JP3803952B2 - 詰め替え用ボトル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は詰め替え用ボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、筒状胴部より肩部を介して口頚部を起立した容器体に、縦型ポンプやトリガー式ポンプを着脱自在に装着してなる液体噴出容器が知られている。従来これらの容器は、内容液を使い切った後そのまま廃棄したり、或いは、ポンプを外して容器体は廃棄し、別に用意した交換用の容器体に外したポンプを装着して使用している。
【0003】
交換用の容器体を使用する理由として、複雑な構造のポンプをいちいち廃棄すると不経済であること、また、最近のゴミ処理事情に照らし、廃棄物の重量,嵩を極力減らす要望が生じていること等が挙げられる。これら容器体のみを交換する場合には、容器体はポンプを支持するため、その胴部の肉厚をそれなりに要求され、廃棄時の容器体の重量,嵩を減じることが難しく、そのため最近では詰め替え用の袋或いは詰め替え用ボトルが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの袋或いはボトルは、ポンプを装着する必要がなく薄肉に形成できて上記要求を満足できるものではあるが、それぞれ詰め替え時の取り扱いに面倒があり、例えば、前者では、腰がないため、詰め替え時に注出口の位置が定め難く、また、被詰め替え用の容器体の口部に注出口部分を位置させて注入した場合に、液が周囲に漏出,飛散する虞があり、慎重に時間を掛けて行わなければならない不都合がある。後者の場合には、袋ほど注出口が定め難いという問題は少ないが、被詰め替え用の容器体の口部上面一部に傾倒させた口頚部の一部を当てて液を注入するため、袋同様に周囲への液の飛散等の問題がある。
【0005】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、液の詰め替え時に周囲への飛散を生じる虞がなく、しかも迅速な液の詰め替えを行えるとともに、廃棄の際にはその重量,嵩を極力少ないものとすることができ、更に、従来品と比較してその構造の変化も少なく製造が容易である優れた詰め替え用ボトルを提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明の詰め替え用ボトルは、上記課題を解決するため、胴部2より肩部3を介して、被詰め替え用の容器体Bの口部40に挿入可能な口頚部4を起立し、口頚部4外周上部に螺条5を周設するとともに、口頚部4外周下部に、倒立状態で被詰め替え用の容器体Bの口部40上面に当接係止可能なフランジ6を突設し、フランジ6に置換空気排出用の排気路aを設けてなることを特徴とする詰め替え用ボトルとして構成した。
【0007】
また、請求項2発明のボトルは、上記排気路aが、フランジ6を貫通する貫通路a1である請求項1記載の詰め替え用ボトルとして構成した。
【0008】
また、請求項3発明のボトルは、上記排気路aが、フランジ6上面に放射状に凹設した凹路a2である請求項1記載の詰め替え用ボトルとして構成した。
【0009】
また、請求項4発明のボトルは、上記排気路a形成部分の螺条5を縦断する間欠部10を設けてなる請求項1記載の詰め替え用ボトルとして構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
本発明の詰め替え用ボトルAは、被詰め替え用の容器体Bに収納液を詰め替えるためのもので、被詰め替え用の容器体Bとしては、例えば、図2に示す如く、胴部20より肩部30を介して口部40を起立した形態のものが挙げられ、口部40には、注出キャップ、或いは、縦型ポンプ,トリガー式ポンプ等を装着して使用するものが挙げられる。
【0012】
ボトルAは、ブロー成形等の成形方法により形成された合成樹脂製で、胴部2より肩部3を介して口頚部4を起立している。また、口頚部4外周上部には螺条5を周設し、キャップ(図示せず)を螺着する如く構成している。胴部2は、廃棄の際にその重量,嵩を出来るだけ少なくする目的で薄肉に形成すると良く、その薄肉の程度は種々選択できるが、液を収納した状態で保形性を維持出来る程度に極力薄く形成すると良い。但し、通常の合成樹脂製ボトルの肉厚で形成することも当然可能である。
【0013】
口頚部4は容器体Bの口部40内に挿入可能に構成され、口頚部4の外周下部には、倒立状態で容器体Bの口部40上面に当接係止可能なフランジ6を突設している。従って、本発明のボトルAは、図2に示す如く、容器体Bの口部40内に口頚部4を挿入した倒立状態で、フランジ6を口部40上面に当接係止させて液の詰め替えを行える如く構成している。
【0014】
また、本発明ではフランジ6に置換空気排出用の排気路aを設けており、被詰め替え用の容器体B内に注入される液の代わりに、口頚部4外周と口部40内周との間から排気路aを通り外部へ置換空気が排出される如く構成している。
【0015】
