JP2537172Y2 - 液体定量注出容器の計量栓 - Google Patents

液体定量注出容器の計量栓

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JP2537172Y2
JP2537172Y2 JP1050090U JP1050090U JP2537172Y2 JP 2537172 Y2 JP2537172 Y2 JP 2537172Y2 JP 1050090 U JP1050090 U JP 1050090U JP 1050090 U JP1050090 U JP 1050090U JP 2537172 Y2 JP2537172 Y2 JP 2537172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は液体定量注出容器の計量栓に関する。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 従来液体定量注出容器の計量栓として第11図に示すも
のが知られている。この計量栓Iは、上下面を閉塞した
円筒状をなし、頂壁II中央を左右に走る切り溝状注出口
IIIと、底壁IV中央を前後方向に走る切り溝状吸入口V
を備えてなるものである。この計量栓Iは、容器体口頚
部内周に周壁外周を液密に嵌着して使用するものであ
り、最初吸入口Vを前後方向に長く位置させてそれが起
立する様に容器体を後方へ傾けることにより容器体内の
液体を計量栓I内に注入する。この際注出口IIIは水平
に保たれる為、注出口III上下における水位差が少な
く、液の表面張力によって注出口IIIより外部への液体
の流出はない。次いで、計量栓I内に液が充満した後、
容器体を90°ひねって、今度は注出口IIIが起立する如
く容器体を位置させると計量栓I内の定量の液体が注出
口IIIより注出出来る様構成している。
この計量栓は、簡単な構造で製造も容易であることか
ら重宝がられているが、使用に際して、容器体を傾けつ
つねじる方法がいかにも不便である点が使用者の不満と
なっている。
本考案は、上記従来技術の欠点を解消した計量栓を提
案することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本請求項1考案の計量栓は上記課題を解決するため、
容器体3の口頚部2内周に液密に嵌着させる周壁4上端
縁より頂壁5を延設するとともに周壁4下端縁より底壁
6を延設してなる上下面閉塞の筒状をなし、上記頂壁5
中央に吸気用の第1透孔7を穿設するとともに、該透孔
7の両側に左右に延びる直線状の注出口8を穿設し、且
つ、上記第1透孔7内周縁よりその他端第1開口10を計
量栓内の上記第1透孔7の下方、前方に開口する吸気筒
9を延設し、上記底壁6前部に吸入口11を穿設するとと
もに、周壁4後部下方に排気用の第2透孔12を穿設し、
且つ、該透孔12内周縁よりその他端第2開口13を計量栓
1内の中央下端に開口する排気筒14を延設してなり、装
着した容器体3を前方へ傾倒させた際には容器体内の液
が吸入口11より計量栓内に侵入するとともに、計量栓内
の空気が排気筒14を介して容器体内へ侵入し、且つ、液
の表面張力により注出口8及び第1開口10からの液の漏
出を防止し、その状態から容器体を前方へ倒立させた際
には、注出口8より計量栓内の液体が排出されるととも
に、吸気筒9を介して外気が計量栓内へ導入され、且
つ、液の表面張力により吸入口11及び第2開口13から計
量栓内への液の侵入を防止する如く構成したことを特徴
とする液体定量注出容器の計量栓として構成した。
また、請求項2考案の計量栓は、容器体3の口頚部2
内周に液密に嵌着させる周壁4上端縁より頂壁5を延設
するとともに、周壁4下端縁より後方に行くに従って上
昇する傾斜面を少なくとも中央に有する底壁6を延設し
てなる上下面閉塞の筒状をなし、上記頂壁中央に吸気用
の透孔7を穿設するとともに、該透孔7の両側に左右に
延びる直線状の注出口8を穿設し、且つ、上記第1透孔
7内周縁よりその他端開口10を計量栓1内の上記透孔7
の下方、前方に開口する吸気筒9を延設し、上記底壁6
の傾斜面を前後に走る切り溝状の吸入口11を穿設してな
り、装着した容器体3を前方へ傾倒させた際には容器体
内の液が吸入口11より計量栓内に侵入するとともに、計
量栓内の空気が吸入口11より容器体内へ侵入し、且つ、
液の表面張力により注出口8及び開口10からの液の漏出
