JP6340546B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、引出扉式の貯蔵室を有する冷蔵庫に関するものである。
一般に家庭用冷蔵庫は、扉の引き出しによって開口される引出扉式の貯蔵室が設けてあり、野菜室や冷凍室等として利用されている。この引出扉式の貯蔵室は扉内面に取り付けた支持部材に容器を支持させて構成してあり、扉の開閉に伴って容器が貯蔵室から出し入れされるようになっている。
前記容器は、通常上・下二段の容器で構成されていて、下段容器の上に上段容器を載置して構成してあり、下段容器の引出に伴い上段容器も引き出されるタイプ(例えば、特許文献1)と、上段容器は冷蔵庫本体内に残っていて下段容器のみが引き出されるタイプ(例えば、特許文献1の従来例記載)が実用化されている。
図11は特許文献1に記載された引出扉式貯蔵室の例を示し、101は下段ケース、102はその開口部に載置した上段ケースで、上段ケース102に設けた凸部103が下段ケース101に設けたラッチ104に係当して下段ケース101とともに上段ケース102が引き出されるようになっている。
特開平11−311479号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている下段容器101の引出に伴い上段容器102も引き出されるタイプのものは、扉105を開いて下段容器101を引き出した際にその上部に上段容器102が位置していて、下段容器101内の食材を取り出す時に必ず上段容器102を冷蔵庫本体内に押し込む作業が必要になり使い勝手が悪いとともに、扉開成のつど上段容器102の大部分が冷蔵庫本体外に出て上段容器内102の冷気の大部分が漏出され、かつ、温度の高い外気に触れることになるので、冷却効率が低くなって省エネ性を損なうという課題があった。特にこのタイプの引出扉式貯蔵室を冷凍室に適用して上段容器の一部を製氷装置の氷受け皿として利用する場合には、氷の表面氷解が生じてこれが再氷化して大きな氷塊になることに結びつき、氷が使い勝手の悪いものとなってしまうという課題もあった。
一方、扉開成時に上段容器が冷蔵庫本体内に残っていて下段容器のみが引き出されるタイプのものは、上段容器に収納している食材を使用する際にはまず下段容器を引出しその後に上段容器に手をかけて引き出すのであるが、この上段容器は扉内面より内側位置であって冷蔵庫本体の比較的奥まったところに位置しているため、上段容器に手がかけづらく使い勝手が悪いという課題があった。特に冷蔵庫本体の最下段の貯蔵室にこのタイプの引出扉式貯蔵室を適用した場合、上部容器の位置がかなり低い位置となるため扉を引出開成しても上段容器の手前部分を視認することができず、腰をかがめるなどしなければならないなど、その使い勝手はかなり悪いものとなるものであった。そのうえ、扉開成時に上段容器が冷蔵庫本体内に残っていて視認することができないため上段容器に食材を収納していること自体を忘れてしまい、同じ食材を二重買いしてしまったり、長期間使用せずに放置してこれを廃棄せざるを得なくなったりする等の無駄を招来するという課題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、冷気の無駄な漏出を抑制して省エネ性を向上しつつ上部容器の引き出しも容易に行える冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明は、上記従来の課題を解決するために、引出扉式の貯蔵室を備えた冷蔵庫であって、前記貯蔵室は、扉の引出開閉によって出し入れされる下段容器と、前記下段容器に係合して下段容器とともに引き出される上段容器と、前記下段容器の引出動作に伴ってその引出途中で前記上段容器の下段容器に対する係合を解除する係合解除手段とを備え、前記下段容器に対する前記上段容器の係合解除後の前記上段容器の移動を停止させるストッパー部を有する構成としてある。
これにより、扉を引出開成すると下段容器とともに上段容器が引き出されてその引出途中で下段容器と上段容器との係合が解除され、上段容器はその位置にとどまり下段容器だけが更に引き出されるようになる。その結果、上段容器は下段容器との係合解除位置にとどまってその前方部分のみが冷蔵庫本体から露出するような形となるから、上段容器内の冷気の漏出を大幅に抑制することができるとともに、上段容器はその前方部分が冷蔵庫本体から露出したような形となるから、冷蔵庫本体外から容易に視認することができ、上段容器の引出も腰をかがめて上段容器の前方部を探すようなことをすることなく容易に容器前方部に手をかけてこれを引き出すことができ、下段容器を引き出すだけでガイド部が下段容器と上段容器の係合を解除するので、別途解除動作をすることなく下段容器に対する上段容器の係合を自動的に解除でき、更に操作性の良いものとすることができて使い勝手が向上する。
