JP3145715U - 液垂れおよび臭気漏れを防止する容器用口構造 - Google Patents

液垂れおよび臭気漏れを防止する容器用口構造 Download PDF

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Abstract

【課題】容器から水性液体を注ぎ出す際の液垂れならびにキャップを閉めた保存状態における液漏れおよび臭気漏れを同時に解決する容器用口構造を提供する。
【解決手段】容器に収容された水性液体を注ぎ出すためのノズル部11の先端部110を、平面状の天面と、前記天面から滑らかに連続し、口構造1の内部に向かって下降する曲面状の内周面と、前記天面から滑らかに連続し、口構造1の外部に向かって下降する曲面状の外周面とから構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、水性液体を収容する容器用の口構造に関する。本考案の容器用口構造は、水性液体を注ぎ出した後の液垂れを防止し、かつ、キャップを閉めて保存する際に液漏れおよび臭気漏れを防止する機能を有する。
水性液体を収容する容器から適量の水性液体を注ぎ出すために容器の開口部に口構造を装着する。従来、口構造から水性液体を注ぎ出した後、口構造の先端部に滞留した水性液体が外部に液垂れすることを防止する目的で、先端部の外周に張り出した部分を形成し、口構造の中心軸を含む断面において、張り出した部分の形状を曲面状としている[先行技術文献1および2]。
張り出した部分の形状を曲面状とすることで、キャップを閉めた保存状態において、先端部の一円周がキャップと密着することによって液漏れを防止することができるが、キャップとの接触面積が少ないため、キャップと先端部との間の密着性が低く、臭気性の高い水性液体を容器に収容した場合、臭気が漏れ出し、不快であり好ましくない。
一方、臭気漏れを解消するためには、先端部とキャップとの接触面積を広げる必要があるが、そのため先端部に水性液体が滞留し、不快であると共に不潔になり好ましくない。
特開2004−196417号公報 実公平6−8043号公報
本考案は、容器から水性液体を注ぎ出す際の液垂れならびにキャップを閉めた保存状態における液漏れおよび臭気漏れを同時に解決する容器用口構造を提供する。
本考案の容器用口構造の先端部は、キャップと口構造の先端部との接触面積を拡大してキャップを閉めた保存状態における液漏れおよび臭気漏れを解決するために、平面状の天面を有し、かつ、容器から水性液体を注ぎ出した後の液垂れを防止するために、前記天面から滑らかに連続し、口構造の内部に向かって下降する曲面状の内周面および、前記天面から滑らかに連続し、口構造の外部に向かって下降する曲面状の外周面を有する。
より詳しくは、本考案の容器用口構造は、水性液体を収容する容器用の口構造であって、少なくとも、前記水性液体を注ぎ出すためのノズル部と、前記容器の開口部に装着するための嵌合部とを含み、ここに、前記ノズル部の先端部は、平坦な天面と、前記天面から滑らかに連続し、前記ノズルの内部に向かって下降する曲面状の内周面と、前記天面から滑らかに連続し、前記ノズルの外部に向かって下降する曲面状の外周面とからなることを特徴とする。
本考案の容器用口構造において、前記ノズル部の先端部が外周方向に張り出した縁鍔状であることを特徴とする。
先端部において、ノズル部の外側に張り出した部分があることで、水性液体がノズル部の天面に残留することなく、縁鍔部にそって滑らかに流落するため、繰り返しの使用においてもノズル部を残留液滴で汚すことなく、水性液体を注ぐことができる。また、医薬品内服製剤など、1回服用量の定量性を必要とされる容器口として使用できる。
本考案の容器用口構造において、前記天面が容器に収容された水性液体の液滴が付着しない幅を有することを特徴とする。
水性液体が付着し得ない天面の幅は0.3〜0.5mmが好ましく、0.35〜0.45mmがより好ましい。
本考案の容器用口構造において、前記内周面および前記外周面を構成する曲面が、輪環面の一部であることを特徴とする。
このことにより、いずれの方向から容器を傾けても均一に水性液体を注ぎ出すことができ、液滴が残留することがない。
本考案の容器用口構造において、少なくとも前記ノズル部が疎水性樹脂で形成されていることを特徴とする。
このことにより、水性液体を注ぎ出した後、容器を垂直に戻すときの最後の液滴が内部に戻る液体に引かれて引き戻され、さらにノズル外周部に引き寄せる張力よりも、容器内に戻る液体に生ずる表面張力が勝り、水性液体が液垂れしない。
疎水性樹脂の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、エチレン・プロピレン共重合体などポリオレフィンあるいはα−オレフィン共重合体;シリコーン樹脂、フッ素樹脂(PTFE、PVDFなど)及びEPDMなどのエラストマー;ポリエチレンテフタレート(PET)、ポリブチレンテフタレート(PBT)などのポリエステル樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの塩素系樹脂などが挙げられる。
このような樹脂のうち、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂は廉価であると共に成形が容易であり、かつ良好な疎水性能を有しているので好ましい。
本考案によれば、容器用口構造のノズル部先端が平面状の天面ならびに曲面状の内周面および外周面から構成される形状を有するため、容器から水性液体を注ぎ出す際の液垂れならびにキャップを閉めた保存状態における液漏れおよび臭気漏れを同時に解決することができる。
本考案の容器用口構造の詳細を添付する図面を参照して説明する。
本考案の口構造の一具体例をその中心軸を含む平面で切断したときの断面図を図1に示す。
口構造1は、ノズル部11と、ノズル部11の下部の外壁から下向きに広がる頸部12と、頸部12の下部から外側に張り出した中栓13と、頸部12の下部から下側に延設され、容器の開口部に装着するための嵌合部14を含む。
ノズル部11は円筒状の部材であり、上側の先端部110は容器2に収容した水性液体を注ぎ出すために外部に開口している。ノズル部11の下側は、容器2に装着したときに、容器内部に開口している。
図2に示すように、ノズル部11の上側の先端部110は、ノズル部11の内壁から滑らかに連続的に形成された曲面状の内周面111と、内周面111から滑らかに連続的に形成された平面状の天面112と、天面112から滑らかに連続的に形成された曲面状の外周面113とから構成されている。
添付する図面において、ノズル部11の上側の先端部110は外周方向に張り出した縁鍔状に描写されているが、外周面113がノズル部11の外壁から滑らかに連続的に形成されていてもよい。
内周面111および外周面113は、先端部110から水性液体を注ぎだした後、口構造1を直立させたときに、液滴が滞留せず、ノズル部の内部または外部に落下する形状であることが必要である。
天面112は、先端部110から水性液体を注ぎ出した後、図3に示すように口構造1を装着した容器2を直立させたときに、液滴が滞留しない幅を有することが必要である。天面112の幅は、図4に示すように、キャップ3を容器2に取り付けたとき、キャップ3の蓋部31と接触して、保存状態において容器2に収容された水性液体の液漏れおよび臭気の漏れを防止するのに十分であることが必要である。
図5に、天面112の幅が液漏れおよび臭気の漏れを防止するのに十分であることを示すために、キャップ3の蓋部31の形状と先端部110の形状とを重ねて描写する拡大図を示した。実際には、キャップ3を容器2に取り付けたとき、蓋部31および先端部110は圧縮により変形し密着する。
天面112の幅は0.3〜0.5mmが好ましく、0.35〜0.45mmがより好ましい。
口構造1の中心軸15を含む平面で切断したときの断面において、天面12の断面形状は直線であり、内周面111および外周面113の断面形状は天面112からノズル部11の内部または外部に向かって下降する曲線である。特に、内周面111および外周面113を構成する曲線は円弧の一部であることが好ましい。
内周面111を構成する円弧の半径は0.4〜0.6mmが好ましく、0.45〜0.55mmがより好ましい。また、内周面113を構成する円弧の半径は0.8〜1.2mmが好ましく、0.9〜1.1mmがより好ましい。
頸部12は、ノズル部11の径と嵌合部14の径とに差がある場合にノズル部11と嵌合部14とを連絡する部材である。ノズル部11の径と嵌合部14の径との差が小さい場合には、ノズル部11と嵌合部14とを直接連絡してもよい。
中栓13は、口構造1を容器2の開口部に装着したときに、装着部分を覆い容器内部への汚物の侵入を防止するための部材である。
嵌合部14は、容器2の開口部に口構造1を装着するための部材である。口構造1が液密に容器2に装着される形状であればよい。
本考案による容器用口構造の断面図 本考案による容器用口構造の縁鍔部の拡大断面図 本考案による容器用口構造を容器に取り付けた状態を示す概略図およびキャップの概略図 容器に取り付けられた本考案による容器用口構造にキャップを被せた状態を示す断面図 本考案による容器用口構造の先端部およびキャップの蓋部の形状を重ねて描写する拡大断面図
符号の説明
1・・・口構造
11・・ノズル部
110・先端部
111・内周面
112・天面
113・外周面
12・・頸部
13・・中栓
14・・嵌合部
15・・中心軸
2・・・容器
3・・・キャップ
31・・蓋部

Claims (5)

  1. 水性液体を収容する容器用の口構造であって、少なくとも、前記水性液体を注ぎ出すためのノズル部と、前記容器の開口部に装着するための嵌合部とを含み、
    ここに、前記ノズル部の先端部は、
    平坦な天面と、
    前記天面から滑らかに連続し、前記ノズルの内部に向かって下降する曲面状の内周面と、
    前記天面から滑らかに連続し、前記ノズルの外部に向かって下降する曲面状の外周面と
    から構成されることを特徴とする容器用口構造。
  2. 前記ノズル部の先端部が外周方向に張り出した縁鍔状であることを特徴とする請求項1に記載の容器用口構造。
  3. 前記天面が容器に収容された水性液体の液滴が付着しない幅を有することを特徴とする請求項1に記載の容器用口構造。
  4. 前記内周面および前記外周面を構成する曲面が、輪環面の一部であることを特徴とする請求項1に記載の容器用口構造。
  5. 少なくとも前記ノズル部が疎水性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器用口構造。
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