JP5956147B2 - 詰め替え用容器の注出部材及び詰め替え用容器 - Google Patents
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Description
内容物を注ぎ出す注出口を囲うように立設され、内部が流路とされた円筒状の注出筒部と、該注出筒部内に被詰め替え容器の注入部材が挿入されたときに該注入部材によって押し開かれるように、前記注出筒部の周壁に接続されている封止片と、を有する注出部材(例えば、特許文献1〜4)。
この注出部材は、注出筒部内に被詰め替え容器の注入部材が挿入されることで封止片が押し開かれて流路が開通し、内容物が被詰め替え容器に注ぎ込まれるようになっている。
内部が流路とされた注出筒部と、前記注出筒部内に、前記流路を封止しつつ、前記注出筒部内に挿入された前記注入部材によって押し開かれるように前記注出筒部の内面と剥離可能に設けられた封止片とを有し、
前記注出筒部の内形は、前記注出筒部の軸方向に垂直な断面が直線部と円弧部からなる欠円形状であり、
前記注入部材の先端が前記円弧部側となるように、前記注入部材が前記注出筒部内に挿入されることを特徴とする。
また、前記封止片には、格子状の凹条からなる罫線が形成されていることが好ましい。
また、前記注出筒部には、前記封止片が押し開かれた際に、この押し開かれた封止片を収容する凹部が形成されていることが好ましい。
本実施形態の詰め替え用容器1は、図1に示すように、内容物が収容される容器本体10と、容器本体10内の内容物を注ぎ出す注出部材20とを有している。
詰め替え用容器1は、突端が傾斜した注入部材が突設された被詰め替え容器に内容物を移し替えるための容器である。具体的には、詰め替え用容器1の注出部材20内に被詰め替え容器の注入部材を挿入して連結した状態で、注出部材20を通じて容器本体10内の内容物を前記被詰め替え容器に注ぎ込むものである。
収容部12は、内容物を収容できるものであればよく、例えば、樹脂シートをヒートシールによって袋状にしたパウチ等が挙げられる。
前記樹脂シートの材質としては、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体又はその鹸化物等が挙げられる。
樹脂シートは、無延伸のシートであってもよく、一軸延伸したシートであってもよく、二軸延伸したシートであってもよい。材質がナイロン、ポリエチレンテレフタレートの場合には、機械的強度が向上することから、二軸延伸した樹脂シートが好ましい。
また、樹脂シートは積層体であってもよい。樹脂シートが積層体である場合には、ヒートシールしやすいことから、最も内側の層(最内層)がポリエチレン(低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン)であることが好ましい。また、樹脂シートに、ガスバリア性向上のために、金属箔が積層されていてもよい。
収容部12の大きさ及び形状は、適宜選定すればよく、特に限定されない。
注出口形成部14の材質としては、収容部12を形成する樹脂シートと溶着可能なものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
また、封止片26は、周縁26aに沿って薄肉部26bが形成されている。これにより、注出筒部24内に被詰め替え容器の注入部材が挿入された際、該注入部材によって封止片26が押し開かれるように注出筒部24の内面と剥離可能になっている。
封止片26の平面形状は、注出筒部24の内形と同じ欠円形状である。
罫線26cの数は、特に限定されず、前記領域b内に1〜5本形成されていることが好ましい。
具体例として、詰め替え用容器1と、図4に例示した被詰め替え容器2との連結状態を図5に基づいて説明する。被詰め替え容器2は、容器本体30と、容器本体30の上部に取り付けられた注入部材32を備える注出キャップ34とを有する。注入部材32は、注入口32bを囲い、かつ突端が傾斜するように立設されており、さらに高さが低くなっている側が切り欠かれた形状になっている。
この場合、図5に示すように、注入部材32の先端32aが注出筒部24における円弧部25bを形成する周壁24b側となるように、注出筒部24内に注入部材32を挿し込む。これにより、まず注出筒部24における円弧部25bを形成する周壁24b側で注入部材32の先端32aが封止片26に接触する。そして、円弧部25bを形成する周壁24b側から直線部25aを形成する周壁24a側に向かって順に封止片26の薄肉部26bが破断していきながら、封止片26が注出筒部24の周壁24a側に押し上げられるように開かれていく。このように、被詰め替え容器2の注入部材32によって封止片26が押し開かれると、注出筒部24内の流路22を通じて詰め替え用容器1の容器本体10内の内容物が被詰め替え容器2内に注ぎ込まれる。
注出筒部24における円弧部25bを形成する周壁24b側から直線部25aを形成する周壁24a側に向かって封止片26の薄肉部26bが破断されていく際には、円弧部25bに沿って円弧状に破断が進んでいくため破断する力が順に伝わっていきやすい。しかし、注出筒部24の内形は屈曲部25cで急激に変化しているので、注出筒部24の周壁24bに沿って封止片26の薄肉部26bを破断する際の力のベクトルと、注出筒部24の周壁24aに沿って封止片26の薄肉部26bを破断する際の力のベクトルは大きく異なっている。そのため、注出筒部24の周壁24bに沿って伝わってきた封止片26の薄肉部26bを破断する力は、注出筒部24の周壁24aと接続された封止片26の薄肉部26bを破断する力として利用され難い。そのため、注出筒部24における直線部25aを形成する周壁24aと封止片26の接続が保持されると考えられる。
