JP2010083491A - 詰め替え容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物Wが充填される容器本体11の口部11a内に配設され容器軸O方向の外側の端部に刃部12aが形成された流通筒部材12と、流通筒部材12の外周面上に配置され容器軸O方向に沿った容器本体11の内側に向けて移動可能に配設された移動筒部材13と、移動筒部材13および流通筒部材12を容器本体11の外側から覆い口部11aを閉塞するシール材15と、が備えられ、移動筒部材13の容器軸O方向に沿った容器本体11の外側の端部は、刃部12aよりも容器本体11の外側に配置され、シール材15において移動筒部材13よりも径方向外側に位置する外周部分15aは、容器軸Oと同軸上に配置された複数の環状凹部15bが径方向で連なることにより、容器本体11の内側に向けて屈曲変形可能に形成されている。
【選択図】図1
Description
このような問題を解決するための手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、詰め替え容器を、気密性を有する袋体とすることで、内容物の詰め替えに際し、容器体内に内容物を詰め替え容器ごと収納する構成が提案されている。
そしてさらに、詰め替え容器を容器体側に向けて押し込んでいくと、シール材から前記移動筒部材に力が伝達されて、この移動筒部材がシール材とともに容器本体の内側に向けて移動させられ、シール材が前記流通筒部材の刃部に押し当てられて破断される。これにより、前記容器本体内の内容物が流通筒部材内を通って容器体内に注ぎ込まれることで、詰め替え容器内の内容物が容器体に移し替えられる。この過程において、前述のように、容器体の口部が詰め替え容器における容器本体の口部内に進入しているので、内容物が外気に触れるのを抑制し、短時間で詰め替えが完了する。
したがって、前述の位置ずれをより一層確実に解消することが可能になるとともに、詰め替え容器に不用意に加えられた外力によって、移動筒部材が移動してシール材が前記刃部で破断させられるのを抑制することができる。
これらの容器本体11、流通筒部材12および移動筒部材13はそれぞれ、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿って容器本体11の口部11a側を上側、底部側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向という。
容器本体11の口部11aにおいて、上部の外周面には雄ねじ11bが形成され、また下部は径方向内側に向けて凹む環状凹部11cとされ、さらにこれらの上部と下部との間に位置する中間部は径方向外側に向けて膨出する膨出部11dとなっている。
図示の例では、雄ねじ11bにオーバーキャップ14が着脱自在に螺着されている。また、容器本体11内の内容物Wは、例えばインスタントコーヒー等の食品、薬剤若しくは工業用素材等が挙げられる。
ここで、容器本体11の口部11a内には、第1外筒12dが嵌合されており、この第1外筒12dの下端と流通筒部材12の内筒12bの下端とが、フランジ状の第1連結壁12eを介して連結されることで、流通筒部材12が容器本体11の口部11a内に配設されている。
第1外筒12dの内周面には、第1連結壁12eの上面から上方に向けて延びる縦凸リブ12fが容器軸O回りに間隔をあけて複数突設されている。
第1連結壁12eにおいて流通筒部材12に連なる内周部分の下面は、径方向外側から内側に向かうに従い漸次上方に向けて延在している。
複数の板状体12cはそれぞれ、平面視台形状に形成されている。そして、各板状体12cは、前記台形状を画成する互いに平行な2つの対辺のうち短辺をなす側端縁が、内筒12bの内周面に容器軸O方向に沿って延在させられた状態で連結され、かつ長辺をなす側端縁が、容器軸O上に位置させられることで相互に接続されている。さらに、これらの板状体12cの上端部が内筒12bから上方に突出することで、刃部12aが構成されている。
第2連結壁13bには破断可能な弱化部13cが形成されている。本実施形態では、弱化部13cは、第2連結壁13bにおいて移動筒部材13との接続部分に位置している。また、この弱化部13cは、容器軸O回りに間隔をあけて配置された複数の連結片で構成されることにより破断可能となっている。図示の例では、第2連結壁13bは、第2外筒13aの下端に径方向内側に向けて突設された第1フランジ部13fと、この第1フランジ部13fの径方向内側の端部に上方に向けて立設された筒部13dと、この筒部13dの上端と移動筒部材13の下端とを接続する前記弱化部13cと、を備えている。
さらに、第2外筒13aの上端縁には、第2フランジ部13eが全周にわたって径方向外側に向けて突設されており、このフランジ部13eが、第1外筒12dの上端縁および容器本体11の口部11aの上端縁に配置されている。そして、第2外筒13aは、第1外筒12dおよび容器本体11の口部11aの各上端縁と、前記縦凸リブ12fと、のうちの少なくとも一方によって、容器軸O方向に沿った容器本体11の内側に向けた移動が規制されている。また、第2フランジ部13eの上面および移動筒部材13の上端縁は、容器軸Oに直交する同一の平面上に位置し、流通筒部材12の刃部12aの上端よりも上方に位置している。
