JP2000025755A - プラスチックシート包装用箱とその製造方法 - Google Patents
プラスチックシート包装用箱とその製造方法Info
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- JP2000025755A JP2000025755A JP10187384A JP18738498A JP2000025755A JP 2000025755 A JP2000025755 A JP 2000025755A JP 10187384 A JP10187384 A JP 10187384A JP 18738498 A JP18738498 A JP 18738498A JP 2000025755 A JP2000025755 A JP 2000025755A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度が高く箱体形成時の折曲げも容易であ
り、自動化もし易いものにする。 【解決手段】 プラスチックシート２を折曲げて形成し
たプラスチックシート包装用箱の箱体形成片１０を設け
る。プラスチックシート２の折曲げ位置の仮想の折り罫
線１２に沿って、折曲げ溝を形成することなく断続的に
透孔４を形成する。仮想の折り罫線１２の端縁部には、
透孔１４が形成されていない非透孔部１５を設ける。
り、自動化もし易いものにする。 【解決手段】 プラスチックシート２を折曲げて形成し
たプラスチックシート包装用箱の箱体形成片１０を設け
る。プラスチックシート２の折曲げ位置の仮想の折り罫
線１２に沿って、折曲げ溝を形成することなく断続的に
透孔４を形成する。仮想の折り罫線１２の端縁部には、
透孔１４が形成されていない非透孔部１５を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチックシ
ートを折曲げて形成するプラスチックシート包装用箱と
その製造方法に関する。
ートを折曲げて形成するプラスチックシート包装用箱と
その製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、包装用箱に用いるプラスチックシ
ートは、折り曲げ易いように、折り罫線に凹溝を形成し
たり、さらにその凹溝に断続孔であるミシン目を形成し
たりしていた。
ートは、折り曲げ易いように、折り罫線に凹溝を形成し
たり、さらにその凹溝に断続孔であるミシン目を形成し
たりしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプラスチッ
クシート包装用箱は、凹溝が形成されているため、箱体
を形成する加工時に折り曲げ部に凹溝を形成するため、
折曲げ部に隣接する平面に残留応力が生じ、その応力の
影響を受けて湾曲したり、凹溝の経時による戻りにより
その凹溝が浅くなり、折曲げ難く組み立ての自動化に問
題が生じていた。また逆に、凹溝が深いと、折り曲がり
易くなるが強度が不足してしまうものであった。
クシート包装用箱は、凹溝が形成されているため、箱体
を形成する加工時に折り曲げ部に凹溝を形成するため、
折曲げ部に隣接する平面に残留応力が生じ、その応力の
影響を受けて湾曲したり、凹溝の経時による戻りにより
その凹溝が浅くなり、折曲げ難く組み立ての自動化に問
題が生じていた。また逆に、凹溝が深いと、折り曲がり
易くなるが強度が不足してしまうものであった。
【０００４】また、従来の紙箱及びプラスチックシート
包装用箱に使用されていたミシン目は、ミシン目の透孔
が粗く、折り罫線のミシン目による凹凸部が大きく、特
にプラスチック包装用箱の場合、箱の角部の手ざわりが
悪いと言う問題があった。
包装用箱に使用されていたミシン目は、ミシン目の透孔
が粗く、折り罫線のミシン目による凹凸部が大きく、特
にプラスチック包装用箱の場合、箱の角部の手ざわりが
悪いと言う問題があった。
【０００５】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、強度が高く箱体形成時の折曲げも
容易であり、自動化もしやすいプラスチックシート包装
用箱とその製造方法を提供することを目的とする。
みてなされたもので、強度が高く箱体形成時の折曲げも
容易であり、自動化もしやすいプラスチックシート包装
用箱とその製造方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、プラスチッ
クシートを折曲げて形成したプラスチックシート包装用
箱であって、上記プラスチックシートの折曲げ位置の仮
想の折り罫線に沿って、折曲げ溝を形成することなく断
続的に透孔を形成するとともに、この仮想の折り罫線の
端縁部には上記透孔が形成されていない非透孔部を形成
したプラスチックシート包装用箱である。
クシートを折曲げて形成したプラスチックシート包装用
箱であって、上記プラスチックシートの折曲げ位置の仮
想の折り罫線に沿って、折曲げ溝を形成することなく断
続的に透孔を形成するとともに、この仮想の折り罫線の
端縁部には上記透孔が形成されていない非透孔部を形成
したプラスチックシート包装用箱である。
【０００７】またこの発明は、プラスチックシートを折
曲げて形成するプラスチックシート包装用箱の製造方法
であって、上記プラスチックシートの折曲げ位置の仮想
の折り罫線に沿って、ミシン刃の刃溝の深さが上記プラ
スチックシートの厚さよりも深いミシン刃を用いて、折
曲げ溝を形成することなく断続的に透孔を形成し、この
断続的に形成された透孔に沿って、上記プラスチックシ
ートを折曲げて箱体を形成するプラスチックシート包装
用箱の製造方法である。
曲げて形成するプラスチックシート包装用箱の製造方法
であって、上記プラスチックシートの折曲げ位置の仮想
の折り罫線に沿って、ミシン刃の刃溝の深さが上記プラ
スチックシートの厚さよりも深いミシン刃を用いて、折
曲げ溝を形成することなく断続的に透孔を形成し、この
断続的に形成された透孔に沿って、上記プラスチックシ
ートを折曲げて箱体を形成するプラスチックシート包装
用箱の製造方法である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図１〜図３は、この発
明の一実施形態を示すもので、この実施形態のプラスチ
ックシート包装用箱に用いるプラスチックシート２は、
