JP7315426B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
容器口部へ装着された外周壁を有し、この外周壁の上部から内向きフランジを介して内周壁を垂設し、この内周壁の内方を閉塞する底壁の一部を、周囲を弱化線で囲まれた除去部に形成した第1吐出部材と、
この第1吐出部材の前端側に第1ヒンジ部を介して連結され、かつ前記外周壁の上に載置された脚筒の上面を閉塞する仕切り壁の一部に吐出口を形成した第2吐出部材と、
この第2吐出部材の後端側に第2ヒンジ部を介して連結され、第2吐出部材の上面を覆うオーバーキャップとを具備し、
前記仕切り壁の中央部を弾性圧搾可能な膨出部として隆起し、膨出部から突設させたノズル筒の先端面をオーバーキャップの内面で密閉したものが知られている(特許文献1)。
このヒンジキャップを使用するときには、前記外周壁をスクイズ容器の口頸部に装着させるとともに、予め除去部を除去して前記底壁に流通口を開口させておく。
少量吐出するときには、第2ヒンジ部を中心としてオーバーキャップのみを開位置へ回転させた状態で、前記膨出部を圧搾させることにより、また中量吐出するときには、同じ状態で容器の胴部を圧搾させることにより、それぞれ吐出口から液体を吐出させればよい。
さらに大量吐出させるときには、第1ヒンジ部を中心として第2吐出部材及びオーバーキャップを開位置へ回転させ、吐出口を経由せずに、前記流通口から液体を吐出させる。
しかしながら、特許文献1のものでは、第1吐出部材の外周壁の上に第2吐出部材の脚筒を載置させており、その外周壁の上部から垂下する内周壁と仕切り壁との間に脚筒が介在していた。そして、前記内周壁と脚筒と膨出部とはおのおの内径が異なり、内周壁及び脚筒の間、並びに脚筒及び膨出部の間にはそれぞれ段差が存在していた。
このために、流路面積が区々となり、また段差付近に流れの淀み部が形成されるおそれがあり、内容物のスムーズな流通を妨げていた。
前記第1吐出部材2の周端付近に、第1ヒンジ部28を介して連結され、かつ前記外周壁4の上部に載置された脚筒32の上面を仕切り部40で仕切るとともに、この仕切り部40に吐出口Aを形成した第2吐出部材30と、
前記第2吐出部材30の周端付近に、第2ヒンジ部58を介して連結されたオーバーキャップ60と、を具備しており、
前記仕切り部40は、前記脚筒32の上端側からリング状の仕切り板42を内方へ突出し、この仕切り板42の内側に、当該仕切り板から上下方向に延びる直筒状の流路筒46を貫設させ、この流路筒46の下端部を前記内周壁14内に嵌挿させるともに、当該流路筒46の上面を覆う弾性圧搾可能な頂部52を連設させ、この頂部52に前記吐出口Aを開口したヒンジキャップにおいて、
前記第1ヒンジ部28寄りに位置させて、前記流路筒46の下端より前記内周壁14の内面に沿った舌片48を垂設しており、これら流路筒46の内面と舌片48の内面とを面一に連続させた。
そしてこの仕切り板42の内側に、当該仕切り板から上下方向に延びる直筒状の流路筒46を貫設している。
また流路筒46の上面を覆う弾性圧搾可能な頂部52を連設させ、また、この頂部52に吐出口Aを開口した。
この構造によれば、前記流路筒46を仕切り板の下側のみに形成した構造に比べて、直線状で長い流路を形成することができる。すなわち、図3に示すように、少なくとも前記流路筒46の長さL1の分だけ、液体通路P中に直線状の部分を確保できるので、吐出口Aへの内容液の流通がスムーズとなる。
また本手段では、本手段では、図1に示すように、前記流路筒46の筒壁のうち第1ヒンジ部28寄りに位置する部位から、前記流路筒46の下端より前記内周壁14の内面に沿った舌片48を垂設している。
こうすることにより、例えば図4に示すように、前記第1吐出部材2及びオーバーキャップ60を開位置へ回転させて内容液を大量に吐出した後、上蓋60を閉蓋して戻す際に、前記頂部52及び流路筒46内に残った内容物を容器体側へ回収することが容易となる。
