JP6109046B2 - 詰め替え容器および容器製品 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧水、乳液等の内容液を収容し、他の容器へ当該内容液を詰め替えるために用いられる詰め替え容器に関するものである。
従来、省資源化の観点から、詰め替え容器に収容された化粧水等の内容液を、繰返して使用する継続使用容器(本容器)に詰め替えることが行われている。
このような詰め替え容器の一例として、当該詰め替え容器のノズル(注出筒)を倒立状態で継続使用容器の口部に挿入して詰め替えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されている詰め替え容器は、ノズル先端部を、開口面が中心軸に対して傾く斜め注出口とすることで詰め替える内容液の脈打ちを抑えるとともに、本容器の上に詰め替え容器を倒立状態で保持することで、詰め替え時の作業性を高めている。
ところで、上述の詰め替え容器は、斜め注出口を抜栓キャップで構成しているため、落下時に開封部が破損して液漏れが発生することが考えられる。また、抜栓キャップのため、金型構造が複雑になり、生産性が悪くなる。そのため、容器本体とノズルを一体に成型して品質、および生産性を向上させたいという要望があった。
このような要望に応えるべく、例えば、特許文献2に記載された、容器本体と先端が斜めに形成された注出口とを一体に成形する技術を転用することが検討された。しかしながら、この場合には、キャップを装着するためにノズルの外周面に設けた外ねじが、詰め替え作業時に継続使用容器の口部に引っ掛かり、抜き取り難くなったり、内容液がこぼれたりして、作業性が損なわれてしまうという問題があった。
特開2012−66835号公報 特開2001−206328号公報
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容液を詰め替える際の作業性を損なうことなく、品質、および生産性向上を可能とする詰め替え容器を提案するところにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る詰め替え容器は、押出成形によって得られるパリソン又は射出成形によって得られるプリフォームをブロー成形することによって形成され、その内側に設けた収容空間の内容液を詰め替え先の継続使用容器に詰め替え可能とする容器本体と、該容器本体に着脱自在に装着されるキャップとを備える詰め替え容器であって、
前記容器本体は、前記収容空間に通じるとともに前記継続使用容器の口部に挿入され、該容器本体に一体的に形成される注出筒を有し、
前記注出筒は、その先端に該注出筒の軸線に対して傾く開口面を備えるとともに、その外周面に前記キャップに設けた内ねじに対応する外ねじを備え、
前記外ねじは、前記開口面の高さが最大となる前記注出筒の背面側に外ねじ間欠部を有することを特徴とする。
また本発明に係る詰め替え容器は、前記注出筒は、前記キャップに設けた第1係合突起部に係合して、閉め込んだ該キャップの緩みを防止する第2係合突起部を有することが好ましい。
また本発明に係る詰め替え容器は、前記注出筒は、前記第1係合突起部に当接して前記キャップの締め込みを停止させるストッパー部を有することが好ましい。
また本発明に係る詰め替え容器は、前記注出筒は、前記外ねじの下側に位置し、内容液を前記継続使用容器に詰め替える際に前記口部の上端縁に支持されるフランジ部を備え、
前記フランジ部の上面には、前記口部の上端縁と当接した状態で、前記口部の内側と外側を連通させる連通部が形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る容器製品は、詰め替え容器の前記容器本体に内容液が収容され、
前記キャップが前記注出筒に装着されたことを特徴とする。ここで、「内容液」とは、化粧水、乳液、美容液、シャンプー等を含むものとする。
本発明の詰め替え容器によれば、内容液を詰め替える際の作業性を損なうことなく、品質および生産性向上を可能とする詰め替え容器を提案することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る詰め替え容器の容器本体の側面図である。 (a)は、図1の容器本体の平面図であり、(b)は図2(a)のA矢視図であり、(c)は図2(a)のB矢視図である。 (a)は、図1の容器本体を側面で示し、容器本体に装着されるキャップを断面で示した図であり、(b)は図3(a)に示すC−C断面図であり、(c)は図3(a)に示すD−D断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る詰め替え容器を用いた詰め替え作業を示す図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係る容器本体の平面図であり、(b)は図5(a)のA矢視図であり、(c)は図5(a)のB矢視図である。 (a)は、図5の容器本体を側面で示し、容器本体に装着されるキャップを断面で示した図であり、(b)は図6(a)に示すE−E断面図であり、(c)は図6(a)に示すF−F断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明をより具体的に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る詰め替え容器1の容器本体10を示した側面図である。容器本体10は、その内側に形成される収容空間に化粧水等の内容液を収容し、上端に形成された注出筒11に、図3(a)に断面で示すキャップ20を装着することにより封止される。なお、内容液としては化粧水、乳液、美容液、シャンプー等とすることができるが、これらに限定されるものではない。
図1に示す容器本体10は、注出筒11から肩部12を介して下方に延びる円筒状の胴部13、および胴部13の下端に設けられた底部14を備え、注出筒11の下端部付近には円環状のフランジ部15が設けられている。本実施形態において容器本体10は、予め射出成形にてフランジ部15から上側を図示のような形に成形するとともに下側を試験管状に成形した有底円筒状のプリフォームを、2軸延伸ブロー成形することで、図示のように全体を一体的に形成したものである。また本実施形態において注出筒11はその全体が円筒状に形成されている。
図2(a)は、図1の容器本体10の注出筒11を示す平面図であり、図2(b)は図2(a)のA矢視図であり、図2(c)は図2(a)のB矢視図である。図1、2に示すように、注出筒11の先端11aには、開口面11bが形成されている。本実施形態において開口面11bは、高さが最大となる平面11eと、高さが最小となる平面11fと、それらを繋ぎ、注出筒11の中心を通る軸線Lに対して斜めに傾く両側の曲面11gとで構成されている。ここで開口面11bは、図示例のように平面と曲面を有する形状に限られず、1つ又は複数の平面もしくは曲面のみからなる形状とすることも可能であり、また、部分的に軸線Lに対して垂直、又は平行な面を含む形状としてもよい。
ここで、注出筒11の開口面11bの高さが最大となる側を容器本体10の背面側とし、対向する側を容器本体10の前面側とする。すなわち、図2(b)は、注出筒11を容器本体10の前面側から見た図を表し、図2(c)は容器本体10の背面側から見た図を表す。
注出筒11の外周面11cには外ねじ16が設けられている。外ねじ16は、一条ねじ又は多条ねじとすることができ、図示例では2条ねじとされている。外ねじ16は、注出筒11の背面側に外ねじ間欠部16aを有する。すなわち、背面側における注出筒11の外周面11cには外ねじ16が形成されておらず、凹凸のない滑らかな曲面形状とされている。また、図2(a)に示すように、本実施形態において外ねじ間欠部16aの長さ、すなわち、外ねじ間欠部16aを挟む外ねじ16の両端部間の、外周面に沿った距離は、注出筒11の外周面11c全周の25%とされている。すなわち、図示のように、開口面11bの最大高さを有する平面11eの周方向の中心から、両側45°の範囲に外ねじ間欠部16aが形成されている。また、本実施形態において平面11eの周方向の中心位置と、外ねじ間欠部16aの長さ方向(周方向)の中心位置は一致している。
また、注出筒11の外周面11cには、前面側と背面側の間の両側面側で、フランジ部15の上面から突出する第2係合突起部17およびストッパー部18がそれぞれ設けられている。第2係合突起部17は、キャップ20の締め込み方向の手前側の側面が軸線Lに対して傾斜し、キャップ20を閉め込む際に、後述の第1係合突起部26が第2係合突起部17を乗り越え易くなっている。また、第2係合突起部17は、キャップ20の締め込み方向の奥側の側面を軸線Lに対して平行として、キャップ20を緩み方向に回転させ難くしている。ストッパー部18は、第2係合突起部17よりも上面の高さが高く、また、キャップ20の締め込み方向の手前側の側面が軸線Lに対して平行となっており、第1係合突起部26と当接してキャップ20の締め込みを停止させる。
図3に示すキャップ20は、外ねじ16に対応する内ねじ21が内周面22aに形成された側壁22、側壁22の上端から内側に向けて延びる環状の天壁23、天壁23の内端から下方に延びる筒状の内側壁24、および内側壁24の下端に設けられた底壁25を備える。キャップ20が容器本体10に装着された状態において、内側壁24の外周面24aと、注出筒11の内周面11dとが液密に当接して収容空間を封止する。詳細には、図示例において、内側壁24の外周面24aが下端部付近で外側に突出し、また、注出筒11の内周面11dが下端部付近で内側に突出して、これらの突出した部分が液密に当接している。このように、内側壁24の外周面24aと、注出筒11の内周面11dとを部分的に当接させることにより、面全体で当接させる場合に比べて、キャップ20の着脱時に生じる摺動抵抗を低減し、キャップ20の着脱を容易にすることができる。また、天壁23の内面には、キャップ20を最後まで閉め込んだ状態で、開口面11bの最大高さを有する平面11eに当接する突起23aが設けられている。
