JPH0440268B2 - - Google Patents
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- JPH0440268B2 JPH0440268B2 JP59137334A JP13733484A JPH0440268B2 JP H0440268 B2 JPH0440268 B2 JP H0440268B2 JP 59137334 A JP59137334 A JP 59137334A JP 13733484 A JP13733484 A JP 13733484A JP H0440268 B2 JPH0440268 B2 JP H0440268B2
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、爆発防止特性を有する容器と容器蓋
との組合せに関する。
との組合せに関する。
天然果汁を含有する果汁飲料等を収容する容器
手段として、外周面に雄螺条が形成されている口
頚部を備えた容器と、天面壁及びこの天面壁の周
縁から垂下する筒状スカート壁を具備し、スカー
ト壁には上記雄螺条と協働する雌螺条が形成され
ており、天面壁の内面には口頚部の頂部に密接せ
しめられる密封手段が配設されている容器蓋との
組合せが、広く実用に供されている。
手段として、外周面に雄螺条が形成されている口
頚部を備えた容器と、天面壁及びこの天面壁の周
縁から垂下する筒状スカート壁を具備し、スカー
ト壁には上記雄螺条と協働する雌螺条が形成され
ており、天面壁の内面には口頚部の頂部に密接せ
しめられる密封手段が配設されている容器蓋との
組合せが、広く実用に供されている。
かような容器と容器蓋の組合せは、爆発防止特
性、即ち通常の状態においては容器の口頚部が充
分に密封されるが、容器の内圧が過剰に上昇した
場合には、容器の内圧を外部に開放して容器の爆
発或いは開封時の容器蓋の飛翔等を防止する特性
を有することが重要である。例えば、容器内に天
然果汁を含む果汁飲料が収容されている場合、一
旦開封して果汁飲料を大気に晒した後に再び容器
蓋を容器の口頚部に装着して口頚部を再密封した
時に、果汁飲料の醗酵現象等によつて容器の内圧
が過剰に上昇する可能性がある。そして、容器の
内圧が過剰に上昇すると、容器の爆発或いは開封
時に容器蓋が飛翔する等の許容し得ない事態が発
生する虞がある。
性、即ち通常の状態においては容器の口頚部が充
分に密封されるが、容器の内圧が過剰に上昇した
場合には、容器の内圧を外部に開放して容器の爆
発或いは開封時の容器蓋の飛翔等を防止する特性
を有することが重要である。例えば、容器内に天
然果汁を含む果汁飲料が収容されている場合、一
旦開封して果汁飲料を大気に晒した後に再び容器
蓋を容器の口頚部に装着して口頚部を再密封した
時に、果汁飲料の醗酵現象等によつて容器の内圧
が過剰に上昇する可能性がある。そして、容器の
内圧が過剰に上昇すると、容器の爆発或いは開封
時に容器蓋が飛翔する等の許容し得ない事態が発
生する虞がある。
特公昭52−8752号公報には爆発防止特性を有す
る容器と容器蓋の組合せが開示されている。この
組合せにおいては、容器蓋の天面壁にスコアが形
成されている。容器の内圧が過剰に上昇するとス
コアが破断され、天面壁の内面に配設されている
密封手段がスコアの破断によつて生成されたスリ
ツトから外部に露出し、かくして容器の内圧が解
放せしめられる。
る容器と容器蓋の組合せが開示されている。この
組合せにおいては、容器蓋の天面壁にスコアが形
成されている。容器の内圧が過剰に上昇するとス
コアが破断され、天面壁の内面に配設されている
密封手段がスコアの破断によつて生成されたスリ
ツトから外部に露出し、かくして容器の内圧が解
放せしめられる。
特開昭57−68353号公報にも爆発防止特性を有
する容器と容器蓋の組合せが開示されている。こ
の組合せにおいては、容器蓋の天面壁の中央部が
下方に没入せしめられており、かかる没入中央部
と容器の口頚部との間に密封ライナーが介在せし
められている。容器の内圧が過剰に上昇すると、
天面壁及び密封ライナーが所謂ドーミング現象に
よつて凸状に変形されて密封ライナーが容器の口
頚部から離隔し、かくして容器の内圧が解放され
る。
する容器と容器蓋の組合せが開示されている。こ
の組合せにおいては、容器蓋の天面壁の中央部が
下方に没入せしめられており、かかる没入中央部
と容器の口頚部との間に密封ライナーが介在せし
められている。容器の内圧が過剰に上昇すると、
天面壁及び密封ライナーが所謂ドーミング現象に
よつて凸状に変形されて密封ライナーが容器の口
頚部から離隔し、かくして容器の内圧が解放され
る。
而して、爆発防止特性を有する従来の組合せに
は、(a)特公昭52−8752号公報に開示されている組
合せにおいては、解放内圧はスコアの形状乃至破
断強度に依存するが、所要値に設定することが困
難である、(b)特公昭52−8752号公報に開示されて
いる組合せ及び特特開昭57−68353号公報に開示
されている組合せのいずれにおいても、容器蓋の
天面壁にスコアを形成或いは特殊形状部を形成す
ることが必要であり、外観等の見地から適用が制
限される、等の問題がある。
は、(a)特公昭52−8752号公報に開示されている組
合せにおいては、解放内圧はスコアの形状乃至破
断強度に依存するが、所要値に設定することが困
難である、(b)特公昭52−8752号公報に開示されて
いる組合せ及び特特開昭57−68353号公報に開示
されている組合せのいずれにおいても、容器蓋の
天面壁にスコアを形成或いは特殊形状部を形成す