また前記流路筒46の内面と舌片48の内面とは、図1に示すように面一に連続されている。従ってヒンジキャップの内部で実質的に直線的な部分の範囲が広がり、容器体側へ回収する内容物の流れがスムーズとなる。
前記流路筒46の下端から前記垂下壁部14a内へ前記舌片48を垂下した。
そして延長壁部14b内に直筒状の流路筒46の下部を嵌合させている。
また前記流路筒46の下端から前記垂下壁部14a内へ前記舌片48を垂下している。
この構造によれば、舌片を収納するスペースを確保することが容易となる。
かつ前記オーバーキャップ60の一部に前記先端部を密閉する密閉面部62を形成した。
また前記オーバーキャップ60の一部に前記先端部を密閉する密閉面部62を形成している。
この構造によれば、ヒンジキャップ付き容器の流通段階での液漏れを有効に防止できる。
また第1の手段に係る発明によれば、前記第1ヒンジ部28寄りに位置させて、前記流路筒46の下端より前記内周壁14の内面に沿った舌片48を垂設したから、内容液の吐出操作を行った後にヒンジキャップ内の液体を容器体側へ回収することが容易となり、また流路筒46と舌片48とを面一に連続させたから、ヒンジキャップ内部で直線的な部分の範囲が広がるので、容器体側へ回収する内容物の流れがスムーズとなる。
第2の手段に係る発明によれば、直筒状の垂下壁部14aから上方へ延設する延長壁部14bの内部に直筒状の流路筒46の下部を嵌合させており、前記流路筒46の下端から前記垂下壁部14a内へ前記舌片48を垂下したから、垂下壁部14a内に舌片を収納するスペースを確保することが容易となる。
第3の手段に係る発明によれば、オーバーキャップ60の一部にノズル筒56の先端の吐出口Aを密閉する密閉面部62を形成したから、ヒンジキャップ付き容器の流通段階での液漏れを有効に防止できる。
これら各部材は、例えば合成樹脂で形成することができる。
また本実施形態のヒンジキャップは、これら各部材を一体成形することにより形成されているが、説明の便宜上、これら各部材をそれぞれ異なるハッチングで表すものとする。
第1吐出部材2は、その周端の適所(図示例では前端側)で第1ヒンジ部28を介して第2吐出部材30に連結されている。
なお、本明細書では、説明の便宜上、図1の左側を“前”と、同図の右側を“後”と、紙面と直交する方向を“左右”というものとする。
図示例の外周壁4は、前記口頸部92への装着用の下半部4aと、この下半部より小径であり、その上端から段差を介して起立する上半部4bとで形成されている。
前記下半部4aの下端部内面には、前記口頸部92の外面の突起部下面に係止させるための係合突条8が周設されている。
図示例では、前記係合突条8に周方向に間欠的に複数の切り欠き10が形成されている。
前記上半部4bの上端部外面には、後述の第2抜止め突部34とかみ合わせるための第1抜止め突部6が形成されている。
図示例では、前記内周壁14は、筒長(高さ)に比べて筒径の大きい円筒形である。もっともその形状は適宜変更することができる。
また図示例の内周壁14は、前記内向きフランジ12から下方へ垂設される垂下壁部14aと、垂下壁部14aの上端から上方へ延設する延長壁部14bとを有する。
これら垂下壁部14a及び延長壁部14bは、ともにほぼ直筒(筒長方向に対して一定の筒径で直線状に延びる筒を言う。)状であり、ほぼ同一の内径を有する。
もっとも延長壁部14bの上端側の全周には、外側へ膨らむリップ部16が形成されている。
リップ部16の内面は、水平方向外側に膨らむ湾曲面17に形成している。
前記延長壁部14bは、第1ヒンジ部28側(図示例では前側)が低く、かつ後述の第2ヒンジ部側(図示例では後側)が高くなるように形成している。
図示例では、延長壁部14bの方が垂下壁部14aよりも小外径で肉薄である。しかしながら、必ずしもこのような構造としなくても良い。
前記底壁18には、ループ状の弱化線20が形成されている。図示例の弱化線20は、底壁18の周端寄りに、この周端から一定の距離をおいた同心状の環状肉薄線としている。
もっとも、その構造は適宜変更することができる。
