JP6179965B2 - 液状物充填包装体保持用外容器 - Google Patents

液状物充填包装体保持用外容器 Download PDF

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Description

この発明は、飲食物、医薬品、化粧品、各種の液体、粉状物、粒状物等を含むことのある液状物、粘稠物、その他の液状の被包装物を充填包装してなり、定型性および自立性を有しない液状物充填包装体を収納し、保持し、自立性を付与するために用いられる外容器に関するものである。
液状被包装物を充填包装するための軟質のプラスチックフィルムからなる袋、即ち包装袋としては、逆止タイプのフィルム状の注出ノズルを具える包装袋があり、特許文献1、2などで開示されている。
1枚のプラスチックフィルムを半折り、または2枚のプラスチックフィルムを重ね合わせて形成されている逆止タイプの注出ノズルは、袋内被包装物の注出に際し、その注出量の体積相当量の空気(外気)が、包装袋内へ進入するのを自動的に阻止する機能を有するものである。
即ち、この注出ノズルは、袋内に充填した液状被包装物を注出する際、包装袋本体自身が収縮ないしは潰れ変形することによって外気が逆流して袋内に入り込むのを防止し、また、液状被包装物(内容物)の注出の停止と同時に、液状被包装物による濡れによって注出ノズル内の注出通路を自動的に密閉して、包装袋内への外気の侵入を阻止する逆止機能(セルフシール逆止機能)を発揮するという特徴を有する。
即ち、上記逆止機能を有する注出ノズル付き包装袋内に、液状被包装物を充填包装してなる包装体は、該液状物を注出するにあたって、当該液状物の注出前、注出中および注出後のいずれにおいても、包装袋本体内への外気の侵入を防止することができる点に特徴がある。
特開2005−15029号公報 特開2005−59958号公報
特許文献1および2に記載された包装袋では、包装袋本体の上側部から側方へ突出する逆止注出ノズルを具えることから、液状被包装物の注出を停止する際に、包装袋を傾動姿勢から起立姿勢に復帰させると、逆止タイプフィルム状注出ノズルの注出通路は、その内表面どうしが、液状の被包装物による濡れによって相互に密着して自動的に密閉されることになる。この時、逆止注出ノズルの先端開口付近になる液状被包装物は、注出通路を通って包装袋本体内に逆流するものと、先端開口から外に押し出されるものに分かれることになる。その際、先端開口から外に押し出された液状被包装物は、十分に液切れ(落下)せずに、該開口に付着残留して流下したり、該開口の下端からたれ落ちたりして、包装袋およびその周囲を汚損するおそれがあった。
そこで出願人は先に、従来のこの種の包装袋が有する上掲の問題点に鑑み、従来技術の、セルフシール逆止機能を有するフィルム状注出ノズルの、セルフシール逆止機能はそのままに、被包装物の注出を停止した際の、注出通路の先端開口における注出特性を阻害することなく、円滑な注出と注出量のより細かな調整が可能で、しかも、液切れ性が良く、液だれの発生を阻止することのできる包装袋を提案した(出願時未公開)。
ただし、この包装袋は、軟質のプラスチックフィルム製であることから、液状被包装物を充填包装した状態である包装体としては、定型性も自立性も有しないものである。従って、この包装体を一定の使用形態に保持するためには、これを保持するための自立用の外容器が必要となる。
この発明は、前記包装体に定型性および自立性を付与できることはもちろん、出願人の先の提案にかかる、特開2014−172652号のように、包装体内に残留する液状被包装物の減少下で、外容器の中間部を押圧することで、残留被包装物を効果的に注出することができ、また、押込み変形された外容器の、押込み前の形状への弾性復帰を円滑にして、外容器の下端幅の減少に起因する外容器の倒伏を有効に防止することができる液状物充填包装体保持用外容器を提供するものである。
また、この発明は、シェイク等による液状被包装物の混合等を可能にするとともに、注出ノズルへの汚損物質の付着等のおそれを除去し、注出ノズルの接合態様との関連の下で、包装体を収納保持した外容器の陳列、保管、運搬等のスペースを有効に低減できる液状物充填包装体保持用外容器を提供するものである。
