JP3657462B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下部容器を扉と共に貯蔵室内から引出す構成の冷蔵庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
上記冷蔵庫には、下部容器の上に上部容器を載せ、▲1▼扉の引出時に上部容器を下部容器と共に引出したり、▲2▼扉の引出時に上部容器を貯蔵室内に残して下部容器のみを引出す構成のものがある。しかしながら、構成▲1▼の場合には扉の開放状態で下部容器に対して貯蔵品を出入れするときに上部容器を持上げる手間が必要になり、構成▲2▼の場合には上部容器に対して貯蔵品を出入れするときに上部容器を掴んで貯蔵室内から引出す手間が必要になる。
【0003】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、上部容器および下部容器の双方に対して貯蔵品を簡単に出入れできる使い勝手の良い冷蔵庫を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の冷蔵庫は、前面が開口する貯蔵室と、前記貯蔵室の前面を開閉する引出式の扉と、前記扉と共に前記貯蔵室内から引出される下部容器と、前記下部容器に支持され前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記下部容器に追従して引出される上部容器と、前記上部容器に支持され前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記上部容器に追従して引出される蓋と、前記下部容器に設けられ前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記前記上部容器を落ち込ませる段差と、前記上部容器が落ち込んだ状態で前記蓋に設けられた突部を係止して前記蓋の移動を停止させるストッパとを備えたところに特徴を有している。
上記手段によれば、蓋の移動停止状態で上部容器が引出される。このため、蓋が上部容器に対して後方へ位置ずれするので、上部容器に対する貯蔵品の出入れ作業性が蓋の影響で悪化することが防止される。
【0005】
請求項2記載の冷蔵庫は、前面が開口する貯蔵室と、前記貯蔵室の前面を開閉する引出式の扉と、前記扉と共に前記貯蔵室内から引出される下部容器と、前記下部容器に支持され前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記下部容器に追従して引出される上部容器と、前記上部容器に設けられ上方へ突出する突部と、前記扉の引出途中で前記突部を係止することに基づいて前記上部容器を移動停止させるストッパと、前記下部容器に設けられ前記下部容器が前記上部容器の移動停止状態で引出されることに基づいて前記上部容器を落ち込ませる段差とを備え、前記ストッパは前記上部容器が落ち込むことに基づいて前記突部の係止を解除するものであり、前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記上部容器に追従して引出される蓋が前記上部容器に支持され、前記上部容器が落ち込んだ状態で前記ストッパに係止される突部が前記蓋に設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、扉を閉鎖状態から引出すと、下記1)〜3)に示すように、扉の開放状態で上部容器が貯蔵室内から突出するので、上部容器に対して貯蔵品を容易に出入れできる。しかも、扉の開放状態で上部容器が下部容器に対して後方へ位置ずれするので、下部容器に対して貯蔵品を容易に出入れできる。また、蓋の移動停止状態で上部容器が引出される。このため、蓋が上部容器に対して後方へ位置ずれするので、上部容器に対する貯蔵品の出入れ作業性が蓋の影響で悪化することが防止される。
1)上部容器が下部容器に追従して引出される。
2)上部容器の突部がストッパに当る。そして、上部容器の移動停止状態で下部容器が引出され、上部容器が下部容器に対して後方へ位置ずれする。
3)上部容器が落ち込むことに基づいて上部容器の突部とストッパとの係合が解除され、上部容器が下部容器に対して後方へ位置ずれしたまま貯蔵室の前面から突出するまで下部容器に追従して引出される。
【0006】
請求項3記載の冷蔵庫は、下部容器によって支持されるローラが上部容器の前端部に設けられ、前記上部容器の後端部を支持する突状の容器支持部が前記下部容器に設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、上部容器の前端部および後端部の双方にローラを装着する必要がなくなるので、構成が簡単になる。
【0007】
請求項4記載の冷蔵庫は、下部容器の段差が前方から後方へ向うに従って下降する傾斜状をなしているところに特徴を有している。