ることが必要であり、外観等の見地から適用が制
限される、等の問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主たる技術的課題は、容器蓋の外観を変
更する必要なくして、充分安定して所要爆発防止
特性が得られる、新規且つ改良された組合せを提
供することである。
り、その主たる技術的課題は、容器蓋の外観を変
更する必要なくして、充分安定して所要爆発防止
特性が得られる、新規且つ改良された組合せを提
供することである。
上記課題を解決するために、本発明において
は、半径方向に延びる少なくとも1個の切欠を密
封手段に形成し、容器の内圧が過剰に上昇すると
密封手段が少なくとも部分的に変形して切欠を通
る内圧開放路が形成され、内圧が解放されるよう
にせしめる。
は、半径方向に延びる少なくとも1個の切欠を密
封手段に形成し、容器の内圧が過剰に上昇すると
密封手段が少なくとも部分的に変形して切欠を通
る内圧開放路が形成され、内圧が解放されるよう
にせしめる。
即ち、本発明によれば、外周面に雄螺条が形成
されている口頚部を備えた容器と、天面壁及びこ
の天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を具
備し、該スカート壁には該雄螺条と協働する雌螺
条が形成されており、該天面壁の内面には該口頚
部の頂部に密接せしめられる密封手段が配設され
ている容器蓋と、の爆発防止特性を有する組合せ
において; 該密封手段には半径方向に延びる少なくとも1
個の切欠が形成されており、該容器の内圧が過剰
に上昇すると、該密封手段が少なくとも部分的に
変形して該切欠を通る内圧開放路が形成され、該
内圧が開放される、ことを特徴とする組合せが提
供される。
されている口頚部を備えた容器と、天面壁及びこ
の天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を具
備し、該スカート壁には該雄螺条と協働する雌螺
条が形成されており、該天面壁の内面には該口頚
部の頂部に密接せしめられる密封手段が配設され
ている容器蓋と、の爆発防止特性を有する組合せ
において; 該密封手段には半径方向に延びる少なくとも1
個の切欠が形成されており、該容器の内圧が過剰
に上昇すると、該密封手段が少なくとも部分的に
変形して該切欠を通る内圧開放路が形成され、該
内圧が開放される、ことを特徴とする組合せが提
供される。
本発明の組合せにおいては、容器の内圧が過剰
に上昇すると、天面壁の所謂ドーミング現象に付
随して或いは単独で密封手段が少なくとも部分的
に変形され、かくして切欠を通る内圧解放路が形
成されて容器の過剰内圧が解放される。内圧解放
特性を付与するために容器蓋の外観を変形せしめ
る必要はない。容器蓋の天面壁の耐ドーミング現
象或いは密封手段の変形特性によつて解放内圧を
充分容易に所要値に設定することができる。
に上昇すると、天面壁の所謂ドーミング現象に付
随して或いは単独で密封手段が少なくとも部分的
に変形され、かくして切欠を通る内圧解放路が形
成されて容器の過剰内圧が解放される。内圧解放
特性を付与するために容器蓋の外観を変形せしめ
る必要はない。容器蓋の天面壁の耐ドーミング現
象或いは密封手段の変形特性によつて解放内圧を
充分容易に所要値に設定することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第1図を参照して説明すると、図示の実施例は
口頚部2を備えた容器と容器蓋4との組合せから
構成されている。ガラス又は適宜の合成樹脂材料
から形成される容器は、その上端部に略円筒形状
の口頚部2を備えている。口頚部2の外周面には
雄螺条6が形成され、そしてまた雄螺条6の下方
に位置する係止フランジ8が形成されている。第
3−A図及び第3−B図に明確に示す如く、口頚
部2の頂部は、実質上水平な中央上端面10と、
中央上端面10から半径方向外側に且つ下方に円
弧状に延びる外周縁部12と、中央上端面10か
ら半径方向内側に且つ下方に円弧状に延びる内周
縁部14とを有している。
口頚部2を備えた容器と容器蓋4との組合せから
構成されている。ガラス又は適宜の合成樹脂材料
から形成される容器は、その上端部に略円筒形状
の口頚部2を備えている。口頚部2の外周面には
雄螺条6が形成され、そしてまた雄螺条6の下方
に位置する係止フランジ8が形成されている。第
3−A図及び第3−B図に明確に示す如く、口頚
部2の頂部は、実質上水平な中央上端面10と、
中央上端面10から半径方向外側に且つ下方に円
弧状に延びる外周縁部12と、中央上端面10か
ら半径方向内側に且つ下方に円弧状に延びる内周
縁部14とを有している。
他方、容器蓋4は円形の天面壁16とこの天面
壁16の周縁から垂下する筒状スカート壁18を
具備している。この天面壁16及び筒状スカート
壁18はアルミニウム基合金薄板の如き適宜の金
属薄板から一体に形成することができる。筒状ス
カート壁18には周方向に延びる弱化ライン20
が形成されており、スカート壁18は弱化ライン
20よりも上方に位置する主部22と弱化ライン
20よりも下方に位置するピルフアープルーフ裾
部24とに区画されている。図示の弱化ライン2
0は、周方向に間隔を置いて形成された複数個の
スリツト(切溝)26とこれらのスリツト26間
に存在する橋絡部28によつて規定され、橋絡部
28によつてピルフアープルーフ裾部24が主部
22に接続されている。
壁16の周縁から垂下する筒状スカート壁18を
具備している。この天面壁16及び筒状スカート
壁18はアルミニウム基合金薄板の如き適宜の金
属薄板から一体に形成することができる。筒状ス
