JPH07315416A - 組み合わせキャップ - Google Patents

組み合わせキャップ

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JPH07315416A
JPH07315416A JP6131379A JP13137994A JPH07315416A JP H07315416 A JPH07315416 A JP H07315416A JP 6131379 A JP6131379 A JP 6131379A JP 13137994 A JP13137994 A JP 13137994A JP H07315416 A JPH07315416 A JP H07315416A
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JP
Japan
Prior art keywords
top surface
bottle mouth
lid
inner plug
bottle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6131379A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Shibata
和義 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大容量壜に添付される内容物注出調整(抑制)
するための注出孔構造を有する合成樹脂製の中栓と、金
属製の外蓋とを組み合わせて壜口部に同時に装着するこ
とにより、パッキン部材を削除しても、キャッピング時
の気密性を保持し、外蓋を取り外して開封して注出する
時には内容物注出調整(抑制)機能を持たせたことを特
徴とする組み合わせキャップを提供する。 【構成】中栓の天面に凹部を設け、外蓋の天面に設けた
凹溝と嵌合させて密着させる構成とする。また、外蓋の
天内面形状に沿って弾性変形して密接するフィンや突状
を中栓の凹部に設け、該中栓と外蓋を組み合わせて構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
−−
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に大容量の細口のガ
ラス壜やプラスチックボトルの壜口を密封するためのキ
ャップであって、壜に充填された内容物を注出調整する
ための注出孔を有する中栓と外蓋の組み合わせ構造に関
するもので、その主目的はキャツプをしたときは密封性
が保持され、外蓋のみを取り外したときには中栓によっ
て注出調整をすることができる組み合わせキャップを提
供することである。
【0002】
【従来の技術】焼酎壜やウイスキー壜の大容量壜(一般
的には1,440ml 〜5リットル) の細口壜は、細口と言っても
壜の成形性や充填時の効率などから通常は口径が36m
m(例えば36SDPPキャップ)や42mmの形状の
ものが使用されている。従って消費者がコップ等の容器
に注ぐ場合に壜口内径が大きいために誤って多量に注出
しすぎることを防止するように注出量を調整(抑制)す
る中栓が使用される場合が一般的である。
【0003】上記の注出量を調整(抑制)する中栓は、
付属品として焼酎壜やウイスキー壜の首等に吊るした
り、ケース内に同一梱包されたりして商品とともに消費
者に手渡されるようになっているため、商品に添付する
ための作業費用やそれ自体の製造費用によりコストアッ
プの要因となっていた。又、消費者に手渡されるべき付
属品が完全に届けられないという苦情問題も発生する場
合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した問題
点を解決するために、充填工程でキャッピングされる時
に中栓を外蓋とともに壜口部に装着し、従来気密性を保
持するための外蓋内天面に装填されているパッキン材を
削除しても、注出量を調整(抑制)するための注出孔を
有する合成樹脂製の中栓とアルミやブリキなどの金属製
の外蓋とを組み合わせることにより、中栓を壜口部に装
着したままで気密性を保持できる組み合わせキャップを
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、壜口部の口天外周付近と密着し
て嵌合するリブと口天面部に密着する平面部と壜口内部
に嵌入して該口内面と密接する突状フィンが1つ以上周
設された筒状部と壜に充填された内容物の注出を抑制調
整できる注出孔構造を有する筒状部が連接して構成され
る合成樹脂製の中栓と、円形天面の周縁から垂下した筒
状部を巻き閉め手段や該筒状部に設けた捻子部とにより
壜口部外周に設けられた捻子部と係合して壜口部に装着
する金属製の外蓋を、該中栓の天面と該外蓋の天内面我
密着するように組み合わせて壜口部に装着して充填後の
壜口部を密封し、開封時には前記中栓が壜口部に装着さ
れて状態で前記外蓋だけを取り外すように構成された組
み合わせキャップであって、前記中栓の天面に円周状に
設けた少なくとも1つ以上の凹部設け、前記外蓋には壜
口部に装着した時に前記中栓天面の凹部と密着係合する
凹溝を設けたことを特徴とする物である。
【0006】また、前記中栓の天面に円周状に設けた少
