JP2014215019A - 冷却庫 - Google Patents

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Yohei Okumura
洋平 奥村
智久 森部
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智久 森部
稔 郡市
Minoru Gunshi
稔 郡市
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D21/00Defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water
    • F25D21/04Preventing the formation of frost or condensate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/02Doors; Covers

Abstract

【課題】観音開き式の一対の扉を閉じた場合に両扉の自由端縁の間隔を小さく留め、冷気洩れを抑制する。【解決手段】前面開口の断熱箱体からなる冷却庫本体10の内部には、間口方向の一側に被冷却物を収納する収納室14が、他側に収納室14に冷気を循環供給する冷却ユニット40が設置された設置室15が設けられ、冷却庫本体10の前面開口部10Aには、各室14,15の前面を区画形成するようにピラー60が配されるとともに、収納室14の前面を覆う収納室側扉50Rと、設置室15の前面を覆う設置室側扉50Lとが観音開き式の開閉可能に設けられている。収納室側扉50Rの自由端縁にはラッチレバー81が設けられる一方、設置室側扉50Lの自由端縁には、ラッチレバー81に係止可能なラッチ受け85の配設スペースが設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、急速冷却庫、急速凍結庫等の冷却庫に関する。
従来、急速冷却庫の一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、前面開口の冷却庫本体内における間口方向の一側に、加熱調理済みの食品を入れたトレイを複数段に収納できるようにした収納室が設けられるとともに、他側に設けられた設置室には、冷却器と冷却ファンとをケーシング内に収めた冷却ユニットが設置されており、冷却ファンの駆動に伴い、収納室の空気が冷却ユニットの正面から吸い込まれて冷却器と熱交換することで冷気が生成され、その冷気が冷却ユニットの背面から吹き出されたのち同冷却ユニットの側面側に回り込んで収納室に循環供給されることにより、食品が急速冷却されるようになっている。
ここで、上記特許文献1のものでは、冷却庫本体の前面開口部には片開きの一枚扉が揺動開閉可能に装着された構造であるが、急速冷却庫が大型化したときには、扉も大型となって開閉操作が大変となる等の問題が生じる。そこで、冷却庫本体の前面開口部には、収納室と設置室のそれぞれ前面を区画形成するようにピラーが設けられる一方、収納室の前面を覆う収納室側扉と、設置室の前面を覆う設置室側扉とが観音開き式の開閉可能に設けられた構造をなし、被冷却物である食品を収納室に出し入れする場合は、設置室側扉を閉鎖したままで収納室側扉のみを揺動開閉するようにして、開閉操作の簡便さを意図したものが一部で提案されている。
そして、このような観音開き式の扉形式を採用した場合、頻繁に開閉される収納室側扉を閉鎖状態にロックする手段として、例えば下記特許文献2に記載されたように、収納室側扉の自由端縁側の表面にラッチレバーが設けられる一方、ピラーの表面に、ラッチレバーに係止可能なラッチ受けを設けた施錠手段が採られている。
特開2010−190491号公報 特開平11−63786号公報
しかしながら、上記した収納室扉の施錠手段では、ラッチ受けをピラーの表面に設ける関係上、その配設スペースを確保するためには、ピラーを幅広として、収納室側扉と設置室側扉の自由端縁の間の間隔を広く採る必要がある。そうすると、ピラーの表面における両扉の自由端縁同士の間隔に開口した面積、すなわち外気に触れる面積が大きくなるため、それだけ庫内との熱交換がされやすく、すなわち冷気洩れ生じやすいという問題があり、その対策が希求されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、観音開き式の一対の扉を閉じた場合に両扉の自由端縁の間隔を小さく留め、冷気洩れを抑制できるようにした冷却庫を提供するところにある。
