JP2015006913A - ヒンジキャップ - Google Patents

ヒンジキャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2015006913A
JP2015006913A JP2013159561A JP2013159561A JP2015006913A JP 2015006913 A JP2015006913 A JP 2015006913A JP 2013159561 A JP2013159561 A JP 2013159561A JP 2013159561 A JP2013159561 A JP 2013159561A JP 2015006913 A JP2015006913 A JP 2015006913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
lid
tongue piece
hinge
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013159561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6249662B2 (ja
Inventor
山本 学
Manabu Yamamoto
学 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2013159561A priority Critical patent/JP6249662B2/ja
Publication of JP2015006913A publication Critical patent/JP2015006913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6249662B2 publication Critical patent/JP6249662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】 上蓋を一定の開度で安定して係止することができるとともに、上蓋に付着した内容液を確実に注出口に還流させることができ、清潔で使い勝手のよいヒンジキャップを提供すること。【解決手段】 ヒンジキャップにおいて、キャップ本体Aは、先端にリップ部20を有し注出口を形成する注出筒5と、注出筒5に上壁6の内周縁で連設し、容器本体Dの口部1に係止する係合筒部4とからなり、上蓋Bには、注出筒5内面に当接して容器内部を密封する密封筒33の下端36のヒンジC側に、開蓋途中で注出筒5内面に接する舌片40が垂設されており、舌片と注出筒には、上蓋の所定開度において互いに嵌合する中間係止部(28,41)がそれぞれ設けられていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒンジを介して上蓋を連設したヒンジキャップに関し、とくに上蓋を所定の開度に係止することができるヒンジキャップに関するものである。
キャップ本体にヒンジを介して上蓋を連結したヒンジキャップは、使用時に開いた上蓋が揺動して内容液を注出する邪魔になったり、上蓋内面に付着していた内容液が内面を伝って流下し、キャップ本体の注出口の外側に落下して周囲を汚したりすることがあった。
とくに、使用前に容器を振って内容物を混ぜるドレッシングなどの容器に装着されるヒンジキャップでは、上蓋の裏面に付着した大量の液が上蓋を開けたときに漏れだし、注出口周辺および外側を汚してしまうという問題があった。
このような問題を解決するために、容器本体の注出筒部16に嵌合する蓋体12の封止筒部24に内側に向かって延出する板状の舌片26を設け、この舌片26の外面が開蓋途中で注出筒部16の上縁に当接・係止するようにした注出キャップが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2546137号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の注出キャップでは、単に舌片の外面を注出筒部の上縁に当接して係止するだけなので、蓋体を一定した開度で係止することはできず、力を加えすぎると蓋体が係止せず大きく開いてしまうなど、蓋体を決まった開度で安定して係止することが困難だった。