を防止し、その状態から容器体を前方へ倒立させた際に
は、注出口8より計量栓内の液体が排出されるととも
に、吸気筒9を介して外気が計量栓内へ導入され、且
つ、液の表面張力により吸入口11から計量栓内への液の
侵入を防止する如く構成したことを特徴とする液体定量
注出容器の計量栓として構成した。
「作用」 第1図示の状態から、第5図(a)に示す如く、容器
体3を前方へ略水平になる迄傾倒すると、容器体3内の
液体が吸入口11より計量栓1内へ侵入する。この際、第
5図(a)に示す如く、容器体3内に連通する吸入口11
と排気用の第2透孔12との水位差H1が大きいため、計量
栓1内の空気は第2開口13より排気筒14を通り第2透孔
12より容器体3内に入り吸入口11より侵入する液体と容
易に置換する。
一方、計量栓1内に侵入した液体は注出口8及び吸気
筒9の第1開口10から外部への漏出がなく、従って、計
量栓1内に液が充満する。このことは、注出口8と第1
開口10との水位差h1が小さく、従って、注出口8と第1
開口10の部分に掛かる液圧が近似し、液の表面張力によ
り注出口8及び第1開口10からの液の漏出を防止すると
思われる。
次いで、計量栓1内に液体が充満した後、容器体3を
前方へ更に略倒立状態となる迄傾倒すると、計量栓1内
の液体は注出口8より外部へ排出されるとともに、第1
透孔7より吸気筒9を通り第1開口10より外気が計量栓
1内に導入置換される。このことは、第5図(b)に示
す如く、注出口8と吸気筒9の第1開口10との水位差h2
が第5図(a)の場合よりかなり大きくなり、この水位
差h2による注出口8と第1開口10部分の液圧差が生じ、
下方に位置する注出口8の液圧が上方第1開口10部分の
液圧より大きくなり大気圧との平衡が崩れる為と思われ
る。
一方、容器体内の液は吸入口11及び第2開口13から計
量栓1内には流入しない。このことは、容器体3内に連
通する吸入口11と第2開口13との水位差H2が小さくなる
為、各吸入口11及び第2開口13部分の液圧が近似し、表
面張力により吸入口11及び第2開口13からの液の漏出を
防止するためと思われる。その結果、計量栓1内の一定
量の液体を注出口8より注出することが出来る。
又、第8図に示す実施例では、容器体3を前方へ略水
平になる迄傾倒すると、切り溝状吸入口11は略垂直状態
となり、吸入口11下部より容器体3内の液体が計量栓1
内へ流入するとともに、計量栓1内の空気が吸入口11の
上部を介して容器体3内に導入され、容器体内の液が計
量栓1内の空気と容易に置換する。又、更に前方へ略倒
立状態となるまで容器体を傾倒すると、吸入口11は略水
平となるため吸入口11のどの部分でも水位差が殆どな
く、表面張力により容器体3内の液体が計量栓内に侵入
するのを防止できる。他の作用は第1図の実施例と同様
である。
「実施例」 以下、本考案を図面を参照して説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、図中1は
液体定量注出容器の計量栓を示す。該栓1は、口頚部2
を起立した容器体3の口頚部2内周に液密に周壁4外周
を嵌着して装着している。
計量栓1は円筒状の周壁4上端縁より頂壁5を延設す
るとともに、周壁4下端縁より底壁6を延設してなり、
周壁4前部上方を手前に下る傾斜面状に後方へ凹まし、
周壁後部下方を同様傾斜面状に前方へ凹ましている。
又、頂壁5の中央に吸気用の第1透孔7を、その両側に
左右にのびる直線状の注出口8を穿設している。上記第
1透孔7の内周縁からは吸気筒9を延設している。この
吸気筒9は他端の第1開口10を計量栓1内の第1透孔7
の下方前方に開口している。又、底壁6前部には容器体
3内と連通する左右に長い横長の吸入口11を穿設してい
る。更に、周壁4後部下方に容器体3内と連通する吸気
用の第2透孔12を穿設し、この透孔12内周縁より、その
他端第2開口13を計量栓1内中央下端に開口する排気筒
14を延設している。
尚、図中15は計量栓1を容器体3に嵌着する際に計量
栓1を口頚部2の所定深さまで嵌入するための係止突条
を示す。
第6図及び第7図に示すものは、請求項1考案の他の
実施例を示し、この実施例では、底壁6に設けた吸入口
11を前後に長い形状としている。又、吸気筒9を垂直に
下降した後前方へ屈折した形状としている。
第8図及び第10図に示すものは、請求項2考案の実施
例を示すもので、本実施例における計量栓1は、その底