本発明の冷却庫は、前面開口の断熱箱体からなる冷却庫本体の内部には、間口方向の一側に被冷却物を収納する収納室が、他側に前記収納室に冷気を循環供給する冷却ユニットが設置された設置室が設けられ、前記冷却庫本体の前記前面開口部には、前記各室の前面を区画形成するようにピラーが配されるとともに、前記収納室の前面を覆う収納室側扉と、前記設置室の前面を覆う設置室側扉とが観音開き式の開閉可能に設けられ、前記収納室側扉の自由端縁にはラッチレバーが設けられる一方、前記設置室側扉の自由端縁には、前記ラッチレバーに係止可能なラッチ受けの配設スペースが設けられているところに特徴を有する。
収納室に被冷却物を出し入れする場合は、設置室側扉を閉鎖したままで収納室側扉のみを揺動開閉し、ラッチレバーをラッチ受けに係止することで収納室側扉を閉鎖状態に施錠できる。ここで、ラッチ受けの配設スペースを設置室側扉の自由端縁に設けたことにより、両扉を閉鎖した場合に、両扉の自由端縁同士の間隔を狭くすることができる。そのため、ピラーの表面における両扉の自由端縁同士の間隔に開口した面積、すなわち外気に触れる面積を小さく留めることができ、それだけ庫内との熱交換が抑えられて冷気洩れを抑制することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記ピラーが前記設置室側扉の自由端縁の裏面側に取り付けられ、同ピラーがロック機構部により前記冷却庫本体に対して解除可能に固定されている。この構成によれば、ピラーの固定を解除すれば、ピラーともども両扉を揃って開放することができ、すなわち前面開口部をピラーレス状態にでき、庫内を清掃する場合等に便利となる。
(2)前記設置室側扉の自由端縁には、幅方向に凹んだ形態で把手が設けられており、前記ラッチ受けが前記把手を通して前記ピラーの表面に取り付けられている構成としてもよい。
(3)前記ラッチ受けが前記設置室側扉の自由端縁における表面に取り付けられている構成としてもよい。
(4)前記ピラーが外殻内に断熱材が充填された断熱構造となっており、前記外殻を構成する表面板の裏側には、結露防止ヒータが配設されている。この構成によれば、両扉の閉鎖時においてピラーの表面における外気と接触する面積が小さく留められるから、表面板の裏側に配設する結露防止ヒータの容量が抑えられ、省エネルギに寄与し得る。
本発明の冷却庫によれば、観音開き式の両扉を閉じた場合に両扉の自由端縁の間隔が小さく留められ、したがってピラーの表面における外気に触れる面積が小さく抑えられことにより、冷気洩れが抑制される。
本発明の実施形態1に係る冷却庫の扉を除去した状態の分解斜視図 冷却庫における収納室側扉を開放した状態を示す斜視図 同正面図 収納室側扉が開かれかつカートが収納された状態を示す正面図 両扉が閉鎖された状態の正面図 両扉が開放された状態の正面図 カート受けの配設構造を示す斜視図 カートがカート受けで受けられた状態の斜視図 冷却庫の平断面図 施錠機構部の配設構造を示す断面図 ピラーの外殻の分解斜視図 設置室側扉の背面図 結露防止ヒータの配線構造を示すピラーの正面図 そのピラーの外殻の一部切欠斜視図 ロック機構部の配設構造を示す斜視図 ロック部材の正面図 本発明の実施形態2に係る両扉が閉鎖された状態の正面図 収納室側扉が開かれかつカートが収納された状態の正面図 設置室側扉の背面から視た斜視図 ロック機構部の配設構造を示す背面図 施錠機構部の配設構造を示す断面図 関連技術に係る部分縦断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図16によって説明する。この実施形態では、カートインタイプの急速冷却庫(ブラストチラー)に適用した場合を例示している。
本実施形態の急速冷却庫は、図1ないし図6に示すように、縦長の冷却庫本体10(以下、本体10)を備え、上面に機械室11が装備されているとともに、底面に配された脚12によって支持されている。
本体10は前面が開口された縦長の断熱箱体からなり、本体10の内部すなわち庫内では、図6に示すように、正面から見た右側の2/3程度の領域が、被冷却物である食品の収納室14とされ、残りの左側の領域が、冷却ユニット40の設置室15となっている。
本体10の前面開口部10Aには、詳しくは後記するように、収納室14の前面を覆う収納室側扉50R(以下、右扉50R)と、設置室15の前面を覆う設置室側扉50L(以下、左扉50L)とが、対をなして観音開き式の開閉可能に装着されている。
本体10の収納室14内には、カート20が前面側から出し入れ可能に収納されるようになっている。
カート20は、図1に示すように、キャスタ22を備えた方形枠状の台車21を備え、この台車21の所定間隔を開けた上方位置に、基盤23が同台車21の手前側の端縁に設けられた支持部25を介して、片持ち状に張り出して設けられている。基盤23上には、縦長の門型をなす前後一対のフレーム28が立てられ、両フレーム28内には、左右で対をなすトレイ受け29が、複数段に亘って設けられている。したがって食品は、図4に示すように、トレイTに載せられた状態で、カート20に対して複数段に亘って収容されるようになっている。