また、蓋体を開蓋途中で係止した状態で容器を使用すると、容器を傾けたり内容液を注出したりすることにより、蓋体に振動が加わったり舌片と注出筒部との摩擦力が変化したりして、蓋体が不用意に閉蓋してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、上蓋を一定の開度で安定して係止することができるとともに、上蓋に付着した内容液を確実に注出口に還流させることができ、清潔で使い勝手のよいヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、キャップ本体は、先端に向けて外方に広がるリップ部を有し内容液の注出口を形成する注出筒と、注出筒に上壁の内周縁で連設し、容器本体の口部に係止する係合筒部とからなり、上蓋には、閉蓋時に注出筒内面に当接して容器内部を密封する密封筒が設けられ、密封筒の下端のヒンジ側の所定範囲には、開蓋途中で注出筒内面に接する舌片が垂設されており、舌片と注出筒には、上蓋の所定開度において互いに嵌合する中間係止部がそれぞれ設けられていることを特徴とする構成を採用する。
中間係止部の実施形態として、中間係止部は、舌片の外面または注出筒の内面のいずれか一方に設けられた係止凸部と、該係止凸部に嵌合すべく他方に設けられた係止凹部であることを特徴とする構成、さらに、係止凸部は、注出筒の先端側から注出口側に向かって漸次高くなるように肉盛りされた凸面と、凸面の下縁にリップ部内周面に略垂直な壁面を形成する上係止段部とからなり、係止凹部は、舌片の先端側に外周面に略垂直な壁面を形成する下係止段部と、係止凸部の凸面に対応するように下係止段部の底縁から舌片の基部側に向かって深さが漸次浅くなる凹面とからなることを特徴とする構成を採用する。
中間係止部のさらなる実施形態として、中間係止部は、舌片の外面または注出筒の内面のいずれか一方に設けられた係止突起と、該係止突起に嵌合すべく他方に設けられた係止孔であることを特徴とする構成、また、中間係止部は、舌片と注出筒のいずれか一方、または両方に複数設けられていることを特徴とする構成、中間係止部は、舌片および注出筒のそれぞれ先端部付近に設けられていることを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの具体的実施形態として、舌片は、注出筒のリップ部に対応する断面弓形状をなし、上蓋を開閉する際にリップ部の内周面に接しながら該内周面上を摺動することを特徴とする構成、また、上壁の上部には、上蓋を係止する蓋係止部が環状に立設されており、注出筒と蓋係止部との間の上壁上面の径方向の幅は、ヒンジ側で大きくなっていることを特徴とする構成、さらに、上蓋の実施形態として、上蓋は、密封筒より内周側の頂壁内面が、最も高い中央付近から周縁に向かって高さを漸減するドーム状をなしていることを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、上蓋の密封筒の下端のヒンジ側の所定範囲に、注出口に向かって延び注出筒内面に接する舌片が垂設されており、舌片と注出筒には、上蓋の所定開度において互いに嵌合する中間係止部がそれぞれ設けられているから、上蓋を常に当該所定開度で安定して係止保持することができるとともに、上蓋に付着した内容液を舌片を伝って注出口に還流させることができ、周囲に内容液が垂れるようなことがない清潔で使い勝手のよいものとすることができる。
本発明の第1実施例であるヒンジキャップを容器本体に装着し、上蓋を所定開度で係止した状態を示す側面断面図 本発明の第1実施例であるヒンジキャップを閉蓋した状態を示す側面断面図 本発明の第1実施例であるヒンジキャップを開蓋した状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図 本発明の第1実施例であるヒンジキャップを開蓋した状態を示す下面図 本発明の第1実施例であるヒンジキャップの上蓋の図3(b)におけるY矢視図(ヒンジ側から見た図)の一部断面図 本発明の第2実施例であるヒンジキャップを閉蓋した状態を示す側面断面図 本発明の第2実施例であるヒンジキャップを開蓋した状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図 本発明の第2実施例であるヒンジキャップの上蓋を所定開度で係止した状態を示す側面断面図 本発明の第3実施例であるヒンジキャップを閉蓋した状態を示す側面断面図 本発明の第3実施例であるヒンジキャップを開蓋した状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図 本発明の第3実施例であるヒンジキャップの上蓋を異なる開度で係止した状態を示す要部断面図で有り、(a)は小さい開度を示す図、(b)は大きい開度を示す図 本発明の第4実施例であるヒンジキャップを閉蓋した状態を示す側面断面図 本発明の第4実施例であるヒンジキャップの上蓋を異なる開度で係止した状態を示す要部断面図で有り、(a)は小さい開度を示す図、(b)は中程度の開度を示す図、(c)は大きい開度を示す図
次に、本発明のヒンジキャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1〜5において、Aはキャップ本体、BはヒンジCを介してキャップ本体Aに連設される上蓋、Dは容器本体である。