この発明に係る液状物充填包装体保持用外容器は、フィルム状の注出ノズルを、包装袋本体の頂部の幅方向接合部から斜め上方へ突出させてなる軟質プラスチックフィルムなどの素材とするフレキシブルな包装袋内に、液状被包装物を充填包装してなる包装体を収納保持して、包装体に定型性および自立性を付与するものである。この外容器は、下部が筒状で上部が扁平形状をなし、該扁平形状をなす上部の、前記注出ノズルが位置している側に、該注出ノズルを覆ったり、露出させたりする板状の開閉蓋を有し、この開閉蓋は、前記注出通路を横切る向きに延びる挟圧部を具えると共に、該外容器の扁平形状をなす上部に取付けられた前記包装体上部の幅方向接合部を挟み付ける着脱挟持クリップの一端部に連結されて、その着脱挟持クリップとともに該外容器の上部に着脱可能に取り付けられており、該外容器の筒状下部の下端には、自立用底壁を有し、この自立用底壁は、該筒状下部の下端部に、互いに逆向きとなるように連設された上底板と下支え板とからなるものであって、該上底板は前記筒状下部の下端部からの突出長さが下支え板の該突出長さよりも長く形成され、かつ該上底板および下支え板は、上底板の中央部に設けられた折れ曲がり筋を介して常に上向き凸の山形になるように重合接着されていることを特徴とする。
なお、上記包装袋は、本体の頂部に接合されて斜め上方に突出し、包装袋本体の内部に連通する注出通路が、セルフシール機能を具える略湾曲形状のフィルム状注出ノズルを有するものである。
ここで、フィルム状の注出ノズルは、一軸もしくは二軸延伸ベースフィルム層と、それを挟んでシーラント層等を積層してなる、平坦で薄肉の積層フィルムの、輪郭形状がともに同一の表裏二枚の積層フィルム、または、中央部等で表裏に折り返してなる一枚の積層フィルムを、一方のシーラント層の相互の対向姿勢で、基端辺を除く周縁部分で、たとえばヒートシールによって相互に融着接合させて、注出通路が中央部分を貫くように形成された先細り三角形状に区画されてなる注出通路を有している。
また包装袋は、一軸もしくは二軸延伸ベースフィルム層と、シーラント層とを具え、各種のバリアー層、中間層をも具えることのある包装用積層フィルムの、該シーラント層を融着接合等によって接合させて形成したフレキシブルな、非定形、非自立性の袋である。
またここで、液状被包装物とは、飲食物や医薬品、化粧品等の各種の液体の他、粉状物や粒状物等を含むことのある液状物、粘稠物、その他のものである。
そして、この発明に係る外容器は、固有の剛性、弾性等をもつ紙製、プラスチック製、金属製、陶器製、磁器製等とすることができる。
ここにおいて、
(1)前記開閉蓋は、前記外容器の扁平上部に起伏可能に軸支されてなり、上方に起こしたときに、前記挟圧部による前記注出通路の挟み付けを解放して開通させる機能を有すること、
(2)前記開閉蓋は、前記外容器の扁平上部に左右方向にスライド可能に設けられてなり、前記注出ノズルから離れる方向にスライドさせたときに、前記挟圧部による前記注出通路の挟み付けを解放して開通させる機能を有すること、
(3)外容器の前記扁平上部の、注出ノズルが位置する部分は、注出ノズルの基端部側に向かって弧状に切欠いて凹んだ形状からなること、
(4)前記包装体は、使用形態において上下方向となる縦接合部が、充填包装機の横シール手段により形成されたものであり、使用形態において左右方向となる、前記縦接合部よりも短い幅方向接合部が、充填包装機の縦シール手段により形成されたものであること、
(5)前記包装体は、上端部の前記幅方向接合部の両側端部が、外容器の前記扁平上部内面に接着されていること
(6)外容器の、前記筒状下部は、両側面に上下で一対をなす指掛かり窓孔を有すること、
)前記折れ曲がり筋は、折り曲げ疵と、1〜複数個の切り抜きからなること、
が好ましい。
この発明の液状物充填包装体保持用外容器(以下、単に「外容器」と言う。)は、紙製、プラスチック製、金属製、陶器製、磁器製等のいずれであっても自身に固有の剛性の下で、包装体を一定の使用形態に保持して、それに十分な定型性および自立性を付与することができる。
またこの発明で、外容器を、紙製、プラスチック製、金属製としたときは、外容器に固有の弾性により、包装体内の残留被包装物の減少下で外容器の中間部を押圧することで、外容器の、とくには下端部分の大きな弾性変形に基づき、その被包装物を効果的に絞り出すことができる。また、外容器の下端部分は、外容器の倒伏のおそれなしに速やかに元形状に弾性復帰させることができる。
加えて、この発明の外容器では、開閉蓋の作用下で、注出ノズルの注出通路に先端開口が形成されていると否とにかかわらず、該開閉蓋の閉止姿勢で、挟圧部の作用により、注出通路を閉止することができる。これにより、被包装物をシェイク等によって十分に混合させることができ、また、注出ノズル、とくにその先端開口付近への汚損物質の付着等のおそれを有効に除去することができる。
なお、ここで、外容器を陶器製、磁器製等としたときは、液状の被包装物を包装袋内に充填包装等するに当って、たとえば、微細気泡のガスを包装袋内に封入することで、該ガスの、残留被包装物との置換に基づき、外容器を弾性変形させずとも、包装体内の残留被包装物を最後まで円滑に注出することができる。
以上に述べたところにおいて、包装体の、使用形態において上下方向に長い縦接合部を、自動充填包装機の横シール手段により形成し、使用形態において左右方向となる前記縦接合部より短かい幅方向接合部を、充填包装機の縦シール手段により形成する場合は、定速走行されて、縦シール手段を連続的に通過して被包装物を充填包装される包装用積層フィルム、ひいては包装体の縦シールピッチを袋内被包装物の体積に応じて小さくして、包装体の生産能率を高めることができる。