カート壁18には周方向に延びる弱化ライン20
が形成されており、スカート壁18は弱化ライン
20よりも上方に位置する主部22と弱化ライン
20よりも下方に位置するピルフアープルーフ裾
部24とに区画されている。図示の弱化ライン2
0は、周方向に間隔を置いて形成された複数個の
スリツト(切溝)26とこれらのスリツト26間
に存在する橋絡部28によつて規定され、橋絡部
28によつてピルフアープルーフ裾部24が主部
22に接続されている。
主部22の上端部及び下端部には、指をかけて
容器蓋4を回動せしめる際の滑りを防止するため
のローレツト乃至凹凸形状30及び32が形成さ
れている。ピルフアープルーフ裾部24には、軸
線方向に延びる複数本の弱化ライン34が周方向
に間隔を置いて形成されている。かかる弱化ライ
ン34は、材料の厚さを低減せしめることによつ
て形成されるスコアから構成されている。
容器蓋4を回動せしめる際の滑りを防止するため
のローレツト乃至凹凸形状30及び32が形成さ
れている。ピルフアープルーフ裾部24には、軸
線方向に延びる複数本の弱化ライン34が周方向
に間隔を置いて形成されている。かかる弱化ライ
ン34は、材料の厚さを低減せしめることによつ
て形成されるスコアから構成されている。
第1図と共に第2図を参照して説明すると、上
述した容器蓋4の天面壁16の内面には、容器の
口頚部2の頂部に密接せしめられる密封手段が設
けられている。図示実施例における密封手段は、
ポリエチレン、ポリプロピレンの如き適宜の合成
樹脂材料から形成された合成樹脂製密封ライナー
36から構成されている。かような密封ライナー
36は、天面壁16の内面の所要位置に当業者に
は周知の型押成形法によつて成形することができ
る。所望ならば、所要形状の密封ライナーを別個
に成形し、これを天面壁16の内面に配設するこ
ともできる。密封ライナー36は外周縁部に設け
られた内側環状密接部38と外側環状密接部40
とを有し、内側環状密接部38は半径方向外側に
向つて上方に傾斜した下面38a(第3−a図参
照)を有し、この内側環状密接部38に引続いて
その外側に存在する外側環状密接部40は上記内
側環状密接部38の下面38aの半径方向外側縁
から略水平に延びる下面40a(第3−A図参照)
を有する。第1図に示す如く容器の口頚部2に容
器蓋4を所要の通りに装着すると、第3−A図に
一部拡大して示す通り、密封ライナー36の内側
環状密接部38の下面38aが口頚部2の頂部内
周縁部14に密封せしめられ、外側環状密接部4
0の下面40aが口頚部2の頂部上端面10に密
接せしめられる。
述した容器蓋4の天面壁16の内面には、容器の
口頚部2の頂部に密接せしめられる密封手段が設
けられている。図示実施例における密封手段は、
ポリエチレン、ポリプロピレンの如き適宜の合成
樹脂材料から形成された合成樹脂製密封ライナー
36から構成されている。かような密封ライナー
36は、天面壁16の内面の所要位置に当業者に
は周知の型押成形法によつて成形することができ
る。所望ならば、所要形状の密封ライナーを別個
に成形し、これを天面壁16の内面に配設するこ
ともできる。密封ライナー36は外周縁部に設け
られた内側環状密接部38と外側環状密接部40
とを有し、内側環状密接部38は半径方向外側に
向つて上方に傾斜した下面38a(第3−a図参
照)を有し、この内側環状密接部38に引続いて
その外側に存在する外側環状密接部40は上記内
側環状密接部38の下面38aの半径方向外側縁
から略水平に延びる下面40a(第3−A図参照)
を有する。第1図に示す如く容器の口頚部2に容
器蓋4を所要の通りに装着すると、第3−A図に
一部拡大して示す通り、密封ライナー36の内側
環状密接部38の下面38aが口頚部2の頂部内
周縁部14に密封せしめられ、外側環状密接部4
0の下面40aが口頚部2の頂部上端面10に密
接せしめられる。
口頚部2を備えた容器と容器蓋4から成る上述
した組合せは、爆発防止特性を有していることが
重要である。第1図と共に第3−A図を参照して
説明を続けると、必ずしも必要ではないが、スカ
ート壁18の上端部には周方向に間隔を置いて複
数個の内圧開放開口42が形成されている。かか
る内圧解放開口42は、例えばプレス加工によつ
て形成することができる。内圧解放開口42は、
第1図に明確に示す如く、スカート壁18におけ
る雌螺条46が形成される領域よりも上方の領域
に形成されているのが好都合である。密封ライナ
ー36の外側環状密接部40には、その下面40
aに半径方向外方に延びる切欠44が形成されて
いる。第2図から理解される如く、上記切欠44
は周方向に間隔を置いて4個形成され、外側環状
密接部40の内側部からその外側縁まで半径方向
に延びている。各切欠44の底面は第3−A図に
示す如く半径方向外側に向つて上方に傾斜して延
び、各切欠44の両側面は第2図に示す如く半径
方向外側に向つて両側に開く方向に延びている。
切欠44の形状は図示の形態に限定されるもので
はなく、その両側面が半径方向外側に実質上平行
に延びる等の他の適宜の形状にすることもでき
る。
した組合せは、爆発防止特性を有していることが
重要である。第1図と共に第3−A図を参照して
説明を続けると、必ずしも必要ではないが、スカ
ート壁18の上端部には周方向に間隔を置いて複
数個の内圧開放開口42が形成されている。かか
る内圧解放開口42は、例えばプレス加工によつ
て形成することができる。内圧解放開口42は、
第1図に明確に示す如く、スカート壁18におけ
る雌螺条46が形成される領域よりも上方の領域
に形成されているのが好都合である。密封ライナ