カート20を収納室14に収納する部分の構造をさらに説明する。カート20の支持部25の構造は、台車21の手前側の端縁における左右両端部に一対の支持柱26が立てられ、両支持柱26の裏面側には、所定幅を有する横長の金属板製の支持板27が、その上端部を所定寸法突出させた形態で張設されており、この支持板27の裏面から上記した基盤23が片持ち状に設けられている。
収納室14の底壁14Aの前縁部(開口側縁部)には、図1及び図7に示すように、カート20が収納室14内に押し込まれた場合に所定位置にて押し込みを停止するカート受け30が設けられている。
そのため、底壁14Aの前縁は一段奥に凹んだ形態で形成され、この凹部14Bにカート受け30が装着されている。カート受け30は、底壁14Aの前端面に沿うように配される金属製の水平部31の左右両端に、背の低い合成樹脂製の垂直部32が立ち上がって設けられた正面視で浅いチャンネル形をなしている。
ここで、カート受け30における正面視で右側の垂直部32Rは、収納室14の前面開口の右側縁と並んで配される一方、左側の垂直部32Lは、右側の垂直部32Rとの間にカート20の基盤23が進入可能な間隔を開けて、設置室15との境目に配されるようになっている。
また、カート受け30の両垂直部32L,32Rにおける手前側の面は、上記した本体10の前面開口部10Aの正面側の口縁部10Bと同一面上に来るように設定されている。
カート受け30における水平部31から左右の垂直部32L,32Rの内側縁に亘る領域には、カート20の支持部25に設けられた支持板27が嵌る嵌合凹部33が一段奥まった形態で形成されている。この嵌合凹部33の奥面には、正面視で浅いチャンネル形をなしてカート用パッキン34が装着されている。
カート20は、台車21と基盤23との間に底壁14Aを進入させつつ、収納室14内に手前側から押し込まれ、図8に示すように、支持部25における支持板27がカート受け30の嵌合凹部33に嵌り、カート用パッキン34を弾縮して奥面で受けられることにより押し込みが停止されるようになっている。
この押し込みの停止位置がカート20の正規の収納位置であって、このとき、支持板27の手前側の面が、カート受け30における両垂直部32L,32Rの手前側の面、並びに本体10の前面開口部10Aの正面側の口縁部10Bと同一面上に来るように設定されている。
本体10内の設置室15には、冷却ユニット40が設置されている。冷却ユニット40は、図1,図6及び図9に示すように、冷却器41(蒸発器)と冷却ファン42とをケーシング43内に収めてユニット化したものである。ケーシング43は左右のケーシング43A,43Bに分割され、手前側において開閉可能となっている。
冷却器41は設置室15よりも一回り小さいブロック状に形成され、左ケーシング43A内に収容されている。冷却ファン42は3個備えられ、縦方向に並べられて右ケーシング43B内に収容されている。
この冷却ユニット40が、図9に示すように、その手前側と奥側の面が、それぞれ閉鎖された左扉50Lの裏面と設置室15の奥壁15Aとの間に所定間隔を開け、かつ正面視で左側面が設置室15の左側壁15Bとの間に所定間隔を開けた形態で配されている。冷却器41は、機械室11内に装備された膨張弁からなる図示しない制御装置と冷媒配管によって循環接続されている。
冷却運転が実行され、すなわち冷凍装置と冷却ファン42とが運転されると、図9の矢線に示すように、収納室14の空気が右ケーシング43Bの吸込口44を通って冷却ユニット40内に吸引されて冷却器41を通過する間に冷気が生成され、冷却ユニット40の背面側に吹き出された冷気が、設置室15の左側壁15Bに当たって手前と奥に分かれて同冷却ユニット40の手前側と奥側の側面に回り込んだのち、収納室14に送り込まれるといった循環流を生じるようになっている。
既述したように、本体10の前面開口部10Aには、収納室14を覆う右扉50Rと、設置室15を覆う左扉50Lとが、対をなして観音開き式の開閉可能に装着されている。
各扉50L,50Rは、共に外殻内に発泡樹脂等の断熱材が充填された断熱扉である。右扉50Rは相対的に幅広に形成され、その右側縁が収納室14の前面開口の右側縁に対して、ヒンジ51Rにより揺動可能に支持されている。
右扉50Rの裏面における周縁部の4辺には、扉パッキン52が装着されている。この扉パッキン52は、右扉50Rの閉鎖時において、揺動開閉の基端側の縦パッキン52Aが、収納室14の前面開口の右側縁に、上側の横パッキン52Bが、収納室14の前面開口の上縁にそれぞれ当接されるとともに、下側の横パッキン52Cが、カート受け30における左右の垂直部32L,32Rの手前の面と、これと面一をなすカート20の支持板27の上縁における手前の面に亘って当接可能となっている。
なお、同扉パッキン52の自由端側の縦パッキン52Dは、後記するピラー60の手前側の面に対して当接可能となっている。
