JP2014230278A - 回路保護素子 - Google Patents

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    • H03H7/0115Frequency selective two-port networks comprising only inductors and capacitors

Abstract

【課題】 二以上の周波数帯域のノイズを抑えることのできる回路保護素子を提供する。【解決手段】 回路保護素子は、少なくとも一つのコイルパターンと、少なくとも一つの引出電極と、少なくとも一つの伝導性物質が埋め込まれた孔及び少なくとも一つのキャパシタ電極が選択的に形成された複数のシートを備え、少なくとも一つのコイルパターンが一つのインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間にキャパシタが形成されて少なくとも二つのインダクタと少なくとも二つのキャパシタとを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、回路保護素子に係り、特に、複数の周波数帯域のノイズを抑えることのできる回路保護素子に関する。
近年、携帯用電子機器、例えば、スマートフォンなどの多機能化が進むことに伴い、様々な周波数帯域が用いられている。即ち、一つのスマートフォン内において無線LAN(wireless LAN)、ブルートゥース(bluetooth)、GPSなど他の周波数帯域を利用する複数の機能を採用するようになった。また、電子機器の高集積化が進むことに伴い、限られた空間における内部回路密度が高くなり、これにより、内部回路の間にノイズ干渉が必然的に発生することになる。例えば、750MHzのノイズはスマートフォンの通話品質を低下させ、1.5GHzのノイズはGPSの品質を低下させる。
このように携帯用電子機器の様々な周波数のノイズを抑えるとともに、内部回路間のノイズを抑えるために複数の回路保護素子が利用されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、それぞれ異なる周波数帯域のノイズを除去するコンデンサ、チップビード、共通モードフィルタなどが利用されている。ここで、共通モードフィルタは、二つのチョークコイルが一体となった構造を有し、差動モードの信号電流を通過させ、共通モードのノイズ電流のみを除去することができる。即ち、共通モードフィルタは、交流電流である差動モードの信号電流と共通モードのノイズ電流を分類及び除去することができる。
ところが、スマートフォンの通話品質を低下させる750MHzのノイズとGPSの品質を低下させる1.5GHzのノイズを両方とも抑えた方が好ましいが、従来の共通モードノイズフィルタは、いずれか一つの周波数のノイズのみを除去し、他のノイズは除去することができない。このため、いずれか一つの機能はノイズによって品質の低下を生じざるをえない。
KR10−0845948B1
本発明の目的は、二以上の周波数帯域のノイズを抑えることのできる回路保護素子を提供することである。
本発明の他の目的は、二以上の周波数帯域のノイズを抑える機能と静電気放電(ElectroStaticDischarge; ESD)保護機能を両立することのできる回路保護素子を提供することである。
本発明の一実施形態による回路保護素子は、少なくとも一つのコイルパターンと、少なくとも一つの引出電極と、少なくとも一つの伝導性物質が埋め込まれた孔及び少なくとも一つのキャパシタ電極が選択的に形成された複数のシートを備え、前記少なくとも一つのコイルパターンが一つのインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間にキャパシタが形成されて少なくとも二つのインダクタと少なくとも二つのキャパシタとを備える。
好ましくは、前記キャパシタ電極が形成された第1シートの上部及び下部に第1及び第2コイルパターンがそれぞれ形成された第2及び第3シートがそれぞれ設けられ、前記第1及び第2コイルパターンがそれぞれインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記第1及び第2コイルパターンとの間にそれぞれキャパシタが形成される。
また、好ましくは、前記回路保護素子は、前記第2シートの上部に設けられ、第3コイルパターンが形成された第4シートと、前記第3シートの下部に設けられ、第4コイルパターンが形成された第5シートと、を備え、前記第1コイルパターンは、前記第4コイルパターンとその間のシートに形成された前記伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続され、前記第2コイルパターンは、前記第3コイルパターンとその間のシートに形成された前記伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続される。
更に、好ましくは、前記キャパシタ電極の面積と前記キャパシタ電極が形成されていない前記第1シートの面積は、1:100〜100:1の割合を有する。
更に、好ましくは、前記キャパシタ電極は、矩形状又は角丸状を含む多角形、円形、楕円形、螺旋状又はうねり状に形成される。
