JP4301405B2 - スタンディング薄肉容器 - Google Patents

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本発明はスタンディング薄肉容器に関する。
底部を形成するフィルムと、側壁部を形成する一対のフィルムを、その周縁部を融着シールして起立可能な袋状容器とした所謂スタンディングパウチが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。このスタンディングパウチはシールされた一側縁上方にノッチが設けられ、該ノッチ近傍より延び、前記一側縁上方のコーナーをカットするための複数のハーフカット溝が設けられ、このノッチからハーフカット溝を切断することにより上端コーナー部を除去して開封し、収納物を注出する如く構成している。
また、収納物の分割使用を可能とするために、キャップ付きのスパウトを融着固定したものも提案されている。(例えば、特許文献2参照)このスタンディングパウチは、パウチ側壁部の上辺と側辺との一角に傾斜部を設け、該傾斜部に内容物を注出するためのスパウトを熱溶着したもので、スパウトは、パウチ側壁部に溶着される基部と、該基部から外方に向かって延びる外周面にネジ山を有する注出筒と、該注出筒の天面に熱溶着されるシール部材と、注出筒外周面のネジ山とネジ嵌合されるキャップと、該キャップの内面に設けられて注出筒天面に液密に当接するコンタクトリングとを備えている。
特開2001−233355号公報 特開2002−104446号公報
従来のスタンディングパウチは、一般に主容器に対する詰め替え用の容器或いは使い捨て容器として使用することを主目的とするため、安価に製造できる簡易構造のものが要望されている。その為上記した如きフィルムを融着して形成するという形態を採り、その目的を達成している。また、スパウトを備えたものは分割使用が可能で更に使用範囲が広がる便利なものであるが、その分構造が複雑化し、製造工程も増加するためコストアップに繋がるという問題がある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、開封後も収納物を安定した状態で維持しておくことができ,パウチが倒れた際に収納物が漏出する等の不都合を防止できて収納物の分割使用が可能であり、しかもその構造をより簡素化し、安価に得られるとともに、使い勝手も良いスタンディング薄肉容器を提案するものである。
上記課題を解決するため、第1の手段として、全体を薄肉の合成樹脂により一体に且つ起立可能に形成するとともに、胴部2上端に起立した充填筒部3より収納物を充填してシールし、且つ、前記胴部の上部にノズル形成用突部4を一体に突設した薄肉容器であって、前記ノズル形成用突部4の先端部を切断除去して形成したノズル11を挟持閉塞する閉塞部材Aを揺動可能に嵌着したことを特徴とする。
上記胴部2の形態は、ノズル形成用突部4との一体成形が可能で起立可能な形態であれば種々の形態を採用できるが、一般的なこの種のスタンディング薄肉容器の胴部の如く、中央部が上方へ凹んだ底壁部の周縁より、両側が上方へ行くに従って窄んだ形状の周壁部を延設した形態のものが好ましく採用できる。但しこれに限られず、例えば、上下が同径の筒状胴部を備えたものであっても良い。胴部2の肉厚は収納物の無い場合或いは収納物を充填した状態で起立可能な保形性を備えるのに充分な薄さを備えていれば特に限定されない。
また、充填筒部3は収納物を充填させるためのものであり、充填筒部3内の充填口6より収納物を充填後、融着,接着等の適宜固着手段により偏平状にシールしたシール部7を形成して充填口6を閉塞し、収納物を密閉収納する。
上記ノズル形成用突部4は、開封時に切断して注出口10を開口したノズル11を形成するもので、切断方法としては鋏,ナイフ,カッター等の道具を使用して行う方法、或いは切断部位を薄肉に形成して手で引きちぎる方法等が挙げられる。切断部位として、予め切断予定部分の目印として印刷による環状線の形成や環状凹陥部,環状凹溝等を形成しておくと良い。
閉塞部材Aは射出成形等の成形方法によりパウチと別体に形成したもので、開封後に形成されるノズル11を開閉して収納物の分割使用を可能とするものであり、パウチに嵌着するという簡単な操作で取り付けることができるものである。閉塞部材Aの取り付け手段としては、パウチの胴部,充填筒部,ノズル形成用突部のいずれかの場所に予め軸受用の凹部を一体に形成しておき、開閉部材Aの軸を回動可能に嵌着する方法が採られる。閉塞部材Aは基本的に上記した二股腕16と、該二股腕16を突設する揺動板15とから構成され、揺動板の一端を所定位置に回動可能に軸着することにより揺動可能にパウチに嵌合する。また、その取り付け位置はノズル11を二股腕16で挟持できる位置であれば選択可能であるが、取り扱い中の外れ難さ等を考慮すると良い。
そこで第2の手段として、前記閉塞部材Aを前記充填筒部3とノズル11との間に揺動可能に嵌着させた。
また、その取り扱いをより一層便利とするために、第3の手段として、胴部2に把手8を一体に形成することが挙げられる。
また、第4の手段として、全体をブロー成形により形成することが挙げられる。ブロー成形としては、一般的なダイレクトブロー成形が好ましく採用できるが、その他、コールドパリソン法,射出吹込成形法等の従来使用されている成形方法を採用でき,形状等により選択することができる。ブロー成形手段を採用することにより、スタンディング薄肉容器を成形当初から起立させることができるため、充填時に一々充填口を広げる手間がなく、円滑な充填を可能とするとともに、取り扱いも極めて便利となる。