一方、左扉50Lは相対的に幅狭に形成され、その左側縁が設置室15の前面開口の左側縁に対して、同じくヒンジ51Lにより揺動可能に支持されている。この左扉50Lの自由端縁には、図3に示すように、その中央高さよりも少し下方位置において、把手55が幅方向に凹んだ形態で形成されている。この把手55は、正面視で、上下両面に円弧形の丸みが付された縦長の凹部形状として形成されており、図11に示すように、外殻56の自由端縁に切除された開口56Aに対して、蓋板57が被着されることで形成されている。同蓋板57の周縁にはリブ58が立てられており、特に手前側のリブ58が、指掛け用として機能するようになっている。
左扉50Lの裏面における周縁部の4辺には、同様に扉パッキン53が装着されている。この扉パッキン53は、左扉50Lの閉鎖時において、揺動開閉の基端側の縦パッキン53Aが、設置室15の前面開口の左側縁に、上下の横パッキン53B,53C(図12参照)が、設置室15の前面開口の上下各縁にそれぞれ当接されるようになっている。
左扉50Lの自由端側の裏面には、図9及び図12に示すように、ピラー60が取り付けられている。このピラー60は、筒状をなすピラー本体61の上下両面にキャップ62を被せてなる外殻内に、発泡樹脂等の断熱材が充填された断熱構造となっている。
このピラー60は、図10に示すように、奥行方向に扁平な断面形状を有する略角柱状に形成され、本体10の前面開口部10Aの高さ(上縁と下縁との間の寸法)に匹敵する高さ寸法を有している。ピラー60の裏面では、幅方向の両側部における略1/3幅の領域において、それぞれ側縁に向けて次第に薄肉となるような傾斜面64L,64Rとされている。
また、図13及び図14に示すように、ピラー本体61の表面板61Aの裏面には、コードヒータからなる結露防止ヒータ69が、一連に繋がった4列の形態で全高に亘って配線されている。
上記のような構造になるピラー60が、左扉50Lの自由端縁の裏面側に取り付けられている。より詳細には、図10に示すように、ピラー60の表面の左側縁部が、左扉50Lの扉パッキン53のうち自由端側の縦パッキン53Dに沿うように当てられ、縦方向の複数箇所において、図12に示すように、左扉50Lとピラー60の裏面同士を取付具65で連結することで、上記のように、左扉50Lの自由端縁の裏面側にピラー60が取り付けられている。
ピラー60が取り付けられた状態では、ピラー60の表面が左扉50Lの表面と平行姿勢を採り、また、ピラー60の略右半分の部分が、左扉50Lの自由端縁から外部に突出するようになっている。
左扉50Lが閉鎖された場合には、図10に示すように、ピラー60の右側縁の所定幅部分が、上記したカート受け30における左側の垂直部32Lの左手前の角部と係合する位置まで張り出すようになっている。そのため、同垂直部32Lの左手前の角部には、ピラー60の右側縁を嵌めて逃がす逃がし凹部36が形成されている。同逃がし凹部36の奥面には、ピラー60の右側縁の傾斜面64Rに倣った傾斜面36Aが形成されている。
左扉50Lは、ピラー60の右側縁の傾斜面64Rが逃がし凹部36に嵌りつつ閉鎖され、揺動開閉の基端側の縦パッキン53Aが、設置室15の前面開口の左側縁に、上下の横パッキン53B,53Cが、設置室15の前面開口の上下各縁にそれぞれ当接されることで停止されるようになっている。正規の閉鎖姿勢を採った場合には、ピラー60の表面が、垂直部32Lの表面、並びに本体10の前面開口部10Aの正面側の口縁部と面一をなす位置に来るようになっている。
ここで、ピラー60の裏面における右側縁部には傾斜面64Rが形成されている一方、逃がし凹部36の奥面には、ピラー60の傾斜面64Rに倣った傾斜面36Aが形成され、傾斜面64R,36A同士を重なるように対応させて閉鎖姿勢に停止させる構造を採っているのは、以下の理由による。
仮にピラー60における右側縁部が一定の肉厚で、その裏面が表面と平行な面であると、ピラー60が揺動して垂直部32Lの逃がし凹部36に出入りすることを許容するためには、ピラー60の右側の端面と、垂直部32Lの逃がし凹部36におけるこれと対向した対向面との間の間隔を相応に大きく採る必要がある。
それに対して上記構造は、傾斜面64R,34A同士を重なるように対応させたことで、ピラー60の右側の端面と、逃がし凹部36の対向面の間隔Sを狭めることができ、庫外に向けた冷気洩れを抑制することに機能する。
一方、右扉50Rの閉鎖動作は、同じく図10に示すように、右扉50Rの裏面の厚肉部分が、上記したカート受け30の左側の垂直部32Lの右側縁部に当たることで停止され、正規の閉鎖姿勢を採った場合には、右扉50Rの扉パッキン52のうち自由端側の縦パッキン52Dが、ピラー60の右側縁部における表面に弾縮して押し付けられるようになっている。