本発明の冷蔵庫は、上記構成により、引出扉式貯蔵室の扉開成時における上段容器内の冷気の無駄な漏出を抑制できるとともに上段容器の引出操作も容易に行え、省エネ性が高く、かつ、使い勝手の良い冷蔵庫とすることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室において下段容器を引き出した時の断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室において下段容器とともに上段容器を引き出した時の断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室の扉引出前の状態を示す動作説明図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室扉引出開成時における下段容器と上段容器との係合解除時の動作説明図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室扉引出開成時における上段容器停止後の下段容器の引出状態を示す動作説明図 同実施の形態1における冷蔵庫の図8の図の要部拡大断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室に設けた下段容器と上段容器を示す斜視図 従来の冷蔵庫の貯蔵室を示す断面図
第1の発明は、引出扉式の貯蔵室を備えた冷蔵庫であって、前記貯蔵室は、扉の引出開閉によって出し入れされる下段容器と、前記下段容器に係合して下段容器とともに引き出される上段容器と、前記下段容器の引出動作に伴ってその引出途中で前記上段容器の下段容器に対する係合を解除する係合解除手段とを備え、前記下段容器に対する前記上段容器の係合解除後の前記上段容器の移動を停止させるストッパー部を有する構成としてある。
これにより、扉を引出開成すると下段容器とともに上段容器が引き出されてその引出途中で下段容器と上段容器との係合が解除され、上段容器はその位置にとどまり下段容器だけが更に引き出されるようになる。その結果、上段扉は下段容器との係合解除位置にとどまってその前方部分のみが冷蔵庫本体から露出するような形となるから、上段容器内の冷気の漏出を大幅に抑制することができるとともに、上段容器はその前方部分が冷蔵庫本体から露出したような形となるから、冷蔵庫本体外から容易に視認することができ、上段容器の引出も腰をかがめて上段容器の前方部を探すようなことをすることなく容易に容器前方部に手をかけてこれを引き出すことができる、また下段容器に対する係合解除後に上段容器が下段容器への載置部分の摩擦等によって下段容器とともに引き出されるのを防止して確実に停止させることができ、上段容器の必要以上の露出を抑制して無用な冷気の漏出等を防止し、より高い省エネ性を確保することができる。
第2の発明は、第1の発明において、係合解除手段は下段容器の引出に伴って前記下段容器と上段容器の係合を解除する方向に上段容器を移動させる構成としてある。
これにより、下段容器を引き出すだけでガイド部が下段容器と上段容器の係合を解除するので、別途解除動作をすることなく下段容器に対する上段容器の係合を自動的に解除でき、更に操作性の良いものとすることができて使い勝手が向上する。
の発明は、第1またはの発明において、下段容器の開口に上段容器をスライド自在に載置するとともに、下段容器と上段容器の載置面のいずれか一方に凹部、他方に凸部を設けて、当該凹部と凸部とで係合手段を構成するとともに、貯蔵室の側壁面には上段容器に設けたフランジ部をスライド自在に支持するレール部を設け、前記フランジ部の一部にレール部側に突出する係合解除手段を設けて、当該係合解除手段の前記レール部への乗り上げによって前記上段容器を上方に移動させ前記係合手段である凹部と凸部との係合を解除する構成としてある。
これにより、上段容器をスライド自在に支持する機構を利用した簡単な係合解除手段によって前記第1の発明の効果を得ることができ、安価で省エネ性が高く、かつ、使い勝手の良い冷蔵庫とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同実施の形態1における冷蔵庫の断面図、図3は同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室を示す斜視図、図4は同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室において下段容器を引き出した時の断面図、図5は同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室において下段容器とともに上段容器を引き出した時の断面図、図6は同