また、包装体の上端部分の、幅方向接合部の両側端部を、外容器の扁平形からなる上部の内面に、ホットメルト等によって接着させたときは、外容器が底壁を有すると否とにかかわらず、包装体の、外容器への懸吊を容易に行うことができる。とくに、外容器が紙製、プラスチック製、金属製である場合は、その中間部を厚み方向に押圧することによる固有の弾性変形に基づき、袋内の残留被包装物を効果的に絞り出すことができ、また、速やかに弾性復元させることができる。
また、外容器の扁平上部の、包装体の注出ノズルが位置する側に開閉蓋を設けると共に、それに並んで該扁平上部に対し、収納した包装体の上端部の幅方向接合部を挟み付ける着脱挟持クリップを設けたときは、前記開閉蓋および着脱挟持クリップを取り付け、取り外すことで、包装体を外容器内に簡単に収納および交換することができ、外容器を長期にわたり繰り返し使用することができる。とくに、前記開閉蓋を、着脱挟持クリップの一端部に連結させて、該着脱挟持クリップと一緒に、外容器の扁平上部の上端部に着脱できるように構成すれば、包装体の外容器への収納および交換作業を簡素化することができる。
そして、外容器の筒状下部下端に自立用底壁を設け、この自立用底壁により、包装体の重量の一部を支持する場合は、包装体の上端部分の、上述したような接合強度を有効に低減させてなお、包装体を、所期した通りに外容器内に収納保持することができる。
また、上記自立用底壁を、上底板と下支え板との重合接着により組立ててなる場合に、該上底板が、その中央部に設けられた折れ曲がり筋を介して常に上向き凸の山形になるように構成することで、外容器の、高さ方向の中間部を押圧したときの自立用底壁の押込み変形が円滑なものになると共に、外容器の底壁が底抜けするおそれがなく、外容器の自立安定性を向上させることができる。
また、外容器の筒状下部の両側面に、上下で一対をなす窓孔を設けた場合には、外容器の筒状部を手で把持して持ち上げる際に、前記窓孔に3本の指(一方の側面に親指、他方の側面に人差し指と中指等の2本)を嵌め入れることができるため、外容器をしっかりと持ち上げることができ、安定して袋内被包装物を注出させることができる。さらに、外容器の筒状下部の両側面にそれぞれ、上下で一対をなす窓孔を有するため、右利き、左利きに関係なく使用することができる。
この発明の外容器に用いることができる包装袋の実施形態を示す平面図である。 従来の包装体と、図1に示す包装袋内に液状被包装物を充填包装してなる包装体との、被包装物の注ぎ出し開始時における包装体の傾動状態を比較して示す図である。 紙製として外容器の実施形態を示す展開平面図である。 扁平上部の一方の側端部に設けたプラスチック製の開閉蓋を開放姿勢で示す側面図である。 図4の正面形状を示す図である。 図4、5に示す開閉蓋を閉止姿勢で示す側面図である。 開閉蓋の他の実施形態を示す図である。 (a)は、包装体の詰め替えを可能とした外容器の一実施形態を示す側面図、(b)は、着脱挟持クリップの構造を拡大して示す斜視図である。 包装体の詰め替えを可能とした外容器の他の実施形態を示す側面図である。 図9の外容器の展開平面図である。 (a)は、包装体の詰め替えを可能とした外容器のその他の実施形態を示す部分側面図、(b)は着脱挟持クリップの構造を拡大して示す斜視図である。 取っ手を設けた外容器の一実施形態を示す側面図である。 (a)は底壁の平面図、(b)は底壁の組み立て要領を示す斜視図、(c)は外容器の下端に底壁を設ける場合を例示する展開平面図である。 (a)は外容器の下端に設けた上底板および下支え板の長さを示す部分展開平面図、(b)は(a)の上底板および下支え板を組み合わせて形成した底壁の端面形状を示す図、(c)は底壁が、底抜けした場合を例示する図である。 フィルムの送りピッチの変更例を示す図である。 外容器の正面形状を例示する正面図である。 外容器の段積み例を示す斜視図である。
以下にこの発明の実施形態を図面に示すところに基いて以下に説明する。
この発明に係る外容器に適用できる図1に示す包装袋1は、フレキシブルな包装袋本体2と、この包装袋本体2内に、後述する注出通路をもって連通する、セルフシール逆止機能を有する、フィルム状の注出ノズル3とを具えてなる。この注出ノズル3は、包装袋本体2の頂部から斜め上方へ突出させた姿勢で、注出ノズル3の基端部分の最外層のシーラント層を、包装袋本体2の内面のシーラント層に、たとえば融着接合させることにより包装袋本体2に一体化される。