上記した左扉50Lを閉鎖状態に保持し、かつ適宜に同保持状態を解除するべくロック機構部70が装備されている。ロック機構部70は、図16に示すように、ロック部材71を備えており、このロック部材71は、ボックス72内にロックピン73が進退可能に装着され、ロックピン73を内部に装着された付勢ばねの弾力に抗して押し込んだところで、係止部に係止されて同図の実線に示す後退位置に保持され、ボックス72の外面に設けられた操作部74を操作して係止部による係止を解除することにより、付勢ばねの弾力によりロックピン73が同図の鎖線に示す前進位置に進出するように機能する。
上記のような構造のロック部材71が、図12に示すように、ピラー60の裏面における下端部と上端部において、それぞれロックピン73を下向きまたは上向きとした姿勢で取り付けられている。一方、本体10の前面開口部10Aの下側の周面と上側の周面とには、図15に示すように、左扉50Lが正規の閉鎖姿勢を採った場合におけるピラー60に設けられた各ロック部材71のロックピン73と対応する位置に、当該ロックピン73が前進位置に進出した場合にその進入を許容するロック孔76が形成されている。
また、図2及び,図5に示すように、右扉50Rを左扉50Lに対して連結状態に保持し、かつ適宜に同連結状態を解除するべく施錠機構部80が設けられている。この施錠機構部80は、ラッチレバー81とラッチ受け85とを備えている。
ラッチレバー81は、爪部82が付勢ばねを介して進退可能に設けられ、常には付勢ばねの弾力で突出付勢され、レバー83を手前に引くことで爪部82を付勢ばねの弾力に抗して後退させるように機能する。このラッチレバー81が、右扉50Rの自由端側の表面における略中央高さ位置に、爪部82を自由端縁から突出させた横向きの姿勢で装着されている。
一方、ラッチ受け85は左扉50L側に取り付けられるようになっている。ラッチ受け85は、図10に概略を示すように、ラッチレバー81における突出した爪部82の進入を許容して係止する係止部86を突出端に設けた形状である。ラッチ受け85は、図3及び図10に示すように、左扉50Lの自由端縁に凹み形成された把手55の上端部を通って、ピラー60の表面におけるラッチレバー81と対応した高さ位置に当てられ、ねじ88により止めされて固定されている。
したがって、左扉50Lが閉鎖状態にある場合において右扉50Rが閉鎖されると、閉鎖動作の終盤でラッチレバー81の爪部82が後退しつつ係止部86を通過し、右扉50Rがピラー60に当たる正規位置まで閉鎖されたところで、爪部82が進出して係止部86に嵌ることで係止され、右扉50Rが左扉50Lに対して閉鎖状態に保持される。この状態から、ラッチレバー81のレバー83を引くと、爪部82が後退して係止部86から抜けることで係止が解除され、右扉50Rが開放し得るようになっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。当該急速冷却庫は、加熱調理後の食品を短時間で冷却することに用いられる。
食品の加熱調理は、例えば食材がトレイTに載せられた形態でカート20に対して複数段に亘って収容され、カート20ごと図示しない加熱調理器(スチームコンベクションオーブン)に入れられて加熱調理される。
加熱調理後の食品を冷却庫に収容するには、図2及び図3に示すように、冷却庫の右扉50Rを開いて収納室14の前方を開放し、加熱調理器から出されたカート20を手前側から収納室14内に挿入する。カート20は、支持部25の支持板27がカート受け30の嵌合凹部33に嵌り、カート用パッキン34を弾縮させつつ奥面で受けられることによって押し込みが停止され、カート20が収納室14内に収納された状態となる。
カート20が収納されたら右扉50Rが閉じられ、図9に示すように、施錠機構部80により、すなわちラッチレバー81の爪部82が、ピラー60から突出して設けられたラッチ受け85の係止部86に係止することで、右扉50Rが閉鎖状態に施錠される。このとき、右扉50Rの裏面の周縁部に装着された扉パッキン52は、揺動開閉の基端側の縦パッキン52Aと上側の横パッキン52Bとが、収納室14の前面開口の右側縁と上縁とに亘って密着して押し付けられるとともに、下側の横パッキン52Cが、カート受け30における左右の垂直部32L,32Rの手前の面と、これと面一をなすカート20の支持板27の上縁における手前の面に亘って密着して押し付けられ、さらに自由端側の縦パッキン52Dが、ピラー60の右側縁部における表面に密着して押し付けられる。これにより、収納室14の前面開口と右扉50Rとの間が、全周に亘って密閉されることになる。
係る状態で急速冷却運転が実行され、すなわち冷凍装置(図示せず)と冷却ファン42とが運転されると、図9の矢線に示すように、収納室14の空気が冷却ユニット40内に吸引されて冷却器41を通過する間に生成された冷気が、冷却ユニット40の背面側に吹き出されて同冷却ユニット40の手前側と奥側の側面に回り込んだのち、収納室14に送り込まれるといった循環流を生じ、これによりトレイTに入れられた食品が急速冷却されることになる。
