JP5154309B2 - 注出キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、プルリングを備えた注出キャップに関するものであり、密閉壁を引きちぎる際の指先背面におけるプルリングとの感触による違和感を回避しようとするものである。
容器の口部の内側及び外側に位置する同心二重の周壁にて下向きに解放された環状溝を有し、この環状溝を容器の口部に嵌合、固定せしめる打栓形式になる注出キャップは、簡単な操作で確実に固定、密封できることから近年、醤油やソース、飲料等を入れる容器に多用されている。
この種のキャップは、不正な開封の防止を図る観点から注出筒部の内側には破断予定溝にて区画された密閉壁が設けられており、支柱を通してつながるプルリングを引っ張り該密閉壁を引きちぎることで注出開口を形成するようになっているのが普通である(例えば特許文献1参照)が、従来のプルリングは、注出キャップの成形過程でその内周壁の上下の縁部にエッジが形成されやすいために、指先を差し入れて密閉壁を引きちぎる際に該エッジが指先背面に接触して違和感をおぼえる不具合があった。
特開2007−230621号公報
本発明の課題は、プルリングに指を差し入れた際の指先背面における違和感を解消できる新規な注出キャップを提案するところにある。
本発明は、注出筒部を有し容器の口部に固定保持可能なベースと、このベースの注出筒部の内側に一体成形され破断予定溝に沿う引きちぎりによって注出開口を形成する密閉壁と、指先の挿通を可能とし該密閉壁に支柱を介して接続するプルリングとを備えた注出キャップであって、
前記プルリングの少なくとも支柱側の内周壁において、外表面が曲面にて形成された内向きに隆起する凸部を少なくともプルリングの内周壁の上端縁に設けたことを特徴とする中栓付きの注出キャップである。
上記の構成になる注出キャップに設けられる凸部については、プルリングの内周壁の下端縁から上端縁に至るまでの向き及び内周壁の周りに沿う向きの少なくとも一方において変化する肉厚分布を有するものとするのが好適であ
また、凸部は、内周壁に沿い間隔をおいて配列された複数の縦リブにて形成することができる。
プルリングに指先を差し入れる場合、指先の背面は通常、支柱側の内周壁に対応する部位に位置することになるので、少なくともその部位に外表面が曲面にて形成された内向きに隆起する凸部を設ける。このような凸部を設けるとソフトな当たりが得られエッジが接触するときのような違和感は皆無となる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがう合成樹脂からなる注出キャップの実施の形態を示した断面図であり、図2は図1の要部の外観斜視図である。
図中1は容器の口部、2は容器の口部1にアンダーカット(一方の部材に設けた凸部をもう一方の部材に設けた凹部に入り込ませて二部材を連係するもの)如き係合手段にて固定保持可能なベースである。このベース2は内筒2aと外筒2bによって形成される下向きに開放された環状溝mを有しており、この環状溝mに容器の口部1を嵌合させて注出キャップを固定、保持する。また、ベース2の上面には環状周壁2cが設けられていて、その内側には容器内の内容物を注出するのに用いられる注出筒部2dが形成されている。
また、3は注出筒部2dの内側における上下のほぼ中間部に設けられた密閉壁である。この密閉壁3は破断除去部3aと非破断除去部3bからなっている。密閉壁3は注出筒部2dと一体成形されており破断予定溝nに沿って破断除去部3aを引きちぎることにより非破断除去部3bに注出開口が形成される。なお、密閉壁3は注出筒部2dの下端や中間位置に設けることができ、その上下位置(高さ位置)は適宜選択可能になっている。
4は密閉壁3の破断除去部3aの縁部近傍に一体的に設けられた支柱、5は支柱4につながるプルリングである。このプルリング5は支柱4の上部において水平姿勢を維持するように保持する場合を例として示したが、該プルリング5は支柱4の上部において傾斜姿勢を維持するように保持することもできる。また、6は支柱4側の内周壁5aに外表面が曲面にて形成された内向きに隆起(肉盛等)した凸部である。この凸部6は内周壁5aの全周にわたって設けることもできる。7は環状周壁2cを取り囲む周壁7aとこの周壁7aの上部において一体連結する天面壁7bからなり、ベース2の環状周壁2aに着脱自在にねじ係合する蓋体である。この蓋体7の天面壁7bの裏面にはそこから垂下して注出筒部2dに弾性接触するシール筒部7cが形成されている。
