の量の内容物を吐出することもできる計量容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る計量容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて移動可能に装着されると共に、吐出孔が形成されたキャップ体と、前記吐出孔を開閉する蓋体と、を備え、前記キャップ体は、筒状に形成され、その内側が前記容器本体内と前記吐出孔とを連通する貯留体を備え、前記容器本体の口部内には、前記容器本体の内部と前記貯留体の内部とを連通させる連通開口が形成された連通壁部が設けられ、前記貯留体は、前記連通壁部に対して容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に離れて配置され、且つ前記容器本体の口部に対する容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けた移動に伴って前記連通開口を閉塞する弁体を備えていることを特徴とする。
この計量容器によれば、キャップ体が装着された状態で容器本体を下方に向けると、容器本体内の内容物が連通開口を通して貯留体の内部に流入する。そして、容器本体をその状態(姿勢)にしたままキャップ体を容器軸方向に沿う容器本体の外側に向けて移動させていくと、それに伴って弁体が徐々に連通開口を塞ぎはじめ、最終的に連通開口を塞いでシールする。そのため、内容物を計量することができ、定量の内容物をキャップ体における貯留体に貯留することができる。これにより、蓋体を開いて吐出孔を開放することで、計量した定量の内容物を吐出することができる。
また、任意の量の内容物を吐出する場合には、例えば蓋体を開いて吐出孔を開放させた後、連通開口が開放されている状態で容器本体を下方に向ける。これにより、貯留体の内側を通して容器本体内から内容物を吐出孔に直接導くことができ、任意の量の内容物を吐出することができる。
このように、定量の内容物の吐出する態様と、任意の量の内容物を吐出する態様とを必要に応じて切り換えながら使用することができるので、操作性に優れた使い易い計量容器とすることができる。
(2)前記キャップ体は、天壁部に前記吐出孔が形成され、前記容器本体の口部に離脱自在に装着される有頂筒状のキャップ本体を備え、前記キャップ本体は、前記貯留体に対して容器軸方向に分離可能とされていても良い。
この場合には、弁体が連通開口を塞いでシールし、定量の内容物がキャップ体における貯留体に貯留された後、キャップ本体を容器本体の口部から取り外し、定量の内容物を貯留体からキャップ本体に移し替えることができる。従って、例えば吐出孔を利用せずに、キャップ本体の開口部分から定量の内容物を直接吐出することができる。このように、定量の内容物を吐出する際、容器本体から取り外したキャップ本体を利用した使い方もできるので、使い方に幅を持たせることができ、状況に応じた使い分けを行うことが可能である。
(3)前記容器本体と前記キャップ体との間には、前記容器本体の口部に対して前記キャップ体を容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて付勢する付勢部材が設けられていても良い。
この場合には、付勢部材がキャップ体を付勢しているので、キャップ体を容器本体の口部に対して容器軸方向に沿う容器本体の外側に向けて、よりスムーズ且つ容易に移動させ易い。従って、操作性をさらに向上することができる。また、付勢部材により弁体を連通開口に押し付けることができるので、連通開口を高いシール性で閉塞することができる。
(4)前記付勢部材は、前記容器本体と前記キャップ体との間に形成され、前記貯留体の内側及び前記容器本体内に対する連通が遮断された収容空間に配置されていても良い。
この場合には、付勢部材と内容物とが接触することを防止できるので、付勢部材の材質を内容物に影響されることなく選択でき、設計の自由度を向上することができる。また、内容物についても付勢部材に触れることがないので、付勢部材との関係性を考慮する必要がなく、幅広い分野から内容物を広く選択することができる。
(5)前記容器本体及び前記キャップ体のうちの一方には、前記容器本体及び前記キャップ体のうちの他方に形成されたガイド溝に係合し、且つ前記容器本体の口部に対する前記キャップ体の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けた移動に伴って前記ガイド溝に沿って移動する突起体が形成され、前記ガイド溝には、前記弁体が前記連通開口を閉塞したときに、前記突起体に係合する係合凸部が形成されていても良い。
この場合には、キャップ体を容器本体の口部に対して容器軸方向に沿う容器本体の外側に向けて移動させる際、突起体がガイド溝に沿って移動するので、キャップ体をより安定して移動させることができ、操作性をさらに向上できる。