上記手段によれば、上部容器が傾斜状の段差に沿って除々に落ち込むので、上部容器が落ち込むときに異音が生じることが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。冷蔵庫本体1は、図6の(a)に示すように、前面が開口する縦長な箱状をなすものであり、外箱2の内部に内箱3を組合わせ、外箱2と内箱3との間の空間部に発泡ウレタン等の断熱材4を充填することに基づいて構成されている。
【0009】
冷蔵庫本体1の内部には合成樹脂製の水平な仕切板5が配設されている。この仕切板5の上方には冷蔵室6が形成されており、冷蔵室6の前端部にはR扉7が開閉可能に装着されている。また、仕切板5の下方には水平な断熱仕切壁8が配設されており、仕切板5と断熱仕切壁8との間には貯蔵室に相当する野菜室9が形成されている。この野菜室9の後部にはR冷気生成室10が形成されており、R冷気生成室10内にはRエバポレータ11が配設されている。
【0010】
断熱仕切壁8の下方には、図6の(b)に示すように、L字状をなす断熱仕切壁12が配設されている。この断熱仕切壁12の左側部には、図6の(a)に示すように、製氷室13が形成されており、製氷室13の前端部にはI扉14が開閉可能に装着されている。また、水平な断熱仕切壁8とL字状の断熱仕切壁12との間(製氷室13の右側部)には切換室(図示せず)が形成されており、切換室の前端部には、図6の(b)に示すように、S扉15が開閉可能に装着されている。
【0011】
製氷室13および切換室の下方には、図6の(a)に示すように、貯蔵室に相当する冷凍室16が形成されている。これら製氷室13,切換室,冷凍室16の3室の後部にはF冷気生成室17が形成されており、F冷気生成室17内にはFエバポレータ18が配設されている。尚、水平な断熱仕切壁8およびL字状の断熱仕切壁12は合成樹脂製の仕切壁ケース内に発泡スチロール製の断熱材を収納することに基づいて構成されている。
【0012】
仕切板5,水平な断熱仕切壁8,L字状の断熱仕切壁12には前端部に位置して合成樹脂製の仕切ケース19が固定されている。これら各仕切ケース19は、図1に示すように、前面が開口する断面コ字状をなすものであり、各仕切ケース19内には発泡スチロール製の断熱材20およびU字状の金属パイプ21が収納されている。また、各仕切ケース19には金属製の仕切カバー22が固定されている。これら各仕切カバー22は仕切ケース19の前面を塞ぐものであり、各金属パイプ21は仕切カバー22の後面に密着している。
【0013】
冷蔵庫本体1の最底部には、図6の(a)に示すように、機械室23が形成されており、機械室23内にはコンプレッサ24が配設されている。このコンプレッサ24の吐出口にはRエバポレータ11およびFエバポレータ18が接続されており、Rエバポレータ11およびFエバポレータ18にはコンプレッサ24から冷媒が与えられる。また、各金属パイプ21はRエバポレータ11およびFエバポレータ18の上流側に介在されており、仕切カバー22を冷媒の熱により加熱し、仕切カバー22に露が付着することを防止する。
【0014】
R冷気生成室10内およびF冷気生成室17内にはRファン装置25およびFファン装置26が配設されており、Fファン装置26が作動すると、冷凍室16内からF冷気生成室17内に空気が吸引され、Fエバポレータ18を経由して製氷室13内および冷凍室16内に送風される。このとき、Fエバポレータ18と空気との間で熱交換が行われ、製氷室13内および冷凍室16内に送風される風が冷風化される。
【0015】
Rファン装置25が作動すると、野菜室9内からR冷気生成室10内に空気が吸引され、Rエバポレータ11を経由して上方の送風ダクト27内に送風される。このとき、Rエバポレータ11と空気との間で熱交換が行われ、送風ダクト27内に送風される風が冷風化される。この送風ダクト27は冷蔵室6内に開口する複数の送風口(図示せず)を有するものであり、送風ダクト27内の冷風は複数の送風口を通して冷蔵室6内に送風され、冷蔵室6内から野菜室9内に循環する。
【0016】
野菜室9内の左右両側部には、図7に示すように、レール28が固定されている。これら各レール28は前後方向へ延びる板状をなすものであり、各レール28には複数のローラ29(1個のみ図示する)の回転軸30が固定されている。また、左側部に位置する複数のローラ29上および右側部に位置する複数のローラ29上には断面コ字状のアーム31が載置されている。これら各アーム31は前後方向へ延びる板状をなすものであり、複数のローラ29が回転することに基づいて前後方向へスライドする。
【0017】
