JP2013050289A - 冷蔵庫の保冷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵室の各段の個室に左右方向に移動する横開き扉を設け、また冷凍室や野菜室等のように引出式の個室においても、左右方向に移動する横開き扉を設けることによって、室内の物品を取り出す際に、外部に漏れる冷気を最小限に抑え、これによって冷蔵庫の消費電力を抑えて節電効果を向上するようにした冷蔵庫の保冷装置を提供する。
【解決手段】冷蔵庫1の冷蔵室2を上下方向に複数の段に仕切る棚部材3が設けられた冷蔵庫において、各段の個室を右側と左側の分室に仕切る仕切り部材8を右側分室と左側分室との間に設けると共に、各段の上下の棚部材又は冷蔵室の天面または底面の前側にガイドレール6a,6b,9a,9bを設け、このガイドレールに沿って移動する左右に配した横開き扉7a,7bを設けることによって、冷蔵室の右側分室4aと左側分室4bの各分室を左右に配した横開き扉で開閉自在にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫の外扉を開けた状態にしたときでも、冷蔵庫内の冷気が外部に漏れ難い構造にして、冷蔵庫内の冷温を保持し、節電に有益となるようにした冷蔵庫の保冷装置に関する。
一般的に、家庭等で使用している冷蔵庫は、外扉を開けると、冷蔵庫内の冷気が外部に漏れるため、内部温度が上昇し、冷蔵庫に内蔵したサーモスタットが作動して、再びコンプレッサー等の装置が作動する構造とされている。
また、冷蔵庫は、上記のように外扉を開いたときだけではなく、外扉を閉じた状態にしたときでも、外部温度の影響によって冷蔵庫内の温度が設定温度以上に上昇すると、再びコンプレッサー等の装置が作動するものである。
従って、冷蔵庫は、通常の使用状態においては、エアコンのように電源を完全に切った状態にすることができないため、家庭用電気製品の中でも電気消費量が大きいものである。しかも、冷蔵庫の外扉を開いて冷蔵庫内の物を出し入れする頻度と時間に比例して、電気消費量が上昇するのが一般的である。
このため、冷蔵庫の節電を考慮すると、冷蔵庫の外扉を開けたときに、内部の冷気が外部に漏れないように工夫する必要がある。
このための従来の技術として、特許文献1を参照する。この文献の冷蔵庫は、外扉と内蓋部材とによる2重開閉構造としてあり、内蓋部材を上側内蓋部材と下側内蓋部材とで構成してヒンジ構造で折曲自在に連結すると共に、下側内蓋部材の下端部を冷蔵室の下方前部に取り付けて回動自在に取り付けた構造としている。
ところが、このような構造によると、冷蔵庫の外蓋を開けた状態で、冷蔵室内の各段は上側内蓋部材と下側内蓋部材とで閉じられた状態にあるが、上側内蓋部材又は下側内蓋部材は冷蔵室の略全幅にわたって開くため、保冷効果が不十分になるという不都合があった。
また、この文献の構造によると、冷蔵室の各段に収納した物品を取り出すには、上側内蓋部材と下側内蓋部材の蓋部材とを前方向に開く必要がある。さらに、下側内蓋部材において開閉する窓部材の両側には枠部材が取り付けられているため、この両側の枠部材が冷蔵室内に収納した物品の出し入れを妨げるおそれがあった。
特開2006−308184号公報
本発明は、上記の特許文献1の内蓋部材のように、冷蔵室の前方向に開くようなヒンジ構造ではなく、冷蔵室の各段の個室に左右方向に移動する横開き扉を設けることによって、各段の物品を取り出す際に、外部に漏れる冷気を最小限に抑え、これによって冷蔵庫の消費電力を抑えて節電効果を向上するようにした冷蔵庫の保冷装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、冷凍室や野菜室等のように、引出式の個室であっても、上記と同様に左右方向に移動する横開き扉を設けることによって、室内の