ー36の外側環状密接部40には、その下面40
aに半径方向外方に延びる切欠44が形成されて
いる。第2図から理解される如く、上記切欠44
は周方向に間隔を置いて4個形成され、外側環状
密接部40の内側部からその外側縁まで半径方向
に延びている。各切欠44の底面は第3−A図に
示す如く半径方向外側に向つて上方に傾斜して延
び、各切欠44の両側面は第2図に示す如く半径
方向外側に向つて両側に開く方向に延びている。
切欠44の形状は図示の形態に限定されるもので
はなく、その両側面が半径方向外側に実質上平行
に延びる等の他の適宜の形状にすることもでき
る。
上述した容器蓋4を容器の口頚部2に装着する
際には、口頚部2に容器蓋を被嵌する。次いで、
適宜の押圧具(図示せず)によつて容器蓋4を口
頚部2に押圧する。かくすると、密封ライナー3
6の内側環状密接部38が口頚部2の頂部内周縁
部に密接されると共に外側環状密接部40が口頚
部2の頂部上端面に密接され、これによつて密封
ライナー36も幾分変形される(第3−A図から
理解される如く、主として密封ライナー36の内
側環状密接部38が変形されることになる)。か
ような状態を維持しながら、それ自体周知の螺条
形成ローラ(図示せず)によつてスカート壁18
の主部22の中間部(更に詳しくは、ローレツト
乃至凹凸形状30及び32が形成された領域の間
に存在する領域)に口頚部2の雄螺条6に沿つて
雌螺条46を形成し、そしてまたそれ自体周知の
折曲げローラ(図示せず)によつてピルフアープ
ルーフ裾部24の下端を内側に変形して口頚部2
の係止フランジ8の下面に係止せしめる。かくす
ると、第1図に示す通りの状態が達成され、口頚
部2に容器蓋4が確実に装着され、容器の口頚部
2が密封される。容器内に液体が加熱充填される
場合には、液体の温度が常温に復すると容器内が
減圧され、容器蓋4の天面壁16が幾分凹状に変
形され、これによつて密封ライナー36の内側環
状密接部38が口頚部2の端縁内周部14により
強く密封され、容器の口頚部2は一層確実に密封
される。
際には、口頚部2に容器蓋を被嵌する。次いで、
適宜の押圧具(図示せず)によつて容器蓋4を口
頚部2に押圧する。かくすると、密封ライナー3
6の内側環状密接部38が口頚部2の頂部内周縁
部に密接されると共に外側環状密接部40が口頚
部2の頂部上端面に密接され、これによつて密封
ライナー36も幾分変形される(第3−A図から
理解される如く、主として密封ライナー36の内
側環状密接部38が変形されることになる)。か
ような状態を維持しながら、それ自体周知の螺条
形成ローラ(図示せず)によつてスカート壁18
の主部22の中間部(更に詳しくは、ローレツト
乃至凹凸形状30及び32が形成された領域の間
に存在する領域)に口頚部2の雄螺条6に沿つて
雌螺条46を形成し、そしてまたそれ自体周知の
折曲げローラ(図示せず)によつてピルフアープ
ルーフ裾部24の下端を内側に変形して口頚部2
の係止フランジ8の下面に係止せしめる。かくす
ると、第1図に示す通りの状態が達成され、口頚
部2に容器蓋4が確実に装着され、容器の口頚部
2が密封される。容器内に液体が加熱充填される
場合には、液体の温度が常温に復すると容器内が
減圧され、容器蓋4の天面壁16が幾分凹状に変
形され、これによつて密封ライナー36の内側環
状密接部38が口頚部2の端縁内周部14により
強く密封され、容器の口頚部2は一層確実に密封
される。
上述した通りにして口頚部2に装着された容器
蓋4を口頚部2から離脱せしめて口頚部2を開封
する際には、スカート壁18の主部22に形成さ
れているローレツト乃至凹凸形状30に指をかけ
て容器蓋4を回転せしめる。かくすると、スカー
ト壁18の主部22に形成されている雌螺条46
が口頚部2の雄螺条6に沿つて移動される故に、
容器蓋4は回転と共に上方に移動せんとする。し
かしながら、ピルフアープルーフ裾部24の下端
は口頚部2の係止フランジ8の下面に係止されて
いる故に、上方への移動が阻止される。かくし
て、ピルフアープルーフ裾部24に形成されてい
る複数本の弱化ライン34に相当な応力が生成さ
れ、この応力によつて弱化ライン34が破断さ
れ、ピルフアープルーフ裾部24は複数個の弧状
片に分割される。そして、かかる複数個の弧状片
の各々が弱化ライン20における橋絡部28の
各々を中心として半径方向外側へ変位され、これ
によつて係止フランジ8の下面から離脱される。
しかる後においては、容器蓋4全体が回転と共に
上方に移動して口頚部2から離脱され、かくして
容器の口頚部2が開封される。
蓋4を口頚部2から離脱せしめて口頚部2を開封
する際には、スカート壁18の主部22に形成さ
れているローレツト乃至凹凸形状30に指をかけ
て容器蓋4を回転せしめる。かくすると、スカー
ト壁18の主部22に形成されている雌螺条46
が口頚部2の雄螺条6に沿つて移動される故に、
容器蓋4は回転と共に上方に移動せんとする。し
かしながら、ピルフアープルーフ裾部24の下端
は口頚部2の係止フランジ8の下面に係止されて
いる故に、上方への移動が阻止される。かくし
て、ピルフアープルーフ裾部24に形成されてい
る複数本の弱化ライン34に相当な応力が生成さ
れ、この応力によつて弱化ライン34が破断さ
れ、ピルフアープルーフ裾部24は複数個の弧状
片に分割される。そして、かかる複数個の弧状片
の各々が弱化ライン20における橋絡部28の
各々を中心として半径方向外側へ変位され、これ
によつて係止フランジ8の下面から離脱される。
しかる後においては、容器蓋4全体が回転と共に
上方に移動して口頚部2から離脱され、かくして
容器の口頚部2が開封される。