また、側壁22の内周面22aには、内側に向けて突出する第1係合突起部26が設けられている。第1係合突起部26は、注出筒11の外周面11cに設けられた第2係合突起部17に係合して、キャップ20の緩みを防止する。また、第1係合突起部26は、注出筒11の外周面11cに設けられたストッパー部18に当接して、キャップ20の締め込みを停止させる。ストッパー部18は、第2係合突起部17よりも高さが高く、キャップ20を締め込んだ際、第1係合突起部26は、第2係合突起部17を乗り越えるが、ストッパー部18を乗り越えずに停止する。すなわち、キャップ20が容器本体10に完全に締め込まれて装着された状態では、図3(a)、(b)に示すように、第1係合突起部26が、第2係合突起部17とストッパー部18との間に位置する(挟持される)。なお図示例において第1係合突起部26は、側壁22の内周面22aにおける、対向する2箇所に設けられている。
上記構成を有する本発明の詰め替え容器1から、継続使用容器30へ内容液を詰め替える場合には、先ず、キャップ20を緩み方向に回転させて取り外し、容器本体10を開封する。次いで、図4(a)に示すように、容器本体10の注出筒11を継続使用容器30の口部31に挿入して、継続使用容器30上に容器本体10を倒立させた状態で内容液を詰め替える。その際、図4(b)に示すように、外周面11cの背面側を、口部31の上端縁に沿わせるようにして挿入すれば、外ねじ16が口部31の上端に引っかかることがない。また、内容液を詰め替えている間はフランジ部15の上面が継続使用容器30の口部31の上端に載置される。
そして、詰め替え容器1の容器本体10から継続使用容器30への内容液の詰め替えが終了した後、挿入していた注出筒11を、継続使用容器30の口部31から抜き取る。その際、図4(b)に示すように、外周面11cの背面側を、口部31の上端縁に沿わせるようにして抜き取れば、外ねじ16が口部31の上端に引っかかることがない。
上記のような構成の詰め替え容器1にあっては、注出筒11を、容器本体10と一体に形成したことにより、落下時に開封部が破損して液漏れが発生することを防止することができ、また、金型構造が簡易であるため、生産性が向上する。また、注出筒11を容器本体10と別々に形成する場合に比べて部品数が減り、成形設備および組付ける作業等の、製造に係る費用を低減することができる。
また、本実施形態の詰め替え容器1にあっては、着脱自在なねじ式のキャップ20を備えることで、詰め替え容器1の開封後に、再度密封することができ、継続使用容器30への詰め替えを、複数回に分けて行う場合などに、内容液がこぼれたり、空気に触れて劣化したりすることを抑制することができる。
また、本実施形態の詰め替え容器1にあっては、容器本体10の背面側に外ねじ間欠部16aを有することで、継続使用容器30からの抜き取りを容易にすることができる。すなわち、外ねじ間欠部16aを有しておらず、背面側に外ねじ16が設けられている場合には、詰め替え時に挿入した注出筒11を抜き取る際、外ねじ16が継続使用容器30の口部31に引っかかり、抜き取り難くなる虞があるが、本実施形態の容器本体10は、外ねじ間欠部16aが形成された背面側の外周面を口部31の上端縁に沿わせるように抜き取ることで、容易に抜き取ることが可能となる。同様に、挿入時も、背面側の外周面を口部31の上端縁に沿わせるようにすることで、容易に注出筒11を口部31に挿入することができる。
また、本実施形態の詰め替え容器1にあっては、注出筒11の先端11aに、軸線Lに対して傾く開口面11bを形成したことにより、図4(b)に示すように継続使用容器30に対して容器本体10を傾けながら挿入および抜き取りを行うことが容易となり、内容液を詰め替える際の作業性をより向上させることができる。また、注出筒11の先端11aに、軸線Lに対して傾く開口面11bを形成したことにより、内容液注出時の空気置換が円滑に行われることで注出時の脈打ち現象を抑制し、詰め替え容器1から継続使用容器30へ滑らかに内容液を詰め替えることが可能となる。
また、図4(a)に示すように容器本体10のフランジ部15上面を継続使用容器30の口部31の上端縁に支持させる場合には、容器本体10の倒立姿勢を安定させることができ、詰め替え作業の負担を軽減することができる。