物品を取り出す際に、外部に漏れる冷気を最小限に抑え、これによって冷蔵庫の消費電力を抑えて節電効果を向上するようにした冷蔵庫の保冷装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の請求項1の冷蔵庫の保冷装置は、冷蔵庫の冷蔵室を上下方向に複数の段に仕切る棚部材が設けられた冷蔵庫において、各段の個室を右側と左側の分室に仕切る仕切り部材を右側分室と左側分室との間に設けると共に、各段の上下の棚部材又は冷蔵室の天面または底面の前側にガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動する左右に配した横開き扉を設けることによって、冷蔵室の右側分室と左側分室の各分室を左右に配した横開き扉で開閉自在にしたことを特徴する。
また、本発明の請求項2の冷蔵庫の保冷装置は、冷蔵庫の冷凍室又は野菜室等の引出室が設けられた冷蔵庫において、引出室の内部を右側と左側の分室に仕切る仕切り部材を右側分室と左側分室との間に設けると共に、引出室の上部の前側と後側にガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動自在に左右に配した横開き扉を設けることによって、引出室の右側分室と左側分室の各分室を左右に配した横開き扉で開閉自在にしたことを特徴する。
また、本発明の請求項3の冷蔵庫の保冷装置は、冷蔵庫の外扉の内部の棚空間を左右に仕切る仕切板を設けると共に、夫々の左右の棚空間を個々に覆う軟質性のカバーを設け、該カバーの左右の各側端部を外扉の左右の側端部に固定する一方、左右のカバーの他の周縁箇所を磁石又は両面テープ等の着脱自在な固定手段によって取り外し可能に取り付けたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項4の冷蔵庫の保冷装置は、冷蔵庫の引出室の内部空間を仕切板で左右の空間に仕切ると共に、該引出室の内部空間の上部を開閉自在に閉塞する蓋部材を設け、該蓋部材に左右の空間を跨ぐ開口部を設け、該開口部にスライド構造で開閉するシャッターを設けたことを特徴とする。
本発明は上記のように構成されているため、冷蔵室の各段の個室が仕切り部材によって右側分室と左側分室とに仕切られ、このような各段の右側分室と左側分室の前面には、夫々の分室を開閉する左右に配した横開き扉がガイドレールに沿って移動自在に設けられている。
このため、例えば、冷蔵室の右側分室に収納した物品の出し入れを行う際、右側分室の前面の横開き扉を開けることによって、冷気が外方へ漏れることになるが、その段の左側分室は仕切り部材と左側分室の前面の横開き扉によって閉ざされた状態にあるため、左側分室から冷気が漏れることはない。
また、冷蔵室の何れかの段の左右何れかの横開き扉を開けたときは、他の段の右側分室及び左側分室の横開き扉を閉ざしている限り、冷気が外方に漏れるのを最小限に抑えることができるため、従来の冷蔵庫の外扉を開ける場合に比べて大幅に消費電力を削減することができ、節電効果を向上することが可能となる。
また、本発明の冷蔵庫の保冷装置を冷蔵庫の冷凍室又は野菜室等の引出室に設けることによって、引出室の内部を右側分室と左側分室とに仕切る仕切り部材が設けられ、引出室を右側分室と左側分室ごとに左右の横開き扉で開閉することが可能となり、上記の冷蔵室の場合と同様に、従来の冷蔵庫の引出室を開ける場合に比べて大幅に消費電力を削減することができ、節電効果を向上することが可能となる。
また、本発明の冷蔵庫の外扉の棚空間を左右に仕切る仕切板を設け、夫々の左右の空間を覆う透視可能な軟質性のカバーを設けた構成により、外扉を冷蔵庫の本体側から開いたとき、左右の棚空間のカバーが閉じられている場合には、棚空間の内部の冷気が外方に漏れることなく、保冷状態を保つことができる。また、外扉を冷蔵庫の本体側から開いた状態で、左右の何れかのカバーを開けることによって、開けた方の物品を取り出すことが可能となるが、他方のカバーは閉じられているため、その空間は保冷状態を保つことができる。