上述した通りにして開封した容器の口頚部2を
容器蓋4によつて一時的に再び密封することが望
まれる場合には、上述した如くして離脱せしめた
容器蓋4(かかる容器蓋4においては、弱化ライ
ン34が破断されている)を口頚部2に再び被嵌
し、次いで所要の方向に回転して容器蓋4の主部
22に形成されている雌螺条46を口頚部2に形
成されている雄螺条6に螺合せしめればよい。
容器蓋4によつて一時的に再び密封することが望
まれる場合には、上述した如くして離脱せしめた
容器蓋4(かかる容器蓋4においては、弱化ライ
ン34が破断されている)を口頚部2に再び被嵌
し、次いで所要の方向に回転して容器蓋4の主部
22に形成されている雌螺条46を口頚部2に形
成されている雄螺条6に螺合せしめればよい。
而して、容器内に収容されている内容物が例え
ば天然果汁を含む飲料である場合には、上述した
通りにして容器の口頚部2を一旦開封して内容物
を大気に晒した後に再び容器蓋4によつて口頚部
2を密封した時に、天然果汁の発酵現象等によつ
て容器内の圧力が異常に上昇することがある。ま
た、口頚部2を一旦開封する前の状態(即ち第1
図に図示する状態)においても、容器に収容され
ている内容物がビール或いは清涼飲料等であつて
炭酸ガスを含んでいる場合には、店頭で或いは輸
送時に太陽に晒される等によつて温度が著しく上
昇した時に、容器内の圧力が異常に上昇すること
がある。かように容器内の圧力が異常に上昇した
場合、異常に上昇した容器内の圧力が外部に解放
されないと、容器が爆発する或いは開封時に容器
蓋4が飛翔するという許容し得ない自体が発生す
る。
ば天然果汁を含む飲料である場合には、上述した
通りにして容器の口頚部2を一旦開封して内容物
を大気に晒した後に再び容器蓋4によつて口頚部
2を密封した時に、天然果汁の発酵現象等によつ
て容器内の圧力が異常に上昇することがある。ま
た、口頚部2を一旦開封する前の状態(即ち第1
図に図示する状態)においても、容器に収容され
ている内容物がビール或いは清涼飲料等であつて
炭酸ガスを含んでいる場合には、店頭で或いは輸
送時に太陽に晒される等によつて温度が著しく上
昇した時に、容器内の圧力が異常に上昇すること
がある。かように容器内の圧力が異常に上昇した
場合、異常に上昇した容器内の圧力が外部に解放
されないと、容器が爆発する或いは開封時に容器
蓋4が飛翔するという許容し得ない自体が発生す
る。
然るに、上述した通りの容器と容器蓋4の組合
せにおいては、容器内の圧力が異常に上昇する
と、かかる異常に上昇した圧力に起因して容器蓋
4の天面壁16及びその内側に配設された密封ラ
イナー36が第3−B図に示す如く変形する所謂
ドーミング現象が生ずる。即ち、容器内の圧力が
過剰に上昇すると、第3−B図に示す如く、密封
ライナー36と口頚部2の頂部の圧接部のうちの
外周縁部12を支点として容器蓋4の天面壁16
及び密封ライナ−36が凸状に変形される。かく
すると、第3−B図から理解される如く、密封ラ
イナー36の内側環状密接部38が口頚部2の頂
部内周縁部14から上方に離隔し、かくして口頚
部2の頂部内周縁部14と密封ライナー36の内
側環状密接部38及び外側環状密接部40の一部
との間に生成された間隙、口頚部2の頂部上端面
10と外側環状密接部40との間に生成された間
隙、並びに外側環状密接部40に形成されている
切欠44を通る内圧解放路が形成され、容器内の
過剰内圧が第3−B図に矢印で示す如く上記内圧
解放路を通して外部に解放され、かくして容器の
爆発等が確実に防止される。
せにおいては、容器内の圧力が異常に上昇する
と、かかる異常に上昇した圧力に起因して容器蓋
4の天面壁16及びその内側に配設された密封ラ
イナー36が第3−B図に示す如く変形する所謂
ドーミング現象が生ずる。即ち、容器内の圧力が
過剰に上昇すると、第3−B図に示す如く、密封
ライナー36と口頚部2の頂部の圧接部のうちの
外周縁部12を支点として容器蓋4の天面壁16
及び密封ライナ−36が凸状に変形される。かく
すると、第3−B図から理解される如く、密封ラ
イナー36の内側環状密接部38が口頚部2の頂
部内周縁部14から上方に離隔し、かくして口頚
部2の頂部内周縁部14と密封ライナー36の内
側環状密接部38及び外側環状密接部40の一部
との間に生成された間隙、口頚部2の頂部上端面
10と外側環状密接部40との間に生成された間
隙、並びに外側環状密接部40に形成されている
切欠44を通る内圧解放路が形成され、容器内の
過剰内圧が第3−B図に矢印で示す如く上記内圧
解放路を通して外部に解放され、かくして容器の
爆発等が確実に防止される。
第4図及び第5図は他の実施例を図示してい
る。この実施例においては、容器内圧が過剰に上
昇すると密封手段の一部が変形されて切欠を通る
内圧解放路が形成される。第4図を参照して説明
すると、容器蓋4の天面壁16の内面には、密封
手段を構成する合成樹脂製密封ライナー36′が
配設されている。この密封ライナー36′の外周
縁部には内側環状密接部50、中間環状密接部5
4及び外側環状密接部52を有している。内側環
状密接部50及び外側環状密接部52の各々は、
略水平に延びる下面50a及び52aを有してい
る。一方、中間環状密接部54は、内側環状密接
部50及び外側環状密接部52の下面50a及び
52aを越えて幾分下方に突出している環状突条
54aを有している。この環状突条54aは可撓
性であることが重要である。
る。この実施例においては、容器内圧が過剰に上
昇すると密封手段の一部が変形されて切欠を通る
内圧解放路が形成される。第4図を参照して説明
すると、容器蓋4の天面壁16の内面には、密封
