JP6384962B2 - 液状物包装用複合型容器および該複合型容器における包装体の収納保持方法 - Google Patents
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この逆止タイプの注出ノズルは、1枚のプラスチックフィルムを半折りまたは2枚のプラスチックフィルムを重ね合わせて形成されるものであって、袋内の液状被包装物の注出に際し、その注出量の体積相当量の空気(外気)が、包装袋内へ進入するのを自動的に阻止する機能を有するものである。
上端部が開放されていて、液状の被包装物が充填される前記軟質包装袋を収容保持できる丸底筒状で自立形の外容器;からなる複合型容器において、
前記軟質包装袋と前記外容器とは、少なくとも、前記軟質包装袋の注出ノズル直下の側端縁を含むその近傍の位置において、当該軟質包装袋の外面と前記外容器の一部に入れた切込みよって形成された起伏可能なバタフライ片の内面とが接着されていることを特徴とする液状物包装用複合型容器を提案する。
(1)前記複合型容器の下部位置において、前記外容器の内径が、前記軟質包装袋に液状物を充填してなる包装体の内径よりも小さいこと、
(2)前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の幅方向中央より反注出ノズル側の位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていること、
(3)前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の反注出ノズル側の側端部位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていること、
(4)前記バタフライ片は、前記外容器の該当位置の一辺を除く他の3辺に入れた切り込みによって形成された舌片状であること、
(5)前記の軟質包装袋と外容器との接着は、それぞれの接着位置において直接またはバタフライ片を介在させた態様のいずれかであること、
(6)前記外容器の上部には、前記軟質包装袋頂部の前記注出ノズルの位置に、該注出ノズルに接してこれを両側面から挟むノズルピンチャーと、該ノズルピンチャーの外側にあって、当該ノズルピンチャーを介して上記注出ノズルの注出通路部分の締め付けおよび解放を可能にする板状の開閉蓋と、を設けてなること、
(7)前記ノズルピンチャーは、平面形状が、前記注出ノズルの上縁部を挟み付ける水平サポート部と、前記注出ノズルの前記注出通路を横切るように挟む縦挟持部とからなる略T形であること、
(8)前記開閉蓋は、前記外容器の上端部に起伏可能に軸支され、前記注出ノズルおよびノズルピンチャーを露出させたり、その中に格納させるものであり、かつ、下方に倒した時には前記ノズルピンチャーを挟み付けて前記注出通路の閉止を導き、一方、上方に起こした時には、前記注出通路の挟み付けを解放して開通させるものであること、
がより好ましい解決手段となる。
前記軟質包装袋と前記外容器とを、少なくとも、非自立形の前記包装体の注出ノズル直下の側端縁を含むその近傍の位置において、当該包装体の軟質包装袋の外面と前記外容器の一部に入れた切込みによって形成された起伏可能なバタフライ片の内面とを接着固定することにより、当該包装体を自立保持することを特徴とする液状物包装用複合型容器における包装体の収納保持方法を提案する。
(1)前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の幅方向中央より反注出ノズル側の位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていること、
(2)前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の反注出ノズル側の側端部位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていること、
(3)前記バタフライ片は、前記外容器の該当位置の一辺を除く他の3辺に入れた切り込みによって形成された舌片状であること、
(4)前記の軟質包装袋と外容器との接着は、それぞれの接着位置において直接またはバタフライ片を介在させた態様のいずれかであること、
がより好ましい解決手段となる。
また、本発明では、前記包装袋と外容器との接着位置を最小限にしたことで、注出ノズルから被包装物を注出した際の包装袋本体の収縮ないしは潰れ変形が円滑になり、逆止機能を有効に発揮させることができる。
図1に示す包装袋1は、フレキシブルな包装袋本体2と、この包装袋本体2と連通するセルフシール逆止機能を有するフィルム状の注出ノズル3とを具えてなる。この注出ノズル3は、包装袋本体2の頂部から斜め上方へ突出させた姿勢で、注出ノズル3の基端部分の最外層のシーラント層を、包装袋本体2の内面のシーラント層に、たとえば融着接合させることにより包装袋本体2に一体化される。
さらに、例えば、包装袋1内に液状の被包装物を充填した包装体1aから被包装物を注出するために、複合型容器10を注出ノズル3の先端が下方を向くように傾動したり、被包装物を混合させるために複合型容器10をシェイク等しても、包装体1aの注出ノズル3の直下位置が外容器11に固定されているため、注出ノズル3の変形が阻止され、注出ノズル3が平坦な姿勢を保ち、吐出方向性や逆止機能が低下するおそれがない。
そのため、図2および図4(a)に示すように外容器11の注出ノズル3位置とは反対側の側端縁上部にスリット9を設け、該スリット9から包装体1aの上角部の余剰部分を引き出すこと、さらには、スリット9から引き出した該余剰部分を、外容器11の側面側に折り曲げて貼付等し、包装体1a上部の折れ曲がりやシワの発生を抑制することが好ましい。
この一対の壁面14aによって構成される溝部14bは、ノズルピンチャー13、扁平上部11cおよび注出ノズル3を嵌め入れた際に、一対の壁面14によってノズルピンチャー13を押圧し、これによってノズルピンチャー13の縦挟持部13bを介して注出ノズル3の両側面を締め付けて注出通路4を完全に密閉できるように構成する。