両アーム31の前端部には、図1に示すように、V扉32が固定されており、V扉32および両アーム31間の空間部には上方から下部容器33が前後方向にずれ止めされた状態で着脱可能に嵌合されている。この下部容器33は有色の合成樹脂を材料に形成されたものであり、上面が開口する矩形箱状をなしている。この下部容器33には左側辺部,後辺部,右側辺部を囲うコ字状のフランジ34が一体形成されており、フランジ34は、図7に示すように、両アーム31により支持されている。
【0018】
下部容器33の内面には左側部および右側部に位置して水平な第1の支持面35が一体形成されている。これら各第1の支持面35は、図1に示すように、前後方向へ直線的に延びるものであり、下部容器33には各第1の支持面35の後方に位置して水平な第2の支持面36が一体形成されている。これら各第2の支持面36は第1の支持面35より低い部分に位置するものであり、前後方向へ直線的に延びている。
【0019】
下部容器33には各第1の支持面35および第2の支持面36間に位置して傾斜面37が一体形成されている。これら各傾斜面37は段差に相当するものであり、前方から後方へ向うに従って下降している。尚、第1の支持面35の高さ位置と第2の支持面36の高さ位置との差ΔH(=段差の高さ寸法)は3mmに設定されている。
【0020】
下部容器33には各第2の支持面36の後端部に位置して突状の容器支持部38が一体形成されており、両容器支持部38上には上部容器39の後端部が支持されている。この上部容器39は透明な合成樹脂を材料に形成されたものであり、上面が開口する矩形箱状をなしている。この上部容器39の前面には前方へ突出する手掛部40が一体形成され、上部容器39の後面には後方へ突出するリブ41が一体形成されている。
【0021】
上部容器39の前端部には、図7に示すように、左右両側部に位置して一対のプレート42が一体形成されている。これら各組のプレート42間にはローラ43の回転軸44が固定されており、各ローラ43は、図1に示すように、上部容器33の第1の支持面35上に支持されている。また、上部容器39上には平板状の蓋45が支持されている。この蓋45は上部容器39の上面を開閉するものであり、蓋45の後面には壁部46が一体形成されている。尚、蓋45は透明な合成樹脂を材料に形成されたものである。
【0022】
上部容器39の上面には、図7に示すように、左右両側部に位置して突部47が一体形成されており、各突部47の前方にはストッパ48が配設されている。これら各ストッパ48は、図1に示すように、略S字状に湾曲する金属製の板ばねからなるものであり、断熱仕切壁8の仕切ケース19の下面にねじ止めされている。
【0023】
蓋45の上面には、図7に示すように、左右両側部に位置して突部49が一体形成されている。これら各突部49は上部容器39の突部47より高さ寸法が大きく設定されたものであり、上部容器39の突部47の上方へ突出している。また、V扉32の後面には、図1に示すように、パッキン50が固定されている。このパッキン50はV扉32の外周部を囲う環状をなすものであり、V扉32はパッキン50が冷蔵庫本体1の前面に密着することに基づいて野菜室9の前面を閉鎖する(V扉32の閉鎖状態)。
【0024】
下部容器33には各第1の支持面35の前端部に位置して壁部51が一体形成されており、V扉32の閉鎖状態では上部容器39の各プレート42が壁部51に接触し、上部容器39の各ローラ43が第1の支持面35の前端部により支持されている。しかも、蓋45の壁部46が野菜室9の後壁に接触し、蓋45の後方への移動が拘束されている。これと共に、上部容器39のリブ41が蓋45の壁部46に接触し、上部容器39の上面が蓋45により隙間なく塞がれ、上部容器39の各突部47および蓋45の各突部49が前後方向の略同一部分に位置している。
【0025】
V扉32が図1の閉鎖状態から前方へ引出されると、下部容器33がV扉32と一体的に前方へ移動する。このとき、上部容器39が下部容器33との摩擦力で下部容器33に追従して前方へ移動し、蓋45が上部容器39との摩擦力で上部容器39に追従して前方へ移動する。
【0026】
V扉32の引出量が180mmに達すると、図2の(a)に示すように、上部容器39の各突部47がストッパ48に当る。そして、上部容器39および蓋45が移動停止し、上部容器39の手掛部40が野菜室9の前面から突出する。尚、上部容器39の各突部47とストッパ48との上下方向のラップ量R1 は、図2の(b)に示すように、傾斜面37の高さ寸法ΔH(=3mm)より小さな2mm程度に設定され、蓋45の各突部49とストッパ48との上下方向のラップ量R2 は傾斜面37の高さ寸法ΔH(=3mm)より大きな5mm程度に設定されている。
【0027】
V扉32の引出量が180mmを越えると、上部容器39および蓋45の停止状態で下部容器33がV扉32と一体的に引出され、上部容器39の各ローラ43が第1の支持面35の後方に位置ずれする。
【0028】