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室の扉引出前の状態を示す動作説明図、図7は同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室扉引出開成時における下段容器と上段容器との係合解除時の動作説明図、図8は同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室扉引出開成時における上段容器停止後の下段容器の引出状態を示す動作説明図、図9は同実施の形態1における冷蔵庫の図8の図の要部拡大断面図、図10は同実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室に設けた下段容器と上段容器を示す斜視図である。
まず、冷蔵庫の全体構成について説明する。
図1、図2において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は、図2に示すように主に鋼板を用いた外箱2と、ABSなどの硬質樹脂で成型された内箱3と、前記外箱2と内箱3との間に充填された硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材4とから構成されている。冷蔵庫本体1は、仕切板5、6によって複数の貯蔵室に区分されており、冷蔵庫本体1の最上部を冷蔵室7、その冷蔵室7の下部を野菜室8、そして最下部を冷凍室9として、真ん中野菜室タイプの冷蔵庫となっている。前記各貯蔵室のうち野菜室8と冷凍室9は引出扉式の貯蔵室となっており、冷蔵室の扉10は観音開き式、野菜室8と冷凍室9の扉11、12は引出開閉式となっている。
冷蔵庫本体1の上部後方領域には機械室14が設けられており、圧縮機15、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクルの高圧側構成部品が収容されている。
また、冷蔵庫本体1の背面には冷気を生成する冷却室16が設けられている。この冷却室16は冷凍室9の背面から野菜室8の下部背面に渡って形成されており、野菜室8との間は発泡スチロール等によって断熱性を持たせた奥面仕切壁体17を設けて断熱仕切りされている。
冷却室16内には冷却器18が配設されており、冷却器18の上部には冷却ファン19が配置されている。前記冷却ファン19は、冷却器18により冷却された冷気を冷気搬送路20に送り出し、この冷気搬送路20を介して冷蔵室7、野菜室8、冷凍室9に冷気を強制循環させ各室を冷却するようになっている。
次に引出扉式の貯蔵室の一つである冷凍室9の構成について図3〜図8を用いて説明する。
図3〜図8において、冷凍室9は扉12の開閉によって出し入れする下段容器21とその下段容器21の上面開口部に載置した上段容器22とによって構成されている。
下段容器21はその両側壁に設けたレール部23を前記扉12の内面下部両側に取り付けた支持部材24に載置係合させて、既述した如く扉12の開閉により出し入れするようになっている。
上段容器22は図6〜図9に示すようにその両側壁下部に設けた第1凸部25、第2凸部26を前記下段容器21の開口部に設けた容器支持用レール部27に載置してあり、下段容器21に対し前後摺動自在となっている。また、この上段容器22はその上面開口部にフランジ部28を有していて、冷凍室9の側壁に設けた容器支持用室内第1レール部29、容器支持用室内第2レール部30に摺動自在に支持させてある。
ここで、上記下段容器21はその容器支持用レール部27の前方部分に前記上段容器22の第1凸部25が嵌り込む凹部31が形成してあり、この凹部31への第1凸部25の嵌合により下段容器21と上段容器22とが係合している。すなわち下段容器21と上段容器22との載置面部分に設けた凹部31と第1凸部25とで下段容器21と上段容器22とを係合させる係合手段32を構成している。
また、前記上段容器22のフランジ部28はその下面一部に、前記係合手段32による上段容器22と下段容器21との係合を解除する係合解除手段33が設けてある。この係合解除手段33は図9に示すように下向きに突出形成してあり、下段容器21とともに上段容器22が前方に引き出されていくと、上段容器22はその移動途中でフランジ部28
の係合解除手段33が前記冷凍室9側壁の容器支持用室内第1レール部29に乗り上げて浮き上がり、前記第1凸部25と凹部31との嵌合が外れるようになっている。
さらに、前記係合解除手段33が乗り上げる容器支持用室内第1レール部29の上縁にはストッパー34を設け、係合解除手段33の一部には前記ストッパー34に係当する突片35が設けてある。
なお、この実施の形態においては、上記係合解除手段33は容器支持用室内第1レール部29への乗り上げがスムーズに行われるように断面略椀状に突出形成してある。また、容器支持用室内第1レール部29もその上縁はストッパー34を頂点とした山形状に形成して係合解除手段33の乗り上げがよりスムーズになるように設定してある。