更に、好ましくは、前記コイルパターンのターン数、前記キャパシタ電極の面積、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間の距離の少なくともいずれかに応じてインダクタンス及びキャパシタンスが調節される。
更に、好ましくは、前記伝導性物質が埋め込まれた孔から離れて前記シートに磁性体物質が埋め込まれた孔が形成される。
更に、好ましくは、前記回路保護素子は、前記コイルパターンとそれぞれ接続されて前記シートの外側にそれぞれ露出される第1引出電極と、前記キャパシタ電極と接続されて前記シートの外側に露出される第2引出電極と、を更に備える。
更に、好ましくは、前記第1引出電極は、向かい合う前記シートの両側面に露出され、前記第2引出電極は、前記第1引出電極が露出された側面と直交する少なくともいずれか一つの側面に露出される。
更に、好ましくは、前記回路保護素子は、前記第1引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第1外部電極と、前記第2引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第2外部電極と、を更に備え、前記第1外部電極は入出力端子と回路との間に接続され、前記第2外部電極は接地端子と接続される。
本発明の他の実施形態による回路保護素子は、キャパシタ電極が形成された第1シートと、前記第1シートの上側に形成され、第1コイルパターンが形成された第2シートと、前記第1シートの下側に設けられ、第2コイルパターンが形成された第3シートと、を備え、前記第1及び第2コイルパターンがそれぞれインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記第1及び第2コイルパターンとの間にそれぞれキャパシタが形成される。
好ましくは、前記回路保護素子は、前記第2シートの上部に設けられ、第3コイルパターンが形成された第4シートと、前記第3シートの下部に設けられ、第4コイルパターンが形成された第5シートと、を備え、前記第1コイルパターンは、前記第4コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続され、前記第2コイルパターンは、前記第3コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続される。
また、好ましくは、前記コイルパターンのターン数、前記キャパシタ電極の面積、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間の距離の少なくともいずれか一つに応じてインダクタンス及びキャパシタンスが調節される。
本発明の更に他の実施形態による回路保護素子は、少なくとも一つのコイルパターン及び少なくとも一つのキャパシタ電極が選択的に形成された複数のシートが積み重ねられた共通モードノイズフィルタと、少なくとも一つの引出電極及び少なくとも一つのESD保護物質が埋め込まれた孔が選択的に形成された複数のシートを有するESD保護素子と、を備え、前記共通モードノイズフィルタは、少なくとも一つのコイルパターンが一つのインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間にキャパシタが形成されて少なくとも二つのインダクタと少なくとも二つのキャパシタとを備える。
好ましくは、前記共通モードノイズフィルタと前記ESD保護素子は、上下に積層されて結合される。
また、好ましくは、前記共通モードノイズフィルタは、前記キャパシタ電極が形成された第1シートの上部及び下部に第1及び第2コイルパターンがそれぞれ形成された第2及び第3シートがそれぞれ設けられ、前記第1及び第2コイルパターンがそれぞれインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記第1及び第2コイルパターンとの間にそれぞれキャパシタが形成される。
更に、好ましくは、前記回路保護素子は、前記第2シートの上部に設けられ、第3コイルパターンが形成された第4シートと、前記第3シートの下部に設けられ、第4コイルパターンが形成された第5シートと、を備え、前記第1コイルパターンは、前記第4コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続され、前記第2コイルパターンは、前記第3コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続される。
更に、好ましくは、前記回路保護素子は、前記コイルパターンとそれぞれ接続されて前記シートの外側にそれぞれ露出される第1引出電極と、前記キャパシタ電極と接続されて前記シートの外側に露出される第2引出電極と、前記ESD保護物質が埋め込まれた孔とそれぞれ接続されて前記第1及び第2引出電極に向かってそれぞれ引出された第3及び第4引出電極と、を備える。
更に、好ましくは、前記回路保護素子は、前記第1及び第3引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第1外部電極と、前記第2及び第4引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第2外部電極と、を更に備え、前記第1外部電極は入出力端子と回路との間に接続され、前記第2外部電極は接地端子と接続される。