V扉32の引出量が314.5mmに達すると、図3に示すように、上部容器39の各ローラ43が下部容器33の第1の支持面35から傾斜面37を通過し、第2の支持面36上に達する。すると、上部容器39および蓋45が傾斜面37に沿って落ち込むことに基づいて上部容器39の各突部47とストッパ48との係合が外れ、蓋45の各突部49がストッパ48に係合する。
【0029】
V扉32の引出量が314.5mmを越えると、蓋45の移動停止状態で上部容器39が摩擦力で下部容器33に追従して前方へ移動する。そして、V扉32の引出量が最大の380mmに達すると(V扉32の開放状態)、図4に示すように、上部容器39の前半部が野菜室9の前面から突出する。これと共に、蓋45が上部容器39に対して後方へ位置ずれし、上部容器39の上面のうち前半部が開放される。尚、上部容器39の左右両側部には、図7に示すように、壁部52が一体形成されており、蓋45は両壁部52に案内されながら後方へ位置ずれする。
【0030】
V扉32を図4の開放状態から後方へ押込むと、下部容器33がV扉32と一体的に後方へ移動する。すると、上部容器39が摩擦力で下部容器33に追従して後方へ移動し、蓋45が摩擦力で上部容器39に追従して後方へ移動する。この後、蓋45の壁部46が野菜室9の後壁に当ると、蓋45の移動停止状態で上部容器39および下部容器33が後方へ移動する。そして、V扉32が閉鎖状態まで押込まれると、下部容器33,上部容器39,蓋45が図1の状態に復帰する。
【0031】
上部容器39の手掛部40に手を掛け、上部容器39を図4の状態から前方へ引張ると、上部容器39が下部容器33および蓋45に対して引出される。そして、上部容器39のプレート42が下部容器33の壁部51に当ると、図5に示すように、上部容器39の引出動作が拘束され、上部容器39の略全域が野菜室9の前面から突出する。これと共に、蓋45が上部容器39に対して後方へ位置ずれし、上部容器39の上面の略全域が開放される。
【0032】
V扉32を図5の開放状態から後方へ押込むと、下部容器33の各壁部51が上部容器39のプレート42を押圧する。すると、上部容器39が下部容器33と一体的に後方へ移動し、蓋45が摩擦力で上部容器39に追従して後方へ移動する。この後、蓋45の壁部46が野菜室9の後壁に当ると、蓋45の移動停止状態で上部容器39および下部容器33が後方へ移動する。そして、V扉32が閉鎖状態まで押込まれると、下部容器33,上部容器39,蓋45が図1の状態に復帰する。
【0033】
冷凍室16の前端部には、図6の(a)に示すように、F扉53が装着されている。このF扉53は上述のV扉32と同一構成をなすものであり、F扉53の引出時および押込時には下部容器33,上部容器39,蓋45等が上述の挙動を呈する。
【0034】
上記実施例によれば、V扉32およびF扉53の引出途中で上部容器39の突部47を係止することに基づいて上部容器39を移動停止させ、上部容器39を移動停止状態から落ち込ませることに基づいて突部47の係止を解除した。このため、F扉32およびV扉53の開放状態で上部容器39が野菜室9内および冷凍室16内から突出するので、上部容器39に対して上面から貯蔵品を容易に出入れできる。しかも、F扉32およびV扉53の開放状態で上部容器39が下部容器33に対して後方へ位置ずれするので、下部容器33に対して上面から貯蔵品を容易に出入れでき、総じて、下部容器33および上部容器39の使い勝手が向上する。
【0035】
また、上部容器39が落ち込んだ状態で蓋45の突部49を係止した。このため、F扉32およびV扉53の開放状態で蓋45が上部容器39に対して後方へ位置ずれするので、上部容器39に対する貯蔵品の出入れ作業性が蓋45の影響で悪化することが防止される。
また、上部容器39の前端部にローラ43を設け、上部容器39の後端部を下部容器33の容器支持部38により支えた。このため、上部容器39の前端部および後端部の双方にローラ43を装着する必要がなくなるので、構成が簡単になる。
【0036】
また、下部容器33に前方から後方へ向うに従って下降する傾斜面37を設けた。このため、上部容器39が傾斜面37に沿って除々に落ち込むので、上部容器39が落ち込むときに異音が生じることが防止される。
また、ストッパ48を金属製の板ばねから構成した。このため、上部容器39の突部47および蓋45の突部49がストッパ48に当るときに異音が生じることが防止される。
【0037】
尚、上記実施例においては、下部容器33の第1の支持面35および第2の支持面36間に傾斜面37を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば垂直な段差を設けても良い。