従って、外扉を開いたとき、従来の冷蔵庫のように、外扉内の棚空間の冷気が一度に外方へ逃げることがなく、物品を取り出す側のカバーを素早くあけて、物品を取り出した後、素早く閉じることによって、外扉の棚空間内は最小限の冷気を失うだけで元の保冷状態を保つことが可能となる。
また、本発明の引出室の内部空間を左右の空間に仕切る仕切板が設けられ、引出室の空間を開閉自在に閉塞する蓋部材が設けられた構成により、引出室を引き出した際にも、蓋部材によって引出室の内部空間が閉じられているため、引出室の内部空間から冷気が一度に漏れることなく、引出室内の保冷状態を保つことが可能となる。
また、引出室から物品を取り出す際には、透視性の蓋部材を通して内部の物品を確かめ、素早く蓋部材を開けることによって物品を取り出してから蓋部材を閉じることにより、引出室の内部空間から失われる冷気を最小限に抑えることが可能となる。
本発明における実施例1の冷蔵庫の外扉を開けた状態の冷蔵室の前面状況を示す正面図である。 本発明における実施例1の冷蔵室の内部の状況を示す断面図である。 本発明における実施例1の冷蔵室の各段の前面に設けた上下のガイドレールと左右に配した横開き扉を示す図であり、(a)は上下のガイドレールに左右の横開き扉を取り付けた状態を示す正面図であり、(b)は(a)の端面図であり、(c)は上下のガイドレールと左右の横開き扉とを分解した状態を示す正面図であり、(d)は(c)の端面図である。 本発明における実施例1の冷蔵室の各段に設けた上下のガイドレールと仕切り部材を示す側面図であり、(a)は上下の棚部材に設けたガイドレールに仕切り部材を取り付けた状態を示す図であり、(b)は(a)の端面図であり、(c)は上下のガイドレールと仕切り部材を分解した状態を示す図であり、(d)は(c)の端面図である。 本発明における実施例1の横開き扉を案内するガイドレールと仕切り部材を保持するガイドレールとを一体的に構成した状態を示す斜視図である。 本発明における実施例2の引出室の斜視図である。 (a)は本発明における実施例2の引出室の上部に設けるガイドレールと左右に配した横開き扉の分解図であり、(b)は(a)の端面図である。 (a)は本発明における実施例2の引出室の内部に設けるガイドレールと仕切り部材の分解図であり、(b)は(a)の端面図である。 本発明の実施例3の冷蔵庫の外扉を開いた状態を示す正面図であり、左右の棚空間を覆うカバーは取り外した状態にしている。 本発明の実施例3の冷蔵庫の外扉を開いた状態を示す斜視図であり、(a)は左右の棚空間を覆うカバーを取り付けた状態を示し、(b)は右方のカバーを開いた状態を示す。 本発明の実施例4の引出室の斜視図であり、この引出室の蓋部材を開けた状態を示す。 本発明の実施例4の引出室の他の実施例を示す平面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例の冷蔵庫1の保冷装置は、図1又は図2に示すように、冷蔵庫1の上部に設けられた冷蔵室2を上下方向に複数の段に仕切る棚部材3が設けられた各段の個室4ごとに構成することが可能である。
なお、図1は、冷蔵庫1の上部に設けられた冷蔵室2の外扉5を開けた状態を示すものであり、この冷蔵室2は、例えば上下2枚の棚部材3によって、上下方向に3段の個室4に分かれた構成とされている。
ただし、この冷蔵室2の構成は一例であり、冷蔵室2に設けられた複数の棚部材3によって上下方向に仕切られた各個室4に対して本実施例の保冷装置を設けることが可能である。