ここで、この注出ノズル3は、たとえば、5〜40μmの厚みの一軸もしくは二軸延伸PETベースフィルム層もしくはNYベースフィルム層と、この延伸ベースフィルム層を挟んで積層したそれぞれのシーラント層、たとえば5〜80μmの厚みの無延伸のPE層もしくはPP層との、多くは三層構造になる表裏のそれぞれの、平坦にして薄肉の積層フィルム、すなわち、輪郭形状がともに同一の表裏二枚の薄肉積層フィルム、または中央部等で表裏に折り返してなる一枚の薄肉積層フィルムを、一方のシーラント層の相互の対向姿勢で基端辺を除く周縁部分で、たとえばヒートシールによって、相互に融着接合等させて、中央部分に注出通路4を区画することによって構成することができ、図示の注出ノズル3は、ノズル3の先端部分5を、たとえばV字状の折曲部6の位置で、引裂き除去等によって切除して、注出通路4に先端開口7を形成することができる。
このような包装袋1では、袋内被包装物の注出に当って、上記したように、注出ノズル3の先端部分5を引裂き除去して、注出ノズル3の注出通路4に先端開口7を形成した状態で、包装袋1を傾動させ、被包装物の水頭圧等によって注出通路4の内表面どうしを大きく離隔させて、先端開口7を開放させることにより、液状の被包装物の所要に応じた注出を行うことができる。この時、包装袋本体2が、被包装物の注出体積に応じて収縮ないしは潰れ変形するため、包装袋1内に外気を取り込むことなくその注出を行うことができる。
この一方で、液状被包装物の注出を停止するときは、包装袋1を起立復帰させ、その起立復帰と同時に、注出通路4が、被包装物の水頭圧等から開放されるとともに、液状被包装物の包装袋本体2内への戻流による負圧の発生下で、元形状に復帰することに加え、その被包装物の薄膜の介在によって液状の被包装物に濡れた内表面どうしを、包装袋本体2内の減圧雰囲気のアシスト下で負圧吸着させて注出通路4を自動的に密閉封止させることで、包装袋1内への外気の侵入を阻止するセルフシール逆止機能を、注出ノズル3に自動的に発揮させることができる。
したがって、この包装袋1では、液状被包装物の注出前はもちろん、注出中および注出後のいずれにおいても外気との接触から十分に保護されることになり、液状袋内被包装物の酸化、汚損等が有効に防止されることになる。
このようなセルフシール逆止機能を有する注出ノズル3を具える包装袋1において、上記したように注出ノズル3が略湾曲形状からなり、包装袋本体2の頂部から斜め上方へ突出させた姿勢で設けられている点に特徴がある。これにより、図2に示すように、注出ノズル3の先端開口7の位置は、従来の注出ノズル3’が包装袋本体2’の側部に突設されてなる包装袋1’の先端開口7’位置よりも高くなり、液状被包装物を先端開口7から注出するためには、包装袋1を従来よりも大きく傾動させることが必要となる。
なお、図2は、従来の包装袋1’(図2(a))と、この発明に用いる包装袋1(図2(b))とのそれぞれに、液状被包装物を充填包装してなるそれぞれの包装体10、10’における液状被包装物の注ぎ出し開始時における傾動状態を比較して示した図である。
つまり、この発明に用いる包装袋1では、従来の側縁上部に注出ノズル3’を取り付けたタイプの包装袋1’に比べて、傾きを大きくしないと注出ができない。そのため、図2に示したように、先端開口7の端面に沿った方向、即ち、液状被包装物が先端開口7の下端に沿って伝い落ちる方向の力が小さくなり、注出された液状被包装物は、先端開口7を伝い落ちることなくそのまま、重力によってノズルの先端開口7から離脱し、滴下することになる。したがって、この包装袋1によれば、液切れ性がよく、液状被包装物が先端開口7に付着残留することや、液だれを発生するようなことがない。
また、被包装物の注出を停止させる際においても、液状被包装物を注ぎ出すために傾動させる角度(開始角度)と、注出を停止させる際の傾動角度(終了角度)とは略同等であることから、この発明に用いる包装袋1では、包装袋1を起立復帰させた際に、先端開口7付近から外に押し出された液状被包装物は、該先端開口7を伝い落ちることなくそのまま、先端開口7端面から離脱し、滴下する。そのため、液状被包装物は、先端開口7に付着残留することがなく、液だれの発生を効果的に抑制することができる。
そして、注出ノズル3は、注出通路4の傾斜部4aの延在部分の先端側(注出ノズル3の遊端部側)に、包装袋本体2の上端縁2aと平行な水平部4bを有する。このような水平部4bを設けると、包装袋1の傾動によって注出通路4のノズル基端部3a側の傾斜部4aに流れ込んだ被包装物は、該傾斜部4aよりも狭幅で平行な水平部4bへと進入することで、整流化され、層流となって先端開口7へと向かうことになる。そのため、液状被包装物が注出ノズル3の先端開口7から不測の方向に飛び散るようなことがなく、また、液切れ性にも優れ、とくに、包装袋の傾動角度を調節することで液状被包装物の吐出量を調整することができる。なお、液状被包装物の吐出流は、水平部4bの部分が長いほど整流化され、液状被包装物を目的とする方向に精度よく吐出させることができる。
