JP3125538U - 漏斗 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気抜きを設けるだけでなく、空気抜きと液体の流れに対する落下案内をし得る部材とを有する漏斗を提供することである。
【解決手段】この考案の漏斗A1は、一端開放状の大径の受け部1と、その中心下方に伸びる小径の差込部2より成り、受け部1から差込部2に亘り漏斗内周面の長さ方向に沿って凸状の案内部3を複数箇所、曲線状に設け、この案内部3は漏斗外周に空気抜き4が形成され、かつ液体の流れを案内するように形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】この考案の漏斗A1は、一端開放状の大径の受け部1と、その中心下方に伸びる小径の差込部2より成り、受け部1から差込部2に亘り漏斗内周面の長さ方向に沿って凸状の案内部3を複数箇所、曲線状に設け、この案内部3は漏斗外周に空気抜き4が形成され、かつ液体の流れを案内するように形成されている。
【選択図】図1
Description
この考案は、酒、醤油など各種の液体等を容器から他の容器に移し替えるのに用いられる漏斗に関する。
従来より容器から他の容器に酒や醤油等の液体を移し替えるのに漏斗が用いられているが、漏斗はカップ型の容器本体とその中心部下方に形成された差込部とにより形成されている。この漏斗により口の小さい瓶や容器に液体を入れる際、差込部を瓶や容器内に差し込むと瓶や容器内の上部を閉じて空気が逃げ難くなるため、漏斗を少し持ち上げて空気を逃がしながら液体を注ぐ必要がある。この作業時に、液体が入った容器が大きくて重いと、一方の手で容器を支えながら他方の手で他方の小さい容器を押さえた状態で注入する必要があり、1人では作業できない場合がある。
漏斗を用いて液体を移す作業時に、空気抜きする必要性については、例えば特許文献1に記載されている。この文献による「空気抜付漏斗」は、「大径の注入部本体と小径の差込部より成る漏斗において、上記漏斗Aの差込部を容器Bの口に挿入した状態の時、上記漏斗Aの差込部の外周面と容器Bの内周面との間に隙間Sを生じさせるための容器当接部を上記漏斗Aの差込部の外周面に設けたことを特徴とする空気抜付漏斗」とされている。同様な構成の漏斗の例が特許文献2、3にも記載されている。
実開平6−30098号公報
特開平6−80121号公報
実用新案登録第3073381号公報
しかし、上記各文献の「漏斗」では、それぞれ空気抜きが設けられているが、漏斗の差込部の形状が特殊になるため、広く普及するというほど一般化されたものではない。また、この空気抜きを漏斗の差込部の外周に設けるだけでは、漏斗のカップ状の注入部内に注入される液体に対して、注入部の内面に流れをスムーズに案内するなんらの対策も施されていないため、流れをスムーズに落下させることは困難であり、空気抜きと流れの案内をスムーズにすること、さらに量産するに適した形状とすることなどについて、十分満足なものとは言えない。
この考案は、上記の問題に留意して、空気抜きを設けるだけでなく、空気抜きと液体の流れに対する落下案内をし得る部材とを有する漏斗を提供することを課題とする。
この考案は、上記の課題を解決する手段として、一端開放状の大径の受け部と、その中心下方に伸びる小径の差込部より成り、受け部から差込部に亘り漏斗内周面の長さ方向に沿って凹状又は凸状の案内部を複数箇所、曲線状に設け、この案内部は漏斗外周に空気抜きが形成され、かつ液体の流れを案内するように設けた構成とした。
上記の構成とした漏斗は、一方の容器から他方の容器へ酒や醤油等の液を移す作業時に使用され、漏斗の差込部を対象となる瓶の口に挿入した状態で受け部に液を流し込むと、液は受け部から差込部を通り流れ落ちるが、その際に液の流れは重力の影響で自然落下すると同時に、平面視では時計又は反時計方向に回転して流れる。予め上記漏斗では、凹状又は凸状の案内部がこの流れを促進する方向に螺旋状(曲線状)に形成されているから、液の流れはこの凹状又は凸状の案内部により案内されながら落下する。
従って、液の流れが極めてスムーズになり、瓶等へ短時間に注入をすることが出来る。瓶等の容器内に液が流れ落ちると、この容器内の空気は、差込部の外周の空気抜きにより排出される。このため、差込部の外周が瓶等の容器の内周に密着して挿入されていても、空気抜きの作用が阻害されることはない。
この考案は、一端開放状の大径の受け部と、その中心下方に伸びる小径の差込部より成り、受け部から差込部に亘り漏斗内周面の長さ方向に沿って凹状又は凸状の案内部を複数箇所、曲線状に設け、この案内部を漏斗外周に空気抜きが形成され、かつ液体の流れを案内する漏斗として形成したから、操作時に瓶等の上に漏斗を置くだけでよく、手で漏斗を固定するという動作が必要でなく、空気の抵抗を受けずに液が流れて他の容器に移動し、短時間に液を移すことができるという効果を奏する。
以下、この考案の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態
の漏斗の外観斜視図である。図示のように、この漏斗A1は、一端が開口1aで開放状(上方に向かって)の大径(円形)の受け部1と、その中心下方に伸びる小径の差込部2とから成る。受け部1は、カップ状に形成されており、下部が差込部2に向かって急激に径が縮小する形状であり、差込部2は小さな瓶、容器に注入できる小径の筒状とされて下方へ延びている。2aは、排出口である。
の漏斗の外観斜視図である。図示のように、この漏斗A1は、一端が開口1aで開放状(上方に向かって)の大径(円形)の受け部1と、その中心下方に伸びる小径の差込部2とから成る。受け部1は、カップ状に形成されており、下部が差込部2に向かって急激に径が縮小する形状であり、差込部2は小さな瓶、容器に注入できる小径の筒状とされて下方へ延びている。2aは、排出口である。
上記漏斗A1では、受け部1から差込部2に亘って漏斗内側に凸状でかつ対応する部位でその外周面は凹状に形成された案内部3を複数個所(図示の例では3条)設け、注入される液が自然落下する際に時計又は反時計方向のいずれかの方向の回転を生じるよう曲線状に、特に図示の例では螺旋状(渦巻状)に形成して液体の流下を案内し、かつ外周面の凹状部が空気抜き4をなすように形成されている。
なお、漏斗A1の材質は、一般に薄い金属板が用いられているが、プラスチック合成樹脂材、或いは木製の材料としてもよい。大量生産する場合は、金属又は合成樹脂のいずれかを使用し、予め用意された型にその材料を必要量流し込んで連続的に漏斗A1を製作することができる。特に、液の流れに対して表面の粘性を小さくしたい場合は、例えば金属板、合成樹脂材の内面にテフロン(商標)加工を施すと良い。