また、弁体が連通開口を塞いでシールし、定量の内容物がキャップ体における貯留体に貯留されたときに、係合凸部が突起体に係合するので、使用者は例えば係合時の触覚により計量が適切に行われたことを容易に把握し易い。従って、より確実に定量の内容物を吐出できるうえ、速やかに吐出操作に移行することができる。
(6)前記蓋体は、ヒンジ部を介して前記キャップ体に連結されていても良い。
この場合には、蓋体を例えばワンタッチで開閉できるので使い易いうえ、蓋体の紛失を防止することができる。
本発明によれば、定量の内容物の吐出する態様と、任意の量の内容物を吐出する態様とを必要に応じて切り換えながら使用することができるので、操作性に優れた使い易い計量容器とすることができる。
本発明に係る計量容器の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す計量容器を構成する中栓部材の側面図である。 図1に示す状態からキャップ体を上方移動させた状態を示す縦断面図である。 図1に示す計量容器を倒立させた状態を示す縦断面図である。 図4に示す状態からキャップ体を下方移動させた状態を示す縦断面図である。 図5に示す状態から蓋体を開けて吐出孔を開放し、定量の内容物を吐出している状態を示す図である。 図4に示す状態から蓋体を開けて吐出孔を開放し、任意の量の内容物を吐出している状態を示す図である。 図5に示す状態からキャップ本体を取り外し、任意の量の内容物をキャップ本体に移し替えている状態を示す図である。 図8に示すキャップ本体を利用して、任意の量の内容物を吐出している状態を示す図である。 第1実施形態の変形例を示す中栓部材の側面図である。 本発明に係る計量容器の第2実施形態を示す縦断面図である。 図11に示す計量容器を構成する中栓部材の側面図である。 図11に示す計量容器を倒立させた後、キャップ体を下方移動させた状態を示す縦断面図である。 図13に示す状態から蓋体を開けて吐出孔を開放し、定量の内容物を吐出している状態を示す図である。 本発明に係る計量容器の第3実施形態を示す縦断面図である。 第3実施形態の変形例を示す計量容器の縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る計量容器の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の計量容器1は、内容物W(図4参照)が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着されると共に吐出孔3が形成された有頂筒状のキャップ体4と、吐出孔3を開閉する蓋体5とを、備えている。
なお、容器本体2及びキャップ体4は、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態で配置されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿ったキャップ体4側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。さらに、計量容器1についての「正立」とは口部2aの開口が上方を向く姿勢をいい、「倒立」とは口部2aの開口が下方を向く姿勢をいう。
容器本体2の口部2aの上端部側の内周面には、径方向の外側に向けて窪むと共に上方に開口した縦溝6が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
なお、容器本体2に収容される内容物Wは、例えば液体や粉粒体等の流動性を有する内容物とされ、例えば工業用分野、医療分野や食品分野等、種々の分野から選択することができる。より具体的には、食品、医薬品や化粧料等から内容物Wを選択することが可能である。なお、本実施形態では粉状の内容物Wを一例に挙げて図示している。
容器本体2の口部2aには、中栓部材10が装着されている。
中栓部材10は、図1及び図2に示すように、容器本体2の口部2aに装着される装着筒11と、装着筒11を径方向外側から間隔をあけて囲むと共に容器本体2の口部2aよりも上方に延びた第1ガイド筒12と、容器本体2の口部2aの内側に配置された第2ガイド筒13と、第1ガイド筒12における上下方向中央部と装着筒11の上端部と第2ガイド筒13の上端部とをそれぞれ連結し、且つ容器本体2の口部2aの上端開口縁上に配置された環状のフランジ部14と、第2ガイド筒13の下端部に該第2ガイド筒13を閉塞するように連設されると共に、中心に連通開口15が形成された連通壁部16と、連通壁部16よりも下方に配置された状態で容器本体2の内側に配置された有底筒状の収容筒17と、連通壁部16と収容筒17とを連結する複数の連結片18と、を備えている。
装着筒11は、容器本体2の口部2aに対してアンダーカット嵌合によって装着されている。但し、この場合に限定されるものではなく、例えば螺着によって容器本体2の口部2aに装着されていても構わない。