包装袋1内に液状被包装物を充填包装してなる包装体10を収納保持して、それに定型性および自立性を付与する、図4に側面図で示すようなこの発明の外容器11は、紙製、プラスチック製、金属製、陶器製、磁器製等とすることができ、この外容器11は、下部12bで筒状をなし、上部12aで扁平状をなす。
ここで、扁平上部12aの、注出ノズル3の位置する側には、該注出ノズル3を覆う、たとえばプラスチック製の起伏可能な開閉蓋13をヒンジ連結等によって設ける。この起伏可能な開閉蓋13は、図5に示すように一対の板状の壁面13aを有し、該壁面13aの相互間には、扁平上部12aおよび注出ノズル3を嵌め入れて、該注出ノズル3を格納するための溝部が設けられている。
なお、開閉蓋13は、図4〜6のように、扁平上部12aに対して起伏可能に軸支連結されたものの他、図7に示すように、扁平上部12aに設けられたレール溝または開孔27に沿って左右方向(図の矢印方向)にスライド可能に設けたものであってもよい。
以下は、開閉蓋13が、扁平上部12aに対して起伏可能に軸支連結されたものである場合を代表例として、本発明の実施形態を説明する。
この開閉蓋13には、注出ノズル3の先細り三角形をした注出通路4を横切る方向に延びて、その注出通路4の、たとえば注出ノズル3の突出基部を、扁平上部12aを介して両側面から押圧して密閉する挟圧部14が設けられている。図5は、この挟圧部14を示す正面図である。挟圧部14は、図5に示すように開閉蓋13を構成する一対の壁面13a相互間を狭幅とすることで形成される。一方、開閉蓋13を図4に示すように上方に持ち上げたときには、挟圧部14による注出ノズル3の挟み付けが解放されるため、注出通路4が開通されることになる。
この挟圧部14によれば、注出ノズル3の、注出通路4に先端開口7が形成されていると否とにかかわらず、開閉蓋13の閉止姿勢の下では、挟圧部14の作用下で、内部の被包装物をシェイク等して混合させても、その被包装物の意図しない漏出を十分に防止することができる。
また、外容器11の扁平上部12aの、注出ノズル3が位置する部分は、開閉蓋13を上方へ持ち上げた際に、注出ノズル3を外部に露出させることができるように切欠いた形状からなることが好ましい。とくに、その切欠き形状が、図4に示したように、注出ノズル3の基端部側に向かって弧状に切欠いて凹んだ形状とした場合には、凹部16aによって扁平上部12aによる注出ノズル3への締付力が緩和され、注出ノズル3からの被包装物の注出および、注出後の液戻りがスムーズになりセルフシール機能を有効に発揮することができると共に、液だれの発生を阻止することができる。この一方、凸部16bによって、注出ノズル3は、その上部および下部が挟圧されるため、注出ノズル3の変形等が阻止され、注出ノズル3が常に平坦な姿勢を保ち、セルフシール機能を有効に発揮することができると共に、被包装物の吐出方向性を向上させることができる。
図3に示す外容器11の展開平面図は、自立性底壁を有しない紙製のものであり、左右の各半部20a、20bを、中央部の山折線21に沿って山折りするとともに、図の左半部20aに突設した舌片22を、図の右半部20bの内面に、融着接合その他によって接合させる。これにより、外容器11は、中間部より下部12bを筒状に形成し、上部12aを、相互に合掌状に重なり合う扁平形状とすることができる。
なお、図中23は、たとえばプラスチック製の開閉蓋13を連接することができるヒンジ孔を示し、また24は、外容器11の扁平上部12aの内面に、包装体10の上端部分の、幅方向接合部2cのそれぞれの側端部を、たとえばホットメルト等によって接着させるための視認窓孔を示す。
ところで、図中25は、外容器11を収納保持した包装体10とともに持ち上げるための指掛りとすることができる他、包装体10の直接的な押圧を可能とする指孔を示す。
包装袋1内へ液状被包装物を充填包装してなる包装体10は、外容器11内へ収納保持されて、外容器11に固有の剛性の下で、図4〜6に示すように、所要の定型性および自立性が付与される。ここで、開閉蓋13は、側方への突出量が少ないため、包装体10を外容器11とともに、保管、陳列、運搬等するに当たってのスペース効率を大きく高めることができる。
また、開閉蓋13の作用下で、液状の被包装物を、漏出のおそれなしに混合、攪拌等することができる。
なおここで、被包装物を液中シール充填、夾雑物シール等によって、例えば抜気下で充填包装してなる包装体10の、使用形態において上下方向に長い縦接合部2bを、充填包装機の横シール手段によって形成する一方で、使用形態において左右方向に延びる前記縦接合部より短い幅方向接合部2cを、充填包装機の、連続的に作用する縦シール手段により形成したときは、連続走行される包装用積層フィルムのピッチ送り量を、図15に示すように有効に低減させて、包装体10の生産能率を大きく高めることができる。