本発明の回路保護素子は、コイルパターンと、引出電極と、導電性物質が埋め込まれた孔と、キャパシタ電極が選択的に形成された複数のシートが積み重ねられて少なくとも二つのインダクタと少なくとも二つのキャパシタとを備える共通モードノイズフィルタと、から構成してもよい。従って、スマートフォンなどの携帯用電子機器に用いられて二以上の周波数帯域のノイズを抑えることができ、これにより、電子機器の品質を向上させることができる。
また、本発明の回路保護素子は、引出電極及びESD保護物質が埋め込まれた孔が選択的に形成された複数のシートが積み重ねられたESD保護素子を前記共通モードノイズフィルタと積層して実現してもよい。共通モードノイズとESD保護素子を積層することにより、個別素子を利用する従来に比べて単一チップに製造されて小型化されるので、電子機器のサイズ増大を防ぐことができ、実装面積を画期的に減らすことができ、低容量のESD保護素子を実現して入出力信号の歪みを防ぐことができて電子機器の信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態による回路保護素子の結合斜視図である。 本発明の一実施形態による回路保護素子の分解斜視図である。 本発明の一実施形態による回路保護素子の等価回路図である。 本発明の一実施形態による回路保護素子と従来の回路保護素子の特性グラフである。 本発明の他の実施形態による回路保護素子の結合斜視図である。 本発明の他の実施形態による回路保護素子の分解斜視図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態を詳述する。しかしながら、本発明は、後述する実施形態に何ら限定されるものではなく、異なる種々の形態で実現される。単に、これらの実施形態は、本発明の開示を完全たるものにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。図中、複数の層及び各領域を明確に表現するために厚さを拡大して示し、同じ符号は同じ構成要素を示す。
図1は、本発明の一実施形態による回路保護素子の結合斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態による回路保護素子の分解斜視図であり、図3は、本発明の一実施形態による回路保護素子の等価回路図であり、そして図4は、本発明の一実施形態による回路保護素子と従来の回路保護素子の特性グラフである。
図1を参照すると、本発明の一実施形態による回路保護素子は、複数の絶縁シートが積み重ねられた積層体からなるが、上から上部カバー層10と、共通モードノイズフィルタ20と、下部カバー層30と、を備える。また、積層体の側面に形成されて共通モードノイズフィルタ20内部の引出電極と接続される第1外部電極40と、共通モードノイズフィルタ20の内部のキャパシタ電極と接続される第2外部電極50と、を更に備える。第1外部電極40は、積層体の第1側面及びこれと向かい合う第2側面にそれぞれ設けてもよく、第1及び第2側面にそれぞれ二つずつ設けてもよい。第2外部電極50は第1外部電極40が形成されていない積層体の第3及び第4側面に設けてもよく、第3及び第4側面にそれぞれ一つずつ設けてもよい。第1外部電極40は、入力端子と出力端子との間にそれぞれ接続され、第2外部電極50はグランド端子に接続してもよい。即ち、回路保護素子の一方の側面に形成された第1外部電極40は信号入力端子に接続され、これと対応する他方の側面に形成された第1外部電極40は出力端子、例えば、システムに接続しててもよい。一方、上部カバー層10及び下部カバー層30はそれぞれ複数のシートを積み重ねて形成してもよく、これと共通モードノイズフィルタ20を構成する複数のシートは非磁性体シートから形成される。
共通モードノイズフィルタ20は、図2に示すように、複数のシート110〜150が積み重ねられてもよいが、複数のシート110〜150には引出電極と、コイルパターンと、伝導性物質が埋め込まれた孔及びキャパシタ電極を選択的に形成してもよい。即ち、共通モードノイズフィルタ20は、複数のシート110〜150と、複数のシート110〜150に選択的に形成されて導電性物質が埋め込まれた孔110a、120a、120b、130a、130b、140aと、選択されたシート140、150の上に形成された接続電極210、220と、選択されたシート110、120、140、150の上に形成されたコイルパターン310、320、330、340と、選択されたシート110、120、140、150の上に形成され、コイルパターン310、320、330、340と接続されて外部に引き出される引出電極410、420、430、440と、シート130の上に形成されたキャパシタ電極510と、キャパシタ電極510と接続されて外部に引き出される引出電極520と、を備えていてもよい。以下、このような共通モードノイズフィルタ20の構成についてより具体的に説明する。