ここで、ピラー60の裏面における左側縁部には傾斜面64Lが形成されているから、冷却ユニット40の手前に回り込んだ冷気が、傾斜面64Lに沿うようにして乱流等を生じることなく収納室14に向けてスムーズに流される。
所定の運転停止のタイミングとなったら、急速冷却運転が停止される。そののち食品の処理形態等により、直ちにカート20が冷却庫から出されるか、若しくは急速冷却に続いて所定の冷却温度にて保存する保冷運転を行ったのち、改めてカート20が冷却庫から出される。
カート20を出す場合は、施錠機構部80におけるラッチレバー81のレバー83を引くと、爪部82が後退してラッチ受け85に対する係止が解除されすなわち解錠されるから、引き続いてラッチレバー81を持って引くことで、図4に示すように、右扉50Rが開放される。
ここで、ピラー60の上下両端が、ロック機構部70によって本体10の前面開口部10Aの上下の周面に対して係止されているから、仮に、急速冷却中等に左扉50Lの裏面の縦パッキン52Dが氷結等によりピラー60に貼り付いたとしても、ピラー60並びに左扉50Lを残して、右扉50Rのみが開放される。
右扉50Rが開放されたら、カート20を引っ張って収納室14の手前側に引き出せばよい。
本体10内を清掃する場合は、ホース等で水道水を掛けることで行われる。このときは、上記のように施錠機構部80を解錠して右扉50Rを開放することに加え、ロック機構部70によるロックを解除したのち、把手55に手を掛けてピラー60ともども左扉50Lを開放する。また、必要に応じて冷却ユニット40の右ケーシング43Bを開くことにより、冷却器41並びに冷却ファン42を庫内に開放した状態としてもよい。
いずれにしても、左扉50Lの開放に伴いピラー60が移動して、本体10の前面開口部10Aがいわゆるピラーレス状態となるから、邪魔する物が無くなって特に冷却ユニット40側を水洗いする際の作業性が向上する。
本実施形態の急速冷却庫では、収納室側扉である右扉50Rと、設置室側扉である左扉50Lとが観音開き式の開閉可能に設けられ、かつ左扉50Lの自由端縁の裏面側にピラー60が一体的に取り付けられることで、ピラーレス型の扉開閉装置を形成している。ここで、右扉50Rを閉鎖状態に保持する手段として、ラッチレバー81とラッチ受け85とからなる施錠機構部80を設けており、具体的には、ラッチレバー81を右扉50Rに、ラッチ受け85を左扉50L側が設けているのであるが、特にラッチ受け85を取り付ける部分の構造が、左扉50Lの自由端縁に把手55が幅方向に凹んだ形態で設けられ、ラッチ受け85がこの把手55を通してピラー60の表面に取り付けられた構造となっている。
このようなラッチ受け85の取付構造を採ると、両扉50L,50Rを閉鎖した場合に、図5に示すように、両扉50L,50Rの自由端縁同士の間隔Wを狭くすることができる。そのため、ピラー60の表面における両扉50L,50Rの自由端縁同士の間隔Wに開口した面積、すなわち外気に触れる面積を小さく留めることができ、それだけ庫内との熱交換が抑えられて冷気洩れを抑制することができる。また、両扉50L,50Rの自由端縁同士の隙間(間隔W)が狭くなることで、見栄えもよいものとなる。
また、ピラー60の表面への結露防止を図るために、ピラー本体61の表面板61Aの裏面に結露防止ヒータ69が配線されているが、ピラー60の表面における結露の可能性のある面積自体を大幅に狭くできるから、ヒータ容量を小さく抑えることができ、ひいてはランニングコストの低減を図ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図15ないし図18によって説明する。この実施形態2は、上記実施形態1と比較して、施錠機構部80Aの一方を担うラッチ受け85Aの取付位置に変更が加えられている。以下には、実施形態1との相違点並びにその関連構造について主に説明し、実施形態1と同一機能を有する部材、部位については、同一符号を付すことで重複した説明は省略または簡略化する。
収納室側扉である右扉90Rは、基本的な構造は実施形態1の右扉50Rと同様である。一方、設置室側扉である左扉90Lは、その自由端縁に把手が形成されていない形状となっている。ピラー100は、図19に示すように、同じく筒状をなすピラー本体101の上下両面にキャップ102を被せてなる外殻内に、発泡樹脂等の断熱材が充填された断熱構造であるが、実施形態1のピラー60の1.3倍程度と幅広であり、ただし裏面における正面視で右側縁部のみに傾斜面64Rが形成されている。
このピラー100が、図21に示すように、ピラー100の表面の略中央幅位置が、左扉90Lの扉パッキン53のうち自由端側の縦パッキン53Dに沿うように当てられ、全高に亘る取付具105によって左扉90Lとピラー100の裏面同士が連結された形態で、左扉90Lの自由端縁の裏面側に取り付けられている。