図1に示すように、容器本体Dの口部1は、外周面に環状の係合突条2が設けられ、キャップ本体Aの係合筒部4に嵌合されている。
図1〜4に示すように、キャップ本体Aは、容器内と連通する注出口を形成する注出筒5と、注出筒5に上壁6の内周縁で連設し、上壁6の下部に垂設された外筒7,内筒8からなる係合筒を具えた係合筒部4とからなっている。
上壁6の周縁から垂設された外筒7と、その内周側に垂設された内筒8とは、口部1が嵌合する嵌合溝9を隔てて配置されている。
外筒7の内周側には乗り越え突部12が設けられ、口部1が嵌合溝9に嵌入されたとき、乗り越え突部12は係合突条2を乗り越えて係止し、口部1が嵌合溝9から外れることを防止する。
外筒7の外周上縁の所定位置にはヒンジCが設けられ、上蓋Bが連結されている。
また、上壁6の上部には、上蓋Bを係止する蓋係止部10が環状に立設され、その上部には外方に突出する膨出部11が設けられている。
係合筒部4には、使用後に容器本体Dからヒンジキャップを分離して廃棄するための分別機構が設けられており、該分別機構は、外筒7の軸方向に設けられた外周切り込み部15と内周切り込み部16からなる縦方向引き裂きラインと、破断可能な縦薄肉部17を介して縦方向引き裂きラインに接続するスリット溝18が上壁6上面から周方向所定範囲にわたって穿設され、スリット溝18の底部に形成された破断可能な横薄肉部19からなる周方向引き裂きラインとを具えている。
注出筒5は、先端に向かって外方にラッパ状に広がるとともに薄肉となるように形成されたリップ部20と、中間筒部21と、中間筒部21の下端に連設し容器内部(注出口)を密閉する隔壁22とを具えている。
隔壁22には、破断可能な薄肉弱化部23により画成され、隔壁22から切り取られることによって容器内部と連通する注出口を形成する除去部24が形成されており、除去部24の上部には、ヒンジC側に立設する支柱25を介してプルリング26が連設されている。
プルリング26には、ヒンジCの反対側下部に薄肉の指当て部27が設けられている。
隔壁22の上面は、除去部24のヒンジC側端部すなわち薄肉弱化部23を形成するヒンジC側端部を最下底部とするように傾斜しており、ヒンジC側の所定範囲にわたって、中間筒部21下端から薄肉弱化部23に向けて下方に傾斜して張り出す隔壁22の張出部22aが設けられている。
注出筒5のリップ部20のヒンジC側内周面には、後述する上蓋Bの舌片40の係止凹部41に嵌合係止する係止凸部28が設けられており、当該係止凸部28が注出筒5側の中間係止部を形成している。
係止凸部28は、ヒンジCを中心とする周方向所定幅に形成され、リップ部20の先端部付近に、先端側から注出口方向に向けて漸次高さを増すように肉盛りされた凸面と、その下縁にリップ部20内周面に対して略垂直な壁面を形成する上係止段部29とからなっている。
上蓋Bは、頂壁31と、頂壁31の周縁から垂下する側周壁32と、頂壁31の内面から垂設された密封筒33とからなっている。
本実施例では、上蓋B内面に付着する液の流下を促すために、頂壁31は、密封筒33より内周側の内面がドーム状をなし、中央付近が最も高く周縁に向かって高さを漸減しながら密封筒33に連設しているが、必ずしもこのようなドーム型の上蓋Bである必要はない。
側周壁32の下端外周縁はヒンジCに連設し、ヒンジCの反対側の下端外周には摘み34が設けられており、摘み34の上部の側周壁32は他の周囲の側周壁32の下端部より薄肉になっている。
側周壁32の内周面の下端近傍には、蓋係止部10の膨出部11が嵌合して閉蓋状態を維持する係止溝35が設けられている。
密封筒33の下端36外周面には、注出筒5の内周面に当接する環状のシール部37が形成され、下端36のヒンジC側の半周には、上蓋Bの内周面に付着した内容液が注出筒5の注出口に還流して周辺に垂れないように舌片40が垂設されている。
舌片40は、軸方向断面が弓形状をなし、舌片40の外周面は、上蓋Bを開閉する際に注出筒5のリップ部20の内周面を摺動するように湾曲面を形成している。
図5に示すように、舌片40は、ヒンジC方向から見て所定周範囲に最も高く形成された先端部を有する山形をなし、先端部の両側からは、漸次高さを減じる斜面部44が形成されている。
舌片40の先端部には、外周面に面取りをしたカット面43が形成されて鋭角な尖端が形成されている。
舌片40のカット面43に続く外周面の先端部付近には、注出筒5の係止凸部28が嵌合する係止凹部41が設けられている。
舌片40側の中間係止部を形成する係止凹部41は、先端側に外周面に略垂直な壁面を形成する下係止段部42と、係止凸部28の凸面に対応するように下係止段部42の底縁から舌片40の基部側に向かって深さが漸次浅くなる凹面とからなっている。
係止凹部41には、係止凸部28の凸面および上係止段部29にそれぞれ対応する凹面および下係止段部42が形成されているので、係止凸部28と係止凹部41が嵌合したときには、上係止段部29と下係止段部42がかみあって上蓋Bがそれ以上開かないように確実に係止するとともに、凸面と凹面の嵌合によって上蓋Bが所定の開度に維持されるようになっている。