手段を構成する合成樹脂製密封ライナー36′が
配設されている。この密封ライナー36′の外周
縁部には内側環状密接部50、中間環状密接部5
4及び外側環状密接部52を有している。内側環
状密接部50及び外側環状密接部52の各々は、
略水平に延びる下面50a及び52aを有してい
る。一方、中間環状密接部54は、内側環状密接
部50及び外側環状密接部52の下面50a及び
52aを越えて幾分下方に突出している環状突条
54aを有している。この環状突条54aは可撓
性であることが重要である。
この実施例においては、密封ライナー36′の
内側環状密接部50及び外側環状密接部52の下
面50a及び52aに、半径方向に延びる切欠5
6及び58が形成されている。切欠56及び58
は周方向に間隔を置いて複数個形成されている
(第4図及び第5図においては夫々1個が図示さ
れている)。切欠56と切欠58は半径方向に整
合せしめて形成されているが、相互に周方向にず
らして形成することもできる。
内側環状密接部50及び外側環状密接部52の下
面50a及び52aに、半径方向に延びる切欠5
6及び58が形成されている。切欠56及び58
は周方向に間隔を置いて複数個形成されている
(第4図及び第5図においては夫々1個が図示さ
れている)。切欠56と切欠58は半径方向に整
合せしめて形成されているが、相互に周方向にず
らして形成することもできる。
容器蓋4及び容器のその他の構成は、第1図乃
至第3図に示す先の実施例と実質上同一である。
至第3図に示す先の実施例と実質上同一である。
第5図に示す如く、容器蓋4を口頚部2に上述
した如くして所要通りに装着すると、密封ライナ
ー36′の内側環状密接部50が口頚部2の頂部
内周縁部14に密接され、外側環状密接部52が
口頚部2の頂部外周縁部12に密接され、中間環
状密接部54が口頚部の頂部上端面10に密接さ
れる。中間環状密接部54の環状突条54aは半
径方向外方に突出する方向に変形される。
した如くして所要通りに装着すると、密封ライナ
ー36′の内側環状密接部50が口頚部2の頂部
内周縁部14に密接され、外側環状密接部52が
口頚部2の頂部外周縁部12に密接され、中間環
状密接部54が口頚部の頂部上端面10に密接さ
れる。中間環状密接部54の環状突条54aは半
径方向外方に突出する方向に変形される。
かかる装着状態において容器内圧が異常に上昇
すると、第5図から理解される如く、密封ライナ
ー36′の中間環状密接部54の環状突条54a
が上昇した内力に起因して更に半径方向外方に変
形され、環状突条54aと口頚部2の頂部上端面
10との間に間隙が生成される。かくすると、容
器内から内側環状密接部50に形成されている切
欠56、環状突条54aと口頚部2の頂部上端面
10との間に生成された間隙、及び外側環状密接
部52に形成されている切欠58を通る内圧解放
路が形成され、容器内の過剰の内圧が上記内圧解
放路を通して外部に解放される。
すると、第5図から理解される如く、密封ライナ
ー36′の中間環状密接部54の環状突条54a
が上昇した内力に起因して更に半径方向外方に変
形され、環状突条54aと口頚部2の頂部上端面
10との間に間隙が生成される。かくすると、容
器内から内側環状密接部50に形成されている切
欠56、環状突条54aと口頚部2の頂部上端面
10との間に生成された間隙、及び外側環状密接
部52に形成されている切欠58を通る内圧解放
路が形成され、容器内の過剰の内圧が上記内圧解
放路を通して外部に解放される。
以上、添付図面を参照して本発明に従つて構成
された容器と容器蓋の組合せの2種の実施例につ
いて説明したが、本発明はかかる実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱すること
なく種々の変形乃至修正が可能である。
された容器と容器蓋の組合せの2種の実施例につ
いて説明したが、本発明はかかる実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱すること
なく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の実施例においては、容器蓋が金
属材料から形成され、密封ライナーが合成樹脂材
料から形成されているが、容器蓋及び密封ライナ
ーの双方を合成樹脂材料から形成することもでき
る。かかる場合には、容器蓋と密封ライナーを
別々に形成してもよいが、一体に形成することも
できる。
属材料から形成され、密封ライナーが合成樹脂材
料から形成されているが、容器蓋及び密封ライナ
ーの双方を合成樹脂材料から形成することもでき
る。かかる場合には、容器蓋と密封ライナーを
別々に形成してもよいが、一体に形成することも
できる。
また、特定の形態のピルフアープルーフ裾部
(即ち、容器の口頚部に容器蓋を一旦装着して口
頚部を密封した後に口頚部を開封する際にも、ピ
ルフアープルーフ裾部はスカート壁の主部から完
全に分離されずに少なくとも一部においてスカー
ト壁の主部に接続されており、従つてピルフアー
プルーフ裾部も口頚部に残留せしめられることな
くそこから離脱せしめられる型のピルフアープル
ーフ裾部)を有するロールオン式の容器蓋に関連
して本発明を説明したが、本発明はかかる特定の
容器蓋との組合せに限定されるものではなく、他
の形態のピルフアープルーフ裾部(例えば、容器
の口頚部に容器蓋を一旦装着して口頚部を密封し
た後に口頚部を開封する際には、周方向破断ライ
ンが完全に破断され、従つて容器蓋のピルフアー
プルーフ裾部以外の部分は口頚部から離脱せしめ
られるがピルフアープルーフ裾部は口頚部に残留
