JP5150439B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
このような問題を解決するための手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、詰め替え容器を、気密性を有する袋体とすることで、内容物の詰め替えに際し、内容物を詰め替え容器である袋体ごと容器体内に収納することが提案されている。
例えば、容器体を傾けて容器体から内容物を取り出す際、容器体から取り出される内容物の量が、容器体の傾きだけではなく容器体内に収納された袋体の形状に依存するので、内容物を適量取り出すことが難しいという問題があった。また、容器体が例えばガラス等の透明な材質で形成されている場合、容器体の外側から袋体が透けて見えることで見栄えが悪くなり、しかも容器体が透明であっても内容物が袋体に収容されているので内容物の残量を確認することが困難であるという問題もあった。
本発明に係る詰め替え容器は、内容物が充填されると共に、口部がシール材で閉塞された有底筒状の容器本体を備える詰め替え容器であって、前記口部を径方向の外側から囲繞し且つ前記容器本体に対して固定された外筒と、前記外筒の径方向の内側に配設され、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側から前記シール材に対向する刃部を有する刃筒部と、が備えられ、前記外筒と前記刃筒部とは径方向に延びるフランジ部を介して接続され、前記フランジ部には、破断可能な弱化部が形成されていることを特徴とするものである。
次いで、容器本体を容器体側に押し込んでいくと、容器体の前記開口端縁によってフランジ部が容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けて押圧され、前記弱化部が破断される。これにより、フランジ部において弱化部より径方向の内側に位置する内側部分及びフランジ部の前記内側部分に接続されている刃筒部は、外筒と切り離され、フランジ部の前記内側部分が容器体の前記開口端縁に接触した状態で容器体に支持される。
そして、更に容器本体を容器体側に押し込んでいくと、シール材が刃部に押し当てられて破断される。これにより、容器本体内の内容物が刃筒部内を通って容器体内に注ぎ込まれ、詰め替え容器内の内容物が、外気との接触を抑えられつつ短時間で容器体内に移し替えられる。
以上より、本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え容器内の内容物を容易且つ短時間で移し替えることができる。
図1は、本発明に係る詰め替え容器の一実施形態の半断面図である。図2は、図1に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。図3は、図1に示す詰め替え容器の使用方法を説明するための図である。
胴部9の上端部9aは、その外径が、胴部9において上端部9aより下側に位置する部分の外径より小さくなっている。肩部10は、胴部9の上端部9aの上端に連設されており、上側に向かうに連れて漸次縮径している。口部2は、容器軸Oと同軸に配設されると共に、その内径及び外径が、容器軸O方向の位置によらずそれぞれ同等の大きさとなっている。
また、図示の例では、シール材3は、前記口部2の上側から口部2の上端開口縁の全周に亘って接着されている。シール材3の材質としては、例えばアルミフィルム、アルミシート、樹脂製フィルム及び樹脂製シート等が挙げられる。
大径部5aの外径は、容器本体4の胴部9の外径と同等の大きさになっている。また、大径部5aの下端部内には、前記胴部9の上端部9aが嵌合されており、これにより、外筒5は、容器本体4に対して固定されている。
また、図示の例では、大径部5aの上端は、容器本体4の上端より上側に位置している。
また、前記補強壁部の容器軸O方向に沿った突出高さは前記周壁部の突出高さと同等であると共に、前記周壁部の下端面及び前記補強壁部の下端面は面一となっており、つまり保護部材7bの下端面は平坦面になっている。そして、図示の例では、保護部材7bの下端面は、シール材3の上面と当接している。
図示の例では、内筒部11は、その内径が、蓋体7の保護部材7bの外径よりも大きく、その外径が、口部2の内径よりも小さくなっている。また、内筒部11の上端縁は、蓋体7の天面部の下面と接触している。また、内筒部11の下端は、保護部材7bの下端よりも上側に位置している。
図示の例では、刃部13は、下側に頂角が向く三角形状の複数の三角刃13aが容器軸O回り全周に亘って連続的に配置された鋸刃状に形成されている。また図示の例では、各三角刃13aは、上側から下側に向かうに連れて径方向の肉厚が薄くなっており、シール材3をより破断させやすくなっている。
図示の例では、フランジ部15は、案内筒部12の外周面に接続されていると共に、外筒5の内周面に接続されている。また、フランジ部15は、外筒5において小径部5bの下端に接続されている。以上のようにフランジ部15を外筒5及び刃筒部6と接続することで、フランジ部15の上面、刃筒部6の外周面及び外筒5の内周面によって上側に開口する環状凹部16が画成される。
始めに、外筒5に蓋体7が装着された状態で蓋体7の天板部が押し下げられた場合について説明する。
この場合、まず、蓋体7の天板部が下側に向けて変形する。この変形に伴い、前記天板部に設けられている保護部材7b、及び前記天板部に上端面が接触している内筒部11が下側に向けて変位する。この際、保護部材7bの下端が内筒部11の下端、即ち刃部13の下端よりも下側に位置しているので、シール材3は、刃部13に接触するよりも前に保護部材7bの下端面によって下側に向けて押圧され、保護部材7bの変位に合わせて下側に変位する。従って、刃部13がシール材3に接触して破断するのを抑制することができる。