また、図1に示すように、本実施例においては、上記の冷蔵室2の各段の個室4を右側と左側の分室に仕切る縦状の仕切り部材8(8a、8b)を右側分室4aと左側分室4bとの間に設けると共に、各段の上下の棚部材3又は冷蔵室2の天面2aまたは底面2bの前側の上下の位置にガイドレール6a、6bを設け、このガイドレール6a、6bに沿って移動する横開き扉7a、7bを左右に設けることにより、冷蔵室2の右側分室4aと左側分室4bの各分室を左右に配した横開き扉7a、7bで開閉自在にした構成としている。
このような本実施例の構成について詳細に述べる。図3(a)〜(d)において、冷蔵室2の各段の個室4の前面に設けた上下のガイドレール6a、6bは、図3(b)、(d)に示すように、2条の凹溝6cを有する合成樹脂等で作製した長尺の案内部材として形成され、各段の上下の棚部材3又は冷蔵室2の天面2aまたは底面2bの前側の上下の位置に接着剤等で固定される。一方、冷蔵室2の各段の個室4の前面を覆うように左右に配した矩形状の左右の横開き扉7a、7bが、透明アクリル樹脂板等で作製されている。
このような構成により、図3(a)、(b)に示すように、夫々の横開き扉7a、7bが上下のガイドレール6a、6bの各凹溝6cに収納されることによって、左右の横開き扉7a、7bがガイドレール6a、6bの各凹溝6cに沿って移動することが可能となる。
なお、横開き扉7a、7bの表面の所定箇所には取手11を接着するか、横開き扉7a、7bの所定箇所の面に取手として機能するように指先を引掛ける溝(不図示)を形成するようにしてもよい。
一方、本実施例においては、図1又は図3(a)、(c)に示すように、冷蔵室2の各段の個室4を右側と左側の分室4a、4bに仕切る縦状の仕切り部材8(8a、8b)を右側分室4aと左側分室4bとの間に設けた構成としている。
この仕切り部材8は、図4(a)〜(c)に示すように、冷蔵室2の奥行きに応じた長さを有する横長の透明アクリル樹脂板等で作製している。なお、図4(a)〜(c)に示すように、仕切り部材8を上下2枚8a、8bに形成したのは、各段の上下に配したガイドレール9a、9bの上下の離間幅に応じて、仕切り部材8の上下方向の全体幅を調整するためのものである。即ち、2枚の仕切り部材8a、8bの夫々の下端面と上端面を重ね合わせ、重ね合せ部8cに接着剤や両面接着テープ等で固定することによって上下幅を調整することを可能としている。
なお、この仕切り部材8は各段の個室4の高さに応じて一枚の透明アクリル樹脂板等を用いて製作し、各段の上下に設けたガイドレール9a、9bの1条の凹溝9cに嵌合した状態に固定することも可能である。
なお、本実施例においては、図5に示すように、冷蔵室2の各段の個室4の前面側に設ける上下のガイドレール6a、6bと奥行方向に設ける上下のガイドレール9a、9bとをT字形に接合した状態にして接着剤等で固定しても良いし、また一体的なT字形のガイドレールの形状に成形することも可能である。
本実施例の冷蔵庫1の保冷装置は、上記のように構成されているため、図1に示すように、冷蔵室2の各段の個室4が縦状の仕切り部材8(8a、8b)によって右側分室4aと左側分室4bとに仕切られる。
また、各段の右側分室4aと左側分室4bの前面には、夫々の分室を開閉する左右に配した横開き扉7a、7bが上下のガイドレール6a、6bに沿って移動自在に設けられている。
このため、例えば、冷蔵室2の右側分室4aに収納した物品の出し入れを行う際、右側分室4aの前面の横開き扉7aを開けたとき、冷気が外方へ漏れることになるが、その段の左側分室4bは縦状の仕切り部材と左側分室4bの前面の横開き扉7bによって閉ざされた状態にあるため、左側分室4bから冷気が漏れることはない。
また、冷蔵室2の何れかの段の左右何れかの横開き扉7a、7bを開けたときは、他の段の右側分室4a及び左側分室4bの横開き扉7a、7bを閉ざしている限り、冷気が外方に漏れるのを最小限に抑えることができるため、従来の冷蔵庫の外扉を開ける場合に比べて大幅に消費電力を削減することができ、節電効果を向上することが可能となる。