そして本実施形態では、シール材15において移動筒部材13よりも径方向外側に位置する外周部分15aは、容器軸O方向の内側に向けて屈曲変形可能に形成されている。図示の例では、シール材15の外周部分15aは、容器軸Oと同軸上に配置された複数の環状凹部15bが径方向で連なることにより、容器軸O方向の内側に向けて屈曲変形可能に形成されている。また、環状凹部15bは、縦断面視V字状に形成されるとともに全周にわたって連続して延びる環状溝となっている。
これにより、容器本体11内の内容物Wが流通筒部材12の内筒12b内を通って容器体A内に注ぎ込まれ、詰め替え容器10内の内容物Wが容器体Aに移し替えられる。
また、容器本体11内の内容物Wが容器体Aに移し替えられる過程において、前述のように容器体Aの口部が詰め替え容器10における容器本体11の口部11a内に進入しているので、内容物Wが外気に触れるのを抑制し、短時間で詰め替えを完了することができる。
したがって、前述の位置ずれをより一層確実に解消することが可能になるとともに、詰め替え容器10に不用意に加えられた外力によって、移動筒部材13が移動してシール材15が刃部12aで破断させられるのを抑制することができる。
例えば、前記実施形態では、シール材15の外周部分15aに形成した環状凹部15bとして、全周にわたって連続して延びる環状溝を示したが、これに代えて例えば、全周にわたって断続的に延びる構成を採用してもよい。
また、環状凹部15bを縦断面視V字状に形成したが、これに限らず例えば、U字状若しくはコ字状等に形成してもよい。
また、シール材15の外周部分15aに環状凹部15bを形成することで、この外周部分15aを前述のように屈曲変形するようにしたが、これに代えて、例えば環状凸部若しくは環状凹凸部としてもよい。
また、弱化部13cを、第2連結壁13bにおいて移動筒部材13との接続部分に形成したが、この弱化部13cを形成する位置は適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、弱化部13cとして、容器軸O回りに間隔をあけて配置された複数の連結片を示したが、これに代えて例えば、全周にわたって延びる薄肉部としてもよく、破断可能な構成であれば適宜変更してもよい。
さらに、これらの第2フランジ部13eおよび縦凸リブ12fの双方を設けなくてもよい。
なお、第2フランジ部13eを設けない場合には、図4に示されるように、移動筒部材13の上端縁、第2外筒13aの上端縁、第1外筒12dの上端縁および容器本体11の口部11aにおける上端縁を、容器軸Oに直交する同一平面上に位置させて、シール材15を、第2外筒13aの上端縁、第1外筒12dの上端縁および容器本体11の口部11aにおける上端縁のうち、少なくとも容器本体11の口部11aにおける上端縁に貼着すると、容器本体11内の密封性を確実に確保することができる。
また、第1外筒12d、第1連結壁12e、第2外筒13aおよび第2連結壁13bは設けなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、シール材15を第2フランジ部13eの上面に貼着したが、移動筒部材13の上端縁にも貼着してよい。この場合、容器本体11内の内容物Wが、流通筒部材12の内筒12b内を通って、移動筒部材13と第2連結壁13bと第2外筒13aとシール材15の外周部分15aとで画成された空間内に入り込むのを防ぐことができる。
11 容器本体
11a 口部
12 流通筒部材
12a 刃部
13 移動筒部材
13a 第2外筒
13b 第2連結壁
13c 弱化部
15 シール材
15a 外周部分
15b 環状凹部
O 容器軸
W 内容物
Claims (2)
- 内容物が充填される有底筒状の容器本体と、
この容器本体の口部内に配設されて内部が当該容器本体内に連通されるとともに、容器軸方向の外側の端部に刃部が形成された流通筒部材と、
前記流通筒部材の外周面上に配置され容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けて移動可能に配設された移動筒部材と、
この移動筒部材および前記流通筒部材を容器軸方向に沿った容器本体の外側から覆い前記口部を閉塞するシール材と、が備えられ、
前記移動筒部材の容器軸方向に沿った容器本体の外側の端部は、前記刃部よりも容器本体の外側に配置され、
前記シール材において前記移動筒部材よりも径方向外側に位置する外周部分は、容器軸と同軸上に配置された複数の環状凹部若しくは環状凸部が径方向で連なることにより、容器本体の内側に向けて屈曲変形可能に形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1記載の詰め替え容器であって、
前記口部内には、移動筒部材の径方向外側に配置され容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けた移動が規制された外筒と、
この外筒と前記移動筒部材とを連結する連結壁と、が備えられ、
前記連結壁には破断可能な弱化部が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
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