第2ガイド筒13の上端部側の外周面には、径方向外側に向けて突出すると共に、周方向に間隔をあけて形成された縦リブ状の係合片19が形成されている。これら係合片19は、容器本体2の口部2aに形成された縦溝6内にそれぞれ嵌まり込み、縦溝6に対して周方向から係合している。これにより、中栓部材10は、容器本体2の口部2aに対して回り止めされた状態で、口部2aに装着されている。
収容筒17は、容器軸Oと同軸に配置され、連通開口15の開口径と同等又は縮径した収容壁部17aと、収容壁部17aの下端側開口を閉塞する底壁部17bと、を備えている。収容筒17内には、後述するコイルバネ39が収容されている。底壁部17bの中央部には、上方に向けて突出し、コイルバネ39の下端部を保持する第1保持突起17cが形成されている。
このように構成された収容筒17は、上記連結片18によって連通壁部16に対して一体に連結されている。図示の例では、連結片18は周方向に間隔をあけて4つ形成されている。
これら連結片18は、容器軸Oに沿って延び、上端部が連通壁部16に接続された垂直片18aと、垂直片18aの下端部から径方向内側に向けて屈曲し、収容筒17の上端部に接続された屈曲片18bと、を備え、側面視L字状に形成されている。但し、連結片18の形状や数は上述した場合に限定されるものではない。
上述した中栓部材10は容器本体2の一部として機能する部材である。また、第1ガイド筒12及び第2ガイド筒13は、後述するキャップ体4の可動中栓31を上下動可能にガイドする部材とされている。また、連通開口15は、容器本体2の口部2a内に位置し、容器本体2の内部と可動中栓31の内部とを連通する開口部とされている。
また、図1及び図2に示すように、第1ガイド筒12のうち上下方向の中間部分から上端部までに至る上側半分の外周面には、キャップ体4側に形成された後述する突起体55が移動可能に係合するガイド溝20が形成されている。
ガイド溝20は、第1ガイド筒12における上下方向の中間部分に位置する下端溝21と、下端溝21から周方向の一方側に向けて延びると共に、周方向の一方側に向かうにしたがって漸次上方に向けて延びる第1周溝22と、第1周溝22の周端部から周方向の一方側に向けてさらに横長に延びる第2周溝23と、第2周溝23の周端部から上方に向けて延びると共に、上方に開口する縦溝24と、を備えている。
なお、ガイド溝20は、第1ガイド筒12の外周面から径方向内側に向かって凹むように形成され、その深さは例えば第1ガイド筒12の厚みの半分程度とされている。また、ガイド溝20の全体の周方向に沿った周長は、例えば第1ガイド筒12の半周よりも短い長さとされている。特に、下端溝21から第2周溝23に至る容器軸O方向に沿った距離は、後述する弁本体37aが連通開口15を塞ぐまでの容器軸O方向に沿った距離と同等とされている。
図1に示すように、キャップ体4は、中栓部材10を介して容器本体2の口部2aに上方付勢状態で上方移動可能に装着されている。
キャップ体4は、中栓部材10の第1ガイド筒12に離脱自在に装着され、天壁部40に吐出孔3が形成された有頂筒状のキャップ本体30と、キャップ本体30の内側に配置され、内側が容器本体2内と吐出孔3とを連通する筒状の可動中栓(貯留体)31と、を備えている。
先に可動中栓31について説明する。
可動中栓31は、中栓部材10の連通壁部16よりも上方に配置された貯留筒35と、貯留筒35に連結部材36を介して連結されると共に連通壁部16よりも下方に配設され、連通開口15を開閉自在に閉塞する弁体37と、を備えている。
貯留筒35は、第1ガイド筒12の内側に配設され、第1ガイド筒12によって上下動がガイドされる第1貯留筒35aと、第2ガイド筒13の内側に配設され、第2ガイド筒13によって上下動がガイドされる第2貯留筒35bと、第1貯留筒35aの下端部と第2貯留筒35bの上端部とを接続すると共にフランジ部14の上面に接する環状壁35cと、を備えた2段筒状に形成されている。
第1貯留筒35aの上端部は、中栓部材10の第1ガイド筒12の上端部の高さと同等とされており、キャップ本体30における天壁部40に下方から接触している。第2貯留筒35bは、第1貯留筒35aよりも縮径しており、環状壁35cの径方向内端部から下方に向けて延びている。第2貯留筒35bの下端部は、連通壁部16に対して上方から接触している。
このように、例えば第2貯留筒35bの下端部が連通壁部16に接触することで、貯留筒35の最下限位置が規定されている。なお、環状壁35cがフランジ部14の上面に接触することで、貯留筒35の最下限位置を規定するように構成しても構わないし、第2貯留筒35bの下端部が連通壁部16に接触し、且つ環状壁35cがフランジ部14の上面に接触することで、貯留筒35の最下限位置を規定するように構成しても構わない。
連結部材36は、容器軸Oと同軸に配設され、連通開口15を貫くように該連通開口15の内側に配設された連結軸部36aと、連結軸部36aから径方向外側に向けて放射状に突出した複数の連結リブ36bと、を備えている。