本実施例の冷蔵庫1の保冷装置は、冷凍室又は野菜室等の引出室12に設けるものである。即ち、図6に示すように、引出室12の内部を右側と左側の分室13a、13bに仕切る縦状の仕切り部材14(14a、14b)を右側分室13aと左側分室13bとの間に設けると共に、引出室12の上部の前側と後側にガイドレール15a、15bを設け、この前後のガイドレール15a、15bに沿って移動自在に左右に配した横開き扉16a、16bを設けることによって、引出室12の右側分室13aと左側分室13bの各分室を左右の横開き扉16a、16bで開閉自在にしたものである。
このような構成について詳細に述べると、図7(a)、(b)に示すように、引出室12の上部の前側と後側にガイドレール15a、15bを接着剤等で取り付ける。なお、ガイドレール15a、15bの取付け方法は、引出室12の上部の前側と後側に、予めガイドレール15a、15bに相当する形状を形成するようにしてもよい。
そして、このガイドレール15a、15bに沿って移動自在に左右に配した横開き扉16a、16bを設ける。これらの横開き扉16a、16bは、実施例1と同様に、透明アクリル樹脂板等を用い、横開き扉16a、16bの表面の所定箇所には取手17を接着するか、横開き扉16a、16bの面に取手として機能するように指先を引掛ける溝(不図示)を形成するようにしてもよい。
また、引出室12の内部には、図8(a)、(b)に示すように、引出室12の内部を右側と左側の分室13a、13bに仕切る縦状の仕切り部材14を右側分室13aと左側分室13bとの間に設ける。この仕切り部材14は、図4(a)〜(d)に示す実施例1の仕切り部材8と同様に、引出室12の奥行きに応じた長さを有する横長の透明アクリル樹脂板等で作製することが可能である。
なお、本実施例においても、図8(a)、(b)に示すように、仕切り部材14を2枚の板材によって形成したのは、引出室12の奥行きに応じて仕切り部材14の上下幅を調整することを可能とするためのものである。即ち、2枚の仕切り部材14a、14bの夫々の下端面と上端面を重ね合わせ、重ね合せ部14cに接着剤や両面接着テープ等で固定することによって上下幅を調整することを可能としている。
上記の構成により、本発明の冷蔵庫1の保冷装置を該冷蔵庫1の冷凍室又は野菜室等の引出室12に設けることによって、引出室12の内部を右側分室13aと左側分室13bとに仕切る縦状の仕切り部材14が設けられ、引出室12を右側分室13aと左側分室13bごとに配した左右の横開き扉16a、16bで開閉することが可能となる。従って、上記の冷蔵室2の場合と同様に、従来の冷蔵庫の引出室を開ける場合に比べて大幅に消費電力を削減することができ、節電効果を向上することが可能となる。
なお、本発明の上記の説明は、冷蔵庫1の本体側に設けられた冷蔵室2又は引出室12に保冷装置を構成したものであるが、本発明の応用例として、冷蔵庫の外扉に、上記の保冷装置を設けることも可能である。
その構造について説明すると、不図示であるが、冷蔵庫の外扉の内側に縦方向に仕切り部材を設けることにより、冷蔵庫の外扉の内側を左右の分室に分けた状態にして、夫々の分室の前面側に左右に配した横開き扉を設けるとよい。
この場合、左右の横開き扉は、ロール状に巻き取ることができる構造にし、外扉を閉じるときは左右の横開き扉を巻き取って冷蔵庫の外扉の内側を開放した状態にして、冷蔵庫の本体側からの冷気が外扉の内側に入るようにする。そして、外扉を開けたときは、左右の横開き扉を閉じることによって冷蔵庫の外扉の内側を覆うようにして冷気を逃がさないようにする。また、物品を取り出すには、その物品のある側の横開き扉を開けて物品を取り出すようにすると、横開き扉を閉じた側の分室はその内部に冷気を保つことが可能となる。