せしめられる型のピルフアープルーフ裾部)を有
する所謂ロールオン式の容器蓋、或いはピルフア
ープルーフ裾部を有さない通常のロールオン式の
容器蓋との組合せにも同様に適用することがで
き、そして更に、ロールオン式の容器蓋ではなく
て所謂プレスクリユー式の容器蓋或いは所謂ラグ
式の容器蓋等の種々の形式の容器蓋との組合せに
も同様に適用することができるものである。
(即ち、容器の口頚部に容器蓋を一旦装着して口
頚部を密封した後に口頚部を開封する際にも、ピ
ルフアープルーフ裾部はスカート壁の主部から完
全に分離されずに少なくとも一部においてスカー
ト壁の主部に接続されており、従つてピルフアー
プルーフ裾部も口頚部に残留せしめられることな
くそこから離脱せしめられる型のピルフアープル
ーフ裾部)を有するロールオン式の容器蓋に関連
して本発明を説明したが、本発明はかかる特定の
容器蓋との組合せに限定されるものではなく、他
の形態のピルフアープルーフ裾部(例えば、容器
の口頚部に容器蓋を一旦装着して口頚部を密封し
た後に口頚部を開封する際には、周方向破断ライ
ンが完全に破断され、従つて容器蓋のピルフアー
プルーフ裾部以外の部分は口頚部から離脱せしめ
られるがピルフアープルーフ裾部は口頚部に残留
せしめられる型のピルフアープルーフ裾部)を有
する所謂ロールオン式の容器蓋、或いはピルフア
ープルーフ裾部を有さない通常のロールオン式の
容器蓋との組合せにも同様に適用することがで
き、そして更に、ロールオン式の容器蓋ではなく
て所謂プレスクリユー式の容器蓋或いは所謂ラグ
式の容器蓋等の種々の形式の容器蓋との組合せに
も同様に適用することができるものである。
本発明の組合せにおいては、容器蓋の外観を変
形せしめることが必要である等の別個の問題を付
随せしめることなく、容器の内圧が所定値を越え
て過剰に上昇すると、切欠を通る内圧解放路が形
成されて過剰圧力が確実に解放される。
形せしめることが必要である等の別個の問題を付
随せしめることなく、容器の内圧が所定値を越え
て過剰に上昇すると、切欠を通る内圧解放路が形
成されて過剰圧力が確実に解放される。
第1図は、本発明に従つて構成された容器と容
器蓋との組合せの一実施例に一部を、一部断面で
示す側面図。第2図は第1図における−線に
よる断面図。第3−A図及び第3−B図は夫々、
第1図に示す容器蓋を容器の口頚部に装着して密
封した状態において、容器内圧が低い状態と、内
圧が異常に上昇した状態を説明するための拡大部
分断面図。第4図は、容器と容器蓋の組合せの他
の実施例における容器蓋を一部拡大して示す部分
拡大断面図。第5図は第4図の容器蓋を容器の口
頚部に装着した状態を示す部分拡大断面図。 2……口頚部、4……容器蓋、6……雄螺条、
16……天面壁、18……筒状スカート壁、36
及び36′……密封ライナー、42……内圧解放
開口、44,56及び58……切欠、46……雌
螺条。
器蓋との組合せの一実施例に一部を、一部断面で
示す側面図。第2図は第1図における−線に
よる断面図。第3−A図及び第3−B図は夫々、
第1図に示す容器蓋を容器の口頚部に装着して密
封した状態において、容器内圧が低い状態と、内
圧が異常に上昇した状態を説明するための拡大部
分断面図。第4図は、容器と容器蓋の組合せの他
の実施例における容器蓋を一部拡大して示す部分
拡大断面図。第5図は第4図の容器蓋を容器の口
頚部に装着した状態を示す部分拡大断面図。 2……口頚部、4……容器蓋、6……雄螺条、
16……天面壁、18……筒状スカート壁、36
及び36′……密封ライナー、42……内圧解放
開口、44,56及び58……切欠、46……雌
螺条。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外周面に雄螺条が形成されている口頚部を備
えた容器と、天面壁及びこの天面壁の周縁から垂
下する筒状スカート壁を具備し、該スカート壁に
は該雄螺条と協働する雌螺条が形成されており、
該天面壁の内面には該口頚部の頂部に密接せしめ
られる密封手段が配設されている容器蓋と、の爆
発防止特性を有する組合せにおいて; 該密封手段には半径方向に延びる少なくとも1
個の切欠が形成されており、該容器の内圧が過剰
に上昇すると、該密封手段が少なくとも部分的に
変形して該切欠を通る内圧開放路が形成され、該
内圧が開放される、ことを特徴とする組合せ。 2 該容器蓋の該スカート壁における該雌螺条が
形成されている領域よりも上方の領域には少なく
とも1個の内圧開放開口が形成されている、特許
請求の範囲第1項記載の組合せ。 3 該密封手段は該口頚部の頂部内周縁部に密接
せしめられる内側環状密接部と、該口頚部の頂部
上端面に密接せしめられる外側環状密接部とを有
し、該内側環状密接部は半径方向外側に向かつて
上方に傾斜した下面を有し、該外側環状密接部は
略水平に延びる下面を有し、該切欠は該外側環状
密接部に形成されており、該容器の内圧が過剰に
上昇すると、該容器蓋の該天面壁が凸状に変形さ
れて該内側環状密接部が該口頚部の頂部内周縁部
から離隔される、特許請求の範囲第1項又は第2
項記載の組合せ。 4 該密封手段は該口頚部の頂部内周縁部に密接
せしめられる内側環状密接部と、該口頚部の頂部
上端面に密接せしめられる中間環状密接部と、該
口頚部の頂部外周縁部に密接せしめられる外側環
状密接部とを有し、該内側環状密接部と該外側環
状密接部とは略水平に延びる下面を有し、該切欠
は該内側環状密接部と該外側環状密接部とに形成
されており、該中間環状密接部は可撓性環状突条
を有し、該容器の内圧が過剰に上昇すると、該可
撓性環状突条が撓んで該口頚部の頂部上端面から