倒立させた状態で内容液を詰め替えるときに、フランジ部15と口部31が密閉されると空気置換ができないため、詰め替え時間が長くなる。そのため、フランジ部15に空気置換のための溝15a等の連通部を形成するとスムーズに内容液を詰め替えることができる。すなわち、口部31の上端縁と当接するフランジ部15の上面に、口部31の内側と外側を連通させる連通部を形成することが好ましい。連通部は、図示のような溝15aに限られず、切り欠き、穴などにより構成することができる。また連通部は、ノズル背面側に成形することが好ましい。
なお、外ねじ間欠部16aの長さは、外ねじ16と内ねじ21との係合機能が十分に発揮され、詰め替え時の作業性を損なわない範囲で、適宜設定することができる。つまり、注出筒11を抜き取る際の引っかかりを抑制する観点から、外ねじ間欠部16aの長さは、注出筒11の外周面11c全周の25%以上であることが望ましい。外ねじ16と内ねじ21との係合機能を発揮する観点から、外ねじ間欠部16aの長さは、注出筒11の外周面11c全周の50%以下であることが望ましい。また、開口面11bのうち最大高さを有する平面11eと、外ねじ間欠部16aとの周方向の中心位置を合わせることで、より確実に、注出筒11を抜き取る際の外ねじの引っかかりを抑制して、作業性を高めることができる。
以下に、図5、6を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る詰め替え容器100について説明する。なお、図5、6に示す詰め替え容器100について、上述の第1実施形態と同一又は対応する構成については、同一の符号で表す。
図5(a)〜(c)は、詰め替え容器100の容器本体110における注出筒11を示したものである。容器本体110は、第1実施形態と同様に、その内側に形成される収容空間に化粧水等の内容液を収容し、上端に形成された注出筒11に、図6(a)に断面で示すキャップ120を装着することにより封止される。また、図示は省略するが、容器本体110は第1実施形態と同様に、注出筒11から肩部12を介して下方に延びる円筒状の胴部13、および胴部13の下端に設けられた底部14を備える。容器本体110は、予め射出成形にてフランジ部15から上側を図示のような形に成形するとともに下側を試験管状に成形したプリフォームを、2軸延伸ブロー成形することで、図示のように全体を一体的に形成したものである。また本実施形態において注出筒11はその全体が円筒状に形成されている。
図5(a)は、容器本体110の注出筒11を示す平面図であり、図5(b)は図5(a)のA矢視図であり、図5(c)は図5(a)のB矢視図である。第1実施形態と同様に、注出筒11の先端11aには、注出筒11の中心を通る軸線Lに対して斜めに傾く開口面11bが形成されている。本実施形態において開口面11bは、高さが最大となる平面11eと、高さが最小となる平面11fと、それらを繋ぐ両側の曲面11gとで構成されている。開口面11bは、図示例のように平面と曲面を有する形状に限られず、1つ又は複数の平面もしくは曲面のみからなる形状とすることも可能である。
注出筒11の外周面11cには外ねじ16が設けられている。本実施形態において、外ねじ16は、4条ねじの内、一対のねじを削除したものとされている。外ねじ16は、注出筒11の背面側に外ねじ間欠部16aを有する。すなわち、背面側における注出筒11の外周面11cには外ねじ16が形成されておらず、凹凸のない滑らかな曲面形状とされている。また、図5(a)に示すように、本実施形態において外ねじ間欠部16aの長さ、すなわち、外ねじ間欠部16aを挟む外ねじ16の両端部間の、外周面に沿った距離は、注出筒11の外周面11c全周の25%とされている。すなわち、図示のように、開口面11bの最大高さを有する平面11eの周方向の中心から、両側45°の範囲に外ねじ間欠部16aが形成されている。
また、注出筒11の外周面11cにおける前面側には、フランジ部15の上面から突出する第2係合突起部17およびストッパー部18が設けられている。第2係合突起部17は、キャップ120の締め込み方向の手前側の側面が軸線Lに対して傾斜し、キャップ120を閉め込む際に、後述の第1係合突起部26が第2係合突起部17を乗り越え易くなっている。また、第2係合突起部17は、キャップ120の締め込み方向の奥側の側面を軸線Lに対して平行として、キャップ120を緩み方向に回転させ難くしている。ストッパー部18は、第2係合突起部17よりも上面の高さが高く、また、キャップ120の締め込み方向の手前側の側面が軸線Lに対して平行となっており、第1係合突起部26と当接してキャップ120の締め込みを停止させる。
図6(a)に示すキャップ120は、外ねじ16に対応する内ねじ21が内周面22aに形成された側壁22、側壁22の上端から内側に向けて延びる環状の天壁23、天壁23の内端から下方に延びる筒状の内側壁24、および内側壁24の下端に設けられた底壁25を備える。キャップ120は、第1実施形態と同様に、容器本体110に装着された状態において、内側壁24の外周面24aと、注出筒11の内周面11dとが液密に当接して収容空間を封止する。また、天壁23の内面には、キャップ120を最後まで閉め込んだ状態で、開口面11bの最大高さを有する平面11eに当接する突起23aが設けられている。