図3は上掲図1に示した注出キャップにつき、プルリング5に指先を差し入れた状況を示した図である。通常、プルリング5に指先を差し入れその引き上げにより密閉壁3を引きちぎろうとする場合、指先の背面は支柱側の内周面に接触することとなる。ところで前述したように従来の該プルリングは図4に示すような断面形状を有しており、プルリングの上端縁部に形成されるエッジeが指先の背面に接触することとなるため違和感をおぼえるのは避けられない状況にあった。
本発明にしたがう注出キャップはプルリング5の少なくとも支柱側の内周面5aに外表面が曲面にて形成された内向きに隆起する凸部6が設けられているため、指先背面での接触がソフトで従来のような違和感を生じることはない。
また、指先の背面に自然に接触するように凸部6の肉厚分布は隆起代をtとしてプルリング5の内周壁5aの下端縁から上端縁に向けて変化させることができる。本実施の形態では凸部6は断面が略半円形状となるように肉厚を変化させたものを例示している(図1参照)。
また、凸部6は図5(a)(b)に示すようにプルリング5の内周壁5aの上端縁にのみ設けることもでき、この場合もソフトな接触が得られる。
さらに、凸部6は図6(a)(b)に示すようにプルリング5の内周壁5aに沿い間隔をおいて配列した複数の縦リブ6′を用いて構成することもできる。
図7(a)〜(c)は、プルリング5の少なくとも支柱側にリング本体そのものの寸法(高さ)Wを小さくして指先背面における接触面積の挟小化を図るべく狭窄域8を設けた例である。この場合も、前述した形態と同様に指先背面へのソフトな感触が得られる。
凸部6は、少なくとも指先背面が接触する個所に設けられていればよいが、プルリング5の内周壁5aの全周あるいは所定の角度をもった範囲(リング5の中心を起点にして定まる角度範囲)に形成することもできる。
容器を開封する際に指先背面で違和感を生じることのないプルリング式注出キャップが適用できる。
本発明にしたがう注出キャップの実施の形態を示した断面図である。 図1示した注出キャップの要部の外観斜視図である。 プルリングと指先の関係を示した図である。 従来のプルリングの断面形状を示した図である。 本発明にしたがう注出キャップの他の実施の形態を示した図である。 本発明にしたがう注出キャップの他の実施の形態を示した図である。 (a)〜(c)は本発明にしたがう注出キャップの他の実施の形態を示した図である。
符号の説明
1 容器の口部
2 ベース
2a 内筒
2b 外筒
2c 環状周壁
2d 注出筒部
3 密閉壁
3a 破断除去部
3b 非破断除去部
4 支柱
5 プルリング
5a 内周壁
6 凸部
7 蓋体
7a 周壁
7b 天面壁
7c シール筒部
8 狭窄域
m 環状溝
n 破断予定溝

Claims (4)

  1. 注出筒部を有し容器の口部に固定保持可能なベースと、このベースの注出筒部の内側に一体成形され破断予定溝に沿う引きちぎりによって注出開口を形成する密閉壁と、指先の挿通を可能とし該密閉壁に支柱を介して接続するプルリングとを備えた注出キャップであって、
    前記プルリングの少なくとも支柱側の内周壁において、外表面が曲面にて形成された内向きに隆起する凸部を少なくともプルリングの内周壁の上端縁に設けたことを特徴とする中栓付きの注出キャップ。
  2. 前記凸部は、プルリングの内周壁の下端縁から上端縁に至るまでの向き及び内周壁の周りに沿う向きの少なくとも一方において変化する肉厚分布を有する、請求項1記載の注出キャップ。
  3. 注出筒部を有し容器の口部に固定保持可能なベースと、このベースの注出筒部の内側に一体成形され破断予定溝に沿う引きちぎりによって注出開口を形成する密閉壁と、指先の挿通を可能とし該密閉壁に支柱を介して接続するプルリングとを備えた注出キャップであって、
    前記プルリングの少なくとも支柱側の内周壁において、外表面が曲面にて形成された内向きに隆起する凸部をプルリングの内周壁の上端縁にのみ設け、
    前記凸部は、プルリングの内周壁の下端縁から上端縁に至るまでの向き及び内周壁の周りに沿う向きの少なくとも一方において変化する肉厚分布を有することを特徴とする中栓付きの注出キャップ。
  4. 前記凸部は、内周壁に沿い間隔をおいて配列された複数の縦リブからなる、請求項1〜3の何れかに記載の注出キャップ。
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