上蓋Bを係止する開度は、本実施例では約80°であるが、内容液の注出に上蓋Bが邪魔にならない角度であって、容器を少し傾ければ上蓋Bの内周面に付着した内容液が舌片40を伝って容易に注出口に還流することができる程度の角度とすることがよく、通常60°〜120°程度とすることが好ましい。
このような上蓋の必要な開度が得られるならば、中間係止部である係止凸部28,係止凹部41は、それぞれ注出筒5、舌片40の必ずしも先端部付近に限ることなく、適宜の摺動方向位置に配置されてよい。
また、本実施例では、舌片40はヒンジC側の半周に設けられているが、必ずしも半周にわたって設けられる必要はなく、舌片40の上記山形形状等についても、開蓋途中で注出筒5内周面に接して付着液の垂れを防止しすることができれば、適宜変更可能である。
上蓋Bを開蓋途中で係止する中間係止部は、本実施例では、注出筒5の側に係止凸部28を、舌片40の側に係止凹部41を設けているが、逆に、注出筒5の側に係止凹部を、舌片40の側に係止凸部を設けてもよく、適宜選択可能である。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、図3に示されるように、完全に開蓋した状態で一体成形される。
本実施例のヒンジキャップを容器本体Dに装着するには、まず上蓋BをヒンジCの回りに回動して閉蓋し、容器本体Dの口部1を嵌合溝9にあてがって上方から押圧して打栓することにより、キャップ本体Aの乗り越え突部12が容器本体Dの係合突条2を乗り越えて、口部1が嵌合溝9に嵌合する。
なお、本実施例では、嵌合溝9を口部1に嵌合してヒンジキャップを容器本体Dに装着しているが、必ずしもこのような手段に限らず、ねじ結合などの他の手段によって装着してもよい。
上蓋Bを閉じる際には、まず舌片40の先端部が注出筒5のリップ部20の内周面に当接して係止凸部28のなだらかに肉盛りされた面に乗り上げるようになり、下係止段部42が係止凸部28を乗り越えて上係止段部29に係合すると同時に、係止凸部28が係止凹部41に嵌合して上蓋Bが係止される。
この状態からさらに上蓋Bを閉じる方向に力を加えると、係止凸部28の凸面と係止凹部41の凹面はなだらかに係合しているので、小さな力で係止状態が速やかに解除され、舌片40はリップ部20の内周面を摺動しながら上蓋Bが回動し、蓋係止部10の膨出部11が上蓋Bの係止溝35に嵌合することで閉蓋動作が完了し、図2に示される閉蓋状態となる。
このように、リップ部20の内周面は舌片40の少なくとも先端部と摺接するから、全体として弧状の湾曲面を形成しているが、必ずしも全面が湾曲している必要はなく、一部が傾斜面であってもよい。
ヒンジキャップが装着された容器を使用するには、まず、上蓋Bの摘み34に手指を掛けて引き上げ、膨出部11と係止溝35の嵌合を解除して上蓋Bを回動させていくと、舌片40の下係止段部42が注出筒5の上係止段部29に係合するとともに係止凸部28が係止凹部41に嵌合して、図1に示すように上蓋Bを常に一定の所定開度で係止する。
この状態で、プルリング26を引き上げ、薄肉弱化部23を破断して隔壁22の除去部24を切り取り、注出口を開口する。
その際、プルリング26には柔軟な薄肉の指当て部27が設けられているので、指が痛くなるようなことがない。
上蓋Bは所定の開度に係止されているので、そのまま容器を傾ければ、容器内の内容液は注出口から注出筒5の内周面に案内されて注出され、上蓋Bが揺動して注出の邪魔をしたり注出液によって汚れたりすることがなく、上蓋Bに手を添えなくてはならないような面倒もない。
また、使用後に閉蓋した状態で容器を倒したり、容器を振ったりしたときには、注出口からあふれた内容液が上蓋Bの内周面に付着することがあるが、再度容器を使用するために上蓋Bを開けたときには、係止されて立ち上がった上蓋Bの内周面に付着していた内容液は、ヒンジC側に流下して舌片40を伝い注出口に還流するから、付着液が垂れて周囲を汚すようなことがない。
なお、密封筒33より内周側の頂壁31内面はドーム状になっているので、頂壁31内面に付着した液が密封筒33へ速やかに流下することを促す。
舌片40の先端部には、カット面43によって鋭角な尖端が形成されているので、舌片40の内周面を伝ってきた液は該尖端から垂れやすくなっており、閉蓋した後には、最下部となった舌片40の先端部の尖端から速やかに付着液が流下していき、キャップ内は清潔に保たれる。
なお、上蓋Bが係止する開度が比較的大きく、付着液が舌片40の基部に残留液として溜まってしまう場合でも、容器を使用するために傾けたり、使用後に再度上蓋Bを閉めたりするときには、残留液は速やかに舌片40を伝って注出口に還流するから、残留液によって周囲を汚すようなこともない。