そして前記底壁18は、前記弱化線20の内側の底壁部分を、弱化線20の破断により除去することが可能な除去部22としている。この部位を除去した後に、図2から図4に示す流通口Bが開口されるようにするためである。
この流通口Bは、後述のノズル筒56の先端に形成される吐出口Aより大径に形成する。
なお、本明細書では、図2及び図3に示す態様において、流通口Bから舌片48の内部と後述の流路筒46の内部と後述のノズル筒56の内部とを通って吐出口Aに至る通路を、また図4に示す態様において、流通口Bから内周壁の内部を通ってその開口端部に至る流路を、それぞれ液体通路Pという。
図示例では、前記除去部22を、底壁部分から起立するプルリング23の引っ張りにより引き抜くことが可能な抜栓部としている。
図示例の連結部24は、前記外周壁4の下端からフランジ状に外方突出された肉薄の壁部である。
図示例の第1外装筒26は、その下端が前記外周壁4の下端と同じ高さにあり、また、その上端が前記外周壁4の下半部4aの上端より高くかつ上半部4bの上端よりも低い位置にある。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記第1外装筒26は、その上端部の適所(図示例では前側位置)で第1ヒンジ部28を介して後述の第2吐出部材30の第2外装筒38と連結されている。
図示例の脚筒32は、縦筒部32aと、この縦筒部32aの内面に一体的に付設された縦リブ32bとで形成されている。
前記縦筒部32aは縦リブ32bの下端よりも下方に延長しており、この縦筒部32aの下端部で前記外周壁4の上端部を囲むとともに、前記縦リブ32bの下端を前記外周壁4の上端面に突き当てている。
また前記縦筒部32aの下端部内面には、第2抜止め突部34が周設されている。この第2抜止め突部34と前述の第1抜止め突部6とのかみ合いにより前記第1吐出部材2に対して第2吐出部材30を抜止めしている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記第2外装筒38は、前記第1外装筒26とほぼ同径であり、第2外装筒38の下端部は、第1外装筒26の上端部に突き当てられている。そしてこれら両端部は、ヒンジキャップの前側において、前記第1ヒンジ部28で一体に連結されている。
前記第2外装筒38は、その上端部の適所(図示例では後側位置)で第2ヒンジ部58を介して後述のオーバーキャップ60と連結されている。
具体的には、前記仕切り部40は、前記脚筒32の上端側から内方へリング状の仕切り板42を突出するとともに、この仕切り板42の内側に、直筒状の流路筒46を貫設させ、かつ、流路筒46の上面を覆う頂部52に前記吐出口Aを形成している。
前記仕切り板42の上面からは、後述の係止リブ65と係合可能な係止突条44が周設されている。
すなわち、前記仕切り板42は、仕切り板42の内縁から下方へ垂下される下半筒部46aと、仕切り板42の内縁から起立する上半筒部46bとで形成されている。
このような構造とすることにより、前記液体通路Pのうちで直線状の部分を長くとることができる。
前記上半筒部46bの上端は、前記頂部52の下端に連設されている。
好適な図示例では、上半筒部46bと頂部52との間に段差を設けずに滑らかにかつ面一に連続させており、これにより液体通路P内の液体の流れを、よりスムーズにすることができる。
前記下半筒部46aは、前記内周壁14の内部へ液密に嵌挿されている。
この舌片48を設けた理由は、例えば図4に示すように、前記第1吐出部材2及びオーバーキャップ60を開位置へ回転させて内容液を大量に吐出した後、上蓋60を閉蓋して戻す際に、前記頂部52及び流路筒46内に残った内容物を容器体側へ回収することを容易とするためである。
本実施形態では、前記流路壁46の内面と前記舌片48の内面とは、少なくとも舌片の上端付近において面一に連続している。
すなわち、前記流路壁46と舌片48との間に段差などが設けられていないから、ヒンジキャップの内部で実質的に直線的な部分の範囲が広がり、容器体側へ回収する内容物の流れがスムーズとなる。
この作用を的確に実現するため、前記舌片48は内周壁14の周方向(図示例では左右方向)に或る程度の巾を有する帯状に形成するとよい。