連結軸部36aは、上端部が環状壁35cの高さと同等とされ、下端部が連通壁部16よりも容器本体2の内部に向けて突出している。連結リブ36bは、連結軸部36aの全長に亘って形成されると共に、径方向外端部が連通開口15における開口端の近傍に位置する縦長の板状に形成されている。そして、連結リブ36bにおける上端側の径方向外端部が環状壁35cの径方向内端部に接続されている。これにより、連結部材36は貯留筒35と共に上下動可能とされている。
弁体37は、連結軸部36aの下端部及び複数の連結リブ36bの下端部に接続された平面視円形状の弁本体37aと、この弁本体37aの外周縁から径方向外側に向かって斜め上方に延び、連通開口15を開閉可能な弁座部37bと、を備えている。
弁座部37bは、図3に示すように、中栓部材10に対するキャップ体4の上昇により、連通壁部16に対して下方から当接して連通開口15を塞ぐ。なお、この際、例えば弁座部37bが連通壁部16に対して気密又は液密に当接しても良い。そして、弁座部37bが連通壁部16に対して下方から当接することで、可動中栓31は最上限位置に位置する。
なお、図1に示すように、可動中栓31が最下限位置に位置している場合には、弁座部37bと連通壁部16との間には隙間があいて供給口Sが確保されている。そのため、容器本体2内の内容物Wは、中栓部材10における複数の連結片18の間、供給口S、複数の連結リブ36bの間を通りながら、連通開口15を通して貯留筒35内に流入可能とされている。
さらに弁体37は、弁本体37aからさらに下方に向けて突出し、中栓部材10の収容筒17内に収容される摺動筒部38を備えている。
摺動筒部38は、上下方向の中間部から下端部に向かうにしたがって漸次拡径するように形成され、下端部が収容壁部17aの内周面に対して摺動自在に嵌合している。なお、摺動筒部38は、可動中栓31に伴って上下動するが、可動中栓31が最上限位置に移動した場合であっても収容壁部17aの内周面に接している(図3参照)。従って、摺動筒部38の内側と収容筒17の内側とで画成される空間は、可動中栓31の内側及び容器本体2内に対する連通が遮断された収容空間Rとして機能する。
そして、上記収容空間R内に、容器本体2の口部2aに対して可動中栓31の全体を上方付勢するコイルバネ(付勢部材)39が圧縮状態で配置されている。弁本体37aには、中央部から下方に向けて突出し、コイルバネ39の上端部を保持する第2保持突起37cが形成されている。
これにより、コイルバネ39は、下端部が収容筒17に形成された第1保持突起17cに保持され、上端部が弁本体37aに形成された第2保持突起37cに保持されることで、弁体37と収容筒17との間に安定に位置決めされた状態で収容されている。このコイルバネ39によって、キャップ体4の全体は上方に付勢されている。
キャップ本体30は、可動中栓31に対して容器軸O方向に分離可能とされている。このキャップ本体30は、中央部に吐出孔3が形成された天壁部40と、天壁部40の外周縁から下方に向けて延び、中栓部材10の第1ガイド筒12を径方向外側から囲繞する外郭筒41と、を備えた有頂筒状に形成されている。
天壁部40は、中栓部材10における第1ガイド筒12の上端開口、及び可動中栓31における第1貯留筒35aの上端開口を塞いでいる。また、天壁部40には、吐出孔3の開口縁から上方に向かって突出した吐出筒42が形成されている。天壁部40には、ヒンジ部43を介して蓋体5が連結されている。
蓋体5は、天壁部40の上方に間隔をあけて配置され、天壁部40を上方から覆う頂壁部50と、頂壁部50の外周縁から下方に向けて延び、天壁部40の上面に接する周壁部51と、を備えた有頂筒状に形成されている。
そして、蓋体5における頂壁部50の下端部と、キャップ本体30における外郭筒41の上端部とがヒンジ部43を介して一体に連結されている。また、頂壁部50の中央部には、下方に向けて突出し、吐出筒42の内側に離脱自在に嵌合する筒状の栓体52が形成されている。従って、ヒンジ部43回りに蓋体5を開操作することで、吐出筒42から栓体52を離脱させ、吐出孔3を開放することが可能とされている。
なお、蓋体5の周壁部51のうち、容器軸Oを挟んでヒンジ部43とは径方向の反対側に位置する部分には、径方向外側に向けて突出した鍔状の操作片53が形成されている。この操作片53を利用することで、ヒンジ部43回りの蓋体5の開閉操作を容易に行うことができる。
キャップ本体30の外郭筒41の内周面には、径方向内側に向けて突出し、第1ガイド筒12に形成されたガイド溝20内に、ガイド溝20に沿って移動可能に係合する突起体55が形成されている。このように、突起体55がガイド溝20内に係合した状態で、外郭筒41が第1ガイド筒12に対して外装されているので、中栓部材10に対してキャップ本体30を容器軸O回りに回転させながら上方移動させることができると共に、キャップ本体30を略半回転させることで中栓部材10から取り外すことが可能とされている。