残留液が比較的多量で、一度に注出口に還流するようなことがあっても、隔壁22のヒンジC側には、張出部22aが下方に傾斜しながら注出口に張り出しているので、舌片40の先端部から流下する残留液が直接容器内に落ちて内容液を飛散するようなことを防止し、容器内を清潔に保つことができる。
また、舌片40は、注出筒5のリップ部20内周面に対応する弓形の外周面を形成しているから、カット面43によって形成される尖端とともに、上蓋Bを閉じるときにリップ部20の内周面を摺接して扱き、リップ部20に流下し付着した内容液の流下を促す役割を果たす。
さらに、上壁6は、注出筒5との連設部位と蓋係止部10との連設部位の間の幅がヒンジC側で広くなるように形成されているため、注出筒5と蓋係止部10とのヒンジC側の間隙bは広いスペースが確保されており、不用意に内容液が上壁6部分に垂れてしまった場合でも、垂れた液を拭き取ってキャップ内を清潔に保つことができる。
さらに、本実施例のヒンジキャップは、容器の使用を終えた後、上蓋Bを強く引き上げて係止凸部28と係止凹部41との係止を解除し、さらに引き上げることによって縦方向引き裂きラインから横方向引き裂きラインへと破断を進め、乗り越え突部12による容器本体Aへの締め付けを解放すれば、容易に容器本体Aから分別して廃棄することができる。
次に、互いに嵌合して上蓋を所定開度に保持する中間係止部の構成を変更した第2実施例について説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図6〜8に示すように、本実施例における中間係止部は、注出筒5に設けられた係止孔50と、舌片40に設けられた係止突起55とからなっている。
係止孔50は、注出筒5のリップ部20のヒンジC側の先端部付近に設けられ、係止孔50の内周面51は、少なくとも上下方向の面において、外方に向けて先細りとなる傾斜面が形成されている。
係止孔50の形状は、本実施例では周方向に長辺の長孔状となっているが、これに限定されることなく、楕円状、円形状など、上蓋Bを係止するための嵌合強度との関係で適宜決定されうる。
係止突起55は、舌片40の外周面の先端部に設けられており、その少なくとも上下方向の幅が先細りとなるように先端面56および後部面57が傾斜面に形成された周方向所定幅のリブ状突起となっている。
係止突起55の形状も、本実施例のような所定幅のリブ状突起に限定されず、係止孔50にあわせて、楕円状、円形状など、上蓋Bを係止するための嵌合強度との関係で適宜決定されうる。
また、本実施例では、注出筒5側に係止孔50を、舌片40側に係止突起55を設けたが、反対に、注出筒5側に係止突起を、舌片40側に係止孔を設けてもよい。さらに、係止孔50、係止突起55はそれぞれ注出筒5、舌片40の先端部付近に設けられているが、上蓋Bを必要な開度に係止することができれば、必ずしも先端部付近でなくとも摺動方向の適宜個所でよい。
本実施例では、中間係止部を係止孔50と係止突起55としたので、嵌合したときの係合力が強く、上蓋Bを開蓋途中の所定開度でしっかり保持することができる。
しかも、係止孔50と係止突起55は、内周面51の上下面と先端面56および後部面57がそれぞれ傾斜面で接しているので、互いの嵌合を解除することが比較的容易であるとともに、解除が困難な場合があったとしても、係止孔50の外側から係止突起55を押し出してやれば確実に嵌合を解除することができ、閉蓋および開蓋が困難になるということはない。
その他の使用態様、作用効果は、実施例1と同様である。
次に、いずれか一方の中間係止部を複数設けることにより、開蓋途中で上蓋Bを複数段階の開度で係止することができる第3実施例について説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図9〜11に示すように、本実施例では、第1実施例における係止凹部41を舌片40の外周面に2個所設け、摺動方向に沿って先端側から係止凹部41a、係止凹部41bとしている。
注出筒5のヒンジC側内周面の先端付近に係止凸部28が設けられ、上蓋Bの異なる所定開度で、係止凸部28が係止凹部41a、41bにそれぞれ嵌合し、係止凸部28の上係止段部29が係止凹部41a、41bのそれぞれ下係止段部42a、42bに2段階で係合するようになっている。
上蓋Bの頂壁31はドーム型ではないが、実施例1と同様にドーム型としてもよいことはもちろんであり、その他の構成は、第1実施例と同じである。
本実施例のヒンジキャップは、上蓋Bを異なる開度で2段階に係止することができるので、内容液の残量に応じて、内容液が残り少なくなったときには上蓋Bを大きな開度で係止して、内容液を注出しやすくすることができる。
なお、本実施例では、一方の中間係止部を係止凹部41a、41bの2個所に設けたが、2個所に限らずより多くの複数個所に設けることができ、その場合は、より多くの異なる開度で上蓋Bを多段階に係止することができる。