本実施例においては、図9に示すように、冷蔵庫1の外扉5の棚空間を左右に仕切る仕切板20が設けられている。なお、本実施例においては、冷蔵庫1の設計の段階から外扉5の棚空間の左右の中央に縦方向に仕切板20を設けた構成としているが、既成の冷蔵庫の場合、後付けで、夫々の棚21を左右の棚空間19a、19bに仕切る仕切板20を設けるようにしてもよい。
いずれにしても、本実施例においては、外扉5の棚空間を左右の棚空間19a、19bに仕切ると共に、夫々の左右の棚空間19a、19bを個々に覆うカバー22a、22bが設けられている。夫々のカバー22a、22bは、内部が透視可能な軟質性の合成樹脂から構成され、夫々のカバー22a、22bの左右の各側端部23a、23bを外扉5の左右の側端部に鋲、ボタン、両面テープ、磁石等で固定する一方、左右のカバー22a、22bの他の周縁箇所を磁石、両面テープ等の固定手段によって着脱自在に取り付けることにより、必要に応じて開閉可能にした構成としている。
また、上記の構成においては、図9に示すように、カバー22a、22bの所定箇所に複数の通気穴24が形成されている。このような構成により、図10(a)に示すように、左右の棚空間19a、19bを両側のカバー22a、22bで覆った状態にして、この外扉5を冷蔵庫1の本体側に閉じたとき、冷蔵庫1の内部の冷気がカバー22a、22bの各通気穴24を通過し、左右の棚空間19a、19bの内部に流入することによって左右の棚空間19a、19bに設置した物品を冷やすことが可能となる。
また、上記の構成により、図10(b)に示すように、外扉5を冷蔵庫1の本体側から開いた状態にしたとき、左右の棚空間19a、19bのカバー22a、22bは夫々の左右の空間を閉じた状態にしているため、内部の冷気が外方に漏れることなく、保冷状態を保つことが可能となる。
また、図10(b)に示すように、外扉5を冷蔵庫1の本体側から開いた状態で、例えば右方のカバー22bを開けることによって、開けた方の内部の物品を取り出すことが可能となる。このとき、左方のカバー22aは閉じられた状態を保つため、その空間は保冷状態を保つことができる。
従って、外扉5を開いたとき、従来の冷蔵庫のように、外扉5内の棚空間の冷気が一度に外方へ逃げることがなく、物品を取り出す側のカバー22a又は22bを素早くあけて、物品を取り出した後、素早く閉じることによって、外扉5の棚空間内は最小限の冷気を失うだけで元の保冷状態を保つことが可能となる。
本実施例においては、図11に示すように、冷蔵庫1のチルト室、野菜室又は冷凍室のように引き出した際に上方が開放される引出室12の内部を左右の空間に仕切る仕切板20が設けられている。
また、このような構成において、引出室12の空間の側面にはガイド部材25が設けられ、このガイド部材25に支持される透視可能な合成樹脂からなる蓋部材26が引出室12の空間を開閉自在に閉塞するように設けられている。
さらに、蓋部材26には、この蓋部材26を持ち上げる際に手を掛けることができる引掛け穴27が形成されているほか、蓋部材26に左右の空間を跨ぐ開口部28が設けられ、該開口部28にスライド構造で開閉するシャッター29が設けられている。
このシャッター29は、引出室12を冷蔵庫1の本体側に押し込んだ際に引出室12の内部に冷蔵庫1の本体からの冷気が開口部28を経て流入するようにしたものであり、引出室12を閉じる際には、シャッター29を開けておく必要がある。
上記の構成により、冷蔵庫1の引出室12を引き出した際には、蓋部材26によって引出室12の内部空間が閉じられているため、引出室12の内部空間から冷気が一度に漏れることなく、引出室12内の保冷状態を保つことが可能となる。