さらに、上記係合解除手段33は、上段容器22の前後方向の中心より前方位置、この実施の形態では上段容器22の開口前方端が冷蔵庫本体1の前面に位置する時点で容器支持用室内第1レール部29に乗り上げて第1凸部25と凹部31との係合が解除される位置に設けてある。
また、上記冷凍室9はこの実施の形態ではその天井部の一部に周知の製氷装置(図示せず)が設けてあり、この製氷装置と対向する上段容器22の一部分は氷受け部22aとし、他方を冷凍食品収納部22bとしてある。
次に上記引出扉式貯蔵室である冷凍室9の作用効果について図3〜図9、主には図6〜図9を用いて説明する。
まず、この冷蔵庫の冷凍室9はその扉12を閉じている状態では下段容器21の凹部31に上段容器22の第1凸部25が嵌り込んでいて下段容器21と上段容器22が係合状態にある。
この状態で扉12を引出開成すると、下段容器21が前方に引き出されるとともに上段容器22も下段容器21の凹部31に嵌合している第1凸部25を介して下段容器21とともに前方へ引き出される。
そして、上段容器22はその開口部のフランジ部28に設けた係合解除手段33が冷凍室9側壁の容器支持用室内第1レール部29に到達するとこれに乗り上げて浮き上がり、前記第1凸部25と凹部31との嵌合が外れて下段容器21との係合が解除され、上段容器22はその位置で停止する。すなわち、上段容器22はその大部分が冷蔵庫本体1内に残った状態で外部に引き出されることなく所定位置で停止する。
この実施の形態では上段容器22はその前方端が冷蔵庫本体1前面と略同じ位置まで引き出されてその前方端部分が冷凍室9から露出した状態で停止する。
そして、下段容器21はそのまま更に前方へと引き出される。
したがって、上段容器22はその上部開口面の大部分が冷凍室9内に位置していて外気にさらされることがないので、上段容器22内から冷気が外部に漏出するのを抑制することができるとともに、温度の高い外気が上段容器22内に入り込むのを抑制することができ、冷却損失を低減して冷却効率を高め、省エネ性を向上させることができる。
また、この実施の形態のように冷凍室9に製氷装置を設けて上段容器22に氷を溜めるようにしたものにあっては、上段容器22内の氷が温度の高い多量の外気に触れてその表
面が氷解し、これが再氷化して大きな氷塊になるのを防止でき、使い勝手の良いものとすることができる。
更に上段容器22は、引出初期は下段容器21とともに引き出されるものの、既述した如く冷蔵庫本体1前面と略同じ位置で停止して下段容器21の前部のみが冷蔵庫本体1の外に臨むようになるので、例えば、下段容器21の前部に食材を収納したり、下段収納容器前部に収納してある食材を取り出したりするようなとき、換言すると下段容器21を少しだけ引出開成して使用するときには、上段容器22が冷蔵庫本体1の冷凍室9内に位置したままとなるので、冷気漏れや温度の高い外気侵入を効果的に抑制することができ、効果的である。
さらにまた、上記上段容器22はわずかに引き出された時には図7の(Y)に示すようにその後端が下段容器21の容器支持用レール部27に接しているので、下段容器21との係合解除後も下段容器21との接触部分(Y)の摩擦によって下段容器21とともに更に引き出されようとするが、この実施の形態では図9に示すように容器支持用室内第1レール部29にストッパー34が設けてあってこれに係合解除手段33の突片35が係当し、その位置で確実に停止する。したがって、上段容器22が所定位置で停止せず余分に引き出されるようなことがなくなり、余分に引き出されることによって冷気の漏出する量が増えたり高温外気にさらされる度合いが多くなったりするのを防止でき、省エネ性を確実に高めることができる。
加えて、上段容器22はその前方端が冷蔵庫本体1前面と略同じ位置まで引き出されてその前方一部分が冷凍室9から視認できるようになるので、使用者は上段容器22を引出す必要があるときには容易に上段容器22の前端部に手をかけて上段容器22を引き出すことができ、その使用性は非常に良いものとなる。その際、この実施の形態では上段容器22のフランジ部28に設けた係合解除手段33の突片35が容器支持用室内第1レール部29のストッパー34に係当しているので、上段容器22を若干持ち上げストッパー34を乗り越えさせて手前側に引き出すことになる。
また、下段容器21を引き出した際、既述した如く上段容器22の前端部が視認できるので、上段容器22の存在を認識し、その中に収納している食材を思い出したり確認したりすることができ、食材の二重買いや、長期間使用せずに放置してその食材を廃棄するなどの浪費を未然に防止することができる。