シート110には孔110aと、コイルパターン310及び引出電極410が形成される。シート110は、所定の厚さを有する略矩形状の板状に設けてもよい。即ち、シート110は正方形又は直方形を呈していてもよい。孔110aは、シート110の真ん中から一方向に離間して所定の領域に形成してもよい。真ん中は、4つの周縁から対角に仮想の線を引いたときに両対角線が遭遇する個所であってもよい。例えば、シート110が直方形に設けられ、孔110aはシート110の真ん中から一つの長辺方向に沿って所定の間隔だけ離間して形成してもよい。孔110aには導電性物質が埋め込まれるが、導電性物質として金属物質のペーストを採用してもよい。また、コイルパターン310は、孔110aから一方向に回転して所定のターン数で形成してもよい。このとき、コイルパターン310は、シート110の中央領域を通過しないように形成してもよい。例えば、コイルパターン310は、所定の幅及び間隔を有し、反時計回り方向に外側に回転する螺旋状に形成してもよい。このとき、コイルパターン310の線幅及び間隔は等しくてもよい。更に、コイルパターン310の先端は引出電極410と接続される。引出電極410は所定の幅に形成されてシート110の一辺に露出されるように形成される。例えば、引出電極410は、シート110の長辺方向に延設されるが、シート110の真ん中の孔110aが形成された方向とは反対方向にシート110の一つの短辺に露出されるように形成される。
シート120には、二つの孔120a、120bと、コイルパターン320及び引出電極420が形成される。シート120は、所定の厚さを有する略矩形状の板状に設けられ、シート110と同じ形状に設けてもよい。孔120aは、シート120を貫通してシート120の中央領域に形成してもよい。このとき、孔120aは、シート110に形成された孔110aと同じ個所に形成してもよい。また、孔120bは、真ん中から孔120aの離間距離と同じ距離に真ん中から他の方向に離間して所定の領域に形成してもよい。即ち、シート120の真ん中を基準として両孔120a、120bは互いに反対方向に等間隔に隔設される。孔120a、120bには導電性物質が埋め込まれるが、導電性物質として金属物質のペーストを採用してもよい。更に、孔120aは、導電性物質によってシート110の孔110aに埋め込まれた導電性物質とそれぞれ接続される。コイルパターン320は、孔120bから一方向に回転して所定のターン数で形成してもよい。このとき、コイルパターン320は、シート120の中央領域及び孔120aを通過しないように形成してもよい。例えば、コイルパターン320は、所定の幅及び間隔を有し、反時計回り方向に外側に回転する螺旋状に形成してもよい。即ち、コイルパターン320は、シート110に形成されたコイルパターン310と同じ方向に回転して形成してもよい。また、コイルパターン320の先端は引出電極420と接続される。引出電極420は所定の幅に形成されてシート120の一辺に露出されるように形成される。このとき、引出電極420は、シート110に形成された内部電極410から所定の間隔だけ離間して同じ方向に露出されるように形成される。
シート130には、二つの孔130a、130bと、キャパシタ電極510及び引出電極520が形成される。孔130a、130bは隔設してもよいが、シート310の真ん中から長辺に沿って向かい合う一方向及び他方向に離間するように隔設してもよい。ここで、孔130aは、シート120の孔120aと同じ個所に形成され、孔130bは、シート120の孔120bと同じ個所に形成してもよい。孔130a、130bには導電性物質が埋め込まれるが、導電性物質として金属物質のペーストを採用してもよい。孔130a、130bは、シート120の孔120a、120bに埋め込まれた導電性物質とそれぞれ接続される。キャパシタ電極510は、孔130a、130bから離間してシート130上の少なくとも一つの領域に所定の面積を有するように形成される。このようなキャパシタ電極510の面積とキャパシタ電極が形成されていないシート130の面積は、例えば、1:100〜100:1の割合を有してもよい。即ち、キャパシタ電極510は、シート130上の1%の面積を有するように形成してもよく、孔130a、130bと接触しないようにシート130の全体の上部に形成してもよい。また、キャパシタ電極510は、矩形状、多角形(角丸状を含む)、円形、楕円形、螺旋状、うねり状など種々の形状に形成してもよい。特に、キャパシタ電極510は、コイルパターン310、320、330、340と同じ形状に形成してもよい。このようなキャパシタ電極510によってシート130とシート120との間及びシート130とシート140との間にキャパシタをそれぞれ設けてもよい。即ち、二つのキャパシタを設けてもよい。更に、キャパシタ電極510の面積に応じて本発明による回路保護素子のキャパシタンスが調節されてもよい。一方、キャパシタ電極510の一部はシート130の一辺に露出されるように形成してもよい。例えば、キャパシタ電極510の一部はシート30の一辺に露出されて引出電極520に形成してもよいが、引出電極520は、シート130の一短辺のある領域に露出されるように形成してもよい。