また、冷蔵庫1の本体から引き出した引出室12から内部の物品を取り出す際には、透視性の蓋部材26を通して内部の物品を確かめ、素早く蓋部材26を開けて物品を取り出してから蓋部材26を閉じることにより、引出室12の内部空間から失われる冷気を最小限に抑えることが可能となる。
なお、本実施例において、上記の蓋部材26に設けた開口部28のシャッター29を移動する動作を無くすには、図12に示す蓋部材26の奥行き方向の幅を引出室12の奥行き方向の幅よりも小さくことによって、蓋部材26を閉じた前後に隙間30ができるようにして、冷蔵庫1の本体からの冷気が隙間30を経て流入する構成としてもよい。
本発明の冷蔵庫の保冷装置は、冷蔵室の各段の個室に左右方向に移動する横開き扉を設け、また冷凍室や野菜室等のように引出式の個室においても、左右方向に移動する横開き扉を設けることによって、室内の物品を取り出す際に、外部に漏れる冷気を最小限に抑え、これによって冷蔵庫の消費電力を抑えて節電効果を向上するようにした冷蔵庫の保冷装置として利用可能である。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
2a 天面
2b 底面
3 棚部材
4 各段の個室
4a 右側分室
4b 左側分室
5 外扉
6 ガイドレール
6a、6b 上下のガイドレール
6c 凹溝
7a、7b 横開き扉
8 仕切り部材
8a、8b 2枚の仕切り部材
8c 重ね合わせ部
9a、9b 上下のガイドレール
9c 凹溝
11 取手
12 引出室
13a 右側分室
13b 左側分室
14 仕切り部材
14a、14b 2枚の仕切り部材
14c 重ね合わせ部
15a、15b 上下のガイドレール
16a、16b 横開き扉
17 取手
18a、18b 前後のガイドレール
19a、19b 左右の棚空間
20 仕切板
21 棚
22a、22b カバー
23a、23b カバーの左右の側端部
24 通気穴
25 ガイド部材
26 蓋部材
27 引掛け穴
28 開口部
29 シャッター
30 隙間

Claims (4)

  1. 冷蔵庫の冷蔵室を上下方向に複数の段に仕切る棚部材が設けられた冷蔵庫において、
    各段の個室を右側と左側の分室に仕切る仕切り部材を右側分室と左側分室との間に設けると共に、
    各段の上下の棚部材又は冷蔵室の天面または底面の前側にガイドレールを設け、
    このガイドレールに沿って移動する左右に配した横開き扉を設けることによって、
    冷蔵室の右側分室と左側分室の各分室を左右に配した横開き扉で開閉自在にしたことを特徴する冷蔵庫の保冷装置。
  2. 冷蔵庫の冷凍室又は野菜室等の引出室が設けられた冷蔵庫において、
    引出室の内部を右側と左側の分室に仕切る仕切り部材を右側分室と左側分室との間に設けると共に、
    引出室の上部の前側と後側にガイドレールを設け、このガイドレールに沿って移動自在に左右に配した横開き扉を設けることによって、引出室の右側分室と左側分室の各分室を左右に配した横開き扉で開閉自在にしたことを特徴する冷蔵庫の保冷装置。
  3. 冷蔵庫の外扉の内部の棚空間を左右に仕切る仕切板を設けると共に、
    夫々の左右の棚空間を個々に覆う軟質性のカバーを設け、該カバーの左右の各側端部を外扉の左右の側端部に固定する一方、
    左右のカバーの他の周縁箇所を磁石又は両面テープ等の着脱自在な固定手段によって取り外し可能に取り付けたことを特徴とする冷蔵庫の保冷装置。
  4. 冷蔵庫の引出室の内部空間を仕切板で左右の空間に仕切ると共に、
    該引出室の内部空間の上部を開閉自在に閉塞する蓋部材を設け、該蓋部材に左右の空間を跨ぐ開口部を設け、該開口部にスライド構造で開閉するシャッターを設けたことを特徴とする冷蔵庫の保冷装置。
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