上記した左扉90Lを閉鎖状態に保持し、かつ適宜に同保持状態を解除するべくロック機構部110は、以下のようである。ロック機構部110は、図20に示すように、ロック部材111を備えており、このロック部材111は、ケース112内にロック板113が、操作部114のスライド操作により水平方向の進退可能に装着された構造である。
このロック部材111が、ピラー100の裏面の下端部において、ロック板113の先端を背面視で左側(収納室14側)に向けた姿勢で取り付けられている。ロック板113が前進位置に進出した際には、図20の鎖線に示すように、同ロック板113の先端がピラー100の正面視の右側縁の位置まで達する設定となっている。
一方、カート受け30の左側(設置室15側)の垂直部32Lにおけるロック板113の先端と対向した面には、当該ロック板113が進出した場合に先端のの進入を許容するロック溝115が形成され、同ロック溝115の手前側の面がロック板113の先端に係止して手前側への移動を規制する係止面116とされている。
本実施形態では、左扉90Lはロック機構部110により閉鎖状態にロックされる。すなわち、左扉90Lがピラー100ともども閉鎖されたのち、図21に示すように、ロック部材111のロック板113を進出させて相手のロック溝115に係止させることにより、ピラー100ひいては左扉90Lの開放が規制され、すなわち閉鎖状態にロックされるようになっている。
続いて、右扉90Rを左扉90Lに対して連結状態に保持し、かつ適宜に同連結状態を解除するべく施錠機構部80Aについて説明する。施錠機構部80Aは、実施形態1と同様に機能するラッチレバー81とラッチ受け85Aとを備えている。
実施形態1と相違するのは、ラッチ受け85Aが実施形態1のラッチ受け85と比べて背が低く、かつ基板120側にねじ孔122の切られた取付筒121が突設された形状とされていることに加えて、当該ラッチ受け85Aの取付位置が異なっている。
ラッチ受け85Aは、左扉90Lの自由端縁の表面におけるラッチレバー81と同じ高さ位置に取り付けられている。詳細には、図21に示すように、ラッチ受け85Aは、取付筒121を左扉90L内に突出させた形態で、その基板120が同左扉90Lの表面の所定の取付面92に当てられ、ピラー100の裏面側からハンドル126付きのねじ棒125が、同ピラー100並びに左扉90Lを貫通して差し込まれて取付筒121のねじ孔122にねじ込まれることによって、ラッチ受け85Aが所定の取付面92に固定されている。
使用形態は、以下のようである。食品の急速冷却をするべくカート20を収納室14に出し入れする場合は、左扉90Lを閉じかつピラー100をロック機構部110で固定した状態において、施錠機構部80Aによる施錠と解錠とを行いつつ、右扉90Rのみを開閉する。
本体10内を清掃する場合等において、両扉90L,90Rを開放するには、上記のように施錠機構部80Aを解錠して右扉90Rを開放することに加え、ロック機構部110によるピラー100のロックを解除したのち、ピラー100の右側縁に手を掛けて同ピラー100ともども左扉90Lを開放すればよい。
本実施形態では、施錠機構部80Aの一方を担うラッチ受け85Aが、設置室側扉である左扉90Lの自由端縁における表面に取り付けられた構造となっているから、両扉90L,90Rを閉鎖した場合に、図17に示すように、両扉90L,90Rの自由端縁同士の間隔Wを狭くすることができる。そのため同様に、ピラー100の表面における両扉90L,90Rの自由端縁同士の間隔Wに開口した面積、すなわち外気に触れる面積を小さく留めることができ、それだけ庫内との熱交換が抑えられて冷気洩れを抑制することができ、また見栄えもよいものとなる。
<関連技術>
図22は、関連技術を示す。
上記実施形態2に関連した図18に示すように、カート20が収納室14に収納されたのち右扉90Rを閉じて、施錠機構部80Aにより施錠すると、右扉90Rの裏面の周縁部に装着された扉パッキン52は、収納室14の前面開口の右側縁と上縁、ピラー100の右側縁部の表面、並びに、カート受け30における左右の垂直部32L,32Rの手前の面と、これと面一をなすカート20の支持板27の上縁における手前の面に亘って密着して押し付けられ、全周に亘って密閉された状態となる。
ここで、カート20が正規の収納位置まで押し込まれていればよいが、正規位置の手前に留まった状態で右扉90Rが閉じられると、扉パッキン52のうちの下側の横パッキン52Cがカート20の支持板27の上縁に先に当たり、カート20を正規位置に押し込みながら右扉90Rが閉じられることになる。このことが繰り返されると、下側の横パッキン52Cが過大に変形することが繰り返され、早期に劣化することが懸念される。