以上に示したように蓋体7に保護部材7bを備えることで、外筒5に蓋体7が装着された状態で蓋体7の天板部が押し下げられたとしても、シール材3が破断するのを抑制し、シール材3を保護することができる。
以下では、この詰め替え容器1内の内容物Fを、詰め替え容器1とは異なる筒状の容器体20に移し替える場合について説明する。
次いで、図2に示すように、この詰め替え容器1を倒立姿勢にした状態で、内容物Fを使い切った後の容器体20の口部21の開口端縁22にフランジ部15を押し当てる。これにより、刃筒部6内と容器体20内とが連通する。
この際、容器体20の口部21を前記環状凹部16に挿入するように詰め替え容器1を容器体20に対して位置決めすることで、フランジ部15を前記開口端縁22に押し当てるために必要な位置決めを容易且つ短時間ですることができる。
また、シール材3と刃部13とを接近させる際、容器本体4の口部2の容器軸O方向に沿った移動を案内筒部12によって案内しているので、シール材3と刃部13とを確実に接近させることが可能となり、刃部13によってシール材3を円滑且つ確実に破断させることができる。
また、前記実施形態では、刃部13は、下側に頂角が向く三角形状の複数の三角刃13aが容器軸O回り全周に亘って連続的に配置された鋸刃状に形成されているものとしたが、これに限られない。例えば、刃部は、上側から下側に向かうに連れて径方向の肉厚が薄い筒状に形成されることで、その下端部が全周に亘ってシール材3を破断可能であっても良い。更にこの場合、刃部の下端開口面が径方向の一方側から他方側に向かうに連れて上側に傾斜するテーパ面状に形成されていても良い。
また、刃部13は、前述したいずれの場合であっても、内筒部11の全周に亘って形成されていなくても良い。
また、前記実施形態では、詰め替え操作の初期状態において案内筒部12内に容器本体4の口部2が挿入されているものとしたが、これに限られず、例えば前記初期状態において、案内筒部12の下端と前記口部2の上端とが容器軸O方向に同等の位置にあっても良く、案内筒部12の下端と前記口部2の上端とが容器軸O方向に近接した位置にあっても良い。
また、前記実施形態では、連結部14の下面と口部2の上端面との隙間の容器軸O方向に沿った大きさは、案内筒部12の下面と肩部10の上面との隙間の容器軸O方向に沿った大きさよりも小さくなっているとしたが、これに限られず、前者が後者より大きくても良く、両者が同等でも良い。
更に、前記実施形態では、弱化部17は、フランジ部15の他の部分よりも薄肉に形成されることで破断可能としたが、これに限られない。例えば、フランジ部15において破断可能とする破断ラインに沿って、前記破断ラインに対して径方向の内側の部分と径方向の外側の部分とを連結する破断用連結片を、間隔をあけて配設することで弱化部を構成しても良い。
また、フランジ部15は、前記実施形態に示した構成に限られるものではなく、例えば
フランジ部として、このフランジ部を容器軸O方向に貫通する複数の貫通孔が格子状に形成されたもの等を採用しても良い。
2 口部
3 シール材
4 容器本体
5 外筒
5c 外筒においてフランジ部との接続部分
5d 外筒の上端縁(外筒における容器軸方向に沿った容器本体の外側の端縁)
6 刃筒部
6a 刃筒部においてフランジ部との接続部分
6b 刃筒部の上端縁(刃筒部における容器軸方向に沿った容器本体の外側の端縁)
11 内筒部
12 案内筒部
13 刃部
15 フランジ部
17 弱化部
F 内容物
O 容器軸
Claims (3)
- 内容物が充填されると共に、口部がシール材で閉塞された有底筒状の容器本体を備える詰め替え容器であって、
前記口部を径方向の外側から囲繞し且つ前記容器本体に対して固定された外筒と、
前記外筒の径方向の内側に配設され、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側から前記シール材に対向する刃部を有する刃筒部と、が備えられ、
前記外筒と前記刃筒部とは径方向に延びるフランジ部を介して接続され、前記フランジ部には、破断可能な弱化部が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1に記載の詰め替え容器であって、
前記外筒において前記フランジ部との接続部分は、前記外筒における容器軸方向に沿った前記容器本体の外側の端縁よりも容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に位置し、
前記刃筒部において前記フランジ部との接続部分は、前記刃筒部における容器軸方向に沿った前記容器本体の外側の端縁よりも容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に位置していることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1又は2に記載の詰め替え容器であって、
前記刃筒部は、前記刃部を有する内筒部と、前記内筒部を径方向の外側から囲繞し且つその外周面に前記フランジ部が接続された案内筒部と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
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