離隔される、特許請求の範囲第1項又は第2項記
載の組合せ。 5 該天面壁及び該スカート壁は金属薄板から一
体に形成されており、該密封手段は該天面壁の内
面に配設された合成樹脂製ライナーから構成され
ている、特許請求の範囲第1項から第4項までの
いずれかに記載の組合せ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59137334A JPS6121354A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 爆発防止特性を有する容器と容器蓋の組合せ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59137334A JPS6121354A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 爆発防止特性を有する容器と容器蓋の組合せ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121354A JPS6121354A (ja) | 1986-01-30 |
JPH0440268B2 true JPH0440268B2 (ja) | 1992-07-02 |
Family
ID=15196225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59137334A Granted JPS6121354A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 爆発防止特性を有する容器と容器蓋の組合せ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121354A (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6451053U (ja) * | 1987-09-17 | 1989-03-29 | ||
JPH0378749U (ja) * | 1989-11-29 | 1991-08-09 | ||
US6041982A (en) * | 1999-02-10 | 2000-03-28 | Dart Industries Inc. | Beverage container with cap and spout |
JP4585126B2 (ja) * | 2001-01-18 | 2010-11-24 | 日本クラウンコルク株式会社 | 天面壁が補強された容器蓋 |
JP2004262459A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-09-24 | Alcoa Closure Systems Japan Ltd | キャップ、閉止装置、および容器詰め飲料 |
JP2004262458A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-09-24 | Alcoa Closure Systems Japan Ltd | キャップ、閉止装置、および容器詰め飲料 |
JP5085841B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2012-11-28 | 日本クラウンコルク株式会社 | プラスチックキャップ |
JP4514437B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2010-07-28 | 日本クラウンコルク株式会社 | ベント機能を有するプラスチックキャップ |
JP4769433B2 (ja) * | 2004-06-09 | 2011-09-07 | 東洋製罐株式会社 | プラスチックキャップ |
JP4699742B2 (ja) * | 2004-11-25 | 2011-06-15 | 東洋製罐株式会社 | 金属薄板製シェルと合成樹脂製パッキンとから構成された容器蓋 |
JP4799076B2 (ja) * | 2005-08-09 | 2011-10-19 | 日本クラウンコルク株式会社 | 内圧開放特性を有する金属製容器蓋 |
JP5037278B2 (ja) * | 2007-09-18 | 2012-09-26 | 大和製罐株式会社 | 金属製キャップ |
JP2009286417A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Toppan Printing Co Ltd | 通気性容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5841056A (ja) * | 1981-06-08 | 1983-03-10 | エシル モ−ルデツド プロダクツ コンパニ− | 容器蓋 |
-
1984
- 1984-07-04 JP JP59137334A patent/JPS6121354A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5841056A (ja) * | 1981-06-08 | 1983-03-10 | エシル モ−ルデツド プロダクツ コンパニ− | 容器蓋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6121354A (ja) | 1986-01-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |