JP5388276B2 - 容器と金属キャップとオーバーキャップとの組み合わせ - Google Patents
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また特許文献2には、上面が開口された瓶などの容器の外周面上端部に容器蓋が被嵌された構造が記載されている。この組み合わせにおいては、スカート壁の下端部を半径方向内側に変形して瓶の玉縁に係止せしめることによって容器蓋が瓶に装着される。そして容器蓋の環状ライナーは瓶の頂部に押圧せしめられ、これにより瓶の開口が密封される。瓶の開口を開封する際には、容器蓋の把持片の先端部に形成されたリング形状部に指を挿入してこの把持片を引き起こし、これにより容器蓋が瓶から取り外される。
口部の上端外周面に環状突起を有し、該環状突起より下方の口部外周面に雄螺条と、該環状突起より下方から少なくとも該雄螺条が形成されている位置まで延びる凹部とを有するガラス製の容器と、
天面壁と該天面壁から垂下するスカート壁からなり、該天面壁の内面に該容器の口部の上端をシールするシール材が設けられており、該スカート壁の下端から下方に延びる把持片が設けられており、該スカート壁と該把持片との接続位置両端乃至その近傍に該スカート壁下端から上方に延びる一対の引き裂き用弱化部が設けられている金属キャップと、
該雄螺条と螺合する雌螺条を有するオーバーキャップと、からなる組み合わせであって、
該金属キャップを該容器の該口部に装着する際に、該金属キャップの該把持片を該口部の該凹部に収納させた状態で該金属キャップを該口部に被嵌し、該金属キャップの該スカート壁の下方部分を半径方向内方へ変位させることにより、該スカート壁を該口部の該環状突起に係止させ、該容器の該口部に該金属キャップが装着された状態で、該オーバーキャップを装着する際に、該オーバーキャップと該金属キャップの該把持片が干渉しないようにし、
前記把持片には、リング状把持部が設けられており、
前記凹部内には、リング状把持部付近がさらに窪んだ形状の第二の凹部が設けられており、
該第二の凹部は前記凹部内の周方向の中央付近に位置している、ことを特徴とする。
図1において、10は実施例に係る容器であり、容器の材質としては、合成樹脂、ガラスなどが挙げられるが、好適にはガラスにより略円筒形状となるように形成される。なお容器10の内部に収容される液体として、例えば飲料や調味料などが例示できる。容器10の形状は用途に応じて、楕円形や多角形など様々なものが考えられるが、このような円筒形状がキャップによる容器の密封性の点からは好ましい。
金属キャップ20の天面壁21の内面には、容器10の口部10aをシールするためのシール材25が設けられている。なおシール材25は、好適には塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂などが用いられる。
また、オーバーキャップ30も合成樹脂により成形されることが望ましいが、金属材料を用いて成形してもよい。さらに、オーバーキャップ30は、液体の注出構造を備えたものでもよいし、これを備えずともよい。
10a 口部
11 環状突起
12 雄螺条
13 凹部
13b 第二の凹部
14 顎部
15 方向規制用凹部
20 金属キャップ
21 天面壁
22 スカート壁
23 把持片
24 切り裂き弱化部
25 シール材
30 オーバーキャップ
31 天面壁
32 スカート壁
32a 雌螺条
33 突起
34 シール材
35 キャップ本体
36 上蓋
Claims (2)
- 口部の上端外周面に環状突起を有し、該環状突起より下方の口部外周面に雄螺条と、該環状突起より下方から少なくとも該雄螺条が形成されている位置まで延びる凹部とを有するガラス製の容器と、
天面壁と該天面壁から垂下するスカート壁からなり、該天面壁の内面に該容器の口部の上端をシールするシール材が設けられており、該スカート壁の下端から下方に延びる把持片が設けられており、該スカート壁と該把持片との接続位置両端乃至その近傍に該スカート壁下端から上方に延びる一対の引き裂き用弱化部が設けられている金属キャップと、
該雄螺条と螺合する雌螺条を有するオーバーキャップと、からなる組み合わせであって、
該金属キャップを該容器の該口部に装着する際に、該金属キャップの該把持片を該口部の該凹部に収納させた状態で該金属キャップを該口部に被嵌し、該金属キャップの該スカート壁の下方部分を半径方向内方へ変位させることにより、該スカート壁を該口部の該環状突起に係止させ、該容器の該口部に該金属キャップが装着された状態で、該オーバーキャップを装着する際に、該オーバーキャップと該金属キャップの該把持片が干渉しないようにし、
前記把持片には、リング状把持部が設けられており、
前記凹部内には、リング状把持部付近がさらに窪んだ形状の第二の凹部が設けられており、
該第二の凹部は前記凹部内の周方向の中央付近に位置している、
ことを特徴とする容器と金属キャップとオーバーキャップの組み合わせ。 - 該容器は、その底部に方向規制用の凹部又は凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の容器と金属キャップとオーバーキャップとの組み合わせ。
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JP2009011417A JP5388276B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 容器と金属キャップとオーバーキャップとの組み合わせ |
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JP5388276B2 true JP5388276B2 (ja) | 2014-01-15 |
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