そして、包装体10の上端部分の、幅方向のそれぞれの端部を、前述したように視認窓孔24等を介して、外容器11の扁平上部12aの内面に接合させた場合は、外容器11が底壁を有すると否とにかかわらず、包装体10の、外容器11への懸吊を容易に行うことができる。
なお、包装体10を外容器11の内面にホットメルト等によって接着させた場合、上記したように外容器11内に、包装体10を容易かつ確実に懸吊保持させることができるが、その一方で、包装体10の交換を行うことができず、袋内被包装物を使い切った際には、外容器11ごと取り替えることになる。袋内被包装物が高い衛生性を必要とするものである場合には、このような使い捨て型の包装体10および外容器11が好適であるが、環境性および経済性の点からは、包装体10を交換し、外容器11を長期に亘って繰り返し使用することが好ましい。そこで、図8に包装体10の詰め替えが可能な外容器11の一実施形態を示す。
図8に示す外容器11は、外容器11の扁平上部12aの、注出ノズル3が位置する側に開閉蓋13を有し、それに並んで着脱挟持クリップ15を有している。図8に示す着脱挟持クリップ15は、扁平上部12aの上端部から側端部に沿って折れ曲がった形状からなると共に、図8(b)に示すように、断面門形の溝部15aを有し、該溝部15aを扁平上部12aの上端部に嵌め合わせることができる。この着脱挟持クリップ15の嵌着により、扁平上部12a上端部を閉止することができると共に、扁平上部12aの側部位置において、該扁平上部12aを介して、包装体10の上端部分の、幅方向接合部2cの一側端部を挟み付けて、包装体10を外容器11内に固定することができる。
図8の外容器11によれば、開閉蓋13および着脱挟持クリップ15を、扁平上部12a上端に着脱することによって、外容器11上端部を開口または閉止することが可能となり、包装体10を簡単に交換することができる。なお、着脱挟持クリップ15は、例えば図8(b)に示すように溝部15aの内側面の少なくとも1か所(図では2か所)に設けた突起部17を、外容器11の上端部に設けた開孔19に嵌め合わせることにより所定の位置に取付けることができる。
なお、開閉蓋13は、図9に示したように着脱挟持クリップ15の一端部にヒンジ30(ピン)を介して軸支連結させてもよく、この場合には、図9および図10の外容器本体の展開平面図に示したように、外容器11の上端部に設けた切欠き18部分に、開閉蓋13のヒンジ30部分を嵌め合わせる。これによれば、着脱挟持クリップ15部分によって外容器11の扁平上部12aの上端部および側端部を挟みつけて閉止することができると共に、包装体10の交換に際し、外容器11の扁平上部12aの上端部から、開閉蓋13を、着脱挟持クリップ15と一緒に簡単に着脱することができる。そのため、開閉蓋13のヒンジ30の取付け、取外しを行う手間がなくなり、包装体10の交換作業がさらに簡素化されることになる。
さらに、着脱挟持クリップ15としては、図11(b)に拡大して示したように、ヒンジ部を介して連結された2枚の挟持片32a、32bにより構成し、該挟持片32a、32bによって、外容器11の扁平上部12aを前後から挟み付けるようにしてもよい。なお、図11では、開閉蓋13が、着脱挟持クリップ15の一端部にヒンジ30を介して軸支連結されているが、開閉蓋13と着脱挟持クリップ15とをそれぞれ個別に設けてもよい。
図11の着脱挟持クリップ15は、例えば2枚の挟持片32a、32bのいずれか一方の内側面に突起部17(図では2か所)を有し、この突起部17を、外容器11の上端部に設けた開孔19に嵌め合わせることで、着脱挟持クリップ15を、外容器11上部の扁平上部12a上端部の所定位置に配置できる。また、着脱挟持クリップ15は、一方の挟持片32bに設けた係止穴31bを、他方の挟持片32aに設けた係止突起31aに係合させることで、挟持片32a、32bによって扁平上部12aを前後からしっかりと挟み込むことができるように構成されている。
また、図9および図10に示したように、外容器11の両側面に上下一対の指掛かり窓孔26a、26bを設けた場合には、例えば、右手で外容器11を持ち上げる際に、一方の側面に設けた窓孔26aに親指を嵌め入れ、他方の側面に設けた窓孔26a、26bに、例えば人差し指と中指など2本の指を嵌め入れて、3本の指でしっかりと把持して持ち上げることができ、被包装物の注出に際しても、注出ノズル3が下向きとなるように安定して傾動させることができる。また、窓孔26a、26bは、外容器11の両側面にそれぞれ設けられているため、右利き、左利き関係なく、上記のように3本の指を嵌め入れて使用することができる。
また、図12に示すように、着脱挟持クリップ15の上端部に取っ手33を設けて上方へ持ち上げられるようにしてもよく、包装体10が大きく、被包装物の重量が重い場合に好適である。