本発明のスタンディング薄肉容器は、使用に当たってノズル形成用突部4を切断して注出口10を開口したノズル11を形成し、開口した注出口10より収納物を注出することができる。また、パウチは全体を薄肉の合成樹脂により一体に形成しており、別に形成した閉塞部材Aを嵌着するだけのため、製造が容易で安価に得られる。また、閉塞部材Aの存在により開封後収納物の一部を使っても、唯一の開口である注出口10を確実に密閉しておくことができるため、安定した状態で残りの収納物を維持しておくことができ、パウチが倒れた際の収納物の漏出を防止でき、収納物の分割使用が可能となる。
また、閉塞部材Aを充填筒部3とノズル11との間に揺動可能に嵌着させたものにあっては、閉塞部材Aが邪魔とならず,外力で外れる等の不都合を極力防止でき、また、収納液を注出した際に液が充填筒部3に付着する等の不都合も防止できる利点がある。
また、胴部2に把手8を一体に形成してなるものにあっては、収納物を注出し易く、被注出部位に的確に注出することができる利点を備える。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明スタンディング薄肉容器1の一例を示す側面図である。スタンディング薄肉容器1は、全体を薄肉の合成樹脂により一体に且つ起立可能に形成するとともに、胴部2の上端部に起立した充填筒部3より収納物を充填して偏平にシールし、また、胴部2の上部コーナーにノズル形成用突部4を一体に突設している。更に、開閉部材Aを備えている。
胴部2は、中央部が山形に上方に凹んだ底壁部2aの周縁部より両側が上方に行くに従って窄まる形態の周壁部2bを立設しており、上部のコーナー部分である頂壁部2c前部よりノズル形成用突部4を突設し、その後方の頂壁部2cより充填筒部3を立設している。充填筒部3は内部に充填口6を開口したもので、図示例では収納物を充填後、融着,接着等の適宜手段により扁平状にシールしたシール部7を形成し、充填口6を閉塞して収納物を密閉収納している。また、胴部2の下端部は後方へ広がる形状に突出させ、その突出部分上面より胴部2後面に至る把手8を一体に形成している。
ノズル形成用突部4は、胴部2の上部コーナー部分より斜め前方に一体に突設し、基端開口を胴部2内と連通するとともに、先端部を閉塞して突設している。ノズル形成用突部4の中間部所定位置には環状の凹陥部9を設けており、この凹陥部9に於いて鋏,カッター,ナイフ等の道具を使用して切断し、図2に示す如く注出口10を開口したノズル11を形成する。また、ノズル形成用突部4の中間部所定位置で、上記凹陥部9下方に閉塞部材Aの後述する二股杆を案内する案内突部12を設けている。更に、ノズル形成用突部4の基端の胴部頂壁部2cには閉塞部材Aを枢着するための軸受用の凹部13を凹設している。
閉塞部材Aは、上記軸受用の凹部13内に回転可能に嵌着した軸14を下端に備えた揺動板15の前面より、二股腕16を突設して構成している。揺動板15の上端は後方へ弯曲させノズル11開閉用のハンドルを兼用している。また、軸14の両側には嵌合凹部13の両側周縁部に周縁部を係合摺動させて閉塞部材Aの横擦れを防止する一対の案内板17を設けている。尚、閉塞部材Aを揺動可能に嵌着する手段としてはこれに限られず、例えば、ノズル11基端部の胴部頂壁部2cに上方より凹部を形成し、該凹部内に収納した揺動板15の両側を枢着する形態、前記軸14に代えて前記案内板17内面を胴部周壁部2b両側に枢着する形態等種々の形態を採用できる。
上記の如く構成したスタンディング薄肉容器1は、充填筒部3を介して収納液を充填した後、充填筒部3外周をヒートシールして閉塞する。開封に当たっては、ノズル形成用突部4の凹陥部9の中央を鋏等の道具を用いて切断し、注出口10を開口した残りの部分をノズル11として使用する。液の注出の際には把手8を持ってパウチを任意角度に容易に傾けることができ、適切位置に容易に液の注出を行える。次いで、収納液の一部を注出した後閉塞部材Aを前方へ押し倒してその二股腕16によりノズル11を挟持しノズル11の注出口10を閉塞する。
本発明スタンディング薄肉容器の側面図である。(実施例1) 本発明スタンディング薄肉容器の要部拡大側面図である。(実施例1) 本発明スタンディング薄肉容器の要部分解斜視図である。(実施例1) 本発明スタンディング薄肉容器の使用中の斜視図である。(実施例1)
符号の説明
2…胴部,3…充填筒部,4…ノズル形成用突部,8…把手,16…二股腕,
A…閉塞部材

Claims (2)

  1. 全体を薄肉の合成樹脂により一体に且つ起立可能に形成するとともに、胴部2上端に起立した充填筒部3より収納物を充填してシールし、且つ、前記胴部の上部にノズル形成用突部4を一体に突設した薄肉容器であって、前記ノズル形成用突部4の先端部を切断除去して形成したノズル11を挟持閉塞する閉塞部材Aを、前記充填筒部3と前記ノズル11との間に揺動可能に嵌着したことを特徴とするスタンディング薄肉容器。
  2. 前記胴部2に把手8を一体に形成してなる請求項1に記載のスタンディング薄肉容器。
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