突起体55は、キャップ本体30の回転及び上方移動に伴って、下端溝21から第1周溝22、第2周溝23及び縦溝24の順に移動し、最終的に縦溝24から離脱する。この際、図2に示すように、ガイド溝20内には、下端溝21と第1周溝22との接続部分、第1周溝22と第2周溝23との接続部分、及び縦溝24において、突起体55に係合する係合凸部56、57、58がそれぞれ形成されている。
従って、突起体55はガイド溝20に沿って移動する際に、これら各係合凸部56〜58に一旦係合し、且つ係合凸部56〜58を乗り越えることで係合を解除しながら移動する。
特に、突起体55は下端溝21と第1周溝22との接続部分に形成された係合凸部56に係合することで、下端溝21に位置決めされる。また、先に述べたように、下端溝21から第2周溝23に至る容器軸O方向に沿った距離は、弁本体37aが連通開口15を塞ぐまでの容器軸O方向に沿った距離と同等とされているので、弁本体37aが連通開口15を閉塞したときに、突起体55は第1周溝22と第2周溝23との接続部分に形成された係合凸部57を乗り越えて第2周溝23に達する。さらに、縦溝24内に形成された係合凸部58は、中栓部材10からキャップ本体30を取り外す際に突起体55に係合するので、中栓部材10に対するキャップ本体30の外れが抑制されている。
(計量容器の作用)
次に、上記のように構成された計量容器1を利用して、内容物Wを吐出する場合の作用について説明する。
はじめに、内容物Wを定量吐出する場合について説明する。
この場合には、図1に示すキャップ体4が装着された状態の容器本体2を、例えば図4に示すように正立状態から倒立状態にする。すると、容器本体2内の内容物Wが、複数の連結片18、供給口S及び複数の連結リブ36bの間を通りながら、連通開口15を通して貯留筒35の内部に流入して貯留される。
なお、容器本体2を倒立姿勢又は下方に向けることで、計量容器1における上下が反転することとなり、容器軸O方向に沿ったキャップ体4が下側、容器本体2側が上側となる。従って、これ以降の説明において、容器本体2が倒立姿勢又は下方に向いた状態では上下方向が逆となる。
そして、容器本体2を倒立状態にしたまま、キャップ本体30を容器軸O回りに回転させると、ガイド溝20の下端溝21に位置している突起体55が係合凸部56を乗り越えて第1周溝22に移動する。これにより、キャップ本体30を容器軸O回りに回転させながら下方移動させることができる。また、突起体55は、キャップ本体30の動きに追従して第1周溝22に沿って移動し、第2周溝23に達する。
これと同時に、可動中栓31がコイルバネ39によるばね力によって付勢されているので、キャップ本体30に追従しながら下方移動し、それによって弁体37が徐々に連通開口15を塞ぎはじめる。そして、突起体55が第2周溝23に達した時点で、図5に示すように、弁体37の弁座部37bが連通壁部16に上方から当接して、連通開口15を完全に塞いでシールする。
そのため、内容物Wを計量することができ、可動中栓31における貯留筒35の内部に定量の内容物Wを貯留することができる。これにより、図6に示すように、ヒンジ部43回りに蓋体5を開操作して、吐出孔3を開放することで、計量した内容物Wを吐出することができる。
これに対して、任意の量の内容物Wを吐出する場合には、図1に示すように容器本体2が正立姿勢となっている状態で、ヒンジ部43回りに蓋体5を開操作して吐出孔3を開放させる。そして、連通開口15が開放されている状態のまま容器本体2を傾けて口部2aを下向きにする。これにより、図7に示すように、貯留筒35の内側を通して容器本体2内から内容物Wを吐出孔3に直接導くことができ、任意の量の内容物Wを吐出することができる。
なお、図4に示すように容器本体2を倒立姿勢にして、貯留筒35の内部に内容物Wを貯留した後、ヒンジ部43回りに蓋体5を開操作することで、任意の量の内容物Wを吐出しても構わない。
このように、本実施形態の計量容器1によれば、定量の内容物Wを吐出する態様と、任意の量の内容物Wを吐出する態様とを必要に応じて切り換えながら使用することができるので、操作性に優れた使い易い計量容器1とすることができる。
特に、定量の内容物Wを吐出する場合、弁本体37aが連通開口15を閉塞したタイミングで、第1周溝22と第2周溝23との接続部分に形成された係合凸部57が突起体55に係合する。これにより、使用者は係合時の触覚等により、連通開口15が閉塞され、定量の内容物Wが貯留筒35内に貯留されて適切に計量が行われたことを容易に把握し易い。従って、より確実に定量の内容物Wを吐出することができるうえ、吐出操作に速やかに移行することができる。
さらに、定量の内容物Wを吐出する際、突起体55は周方向に沿って延びた横長の第2周溝23に係合しているので、中栓部材10に対するキャップ本体30の脱落(落下)を防止することができる。従って、定量の内容物Wの吐出を安心して行うことができる。なお、キャップ本体30の回転によって、突起体55が第2周溝23と縦溝24との接続部分まで移動したとしても、縦溝24内に形成された係合凸部58が突起体55に係合することで、中栓部材10に対するキャップ本体30の脱落が抑制されている。従って、不意にキャップ本体30が脱落し難い。