なくとも1つ以上の凹部を有し、該凹部の内周壁には略
水平方向に少なくとも1つ以上のフィンを設け、前記外
蓋には壜口部に装着した時に該中栓天面に設けた凹部に
嵌入してフィンを弾性変形させて密着係合する凹溝を有
することを特徴とするものである。
【0007】そして、前記中栓の天面に円周状に少なく
とも1つ以上の突条を設け、前記外蓋には壜口部に装着
した時に該中栓天面に設けた突条と外蓋の天面内壁と密
着係合するように構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0008】更には、前記中栓の天面に円周状に少なく
とも1つ以上の凹部設け、該凹部を構成する内周壁の少
なくとも一方の周壁は上方へ延びる用に突状を設け、前
記外蓋には壜口部に装着した時に該中栓天面の凹部に嵌
入する凹溝を有し、該中栓の突状を該外蓋の凹溝の内面
形状に沿って曲折して密着係合するように構成されるこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例を参照しつつ説
明する。図1はガラスやPET等の樹脂で形成された壜
の壜口部10と該壜口部10に装着された本発明のポリ
エチレン、ポリプロピレンやPET等の合成樹脂で形成
された中栓20とアルミやブリキなどの金属製の外蓋3
0の係合の関係を示しており、例えば、36SDPP壜
口部10に中栓20と外蓋30を装着した状態であり、
この後PP巻き閉め機で壜口部外周に設けられたネジ山
11に外蓋30を周知の方法で巻き閉めてキャッピング
が実施される。
【0010】図2は図1で示した本発明の壜口部10と
中栓20と外蓋30の関係の詳細をを示す一部拡大端面
図であり、合成樹脂製の中栓20は壜口部10の口天外
周付近と密着して嵌合するリブ29と口天面部12に密
着する平面部27と壜口内部に嵌入して該口内面13と
密接する3つの突状フィン26a、26b、26cが周
設された筒状部24aと壜に充填された内容物の注出を
抑制調整できる注出孔25構造を有する筒状部24cが
連接して構成されている。また、金属製の外蓋30は円
形天面の周縁から垂下した筒状部31を公知の巻き閉め
手段により壜口部10の外周に設けられた捻子部11と
係合させて壜口部10に装着するように構成されてい
る。また、該中栓20の天面には円周状に延びる凹部2
1が設けられ、該凹部の一方の周壁21aには略水平方
向に2つのフィン22a、他方の周壁21bには略水平
方向に1つのフィン22bと周壁21bから上方に延び
る突状23(一点鎖線で表示)が設けられている。
【0011】壜口部10にキャッピングを実施するため
に前記の中栓20を嵌挿する外蓋30には、中栓20の
凹部21に嵌入しフィン22や突状23を形状に沿って
弾性変形させて密着する凹溝32が設けられ、中栓20
と外蓋30は密着した状態で壜口部に装着され、外蓋3
0の天面を押圧しながらキャッピングされる。なお、実
施例ではPPキャップによるキャップ装着の説明をして
いるが、外蓋30が通常の捻子キャップであれば公知の
方法で外蓋30を一定の閉めトルクを掛けてキャッピン
グすることにより、PPキャップと同様のキャッピング
の状況になることは言うまでもない。また、キャッピン
グは中栓20を壜口部10に装着した後に外蓋30を装
着してもよい。
【0012】上記のようにキャッピングされ密封された
壜口を開封する場合は、通常の取り扱い通りに外蓋30
を回転させるとネジ山11に沿って外蓋30のみが上昇
し、中栓20は壜口部10に装着されて残り、外蓋30
のみが取り外される構成となっている。そして内容物を
コップ等に注出後再び外蓋30をキャピングすれば再び
密封された状態となる。
【0013】図3、図4は本発明の組み合わせキャップ
の他の実施例を示す端面図であり、図3の実施例は中栓
20の天面にの外縁周から同心円周状に複数の突状28
を設け、キャッピングされたときに外蓋30の天内面と
密着する構成となっている。また、図4の実施例は中栓
20の天面に凹部21を設けるとともに、外蓋30には
該凹部21と密接できるように構成された凹溝32を設
け、キャッピングされたときに外蓋30と密着する構成
となっている。図4では凹部21、凹溝32は1か所の
みが図示されているが2か所以上設けることでもよい。
【0014】図5についても本発明の組み合わせキャッ
プの他の実施例を示す端面図であり、この実施例は中栓
20の天面に凹部21と図2で示したと同様の突状23
と図3で示した突状28を設けた応用例であり、前述の
説明と同様の構成で凹溝32を有する外蓋30とともに
キャッピングされて密着する構成となっている。このよ
うに壜口部10に中栓20と外蓋30を組み合わせてキ
ャッピングした時、中栓20と外蓋30が密着させるた
めに図2〜図5で示すように、中栓20においては凹部
21、フィン22、突状23、突状28と、外蓋30に
おいては凹溝32を適宜組み合わせた構成としてもよ
い。
【0015】
【作用】このように構成された本発明の組み合わせキャ
ップは、気密性を保持するために従来のキャップではパ
ッキン部材を使用して気密性を保持し、注出調整のため
の注出孔を有する中栓は付属品として添付していたが、
中栓に設けた凹部、フィン、突状と、外蓋に設けた凹溝