さらに、本発明では、前記筒状部の下端に、図13(a)に示すような自立用底壁135を設けた場合は、その底壁135をもって、包装体10の重量の一部を支持することにより、包装体10の、外容器11への懸吊支持力を低減させることもできる。
また、この底壁135は、たとえば、それの長い対称軸の方向に延在して底壁135の二隅を結ぶ押込み誘導線または永久変形部136を設けるとともに、その押込み誘導線または永久変形部136の位置で、底壁135を、たとえば一ないしは二回押し込み変形させて曲がり癖を付ける。これによれば、包装体内の被包装物が減少して、底壁135に作用する包装体10の重量が低下した場合に、包装体10内の残留被包装物を強制的に絞り出すに当たって、外容器の高さ方向の中間部を押圧すると、底壁135が押込み誘導線または永久変形部136の形成位置で自動的に押込み変形されることになる。したがって、外容器11による包装体10の押し潰し、即ち包装体10の被包装物注出通路の閉塞のおそれなしに、残留被包装物を効果的に絞り出すことができる。
図13(a)は、底壁135の一実施形態を示す底面図であり、前記筒状部の各下端辺から突出させた上底板126、下支え板127および隅部突片128、129を組み合わせた六角形状からなる。この底壁135は、たとえば、図13(b)に矢印線で示すように折り曲げて、下支え板127の少なくとも突出側端部を、多角形の底板126の底面側に貼着し、その後、それぞれの隅部突片128、129を、底板126の底面側へ順次に、または、隅部突片128、129の順で折曲げるとともに、それらの隅部突片128、129同士だけを互いに接合させることにより構成することができる。
これにより、外容器本体の下部は、それぞれの誘導線に沿って山折り変形されることになって、底壁135と同様の扁平な六角形をなす。
この外容器11は、図13(c)の展開図に示すように、底壁135のたとえば長い対称軸に沿う一の下端辺に突設する上底板126を、外容器11の下端を閉止する多角形のものとする一方で、その一の下端辺に対抗する、底壁135の長い対称軸に沿う他の下端辺に、前記底板に底面側から重ね合わされて貼着される下支え127を突設してなる。上底板126および下支え板127のそれぞれには、突出方向中央部に折れ曲がり筋137、138が設けられてなり、これらが底壁135を組み立てた際の押込み誘導線または永久変形部136となる。なお、折れ曲がり筋137、138は、折り曲げ疵と、1〜複数個の切り抜きからなることが好ましく、底壁135の自動的な押込み変形を誘導することができる。
そして、底壁135の長い対称軸方向の各隅部に配設されるそれぞれの隅部突片128、129は、多角形をなす外容器11本体下端の、底壁135の長い対称軸に沿う前記一の下端辺および他の下端辺を、直接的もしくは間接的に挟んで、対向距離が次第に減少するそれぞれの下端辺に突設する。
これによれば、多角形の前記上底板126の、突出下端辺から折れ曲がり筋137までの距離が、それぞれの隅部突片128、129の、折れ曲がり筋137までの最大距離よりも必然的に大きくなり、上底板126(底壁135)を、折り曲がり筋137の位置で押込み変形させると、前記上底板126および下支え板127の変形量、ひいては逃げ量が隅部突片128、129のそれよりも大きくなり、この結果として、上底板126、下支え板127および隅部突片128、129がともに押込み変形されてなお、それらの両者間に隙間が生じることになるので、上底板126、下支え板127と隅部突片128、129との摩擦は有効に防止されることになる。
したがって、押込み変形させた底壁135の、押込み前の元形状等への復帰が容易となって、底壁135の押込み変形に伴う、ないしは、袋内被包装物の減少に伴う、底壁135幅の減少量が低減されることになり、外容器11の、底壁135幅方向の倒伏が有効に防止されることになる。
さらに、上底板126の底面側に下支え板127を貼着して底壁135を組み立てるに際し、上底板126および下支え板127を、上底板126が常に上向き凸形、すなわち、外容器11の内側に向かって山形となるように接着することが好ましい。その方法としては、図14(a)に示すように上底板126の外容器11本体下端からの突出長さαを、下支え板127の突出長さβよりも長くして、上底板126長さが、下支え127に対して余るように貼着する方法による。これによれば、上底板126は、底壁135の組み立てに際し、図14(b)に示すようにその中央部に設けられた折れ曲がり筋137を介して自動的に上向き凸に折れ曲がり、その状態を維持することになる。そのため、収納した包装体10の荷重が底壁135にかかったとしても、下支え板127の作用によって底板126の凸状が崩れることがなく、したがって、底壁135が反転して底抜け(図14(c)の状態)するおそれがなく、外容器11の最後までの自立を確実なものとすることができる。