また、注出筒部24の周壁24b側から封止片26の薄肉部26bの破断が進み、封止片26が注出筒部24の周壁24a側に向かって立ち上がっていくにつれて、被詰め替え容器2の注入部材32が封止片26を押圧する力の向きは、注出筒部24の周壁24aに向かう方向となる。そのため、このときの被詰め替え容器2の注入部材32が封止片26を押圧する力は、ほとんど封止片26を注出筒部24の周壁24aに押し付ける方向の力となり、注出筒部24の周壁24aから封止片26を切り離す力とはなり難い。そのため、注出筒部24における直線部25aを形成する周壁24aと封止片26の接続が保持されると考えられる。
本実施形態では、容器本体10の注出口形成部14と注出部材20も一体的に同時に成型することが好ましい。
例えば、図6に示すように、封止片26の表面に、直線部25aに対して垂直な方向と平行な方向に沿った格子状の罫線26dが形成された注出部材20Aを有する詰め替え用容器であってもよい。また、図7に示すように、封止片26の表面に、直線部25aに対して垂直な方向及び平行な方向と、それらに対して±45°傾斜した方向のそれぞれに沿った格子状の罫線26eが形成された注出部材20Bを有する詰め替え用容器であってもよい。なお、図6及び図7において図3と同じ部分は、同符号を付して説明を省略する。
このように、封止片26に格子状の罫線が形成されていれば、被詰め替え容器の注入部材によって封止片26が押し開かれる際に、その封止片26が注出筒部24の周壁24a側により密着しやすく、内容物を移し替える際により邪魔になり難くなる。
注出部材20Cは、注出筒部24における直線部25aを形成する周壁24aが、突端20bから注出口14aに向かって延びる第1周壁24cと、第1周壁24cの注出口14a側の端部から外側に突出する段壁24dと、段壁24dの突端から注出口14a側に延びる第2周壁24eと、を有している。これにより、注出部材20Cにおける周壁24a側には、段壁24dの第2周壁24e側に、被詰め替え容器の注入部材によって押し開かれた封止片26が収容される凹部27が形成される。また、封止片26の周縁26aは、第1周壁24cの注出口14a側の端部に接続されている。詰め替え用容器3は、注出部材20の代わりに注出部材20Cを有している以外は、詰め替え用容器1と同じである。
注出部材20Dの注出筒部24Aは、平板状の周壁24a及び周壁24aに対向する周壁24fと、外側に凸になるように湾曲した板状の周壁24g及び周壁24hとを有しており、周壁24a、周壁24g、周壁24f及び周壁24hの順に各端部同士が接続された筒状の形態になっている。
注出部材20Dの注出筒部24Aの内形は、注出筒部24Aの軸方向に垂直な断面が、直線部25aと、直線部25aに対向する直線部25dと、直線部25aと直線部25dの端部同士を結ぶ円弧部25e及び円弧部25fとからなっている。
この場合も、被詰め替え容器の突端が傾斜した注入部材をその先端が周壁24f側に向くように注出筒部24A内に挿入することで、注出筒部24Aの周壁24aと封止片26との接続が保持された状態でスムーズな内容物の詰め替えが行える。また、この場合は、注入部材の先端が周壁24a側に向くように被詰め替え容器の注入部材を注出筒部24A内に挿入することで、注出筒部24Aの周壁24fと封止片26との接続が保持された状態で封止片26を押し開いて内容物を詰め替えることもできる。
Claims (5)
- 詰め替え用容器の内容物を被詰め替え容器に移し替える際に、前記被詰め替え容器に突設され突端が傾斜した注入部材が挿入される詰め替え用容器の注出部材において、
内部が流路とされた注出筒部と、前記注出筒部内に、前記流路を封止しつつ、前記注出筒部内に挿入された前記注入部材によって押し開かれるように前記注出筒部の内面と剥離可能に設けられた封止片とを有し、
前記注出筒部の内形は、前記注出筒部の軸方向に垂直な断面が直線部と円弧部からなる欠円形状であり、
前記注入部材の先端が前記円弧部側となるように、前記注入部材が前記注出筒部内に挿入されることを特徴とする詰め替え用容器の注出部材。 - 前記封止片には、前記直線部に対して垂直な凹条からなる罫線が形成されている、請求項1に記載の詰め替え用容器の注出部材。
- 前記封止片に、格子状の凹条からなる罫線が形成されている、請求項1に記載の詰め替え用容器の注出部材。
- 前記注出筒部に、前記封止片が押し開かれた際に、この押し開かれた封止片を収容する凹部が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の詰め替え用容器の注出部材。
- 内容物を収容する容器本体と、前記容器本体内の内容物を注ぎ出す請求項1〜4のいずれか一項に記載の詰め替え用容器の注出部材とを有することを特徴とする詰め替え用容器。
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