なお、包装体1aと外容器11は、注出ノズル3の直下位置のみならず、複合型容器10上部の幅方向の中央より注出ノズル3とは反対の方向に寄った位置や、注出ノズル3の反対側の側端に近い位置で接着固定させてもよい。
1a 包装体
2 包装袋本体
2a 上端辺
3 注出ノズル
3a ノズル基端部
4 注出通路
4a 傾斜部
4b 水平部
5 先端部分
6 折曲部
7 先端開口
8 バタフライ片
9 スリット
10 複合型容器
11 外容器
11a 上部
11b 下部
11c 扁平上部
11d 切欠き部
12 底部
13 ノズルピンチャー
13a 水平サポート部
13b 縦挟持部
14 開閉蓋
14a 壁面
14b 溝部
15 ヒンジ孔
16 凹部
17 ピン
Claims (14)
- 軟質の包装袋本体と、この包装袋本体の頂部の幅方向のいずれか一方の側端部寄りから斜め上向きに突設した注出ノズルと、からなる非自立形の軟質包装袋;および
上端部が開放されていて、液状の被包装物が充填される前記軟質包装袋を収容保持できる丸底筒状で自立形の外容器;からなる複合型容器において、
前記軟質包装袋と前記外容器とは、少なくとも、前記軟質包装袋の注出ノズル直下の側端縁を含むその近傍の位置において、当該軟質包装袋の外面と前記外容器の一部に入れた切込みよって形成された起伏可能なバタフライ片の内面とが接着されていることを特徴とする液状物包装用複合型容器。 - 前記複合型容器の下部位置において、前記外容器の内径が、前記軟質包装袋に液状物を充填してなる包装体の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の液状物包装用複合型容器。
- 前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の幅方向中央より反注出ノズル側の位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液状物包装用複合型容器。
- 前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の反注出ノズル側の側端部位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液状物包装用複合型容器。
- 前記バタフライ片は、前記外容器の該当位置の一辺を除く他の3辺に入れた切り込みによって形成された舌片状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液状物包装用複合型容器。
- 前記の軟質包装袋と外容器との接着は、それぞれの接着位置において直接またはバタフライ片を介在させた態様のいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液状物包装用複合型容器。
- 前記外容器の上部には、前記軟質包装袋頂部の前記注出ノズルの位置に、該注出ノズルに接してこれを両側面から挟むノズルピンチャーと、該ノズルピンチャーの外側にあって、当該ノズルピンチャーを介して上記注出ノズルの注出通路部分の締め付けおよび解放を可能にする板状の開閉蓋と、を設けてなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液状物包装用複合型容器。
- 前記ノズルピンチャーは、平面形状が、前記注出ノズルの上縁部を挟み付ける水平サポート部と、前記注出ノズルの前記注出通路を横切るように挟む縦挟持部とからなる略T形であることを特徴とする請求項7に記載の液状物包装用複合型容器。
- 前記開閉蓋は、前記外容器の上端部に起伏可能に軸支され、前記注出ノズルおよびノズルピンチャーを露出させたり、その中に格納させるものであり、かつ、下方に倒した時には前記ノズルピンチャーを挟み付けて前記注出通路の閉止を導き、一方、上方に起こした時には、前記注出通路の挟み付けを解放して開通させるものであることを特徴とする請求項7または8に記載の液状物包装用複合型容器。
- 軟質包装袋の本体と、この軟質包装袋の本体の頂部から斜め上向きに突設した注出ノズルからなる軟質包装袋、および該軟質包装袋の本体内に液状物を充填してなる非自立形の包装体を収容保持できるようにした丸底筒状での自立形の外容器からなる複合型容器における、前記包装体の収納保持の方法であって、
前記軟質包装袋と前記外容器とを、少なくとも、非自立形の前記包装体の注出ノズル直下の側端縁を含むその近傍の位置において、当該包装体の軟質包装袋の外面と前記外容器の一部に入れた切込みによって形成された起伏可能なバタフライ片の内面とを接着固定することにより、当該包装体を自立保持することを特徴とする液状物包装用複合型容器における包装体の収納保持方法。 - 前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の幅方向中央より反注出ノズル側の位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていることを特徴とする請求項10に記載の液状物包装用複合型容器における包装体の収納保持方法。
- 前記の軟質包装袋と外容器とは、軟質包装袋上部の反注出ノズル側の側端部位置において、当該軟質包装袋の少なくとも一方の外面と前記外容器の内面とが接着されていることを特徴とする請求項10または11に記載の液状物包装用複合型容器における包装体の収納保持方法。
- 前記バタフライ片は、前記外容器の該当位置の一辺を除く他の3辺に入れた切り込みによって形成された舌片状であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の液状物包装用複合型容器における包装体の収納保持方法。
- 前記の軟質包装袋と外容器との接着は、それぞれの接着位置において直接またはバタフライ片を介在させた態様のいずれかであることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の液状物包装用複合型容器における包装体の収納保持方法。
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