シート140には、孔140aと、接続電極210と、コイルパターン330及び引出電極430が形成される。シート140は、所定の厚さを有する略矩形状の板状に設けられ、シート110、120、130と同じ形状に設けてもよい。孔140aは、シート140を貫通してシート140の中央領域に形成してもよい。このとき、孔140aは、シート130に形成された孔130b及びシート120に形成された孔120bと同じ個所に形成してもよい。孔140aには導電性物質が埋め込まれるが、例えば、金属物質のペーストを埋め込んでもよく、これにより、シート120、130の孔120b、130bと接続される。また、接続電極210は、真ん中から孔140aの離間距離と同じ距離に真ん中から他の方向に離間して所定の領域に形成してもよい。即ち、シート140の真ん中を基準として孔140aと接続電極210は互いに反対方向に等間隔に隔設される。更に、コイルパターン340は、接続電極210から一方向に回転して所定のターン数で形成してもよい。このとき、コイルパターン340は、シート140の中央領域及び孔140aを通過しないように形成してもよい。例えば、コイルパターン340は、所定の幅及び間隔を有し、時計回り方向に外側に回転する螺旋状に形成してもよい。即ち、コイルパターン340は、シート110、120に形成されたコイルパターン310、320とは反対方向に回転して形成してもよい。また、コイルパターン340の先端は引出電極430と接続される。引出電極430は所定の幅に形成されてシート140の一辺に露出されるように形成される。このとき、引出電極430は、シート110に形成された引出電極410とは反対方向の面に露出されるように形成される。更に、引出電極430は、シート110に形成された引出電極410と一直線をなすように形成される。
シート150には、接続電極220と、コイルパターン340及び引出電極440が形成される。シート150は、所定の厚さを有する略矩形状の板状に設けてもよく、シート110、120、130、140と同じ形状に設けてもよい。接続電極210は、シート150の真ん中から一方向に離間して所定の領域に形成してもよい。例えば、接続電極220は、シート140の孔140aと同じ領域に形成してもよい。また、コイルパターン340は、接続電極220から一方向に回転して所定のターン数で形成してもよい。このとき、コイルパターン340は、シート150の中央領域を通過しないように形成してもよい。例えば、コイルパターン340は所定の幅及び間隔を有し、時計回り方向に外側に回転する螺旋状に形成してもよい。また、コイルパターン340の先端は引出電極440と接続される。引出電極440は所定の幅に形成されてシート150の一辺に露出されるように形成される。例えば、引出電極440はシート150の長辺方向に延設されるが、シート140に形成された内部電極430から所定の間隔だけ離間して、シート120に形成された内部電極420と一直線をなすように形成される。
上述したような本発明の一実施形態による回路保護素子は、キャパシタ電極510が形成されたシート130を挟んで上側にコイルパターン310、320がそれぞれ形成されたシート110、120が設けられ、下側にコイルパターン330、340がそれぞれ形成されたシート140、150が設けられる。また、シート110のコイルパターン310がシート120の孔120a及びシート130の孔130aを介してシート140のコイルパターン330と接続され、シート120のコイルパターン320はシート130の孔130b及びシート140の孔140aを介してシート150のコイルパターン340と接続される。即ち、上側のコイルパターン310は下側のコイルパターン330と接続され、上側のコイルパターン320は下側のコイルパターン340と接続される。換言すれば、上側及び下側に二つのコイルパターンがそれぞれ形成されるが、上側の一つのコイルパターンは下側の一つのコイルパターンと接続される。このため、本発明による回路保護素子は、コイルパターン310と接続されたコイルパターン330が第1インダクタをなし、コイルパターン320と接続されたコイルパターン340が第2インダクタをなす。なお、本発明による回路保護素子は、キャパシタ電極510がシート120、140の間に設けられてキャパシタ電極510とコイルパターン330との間に第1キャパシタが形成され、キャパシタ電極510とコイルパターン320との間に第2キャパシタが形成される。要するに、本発明による回路保護素子は、図3の等価回路図に示すように、第1及び第2インダクタL11、L12と、これにそれぞれ接続された第1及び第2キャパシタC11、C12と、を備える。即ち、本発明による回路保護素子は、少なくとも二つのインダクタと、これとそれぞれ接続された少なくとも二つのキャパシタと、を備える。
このような本発明による回路保護素子は、コイルパターン310、320、330、340のターン数、キャパシタ電極510の面積、及びコイルパターン310、320、330、340同士の間隔、即ち、シート110、120、130、140、150の厚さを調節することにより、インダクタンス及びキャパシタンスを調節することができ、これにより、抑制可能な周波数のノイズを調節することができる。例えば、シート110、120、130、140、150の厚さを減少させると、低い周波数帯域のノイズを抑えることができ、厚さを増大させると、高い周波数帯域のノイズを抑えることができる。このように二つのインダクタと二つのキャパシタとからなる回路保護素子、即ち、共通モードノイズフィルタは、二つの周波数帯域のノイズを抑えることができる。即ち、図4に示すように、本発明による回路保護素子の周波数特性Aは、1GHz帯域とそれ以上の帯域において二つのピークが現れ、これにより、二つの周波数帯域のノイズを抑えることができる。しかしながら、キャパシタを備えていない従来の共通モードノイズフィルタBは、1GHz帯域において一つのピークが現れ、これにより、一つの周波数帯域のノイズのみを抑えることができる。要する、本発明による回路保護素子は、二以上の周波数帯域のノイズを抑えることができ、これにより、様々な周波数の機能を採用するスマートフォンなどの携帯用電子機器に用いられて電子機器の品質を向上させることができる。