この実施形態の漏斗A1は、内側に凸状の案内部3と、空気抜き4とを表裏一体に形成し、これを注入される液の流れを促進する部材とすると共に、外周側の凹部が空気抜き4の役目をする。そして、差込部2を瓶の口などに挿入した際に、空気抜き4の凹部以外の差込部2の外周は瓶の内面に密接して空気を通さないが、空気抜き4の部分で瓶の内部の空気は抜けるため、液を注入した際の抵抗となることはない。
上記の構成としたこの実施形態の漏斗A1は、一方の容器から他方の容器へ酒や醤油等の液を移す作業時に使用される。漏斗A1の差込部2を対象となる瓶Cの頭部CHの口に挿入した状態で受け部1に液を流し込むと、液は受け部1から差込部2を通り排出口2aから流れ落ちるが、その際に液の流れは重力の影響で自然落下すると同時に、平面視では時計又は反時計方向に回転して流れる。予め上記漏斗A1では、凸状の案内部3がこの流れを促進する方向に螺旋状(曲線状)に形成されているから、液の流れはこの凸状の案内部3により案内されながら落下する。
従って、液の流れが極めてスムーズになり、瓶C等へ短時間に注入をすることが出来る。瓶C等の容器内に液が流れ落ちると、この容器内の空気は、差込部2の外周の空気抜き4により排出される。このため、差込部2の外周が瓶C等の容器の内周に密着して挿入されていても、空気抜きの作用が阻害されることは無い。
図3に第2実施形態の漏斗A2の断面図を示す。この例では、図示のように、受け部1から差込部2に亘って漏斗外側に凸状(内側からでは凹状)に形成された案内部3を複数箇所(図示の例では3条)設け、注入された液が自然落下する際に時計又は反時計方向のいずれかの方向の回転を生じるよう曲線状に、特に図示の例では螺旋状(渦巻状)に形成して液体の流下を案内し、かつ案内部3を挟んで漏斗の外周面と瓶等の内周面との間に空気抜き4をなすように形成されている。
この例では、案内部3と空気抜き4を表裏一体にではなく、複数の案内部3の曲線状の凸状部と凸状部との間で、かつ漏斗の外周に形成されており、空気抜き4の断面積が第1実施形態より大きくなっている。液の流れは、第1実施形態の場合と同様であり、受け部1に液を流し込むと、液は受け部1から差込部2を通り流れ落ちるが、その際に液の流れは重力の影響で自然落下すると同時に、平面視では時計又は反時計方向に回転して流れ、凹状の案内部3により案内されながら落下する点も同様である。
図6に第3実施形態の漏斗A3の断面図、平面図を示す。この実施形態の漏斗A3は、基本的には第1実施形態の漏斗と同じであるが、受け部1の断面形状が第1実施形態の漏斗より浅い皿状で平面状になっている点が異なる。第1実施形態と同じ部材については同じ符号を付して説明を省略する。この実施形態では、受け部1に液を溜めた状態で差込部2から流下し、液の流れが回転しながら流れるため、より短時間に液が流れることとなる。ただし、図示省略しているが、第2実施形態の断面と同じ断面を適用することも出来る。
なお、上記実施形態の漏斗A1、A2、A3のいずれも、受け部1から差込部2に亘り案内部3と空気抜き4をシンプルな形状として形成できるため、量産化するのに適しており、材料をプラスチック合成樹脂、金属を用い、発泡、射出成型、又は金型でプレス成型して製作することにより量産化できる。
この考案は、空気抜きと案内部とを併有し、漏斗を操作することなく液を他の容器に移すことができ、シンプルな形状のため量産するのに好適なため、漏斗として広く家庭や工場で使用しうる。
1 受け部
2 差込部
3 案内部
4 空気抜き
2 差込部
3 案内部
4 空気抜き
Claims (3)
- 一端開放状の大径の受け部1と、その中心下方に伸びる小径の差込部2より成り、受け部1から差込部2に亘り漏斗内周面の長さ方向に沿って凹状又は凸状の案内部3を複数箇所、曲線状に設け、この案内部3は漏斗外周に空気抜き4が形成され、かつ液体の流れを案内するように設けた漏斗。
- 前記曲線状の案内部3を螺旋状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の漏斗。
- 前記曲線状の案内部3を円周方向に均等な間隔に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の漏斗。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006005642U JP3125538U (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 漏斗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006005642U JP3125538U (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 漏斗 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3125538U true JP3125538U (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=43475399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006005642U Expired - Fee Related JP3125538U (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 漏斗 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3125538U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230851A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
-
2006
- 2006-07-13 JP JP2006005642U patent/JP3125538U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013230851A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
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