などを組み合わせることにより、パッキン部材がなくて
も、キャッピングした状態においては注出孔があるにも
かかわらず壜口部の気密性を完全に保持することがで
き、パッキン部材を使用した時と同等の気密保持機能を
果たし、外蓋を取り外せば注出機能を有する従来の中栓
を装着した壜口となり注出調整(抑制)をすることがで
きる。
【0016】また、キャッピング方法については従来の
PPキャップや捻子キャップと同様の方法でキャッピン
グできるので、キャッピンク設備をそのまま適用するこ
とができるとともに、従来の中栓を商品に添付するため
の作業工程も無くすことができることとなる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の組み合わ
せキャップはキャッピングによる壜口部の気密性を従来
と同様の水準で保持できるとともに、従来のパッキン部
材と中栓を1つの部材とし、その機能を一括して満足で
きるとともに、従来のキャッピング工程が応用でき、中
栓を商品に添付する工程や作業人員が削減れるので、製
造コストの低減に大いに寄与する効果がある。また付属
品としての中栓は壜口部に装着されているので確実に消
費者に手渡されることとなり消費者トラブルも皆無とな
る。よって本発明は従来の問題点を解消したものとして
業界に寄与するところは大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の全体の構成を示す一部切り
欠き断面図である。
【図2】 本発明の実施例のを示す図1の一部端面図で
ある。
【図3】 本発明の他の実施例の一部端面図である。
【図4】 本発明の他の実施例の一部端面図である。
【図5】 本発明の他の実施例の一部端面図である。
【符号の説明】
10 壜口部 20 中栓 3
0 外蓋 11 ネジ部 21 凹部 3
1 筒状 12 口天面部 22 フィン 3
2 凹溝 13 内側壁 23 突状 24 筒状 25 注出孔 26 フィン 27 平面部 28 突状 29 リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壜口部の口天外周付近と密着して嵌合する
    リブと口天面部に密着する平面部と壜口内部に嵌入して
    該口内面と密接する突状フィンが1つ以上周設された筒
    状部と壜に充填された内容物の注出を抑制調整できる注
    出孔構造を有する筒状部が連接して構成される合成樹脂
    製の中栓と、円形天面の周縁から垂下した筒状部を巻き
    閉め手段や該筒状部に設けた捻子部とにより壜口部外周
    に設けられた捻子部と係合して壜口部に装着する金属製
    の外蓋を、該中栓の天面と該外蓋の天内面が密着するよ
    うに組み合わせて壜口部に装着して充填後の壜口部を密
    封し、開封時には前記中栓が壜口部に装着されて状態で
    前記外蓋だけを取り外すように構成された組み合わせキ
    ャップであって、 前記中栓の天面に円周状に設けた少なくとも1つ以上の
    凹部設け、前記外蓋には壜口部に装着した時に前記中栓
    天面の凹部と密着係合する凹溝を設けたことを特徴とす
    る組み合わせキャップ。
  2. 【請求項2】前記中栓の天面に円周状に設けた少なくと
    も1つ以上の凹部を有し、該凹部の内周壁には略水平方
    向に少なくとも1つ以上のフィンを設け、前記外蓋には
    壜口部に装着した時に該中栓天面に設けた凹部に嵌入し
    てフィンを弾性変形させて密着係合する凹溝を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の組み合わせキャップ。
  3. 【請求項3】前記中栓の天面に円周状に少なくとも1つ
    以上の突条を設け、前記外蓋には壜口部に装着した時に
    該中栓天面に設けた突条と外蓋の天面内壁と密着係合す
    るように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    組み合わせキャップ。
  4. 【請求項4】前記中栓の天面に円周状に少なくとも1つ
    以上の凹部設け、該凹部を構成する内周壁の少なくとも
    一方の周壁は上方へ延びる用に突状を設け、前記外蓋に
    は壜口部に装着した時に該中栓天面の凹部に嵌入する凹
    溝を有し、該中栓の突状を該外蓋の凹溝の内面形状に沿
    って曲折して密着係合するように構成されることを特徴
    とする請求項1に記載の組み合わせキャップ。
JP6131379A 1994-05-20 1994-05-20 組み合わせキャップ Pending JPH07315416A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007001632A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Mikasa Sangyo Kk 流量調整中栓及びその流量調整具
CN111787834A (zh) * 2018-02-07 2020-10-16 戴克有限责任公司 冲泡容器
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