また、本実施例では、注出筒5の側に係止凸部28を、舌片40の側に係止凹部41a,41bを設けているが、逆に、注出筒5の側に係止凹部を、舌片40の側に係止凸部を設けてもよく、適宜選択可能である。
さらに、本実施例では、中間係止部を係止凸部と係止凹部との組合せとしたが、実施例2のように、係止突起と係止孔との組合せとしても同様に実施可能である。
その他の使用態様と作用効果は、実施例1と同様である。
次に、第3実施例における係止凸部28をさらに複数設け、中間係止部を注出筒5と舌片40の両方にそれぞれ複数設けた第4実施例について説明する。
以下、第1,3実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図12,13に示すように、本実施例では、第3実施例における係止凸部28を注出筒5のヒンジC側内周面に2個所設け、摺動方向に沿って先端側から係止凸部28a、係止凸部28bとしている。
係止凸部28a、28bは、係止凹部41b、41aにそれぞれ同時に嵌合することができるような位置関係に形成されるとともに、ほぼ同一の形状を有して、それぞれ係止凹部41a、41bのいずれにも嵌合可能となっている。
また、係止凸部28a、28bには、それぞれ上係止段部29a,29bが設けられ、上蓋Bの開蓋を所定開度で一旦止めることができるように下係止段部42a、42bに係合する。
本実施例では、係止凸部28a、28bが係止凹部41a、41bのいずれにも嵌合可能なので、図13(a)に示すように、係止凸部28b−係止凹部41bの嵌合状態、図13(b)に示すように、係止凸部28a−係止凹部41b、係止凸部28b−係止凹部41aの嵌合状態、図13(c)に示すように、係止凸部28a−係止凹部41aの嵌合状態という、3段階の異なる開度で上蓋Bを係止することができ、内容液の残量などに対応した適切な開度を選択することができる。
また、係止凸部28a、28bが係止凹部41b、41aにそれぞれ同時に嵌合する、すなわち2個所で嵌合する図13(b)に示す状態では、上蓋Bを係止する力が強まり、使用中に不用意に閉蓋するようなことを確実に防ぐことができる。
なお、本実施例においても、係止凸部は28a、28bの2個所に限らず、リップ部20のシール部37に接する部位よりも先端側に設けることができる限り、さらに多くの複数個所とすることができ、多段階の開度で上蓋Bを係止することができるとともに、係止強度を高めることができる。
また、注出筒5の側に係止凹部を、舌片40の側に係止凸部を設けてもよく、さらに、実施例2の中間係止部のように、係止突起と係止孔との組合せとしてもよいことは実施例3と同様である。
その他の使用態様と作用効果は、実施例1、3と同様である。
本発明のヒンジキャップは、上蓋を常に当該所定開度に維持するとともに、上蓋に付着した内容液を舌片を伝って注出口に還流させることができるので、清潔で使い勝手のよいヒンジキャップとして広く使用することができ、とくに清潔さを必要とする飲食物や調味料などを充填する容器のキャップとして好適に利用できる。
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
b 間隙
1 口部
2 係合突条
4 係合筒部
5 注出筒
6 上壁
7 外筒
8 内筒
9 嵌合溝
10 蓋係止部
11 膨出部
12 乗り越え突部
15 外周切り込み部
16 内周切り込み部
17 縦薄肉部
18 スリット溝
19 横薄肉部
20 リップ部
21 中間筒部
22 隔壁
22a 張出部
23 薄肉弱化部
24 除去部
25 支柱
26 プルリング
27 指当て部
28,28a,28b 係止凸部(中間係止部)
29,29a,29b 上係止段部
31 頂壁
32 側周壁
33 密封筒
34 摘み
35 係止溝
36 下端
37 シール部
40 舌片
41,41a,41b 係止凹部(中間係止部)
42,42a,42b 下係止段部
43 カット面
44 斜面部
50 係止孔(中間係止部)
51 内周面
55 係止突起(中間係止部)
56 先端面
57 後部面

Claims (9)

  1. 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、
    キャップ本体は、先端に向けて外方に広がるリップ部を有し内容液の注出口を形成する注出筒と、注出筒に上壁の内周縁で連設し、容器本体の口部に係止する係合筒部とからなり、
    上蓋には、閉蓋時に注出筒内面に当接して容器内部を密封する密封筒が設けられ、密封筒の下端のヒンジ側の所定範囲には、開蓋途中で注出筒内面に接する舌片が垂設されており、