図示例の舌片48は、下端側に向かって次第に肉薄となるように形成されている。
前記膨出部54は、押込みにより弾性圧縮可能に形成されている。
この膨出部54は、圧搾操作により、ヒンジキャップの内部を高圧化し、内部の液体をノズル筒56から外部へ圧送することができればどのような構造でもよい。実施例では、前記膨出部54をドーム状に形成しているが、例えば蛇腹状に形成しても構わない。
また膨出部54は、その全部を弾性圧搾可能としなくてもよい。例えば、前記ノズル筒56を膨出部54の一半部(図示例では前半部)から突出している場合には、膨出部54の他半部を、下内方へ押し込み可能な弾性圧搾部としてもよい。
前記ノズル筒56は、前記膨出部54の一部から突出されており、その先端に吐出口Aが開口されている。
前記ノズル筒56の位置は、図2に示す吐出操作において、前記オーバーキャップ60が吐出操作の邪魔にならないように設計する。図示例では、オーバーキャップ60と第2吐出部材30とを連結する前記第2ヒンジ部58の位置(図示例ではヒンジキャップの後側)と反対側(ヒンジキャップの前側)に配置しているが、例えば第2ヒンジ部58と90°離れた位置(ヒンジキャップの右又は左側)に配置しても構わない。
本実施形態では、前記流路筒46の上端からノズル筒56の下端までの膨出部54の内面を、段差や凹凸がない滑面に形成している。これにより、前記流路筒46の内部から前記ノズル筒56への流体の流通がよりスムーズとなる。もっとも、この構造は適宜変更することができる。
前記オーバーキャップ60の一部は、図1に示すように前記ノズル筒56の先端の吐出口Aを密閉することが可能な密閉面部62に形成されている。
図示例のオーバーキャップ60は、垂直筒部60aの上端と天板部60cとの間に上端小径のテーパ状部60bを介在させており、このテーパ状部60bの前部を前記密閉面部62としている。
前記密閉面部62の内面には、前記ノズル筒56の筒孔内に浅く嵌合する閉栓部63を形成している。
前記垂直筒部60aの下端部は拡径部64に形成されている。この拡径部64の内面には、前記係止突条44の下面に係止する係止リブ65を周設している。
また前記垂直筒部60aの前壁からは指掛け片66を前方へ突出している。
前記ヒンジキャップを使用するときには、まず前記容器体90の口頸部90に装着し、前記第1ヒンジ部28を中心として、前記第1吐出部材2に対して第2吐出部材30及びオーバーキャップ60を開方向へ回転させる。
次にプルリング23を上方へ引くと、前記弱化線20が破断して、前記除去部22が除去され、前記底壁18に流通口Bが開口する。この状態で使用可能となる。
前記第1ヒンジ部28を中心として、前記第2吐出部材30及びオーバーキャップ60を閉方向へ回転させると、前記縦筒部32aが前記脚筒32の回りに嵌合され、前記第2吐出部材30が第1吐出部材2の上面を閉じた状態に戻る。
少量の液体を吐出したい場合には、前記第2ヒンジ部58を中心として前記オーバーキャップ60のみを開方向へ回転させた状態で、容器体を傾け、図2に示す如く、前記頂部52の膨出部54を圧搾すればよい。頂部52は、容器体90の胴部より小さいため、圧搾量も小さく、従って、少量の液体が吐出口Aを介して吐出される。
少量吐出とは、例えば吐出口Aから内容液を滴下させるような場合を想定している。
中量の液体を吐出したい場合には、少量吐出操作と同じく、前記第2ヒンジ部58を中心として前記オーバーキャップ60のみを開方向へ回転させた状態で、容器体を傾け、図3に示すように、容器体の胴部を圧搾すればよい。これにより、少なくとも図2の操作に比べて多い液体が吐出される。
大量の液体を吐出したい場合には、前記第1ヒンジ部28と中心として、前述の第2吐出部材30及びオーバーキャップ60を開方向へ回転させた状態で、容器体を傾け、図4に示すように、前記吐出口Aを通さずに、前記流通口Bから液体を吐出させればよい。流通口Bは吐出口Aより大きいので、図3の操作よりも更に多い液体が吐出される。