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレート等の硬質シートであり、その厚さは、通常、
０．１〜１ｍｍ程度のものを用いる。
いて、図面に基づいて説明する。図１〜図３は、この発
明の一実施形態を示すもので、この実施形態のプラスチ
ックシート包装用箱に用いるプラスチックシート２は、
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレート等の硬質シートであり、その厚さは、通常、
０．１〜１ｍｍ程度のものを用いる。
【０００９】プラスチックシート２は、例えば図３に示
すように、箱体形成片１０を打ち抜いて形成し、この箱
体形成片１０の各折り曲げ部である仮想の折り罫線１２
には、断続する透孔１４と、折り罫線１２部分でのちぎ
れ防止のため、折り罫線１２の両端縁から１〜数ｍｍの
範囲に、ミシン刃４による透孔１４を形成しない非透孔
部１５が形成されている。そして、箱体形成片１０の折
曲げ部の仮想の折り罫線１２には、全てこの断続する透
孔１４とその両端縁部の非透孔部１５が形成されてい
る。
すように、箱体形成片１０を打ち抜いて形成し、この箱
体形成片１０の各折り曲げ部である仮想の折り罫線１２
には、断続する透孔１４と、折り罫線１２部分でのちぎ
れ防止のため、折り罫線１２の両端縁から１〜数ｍｍの
範囲に、ミシン刃４による透孔１４を形成しない非透孔
部１５が形成されている。そして、箱体形成片１０の折
曲げ部の仮想の折り罫線１２には、全てこの断続する透
孔１４とその両端縁部の非透孔部１５が形成されてい
る。
【００１０】この実施形態のプラスチックシート包装用
箱の製造方法は、プラスチックシート２を箱体形成片１
０の形状に打ち抜くと同時に、図２に示すように、この
プラスチックシート２の厚さａより深い深さｂの刃溝４
ａを有するミシン刃４により、箱体形成片１０の各仮想
の折り罫線１２に沿ってプラスチックシート２を打ち抜
く。これにより、プラスチックシート２には、ミシン刃
４による断続的な透孔１４が形成され、この透孔１４に
沿って箱体形成片１０が容易に折曲げられる。透孔１４
を形成するミシンは４のピッチは、０．１０ｍｍ〜０．
５０ｍｍの範囲内のものである。
箱の製造方法は、プラスチックシート２を箱体形成片１
０の形状に打ち抜くと同時に、図２に示すように、この
プラスチックシート２の厚さａより深い深さｂの刃溝４
ａを有するミシン刃４により、箱体形成片１０の各仮想
の折り罫線１２に沿ってプラスチックシート２を打ち抜
く。これにより、プラスチックシート２には、ミシン刃
４による断続的な透孔１４が形成され、この透孔１４に
沿って箱体形成片１０が容易に折曲げられる。透孔１４
を形成するミシンは４のピッチは、０．１０ｍｍ〜０．
５０ｍｍの範囲内のものである。
【００１１】この実施形態によれば、この断続する透孔
１４が、仮想の折り罫線１２に沿って折曲げ溝を形成す
ることなく形成され、箱体形成片１０の折曲げ部の近傍
に不要な残留応力を生じさせない。また、ミシン刃４で
プラスチックシート２を打ち抜くだけの加工であるの
で、プラスチックシート２に局部的な応力集中もなく、
後に折り罫線１２で箱体形成片１０を折曲げた際にきれ
いに直角に折れる。さらに、仮想の折り罫線１２の端縁
部は、ミシン目の透孔１４が形成されていない非透孔部
１５となっており、不用意に箱体形成片１０の一部が折
り罫線で破れることはない。
１４が、仮想の折り罫線１２に沿って折曲げ溝を形成す
ることなく形成され、箱体形成片１０の折曲げ部の近傍
に不要な残留応力を生じさせない。また、ミシン刃４で
プラスチックシート２を打ち抜くだけの加工であるの
で、プラスチックシート２に局部的な応力集中もなく、
後に折り罫線１２で箱体形成片１０を折曲げた際にきれ
いに直角に折れる。さらに、仮想の折り罫線１２の端縁
部は、ミシン目の透孔１４が形成されていない非透孔部
１５となっており、不用意に箱体形成片１０の一部が折
り罫線で破れることはない。
【００１２】なお、この発明のプラスチックシート包装
用箱とその製造方法は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、ミシン刃の形状やピッチは適宜設定可能なも
のであり、刃溝の深さもプラスチックシートの厚さより
深いものであれば適宜設定可能である。また、非透孔部
１５には、透孔のない溝を形成しても良い。これによ
り、折曲げ易く、破れにくいものとすることが出来る。
用箱とその製造方法は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、ミシン刃の形状やピッチは適宜設定可能なも
のであり、刃溝の深さもプラスチックシートの厚さより
深いものであれば適宜設定可能である。また、非透孔部
１５には、透孔のない溝を形成しても良い。これによ
り、折曲げ易く、破れにくいものとすることが出来る。
【００１３】
【発明の効果】この発明のプラスチックシート包装用箱
とその製造方法は、プラスチックシートの仮想の折り罫
線に沿って、溝を形成することなく断続的な透孔を形成
しているので、折り上げが容易であるとともに、強度が
高く、しかもきれいに折ることができる。さらに、自動
化にも容易に対応でき、コストも安価にすることができ
る。
とその製造方法は、プラスチックシートの仮想の折り罫
線に沿って、溝を形成することなく断続的な透孔を形成
しているので、折り上げが容易であるとともに、強度が
高く、しかもきれいに折ることができる。さらに、自動
化にも容易に対応でき、コストも安価にすることができ
る。
【図１】この発明の一実施形態のプラスチックシートの
部分破断拡大斜視図である。
部分破断拡大斜視図である。
【図２】この発明の一実施形態のプラスチックシートに
断続的な透孔を形成する方法を示す概略断面図である。
断続的な透孔を形成する方法を示す概略断面図である。
【図３】この発明の一実施形態のプラスチックシート包
装用箱の展開図である。
装用箱の展開図である。
２ プラスチックシート ４ ミシン刃 ４ａ 刃 １０ 箱体形成片 １２ 仮想の折り罫線 １４ 透孔 １５ 非透孔部
Claims (2)
- 【請求項１】 プラスチックシートを折曲げて形成し
たプラスチックシート包装用箱において、上記プラスチ