一方、前記本発明の一実施形態による回路保護素子として、二つのインダクタと二つのキャパシタとからなる共通モードノイズフィルタを例にとって説明した。しかしながら、本発明による回路保護素子は、共通モードノイズフィルタとESD保護素子が結合された構造に設けてもよい。即ち、少なくとも二以上のインダクタと少なくとも二以上のキャパシタとからなる共通モードノイズフィルタとESD保護素子が結合されて回路保護素子を実現してもよい。以下、このような本発明の他の実施形態による回路保護素子を図5及び図6に基づいて説明する。
図5は、本発明の他の実施形態による回路保護素子の結合斜視図であり、図6は、本発明の他の実施形態による回路保護素子の分解斜視図である。
図5を参照すると、本発明の他の実施形態による回路保護素子は、複数の絶縁シートが積み重ねられて上から上部カバー層10と、共通モードノイズフィルタ20と、ESD保護素子60及び下部カバー層30を備える。即ち、上部カバー層10と下部カバー層30との間に共通モードノイズフィルタ20とESD保護素子60が積層される。また、共通モードノイズフィルタ20の内部の引出電極及びESD保護素子60の内部の引出電極の一部と接続される第1外部電極40と、共通モードノイズフィルタ20の内部のキャパシタ電極及びESD保護素子60の内部の引出電極の一部と接続される第2外部電極50と、を更に備える。
共通モードノイズフィルタ20は、図6に示すように、引出電極と、コイルパターンと、伝導性物質が埋め込まれた孔と、キャパシタ電極が選択的に形成された複数のシート110〜150を積層して構成してもよい。即ち、共通モードノイズフィルタ20は、複数のシート110〜150と、複数のシート110〜150に選択的に形成されて導電性物質が埋め込まれた孔110a、120a、120b、130a、130b、140aと、選択されたシート140、150の上に形成された接続電極210、220と、選択されたシート110、120、140、150の上に形成されたコイルパターン310、320、330、340と、選択されたシート110、120、140、150の上に形成され、コイルパターン310、320、330、340と接続されて外部に引き出される引出電極410、420、430、440と、シート130の上に形成されたキャパシタ電極510と、キャパシタ電極410と接続されて外部に引き出される引出電極520と、を備えてもよい。即ち、共通モードノイズフィルタ20の構成は、図2に基づいて説明した本発明の一実施形態と同様であってもよい。従って、共通モードノイズフィルタ20の構成についての説明は省略する。
ESD保護素子60は、引出電極及び孔がそれぞれ選択的に形成された複数のシート610、620、630、640、650及び660が積層されてなる。
シート610の下面には、複数の引出電極612及び614が形成される。複数の引出電極612及び614はシート610の下面の中央部から一短辺に露出されるように直線状に隔設される。引出電極612、614は、第1外部電極40と接続される。
シート620の上には複数の孔620a及び620bが形成されるが、複数の孔620a及び620bはシート610の中央部から形成された複数の引出電極612及び614と対応する個所に形成される。即ち、複数の孔620a及び620bはシート620の中央部に隔設される。また、複数の孔620a及び620bはそれぞれESD保護物質によって埋め込まれる。ESD保護物質は、ポリビニールアルコール(PVA:Polyvinyl Alcohol)又はポリビニールブチラル(PVB:Polyvinyl Butyral)などの有機物にRuO2、Pt、Pd、Ag、Au、Ni、Cr、Wなどよりなる群から選ばれた少なくとも一つの導電性物質を混合した物質から形成することができる。なお、ESD保護物質は、前記混合物質にZnOなどのバリスタ物質又はAl23などの絶縁性セラミック物質を更に混合して形成することもできる。
シート630の上面及び下面にはそれぞれ引出電極632及び634が形成される。引出電極632及び634は、シート630の上面及び下面における互いに対応する個所に形成され、シート620の孔620a及び620bが形成された個所と対応する個所を横切ってシート630の一短辺及び他の長辺の中央部において露出されるように直線状に形成される。引出電極632、634は、第1外部電極50と接続される。
シート640の上には複数の孔640a及び640bが形成されるが、複数の孔640a及び640bはシート620に形成された複数の孔620a及び620bとそれぞれ対応する個所に形成される。なお、複数の孔620a及び620bはそれぞれESD保護物質によって埋め込まれる。
シート650の上には複数の引出電極652及び654が形成される。複数の引出電極652及び654は引出電極612及び614が露出されたシート610の一長辺とは反対側のシート650の他の長辺に延設されるが、引出電極652は孔620a及び640aと対応するシート650の所定の領域からシート650の他の長辺において露出されるように直線状に形成される。また、内部電極654は孔620b及び640bと対応するシート650の所定の領域からシート650の他の長辺において露出されるように直線状に形成されて内部電極652から所定の間隔だけ離間する。引出電極652、654は、第1外部電極40と接続される。