さらに、この計量容器1では、キャップ本体30が中栓部材10から取り外し可能とされているので、計量した定量の内容物Wをキャップ本体30に移し替え、キャップ本体30を利用して内容物Wの吐出を行える。
詳細に説明する。
この場合には、図5に示す状態から、キャップ本体30を中栓部材10に対して容器軸O回りにさらに回転させ、突起体55を第2周溝23と縦溝24との接続部分まで移動させる。続いて、キャップ本体30を中栓部材10に対して下方移動させる。これにより、突起体55が係合凸部58を乗り越えながら縦溝24内を移動した後、縦溝24から離脱する。
これにより、図8に示すように、キャップ本体30を中栓部材10から取り外すことができ、定量の内容物Wを貯留筒35からキャップ本体30に移し替えることができる。その結果、図9に示すように、吐出孔3を利用せずに、キャップ本体30の開口部分から定量の内容物Wを直接吐出することができる。このように、定量の内容物Wを吐出する際、容器本体2から取り外したキャップ本体30を利用した使い方もできるので、使い方に幅を持たせることができ、状況に応じた使い分けを行うことが可能である。
なお、図8に示すように、キャップ本体30を再度装着するまで、弁本体37aが連通開口15を塞いでいるので、容器本体2内の内容物Wの漏出を防止できる。
さらに、本実施形態の計量容器1によれば、以下の作用効果を奏功することができる。
コイルバネ39がキャップ体4を付勢しているので、図5に示すように、貯留筒35を中栓部材10に対するキャップ本体30の下方移動に速やかに追従させながら下方移動させることができる。従って、過大な力を必要とせずにキャップ体4を下方移動させることができ、操作性を向上することができる。また、コイルバネ39によるばね力を利用して、弁体37の弁座部37bを連通壁部16に対して押し付けることができるので、連通開口15を確実にシールして塞ぐことができる。従って、内容物Wの計量をより確実に行えるうえ、内容物Wの漏出を効果的に防止することができる。
さらに、コイルバネ39が収容空間Rに配置され、コイルバネ39と内容物Wとの接触が防止されているので、コイルバネ39の材質を内容物Wに影響されることなく選択することができ、コイルバネ39の設計の自由度(材料選択性等)を向上することができる。また、内容物Wについても、コイルバネ39に触れることがないので、コイルバネ39との関係性を考慮する必要がなく、幅広い分野から内容物Wを広く選択することができる。
なお、上記第1実施形態では、ガイド溝20が下端溝21、第1周溝22、第2周溝23及び縦溝24で構成されていたが、この場合に限定されるものではない。
例えば、第1周溝22及び第2周溝23は必須なものではなく、下端溝21と縦溝24とが直接接続されるガイド溝20としても構わない。この場合には、キャップ本体30を容器軸O回りに回転させずに、中栓部材10に対して下方移動させれば良い。
また、図10示すように、第2周溝23を短く形成したガイド溝20としても構わない。この場合には、少ない回転量でキャップ本体30を取り外すことができるので、例えばキャップ本体30を利用して定量の内容物Wを吐出する場合には好適である。但し、第2周溝23を長く形成した場合には、キャップ本体30の脱落を効果的に防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る計量容器の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態の計量容器60は、可動中栓(貯留体)63の貯留筒35とキャップ本体62とが一体的に組み合わされたキャップ体61を備えている。
第1貯留筒35aは、第1貯留筒35aと中栓部材10の第1ガイド筒12との間に環状の空間が形成されるように、第1ガイド筒12よりも縮径している。第2貯留筒35bは、上下方向の中間部から下端部に向かうにしたがって漸次拡径しており、下端部が第2ガイド筒13の内周面に摺動自在に嵌合している。これにより、上記空間は、可動中栓63の内側及び容器本体2内に対する連通が遮断された収容空間Rとして機能する。
そして、上記収容空間R内にコイルバネ39が配置されている。コイルバネ39は、下端部が中栓部材10側に形成された保持片65によって保持され、上端部がキャップ本体62側に形成された外保持筒66と内保持筒67との間に保持されている。
保持片65は、中栓部材10における第1ガイド筒12の内周面から径方向内側に向けて突出するように形成され、周方向に間隔をあけて複数配置されている。保持片65の下端部は、環状壁35cに接続されている。保持片65の上端部には、コイルバネ39の下端部が収容される凹部65aが形成されている。これにより、コイルバネ39は下端部が凹部65a内に収容された状態で、複数の保持片65によって保持されている。