また、側壁22の内周面22aには、内側に向けて突出する第1係合突起部26が設けられている。第1係合突起部26は、注出筒11の外周面11cに設けられた第2係合突起部17に係合して、キャップ120の緩みを防止する。また、第1係合突起部26は、注出筒11の外周面11cに設けられたストッパー部18に当接して、キャップ120の締め込みを停止させる。本実施形態において、第1係合突起部26は、側壁22の内周面22aにおける1箇所に設けられているがこれに限られるものではない。
上記構成を有する本実施形態の詰め替え容器100から、継続使用容器30へ内容液を詰め替える場合には、第1実施形態と同様に、先ず、キャップ120を緩み方向に回転させて取り外し、容器本体110を開封する。次いで、容器本体110の注出筒11を継続使用容器30の口部31に挿入して、継続使用容器30上に容器本体110を倒立させた状態で内容液を詰め替える。このとき、フランジ部15の上面が継続使用容器30の口部31の上端に載置される。
そして、詰め替え容器100の容器本体110から継続使用容器30への内容液の詰め替えが終了した後、挿入していた注出筒11を、継続使用容器30の口部31から抜き取る。その際、外周面11cの背面側を、口部31の上端縁に沿わせるようにして抜き取れば、外ねじ16が口部31の上端に引っかかることがない。
また、本実施形態の詰め替え容器100にあっては、第1実施形態よりもねじのリード角の大きな4条ねじを基本構造としたことにより、より少ない回転でキャップ120を閉め込むことが可能となる。また、図5(a)、(b)および図6(c)に示すように、第2係合突起部17およびストッパー部18を、容器本体10の前面側の一箇所に設けることで、詰め替え時に口部31に挿入する際、第2係合突起部17およびストッパー部18が口部31の上端に挿入する最後まで干渉することがない。
以上、図示例に基づき説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものであり、例えば上述の容器本体10、110は、押出成形によって得られた円筒状のパリソンをブロー成形することにより形成してもよい。また、本発明は、内容液を容器本体10、110に収容し、キャップ20、120を注出筒11に装着した容器製品を含むものである。
1、100 詰め替え容器
10、110 容器本体
11 注出筒
11a 注出筒の先端
11b 開口面
11c 外周面
11d 内周面
12 肩部
13 胴部
14 底部
15 フランジ部
15a 溝(連通部)
16 外ねじ
16a 外ねじ間欠部
17 第2係合突起部
18 ストッパー部
20、120 キャップ
21 内ねじ
22 側壁
23 天壁
24 内側壁
25 底壁
26 第1係合突起部
30 継続使用容器
31 口部

Claims (5)

  1. 押出成形によって得られるパリソン又は射出成形によって得られるプリフォームをブロー成形することによって形成され、その内側に設けた収容空間の内容液を詰め替え先の継続使用容器に詰め替え可能とする容器本体と、該容器本体に着脱自在に装着されるキャップとを備える詰め替え容器であって、
    前記容器本体は、前記収容空間に通じるとともに前記継続使用容器の口部に挿入され、該容器本体に一体的に形成される注出筒を有し、
    前記注出筒は、その先端に該注出筒の軸線に対して傾く開口面を備えるとともに、その外周面に前記キャップに設けた内ねじに対応する外ねじを備え、
    前記外ねじは、前記開口面の高さが最大となる前記注出筒の背面側に外ねじ間欠部を有することを特徴とする詰め替え容器。
  2. 前記注出筒は、前記キャップに設けた第1係合突起部に係合して、閉め込んだ該キャップの緩みを防止する第2係合突起部を有する、請求項1に記載の詰め替え容器。
  3. 前記注出筒は、前記第1係合突起部に当接して前記キャップの締め込みを停止させるストッパー部を有する、請求項2に記載の詰め替え容器。
  4. 前記注出筒は、前記外ねじの下側に位置し、内容液を前記継続使用容器に詰め替える際に前記口部の上端縁に支持されるフランジ部を備え、
    前記フランジ部の上面には、前記口部の上端縁と当接した状態で、前記口部の内側と外側を連通させる連通部が形成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載の詰め替え容器。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の詰め替え容器の前記容器本体に内容液が収容され、
    前記キャップが前記注出筒に装着された容器製品。
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