前記ESD保護素子60は孔620a、620b、640a、640b内に埋め込まれたESD保護物質が伝導性物質と絶縁性物質が所定の割合にて混合された状態で存在する。即ち、絶縁性物質の間に伝導性粒子が存在し、引出電極に所定の電圧以下の電圧が印加される場合には絶縁状態を維持し、引出電極に所定の電圧以上の電圧が印加される場合には伝導性粒子の間に放電が起きて当該引出電極間の電圧差を減らすことになる。
上述した本発明の他の実施形態による二つのインダクタと二つのキャパシタとからなる共通モードノイズフィルタとESD保護素子が結合された回路保護素子は、電子機器に用いられる信号入力端子とシステムとの間に第1外部電極40が接続され、接地端子に第2外部電極50が接続されて共通モードノイズを除去するだけではなく、入出力端子に流れ込む静電気を接地端子に流すことができる。即ち、共通モードノイズフィルタが電源とシステムとの間に配置されて共通モードノイズを効率よく抑える。なお、ESD保護素子が入出力端子とシステムとの間において接地端子と接続されて回路保護素子の両端の間に不所望の所定の電圧以上の電圧が印加されれば、ESD保護物質の伝導性粒子の間に放電が起きて接地端子に電流を流し、当該回路保護素子の両端間の電圧差を減らすことになる。このとき、回路保護素子の両端は導通状態になるわけではないため、入力信号は歪み無しにそのまま入出力端子に伝わる。即ち、回路保護素子は、静電気の発生時にも当該静電気は当該回路保護素子を介して接地に抜け出て回路を保護するとともに、システムが授受する信号はそのまま維持される。
一方、前記本発明の実施形態による回路保護素子は、共通モードノイズフィルタ20が上側及び下側に形成されたコイルパターンが接続されてインダクタを構成する場合について説明した。しかしながら、コイルパターンが磁芯を囲むように共通モードノイズフィルタが構成されてもよい。即ち、シート110〜150の真ん中領域に孔が形成され、孔に磁性体物質が埋め込まれて上下方向に磁芯が設けられ、このような磁芯を上下方向に囲むようにインダクタを実現してもよい。
本発明の技術的思想は、前記実施形態に基づいて詳述されたが、前記実施形態はその説明のためのものであり、その制限のためのものではないということが理解できる筈である。なお、本発明の技術分野における当業者は本発明の技術思想の範囲内において様々な実施形態が採用可能であるということが理解できる筈である。
10:上部カバー層
20:共通モードノイズフィルタ
30:下部カバー層
40:第1外部電極
50:第2外部電極
60:ESD保護素子

Claims (19)

  1. 少なくとも一つのコイルパターンと、少なくとも一つの引出電極と、少なくとも一つの伝導性物質が埋め込まれた孔及び少なくとも一つのキャパシタ電極が選択的に形成された複数のシートを備え、
    前記少なくとも一つのコイルパターンが一つのインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間にキャパシタが形成されて少なくとも二つのインダクタと少なくとも二つのキャパシタとを備える回路保護素子。
  2. 前記キャパシタ電極が形成された第1シートの上部及び下部に第1及び第2コイルパターンがそれぞれ形成された第2及び第3シートがそれぞれ設けられ、
    前記第1及び第2コイルパターンがそれぞれインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記第1及び第2コイルパターンとの間にそれぞれキャパシタが形成される請求項1に記載の回路保護素子。
  3. 前記第2シートの上部に設けられ、第3コイルパターンが形成された第4シートと、前記第3シートの下部に設けられ、第4コイルパターンが形成された第5シートと、を備え、
    前記第1コイルパターンは、前記第4コイルパターンとその間のシートに形成された前記伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続され、
    前記第2コイルパターンは、前記第3コイルパターンとその間のシートに形成された前記伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続される請求項2に記載の回路保護素子。
  4. 前記キャパシタ電極の面積と前記キャパシタ電極が形成されていない前記第1シートの面積は、1:100〜100:1の割合を有する請求項2又は請求項3に記載の回路保護素子。
  5. 前記キャパシタ電極は、矩形状又は角丸状を含む多角形、円形、楕円形、螺旋状又はうねり状に形成された請求項4に記載の回路保護素子。
  6. 前記コイルパターンのターン数、前記キャパシタ電極の面積、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間の距離の少なくともいずれかに応じてインダクタンス及びキャパシタンスが調節される請求項2又は請求項3に記載の回路保護素子。
  7. 前記伝導性物質が埋め込まれた孔から離れて前記シートに磁性体物質が埋め込まれた孔が形成された請求項3に記載の回路保護素子。