排気路aの形態は種々採用でき、図1に示す実施例では、排気路aを、フランジ6を貫通する貫通路a1として構成している。また、この貫通路a1の形態としても種々採用でき、図1に示す実施例の如く、フランジ6基端から外方へ横断する切欠き7として貫通路a1を形成しても、或いは、フランジ6の所定位置に透孔として貫通路a1を形成しても良い。また、この貫通路a1の数も、図1の実施例の如く、2箇所に設けても、或いは1箇所でも3箇所以上でも良く、ボトルAの大きさ、口頚部4と口部40との隙間の大きさ等種々の要素を考慮して適宜選択すれば良い。
【0016】
図3及び図4は、上記排気路aをフランジ6上面に放射状に凹設した凹路a2として構成した例を示す。
【0017】
図3に示す実施例では、フランジ6上面に基端から外方縁部までを横断する突条8を周方向複数突設し、各突条8間の空間を凹路a2として構成している。そして、ボトルAを倒立させて、その口頚部4を口部40内に挿入した状態で、各突条8先端面が口部40上面に当接して、各突条8の間に凹路a2を形成させる如く構成している。
【0018】
図4に示す実施例では、フランジ6上面に基端から外方縁部までを横断する凹溝9を周方向複数凹設し、各凹溝9を凹路a2として構成している。そして、ボトルAを倒立させて、その口頚部4を口部40内に挿入した状態で、フランジ6上面を口部40上面に当接した際に、各凹溝9を通り置換空気が排出される如く構成している。
【0019】
上記突条8や凹溝9の数や太さも、ボトルの大きさや口頚部と口部との間の隙間の幅等の要素により適宜選択すると良い。但し、突条8の場合には、ボトルAを安定して容器体口部40上面に当接係止させるために、少なくとも3箇所以上設けると良い。
【0020】
図5に示す実施例では、図1に示す実施例に於いて、口頚部4外周に突周設した螺条5を上下に縦断する間欠部10を、周方向排気路aと同位置に縦設している。この様に構成することにより、螺条5を口部40内面に比較的密に嵌合させた場合でも、スムースな排気を行え、従って、円滑な液の注入を行えるものである。尚、この間欠部10の構成は、図1の貫通路a1の場合に限らず、凹路a2の場合にも採用できる。
【0021】
上記ボトルAは、使用前には口頚部4にキャップ(図示せず)を螺着させておき、使用時には、キャップを外して被詰め替え用の容器体Bの口部40内に口頚部4を挿入し、口部40上面にフランジ6上面或いは突条8先端面を当接させて収納液を容器体B内に注入する。この際、容器体B内の空気は、口頚部4外周と、口部40内周との間から排気路aを通り外部に排出され、迅速な液の詰め替えを行える。
【0022】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明詰め替え用ボトルは、既述構成としたことにより、特に、被詰め替え用の容器体Bの口部40に挿入可能な口頚部4を有し、口頚部4外周下部に、倒立状態で被詰め替え用の容器体Bの口部40上面に当接係止可能なフランジ6を突設し、また、フランジ6に置換空気排出用の排気路aを設けているので、液を零すことなく、しかも迅速に被詰め替え用の容器体B内へ液の詰め替えを行えるものである。また、その構造も、貫通孔や突条等を備えたフランジを口頚部外周に設けるだけで済むため、特別複雑な構造を必要とせず、容易に製造が可能である。
【0023】
また、フランジ6を貫通する貫通路a1として排気路aを構成したものにあっては、排気路aを任意の広さ,大きさに形成できる利点を備える。
【0024】
更に、フランジ6上面に放射状に凹設した凹路a2として排気路aを構成したものにあっては、略全方向に亘り排気が可能であるため、口部内の口頚部が一方に偏った場合でも、確実に排気路を確保できる。
【0025】
また、排気路a形成部分の螺条5を縦断する間欠部10を設けてなるものにあっては、口頚部の径が大きくて螺条外周が口部内周に比較的密に接する状態であっても、良好な排気を行える利点を兼ね備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】同実施例の使用状態を示す要部縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部斜視図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す要部斜視図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
2…胴部,3…肩部,4…口頚部,5…螺条,6…フランジ,10…間欠部,
40…口部,A…ボトル,B…容器体,a…排気路,a1…貫通路,a2…凹路

Claims (4)

  1. 胴部2より肩部3を介して、被詰め替え用の容器体Bの口部40に挿入可能な口頚部4を起立し、口頚部4外周上部に螺条5を周設するとともに、口頚部4外周下部に、倒立状態で被詰め替え用の容器体Bの口部40上面に当接係止可能なフランジ6を突設し、フランジ6に置換空気排出用の排気路aを設けてなることを特徴とする詰め替え用ボトル。
  2. 上記排気路aが、フランジ6を貫通する貫通路a1である請求項1記載の詰め替え用ボトル。
  3. 上記排気路aが、フランジ6上面に放射状に凹設した凹路a2である請求項1記載の詰め替え用ボトル。
  4. 上記排気路a形成部分の螺条5を縦断する間欠部10を設けてなる請求項1記載の詰め替え用ボトル。
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