ックシートの折曲げ位置の仮想の折り罫線に沿って、折
曲げ溝を形成することなく断続的に透孔が形成するとと
もに、この仮想の折り罫線の端縁部には上記透孔が形成
されていない非透孔部を形成したことを特徴とするプラ
スチックシート包装用箱。 - 【請求項２】 プラスチックシートを折曲げて形成す
るプラスチックシート包装用箱の製造方法において、上
記プラスチックシートの折曲げ位置の仮想の折り罫線に
沿って、ミシン刃の刃溝の深さが上記プラスチックシー
トの厚さよりも深いミシン刃を用いて、折曲げ溝を形成
することなく断続的に透孔を形成し、この断続的に形成
された透孔に沿って、上記プラスチックシートを折曲げ
て箱体を形成することを特徴とするプラスチックシート
包装用箱の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10187384A JP2000025755A (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | プラスチックシート包装用箱とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10187384A JP2000025755A (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | プラスチックシート包装用箱とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000025755A true JP2000025755A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16205080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10187384A Pending JP2000025755A (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | プラスチックシート包装用箱とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000025755A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006213342A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Sanko Co Ltd | 箱型容器用展開板状材 |
| JP2008120424A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 包装体 |
| JP2010036930A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Esutsuu Corporation:Kk | 折り畳み式収容箱 |
| JP2010163212A (ja) * | 2010-05-07 | 2010-07-29 | Marumo Insatsu:Kk | ダイレクトメール用封筒およびその封筒の製造方法 |
| US8783550B2 (en) | 2003-10-24 | 2014-07-22 | Graphic Packaging International, Inc. | Handle and top handle reinforcement for a paperboard carton |
| JP2016010459A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | テイ・エス テック株式会社 | 収納容器 |
| WO2016059813A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | 株式会社悠心 | 液状物充填包装体保持用外容器 |
-
1998
- 1998-07-02 JP JP10187384A patent/JP2000025755A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8783550B2 (en) | 2003-10-24 | 2014-07-22 | Graphic Packaging International, Inc. | Handle and top handle reinforcement for a paperboard carton |
| US8827143B2 (en) | 2003-10-24 | 2014-09-09 | Graphic Packaging International, Inc. | Handle and top handle reinforcement for a paperboard carton |
| US9770880B2 (en) | 2003-10-24 | 2017-09-26 | Graphic Packaging International, Inc. | Handle and top handle reinforcement for a paperboard carton |
| JP2006213342A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Sanko Co Ltd | 箱型容器用展開板状材 |
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| JP2016010459A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | テイ・エス テック株式会社 | 収納容器 |
| WO2016059813A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | 株式会社悠心 | 液状物充填包装体保持用外容器 |
| JPWO2016059813A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2017-04-27 | 株式会社悠心 | 液状物充填包装体保持用外容器 |
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