加えて、上記係合解除手段33は、上段容器22の前後方向の中心点より前方位置、この実施の形態では上段容器22の開口前方端が冷蔵庫本体1の前面に位置する時点で容器支持用室内第1レール部29に乗り上げて第1凸部25と凹部31との係合を解除するように設けてあるから、上段容器22を停止させた時の下段容器21の図7のXで示す引出し出代は少なくできる。したがって、例えば上段容器22内に収納されている食材を確認すべく上段容器22内を覗き込んだり、上段容器22内の手前部分の氷を取り出すために下段容器21を引き出した際の下段容器21の上部開口面積は少ないものとなり、その分下段容器21内の冷気が外気に漏出する量を抑えたり、高温外気が侵入してくる量を抑えることができ、更に省エネ性の高いものとすることができる。
また、上記上段容器22の所定位置での停止は係合解除手段33が冷凍室9側壁の容器支持用室内第1レール部29に乗り上げることによって自動的に行われるから、使用者は別途上段容器22を持ち上げるなどして上段容器22の下段容器21との係合を解除する操作をする必要がなく、扉12を引き出すだけでよいので、操作性の良いものとなり使い勝手が向上する。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、上記実施の形態で説明した構成は本発明を実施する一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲で種々変更可能なことは言うまでもない。
例えば、下段容器21と上段容器22との係合を解除する係合解除手段33は、上段容器22のフランジ部28に下向きに設けて上段容器22を上方に移動させることにより係合解除するものを例示したが、これは上段容器22を横方向に移動させることによって係合解除するように設けてもよいものであり、上・下両容器の係合を解除できる構成のものであればどのようなものであってもよいものである。
同様に下段容器21と上段容器22とを係合する係合手段はこれら両者の載置面部分に凹凸部を設けて構成したものを例示したが、側面で係合連係させるようにしてもよく、これまた上・下両容器を一時的に係合させることができるものであればどのようなものであってもよいものである。
なお、本発明において、係合とは上段容器を下段容器に固定させて上・下段容器の移動を強制的に連動させることを意味する。
更にこの実施の形態では上記引出扉式貯蔵室構成を冷凍室9に適用したもので説明したが、これは野菜室8に適用してもよいものであり、引出扉式貯蔵室であればどのような貯蔵室に適用してもよいものである。
本発明にかかる冷蔵庫は、引出扉式貯蔵室の扉開成時における上段容器内の冷気の無駄な漏出を抑制するとともに上段容器の引出操作も容易に行え、省エネ性が高く、かつ、使い勝手の良い冷蔵庫とすることができ、家庭用はもちろん業務用冷蔵庫にも幅広く適用することができる。
1 冷蔵庫本体
5,6 仕切板
7 冷蔵室
8 野菜室
9 冷凍室
10,11,12 扉
14 機械室
15 圧縮機
16 冷却室
18 冷却器
19 冷却ファン
20 冷気搬送路
21 下段容器
22 上段容器
23 レール部
24 支持部材
25 第1凸部
26 第2凸部
27 容器支持用レール部
28 フランジ部
29 容器支持用室内第1レール部
30 容器支持用室内第2レール部
31 凹部
32 係合手段
33 係合解除手段
34 ストッパー
35 突片

Claims (3)

  1. 引出扉式の貯蔵室を備えた冷蔵庫であって、前記貯蔵室は、扉の引出開閉によって出し入れされる下段容器と、前記下段容器に係合して下段容器とともに引き出される上段容器と、前記下段容器の引出動作に伴ってその引出途中で前記上段容器の下段容器に対する係合を解除する係合解除手段とを備え、前記下段容器に対する前記上段容器の係合解除後の前記上段容器の移動を停止させるストッパー部を有する冷蔵庫。
  2. 係合解除手段は下段容器の引出に伴って前記下段容器と上段容器との係合を解除する方向に上段容器を移動させる構成とした請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 下段容器の開口に上段容器をスライド自在に載置するとともに下段容器と上段容器の載置面のいずれか一方に凹部、他方に凸部を設けて、当該凹部と凸部とで係合手段を構成するとともに、貯蔵室の側壁面には上段容器に設けたフランジ部をスライド自在に支持するレール部を設け、前記フランジ部の一部にレール部側に突出する係合解除手段を設けて、当該係合解除手段の前記レール部への乗り上げによって前記上段容器を上方に移動させ前記係合手段である凹部と凸部との係合を解除する構成とした請求項1または2のいずれか記載の冷蔵庫。
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