    舌片と注出筒には、上蓋の所定開度において互いに嵌合する中間係止部がそれぞれ設けられていることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 中間係止部は、舌片の外面または注出筒の内面のいずれか一方に設けられた係止凸部と、該係止凸部に嵌合すべく他方に設けられた係止凹部であることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. 係止凸部は、注出筒の先端側から注出口側に向かって漸次高くなるように肉盛りされた凸面と、凸面の下縁にリップ部内周面に略垂直な壁面を形成する上係止段部とからなり、
    係止凹部は、舌片の先端側に外周面に略垂直な壁面を形成する下係止段部と、係止凸部の凸面に対応するように下係止段部の底縁から舌片の基部側に向かって深さが漸次浅くなる凹面とからなることを特徴とする請求項2記載のヒンジキャップ。
  4. 中間係止部は、舌片の外面または注出筒の内面のいずれか一方に設けられた係止突起と、該係止突起に嵌合すべく他方に設けられた係止孔であることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  5. 中間係止部は、舌片と注出筒のいずれか一方、または両方に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  6. 中間係止部は、舌片および注出筒のそれぞれ先端部付近に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  7. 舌片は、注出筒のリップ部に対応する断面弓形状をなし、上蓋を開閉する際にリップ部の内周面に接しながら該内周面上を摺動することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  8. 上壁の上部には、上蓋を係止する蓋係止部が環状に立設されており、注出筒と蓋係止部との間の上壁上面の径方向の幅は、ヒンジ側で大きくなっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  9. 上蓋は、密封筒より内周側の頂壁内面が、最も高い中央付近から周縁に向かって高さを漸減するドーム状をなしていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のヒンジキャップ。
JP2013159561A 2013-05-31 2013-07-31 ヒンジキャップ Active JP6249662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013159561A JP6249662B2 (ja) 2013-05-31 2013-07-31 ヒンジキャップ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116293 2013-05-31
JP2013116293 2013-05-31
JP2013159561A JP6249662B2 (ja) 2013-05-31 2013-07-31 ヒンジキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015006913A true JP2015006913A (ja) 2015-01-15
JP6249662B2 JP6249662B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=52337558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013159561A Active JP6249662B2 (ja) 2013-05-31 2013-07-31 ヒンジキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6249662B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324619A (ja) * 1995-05-26 1996-12-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体注出キャップ
JPH09188346A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Dainippon Printing Co Ltd 液体容器用注出口
JP2546137Y2 (ja) * 1991-02-20 1997-08-27 株式会社吉野工業所 注出キャップ
JP2001354250A (ja) * 2001-04-23 2001-12-25 Nifco Inc スプリングヒンジキャップ
JP2002154571A (ja) * 2000-11-17 2002-05-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ
JP2002166955A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ
JP2002293349A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Japan Crown Cork Co Ltd 本体部と冠帽部とを備えた合成樹脂製容器蓋
JP2004352278A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Toto Seikei Kk 注出口体
JP2011255925A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Japan Crown Cork Co Ltd ヒンジキャップ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2546137Y2 (ja) * 1991-02-20 1997-08-27 株式会社吉野工業所 注出キャップ
JPH08324619A (ja) * 1995-05-26 1996-12-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体注出キャップ
JPH09188346A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Dainippon Printing Co Ltd 液体容器用注出口
JP2002154571A (ja) * 2000-11-17 2002-05-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ
JP2002166955A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ
JP2002293349A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Japan Crown Cork Co Ltd 本体部と冠帽部とを備えた合成樹脂製容器蓋
JP2001354250A (ja) * 2001-04-23 2001-12-25 Nifco Inc スプリングヒンジキャップ
JP2004352278A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Toto Seikei Kk 注出口体
JP2011255925A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Japan Crown Cork Co Ltd ヒンジキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6249662B2 (ja) 2017-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100807212B1 (ko) 연결부재가 구비된 마개 분실방지 용기
JP5213738B2 (ja) ヒンジキャップ
JP2009046184A (ja) 容器用の捩じ切り開封機構
JP2010052810A (ja) 容器中栓、容器蓋と蓋付き容器の製造方法
JP6501699B2 (ja) 注出容器
JP2018154373A (ja) キャップの封止構造
JP6157261B2 (ja) ヒンジキャップ
JP6249662B2 (ja) ヒンジキャップ
JP2017081604A (ja) 抜栓キャップ
JP6202523B2 (ja) ヒンジキャップ
JP6080650B2 (ja) 液だれ防止キャップ
JP2014129100A (ja) 詰め替え容器
JP5959339B2 (ja) ヒンジキャップ
JP6052766B2 (ja) 液注出容器のキャップ
JP5600429B2 (ja) 注出容器
JP5191703B2 (ja) 容器の注出キャップ
JP5380066B2 (ja) 注出容器
JP2015123997A (ja) キャップ
KR101425894B1 (ko) 액체용기 뚜껑
JP2019131216A (ja) ヒンジキャップ
JP5978153B2 (ja) 詰め替え容器
JP6339788B2 (ja) 採便容器
JP2019001508A (ja) キャップ付き容器
JP2014198584A (ja) キャップ
JP6061705B2 (ja) ヒンジキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170921

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6249662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150