外保持筒66は、キャップ本体62の天壁部40から下方に向けて突出し、中栓部材10における第1ガイド筒12の内側に嵌合されている。内保持筒67は、キャップ本体62の天壁部40から下方に向けて突出すると共に、外保持筒66よりも径方向内側に配置されている。コイルバネ39の上端部は、外保持筒66と内保持筒67との間に入り込んで保持されている。
これらのことにより、コイルバネ39は中栓部材10とキャップ本体62との間に安定に位置決めされた状態で収容されている。
また、内保持筒67は、第1貯留筒35aに対してアンダーカット嵌合されている。これにより、貯留筒35とキャップ本体62とが一体的に組み合わされている。従って、コイルバネ39によるばね力によってキャップ本体62を上方移動させることで、同時に可動中栓63を上方移動させることが可能とされる。
上述のように構成されているので、本実施形態では、中栓部材10が第1実施形態における連結片18及び収容筒17を具備していない。また、可動中栓63が摺動筒部38を具備していない。
また、図12に示すように、本実施形態の第1ガイド筒12の外周面には、下端溝21と縦溝24の下端部とが周方向に接続されたガイド溝68が形成されている。これにより、中栓部材10に対してキャップ本体62を容器軸O回りに僅かに回転させるだけで、突起体55を下端溝21から縦溝24に移動させることができるので、キャップ本体62を速やかに上昇移動させることが可能とされている。但し、ガイド溝68の形状は、この場合に限定されるものではなく、例えば第1実施形態と同様に形成しても構わない。
(計量容器の作用)
次に、上記のように構成された計量容器60を利用して、内容物Wを吐出する場合の作用について説明する。
はじめに、任意の量の内容物Wを吐出する場合には、第1実施形態と同様に、容器本体2が正立姿勢となっている状態でヒンジ部43回りに蓋体5を開操作して吐出孔3を開放させ、その後、連通開口15が開放されている状態のまま容器本体2を傾けて口部2aを下向きにすることで、任意の量の内容物Wの吐出を行える。
続いて、内容物Wを定量吐出する場合には、図13に示すように容器本体2を例えば倒立状態にした状態で、キャップ本体62を容器軸O回りに僅かに回転させる。これにより、ガイド溝68の下端溝21に位置している突起体55が係合凸部56を乗り越えて縦溝24に移動する。これにより、キャップ体61の全体がコイルバネ39によって下方付勢されているので、中栓部材10に対して下方移動する。従って、弁体37の弁座部37bが連通壁部16に上方から当接して、連通開口15を完全に塞いでシールする。
これにより、内容物Wを計量することができ、可動中栓63における貯留筒35の内部に定量の内容物Wを貯留することができる。その結果、図14に示すように、ヒンジ部43回りに蓋体5を開操作して、吐出孔3を開放することで、計量した内容物Wを吐出することができる。
このように、本実施形態の計量容器60であっても、第1実施形態と同様に、定量の内容物Wを吐出する態様と、任意の量の内容物Wを吐出する態様とを必要に応じて切り換えながら使用することができる。
特に、本実施形態の場合には、貯留筒35とキャップ本体62とが一体的に組み合わされているので、コイルバネ39がキャップ本体62を付勢していても、キャップ体61の全体を移動させることができる。従って、コイルバネ39の設置位置を自由に設定し易い。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る計量容器の第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図15に示すように、本実施形態の計量容器70は、第2実施形態におけるコイルバネ39を具備していない。また、これに伴って、第2実施形態における保持片65及び外保持筒66を具備していない。そして、内保持筒67及び第1貯留筒35aは、第2実施形態よりも拡径している。これにより、第2実施形態よりも多くの内容物Wを貯留筒35内に貯留することが可能とされている。
また、キャップ本体62の天壁部40には、空気置換用のパイプ71が取り付けられている。このパイプ71は、吐出孔3の下方であって容器軸Oと同軸に配置され、複数の支持片72を介して天壁部40に支持されている。支持片72は、周方向に間隔をあけて配置されており、上端部が吐出孔3の内周縁に接続され、且つ下端部がパイプ71の上端部に接続されている。
パイプ71の内径は、パイプ71の開口面積が、周方向に隣り合う支持片72の間に形成された開口面積よりも小さくなるように設定されている。これにより、内容物Wを吐出する際、内容物Wはパイプ71の内部を通過するよりも、周方向に隣り合う支持片72の間を優先的に通過して、吐出孔3から外部に流れる。
従って、このように構成された計量容器70によれば、内容物Wを吐出する際、パイプ71を通じて外部から容器本体2内に空気を導入することができるので、容器本体2内の空気置換をより適切且つ安定に行うことができ、吐出性能を向上することできる。