また、上記実施例においては、仕切ケース19に板ばね製のストッパ48を組付けたが、これに限定されるものではなく、例えば仕切ケース19に下方へ突出するストッパを一体形成しても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の冷蔵庫は次の効果を奏する。
請求項1記載の手段によれば、蓋の突部を係止状態に保持した。このため、扉の開放状態で蓋が上部容器に対して後方へ位置ずれするので、上部容器に対する貯蔵品の出入れ作業性が蓋の影響で悪化することが防止される。
【0039】
請求項2記載の手段によれば、扉の引出途中で上部容器の突部を係止することに基づいて上部容器を移動停止させ、上部容器を移動停止状態から落ち込ませることに基づいて突部の係止を解除した。このため、扉の開放状態で上部容器が貯蔵室内から突出し、しかも、上部容器が下部容器に対して後方へ位置ずれするので、下部容器および上部容器の双方に対して貯蔵品の出入れを行い易くなる。しかも、蓋の突部を係止状態に保持した。このため、扉の開放状態で蓋が上部容器に対して後方へ位置ずれするので、上部容器に対する貯蔵品の出入れ作業性が蓋の影響で悪化することが防止される。
請求項3記載の手段によれば、上部容器の前端部にローラを設け、上部容器の後端部を下部容器の容器支持部により支えたので、構成が簡単になる。
請求項4記載の手段によれば、下部容器に前方から後方へ向うに従って下降する平坦な傾斜状の段差を設けたので、上部容器が落ち込むときに異音が生じることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(V扉およびF扉が閉鎖された状態を図7のX1 線に沿って示す断面図)
【図2】(a)は上部容器の突部がストッパに係合した状態を示す図1相当図、(b)は図2の(a)のXb部を拡大して示す図
【図3】上部容器および蓋が落ち込んだ状態を示す図1相当図
【図4】V扉およびF扉が開放された状態を示す図1相当図
【図5】上部容器がV扉およびF扉の開放状態で引出された様子を示す図1相当図
【図6】(a)はXa線に沿う断面図、(b)は矢印Xb視図
【図7】図1のX7 線に沿う断面図
【符号の説明】
9は野菜室(貯蔵室)、16は冷凍室(貯蔵室)、32はV扉(扉)、33は下部容器、37は傾斜面(段差)、38は容器支持部、39は上部容器、43はローラ、45は蓋、47は突部、48はストッパ、49は突部、53はF扉(扉)を示す。
Claims (4)
- 前面が開口する貯蔵室と、
前記貯蔵室の前面を開閉する引出式の扉と、
前記扉と共に前記貯蔵室内から引出される下部容器と、
前記下部容器に支持され、前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記下部容器に追従して引出される上部容器と、
前記上部容器に支持され、前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記上部容器に追従して引出される蓋と、
前記下部容器に設けられ、前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記前記上部容器を落ち込ませる段差と、
前記上部容器が落ち込んだ状態で前記蓋に設けられた突部を係止して前記蓋の移動を停止させるストッパと
を備えたことを特徴とする冷蔵庫。 - 前面が開口する貯蔵室と、
前記貯蔵室の前面を開閉する引出式の扉と、
前記扉と共に前記貯蔵室内から引出される下部容器と、
前記下部容器に支持され、前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記下部容器に追従して引出される上部容器と、
前記上部容器に設けられ、上方へ突出する突部と、
前記扉の引出途中で前記突部を係止することに基づいて前記上部容器を移動停止させるストッパと、
前記下部容器に設けられ、前記下部容器が前記上部容器の移動停止状態で引出されることに基づいて前記上部容器を落ち込ませる段差とを備え、
前記ストッパは、前記上部容器が落ち込むことに基づいて前記突部の係止を解除するものであり、
前記上部容器には、前記扉が閉鎖状態から引出されることに基づいて前記上部容器に追従して引出される蓋が支持され、
前記蓋には、前記上部容器が落ち込んだ状態で前記ストッパに係止される突部が設けられていることを特徴とする冷蔵庫。 - 上部容器の前端部には、下部容器によって支持されるローラが設けられ、
前記下部容器には、前記上部容器の後端部を支持する突状の容器支持部が設けられていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 下部容器の段差は、前方から後方へ向うに従って下降する傾斜状をなしていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の冷蔵庫。
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