  8. 前記コイルパターンとそれぞれ接続されて前記シートの外側にそれぞれ露出される第1引出電極と、
    前記キャパシタ電極と接続されて前記シートの外側に露出される第2引出電極と、
    を更に備える請求項2、請求項3及び請求項7のうちのいずれか1項に記載の回路保護素子。
  9. 前記第1引出電極は、向かい合う前記シートの両側面に露出され、前記第2引出電極は、前記第1引出電極が露出された側面と直交する少なくともいずれか一つの側面に露出される請求項8に記載の回路保護素子。
  10. 前記第1引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第1外部電極と、前記第2引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第2外部電極と、を更に備え、
    前記第1外部電極は入出力端子と回路との間に接続され、前記第2外部電極は接地端子と接続された請求項9に記載の回路保護素子。
  11. キャパシタ電極が形成された第1シートと、
    前記第1シートの上側に形成され、第1コイルパターンが形成された第2シートと、
    前記第1シートの下側に設けられ、第2コイルパターンが形成された第3シートと、
    を備え、
    前記第1及び第2コイルパターンがそれぞれインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記第1及び第2コイルパターンとの間にそれぞれキャパシタが形成される回路保護素子。
  12. 前記第2シートの上部に設けられ、第3コイルパターンが形成された第4シートと、前記第3シートの下部に設けられ、第4コイルパターンが形成された第5シートと、を備え、
    前記第1コイルパターンは、前記第4コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続され、
    前記第2コイルパターンは、前記第3コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続される請求項11に記載の回路保護素子。
  13. 前記コイルパターンのターン数、前記キャパシタ電極の面積、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間の距離の少なくともいずれか一つに応じてインダクタンス及びキャパシタンスが調節される請求項11又は請求項12に記載の回路保護素子。
  14. 少なくとも一つのコイルパターン及び少なくとも一つのキャパシタ電極が選択的に形成された複数のシートが積み重ねられた共通モードノイズフィルタと、
    少なくとも一つの引出電極及び少なくとも一つのESD保護物質が埋め込まれた孔が選択的に形成された複数のシートを有するESD保護素子と、
    を備え、
    前記共通モードノイズフィルタは、少なくとも一つのコイルパターンが一つのインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記コイルパターンとの間にキャパシタが形成されて少なくとも二つのインダクタと少なくとも二つのキャパシタとを備える回路保護素子。
  15. 前記共通モードノイズフィルタと前記ESD保護素子は、上下に積層されて結合された請求項14に記載の回路保護素子。
  16. 前記共通モードノイズフィルタは、前記キャパシタ電極が形成された第1シートの上部及び下部に第1及び第2コイルパターンがそれぞれ形成された第2及び第3シートがそれぞれ設けられ、
    前記第1及び第2コイルパターンがそれぞれインダクタをなし、前記キャパシタ電極と前記第1及び第2コイルパターンとの間にそれぞれキャパシタが形成される請求項15に記載の回路保護素子。
  17. 前記第2シートの上部に設けられ、第3コイルパターンが形成された第4シートと、前記第3シートの下部に設けられ、第4コイルパターンが形成された第5シートと、を備え、
    前記第1コイルパターンは、前記第4コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続され、
    前記第2コイルパターンは、前記第3コイルパターンとその間のシートに形成された伝導性物質が埋め込まれた孔を介して接続される請求項16に記載の回路保護素子。
  18. 前記コイルパターンとそれぞれ接続されて前記シートの外側にそれぞれ露出される第1引出電極と、
    前記キャパシタ電極と接続されて前記シートの外側に露出される第2引出電極と、
    前記ESD保護物質が埋め込まれた孔とそれぞれ接続されて前記第1及び第2引出電極に向かってそれぞれ引出された第3及び第4引出電極と、
    を備える請求項16又は請求項17に記載の回路保護素子。
  19. 前記第1及び第3引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第1外部電極と、前記第2及び第4引出電極と接続されて前記シートの側面に形成された第2外部電極と、を更に備え、
    前記第1外部電極は入出力端子と回路との間に接続され、前記第2外部電極は接地端子と接続された請求項18に記載の回路保護素子。
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