(第3実施形態の変形例)
第3実施形態では、パイプ71を利用して空気置換を行ったが、空気置換が適切に行えればパイプ71に限定されるものではない。例えば、図16に示す計量容器80では、吐出孔3が容器軸Oと同軸ではなく、容器軸Oから径方向にずれた位置に形成され、天壁部40に、空気置換用の置換孔81が容器軸Oを挟んで吐出孔3とは径方向の反対側に位置するように形成されている。
この場合には、置換孔81が上方側に位置し、且つ吐出孔3が下方側に位置するように容器本体2を下向きに傾けた状態で内容物Wを吐出することで、空気置換を適切且つ安定に行うことができる。なお、置換孔81の形成に伴って、置換孔81を塞ぐ栓体82を天壁部40に形成すれば良い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、容器本体2の口部2aに、連通開口15が形成された連通壁部16を有する中栓部材10を装着したが、中栓部材10自体は必須なものではなく、連通開口15が形成された連通壁部16を口部2aの内側に一体的に設けても構わない。
また、上記各実施形態では、キャップ本体30、62にヒンジ部43を介して蓋体5を連結した構成としたが、この場合に限定されるものではなく、例えばキャップ本体30、62にスライド自在に蓋体5を連結しても構わないし、キャップ本体30、62に蓋体5を離脱自在に組み合わせても構わない。
但し、キャップ本体30、62にヒンジ部43を介して蓋体5した場合には、蓋体5を例えばワンタッチで開閉できるので使い易いうえ、蓋体5の紛失を防止することができるので好ましい。
O…容器軸
R…収容空間
W…内容物
1、60、70、80…計量容器
2…容器本体
2a…容器本体の口部
3…吐出孔
4、61…キャップ体
5…蓋体
15…連通開口
16…連通壁部
20、68…ガイド溝
30、62…キャップ本体
31、63…可動中栓(貯留体)
35…貯留筒
37…弁体
39…コイルバネ(付勢部材)
40…キャップ本体の天壁部
43…ヒンジ部
55…突起体
57…係合凸部

Claims (6)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて移動可能に装着されると共に、吐出孔が形成されたキャップ体と、
    前記吐出孔を開閉する蓋体と、を備え、
    前記キャップ体は、筒状に形成され、その内側が前記容器本体内と前記吐出孔とを連通する貯留体を備え、
    前記容器本体の口部内には、前記容器本体の内部と前記貯留体の内部とを連通させる連通開口が形成された連通壁部が設けられ、
    前記貯留体は、前記連通壁部に対して容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に離れて配置され、且つ前記容器本体の口部に対する容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けた移動に伴って前記連通開口を閉塞する弁体を備えていることを特徴とする計量容器。
  2. 請求項1に記載の計量容器において、
    前記キャップ体は、天壁部に前記吐出孔が形成され、前記容器本体の口部に離脱自在に装着される有頂筒状のキャップ本体を備え、
    前記キャップ本体は、前記貯留体に対して容器軸方向に分離可能とされていることを特徴とする計量容器。
  3. 請求項1又は2に記載の計量容器において、
    前記容器本体と前記キャップ体との間には、前記容器本体の口部に対して前記キャップ体を容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする計量容器。
  4. 請求項3に記載の計量容器において、
    前記付勢部材は、前記容器本体と前記キャップ体との間に形成され、前記貯留体の内側及び前記容器本体内に対する連通が遮断された収容空間に配置されていることを特徴とする計量容器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の計量容器において、
    前記容器本体及び前記キャップ体のうちの一方には、前記容器本体及び前記キャップ体のうちの他方に形成されたガイド溝に係合し、且つ前記容器本体の口部に対する前記キャップ体の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けた移動に伴って前記ガイド溝に沿って移動する突起体が形成され、
    前記ガイド溝には、前記弁体が前記連通開口を閉塞したときに、前記突起体に係合する係合凸部が形成されていることを特徴とする計量容器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の計量容器において、
    前記蓋体は、ヒンジ部を介して前記キャップ体に連結されていることを特徴とする計量容器。
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