前述の通り、流路筒は、直筒状、すなわち直線状の形状であるため、図3に示すように、前述の液体通路Pのうち流路筒46の筒長L1に相当する部分を、直線状の形状とすることができ、流れをスムーズにすることができる。
すなわち、図3に示す中量の吐出作業において、液体通路の内部構造が直線状であるため、抵抗が少なくスムーズに吐出作業を行うことができる。
また流路筒46と舌片48とを面一に連続させているから、ヒンジキャップ内部で直線的な部分の範囲が広がるので、容器体側へ回収する内容物の流れがスムーズとなる。
そして延長壁部14b内に直筒状の流路筒46の下部を嵌合させている。
そして前記流路筒46の下端から前記垂下壁部14a内へ前記舌片48を垂下している。
この構造によれば、舌片を収納するスペースを確保することが容易となる。
6…第1抜止め突部 8…係合突条 10…切り欠き
12…内向きフランジ 14…内周壁 14a…垂下壁部 14b…延長壁部
16…リップ部 17…湾曲面 18…底壁 20…弱化線
22…除去部(抜栓部)
23…プルリング 24…連結部 26…第1外装筒 28…第1ヒンジ部
30…第2吐出部材 32…脚筒 32a…縦筒部 32b…縦リブ
34…第2抜止め突部 36…鍔部 38…第2外装筒
40…仕切り部 42…仕切り板 44…係止突条
46…流路筒 46a…下半筒部 46b…上半筒部 48…舌片
52…頂部 54…膨出部 56…ノズル筒 58…第2ヒンジ部
60…オーバーキャップ 60a…垂直筒部 60b…テーパ状部
60c…天板部 62…密閉面部 63…閉栓部 64…拡径部 65…係止リブ
66…指掛け片
90…容器体 92…口頸部
A…吐出口 B…流通口 C…内容液 P…液体通路
Claims (3)
- 容器の口頸部への装着用の外周壁(4)から突出する内向きフランジ(12)で内周壁(14)を支持させ、この内周壁(14)の内方を閉塞する底壁(18)の一部を、周囲を弱化線(20)で囲まれた除去部(22)に形成した第1吐出部材(2)と、
前記第1吐出部材(2)の周端付近に、第1ヒンジ部(28)を介して連結され、かつ前記外周壁(4)の上部に載置された脚筒(32)の上面を仕切り部(40)で仕切るとともに、この仕切り部(40)に吐出口(A)を形成した第2吐出部材(30)と、
前記第2吐出部材(30)の周端付近に、第2ヒンジ部(58)を介して連結されたオーバーキャップ(60)と、を具備しており、
前記仕切り部(40)は、前記脚筒(32)の上端側からリング状の仕切り板(42)を内方へ突出し、この仕切り板(42)の内側に、当該仕切り板から上下方向に延びる直筒状の流路筒(46)を貫設させ、この流路筒(46)の下端部を前記内周壁(14)内に嵌挿させるともに、当該流路筒(46)の上面を覆う弾性圧搾可能な頂部(52)を連設させ、この頂部(52)に前記吐出口(A)を開口したヒンジキャップにおいて、
前記第1ヒンジ部(28)寄りに位置させて、前記流路筒(46)の下端より前記内周壁(14)の内面に沿った舌片(48)を垂設しており、これら流路筒(46)の内面と舌片(48)の内面とを面一に連続させたことを特徴とするヒンジキャップ。 - 前記内周壁(14)は、前記内向きフランジ(12)の内周から垂設する直筒状の垂下壁部(14a)と、この垂下壁部(14a)の上端から上方へ延設する延長壁部(14b)とからなり、この延長壁部(14b)内に前記流路筒(46)の下部を嵌合させており、
前記流路筒(46)の下端から前記垂下壁部(14a)内へ前記舌片(48)を垂下したことを特徴とする、請求項1に記載のヒンジキャップ。 - 前記頂部(52)は、前記流路筒(46)から上側へ膨らむ弾性圧搾可能な膨出部(54)を有し、この膨出部(54)から外方へ突出するノズル筒(56)の先端部に前記吐出口(A)を開口し、
かつ前記オーバーキャップ(60)の一部に前記先端部を密閉する密閉面部(62)を形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のヒンジキャップ。
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