壁6を、後方に行くに従って上昇する如く傾倒させ、そ
の底壁6中央を前後に走る切り溝状の吸入口11を穿設し
ている。
尚、上記各実施例における計量栓1は全て合成樹脂に
て形成すると良い。
「考案の効果」 以上説明した如く本考案計量栓は、既述構成としたこ
とにより、計量栓を装着した容器体を前方へ略水平とな
る如く傾倒することにより容器体内の液体を計量栓内へ
侵入させることができ、次いで更に前方へ傾倒して略倒
立状態にすることにより計量栓内の一定量の液体を注出
することが出来、水平に保ちつつ90°容器体をねじって
注出する従来の計量栓と比較して取扱い操作が簡単で使
勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は請求項1に記載した考案の実施例を示
し、第1図は容器体に装着した計量栓の一実施例を示す
要部縦断面図、第2図は計量栓の背面図、第3図は平面
図、第4図は底面図、第5図は液体の注出を説明する説
明図、第6図及び第7図は他の実施例を示し、第6図は
要部縦断面図、第7図は平面図、第8図〜第10図は請求
項2に記載した考案の実施例を示し、第8図は要部縦断
面図、第9図は平面図、第10図は底面図、第11図は従来
の計量栓を示す斜視図である。 1…計量栓、2…口頚部、3…容器体、4…周壁、5…
頂壁、6…底壁、7…第1透孔、8…注出口、9…吸気
筒、10…第1開口、11…吸入口、12…第2透孔、13…第
2開口、14…排気筒

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体3の口頚部2内周に液密に嵌着させ
    る周壁4上端縁より頂壁5を延設するとともに周壁4下
    端縁より底壁6を延設してなる上下面閉塞の筒状をな
    し、上記頂壁5中央に吸気用の第1透孔7を穿設すると
    ともに、該透孔7の両側に左右に延びる直線状の注出口
    8を穿設し、且つ、上記第1透孔7内周縁よりその他端
    第1開口10を計量栓内の上記第1透孔7の下方、前方に
    開口する吸気筒9を延設し、上記底壁6前部に吸入口11
    を穿設するとともに、周壁4後部下方に排気用の第2透
    孔12を穿設し、且つ、該透孔12内周縁よりその他端第2
    開口13を計量栓1内の中央下端に開口する排気筒14を延
    設してなり、装着した容器体3を前方へ傾倒させた際に
    は容器体内の液が吸入口11より計量栓内に侵入するとと
    もに、計量栓内の空気が排気筒14を介して容器体内へ侵
    入し、且つ、液の表面張力により注出口8及び第1開口
    10からの液の漏出を防止し、その状態から容器体を前方
    へ倒立させた際には、注出口8より計量栓内の液体が排
    出されるとともに、吸気筒9を介して外気が計量栓内へ
    導入され、且つ、液の表面張力により吸入口11及び第2
    開口13から計量栓内への液の侵入を防止する如く構成し
    たことを特徴とする液体定量注出容器の計量栓。
  2. 【請求項2】容器体3の口頚部2内周に液密に嵌着させ
    る周壁4上端縁より頂壁5を延設するとともに、周壁4
    下端縁より後方に行くに従って上昇する傾斜面を少なく
    とも中央に有する底壁6を延設してなる上下面閉塞の筒
    状をなし上記頂壁中央に吸気用の透孔7を穿設するとと
    もに、該透孔7の両側に左右に延びる直線状の注出口8
    を穿設し、且つ、上記第1透孔7内周縁よりその他端開
    口10を計量栓1内の上記透孔7の下方、前方に開口する
    吸気筒9を延設し、上記底壁6の傾斜面を前後に走る切
    り溝状の吸入口11を穿設してなり、装着した容器体3を
    前方へ傾倒させた際には容器体内の液が吸入口11より計
    量栓内に侵入するとともに、計量栓内の空気が吸入口11
    より容器体内へ侵入し、且つ、液の表面張力により注出
    口8及び開口10からの液の漏出を防止し、その状態から
    容器体を前方へ倒立させた際には、注出口8より計量栓
    内の液体が排出されるとともに、吸気筒9を介して外気
    が計量栓内へ導入され、且つ、液の表面張力により吸入
    口11から計量栓内への液の侵入を防止する如く構成した
    ことを特徴とする液体定量注出容器の計量栓。
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