そしてまた、外容器11の、開閉蓋13側から見た正面形状を、図16に要部を示すようなほぼ三角山形状としたときは、外容器11の剛性を高めて、450ml入りの醤油を10個ずつ収納した段ボールを四段に重ねてなお、図17に示すように、最下段の外容器11のたわみ変形等の大きな損傷を有効に防止することができる。ちなみに、真上から圧下した場合に、外容器に変形が生じ、包装体に破袋のおそれが生じるほどのたわみをもたらすに必要な、一個当りの外容器の耐荷重は16.69kgであった。
1、1’ 包装袋 2、2’ 包装袋本体 2a 上端縁 2b 縦接合部 2c 幅方向接合部 3、3’ 注出ノズル 3a ノズル基端部 4 注出通路 4a 傾斜部 4b 水平部 5 先端部分 6 折曲部 7、7’ 先端開口 10、10’ 包装体 11 外容器 12a 下部 12b 上部(扁平上部) 13 開閉蓋 13a 壁面 14 挟圧部 15 着脱挟持クリップ 15a 溝部 16a 凹部 16b 凸部 17 突起部 18 切欠き部 19 開孔 20a 左半部 20b 右半部 21 山折線 22 舌片 23 ヒンジ孔 24 視認窓 25 指孔 26a、26b 指掛かり窓孔 27 レール溝または開孔 30 ヒンジ 31a 係止突起 31b 係止穴 32a、32b 挟持片 33 取っ手 126 上底板 127 下支え板 128、129 隅部突片 135 底壁 136 押込み誘導線または永久変形部 137、138 折れ曲がり筋

Claims (8)

  1. 注出通路がセルフシール逆止機能を具えている略湾曲形状のフィルム状の注出ノズルを、包装袋本体の頂部の幅方向接合部から斜め上方へ突出させてなる包装袋内に、液状の被包装物を充填包装してなる包装体を収納保持する液状物充填包装体保持用外容器であって、
    この外容器は、下部が筒状で上部が扁平形状をなし、該扁平形状をなす上部の、前記注出ノズルが位置している側に、該注出ノズルを覆ったり、露出させたりする板状の開閉蓋を有し
    の開閉蓋は、前記注出通路を横切る向きに延びる挟圧部を具えると共に、該外容器の扁平形状をなす上部に取付けられた前記包装体上部の幅方向接合部を挟み付ける着脱挟持クリップの一端部に連結されて、その着脱挟持クリップとともに該外容器の上部に着脱可能に取り付けられており、
    該外容器の筒状下部の下端には、自立用底壁を有し、この自立用底壁は、該筒状下部の下端部に、互いに逆向きとなるように連設された上底板と下支え板とからなるものであって、該上底板は前記筒状下部の下端部からの突出長さが下支え板の該突出長さよりも長く形成され、かつ該上底板および下支え板は、上底板の中央部に設けられた折れ曲がり筋を介して常に上向き凸の山形になるように重合接着されていることを特徴とする液状物充填包装体保持用外容器。
  2. 前記開閉蓋は、前記外容器の扁平上部に起伏可能に軸支されてなり、上方に起こしたときに、前記挟圧部による前記注出通路の挟み付けを解放して開通させる機能を有することを特徴とする請求項1に記載の液状物充填包装体保持用外容器。
  3. 前記開閉蓋は、前記外容器の扁平上部に左右方向にスライド可能に設けられてなり、前記注出ノズルから離れる方向にスライドさせたときに、前記挟圧部による前記注出通路の挟み付けを解放して開通させる機能を有することを特徴とする請求項1に記載の液状物充填包装体保持用外容器。
  4. 外容器の前記扁平上部の、注出ノズルが位置する部分は、注出ノズルの基端部側に向かって弧状に切欠いて凹んだ形状からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液状物充填包装体保持用外容器。
  5. 前記包装体は、使用形態において上下方向となる縦接合部が、充填包装機の横シール手段により形成されたものであり、使用形態において左右方向となる、前記縦接合部よりも短い幅方向接合部が、充填包装機の縦シール手段により形成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液状物充填包装体保持用外容器。
  6. 前記包装体は、上端部の前記幅方向接合部の両側端部が、外容器の前記扁平上部内面に接着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液状物充填包装体保持用外容器
  7. 外容器の、前記筒状下部は、両側面に上下で一対をなす指掛かり窓孔を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の液状物充填包装体保持用外容器。
  8. 前記折れ曲がり筋は、折り曲げ疵と、1〜複数個の切り抜きからなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の液状物充填包装体保持用外容器。
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