そこで、右扉90Rの裏面の下端部におけるカート20の支持部25を構成する両支持柱26の手前側と面と対向する面130(図18参照)には、図22に示すように、金属製の押圧板131が張られている。なお、両支持柱26の手前側の面と、押圧板131の対向面にはクッション板132,134が貼り付けられている。
この押圧板131並びに各クッション板132,134の厚さは、右扉90Rが閉じられて下側の横パッキン52Cがカート20の支持板27の上縁に当たって正規量(3mm程度)潰れたときに、押圧板131(クッション板134)が、支持柱26の手前の面(クッション板132)に丁度当たるような寸法に設定されている。
そのため、カート20が正規位置の手前に留まった状態で右扉90Rが閉じられた場合、先に下側の横パッキン52Cが支持板27の上縁に当たるもそれが正規量潰れたのちは、押圧板131(クッション板134)が,支持柱26の手前の面(クッション板132)に当たってこれを押し、カート20が正規の収納位置まで押し込まれる。その結果、下側の横パッキン52Cの過度な変形が防止され、耐用寿命が大幅に延ばされる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、ピラーの表面板の裏面に結露防止ヒータが配線されている場合を例示したが、同ヒータは割愛してもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
逆に、実施形態2において、ピラーの表面板の裏面に結露防止ヒータが配線された構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、ピラーが一方の扉に一体的に設けられたピラーレス形式の扉開閉装置を例示したが、ピラーが前面開口部に固定的に設けられた構造のものにも、本発明は同様に適用することができる。
(3)冷却ユニットの配設位置は、上記実施形態とは逆に、庫内における正面視で右側に配置されていてもよい。
(4)上記実施形態では、冷却庫本体内の収納室にトレイを積んだカートが出し入れされる形式のものを例示したが、収納室にはトレイが直接に出し入れ可能に収納されるようになっているものであってもよい。
(5)本発明は上記実施形態に例示した急速冷却庫に限らず、急速凍結庫(ショックフリーザ)にも適用可能であり、さらに庫内には被冷却物の収納室と、冷却ユニットの設置室とが左右に並んで設けられ、かつ一対の扉が観音開き形式に装着された冷却庫全般に広く適用することができる。
10…冷却庫本体 10A…前面開口部 14…収納室 15…設置室 40…冷却ユニット 50L…左扉(設置室側扉) 50R…右扉(収納室側扉) 55…把手 60…ピラー 61…ピラー本体(外殻) 61A…表面板 69…結露防止ヒータ 70…ロック機構部 80,80A…施錠機構部 81…ラッチレバー 85,85A…ラッチ受け 88…ねじ 90L…左扉(設置室側扉) 90R…右扉(収納室側扉) 92…取付面 100…ピラー 110…ロック機構部 125…ねじ棒 W…間隔

Claims (5)

  1. 前面開口の断熱箱体からなる冷却庫本体の内部には、間口方向の一側に被冷却物を収納する収納室が、他側に前記収納室に冷気を循環供給する冷却ユニットが設置された設置室が設けられ、
    前記冷却庫本体の前記前面開口部には、前記各室の前面を区画形成するようにピラーが配されるとともに、前記収納室の前面を覆う収納室側扉と、前記設置室の前面を覆う設置室側扉とが観音開き式の開閉可能に設けられ、
    前記収納室側扉の自由端縁にはラッチレバーが設けられる一方、前記設置室側扉の自由端縁には、前記ラッチレバーに係止可能なラッチ受けの配設スペースが設けられていることを特徴とする冷却庫。
  2. 前記ピラーが前記設置室側扉の自由端縁の裏面側に取り付けられ、同ピラーがロック機構部により前記冷却庫本体に対して解除可能に固定されていることを特徴とする請求項1記載の冷却庫。
  3. 前記設置室側扉の自由端縁には、幅方向に凹んだ形態で把手が設けられており、前記ラッチ受けが前記把手を通して前記ピラーの表面に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の冷却庫。
  4. 前記ラッチ受けが前記設置室側扉の自由端縁における表面に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の冷却庫。
  5. 前記ピラーが外殻内に断熱材が充填された断熱構造となっており、前記外殻を構成する表面板の裏側には、結露防止ヒータが配設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の冷却庫。
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